JPS6155460A - ころがり摩擦変速装置 - Google Patents
ころがり摩擦変速装置Info
- Publication number
- JPS6155460A JPS6155460A JP17776084A JP17776084A JPS6155460A JP S6155460 A JPS6155460 A JP S6155460A JP 17776084 A JP17776084 A JP 17776084A JP 17776084 A JP17776084 A JP 17776084A JP S6155460 A JPS6155460 A JP S6155460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling friction
- rolling
- surface roughness
- roller
- friction contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0487—Friction gearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H13/00—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members
- F16H13/06—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion
- F16H13/08—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion with balls or with rollers acting in a similar manner
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ころがり摩擦変速装置に関する。更に詳しく
は、ころがり摩擦接触におけるトルク伝達力の向上を図
ったころがり摩擦変速装置に係る。
は、ころがり摩擦接触におけるトルク伝達力の向上を図
ったころがり摩擦変速装置に係る。
第6図は、従来公知の一般的なころがり摩擦変速装置の
断面図を示す。この第6図において、10は太陽ローラ
、12は遊星ローラ、16はアウタリングを示している
。遊星ローラ12は中空体に形成されており、太陽ロー
ラ10とアウタリング16との間に、ラジアル荷重が付
与されてころがり摩擦接触状態で配設されている。また
、遊星ローラ12は、中空体の外部に配設されたキャリ
ア部材18により回転自在に支承されている。なお、キ
ャリア部材18は遊星ローラ12の中空体の内部に配設
されることもある。
断面図を示す。この第6図において、10は太陽ローラ
、12は遊星ローラ、16はアウタリングを示している
。遊星ローラ12は中空体に形成されており、太陽ロー
ラ10とアウタリング16との間に、ラジアル荷重が付
与されてころがり摩擦接触状態で配設されている。また
、遊星ローラ12は、中空体の外部に配設されたキャリ
ア部材18により回転自在に支承されている。なお、キ
ャリア部材18は遊星ローラ12の中空体の内部に配設
されることもある。
上述の太陽ローラ10、遊星ローラ12を支承するキャ
リア部材18′、アウタリング16の三つの要素は、一
つの要素が入力要素に連結され、他の一つの要素が出力
要素に連結され、残りの要素が固定要素に固定されて、
変速装置が構成される。
リア部材18′、アウタリング16の三つの要素は、一
つの要素が入力要素に連結され、他の一つの要素が出力
要素に連結され、残りの要素が固定要素に固定されて、
変速装置が構成される。
例えば、キャリア部材18が入力要素に連結され、太陽
ローラ10が出力要素に連結され、アウタリング16が
固定要素に固定されると、入力要素から出力要素に増速
して伝達される変速装置が構成される。なお、固定要素
を可動体として所定の回転を付与するときには、出力要
素に取り出される回転の変速比を可変とすることができ
る。
ローラ10が出力要素に連結され、アウタリング16が
固定要素に固定されると、入力要素から出力要素に増速
して伝達される変速装置が構成される。なお、固定要素
を可動体として所定の回転を付与するときには、出力要
素に取り出される回転の変速比を可変とすることができ
る。
第7図は第6図から取り出した遊星ローラ12の斜視図
を示ず。M星ローラ12の外周面は、太陽ローラ10お
よびアウタリング16ところがり摩擦接触するころがり
摩擦接触面となっている。
を示ず。M星ローラ12の外周面は、太陽ローラ10お
よびアウタリング16ところがり摩擦接触するころがり
摩擦接触面となっている。
この遊星ローラ12のころがり摩擦接触面の表面粗さ方
向ば、遊星ローラ12のころがり方向と同じ周方向とさ
れている。第7図に、この表面粗さ方向が破線で示され
ている。なお、第7図で、Y方向は周方向、X方向は軸
方向を示しており、遊星ローラ12のころがり方向はY
方向の周方向となっている。
向ば、遊星ローラ12のころがり方向と同じ周方向とさ
れている。第7図に、この表面粗さ方向が破線で示され
ている。なお、第7図で、Y方向は周方向、X方向は軸
方向を示しており、遊星ローラ12のころがり方向はY
方向の周方向となっている。
第8図は第7図に示す遊星ローラのX方向とY方向の外
周面の表面粗さ変化を示す。第8図(a+はX方向(軸
方向)の表面粗さ変化を示すが、凹凸変化が大きい。第
8図(b)はY方向(周方向)の表面粗さ変化を示すが
、凹凸変化が小さい。この第8図からも分るように、従
来の遊星ローラ12の外周面すなわちころがり摩擦接触
面の表面粗さ方向は、ころがり方向の周方向となってい
る。
周面の表面粗さ変化を示す。第8図(a+はX方向(軸
方向)の表面粗さ変化を示すが、凹凸変化が大きい。第
8図(b)はY方向(周方向)の表面粗さ変化を示すが
、凹凸変化が小さい。この第8図からも分るように、従
来の遊星ローラ12の外周面すなわちころがり摩擦接触
面の表面粗さ方向は、ころがり方向の周方向となってい
る。
このように表面粗さ方向がころがり方向の周方向となっ
ているのは、遊星ローラ12の外周面の研削および研磨
の加工が、従来は通常の加工方法により周方向に行われ
ているためである。
ているのは、遊星ローラ12の外周面の研削および研磨
の加工が、従来は通常の加工方法により周方向に行われ
ているためである。
以上は、遊星ローラ12のころがり摩擦接触面の表面粗
さ方向について説明したが、太陽ローラ10およびアウ
タリング16のころがり摩擦接触面の表面粗さ方向も、
従来は遊星ローラ12と同様にころがり方向とされてい
る。
さ方向について説明したが、太陽ローラ10およびアウ
タリング16のころがり摩擦接触面の表面粗さ方向も、
従来は遊星ローラ12と同様にころがり方向とされてい
る。
上述したこの種のころがり摩擦変速装置においては、そ
のころがり摩擦接触面ば、トラクションフルードにより
流体潤滑された状態で接触している。このころがり摩擦
接触面の潤滑油の流れは、従来、ころがり摩擦接触面の
表面粗さ方向が周方向すなわちころがり方向とされてい
ることから、ころがり方向に流れやすくなっている。
のころがり摩擦接触面ば、トラクションフルードにより
流体潤滑された状態で接触している。このころがり摩擦
接触面の潤滑油の流れは、従来、ころがり摩擦接触面の
表面粗さ方向が周方向すなわちころがり方向とされてい
ることから、ころがり方向に流れやすくなっている。
ところで、このように流体潤滑を介してころがり摩擦接
触させてトルク伝達を行う場合には、潤滑油の流れをこ
ろがり方向と異なる方向により多く流す方が、伝達力が
太き(なることが知られている。これはトラクションフ
ルードは圧力が高くなる程粘度が高くなる性質を有し、
この粘度の高いトラクションフルードを接触面間により
多く介して摩擦接触によりトルク伝達が行われることに
、よる。なお、潤滑油の流れをころがり方向と異なる
方向とする方がトルク伝達力が大きくなることは、例え
ば、Jornalof Lubrication T
echnology APRIL 1979 V
OLIOI P220〜230 rへppl 1c
ationof Average Floiy Mo
del to Lubrication Betwee
n Rough Sliding 5urfaces
jの中に記載されている。
触させてトルク伝達を行う場合には、潤滑油の流れをこ
ろがり方向と異なる方向により多く流す方が、伝達力が
太き(なることが知られている。これはトラクションフ
ルードは圧力が高くなる程粘度が高くなる性質を有し、
この粘度の高いトラクションフルードを接触面間により
多く介して摩擦接触によりトルク伝達が行われることに
、よる。なお、潤滑油の流れをころがり方向と異なる
方向とする方がトルク伝達力が大きくなることは、例え
ば、Jornalof Lubrication T
echnology APRIL 1979 V
OLIOI P220〜230 rへppl 1c
ationof Average Floiy Mo
del to Lubrication Betwee
n Rough Sliding 5urfaces
jの中に記載されている。
したがって、従来のようにころがり摩擦接触面の表面粗
さ方向がころがり方向とされているときには、トルク伝
達力が小さく、また、この従来の表面粗さ方向のままで
トルク伝達力を大きくしようとするときには遊星ローラ
12に付与するラジアル荷重を大きくすることになるた
め、この場合には、遊星ローラ12が大きくたわみ変形
することになり、遊星ローラ12が早期に疲労を来すと
いう問題を生じることがある。
さ方向がころがり方向とされているときには、トルク伝
達力が小さく、また、この従来の表面粗さ方向のままで
トルク伝達力を大きくしようとするときには遊星ローラ
12に付与するラジアル荷重を大きくすることになるた
め、この場合には、遊星ローラ12が大きくたわみ変形
することになり、遊星ローラ12が早期に疲労を来すと
いう問題を生じることがある。
而して、本発明が解決しようとする問題点は、遊星ロー
ラのたわみ変形を過度に大きくすることなく、ころがり
摩擦接触におけるトルク伝達力の向上を図ることにある
。
ラのたわみ変形を過度に大きくすることなく、ころがり
摩擦接触におけるトルク伝達力の向上を図ることにある
。
本発明は、ころがり摩擦変速装置における、ころがり摩
擦接触面の表面粗さ方向を従来と変えることにより、」
二連の問題点を解決しようとするものである。
擦接触面の表面粗さ方向を従来と変えることにより、」
二連の問題点を解決しようとするものである。
具体的には、本発明は、上述したこの種のころがり摩擦
変速装置において、太陽ローラ、遊星ローラ、アウタリ
ングの各ころがり摩擦接触面のうち、少なくとも一つの
ころがり摩擦接触面の表面粗さ方向が、ころがり方向と
非平行な方向ないしは無方向とされる手段をとる。
変速装置において、太陽ローラ、遊星ローラ、アウタリ
ングの各ころがり摩擦接触面のうち、少なくとも一つの
ころがり摩擦接触面の表面粗さ方向が、ころがり方向と
非平行な方向ないしは無方向とされる手段をとる。
ころがり摩擦接触面の表面粗さ方向が、ころがり方向と
非平行な方向ないしは無方向とされることにより、ころ
がり摩擦接触面間の潤滑油はころがり方向には流れにく
くなり、トルク伝達力が従来に比べ向上する。
非平行な方向ないしは無方向とされることにより、ころ
がり摩擦接触面間の潤滑油はころがり方向には流れにく
くなり、トルク伝達力が従来に比べ向上する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図は2組のころがり摩擦変速装置を組合せた、コン
プレッサ用の増速変速機を示す。低速側の第1のころが
り摩擦変速装置は符号100として全体的に示され、高
速側の第2のころがり摩擦変速装置は符号200として
全体的に示されている。この第1のころがり摩擦変速装
置100と第2のころがり摩擦変速装置200を構成す
る各要素には、上述した第6図に示す従来構造の各要素
の符号にa、bの符号を付記して示す。すなわち、第1
のころがり摩擦変速装置100にはaの符号を付記し、
第2のころがり摩擦変速装置200にはbの符号を付記
する。
プレッサ用の増速変速機を示す。低速側の第1のころが
り摩擦変速装置は符号100として全体的に示され、高
速側の第2のころがり摩擦変速装置は符号200として
全体的に示されている。この第1のころがり摩擦変速装
置100と第2のころがり摩擦変速装置200を構成す
る各要素には、上述した第6図に示す従来構造の各要素
の符号にa、bの符号を付記して示す。すなわち、第1
のころがり摩擦変速装置100にはaの符号を付記し、
第2のころがり摩擦変速装置200にはbの符号を付記
する。
第1のころがり摩擦変速装置100は、次の様に各要素
が連結されている。すなわち、遊星ローラ12aを回転
自在に支承するキャリア部材18aが入力要素としての
入力軸20と連結され、太陽ローラ10aが第2のころ
がり摩擦変速装置200の入力要素となる中間軸22と
連結され、アウタリング16aが固定要素であるケース
部材30に固定されている。遊星ローラI2aは中空体
で形成されている。そして、’>W星ローラ12aは、
太陽ローラloaとアウタリング16aとの間で、ラジ
アル荷重が付与され、太陽ローラ10aおよびアウタリ
ング162ところがり摩擦接触状態とされて配設されて
いる。
が連結されている。すなわち、遊星ローラ12aを回転
自在に支承するキャリア部材18aが入力要素としての
入力軸20と連結され、太陽ローラ10aが第2のころ
がり摩擦変速装置200の入力要素となる中間軸22と
連結され、アウタリング16aが固定要素であるケース
部材30に固定されている。遊星ローラI2aは中空体
で形成されている。そして、’>W星ローラ12aは、
太陽ローラloaとアウタリング16aとの間で、ラジ
アル荷重が付与され、太陽ローラ10aおよびアウタリ
ング162ところがり摩擦接触状態とされて配設されて
いる。
これにより、遊星ローラ12aは入力i+h2oと連結
されたキャリア部材]、 8 aにより太陽ローラ10
aとアウタリング16aとの間でころがり回転させられ
る。この遊星ローラ12aのころがり回転は公転回転と
共に、自転回転することにより行われる。そして、この
遊星ローラ12aのころがり回転は太陽ローラ10aに
伝達され、中間軸22に取り出される。この取り出され
る回転は、遊星ローラー2の自転回転骨だけ増速された
回転として取り出される。
されたキャリア部材]、 8 aにより太陽ローラ10
aとアウタリング16aとの間でころがり回転させられ
る。この遊星ローラ12aのころがり回転は公転回転と
共に、自転回転することにより行われる。そして、この
遊星ローラ12aのころがり回転は太陽ローラ10aに
伝達され、中間軸22に取り出される。この取り出され
る回転は、遊星ローラー2の自転回転骨だけ増速された
回転として取り出される。
次に、第2のころがり摩擦変速装置200も、上述の第
1のころがり摩擦変速装置100と同様の連結で各要素
が連結されている。すなわち、遊星ローラー2bを回転
自在に支承するキャリア部材18bが入力要素としての
中間軸22と連結され、太陽ローラー0bが出力要素と
しての出力軸24と連結され、アウタリング16bが固
定要素であるケース部材30に固定されている。遊星ロ
ーラ12bは中空体に形成されている。そして、遊星ロ
ーラー2bは、太陽ローラー0bとアウタリング16b
との間でラジアル荷重が付与され、太陽ローラー0bお
よびアウタリング16bところがり摩擦接触状態とされ
て配設されている。
1のころがり摩擦変速装置100と同様の連結で各要素
が連結されている。すなわち、遊星ローラー2bを回転
自在に支承するキャリア部材18bが入力要素としての
中間軸22と連結され、太陽ローラー0bが出力要素と
しての出力軸24と連結され、アウタリング16bが固
定要素であるケース部材30に固定されている。遊星ロ
ーラ12bは中空体に形成されている。そして、遊星ロ
ーラー2bは、太陽ローラー0bとアウタリング16b
との間でラジアル荷重が付与され、太陽ローラー0bお
よびアウタリング16bところがり摩擦接触状態とされ
て配設されている。
この第2のころがり摩擦変速装置200は、上述の第1
のころがり摩擦変速装置100と同様に各要素が連結さ
れているものであるため、上述の第1のころがり摩擦変
速装置100と同様の作用にて、入力要素である中間軸
22の回転が出力軸24に増速されて取り出される。
のころがり摩擦変速装置100と同様に各要素が連結さ
れているものであるため、上述の第1のころがり摩擦変
速装置100と同様の作用にて、入力要素である中間軸
22の回転が出力軸24に増速されて取り出される。
なお、上述した第1のころがり摩擦変速装置100と、
第2のころがり摩擦変速装置200ば、第1のころがり
摩擦変速装置100が大型に形成され、第2のころがり
摩擦変速装置200が小型に形成されている。因に、第
1のころがり摩擦変速装置100のアウタリング16a
の内径は90鰭、遊星ローラ12aの外径は30鰭、第
2のころがり摩擦変速装置200のアウタリング16b
の内径は54鶴、遊星ローラ12bの外径ば181菖と
なっている。
第2のころがり摩擦変速装置200ば、第1のころがり
摩擦変速装置100が大型に形成され、第2のころがり
摩擦変速装置200が小型に形成されている。因に、第
1のころがり摩擦変速装置100のアウタリング16a
の内径は90鰭、遊星ローラ12aの外径は30鰭、第
2のころがり摩擦変速装置200のアウタリング16b
の内径は54鶴、遊星ローラ12bの外径ば181菖と
なっている。
また、第1ころがり摩擦変速装置100と第2のころが
り摩擦変速装置200のM星ローラ12a、12bは、
一般に高級はだ焼き鋼で形成されており、この遊星ロー
ラ12a、12bのラジアル荷重の付与は、アウタリン
グ16a、16bを温間ばめとすることにより行われる
。
り摩擦変速装置200のM星ローラ12a、12bは、
一般に高級はだ焼き鋼で形成されており、この遊星ロー
ラ12a、12bのラジアル荷重の付与は、アウタリン
グ16a、16bを温間ばめとすることにより行われる
。
また、入力軸20および中間軸22には、Ia滑連通路
323′4が設けられている。この潤滑通路32.34
を通じてトラクションフルードが第2のころがり摩擦変
速装置200に供給され、第2のころがり摩擦変速装置
200の各ころがり摩擦接触面間を流体潤滑するように
なっている。
323′4が設けられている。この潤滑通路32.34
を通じてトラクションフルードが第2のころがり摩擦変
速装置200に供給され、第2のころがり摩擦変速装置
200の各ころがり摩擦接触面間を流体潤滑するように
なっている。
また、入力軸2o、中間軸22は、ベアリング40を介
してケース部材3oに回転自在に支承されている。
してケース部材3oに回転自在に支承されている。
第1図は第1のころがり摩擦変速装置100の遊星ロー
ラ12aの斜視図を示す。この遊星ローラ12aの外周
面は太陽ローラ10aおよびアウタリング16aところ
がり摩擦接触するころがり摩擦接触面となっている。こ
のころがり摩擦接触面の表面粗さ方向は、説明の都合上
、破線で示すように軸方向とされている。このため、第
1図に示すX方向(軸方向)の表面粗さは、第2図fa
)で示すように凹凸変化が小さく、第1図に示すY方向
(周方向)の表面粗さは、第2図(blで示すように凹
凸変化が大きくなっている。なお、第7図において、Y
方向がころがり方向となっている。
ラ12aの斜視図を示す。この遊星ローラ12aの外周
面は太陽ローラ10aおよびアウタリング16aところ
がり摩擦接触するころがり摩擦接触面となっている。こ
のころがり摩擦接触面の表面粗さ方向は、説明の都合上
、破線で示すように軸方向とされている。このため、第
1図に示すX方向(軸方向)の表面粗さは、第2図fa
)で示すように凹凸変化が小さく、第1図に示すY方向
(周方向)の表面粗さは、第2図(blで示すように凹
凸変化が大きくなっている。なお、第7図において、Y
方向がころがり方向となっている。
なお、第1のころがり摩擦変速装置1ooのその他のア
ウタリング16aおよび太陽ローラ1゜aのころがり摩
擦接触面の表面粗さ方向も、同様に軸方向に形成されて
いる。また、同様に、第2のころがり摩擦変速装置20
0の、太陽ローラゴob、遊星ローラ12b1アウタリ
ング16bの各ころがり摩擦接触面も、表面粗さ方向は
軸方向とされている。
ウタリング16aおよび太陽ローラ1゜aのころがり摩
擦接触面の表面粗さ方向も、同様に軸方向に形成されて
いる。また、同様に、第2のころがり摩擦変速装置20
0の、太陽ローラゴob、遊星ローラ12b1アウタリ
ング16bの各ころがり摩擦接触面も、表面粗さ方向は
軸方向とされている。
これら各ころがり摩擦接触面の表面粗さ方向を軸方向と
するのは、ころがり摩擦接触面の研削や研磨を軸方向に
行うことにより形成することができる。また、化学的処
理によっても形成することができる。
するのは、ころがり摩擦接触面の研削や研磨を軸方向に
行うことにより形成することができる。また、化学的処
理によっても形成することができる。
上述のように、第1のころがり摩擦変速装置100と第
2のころがり摩擦変速装置200の太陽ローラ10a、
10b、遊星ローラ12a、12b、アウタリング16
a、16bの各ころがり摩擦接触面の表面粗さ方向が軸
方向とされることにより、各ころがり摩擦接触面間の潤
滑油はころがり方向には流れにくくなり、流体潤滑を介
しておこなわれるころがり摩擦接触のトルク伝達を従来
に比べ向上させることができる。
2のころがり摩擦変速装置200の太陽ローラ10a、
10b、遊星ローラ12a、12b、アウタリング16
a、16bの各ころがり摩擦接触面の表面粗さ方向が軸
方向とされることにより、各ころがり摩擦接触面間の潤
滑油はころがり方向には流れにくくなり、流体潤滑を介
しておこなわれるころがり摩擦接触のトルク伝達を従来
に比べ向上させることができる。
第3図および第4図は遊星ローラ12aの外周面に形成
される表面粗さ方向の他の例を示す。第3図は表面粗さ
方向が軸方向に対して一方向に傾斜して形成された例、
第4図は表面粗さ方向が軸方向に対して両方向に傾斜し
て形成された例、すなわち、斜め方向にメツシュ状とさ
れた例を示す。
される表面粗さ方向の他の例を示す。第3図は表面粗さ
方向が軸方向に対して一方向に傾斜して形成された例、
第4図は表面粗さ方向が軸方向に対して両方向に傾斜し
て形成された例、すなわち、斜め方向にメツシュ状とさ
れた例を示す。
なお、この第3図および第4図においても、表面粗さ方
向は破線で示されており、Y方向が周方向、X方向が軸
方向となっている。
向は破線で示されており、Y方向が周方向、X方向が軸
方向となっている。
なお、図示は省略したが、ころがり摩擦接触面に形成す
る表面粗さ方向は、すりガラス状の無方向とすることも
できる。
る表面粗さ方向は、すりガラス状の無方向とすることも
できる。
上述の様に、第3図および第4図に示すように表面粗さ
方向を斜め方向とする場合、およびすりガラス状の無方
向とする場合にも、ころがり摩擦接触面間の潤滑油はこ
ろがり方向に流れにくくなることから、従来に比べころ
がり摩擦接触におけるトルク伝達力を向上させることが
できる。しかし、第1図に示す軸方向の表面粗さ方向と
する場合に比べれば、ころがり方向に潤滑油が流れやす
くなっていることから、それだけトルク伝達力は低下す
る。
方向を斜め方向とする場合、およびすりガラス状の無方
向とする場合にも、ころがり摩擦接触面間の潤滑油はこ
ろがり方向に流れにくくなることから、従来に比べころ
がり摩擦接触におけるトルク伝達力を向上させることが
できる。しかし、第1図に示す軸方向の表面粗さ方向と
する場合に比べれば、ころがり方向に潤滑油が流れやす
くなっていることから、それだけトルク伝達力は低下す
る。
また、上述の実施例は、すべてのころがり摩擦接触面の
表面粗さ方向が、軸方向とされた場合であるが、少なく
とも一つのころがり摩擦接触面の表面粗さ方向がころが
り方向と非平行ないしは無方向とされておれば、所期の
効果を達成することができる。
表面粗さ方向が、軸方向とされた場合であるが、少なく
とも一つのころがり摩擦接触面の表面粗さ方向がころが
り方向と非平行ないしは無方向とされておれば、所期の
効果を達成することができる。
〔発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、ころがり摩擦接
触面の表面粗さ方向が、ころがり方向と非平行な方向な
いしは無方向とされることにより、ころがり摩擦接触面
間の潤滑油はころがり方向には流れにくくなり、ころが
り摩擦接触におけるトルク伝達が従来に比べ向上する。
触面の表面粗さ方向が、ころがり方向と非平行な方向な
いしは無方向とされることにより、ころがり摩擦接触面
間の潤滑油はころがり方向には流れにくくなり、ころが
り摩擦接触におけるトルク伝達が従来に比べ向上する。
このため、従来と同一トルク伝達容量を得るときには、
遊星ローラのラジアル荷重を低くするか、または小型化
することができる。そして、ラジアル荷重を低くした場
合には遊星ローラの寿命を向上させることができる。小
型化した場合には回転遠心力の影響が少なくなることか
ら、高速回転させても問題が少なくなる。
遊星ローラのラジアル荷重を低くするか、または小型化
することができる。そして、ラジアル荷重を低くした場
合には遊星ローラの寿命を向上させることができる。小
型化した場合には回転遠心力の影響が少なくなることか
ら、高速回転させても問題が少なくなる。
第1図ないし第5図は本発明にかかるころがり摩擦変速
装置の一実施例を示し、第1図は表面粗さ方向を示す遊
星ローラの斜視図、第2図(alおよびfb)は第1図
に示す遊星ローラの表面粗さを示す図表、第3図および
第4図は表面粗さ方向の他の例を示す遊星ローラの斜視
図、第5図はコンプレンサ用にころがり摩擦変速装置を
2組組合せ形成した増速変速機を示す断面図、第6図は
従来公知の一般的なころがり摩擦変速装置を示す断面図
、第7図は従来の表面粗さ方向を示す遊星ローラの斜視
図、第8図(alおよび(blは第7図に示す遊星ロー
ラの表面粗さを示す図表である。 符号の説明 10.10 a、 10 b−−−一太陽ローラ12.
12 a、 12 b−−−−一遊星ローラ16 16
a、16 b −−−−−−7ウタ’) ンク18.1
8a、18 b−−−−−−キャリア部材第1図 第2図 第3図
装置の一実施例を示し、第1図は表面粗さ方向を示す遊
星ローラの斜視図、第2図(alおよびfb)は第1図
に示す遊星ローラの表面粗さを示す図表、第3図および
第4図は表面粗さ方向の他の例を示す遊星ローラの斜視
図、第5図はコンプレンサ用にころがり摩擦変速装置を
2組組合せ形成した増速変速機を示す断面図、第6図は
従来公知の一般的なころがり摩擦変速装置を示す断面図
、第7図は従来の表面粗さ方向を示す遊星ローラの斜視
図、第8図(alおよび(blは第7図に示す遊星ロー
ラの表面粗さを示す図表である。 符号の説明 10.10 a、 10 b−−−一太陽ローラ12.
12 a、 12 b−−−−一遊星ローラ16 16
a、16 b −−−−−−7ウタ’) ンク18.1
8a、18 b−−−−−−キャリア部材第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、太陽ローラと、キャリア部材に回転自在に支持され
た遊星ローラと、アウタリングとからなり、遊星ローラ
が太陽ローラとアウタリングとの間に、ラジアル荷重が
付与されてころがり摩擦接触状態で配設されてなるころ
がり摩擦変速装置において、 前記太陽ローラ、遊星ローラ、アウタリングの各ころが
り摩擦接触面のうち、少なくとも一つのころがり摩擦接
触面の表面粗さ方向が、ころがり方向と非平行な方向な
いしは無方向とされていることを特徴とするころがり摩
擦変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17776084A JPS6155460A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | ころがり摩擦変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17776084A JPS6155460A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | ころがり摩擦変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155460A true JPS6155460A (ja) | 1986-03-19 |
Family
ID=16036646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17776084A Pending JPS6155460A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | ころがり摩擦変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6155460A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02168021A (ja) * | 1988-05-30 | 1990-06-28 | Ntn Corp | ころ軸受の転動体 |
JPH0352416U (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-21 | ||
US5719459A (en) * | 1995-10-13 | 1998-02-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric motor for a steering mechanism |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP17776084A patent/JPS6155460A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02168021A (ja) * | 1988-05-30 | 1990-06-28 | Ntn Corp | ころ軸受の転動体 |
JPH0587688B2 (ja) * | 1988-05-30 | 1993-12-17 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | |
JPH0352416U (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-21 | ||
JPH0620900Y2 (ja) * | 1989-09-28 | 1994-06-01 | エヌティエヌ株式会社 | 車両のトランスミッション用ころ軸受 |
US5719459A (en) * | 1995-10-13 | 1998-02-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric motor for a steering mechanism |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5302160A (en) | Planet-pinion carrier assembly for planetary gear system | |
US6406399B1 (en) | Planetary traction drive transmission | |
JPH04151053A (ja) | トラクション型変速装置 | |
JPH03172608A (ja) | 機械部品 | |
CN101479503A (zh) | 环形无级变速传动单元和无级变速器 | |
EP0683329B1 (en) | Bearing | |
JP4948968B2 (ja) | 遊星ローラ式変速機 | |
US6368245B1 (en) | Toroidal-type continuously variable transmission | |
JPS6155460A (ja) | ころがり摩擦変速装置 | |
US6893372B2 (en) | Roller bearing, transmission using the same and differential gear | |
JP2005249189A (ja) | 変速機用軸受装置 | |
JP4569470B2 (ja) | ベルト式無断変速機用ころ軸受 | |
JPH07317884A (ja) | 遊星歯車用回転支持装置 | |
JP2005076810A (ja) | 針状ころ軸受用の保持器及び針状ころ軸受 | |
JP3692330B2 (ja) | マイクロトラクションドライブ | |
JP3790281B2 (ja) | 遊星歯車減速機の軸受装置 | |
JP2760626B2 (ja) | 等速自在継手 | |
CN106051085B (zh) | 行星辊式动力传递装置 | |
JP3196997B2 (ja) | 平行軸差動歯車装置 | |
US6800046B2 (en) | Toroidal-type continuously variable transmission | |
JPH04210149A (ja) | トラクション型変速装置 | |
JP2001173743A (ja) | 摩擦伝動装置 | |
JP2501135Y2 (ja) | 摩擦式無段変速機 | |
JPH03209041A (ja) | 遊星型トラクション変速装置並びにそのローラ組構造体及びその製造方法 | |
JP2002372115A (ja) | 摩擦式無段変速機 |