JPS6153932B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6153932B2
JPS6153932B2 JP2815282A JP2815282A JPS6153932B2 JP S6153932 B2 JPS6153932 B2 JP S6153932B2 JP 2815282 A JP2815282 A JP 2815282A JP 2815282 A JP2815282 A JP 2815282A JP S6153932 B2 JPS6153932 B2 JP S6153932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
mixture
resin
plunger
front chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2815282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58145416A (ja
Inventor
Koji Kozuka
Kazumasa Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2815282A priority Critical patent/JPS58145416A/ja
Publication of JPS58145416A publication Critical patent/JPS58145416A/ja
Publication of JPS6153932B2 publication Critical patent/JPS6153932B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維強化樹脂成形品の製造方法に関
する。
繊維強化樹脂成形品(以下FRP成形品とい
う)を製造する方法としては、従来、たとえば、
熱可塑性樹脂と、長さ0.3〜0.6(mm)程度の比較
的短い補強用繊維の短繊維とからなるペレツトを
用いた射出成形法が知られている。すなわち、こ
の方法は、所望のFRP成形品の形状のキヤビテ
イを有する型を用い、そのキヤビテイに、キヤビ
テイに連通するゲート(湯口)から、ペレツトを
溶融して得た樹脂と短繊維との混合物を流し込む
ものである。ゲートには、ピンポイントゲートと
呼ばれる、直径0.3〜1.2(mm)程度の比較的細い
ものから、ダイレクトゲームと呼ばれる、直径4
〜10(mm)程度の比較的太いものまで各種のもの
がある。しかしながら、この方法は、上記いずれ
のゲートを用いる場合においても、型から取り出
したFRP成形品にスプルーが残存するので、そ
れを取り除くための、いわゆる後仕上加工が厄介
であるという欠点があつた。特に、ダイレクトゲ
ートを用いた場合には残存するスプルーも大き
く、後仕上加工に多大の労力を費すことになる。
本発明の目的は、従来の方法の上記欠点を解決
し、後仕上加工が不要であるFRP成形品の製造
方法を提供するにある。
上記目的を達成するための本発明は、キヤビテ
イの任意の位置に設けた注入口に隣接して、前記
注入口と同一横断面形状で、かつ同一横断面積を
もつ前室を設けてなる型を使用し、前記前室に、
前記キヤビテイと同一容積の、樹脂と補強用短繊
維との混合物をチヤージした後、前記混合物の全
量を前記前室に嵌合するプランジヤで前記キヤビ
テイ内に移動させ、前記キヤビテイ内で前記樹脂
を硬化させて成形品を得る方法であつて、前記プ
ランジヤを、前記混合物の全量を前記キヤビテイ
内に移動させた位置で前記樹脂が硬化するまで停
止させるとともに、前記プランジヤの先端面によ
つて前記注入口部分における前記成形品の面を形
成する繊維強化樹脂成形品の製造方法を特徴とす
るものである。
次に、本発明の方法の一実施例を、魚釣用スピ
ニングリールのボデイ(以下ボデイという)を製
造する場合について説明する。
第1図(概略正面図)および第2図(概略側面
図)、ならびに第3図(概略正面図)および第4
図(概略側面図)において、1は四方開きの金型
である。この金型1は、ボデイの頭部を形成する
部分2と、脚部を形成する部分4と、これら頭部
および脚部とを連結する杆状部を形成する部分3
とからなる、ボデイの形状をしたキヤビテイ5を
有している。このキヤビテイ5の注入口は、上記
脚部形成部4の部分に設けられている。しかし
て、金型1には、上記注入口に隣接して、その注
入口と同一横断面形状で、かつ同一横断面積をも
つ前室6が設けられている。また、この前室6に
は、上記前室6と同一横断面形状で、かつ実質的
に同一横断面積をもつ、図面下方に向かつて凸の
先端面をもつプランジヤ7が出入自在に設けられ
ている。
さて、第1図および第2図において、金型1を
適当な温度に加熱した状態で、前室6に、キヤビ
テイ5と同一容積の樹脂と補強用繊維の短繊維と
の混合物8をチヤージする。上記樹脂は、たとえ
ばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニ
ルエステル樹脂などの熱硬化性樹脂や、ポリアミ
ド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
フエニレンサルフアイド樹脂などの熱可塑性樹脂
である。また、補強用繊維としては、炭素繊維、
ガラス繊維、アルミナ繊維、シリコンカーバイド
繊維、有機高弾性繊維(たとえば、米国デユポン
社の“Kevlar”など)のような高強度、高弾性
繊維を用いる。これら補強用繊維は、単独で用い
てもよいし、2種以上を混用してもよい。補強用
繊維の短繊維の長さは、この実施例の場合には、
ボデイに所望の強度と弾性率を与えることができ
るように、かつ流動時に脚部形成部4および杆状
部形成部3においてそれらのほぼ長手方向に向く
ように5mm以上であるのが好ましいが、特に限定
されるものではない。たとえば、FRP成形品の
用途によつては、ミルドフアイバの如き長さ1mm
以下の短繊維を使用することもできる。また、上
記混合物8の形態は、その粘度があまり低いと流
動時に樹脂と短繊維とが分離する可能性があるの
で、たとえば一方向性プリプレグシートやシート
モールデイングコンパウンドを適当な長さに切断
したようなものであるのが好ましい。なお、混合
物8は予熱されていてもよいし、適当な増粘剤、
溶剤、硬化剤、安定剤、離型剤、充てん剤などと
いつしよにチヤージされてもよい。
次に、前室6にプランジヤ7を嵌入し、混合物
8を加圧して、第3図および第4図に示すよう
に、上記混合物8の全量をキヤビテイ5内に移動
させる。すると、移動に伴つて、混合物8中の短
繊維は、脚部形成部4および杆状部形成部3にお
いてはそれらのほぼ長手方向に配向し、一方、頭
部形成部2においては、流動路が急激に広がる結
果ランダムな方向に配向するようになる。したが
つて、この状態で樹脂を硬化させれば、短繊維
が、脚部および杆状部においてはそれらのほぼ長
手方向に配列しており、また頭部においては全く
ランダムな方向に配向しているようなボデイを得
ることができる。しかも、プランジヤ7の、図面
下方に向かつて凸の先端面によつて成形品に与え
られる、図面上方に向かつて凹の面を、そのま
ま、ボデイを釣竿に取り付けるための脚部4の面
として使用することができ、後加工が必要でな
い。
第5図および第6図(いずれも概略正面図)
は、上記とは異なる実施例の本発明の方法を示す
ものである。
この実施例においては、平らな先端面をもつプ
ランジヤ7を用いて、混合物8を、キヤビテイ5
の、ボデイの頭部を形成する部分2から押し込ん
でいる。このように、注入口の位置は全く任意に
選定できるものである。
第7図および第8図(いずれも概略正面図)
は、さらに別の実施例の本発明の方法を示すもの
である。
この実施例の場合もやはり、混合物8を、キヤ
ビテイ5の、ボデイの頭部を形成する部分2から
押し込んでおり、図面下方に向かつて凹の先端面
をもつプランジヤ7を使用している。
以上においては、本発明の方法をボデイを製造
する場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、たとえばカメラのボデイ
や、チエーンソーのハウジング、航空機用部品な
ど、軽量化の要求が高く、かつ比較的複雑な形状
をしているようなFRP成形品の製造に、全く同
様に適用することができるものである。
以上説明したように、本発明キヤビテイの任意
の位置に設けた注入口に隣接して、注入口と同一
横断面形状で、かつ同一横断面積をもつ前室を設
けてなる型を使用し、前室に、キヤビテイと同一
容積の、樹脂と補強用短繊維との混合物をチヤー
ジした後、混合物の全量を前室に嵌合するプラン
ジヤでキヤビテイ内に移動させ、キヤビテイ内で
樹脂を硬化させて成形品を得る方法であつて、プ
ランジヤを、混合物の全量をキヤビテイ内に移動
させた位置で樹脂が硬化するまで停止させるとと
もに、プランジヤの先端面によつて注入口部分に
おける成形品の面を形成するものであるからし
て、従来の、たとえば射出成形法のように、
FRP成形品にスプルーが残存するようなことが
なく、後仕上加工が不要になる。また、従来の射
出成形法においては、特にピンポイントゲートを
用いるような場合、樹脂と短繊維との混合物がそ
のゲートを通過する際に短繊維の切断が起こり、
FRP成形品の強度や弾性率が低下しがちである
が、本発明においては、特定の前室を有する型を
使用し、混合物をその前室からキヤビテイ内に押
し出すので短繊維の切断はほとんど起こらず、強
度や弾性率の高いFRP成形品を製造することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明の方法の一実施例を
魚釣用スピニングリールのボデイを製造する場合
について示す型の概略図で、第1図および第3図
は正面図、第2図および第4図は側面図であり、
かつ第1図および第2図は前室に混合物をチヤー
ジした状態を、第3図および第4図はプランジヤ
を押しきつた状態をそれぞれ示している。第5図
および第6図ならびに第7図および第8図は、上
記第1図〜第4図に示したものとはそれぞれ異な
る実施例の本発明の方法を示す型の概略正面図で
あり、第5図および第7図は前室に混合物をチヤ
ージした状態を、第6図および第8図はプランジ
ヤを押しきつた状態をそれぞれ示している。 1:型、5:キヤビテイ、6:前室、7:プラ
ンジヤ、8:樹脂と補強用繊維の短繊維との混合
物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 キヤビテイの任意の位置に設けた注入口に隣
    接して、前記注入口と同一横断面形状で、かつ同
    一横断面積をもつ前室を設けてなる型を使用し、
    前記前室に、前記キヤビテイと同一容積の、樹脂
    と補強用短繊維との混合物をチヤージした後、前
    記混合物の全量を前記前室に嵌合するプランジヤ
    で前記キヤビテイ内に移動させ、前記キヤビテイ
    内で前記樹脂を硬化させて成形品を得る方法であ
    つて、前記プランジヤを、前記混合物の全量を前
    記キヤビテイ内に移動させた位置で前記樹脂が硬
    化するまで停止させるとともに、前記プランジヤ
    の先端面によつて前記注入口部分における前記成
    形品の面を形成することを特徴とする繊維強化樹
    脂成形品の製造方法。
JP2815282A 1982-02-25 1982-02-25 繊維強化樹脂成形品の製造方法 Granted JPS58145416A (ja)

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JP2815282A JPS58145416A (ja) 1982-02-25 1982-02-25 繊維強化樹脂成形品の製造方法

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JPS58145416A JPS58145416A (ja) 1983-08-30
JPS6153932B2 true JPS6153932B2 (ja) 1986-11-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01140633A (ja) * 1987-11-27 1989-06-01 Tokyo Sokuhan Kk ダイボンダにおけるチップ位置検出装置及びチップ送り方法

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