JPS6153967B2 - - Google Patents

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JPS6153967B2
JPS6153967B2 JP3601679A JP3601679A JPS6153967B2 JP S6153967 B2 JPS6153967 B2 JP S6153967B2 JP 3601679 A JP3601679 A JP 3601679A JP 3601679 A JP3601679 A JP 3601679A JP S6153967 B2 JPS6153967 B2 JP S6153967B2
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JP
Japan
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core
roll
turret
shaft
cutter
Prior art date
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Expired
Application number
JP3601679A
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English (en)
Other versions
JPS55130443A (en
Inventor
Katsutomo Shirakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawanoe Zoki Co Ltd
Original Assignee
Kawanoe Zoki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawanoe Zoki Co Ltd filed Critical Kawanoe Zoki Co Ltd
Priority to JP3601679A priority Critical patent/JPS55130443A/ja
Publication of JPS55130443A publication Critical patent/JPS55130443A/ja
Publication of JPS6153967B2 publication Critical patent/JPS6153967B2/ja
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トイレツトペーパー、タオルペーパ
ー、布地、フイルム等々の連続状素材(本明細書
において、「ウエブ」と称する)を、原反ロール
から引き出して、筒状芯体(コアと称する)上に
小径の巻取物(ログと称する)として小分けして
巻るための装置に関する。
従来、たとえばトイレツトペーパーなどの小分
け巻取りのため、幅と長さが非常に大きい原反ロ
ールからウエブを引き出し、切断機構を内蔵する
カツターロール周面を経由して、ターレツトと称
するコア支持−回転体上に支持されている複数の
コア上に順次所定径に達するまでウエブを巻きつ
け(これをログと称する)、1つのログが所定径
に巻き上がると、これに続く次のコア上への巻き
つけを始めるため、連続走行しているウエブをカ
ツターロール上で切断し、切断線の下流側のウエ
ブ(即ち、ウエブ後曳縁)はそのまゝログに巻き
込み、上流側のウエブ(即ち、新たに巻かれるウ
エブの先行縁)は次のコア上に移し替えて巻きつ
けることが知られている。前記のターレツトは、
通常複数のコアをそれ自身の軸線周囲に自転させ
つつターレツト自体の回転軸線周囲に公転もさせ
るように支持しており、前記の移し替えが行なわ
れる位置の近くではコアは公転によりカツターロ
ール表面に接近させられるが、それに接触するこ
とはない。従つて、カツターロール表面に沿つて
運ばれてきたウエブの切断された先行縁は何らか
の手段でコア表面に移し替えると共に、それに新
たに巻きつき巻き込まれていくためには相当な力
で押しつけなければならない。通常ターレツト
は、かなり長大なログを数本、次にログを巻きつ
けるべきコアとそれを嵌挿支持するコアシヤフト
を数本支持する構造物であるから、回転軸線は安
定に固定されていて、カツターロールと至近のコ
アとの距離をつめるよう動かすには難がある。ま
た、カツターロールも相当な重量物であるから、
回転軸線は固定しておかなければならない。その
ため、従来はカツターロール内に、選択的にロー
ル周面に突出する切断機構と共に、これと協働し
てウエブ切断先行縁をコア表面に移し替える押出
し体を内蔵させた構造が提案されている。しか
し、この構造は、限られた断面寸法のカツターロ
ール内に、切断機構とその選択的作動機構に加え
て、押出し体とその選択的作動機構をも設けなけ
ればならないので、カツターロールの構造を著し
く複雑化させ、その重量バランスを狂わせるだけ
でなく、押出し体も比較的小さく、その相手方で
あるコアも比較的小径であるため目標が小さく、
押しつけのタイミングを合わせるのが困難であ
り、殊に異なる円軌道上を通過する一瞬に小径の
コアに向かつて押し出すため、仮にうまく目標に
当つたとしても押しつけ力が不足して確実にウエ
ブ先行端をコア表面に引き渡すことが困難である
という重大な欠点を有している。
また、従来の構造では、ウエブの切断先行縁を
新たなコア上に巻きつけ巻き込むためコアを回転
(自転)させるのに、ターレツトの構造上、この
回転駆動手段をターレツト外に配置しなければな
らなかつた。具体的に、この回転駆動手段は、タ
ーレツトに支持されているコアシヤフトの軸頚部
を走行ベルトなどと接触させることによつてい
た。走行ベルトの速度が一定であれば、コアシヤ
フト上にログが肥大するに従い、その周速度は次
第に大きくなり、ウエブを余計に引張り込もうと
するから、思わざるウエブ切断を起こす欠点があ
り、これを避けるにはログが肥大するに従い回転
駆動手段を減速して行き、ウエブ切断−移し替え
の瞬間は逆に瞬間的に最大速に増速するため2系
列の駆動装置が必要となる欠点があつた。しか
し、従来のターレツトの構造では、カツターロー
ル表面に至近に接近したコアに対し、その軸頚部
でなく、ウエブ巻取り部分の表面に接触し、かつ
ターレツト上を公転して巻き太つていくログ表面
にも接触し続けていられる表面駆動手段を設置す
る余地はなかつた。さらに、従来の、いわゆる中
心駆動(センタードライブ)方式の欠点は、コア
シヤフトが比較的細径であるという事実により増
幅される。即ち、巻取り速度を上げるには、コア
シヤフトを高速回転させなければならないが、細
径のコアシヤフトをいわゆるセンタードライブで
高速駆動するときは激しい振動を生じて使いもの
にならず、これを補償するには複雑高価なコアシ
ヤフトを用いなければならない。
さらに、従来のこの種ウエブ巻取機は、新たな
コア上へのウエブの巻きつけのため、待機中のコ
アの表面へ、のり付け又は接着剤塗布を行なつて
いる。コア表面上へウエブ始端(先行縁)が接触
するのは、ほんの僅かな面積であるが、現実には
どこに始端が来るかわからないから、全周に塗布
するのであるが、これは材料の無駄でもあり、機
械の汚損の原因でもあり、非常に好ましくない。
従つて本発明は、従来技術のこれら諸欠陥をす
べて克服する、新規なウエブ巻取装置を提供する
ことを目的とする。
本発明によれば、第1に、ターレツト機構上に
自転公転可能に支持されているコアシヤフト上の
コアを、先行ログが所定径に達したとき、ターレ
ツト機構上で自転を開始させつつ、コア又はコア
シヤフトから見て大きな標的であるカツターロー
ルに対し、ターレツト機構ごと移動させてカツタ
ーロール表面に接触させる。接触の相手方は大き
な標的であるからタイミングを合わせる困難さは
なく、移動はターレツト機構ごと行なわれるから
接触圧の不足はなく、確実なウエブの引き渡しが
保証される。しかも、カツターロールには、従来
の如き押出し体やその作動機構は不要であるか
ら、カツターロールの構造を著しく簡素化でき
る。
コアのカツターロールへの接触と同期させて、
走行ウエブをカツターロール上で切断すると同時
に、コアに対してではなく、カツターロール上の
ウエブに対し、のり又は接着剤を適用する。こ
の、のり付けは、切断個所の前後のウエブ、即ち
後曳縁と先行縁とに対し、同時に又は引き続い
て、一条の線乃至線分として適用すれば、後曳縁
は先行ログに引き込まれると同時に接着され、先
行縁は自転しつつカツターロールに接触している
新たなコアに強く押しつけられると同時に巻き込
まれるから、ウエブの引き渡しは全く確実に行な
われ、しかものり又は接着剤を不要に大量に消費
することもなく、機械上を汚損するおそれもな
い。
新たなコアへのウエブの引き渡しが済んだら、
あとはコアの自転に伴ない新たなログの肥大を待
つだけであるから、ターレツト機構とそれに支持
されているコアはカツターロール表面から引き離
す。形成されつつある新しいログは自転しながら
取出し位置の方へ公転進路上を進行していく。
本発明によれば、新しいコアのカツターロール
への接近、接触、ウエブ引き渡し、カツターロー
ルからの離反、ログ肥大、及び巻き上がりまでの
間、単一の表面接触回転駆動手段が、コア又はロ
グ周面に常に接触して均一周速度でこれらを回転
駆動する。従つて、原反ロールから繰出される連
続走行ウエブを余分に引張つたり、弛ませたりす
ることはなく、また回転駆動手段の煩雑な速度調
整も必要ない。しかも、この表面接触駆動手段
は、本発明によれば、ターレツト機構内に内蔵す
ることができる。従つて、この駆動手段とターレ
ツト機構とを連結することにより、その重量を新
しいコアのカツターロールへの移動−接触に利用
することができる。
かくして本発明によれば、上述の如きウエブ巻
取工程を実施するため、カツターナイフ機構だけ
を内蔵し、ウエブ押出し又は押付け体の如きは全
く省略したカツターロールと、コアシヤフトを自
転公転可能に支持し、揺動可能に支持された内部
中空のターレツト機構と、その中空内部に回転可
能に収納され、周囲のコアシヤフトの少なくとも
1本及び形成途上のログに表面を内接させ、かつ
カツターロール方向へ揺動しうるよう支持された
表面接触回転駆動手段と、カツターロール上のウ
エブ切断位置の下流で、ロール面長沿いに設けら
れたウエブのり付け手段とから成るウエブ巻取装
置が実現される。
ターレツト機構に内蔵された表面接触駆動手段
は、ターレツト機構の回転中心と偏心した回転中
心をもつロールが好適であり、当然複数本のコア
シヤフト又はそれに挿通したコアに内接する内接
円より径の小さい駆動ロールであることを要す
る。最も好適には、駆動ロール中心とカツターロ
ール中心とを結ぶ直線上で、揺動後駆動ロール周
面が上記内接円に内接するような位置関係で配置
するとよい。
本発明のカツターロールには、カツターナイフ
でウエブを切断して、後曳縁と先行縁を形成した
のち、直ちに先行縁をロール周面に密着させる簡
単な手段が付設される。最も簡単な手段は、カツ
ターナイフの手前(カツターロールの回転方向に
見て)に若干の距離を置いて突起する針状物であ
る。これにより、先行縁のやゝ下流が刺通されて
ロール表面から浮き上ることなく保持され、それ
より先端はカツターロールの回転であおられて反
転するから、そこへ前述したのり付け手段でのり
を適用すれば、たとえば2プライのトイレツトペ
ーパーも確実に新しいコアに巻きつけることがで
きる。
本発明によれば、表面駆動ロール(以後ワイン
デイングロールと呼ぶ)を内蔵させるため、ター
レツト機構は新規な中空円筒体形状とされる。従
つて、その一部を構成するコアシヤフト保持構造
も新規である。
また、ワインデイングロールはターレツト機構
に内蔵されていること自体新規であることに加
え、それを揺動可能に懸垂支持する構造も新規独
得な工夫を包含し、その詳細は好適実施態様につ
いて後述するところから明らかとされる。
本発明に係るコアシヤフト乃至それに挿嵌した
コア及び形成中のログの表面駆動方式は、駆動手
段たるワインデイングロールが常に一定周速度で
駆動しうるという利点に加え、その速度調整をカ
ツターロールとの関係で極めて簡単に行ないうる
ので、形成されるログの巻き固さを随意容易に調
整しうるという利点をも生み、さらに表面接触駆
動であるから、細径のコアシヤフトを高速で駆動
しても振動を発することが少ないので、コアシヤ
フトの構造を簡素化しうるという追加的利点をも
生み出す。本発明によれば、コアシヤフトはこの
ほかコアのガタつき、横ぶれを防止する独特な工
夫もなされている。
次に図面を参照しつつ本発明の好適実施態様に
ついて説明する。第1図は、本発明のウエブ巻取
機の主要構成要素を概略的に示す左側面図であつ
て、便宜のため手前(正面側より見て左側)のフ
レームFは省略してある。
まず、ウエブWは図示してない適宜原反ロール
から所定の走行速度で繰出され、パーフオレーシ
ヨンロールPRにおいて横断ミシン目を入れられ
る。ついでウエブWは、フイードロールFRを経
てアツパーロールUとカツターロール10の接触
面に送られ、矢印方向に回転しているカツターロ
ールの周面に沿つて、ターレツト機構45上に自
転と公転を行なうよう支持されているコアシヤフ
ト50上のコアCへ送られ、ログL1として巻取
られる。第1図では簡単のため50として右下に
示すコアシヤフトにだけコアCを太破線で示して
あるが、他のすべてのコアシヤフト上にも同様コ
アがかぶせてある。コアはボール紙製などの中空
芯体である。
第1図でL1は巻き太りつつあるログ、L0は所
定径に巻き上がつて今や機械から取出されようと
している完成ログであり、L1の後方には次のコ
アシヤフト50が今やウエブの引き渡しを受け
ようと待機している。この引き渡しのため、ウエ
ブWを横断方向に切断するために、カツターロー
ル10のナイフ刃19は周期的に作動されて第1
図の位置からロール周面にとび出し、アツパーロ
ールUの溝と協働してウエブ切断を行なう。
ターレツト機構45上のコアシヤフト50(図
では6本を示してあるが、これに限定されない)
は、ターレツト盤46,48(後出第5図)の回
転中心T0の周りを回転(公転)されると共に、
それ自身の軸線周囲にも回転(自転)させられ
る。本発明によれば、この自転手段としてターレ
ツト機構45の内部にワインデイングロール60
が内蔵されている。ワインデイングロールの回転
中心W0とターレツト盤の回転中心T0は図示のよ
うに偏位しており、ターレツト機構とワインデイ
ングロールとは、別個の、しかし関連した懸垂支
持機構によりフレーム上方から吊り下げられてお
り、この懸垂機構は前記ウエブ切断作用に同調し
て周期的にワインデイングロール60及びターレ
ツト機構45をカツターロール10の方向へ揺動
させ、まず待機中のコアシヤフト50上のコア
にワインデイングロール60を内接させ、引き続
いてコアシヤフト50のコアをカツターロール
の周面に押しつけて、切断されたウエブの先行端
を受けとるようにさせる。
このウエブ移し替えのため、前記切断作用の行
なわれる位置の下流側、好適にはコアシヤフト5
上のコアがカツターロールに押しつけられる
位置の近くに、のり付け装置40がフレームF,
F′間に横架されている(フレームFは第2図以
降に表われる)。のり付け装置40の、カツター
ロールに面する下側に、噴射孔41がコアシヤフ
ト50上のコアとカツターロールとの接触部を
ほゞ指向してカツターロールの面長沿いに所定間
隔で複数設けられる。噴射孔41の間隔は、完成
ログL0を次にいわゆる輪切りにして最終製品と
するときの、最終製品の幅に相当する距離とすれ
ばよい。具体的には噴射孔41は、後述するワイ
ンデイングロール60の凹部62の間隔(第5図
参照)で配置すればよい。のり付け装置40は、
前述のカツターロール10によるウエブ切断作用
と同調して作動され、ウエブ切断個所の前後で、
即ち切断されたウエブの後曳端と、続くウエブの
先行端とに対し前記接触部の直前で噴射を行なう
よう制御される。なお詳細は第14〜17図に関
連して後述する。
前記懸垂支持機構は、切断されたウエブの先行
端がコアシヤフト50上のコアに引き渡されれ
ば、ワインデイングロール60と、引き続いてタ
ーレツト機構45を元の位置へ戻し(揺動後
退)、その位置でコアシヤフト50上のコアに
新たに巻きつけられつつある新しいログ、いわば
L2をワインデイングロールと表面接触させて自
転を継続させる。この形法中のログは、ターレツ
ト機構45により回転中心T0の周りを公転させ
られて、やがて第1図でL1が占めている位置に
いたる。この公転のための駆動力の系路は、後に
第8,9図に関して再説するが、第1図に示す駆
動チエンホイール130(これ自身適宜駆動源か
ら駆動される)からテンシヨンホイール131,
132を経てフレーム上部に支持された回転軸
(第1図には示していないが、スリーブ軸56の
中に回転自在に支持された軸135第5図参照)
に固着した入力チエンホイール133へ、ついで
下方のテンシヨンホイール131′へと巻装され
たチエンによつてターレツト盤46,48の回転
(T0を中心とする)が行なわれ、コアシヤフト及
びログの公転が行なわれる。
ターレツト機構45は、かように数本のコアシ
ヤフト50を公転させつつ自転させるように支持
すると共に、自らはスリーブ軸56を中心にカツ
ターロール方向へ揺動前進及び後退を行ないうる
ように支持されている。その詳細は第5,8,9
図に関し後述する。
ターレツト機構45と同様に、その内部に収納
された自転手段たるワインデイングロール60も
揺動しうるように懸垂支持されている。この懸垂
−揺動機構65は、ワインデイングロール軸63
を回転自在に抱持しつつ、フレーム上部に支持さ
れた揺動軸66からの垂線よりカツターロールと
反対側へ偏位した位置にロール中心W0が来るよ
うに、ワインデイングロールを吊り下げる。揺動
軸66から吊り下げられた揺動腕67は、その一
部で後述のようにターレツト機構45と遊びを以
つて連結される。揺動腕67の下方延長体71に
支持されたフオロワ93は揺動制御用のカム94
と係合し、通常は偏位したワインデイングロール
の自重によるカツターロール方向への揺動を抑え
ているが、前述のようにターレツト機構で先行ロ
グL1が巻き終りに近くなると、カム94はフオ
ロワ93を陥凹部94′に受け入れるよう回転さ
せられ、揺動機構65,67,71の揺動を起こ
させる。かくして、前述したように後続コアシヤ
フト50上のコアがまずワインデイングロール
60に内方から接触されると共に、続いてカツタ
ーロール表面に押しつけられ、ウエブ引き渡し作
用が始まる。これと同期して、第1図にカツター
ロールの下に示すフツカーシヤフト35が回転し
て、カツターロール10の両端面に取付けられた
ストツパ30を外し、ナイフ刃19(及び刺通用
針)をロール周面に突出させる。
次に第2〜4図を参照してカツターロール10
の詳細について説明する。第2図は第1図2−2
線の方向に見た背面図相当図であり、一部を省略
し、一部を断面で示してある。
カツターロール10は、その両端面から突出す
る軸頚部11を左右のフレームF,F′に回転自
在に支承され、軸頚部の一方(第2図で左側に示
すもの)はフレーム外に突出して駆動ギヤGを固
着し、ここから回転入力を受ける。軸の最外端に
固着したコーンプーリP1は後述するワインデイン
グロール60への入力手段である。カツターロー
ル10の上方にあるアツパーロールUは同期して
反対回りに回転駆動されること第2図明示の通り
である。
カツターロール10は、その円筒状本体12
に、軸線方向に延びる空所13を形成され、ここ
にカツターシヤフト14がベアリングメタル15
に軸支されて軸線方向に延設されている。シヤフ
ト14上には、ナイフアーム16が一端を締着1
7(第3図)されて軸線方向に数個隔設され、ナ
イフアーム16の先端には軸線方向に連続したナ
イフホルダー18が取付けられる。ホルダー18
の上縁には軸線方向に連続したナイフ刃19が保
持され、側縁には数個の針20が適宜間隔で取付
けられる。針20は、ウエブ切断縁を刺通してコ
アシヤフト上のコアC(第4図及び後出第17図
参照)まで約3分の1回転運ぶものである。
ナイフアーム16は、第3図に明らかなよう
に、空所13の基底上に植設した圧縮ばね21に
よりナイフ刃19(及び針20)をロール周面へ
突出させる方向に加圧されているが、通常は後述
のストツパ30(第4図)により周面下に抑止さ
れている。空所13を被うカバー22は、ナイフ
刃19を突出させる隙間をロール本体との間に形
成し、かつ針20を突出させる適宜の穴を穿設さ
れている。対応してアツパーロールUにも軸方向
に走る切断用の溝と、針受け入れ用の穴とが形成
されている。なお、38はロールの重量を平均さ
せる適宜のバランスである。
ナイフアーム16を締着してあるカツターシヤ
フト14は、ロール両端面を貫通して突出し、第
4図に明示するように、カツターアーム25を締
着している。カツターアーム25の先端近くには
カムフオロワ26を支持し、これはナイフ刃1
9、針20がロール周面にとび出したのち、これ
らを収めるため復帰カム27と係合する。カム2
7は、カムボス28を介しフレームF,F′から
支持されている。カム27と係合してフオロワ2
6が持ち上げられる(即ちカツターシヤフト14
を中心に第4図で時計回りに運動する)と、アー
ム先端25′がストツパ30と第4図のように噛
合い、カツターアーム25、従つてナイフアーム
16がシヤフト14を中心に反時計回りに運動し
ようとするのを押える。ストツパ30は、ロール
本体端面にピン29で枢着され、ストツパ他端に
はストツパコロ31がある。引張ばね32はスト
ツパ30をピン29の周りに時計回りに(第4図
で)偏倚する。ストツパコロ31に近接してスト
ツパ離脱体33が配置され、通常は第2図から認
められるように、コロ31の回転運動路内に入ら
ないようフツカーシヤフト35上のフツカー34
と噛合つているが、とび出し指令を受けてフツカ
ー34が回ると、引張ばね36(第2図)の作用
でストツパコロ31の通路に入つて衝突する。す
ると、コロ31は引張ばね32に抗して第4図で
反時計回りに押込まれ、ストツパ30はカツター
アーム先端25′を解放するので、カツターアー
ム25及びナイフアーム16は圧縮ばね21の作
用により第4図でシヤフト14の周りに反時計回
りに回つてナイフ刃19と針20を第4図鎖線の
如くロール周面に突出させる。以後の作用は、第
16,17図に関して後述する。
次に本発明の重要な特徴の一つであるターレツ
ト機構45について第5図を参照して説明する。
第5図は、第1図5−5線の方向に見た正面図相
当図であり、便宜のため一部を省略し、一部を断
面で示してある。また、ターレツト機構に内蔵さ
れるワインデイングロールについては、ロール本
体60のみを示し、その懸垂−揺動機構65は第
6,7図に譲つて、ここでは想像線で示してあ
る。
本発明のターレツト機構45は、左右のターレ
ツト盤46,48から成り、各ターレツト盤はそ
れぞれ中心部が抜けた円環体形状をなす。左右タ
ーレツト盤46,48の間には数本(図では6
本)のコアシヤフト50がさし渡される。左のタ
ーレツト盤46は、各コアシヤフトの基部を回転
自在に常時収納するコアシヤフト取付部47を有
し、ここにコアシヤフトの基部は回転自在に抜け
止め保持される。右のターレツト盤48はコアシ
ヤフトの先端を開閉式に回転自在に保持するもの
で、第1図に示したログL0の位置では開いて先
端側へログの抜き取りを可能にし(第5図で下方
に示すストリツピングコンベア160、爪161
はそのための1手段)、第1図で50として示し
たコアシヤフトの位置(第5図でこのコアシヤフ
トは基部近くで切断して示す)で先端側からコア
Cを挿込まれ、次に第1図矢印の方向へターレツ
ト盤が回転していくと次第に先端を閉じていき、
第1図、第5図で最上位に示すコアシヤフトは先
端を完全に閉じられている。かような開閉式部材
の好適例が第5図に49として示すコアチヤツク
である。コアチヤツク49の詳細は後に第13図
に関し詳説する。
左右ターレツト盤46,48は、それぞれの外
径とほゞ等しい内径を有する円筒形ホルダー5
2,54内に抱持される。左ホルダー52は、右
ホルダー54より径が大きく、その外周上部に直
立する腕57を有し、右ホルダー54も同様に直
立する腕58を有する。腕58は57より長い
が、それぞれの上端は同じ高さに揃い、左右フレ
ームF,F′を貫通して回転自在に支持された揺
動スリーブ軸56に上端57′,58′が締結され
る。
左ホルダー52に抱持された左ターレツト盤4
6のホルダーより突出する外端(左端)にはリン
グギヤ53が固着され、右ホルダー54より突出
する右ターレツト盤48の外端(右端)には同じ
歯数のリングギヤ55が固着され、それぞれ図示
の歯車列を介して、スリーブ軸56内に回転自在
に嵌挿された回転軸135から駆動される。回転
軸135は、第1図に関し前述した入力チエーン
ホイール133から回転入力を受ける。
かようにスリーブ軸56から揺動可能に懸垂支
持され、かつ回転軸135から回転可能に駆動さ
れる左右ターレツト盤46,48とそれらの間に
さし渡された数本のコアシヤフト50とは、内部
が中空な仮想円筒体を形成し、この中空円筒体形
のターレツト機構45の中空内部に、コアシヤフ
トをそれ自身の軸線の周りに自転させる手段とし
て表面接触駆動方式のワインデイングロール60
が配置される。ワインデイングロール60は、コ
アシヤフト50に嵌装したボール紙製などのコア
の表面と接触してコア及びコアシヤフトを常に均
一表面速度で駆動し、コア上にウエブが巻きつけ
られてログを形成しつつあるときは、その表面と
接触して常に均一表面速度で駆動する。従つて、
ログが巻き太つていくときも、従来技術のよう
に、回転(自転)駆動手段の速度調整を行なわな
ければ、ウエブの引張り速さを均一に保てないと
いう欠点がなく、逆にワインデイングロール60
の速度を調整すれば(カツターロール10などの
回転速度に対し)形成されるログの巻き固さを容
易に変えることができるという大きな利点があ
る。
具体的にワインデイングロール60の形状は、
第5図に示すように、カツターロール10(鎖線
で示す)の面長とほゞ等しい長さの本体部に、凸
部61と凹部62とを交互に形成して成るもの
で、凸部と凸部(又は凹部と凹部)の中心間距離
は最終製品の幅に等しくする。たとえばトイレツ
トペーパーの場合、規格幅は114mmであるから、
凸部間の中心距離も114mmとする。コア又はログ
表面と現実に表面接触して回転駆動を行なうの
は、この凸部61の外周面である。なお、前述の
ように、のり付け装置40(第5図には示してな
い。第1図参照)の各噴射孔41は、各凹部62
に対応する位置に配置される。この理由は第17
図に関し後述する。
ワインデイングロール60の両端から突出する
軸頚部63,64は、それぞれターレツト盤4
6,48の中空部を貫通してフレームF,F′外
へ延び、そこで左右一対の懸垂−揺動機構65
(第5図では簡単のため鎖線で示してある)に回
転自在に把持される。
次に、ワインデイングロール60の懸垂−揺動
機構65の詳細について第6図、第7図を参照し
て説明する。
左右一対の懸垂−揺動機構65は、フレーム
F,F′に回転自在に支持された揺動軸66に固
着される。左右の懸垂−揺動機構は、対称的に
ほゞ同一構造であるから、まず共通する構造につ
いて主として左側の機構について説明し、右側に
ついては相違点を後述する。
懸垂−揺動機構65は、上端を揺動軸65に締
着68された揺動腕67を有し、この揺動腕67
は中途の屈折部69で外側へ張り出し、下端に一
体をなすロール軸把持部70を経て、内側と外側
の2本の延長体71,72に分岐する。
屈折部69にはコネクトリンク73が取付けら
れ、その先端の長穴73′にターレツト盤駆動列
の第2アイドラギヤ140,140′の支持軸1
39,139′が連結される(第5図及び第8図
参照)。このため、ワインデイングロールとター
レツト機構とは、遊びをもつて連結され、ワイン
デイングロールの揺動に若干遅れてターレツト機
構が揺動するようにされている。なお、第7図で
鎖線で示す円Sは、ターレツト盤により回転され
るコアシヤフト50の中心が描く円軌跡を表わ
す。
ロール軸把持部70は、揺動腕67の下端と一
体をなす把持腕75から成り、把持腕の上端を貫
いて水平に突設した枢軸76の両端に、内側延長
体71の上端部77と、外側延長体72に連接す
る係合部材78の上端とが、それぞれ枢着され
る。把持腕75は、揺動腕67の下端から、コネ
クトリンク73と平行に斜め下方へ延長され、そ
の先端で扇形に開いて、ロール軸63を軸受79
を介して抱囲締結する。かように、ワインデイン
グロール60は、揺動軸66を通る垂線から機械
正面側へ偏位した位置で回転可能に支持され、通
常ログ形成が行なわれているとき(即ちウエブを
新しいコアに移し替える時期以外の時)は前記垂
線が枢軸76の中心を通るように定められる。ワ
インデイングロール60は、かような偏位的懸垂
によりその自重で常にカツターロール方向へ揺動
しようとするが、この揺動は後述するカム94と
フオロワ93とにより規制される。
扇形把持腕75の外側に枢着76された係合部
材78は、把持腕75に沿つて斜め下方に延びる
部分を有し、その先端は第7図に示すように半円
形に開いて2本の指状体78aを形成し、軸受7
9の外周に係合してロール軸63の位置を調整す
る作用をする。係合部材78は、また、斜め下方
延長部から分れて垂直下方へ延びる脚82をも有
し、この脚は外側延長体72に連接される。外側
延長体72は、カウンタアーム83とテールアー
ム84とから成る。カウンタアーム83の上下両
端は、それぞれ長穴を介して脚82とテールアー
ム84とに関節状に連結される。カウンタアーム
83の中心部は、内側延長体71に取付けた、あ
り溝形スライドレール86(第6図参照)内を滑
動しうるようにされたスライドブロツク(符号を
付してないが、第6図で台形に見える部分)に植
設したピン85を回転自在に挿通支持し、従つて
スライドブロツクの滑動によりカウンタアーム8
3は脚82とテールアーム84とに対し上下に変
位し、作用腕の長さを調整することができる。こ
れは、形成されるログの巻き径の変化に対応する
ものである。スライドブロツクには、スクリユー
シヤフトが螺入され、その外端に固着したウオー
ムギヤ87と噛合うウオーム88の軸98(第6
図参照)にチエンホイール89が固着されてい
る。チエーンホイール89を後述する巻き径調整
ハンドル111(第7図)から回すことにより、
スライドブロツクが滑動され、従つてカウンタア
ーム83が上下される。カウンタアーム83の下
端に連結されたテールアーム84は、その中心部
を内側延長体71に植設した支点ピン90に枢着
され、下端にカムフオロワ91を有する。フオロ
ワ91は、陥凹部92′をもつカム92に係合
し、このカムとフオロワ91,92は、ターレツ
ト機構上で形成中のログが巻き太つていくとき、
それと接触しているワインデイングロールの軸6
3を微量持ち上げるよう、テールアーム84、カ
ウンタアーム83を介し前記係合部材78の指状
体78aを作用させるものである。
他方、内側延長体71は、ほゞ同じ高さにフオ
ロワ93とカム94を有し(第7図では見えな
い。第1図と第6図参照)、このカムとフオロワ
は懸垂されているワインデイングロール60の基
本的揺動運動を制御するものである。即ち、ログ
がほゞ所定径に巻き上がり、次に待機中のコアに
ワインデイングロールを接触させて自転を開始さ
せ、このコアをウエブ先行端を受けとるためカツ
ターロールへ押しつけようとするときの揺動前進
運動、及びこのコアへのウエブ巻きつけが終りカ
ツターロールから離すときの揺動後退運動をこれ
らカム94、フオロワ93がつかさどる。そのた
め、カム94は、第1図に示した陥凹部94′を
有する。カム94とカム92は、ほとんど重なり
合う形状をしているので、簡単のため第7図には
示してない。カム92と94の組は、第6図に示
すように、左右に一組ずつあつて、これらはシヤ
フト97により一体に連結されて回転する。内側
延長体71の最下端は、第7図に示すように、揺
動後退行程を制限するためエアシリンダ96に連
結されている。
前述のように、左右の懸垂−揺動機構65は、
対称的にほゞ同一形状であるが、右側のスライド
ブロツクは、左側にだけあるチエンホイール89
からウオーム軸98を介して回転されるウオーム
ギヤ87により滑動されるものである。99はウ
オーム軸のためのホルダーである。また、第6図
において、右側のロール軸64の外端は把持腕7
5から突出してタイミングプーリ100を固着し
ている。101は、左側の枢軸76と同様な枢軸
76′の突出端に軸支されたタイミングプーリ、
102は右側の揺動腕67の下端近くに軸支され
たテンシヨンプーリであつて、タイミングベルト
103は揺動軸66に軸支されたコーンプーリP2
と一体をなすタイミングプーリ104からテンシ
ヨンプーリ102を経てタイミングプーリ10
1,100に巻装され、ワインデイングロール6
0を回転駆動する。コーンプーリP2は、カツター
ロール10について第2図に示したコーンプーリ
P1からベルト105により回転される。かくして
明らかなように、ワインデイングロール60はカ
ツターロール10と関連して調整可能な速度比で
回転される。この速度比調整は、形成されるログ
の巻き固さを調整するためである。たとえば、カ
ツターロール10に対しワインデイングロール6
0をより速く回せば固巻きのログができ、遅く回
せば緩巻きのログができる。この調整は、常に一
定表面速度でログを駆動する本発明の表面駆動式
ワインデイングロールだから容易に実行できるの
であつて、従来の如くログの巻き太りに応じ中心
駆動速度をウエブ走行速度と関連させて常時変化
させる方式においては容易ではない。
本発明において、カツターロールとワインデイ
ングロールとの速度比調整はコーンプーリP1とP2
の速度比調整として行われ、これは適宜のベルト
シフターによりベルト105の巻き掛け位置を変
化させることにより行なわれる。ベルトシフター
は図示してないが、その要素の1つであるスクリ
ユーシヤフトを第7図に110で示してある。第
7図に示す巻き固さ調整ハンドル106を回す
と、これにウオームにより噛合う調整軸107が
回り、その一端(フレームF′側)に固着したチ
エーンホイール108と前記スクリユーシヤフト
110に固着したチエンホイール109が回り、
これによりスクリユーシヤフトを螺入してあるベ
ルトシフターがベルト105を横切つて左右いず
れかに滑動される。かようにして本発明によれ
ば、カツターロールとワインデイングロールとの
速度比、従つて形成されるログの巻き固さの調整
は極めて容易になされうる。
なお、第7図に示す111は、ログの巻き径調
整ハンドルで、これを回すと、これに直交螺合し
ている調整軸112と、その一端に固着したチエ
ンホイール113、揺動軸66の一端(フレーム
F側)に回転自在に軸支されたチエンホイール1
14を介して前述のチエンホイール89が回さ
れ、ウオーム88、ウオームギヤ87を介してス
ライドブロツクが滑動されてカウンタアーム83
を上下させる。カウンタアーム83が上がると、
テールアーム84の中心からカウンタアーム下端
までの作用腕が長くなり、フオロワ91とカム9
2から伝えられる揺動はより大きく係合部材78
に、従つてその指状体78aに伝えられ、ロール
軸63をより大きく持ち上げる。逆にカウンタア
ーム83が下がれば、前述の作用腕は短かくな
り、カム92とフオロワ91から伝えられる同じ
運動量に対し、係合部材78とその指状体78a
は、より小さくしか動かない。かようにして、巻
き径調整ハンドル111は、仕上りログの所定径
に応じてカウンタアーム83の位置を上下に調整
設定する。
次に再びターレツト盤46,48の詳細につい
て第8図以下を参照して再説する。
左側ターレツト盤46は第8,9図に示す。第
8図はフレーム左側より見た側面図で、第9図は
第8図9−9線に相当するターレツト盤とホルダ
ーの拡大断面図である。ターレツト盤46は、円
筒形ホルダー52内にベアリングメタル120を
介し回転可能に保持され、コアシヤフト50の基
部を収納する孔を穿設した2個の円環体121,
122を筒体123により連結した構造を有す
る。外側の円環体122の外端に着脱可能にギヤ
フランジ124が取付けられ、その外端にリング
ギヤ53が取付けられる。ギヤフランジ124を
外せば、前述のワインデイングロール60がター
レツト機構の内部へ出入されうる。
ターレツト盤46を保持するホルダー52は、
その腕57の上端の環状締結部57′をスリーブ
軸56の周囲に嵌め込み、穴57aに適宜のネジ
ボルト等を挿通して締結する。環状部から起立す
る最上端57″には別の穴57bが穿設され、最
上端57″はフランジF上に突出して(第8図)、
圧縮ばね125と支持ブロツク126を貫通する
螺杆127を挿通される。128はストツパであ
つて、通常ターレツト機構を垂直(即ち、揺動ス
リーブ軸56の中心とターレツト回転中心T0
結ぶ直線を垂直)に保つ働きをする。ワインデイ
ングロール揺動腕67からコネクトリンク73を
介しカツターロール方向へ揺動されたターレツト
ホルダー52は、圧縮ばね125によりこの垂直
位置へ戻ろうとする力を受ける。
ターレツト盤46のリングギヤ53の駆動系統
は次の通りである。第1図、第5図に鎖線で示し
た駆動チエンホイール130からテンシヨンホイ
ール131,132を介して入力チエンホイール
133が回転される。ホイール133は入力ギヤ
134と一体をなし、この両者はスリーブ軸56
内に軸受けされた回転軸135の外端に固着され
ている。テンシヨンホイール132は、第1図に
略示したように、フレームFから支持されたV字
形ブラケツト136に軸受けされている。入力ギ
ヤ134は、ホルダー腕57に植設した支持軸1
37に軸受けされた第1アイドラギヤ138、ホ
ルダー端面に植設した支持軸139に軸受けされ
た第2アイドラギヤ140を介してリングギヤ5
3を回転させ、コアシヤフト50をターレツト中
心T0の周りに公転(矢印)させる。
なお、前述のように第2アイドラギヤ140の
支持軸139は第8図に示すようにワインデイン
グロールの揺動腕67にコネクトリンク73の長
穴73′を介して連結されている。詳細に、ター
レツト機構が前記の垂直位置を保つていて、ワイ
ンデイングロール揺動腕67が戻り切つていると
きは、この長穴73′の左端側(第8図で)に第
2アイドラ支持軸139が来るように定められて
いる。このとき、ワインデイングロール60の周
面は、第1図で50として示したコアシヤフト
上のコアと接触せず隙間ができている。揺動腕6
7のカツターロール側への揺動が開始されて、長
穴73′の先端側又は右端側(第8図で)に支持
軸139が接したとき、前記コアとワインデイン
グロール周面との接触が始まる。ここから、ター
レツト機構とワインデイングロールとは一体にな
つてカツターロール側へ揺動する。ワインデイン
グロールとターレツト機構がカツターロールから
離れる方向へ戻る揺動に際しても、長穴73′に
よる若干の遅れが出る。
ところで、ターレツト機構が上記のようにワイ
ンデイングロール揺動腕67に連れられてカツタ
ーロール方向へ揺動を開始すると、ターレツト盤
への回転駆動歯車列140,138,134は噛
み合つたまゝ揺動スリーブ軸56の周りに時計回
り(第8図で)に回動するので、ターレツト盤は
第8図の矢印と反対方向に回転しようとする。従
つて、揺動開始と同時にターレツト盤の矢印方向
回転を開始させ、揺動と矢印方向回転の速度とを
所定の関係に定めれば、ターレツト盤は矢印方向
へも反矢印方向へも進行せず、従つてコア(前記
502上の)は公転せずに自転開始の位置(ワイン
デイングロールの中心W0とカツターロールの中
心とを結ぶ直線上の位置)にとどまつて、カツタ
ーロール表面へ押しつけられることになる。
ついでに、カツターロールから離れる揺動につ
いて述べれば、歯車列140,138,134は
スリーブ軸56の周りに前記と反対方向(反時計
回り)へ回動してターレツト盤の固有の回転速度
を加速することになるので、コアの公転を速め、
新しいログの巻き始めにおける非常に速い径の太
り方を補償するためワインデイングロールとコア
の間に隙間を持たせるのに有効に役立つ。これに
加えて、前記長穴73′によるワインデイングロ
ールの戻り開始とターレツト機構のそれとの間の
遅れは、同様に非常に速い初期の巻き太りに対処
する隙間を持たせるのに有効である。
次に右側ターレツト盤48について第10〜1
2図を参照して説明する。第10図は右側ターレ
ツト盤とホルダーを内側から(フレームFから
F′の方向へ)見た側面図で、第11図は反対に
右側から見た拡大側面図、第12図はホルダーを
機械正面側から見た図である。右側ターレツト盤
48は、その筒状をなす部分の内端に、放射状に
張り出した突出部48aと、それらの間に半円形
切り欠き48bとを形成された形状を有し、突出
部48aにコアチヤツク49が枢動可能に取付け
られる。
第11図に明らかなように、ターレツト盤48
の筒状部の外端には、左側と同様なリングギヤ5
5が固着される。ターレツト筒状部を抱囲するホ
ルダー54(第11図ではコアチヤツクのコロを
示すため一部切除)の上部に起立するホルダー腕
58は上端に円環部58′と、そこから直立する
最上端58″とを有し、左側ホルダーと同様に揺
動スリーブ軸56に締着され、同様に最上端に作
用する圧縮ばね125′とストツパ128′とによ
り通常垂直位置に保持される。
スリーブ軸56内に軸受けされた回転軸135
の外端には、左側と同様、入力ギヤ134′が固
着され、ホルダー腕58に取付けた支持軸13
7′上の第1アイドラギヤ、同じくホルダー腕5
8に取付け支持軸139′(第12図参照)上の
第2アイドラギヤ140′を介してリングギヤ5
5を回転させる。右側ホルダー54の径は左側ホ
ルダー52より小さいから、右側の第2アイドラ
ギヤ140′の支持軸139′はホルダー腕から支
持されるが、この支持軸が揺動腕67とコネクト
リンク73の長穴73′によつて連結されている
ことは同じである。左右のリングギヤ53,55
は同じ歯車比で同期して回転されるから、ターレ
ツト盤46,48は同速で、コアシヤフト50を
平行に保つたまゝ回転する。
コアシヤフト50は、その基部を左側ターレツ
ト盤46に抜け止め保持され、先端は右側ターレ
ツト盤48の半円形切り欠き48bの中心を通つ
てコアチヤツク49により選択的に保持される。
このコアチヤツク49の開閉のため右側ホルダー
54の円筒部外周には、第12図に明示するよう
なカム溝141が形成され、ここに第13図に示
すコアチヤツクのコロ149が係合案内される。
第12図でコロ149はカム溝141の直線部に
納まつており、この時コアチヤツク49はコアシ
ヤフト50の先端を閉じている。コアチヤツク
は、第11図に示す最上位の位置49からター
レツト回転方向(矢印)に2つ先までの位置49
,49で閉じられており、このためカム溝1
41はホルダー54円筒部のほゞ上半分を取り巻
く位置で直線状である(第12図)。第11図
で、コアチヤツク49の位置はログLがほゞ巻
き上がつた位置に相当し、49は新たにコア上
に巻きつけが始まろうとしている位置を示す。4
に先行するログL0は、コアチヤツク49
が開かれてコアシヤフト先端が解放され、ログの
抜き取りが行なわれるようにしているところであ
る。このためカム溝141は第12図に示すよう
な形状で直線部から降下部141a(破線)に入
り、コロ149を押し下げて、コアチヤツクをは
ね上げる。ログL0を抜き取られたコアシヤフト
は、第11図に示すように、次の位置で新しいコ
アCを挿着され、ターレツト盤46(このときは
基部だけを左ターレツト盤により保持されてい
る)の回転により次第に上方へ移行しながら、再
び閉じ始めたコアチヤツク49によりやがて閉
じられる。このためカム溝は第12図のように降
下部141aに続いて上昇部141bに入り、や
がて元の直線部に入る。
コアチヤツク49の構造の詳細は第13図に示
す。右ターレツト盤48の放射状に張り出した突
出部48aに取付けた支持ブラケツト145に、
ピン147を介して腕146が枢着される。腕1
46は第11図に見られるように一対のもので、
その一方は後方へ延長148して後端にコロ14
9を軸支する。一対の腕146の先端にはコアチ
ヤツク本体が取付けられる。本体は、外側カツプ
状体150と、この中に軸受及び皿ばね151を
介し回転と軸線方向の若干の運動とを許容するよ
うに支持された内側カツプ状体152とから成
る。内側カツプ状体152の内孔153は、コア
シヤフト50の先細り先端154に合致するよう
テーパー状とされ、このテーパーはコアシヤフト
先端154上へコアチヤツクが閉まる時多少の軸
心のずれを補償すると共に、コアチヤツクが開く
時内側カツプ状体152が容易に先端154を解
放しうるようにする。
最後に、コアシヤフト50は、すでに第5図な
どに示したところから明らかなように、左右ター
レツト盤46,48の間にさし渡される長さをも
ち、ターレツト盤の回転に従い第11図にCで表
わす位置において新たなコア(太い鎖線)を挿着
される。このコアの内径とコアシヤフトの外径と
の間には、挿着及び抜き取りを容易迅速に行なう
ため、若干の遊びを設けてある。特にシヤフト先
端寄りはコア内径に対し相当遊びを設けておかな
いと、非常に長いコアの挿入抜き取りは容易でな
い。シヤフト基部寄りは、むしろコア内径に密嵌
する寸法として、高速回転中のガタつきを防止す
ることが必要なので、たとえば第9図又は第5図
に示すように若干太径に製作される。しかし、シ
ヤフトの先端寄りは太径とするわけにはいかず、
さりとて遊びをそのまゝにして高速回転すればコ
アの横ぶれが増大してログの巻きの不均一やウエ
ブの思わざる破断などの故障の原因となる。
従つて本発明によれば、コアシヤフト50の一
部に、第13図に示すように適宜弾性環155を
嵌め込んでコアシヤフトを構成する。弾性環15
5は適度な硬度を有するゴム等の弾性材料で製作
するものとし、その位置は、第5図のようにシヤ
フト基部が若干太径に形成されている場合は、コ
アシヤフトの有効長(コアが被せられる長さ)の
中点に関し、前記太径部と対称をなす位置とす
る。シヤフト基部に太径部を形成してない場合
は、シヤフト有効長の中点に関し左右に対称な位
置に1個所ずつ計2個所、又は中点にも1個所を
含め計3個所を設けてもよく、その個数は必要に
応じ増減しうる。
かように一部に弾性環155を含むため、コア
シヤフト50はその右端を第13図の如くコアチ
ヤツク49で閉じられ押圧されると、弾性環15
5が第13図に鎖線で示す如く外方へふくらみ
(図では誇張して示す)、シヤフト基部の太径部を
匹敵する外径になる。従つて、この上に被せられ
ていたコアは内側から密に圧迫され、シヤフト基
部と弾性環の位置との少なくとも2個所で遊びな
くコアシヤフトに支えられ、高速回転に際しても
横ぶれ等の振動を生じることがない。
かような弾性環155が期待通り作用するため
には、コアチヤツク49内の皿ばね151の強
さ、コロ149のカム溝141との係合強さが重
要な因子となることは云うまでもない。
なお、本発明の範囲内ではないが、たとえば第
11図でL0に示すように巻き上がつたログは、
第5図に略示したようにストリツパコンベア16
0(矢印方向に走行)に取付けた爪状体161
(第11図にも示す)などにより右側ターレツト
の真下から抜き取られる。続いて空になつたコア
シヤフト上へは、第11図にCで示す位置で、新
しいコアが機械的又は手操作により挿着される。
以上詳説した如き構成を有する本発明装置につ
き、第14〜17図を参照してその基本的作用及
び本発明方法の好適実施態様を以下の通り説明す
る。
まず、第14図を参照すると、カツターロール
10の中心C0とワインデイングロール60の中
心W0を結ぶ直線Hをすでに通過しているコアシ
ヤフト50上のログL1はワインデイングロー
ルとの表面接触回転により次第に巻き太つてい
る。このログL1は、直線H上にあつたスタート
位置から、ワインデイングロール60との表面接
触を維持しつつ(自転)、ターレツト盤の回転に
より中心T0の周りを公転されて図示の位置まで
来たところである。次のコアシヤフト50が直
線H上へ来るまで、ログL1の自転と公転は続行
される。第14図及び以下の図では、複数コアシ
ヤフト50に内接しT0に中心を有する内接円を
A、同じく外接円をBで表わしてあり、内接円A
は直線H上でワインデイングロール60の外周円
(凸部61)に内接される。最も好適には、コア
シヤフト50が公転により直線H上へ来て、先
行ログL1がほゞ所定径に巻き太るまで、ワイン
デイングロール60は内接円Aとの間に若干の隙
間をもつようにし、L1がほゞ所定径になつたと
きワインデイングロールが揺動して内接円Aに内
接するようにするのがよい。なお、コアシヤフト
上にはいずれもコアが挿通されるのであるが、こ
れらの図ではコアシヤフトと一体とみなし、コア
を昇略してある。
第14図の状態からターレツト盤がさらに回転
し、次にコアシヤフト50が第15図に示すよ
うに直線H上に来ると、コアシヤフト50もワ
インデイングロール60との表面接触状態に入り
自転を始める。この時、先行のログL1はほゞ所
定径に巻き上がつており、やがてウエブWは上流
で切断され、新たにコアシヤフト50上に巻き
つけられることになる。コアシヤフト50の自
転開始はその準備の第一段階である。
この第一段階に続いて直ちにワインデイングロ
ール60とターレツト機構45との一体的揺動前
進行程が第16図に示す如く行なわれる。即ち揺
動腕67が、その下方延長体の抑えの完全解除
(フオロワ93が陥凹部94′の最深部へ進入。第
1図参照)と共に、破線位置から実線位置へ揺動
し、ワインデイングロール60も破線から実線へ
揺動すると、連結してターレツト(便宜、内接円
Aで説明する)も鎖線位置から実線位置へ揺動す
る。前述のコネクトリンク73(第7,8図等参
照)は、第16図の50の位置に相当する位置
にあるアイドラギヤ支持軸139,139′とそ
の長穴73′の先端側で接して揺動腕67に連結
している。かくして、中心W0,T0とも第16図
の如くW0′,T0′へ移動するが、コアシヤフト5
が中心線H上にあることに変りはなく、また
内接円Aがワインデイングロール60の外周円に
内接されていることも変りない。即ちコアシヤフ
ト50は第15図に引き続き揺動後(第16
図)もワインデイングロール60に表面接触駆動
されている。その上、今度はカツターロール10
の表面にも押しつけられている(外接円Bがカツ
ターロールに接触)。
かようにコアシヤフト50がカツターロール
10の表面へ押しつけられる時期と同調して、第
4図に説明したストツパ離脱体33をストツパコ
ロ31の通路に突入させるようフツカーシヤフト
35を回転させる。これにより、コロ31は第1
6図に鎖線で示すように一旦押込まれ、ストツパ
30が反時計回り(第16図で)にずれるので、
カツターアーム25後端の押えが外れ、ナイフア
ーム16は圧縮ばね21の力でカツターシヤフト
14周囲に反時計回りに回つてナイフ刃19及び
針20をロール周面にとび出させる。ストツパ3
0は引張ばね32の力により第16図実線の位置
に待機する。
とび出したナイフ刃19は直ちにアツパーロー
ルの切断溝と協働してウエブの切断を行なう。第
17図は切断後約60゜回転した状態を示し、切
断されたウエブは先行ログL1に巻き込まれる後
曳端E1と、新たなコア(50上の)に引き渡
されるべき先行端E2とを生じるが、先行端E2
ナイフ刃19の直後に控えている針20がアツパ
ーロールの穴(点線)を通過するとき針20に刺
通されて第17図のように先行端E2のやゝ下流
でロール表面に保持され、それより先の部分は図
示のように反転する。
この切断−刺通に同調させて、のり付け装置4
0、たとえばホツトメルトガン、を作動させ、後
曳端E1上のxの点、先行端E2の刺通され折り返
されたyの点へ接着剤を噴射する。新コアへの巻
きつきの安全を期するためには、もう1点zにも
噴射してもよい。のり付け装置40の噴射孔41
は、図示のように、コアとカツターロールとの接
触部又はそのわずか上流の点を指向している。
ナイフ刃19及び針20は、第17図の位置か
らまもなく新コア(50上の)に達するが、こ
の時までにナイフ刃と針は第4図に示した復帰カ
ム27とフオロワ26の係合によりカツターアー
ム、ナイフアームがカツターシヤフト14の周り
に時計回りに回動されるので、ロール周面すれす
れに持ち来たされ、以後周面下に没して第14,
15図の如き位置に納まる。コアシヤフト50
に達する時は、ナイフ刃19はほとんど周面下に
没し、針20はわずかに突出した状態で先行端
E2を保持しており、コア(50上の)周面に
接触しながら先行端E2を引き渡す。これより
先、後曳端E1ののり付け点xはコア(50
の)の表面の一部に触れて先行ログL1に引き込
まれ、ログ表面に接着されてログを完成される。
後曳端E1ののり付け点xに触れられたコア上に
は、のりがわずかに残るが、のり付け点はワイン
デイングロール60の凹部62に相当する位置で
あるから、ロール表面を汚すことはなく、むしろ
すぐ次に巻き込まれてくる先行端E2のコア表面
への付着を強める働きがある。後曳端E1が通過
したすぐあとに、針20に保持された先行端E2
がコアとカツターロールの接触部又はその直前で
反転部yに接着剤噴射を受けると同時にコア(5
上の)表面に強く押し当てられる。押しつけ
圧は、従来技術の如く、カツターロール内から小
さな押しつけ体によつて小さな標的(コア)へ押
しつけるのではなく、ワインデイングロールの重
量により大きな標的(カツターロール)に前から
押しつけてあつたのだから、十分な強さと十分な
時間長がある。コア(50上の)は、確実に針
20から先行端E2を奪い取つて自らの表面に巻
きつけ、かくしてウエブの引き渡しが完了し、新
たなログの形成が始まる。
本発明による、のり付け方法は、従来の如くコ
ア上に全周にわたり適用するのと異なり、横から
見れば点として(実際はロール面長沿いに断続し
た短かい線分として)適用するだけであり、必要
な個所に必要な量だけのりを使用するものである
から、材料の節約、機械の汚損防止に効果があ
る。また、巻き始めだけでなく、巻き仕舞い端も
同一作用でのり付けを行ないうるので、手間を省
いて、しかもきれいな製品を仕上げられる効果も
ある。
第17図において、ログL1が完成し、コア
(50)がウエブ先行端の引き渡しを受ける
と、すぐワインデイングロール60は第16図破
線の方向へ戻される。この時、ターレツト機構は
コネクトリンクの長穴73′の遊びの分だけ遅れ
て初期の急速巻き太り分を入れるだけの隙間を形
成しながら、直ちに圧縮ばね125,125′の
作用により新たに形成され始めたログとワインデ
イングロール表面との接触を保ちつつ、揺動によ
り公転を加速して直線H上の位置から新ログを進
行させ、やがて先行ログL1の占めている位置へ
至らしめる。ここでターレツト機構は回転(公
転)を一時停止し、ログ(50上の)を所定径
まで肥大させると共に、先行ログL1の抜き取
り、新コアの挿着を行ない、再び以上の過程を繰
返すことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るウエブ巻取装置の主要構
成要素の配置関係を示す略示左側面図、第2図は
カツターロールの詳細を示す第1図2−2線切断
端面図(一部切除)、第3図は第2図3−3線に
おける断面図、第4図は第2図4−4線における
断面図、第5図はターレツト機構の概要を示す第
1図5−5線方向に見た略示正面図(一部切除
し、一部を断面、一部を鎖線で示す)、第6図は
ワインデイングロール懸垂−揺動機構の詳細を示
す第1図6−6線切断端面図(一部を切除)、第
7図は第6図の左側から見た懸垂−揺動機構の側
面図、第8図は左側ターレツト盤とホルダーの左
側面図(駆動歯車群は鎖線)、第9図は第8図9
−9線における拡大断面図、第10図は右側ター
レツト盤とホルダーを内側から見た側面図、第1
1図は右側ターレツト盤とホルダー外側から見た
側面図、第12図は右側ホルダーを正面側から見
た図、第13図は本発明のコアチヤツクとコアシ
ヤフトの詳細を示す拡大部分断面図、第14図乃
至第17図は本発明の基本的作用の説明図で、第
14図は先行ログの形成中、第15図は先行ログ
が巻き上がり新しいコアへウエブの移し替えを行
なおうとする準備段階、第16図は新しいコアを
ターレツト機構及びワインデイングロールと共に
揺動させ、ウエブ切断を行なおうとする段階、第
17図はウエブ切断と刺通を行ない、正にのり付
けとウエブ移し替えを行なおうとしている段階を
それぞれ示す。 主要符号の説明、W……ウエブ、E1,E2……
ウエブの後曳端、先行端、C……コア、L……ロ
グ、10……カツターロール、19……ナイフ
刃、20……針、45……ターレツト機構、46
……左ターレツト盤、48……右ターレツト盤、
49……コアチヤツク、50……コアシヤフト、
56……揺動スリーブ軸、60……ワインデイン
グロール、65……懸垂−揺動機構、75……肥
持腕、94……揺動制御カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原反ロールから所定速度で連続して供給され
    る走行ウエブを順次所定の小径の複数ログ(巻取
    物)として形成するウエブ巻取装置であつて、 (a) 一対のフレーム間に回転自在に支持され、内
    部に選択的に作動されてロール周面へ突出する
    カツターナイフを有し、通常はロール周面に走
    行ウエブを沿わせて回転するカツターロール
    と、 (b) 選択的に突出するカツターナイフによりウエ
    ブが切断される位置より下流(走行ウエブの給
    源と反対側。以下同じ)において、カツターロ
    ール周面に面する噴射孔を有し、カツターロー
    ルに沿つてフレーム間に装架されたのり付け機
    構と、 (c) 前記のり付け機構より下流において、フレー
    ム上方から揺動可能に懸垂支持され、それぞれ
    中空筒状のコアを挿通すべき複数コアシヤフト
    をその軸線周囲に自転可能に支持すると共に、
    自らも回転してその回転軸線の周りにコアシヤ
    フト及びコアを公転進行させる、全体としてカ
    ツターロールに平行な、ほゞ円筒状の中空体を
    形成しているターレツト機構と、 (d) 前記ターレツト機構上に支持された1本のコ
    アにそれ自身の周面を内接させ、そのコアより
    公転進行方向に先行するコア上に形成されつつ
    あるログにも内接するように前記ターレツト機
    構の中空体内に回転可能に配置され、かつ前記
    1本のコアと内接したのち該コアをカツターロ
    ール周面に接触させるためカツターロール方向
    へ揺動しうるようにフレーム上方から懸垂支持
    されたワインデイングロールと から成るウエブ巻取装置。 2 前記カツターロールが、前記カツターナイフ
    よりロール回転方向の手前に配置され、カツター
    ナイフと共に選択的にロール周面へ突出されるべ
    き、ウエブ刺通用針を内蔵している、特許請求の
    範囲第1項に記載の装置。 3 前記ワインデイングロールが、その回転中心
    とカツターロールの回転中心とを結ぶ直線上にお
    いて、前記ターレツト機構上に支持された前記1
    本のコアに周面を内接させるようターレツト機構
    内部に配置された、特許請求の範囲第1項に記載
    の装置。 4 前記ワインデイングロールが、カツターロー
    ルと平行にフレーム上方に支持された揺動軸から
    吊り下げた揺動腕の下端に、該揺動軸を通る垂線
    よりカツターロールと反対側に偏位して、回転可
    能に把持されている、特許請求の範囲第1項に記
    載の装置。 5 前記揺動腕の一部が前記ターレツト機構の一
    部に遊びを以つて連結されている、特許請求の範
    囲第4項に記載の装置。 6 前記揺動腕が下方延長体を有し、下方延長体
    の下端近くにワインデイングロールの揺動運動を
    制御するカム・フオロワ手段を有する、特許請求
    の範囲第4項に記載の装置。 7 前記下方延長体が2本に分岐し、その一方に
    ワインデイングロールの揺動を制御する前記カ
    ム・フオロワ手段を有し、他方にワインデイング
    ロールにより形成されるログの巻き径調整用カ
    ム・フオロワ手段を有する、特許請求の範囲第6
    項に記載の装置。 8 前記ターレツト機構が、ワインデイングロー
    ル周面に内接される前記1本のコアのワインデイ
    ングロール周面に対する接触圧を強める加圧手段
    を有している、特許請求の範囲第1項に記載の装
    置。 9 前記ターレツト機構が、 (a) 数本のコアシヤフトを自転と公転可能に支持
    する一対の回転体と、 (b) これら回転体をそれぞれ回転可能に保持する
    一対のホルダーとから成り、 前記ホルダーがフレーム上方から揺動可能に吊
    り下げられている、特許請求の範囲第1項に記載
    の装置。 10 前記ターレツト機構が、数本のコアシヤフ
    トを自転と公転可能に支持する一対の回転体と、
    これら回転体をそれぞれ回転可能に保持する一体
    のホルダーとから成り、前記ホルダーがフレーム
    上方から揺動可能に吊り下げられ、かつその一部
    において前記ワインデイングロールを把持する前
    記揺動腕の一部に遊びを以つて連結されている、
    特許請求の範囲第4項に記載の装置。 11 前記ターレツト機構が、フレームに支持さ
    れた揺動軸から吊り下げられたホルダー内に回転
    可能に保持され、このホルダーの上端に前記加圧
    手段としてターレツト機構をカツターロールと反
    対方向に押圧する圧縮ばねを設けた、特許請求の
    範囲第8項に記載の装置。 12 前記一体の回転体が、 (a) コアシヤフトの基部を自転自在に保持する円
    環体の外端にリングギヤを取付けた一方のター
    レツト盤と、 (b) コアシヤフトの先端を開閉式に自転自在に保
    持するコアチヤツクを内端に有し、外端にリン
    グギヤを固着した他方のターレツト盤と から成り、前記両リングギヤは同期して回転さ
    れ、 前記ホルダーは上記両ターレツト盤を各別に保
    持する円筒体から成り、前記他方のターレツト盤
    用のホルダーはその円筒面に前記コアチヤツクの
    開閉を司どるカム溝を形成されている、特許請求
    の範囲第9項に記載の装置。 13 前記コアチヤツクは、前記他方のターレツ
    ト盤の内端に設けた支持ブラケツトに枢着した腕
    の先端にある本体と、該腕の後端に取付けたコロ
    とを有し、前記本体は外側カツプ状体の中に、回
    転自在に、かつ軸線方向に弾性伸縮可能に取付け
    た内側カツプ状体から成る、特許請求の範囲第1
    2項に記載の装置。 14 コアシヤフトがその一部に軸線方向に弾性
    伸縮可能な環状部を有し、シヤフト先端が前記内
    側カツプ状体に嵌合する形状を有する、特許請求
    の範囲第13項に記載の装置。
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