JPS6154066A

JPS6154066A - 摺動部品

Info

Publication number: JPS6154066A
Application number: JP17413184A
Authority: JP
Inventors: Yukihiro Okayama; 幸弘岡山; Kiyoshi Nagasaki; 潔長崎; Mitsuo Kawai; 光雄河合; Kenichiro Momose; 百瀬　建一郎
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-08-23
Filing date: 1984-08-23
Publication date: 1986-03-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野）本発用は、走行する磁気テープ又は磁気シートに対して
、摺動する部品に関する。

〔発明の技術的背景及びその問題点〕

磁気テープ、特にＶＴＲ用の磁気テープカセットに用い
られる磁気テープの磁性層の平滑性はＶＴＲ（ビデオ・
テープ・レコーダ）で記録又は再生される画質を向上さ
せるために極めて重要である。磁性層の表面が平滑であ
るためには、これを支持するベーステープの表面も平滑
にしなくてはならない。しかし、テープ表面の平滑性を
向上させるとテープの走行性が悪くなる欠点がある。

そこでテープの背面にコーティングを施すことが試みら
れている。ところがそうすると、テープの走行性は改善
されるがテープガイド等のテープ摺動部品のＩＩ耗が増
大し、徐々に画質が劣化する。

したがって、テープ１習動部品としては、テープの走行
性を向上し、かつ耐摩耗性が良好なものが望まれる。

ところで、これらのテープ摺動部品にはステンレス鋼に
９ｒ！質クロムメツキして成るものが知られている。し
かし、この摺動部品は、耐摩耗性に比べてテープの走行
性はまだ不充分であり、満足できる摺動部品ではなかっ
た。

（発明の目的）本発明の目的は、（１）耐摩ｊＬ性に優れ、かつ（２）磁気テープの走行性に優れたｔ４１気テープ旧動部品を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明者らは、上記目的を達成する為にマンガン０．１
〜８０重量％、ニッケル０．１〜８０重徂％。

残部実質的に銅でなる磁気テープ又は磁気シート用摺動
部品を提供する。

本発明者らは、磁気テープ又はシート用摺動部品を実験
研究した結果、前記合金が極めて良好な耐摩耗性及び走
行性を同時に満すことを見い出した。

又その際、その表面の粗さ（Ｒｍａｘ）を０．１〜０．
７８好ましくは０．２〜０．５８にすることにＪ：す、
更に優れ１〔効果が得られることを見い出した。

この種の合金は、マンガン、ニッケル及び銅が複合作用
することにより、耐／Ｉ耗性及び走行性を向上させるが
、それぞれの成分が少なツ°す゛ると、効果が得られに
くく、一方多ずぎると、加工性及び耐ａ耗性の点で好ま
しくない。

したがって、ＭｎＯ，１〜８０重六％、　Ｎ　ｉＯ，１
〜８０１Ｍ％、残部実質的に銅でなる合金、更には、１
ｙｌｎ３〜６５重山％、Ｎｉ３〜６５重Φ％、残部実質
的に銅でなる合金、更には、Ｍｎ１０〜５０重市％。

Ｎ１１０〜５０重命％、残部実質的に銅でなる合金が好
ましい。

この際、走行性及び加工性を１０わない程度に３ｎ　、
　Ｃｒ　、　Ｐｂ　、　Ｓｉ　、　Ｆｅ　、　Ｇｏ　、
　Ａｃｔ　。

Ｗ、Ｍｏ　、Ｖ、Ｎｂ　、Ｔａ及びＺｒ等を添加しても
良い。

この１習動部品としては、ビッカース硬度が２５０以上
、さらには４００以上が好ましい。これは、製造工程中
あるいは輸送中に製品同志がぶ−つかり合うことにより
生じたキズが画質低下の大きな原因になるという知見に
基づき、それを防止する為になされたものである。

次に、本合金の製法について述べる。例えば、まず所定
成分を溶解＆／？逍し、次に７００〜１１００°Ｃの溶
体化処理後水中急冷をし、更に２０〜１０％の冷間加工
後３００〜７００℃の時効硬化処理を施ずことにより、
本発明の合金は得られる。

この際、溶体化温度、冷間加工率及び時効４度が低すぎ
ると、硬度が低下し、一方高すぎても、硬度が低下する
。

したがって、溶体化温度は８００〜１０００℃、更には
８５０〜９５０℃が好ましく、又、冷間加工は、３０〜
１０％、更には４０〜６０％が好ましく、又、時効温度
は、４００〜６００℃、更には４５０〜５００℃が好ま
しい。

（発明の実施例）次に本発明の詳細な説明する。

ＶＨＳタイプのテープガイド本体６φＸ　４，９Ｘ１６
１ＩＩＩＩ１１をそれぞれ下記表に示ず組成９表面粗さ
に形成した。これらテープガイドをＶＴＲに実装し、磁
気テープのＳ／Ｎ　（Ｓｉｇｎａｌ　−ｔｏ　−Ｎｏｉ
ｓｅ　　ｒａｔｉｏ　）を測定し、その結果を同表に示
す。

なおＳ／Ｎの測定はテープ走行前と走行１００時間俊に
ついて、それぞれ周波７１１１に〜４Ｍ　ｌ−Ｉ　Ｚの
帯域でカラー・ビデオ・ノイズ・メータ（３１１ｉｂａ
ｓｏｋｕ社製　タイプ９２５Ｇ　）を用いて実施した。

また表中の差”は比較例を゛Ｏパとした場合のＳ／Ｎの
差を示ず。

以　　下　　余　　白上記表より明らかなように、本発明の囲動部品は、Ｓ／
Ｎが比較例のそれよりもすぐれており、例エバ、ＶＴＲ
用磁気７　７　Ｊｉ！？ｆＪＪ　６３品、テープカセッ
ト用因紡部品、電算機用虐動部品及びフロッピーディス
ク用Ｉ！動部品に有効である。

〔発明の効果〕

本発明は、マンガン０．１〜８０ｉ［ｉ　１％、ニッケ
ル０．１〜８０重量％、残部実質的に銅でなる合金を用
いることにより、耐摩耗性に優れ、かつ磁気テープの走
行性に優れた摺動部品を提供できる。

Claims

【特許請求の範囲】１、マンガン０．１〜８０重量％、ニッケル０．１〜８
０重量％、残部実質的に銅でなる磁気テープ又は磁気シ
ート用摺動部品。２、表面粗さ（Ｒｍａｘ）は、０．１〜０．７Ｓである
特許請求の範囲第１項に記載の摺動部品。３、硬度は、ビッカース硬度で２５０以上である特許請
求の範囲第１項乃至第２項に記載の摺動部品。