JPS6157340A - タイプベルトの走行むら検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイプベルトの走行むら検出方式に係り、特に
高速ラインプリンタのトレーン式印字機構部の特性の正
確な検査方式に関する。

〔従来の技術〕

第４図に示すように、無端状のタイプベルト１には、多
数の活字２が中央部に、また上記活字２に対応してタイ
ミングマーク３が下部に、それぞれ同一ピンチで配設さ
れている。このタイミングマーク３を所定位置１例えば
ホームポジションに設けられた光学的マークセンサ４に
より検知することにより、第５図に見られるようなパル
ス列ＭＰＬＳが得られる。このパルス列を構成する各パ
ルスは、タイプベルトが一定距離を走行するごとに出力
されたものであるから、上記マークセンサ４の配設位置
と印字位置との相対位置関係を通期に選んでおけば、上
記パルス列は印・字タイミングを与えるので、これをタ
イミング信号として用いている。

上記タイプベルトが駆すノモータ（図示せず）の回転む
ら・すべり等、何らかの原因により走行むらを生じた場
合には、タイミング信号の各パルスの時間間隔にむらが
生じる。そこでタイミング信号を構成する各パルス間隔
を、少な（ともタイプベルト１が１回転する間にわたっ
て調べることにより、タイプベルトの走行むらを検知す
ることが出来る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが従来は、上記タイミング信号のパルス間隔を測
定するのにジンクロスシープ等により観測する方法等し
かなく、このような方法ではパルスの時間間隔にばらつ
きがあることは分かっても、その位置及びばらつき量を
特定することが出来ず、従ってタイプベルト１の走行む
らの発生状況を的確に把握することが出来なかった。

、〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上述のタイミング信号の隣接せる２つのパルス
の時間間隔を、パルス対応に検知し得るようにすること
を目的とする。

この目的は本発明において、前記タイミング信号の隣接
せる２つのパルスの時間間隔を検出する手段と、該検出
された時間間隔を少なくとも前記タイプベルトの一巡に
わたって前記パルスの発生順位に対応して格納する第１
のメモリと、該第１のメモリに格納された時間間隔を読
み出して所定の演算処理を施す演算処理手段と、該演算
処理結果を格納する第２のメモリと、前記第１及び第２
のメモリに格納された時間間隔及び演算処理結果を所定
の出力装置に送出するための出力手段とを設けたことに
より達成される。

〔作用〕

上記出力手段からは、タイミング信号の各パルス対応に
時間間隔が出力されるので、タイプヘルドの走行状態を
位置対応に知ることが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図はかかる一実施例に用いた走行むら検出回路の構
成を示すブロック図である。同図において４はマークセ
ンサ、１１は切り換え器、１２及び１３は第１及び第２
のカウンタ、１４は基準クロック発生器、１５はデマル
チプレクサ、１６は第１のメモリ、１７は演算処理回路
、１８は第２のメモリ、１９は出力部、２０〜２２は出
力装置で、２０はＸ−Ｙプロッタ。

２１はＣＲＴのような表示装置、２２はブリンクを示す
。

次に本実施例の動作を第１図及び第２図を参照して説明
する。

タイプベルト１が走行し、タイミングマーク３がマーク
センサ４により検知される毎に、マークセンサ４から検
知信号であるタイミング信号ＭＰＬＳ（第２図（ｂｌ参
照〕が切り換え器１１を介して、カウンタ１２．１３に
順次送出される。タイプベルト１の走行により、特定の
活字がホームポジションに到達したとき、ホームポジシ
ョン信号ＨＯＰＳ。

〔第２図（ａ）〕が出力される。このＨＯＰＳによりカ
ウンタ１２．１３がセ・／トされ、カウント可能状態と
なる。そして上記信号ＨＯＰＳ送出後の最初のタイミン
グ信号３１の立ち上がりを検知して切り換え器１１は状
態を反転する。

今最初のタイミング信号３１により切り換え器１１が第
１図に示す状態となったとすると、上記立ち上がり検知
信号はカウンタ１２を起動する。カウンタ１２は基準ク
ロック発生器１４がら出力されるクロックパルスをカウ
ントする。次位のタイミング信号３２が送出されて切り
換え器１１が状態を反転するト、カウンタ１３が作動し
てクロックパルスのカウントを開始するとともに、カウ
ンタ１２はカウント値をデマルチプレクサ１５を介して
第１のメモリ１６に格納した後クリアされる。

以下上記動作をタイミング信号が出力される毎に繰り返
し、１つのパルスと次位のパルスとの時間間隔が順次第
１のメモリ１６に格納される。このようにして隣接する
２つのパルスの時間間隔が、タイプベルト１の１周にわ
たって順次検出され、第１のメモリ田に格納される。こ
の動作を必要に応じてタイプベルト１が所定回数回転す
る間繰り返す。

上記動作を終了すると、１回・耘目、２回転目。

・・・における同順位の時間間隔が順次読み出され、演
算処理回路１７において平均値が算出され、算出結果は
第２のメモリ１８に順次格納される。

次いで上記第１及び第２のメモリ托、１８から格納され
たデータが出力部１９を介して、Ｘ−Ｙブロック２０等
の出力装置に送出される。

第３図はタイミング信号の順位（横軸）に対する検出さ
れた時間間隔（縦軸）を描いた図であって、同図（ａｌ
、　（ｂｌは第１回転目のタイミング信号の時間間隔、
ｔｃ）、　＋ｄｌは第２回転目の時間間隔を示し、ｔｅ
ｌ、　（ｆ）は上記両者の平均値を示す。なお（ａ）、
　ｔｅｌ。

［ｅｌは第１番目〜第２００番目のデータを、また（ｂ
）。

（ｄ）　、　（［１は第２０１〜４３２番目のデータを
示す。

同図は、ホームポジション信号が出力された直後に、タ
イプベルト１の走行むらが発生している例である。この
ように本実施例によれば、走行むらの発生状況を的確に
把握出来る。

上記第３図はＸ−Ｙプロッタ２０を用いてタイミングパ
ルスの時間間隔を描かせた例であるが、同図の波形をＣ
ＲＴ等の表示装置２１に表示させることも勿論可能であ
り、また上記データを第１及び第２のメモリ１６．１８
から読み出し、表示装置２１或いはプリンタ２２にディ
ジタル値のまま表示或いは印刷させることも、勿論可能
である。

更に演算処理回路１７において、平均値の算出のみでな
（、安定部分の平均値との偏差や、この偏差がある値以
上となる桁番号を抽出する等の処理を行うことも出来る
。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明によれば、タイプベルトの活字
対応にタイミング信号のパルス間の時間間隔を検出する
ことが可能となるので、タイプヘルドの走行むらを的確
且つ容易に検知することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第２図は上記一実施例の動作を説明するための波形図、 第３図は上記一実施例の出力例を示す波形図、第４図は
従来の問題点を説明するための要部斜視図、 第５図はタイミング信号を示す波形図である。 図において、■はタイプベルト、２は活字、３はタイミ
ングマーク、４はマークセンサ、１２．　１３は第１及
び第２のカウンタ、１４は基準クロック発生器、１６は
第１のメモリ、１７は演算処理回路、１８は第２のメモ
リ、１９は出力部、２０．２１．２２はそれぞれＸ−Ｙ
プロッタ、表示装置、及びプリンタでいずれも出力装置
を示す。 ａ　　　　　、Ｏ 第４図 ４　　第５図 ＰＬＳ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 無端状のタイプベルトと、該タイプベルトに所定間隔を
   隔てて配列形成されたタイミングマークを所定位置にお
   いて検知することによりパルス列よりなるタイミング信
   号を生成する手段とを備えた印刷装置において、前記タ
   イミング信号の隣接せる２つのパルスの時間間隔を検出
   する手段と、該検出された時間間隔を少なくとも前記タ
   イプベルトの一巡にわたって前記パルスの発生順位に対
   応して格納する第１のメモリと、該第１のメモリに格納
   された時間間隔を読みだして所定の演算処理を施す演算
   処理手段と、該演算処理結果を格納する第２のメモリと
   、前記第１及び第２のメモリに格納された時間間隔及び
   演算処理結果を所定の出力装置に送出するための出力手
   段とを設け、該出力結果を用いて前記タイプベルトの走
   行状態を検知するようにしたことを特徴とするタイプベ
   ルトの走行むら検出方式。