JPS58221251A - 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方法 - Google Patents
耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方法Info
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- JPS58221251A JPS58221251A JP57101297A JP10129782A JPS58221251A JP S58221251 A JPS58221251 A JP S58221251A JP 57101297 A JP57101297 A JP 57101297A JP 10129782 A JP10129782 A JP 10129782A JP S58221251 A JPS58221251 A JP S58221251A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明ばNi 、 Nb、 Agおよび残部実質的にF
eよりなる(副成分としてCu、 V、 Ta、 Cr
+ Mo、 W。
eよりなる(副成分としてCu、 V、 Ta、 Cr
+ Mo、 W。
Co+ Ti、Zr、 Mn、 At、 In、 S’
i、 Ge、 Sn、 Sb、白金族元素の1種あるい
は2種以上全含有しても良い。)耐摩耗性高透磁率合金
およびその製造方法に関するもので、その目的とすると
ころは、透磁率が大きく、保磁力が小さく耐摩耗性が良
好な各種磁気ヘッドコア材用磁性合金を得ることにある
。
i、 Ge、 Sn、 Sb、白金族元素の1種あるい
は2種以上全含有しても良い。)耐摩耗性高透磁率合金
およびその製造方法に関するもので、その目的とすると
ころは、透磁率が大きく、保磁力が小さく耐摩耗性が良
好な各種磁気ヘッドコア材用磁性合金を得ることにある
。
一般に磁気へラドコア材用磁性材料が具備すべき特性は
、磁気テープの摺動に対する耐摩耗性が良く、磁気特性
が優れること(特に高透磁率、低保磁力)等である。こ
れらの緒特性を満足する磁気ヘッドコア材としては、従
来よシハーマロイ、 Fe−8i−At合金、フェライ
ト等が使用されている。Fe−8t−A/=合金は金属
磁性材料の中では耐摩耗性が良(、VTR・オーディオ
用磁気ヘッド等に用いられているが、材質固有の脆さの
ために鍛造・圧延等の加工が極めて困難であり、かつコ
ア片への加工においても難点があり、量産性に劣る。!
f、たフェライトは電気抵抗が高く、耐摩耗性が優れて
いることから、各種磁気ヘッドには好適な材料のようで
あるが。
、磁気テープの摺動に対する耐摩耗性が良く、磁気特性
が優れること(特に高透磁率、低保磁力)等である。こ
れらの緒特性を満足する磁気ヘッドコア材としては、従
来よシハーマロイ、 Fe−8i−At合金、フェライ
ト等が使用されている。Fe−8t−A/=合金は金属
磁性材料の中では耐摩耗性が良(、VTR・オーディオ
用磁気ヘッド等に用いられているが、材質固有の脆さの
ために鍛造・圧延等の加工が極めて困難であり、かつコ
ア片への加工においても難点があり、量産性に劣る。!
f、たフェライトは電気抵抗が高く、耐摩耗性が優れて
いることから、各種磁気ヘッドには好適な材料のようで
あるが。
飽和磁束密度および透磁率が低いことなどから磁気ヘッ
ドコア材としては不十分であり、かつ機械的に脆弱であ
るため加工性に劣る。
ドコア材としては不十分であり、かつ機械的に脆弱であ
るため加工性に劣る。
これに対1〜てパーマロイは軟質磁性材料の中でも特に
優れた磁性材料であり、しかも加工性が良好であり比較
的安価である等の理由から工業的には磁気ヘッドコア相
としてパーマロイが広く用いられているが、磁気テープ
の走行による磁気ヘッドの摩耗がFe−8t−At合金
やフェライトに比べ若干劣ることから、この改善が重要
課題となっている。
優れた磁性材料であり、しかも加工性が良好であり比較
的安価である等の理由から工業的には磁気ヘッドコア相
としてパーマロイが広く用いられているが、磁気テープ
の走行による磁気ヘッドの摩耗がFe−8t−At合金
やフェライトに比べ若干劣ることから、この改善が重要
課題となっている。
ところでNb −Agパーマロイに関する研究は古くか
ら行なわれているが、高透磁率合金への応用は未だ行な
われていない。例えば、 T o 1manは794%
Ni−3%Nb−1%Ag−16.6%Fe合金(重量
係、以下同じ)を用いて冷間加工と中間焼鈍を繰り返し
行なった後、800℃で最終熱処理を施すことにより保
磁力1(c=1エルステッド(以下Oeと略す)、角形
比95%という特性を得ている( Journal o
f Applied Physics、 66 (19
65) 1233)。
ら行なわれているが、高透磁率合金への応用は未だ行な
われていない。例えば、 T o 1manは794%
Ni−3%Nb−1%Ag−16.6%Fe合金(重量
係、以下同じ)を用いて冷間加工と中間焼鈍を繰り返し
行なった後、800℃で最終熱処理を施すことにより保
磁力1(c=1エルステッド(以下Oeと略す)、角形
比95%という特性を得ている( Journal o
f Applied Physics、 66 (19
65) 1233)。
また1辺見らは、789%Ni −2,6%Nb−0,
82チAg−Fe合金を熱間圧延後スウェージング加工
と中間熱処理を繰り返し行ない、さらに冷間圧延により
仕上げたのち、500〜900℃で最終熱処理を施すこ
とにより、保磁力Hc=7.5〜5.50e、角形比7
2〜90%という特性を得ている(昭和45年日本6− 金属学会春期大会にて発表2日本金属学会誌34 (1
970)943)。しかしNb−Agパーマロイを含め
金属磁性材料を磁気ヘッドコア材として用いるためには
、記録時のヒステリシス損失を減少させ、さらに再生時
のヘッドの帯磁ノイズを減少させる必要上、保磁力He
f O,070e以下にする必要がある。
82チAg−Fe合金を熱間圧延後スウェージング加工
と中間熱処理を繰り返し行ない、さらに冷間圧延により
仕上げたのち、500〜900℃で最終熱処理を施すこ
とにより、保磁力Hc=7.5〜5.50e、角形比7
2〜90%という特性を得ている(昭和45年日本6− 金属学会春期大会にて発表2日本金属学会誌34 (1
970)943)。しかしNb−Agパーマロイを含め
金属磁性材料を磁気ヘッドコア材として用いるためには
、記録時のヒステリシス損失を減少させ、さらに再生時
のヘッドの帯磁ノイズを減少させる必要上、保磁力He
f O,070e以下にする必要がある。
そこで本発明者u、Nb−Agパーマロイについて研究
全型ねた結果、適当な熱処理を施すことによりNN15
(A、 Nb)なるγ′相が形成され、耐摩耗性が著し
く改善されると同時に保磁力Heが0.070e以下に
低下し、さらには透磁率をも向」ニさせ得ることを見い
出した。
全型ねた結果、適当な熱処理を施すことによりNN15
(A、 Nb)なるγ′相が形成され、耐摩耗性が著し
く改善されると同時に保磁力Heが0.070e以下に
低下し、さらには透磁率をも向」ニさせ得ることを見い
出した。
すなわち本発明はNi 70〜849チ、 Nb 1.
0〜6.0チ、 Ag’0.DO5〜1.5%および残
部がFeからなるか。
0〜6.0チ、 Ag’0.DO5〜1.5%および残
部がFeからなるか。
あるいはこれを主成分とし、副成分としてCn2O%以
下、 V、Ta、Cr、Mo、W、Co、’iそれぞれ
7チ以下、 Ti 、 Zr、 Mn、 All In
、 Si、 Ge、 Sn、 Sb。
下、 V、Ta、Cr、Mo、W、Co、’iそれぞれ
7チ以下、 Ti 、 Zr、 Mn、 All In
、 Si、 Ge、 Sn、 Sb。
白金族元素をそれぞれ3チ以下の1種または2種以上合
計0.01〜2.5チからなり、保磁力0607エル4
− / ステッド以下を有して耐摩耗性が良好な各種磁気へソド
コア材に使用する耐摩耗性高透磁率合金を提供するもの
である。
計0.01〜2.5チからなり、保磁力0607エル4
− / ステッド以下を有して耐摩耗性が良好な各種磁気へソド
コア材に使用する耐摩耗性高透磁率合金を提供するもの
である。
ここで白金族元素とfi Ru、 Rh、 Pd、 S
s、 Ir、 Ptの総称である。
s、 Ir、 Ptの総称である。
本発明の合金を造るには、Ni70〜84.9%、 N
b10〜60%、 Ag O,005〜1.5%および
残部Feの適当量あるいは、これにCu 20 %以下
、 V、 Ta、 Cr。
b10〜60%、 Ag O,005〜1.5%および
残部Feの適当量あるいは、これにCu 20 %以下
、 V、 Ta、 Cr。
Mo 、 W、 Co fそれぞれ7%以下、 T I
、Z r + Mn HIn +St+ Ge、 S
n、 Sb+白金族元素全それぞれ3%以下の1種また
は2種の定量を添加して大気中、好ましくは非酸化性雰
囲気あるいは真空中で溶解した後+ C,Ca、Mgi
添加して充分、脱酸・脱硫を行ない適当な形状の鋳型に
溶湯全注ぎ込み健全なインゴットを得る。さらにこのイ
ンゴットを熱間鍛造あるいは熱間加工により適当な形状
1例えば板状となし1次いでこれに冷間圧延と必要なら
ば中間焼鈍を施し最終板厚(0,6mm1まで仕上げる
。この薄板から外径45圏、内径35胴のリング状試料
を打ち抜き、これを真空中あるいは非酸化性雰囲気中2
例えば水素中で1000℃以上融点以下の温度で適当時
間加熱し1次いで組成に対応した速度で冷却するかある
いはこれをさらに400°C以上の温度で適当時間再加
熱し冷却する。このようにして保磁力Heが0.070
e以下の耐摩耗性高透磁率合金が得られる。なお前述の
N】3(Ag、Nb)が形成されるのは上記熱処理の冷
却過程あるいは400℃以上の温度での再加熱時である
ため2合金組成により冷却速度および再加熱温度を選択
する必要がある。冷却速度としては1000°C/分〜
01℃/分の範囲が好適で、また再加熱温度は400℃
以上が好適である。
、Z r + Mn HIn +St+ Ge、 S
n、 Sb+白金族元素全それぞれ3%以下の1種また
は2種の定量を添加して大気中、好ましくは非酸化性雰
囲気あるいは真空中で溶解した後+ C,Ca、Mgi
添加して充分、脱酸・脱硫を行ない適当な形状の鋳型に
溶湯全注ぎ込み健全なインゴットを得る。さらにこのイ
ンゴットを熱間鍛造あるいは熱間加工により適当な形状
1例えば板状となし1次いでこれに冷間圧延と必要なら
ば中間焼鈍を施し最終板厚(0,6mm1まで仕上げる
。この薄板から外径45圏、内径35胴のリング状試料
を打ち抜き、これを真空中あるいは非酸化性雰囲気中2
例えば水素中で1000℃以上融点以下の温度で適当時
間加熱し1次いで組成に対応した速度で冷却するかある
いはこれをさらに400°C以上の温度で適当時間再加
熱し冷却する。このようにして保磁力Heが0.070
e以下の耐摩耗性高透磁率合金が得られる。なお前述の
N】3(Ag、Nb)が形成されるのは上記熱処理の冷
却過程あるいは400℃以上の温度での再加熱時である
ため2合金組成により冷却速度および再加熱温度を選択
する必要がある。冷却速度としては1000°C/分〜
01℃/分の範囲が好適で、また再加熱温度は400℃
以上が好適である。
なお、との条件以外では”3(Ag + Nb )が形
成されず不適当である。
成されず不適当である。
次に本発明Ω実施例について説明する。なお。
この実施例は本発明を限定するものではない。
〈実施例−1〉
796%Ni−6,30%Nb −0,53%Ag−F
e合金の製造方法を以下に示す。
e合金の製造方法を以下に示す。
公称純度99%以上の原料を用い、総重量3に9全アル
ミナルツボに入れ真空中にて高周波誘導炉で溶解し健全
なインゴットヲ得た。このインボッ) i 1100℃
で熱間圧延により4rnm厚の板に加工し、さらに冷間
圧延により15闘厚とした。
ミナルツボに入れ真空中にて高周波誘導炉で溶解し健全
なインゴットヲ得た。このインボッ) i 1100℃
で熱間圧延により4rnm厚の板に加工し、さらに冷間
圧延により15闘厚とした。
次いで900℃で加熱し軟化させた後、冷間圧延により
0.6 run厚とし、これから外径45咽、内径55
rtrrhのリング状試利、およびコア片を打ち抜いた
。これらの試料に水素中で種々の熱処理を施したのち磁
気特性の測定ならびに耐摩耗試験に供した。摩耗試験と
しては、磁気テープにはγ−Fe203テーフヲ使用し
、オートリバース型カセットデツキにより1ooo時間
の連続走行テストを行なった。この際のテープ速度は4
.75−/。
0.6 run厚とし、これから外径45咽、内径55
rtrrhのリング状試利、およびコア片を打ち抜いた
。これらの試料に水素中で種々の熱処理を施したのち磁
気特性の測定ならびに耐摩耗試験に供した。摩耗試験と
しては、磁気テープにはγ−Fe203テーフヲ使用し
、オートリバース型カセットデツキにより1ooo時間
の連続走行テストを行なった。この際のテープ速度は4
.75−/。
であり、100時間ごとにテープ交換を行なった。
これらの測定結果全第1表に示す。
以下余白
第1表
以下余日
〈実施例−2〉
79.4 % Ni −2,0%Nb −1,0% A
g −2,0%Ti−Fe合金全〈実施例−1〉と同様
な方法で製造し9種々の熱処理を施した後、磁気特性お
よび摩耗深さを測定した。その結果を第2表に示す。
g −2,0%Ti−Fe合金全〈実施例−1〉と同様
な方法で製造し9種々の熱処理を施した後、磁気特性お
よび摩耗深さを測定した。その結果を第2表に示す。
第2表
なお実施例1および2+Cおいては試料はいずれも10
00℃以上の温度で加熱後、所定の冷却速度で常温まで
冷却し、さらに400℃以上の温度に再加熱した後、所
定の冷却速度で常温まで冷却するという2サイクルの熱
処理を施したが。
00℃以上の温度で加熱後、所定の冷却速度で常温まで
冷却し、さらに400℃以上の温度に再加熱した後、所
定の冷却速度で常温まで冷却するという2サイクルの熱
処理を施したが。
これは1000℃以上の温度で加熱し所定の冷却速度で
400℃以上の所定温度まで冷却し1次いで所定の冷却
速度で常温まで冷却するという1サイクルの熱処理でも
同様な特性が得られる。
400℃以上の所定温度まで冷却し1次いで所定の冷却
速度で常温まで冷却するという1サイクルの熱処理でも
同様な特性が得られる。
〈実施例−3〉
第6表に示した組成の合金金〈実施例−1〉と同様な方
法で製造した後、磁気特性および摩耗深さ全測定した。
法で製造した後、磁気特性および摩耗深さ全測定した。
その結果全第3表に示す。
=11−
上記実施例かられかるようにNi −Nb−Ag−Fe
合金あるいはこれにCu、V、Ta、Cr、Mo、W、
Co。
合金あるいはこれにCu、V、Ta、Cr、Mo、W、
Co。
Ti、 Zr、 Mn、 At、 In、 St、 G
e、 Sn、 Sb、白金族元素の倒れか1種または2
種以上を添加した合金を1000℃以上融点以下の温度
で真空中あるいは非酸化性雰囲気において5分以上5時
間以下の組成に対応した適当時間加熱した後、400℃
以上の温度から1000℃10〜b した適当な速度で常温まで冷却することによシ。
e、 Sn、 Sb、白金族元素の倒れか1種または2
種以上を添加した合金を1000℃以上融点以下の温度
で真空中あるいは非酸化性雰囲気において5分以上5時
間以下の組成に対応した適当時間加熱した後、400℃
以上の温度から1000℃10〜b した適当な速度で常温まで冷却することによシ。
保磁力Heが0.07エルステソド以下を有する耐摩耗
性高透磁率合金が得られる。
性高透磁率合金が得られる。
次に本発明において合金の組成(5Ni70〜84.9
%、 Nb 1.0〜6.0%、 Ag O,[105
〜1.5%および残部Feと限定し、これに副成分とし
て添加する元素をCu 20%以下、 V、 Ta、
Cr、Mo、W、 Co fそれぞれ7%以下、 Ti
、 Zr、 Mn、 A4 In、 Si、 Ge、
Sn、 Sb。
%、 Nb 1.0〜6.0%、 Ag O,[105
〜1.5%および残部Feと限定し、これに副成分とし
て添加する元素をCu 20%以下、 V、 Ta、
Cr、Mo、W、 Co fそれぞれ7%以下、 Ti
、 Zr、 Mn、 A4 In、 Si、 Ge、
Sn、 Sb。
白金族元素をそれぞれ3%以下と限定した理由は、実施
例で明らかなように、この組成範囲では初透磁率μi
25000以上、保磁力Heが0.070e以下を有し
耐摩耗性に優れているが、この組成範囲をはずれると磁
気特性あるいは耐摩耗性が劣化するためである。すなわ
ちNb 11未満では前述の”3(Ag + Nb)が
形成されず耐摩耗性が劣ると共に磁気特性も劣り、また
Nb 6 % ’に越えると熱間加工性が悪く量産性に
劣る。Ag 0.0051未満では前述のNi3(Ag
、 Nb)が形成されず耐摩耗性が劣り、またAg 1
.5%を越えると完全に固溶せず磁気特性が劣化すると
共に熱間加工性を害する。副成分として添加するCu
20%以下。
例で明らかなように、この組成範囲では初透磁率μi
25000以上、保磁力Heが0.070e以下を有し
耐摩耗性に優れているが、この組成範囲をはずれると磁
気特性あるいは耐摩耗性が劣化するためである。すなわ
ちNb 11未満では前述の”3(Ag + Nb)が
形成されず耐摩耗性が劣ると共に磁気特性も劣り、また
Nb 6 % ’に越えると熱間加工性が悪く量産性に
劣る。Ag 0.0051未満では前述のNi3(Ag
、 Nb)が形成されず耐摩耗性が劣り、またAg 1
.5%を越えると完全に固溶せず磁気特性が劣化すると
共に熱間加工性を害する。副成分として添加するCu
20%以下。
V、Ta、Cr、Mo、W、Co fそれぞれ7チ以下
、’rt。
、’rt。
Zr、Mn、At、In、Si、Ge、Sn+Sb、白
金族元素全それぞれ3%以下はいずれも耐摩耗性を改善
する効果はあるが、所定の濃度範囲を越えて添加すると
加工性が劣化する。
金族元素全それぞれ3%以下はいずれも耐摩耗性を改善
する効果はあるが、所定の濃度範囲を越えて添加すると
加工性が劣化する。
次に熱処理条件i 1000℃以上融点以下の温度で5
分以」=5時間以下の組成に対応した適当時間加熱した
後、400℃以上の温度から1000℃/分〜01℃/
分の組成に対応した適当な速度で常温まで冷却すると限
定した理由は、実施例から明らかなように、この条件の
範囲では初透磁率μi13− 25000以上、保磁力Heが0.070e以下を有し
耐摩耗性に優れた合金が得られるが、この範囲をはずれ
ると磁気特性あるいは耐摩耗性が劣化するためである。
分以」=5時間以下の組成に対応した適当時間加熱した
後、400℃以上の温度から1000℃/分〜01℃/
分の組成に対応した適当な速度で常温まで冷却すると限
定した理由は、実施例から明らかなように、この条件の
範囲では初透磁率μi13− 25000以上、保磁力Heが0.070e以下を有し
耐摩耗性に優れた合金が得られるが、この範囲をはずれ
ると磁気特性あるいは耐摩耗性が劣化するためである。
すなわち、 1000℃未満の加熱では十分な再結晶が
起こらず磁気特性が悪く、また再結晶が不十分であると
冷却過程においてNi3 (Ag、 Nb)が形成され
得ないため耐摩耗性が改善され得ない。さらに冷却速度
に組成に大きく依存するため1組成に応じて1ooo℃
/分〜o1℃/分の範囲で選べばよい。
起こらず磁気特性が悪く、また再結晶が不十分であると
冷却過程においてNi3 (Ag、 Nb)が形成され
得ないため耐摩耗性が改善され得ない。さらに冷却速度
に組成に大きく依存するため1組成に応じて1ooo℃
/分〜o1℃/分の範囲で選べばよい。
また熱処理の雰囲気は酸化性雰囲気では1合金表面に酸
化膜が形成され磁気特性が著しく劣化するため、真空中
あるLzIt、非酸化性雰囲気。
化膜が形成され磁気特性が著しく劣化するため、真空中
あるLzIt、非酸化性雰囲気。
特に好ましくは水素中が良い。
= 14=
特許庁長官 若 杉 和犬 殿
1、事件の表示 昭和57年特許願第101297号2
、発明の名称 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方
法 5、補正をする者 4、代理人 〒105 5、補正命令の日付 昭和57年9月9日(発送日57.9.28)6、補正
の対象 1)明細書の9頁、10頁、11頁、12頁の4頁第1
表 以下余白 〈実施例−2〉 79.4%Ni −2,0%Nb −1,0%Ag −
2,0%Ti−Fe合金を〈実施例−1〉と同様な方法
で製造し2種々の熱処理を施しだ後、磁気特性および摩
耗深さを測定した。その結果を第2表に示す。
、発明の名称 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方
法 5、補正をする者 4、代理人 〒105 5、補正命令の日付 昭和57年9月9日(発送日57.9.28)6、補正
の対象 1)明細書の9頁、10頁、11頁、12頁の4頁第1
表 以下余白 〈実施例−2〉 79.4%Ni −2,0%Nb −1,0%Ag −
2,0%Ti−Fe合金を〈実施例−1〉と同様な方法
で製造し2種々の熱処理を施しだ後、磁気特性および摩
耗深さを測定した。その結果を第2表に示す。
第2表
なお実施例1および2においては試料はいずれも100
00以上の温度で加熱後、所定の冷却速度で常温まで冷
却し、さらに400C以上の温度に再加熱した後、所定
の冷却速度で常温まで冷却するという2サイクルの熱処
理を施したが。
00以上の温度で加熱後、所定の冷却速度で常温まで冷
却し、さらに400C以上の温度に再加熱した後、所定
の冷却速度で常温まで冷却するという2サイクルの熱処
理を施したが。
これは1000tr以上の温度で加熱し所定の冷却速度
で4000以上の所定温度まで冷却し1次いで所定の冷
却速度で常温まで冷却するという1サイクルの熱処理で
も同様な特性が得られる。
で4000以上の所定温度まで冷却し1次いで所定の冷
却速度で常温まで冷却するという1サイクルの熱処理で
も同様な特性が得られる。
〈実施例−3〉
第6表に示した組成の合金を〈実施例−1〉と同様な方
法で製造した後、磁気特性および摩耗深さを測定した。
法で製造した後、磁気特性および摩耗深さを測定した。
その結果を第6表に示す。
11−
Claims (3)
- (1)重量比にてNi 70〜84.9係、 Nb 1
.0〜60%。 AgO,005〜1.5%および残部が実質的にFeか
らなり、保磁力が0.07エルステツド以下を有するこ
とを特徴とする耐摩耗性高透磁率合金。 - (2)重量比にてNi 70〜849%、 Nb 1.
0〜6.0チ、 Ag0005〜15%および残部Fe
f主成分とし、さらに副成分としてCn2O%以下、
あるいは/およびV + Ta + Cr + Mo
I W+ Coの少くとも一種をそれぞれ7%以下、あ
るいは/およびTi 、 Zr、 Mn、 At、In
。 Sj、 Ge、 Sn、 Sb、白金族元素の少くとも
一種をそれぞれ6チ以下とし、しかもこれら副成分の合
計’i0.01〜25%とし、保磁力が007エルステ
ソド以下を有すること全特徴とする耐摩耗性高透磁率合
金。 - (3)重量比にてNi 70〜84,9チ、 Nb 1
.0〜60%+Ag0.005〜1.5%および残部が
実質的にFeからなる合金’ii、 1000℃以上そ
の合金の融点以下の温度で真空中あるいは非酸化性雰囲
気において5分以上5時間以下の熱処理を施す工程と、
最終的な熱処理の冷却全400℃以上の温度から100
0℃/分〜0,1℃/分の冷却速度で常温まで冷却する
工程とを有することを特徴とした保磁力が007エルス
テノド以下金有する耐摩耗性高透磁率合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57101297A JPS58221251A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57101297A JPS58221251A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58221251A true JPS58221251A (ja) | 1983-12-22 |
Family
ID=14296888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57101297A Pending JPS58221251A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 耐摩耗性高透磁率合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58221251A (ja) |
-
1982
- 1982-06-15 JP JP57101297A patent/JPS58221251A/ja active Pending
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