JPS6152660B2 - - Google Patents
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- JPS6152660B2 JPS6152660B2 JP55171342A JP17134280A JPS6152660B2 JP S6152660 B2 JPS6152660 B2 JP S6152660B2 JP 55171342 A JP55171342 A JP 55171342A JP 17134280 A JP17134280 A JP 17134280A JP S6152660 B2 JPS6152660 B2 JP S6152660B2
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- fried tofu
- drying
- dried
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Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
油揚類についての画期的な発明(特公昭53−
46895号など)と、カツプ状容器入即席麺の普及
とが相俟つて、湯をかければ容易に復元する油揚
げ乾燥品が広く国民に親しまれるに至つている。
一方、油揚げを袋状に切り開きその中に食品素材
を詰め込んだ食品が従来からつくられているが、
この複合食品は、油揚げ単品の乾燥とは異なり、
乾燥が困難で保存性が悪く、ために、家庭料理と
して各家庭で調理される他は、小規模かつ日配的
に製造販売されているにすぎない。
46895号など)と、カツプ状容器入即席麺の普及
とが相俟つて、湯をかければ容易に復元する油揚
げ乾燥品が広く国民に親しまれるに至つている。
一方、油揚げを袋状に切り開きその中に食品素材
を詰め込んだ食品が従来からつくられているが、
この複合食品は、油揚げ単品の乾燥とは異なり、
乾燥が困難で保存性が悪く、ために、家庭料理と
して各家庭で調理される他は、小規模かつ日配的
に製造販売されているにすぎない。
本発明者は、常温で長期間保存でき、湯をかけ
れば容易に復元する商業的工業的ベースの即席食
品の開発をはかるなかで、包材としての油揚げの
特質を生かした複合食品の即席食品化に成功し
た。この発明は、まだ可撓性を有する油揚げ中
に、乾燥した又は未乾燥の内材を充填して充填口
を閉塞し、これを、内材の脱漏を防ぐに足る小さ
さの1乃至複数個の通水口が油揚げに設けられた
状態で、乾燥することを骨子とする即席食品の製
造法である。
れば容易に復元する商業的工業的ベースの即席食
品の開発をはかるなかで、包材としての油揚げの
特質を生かした複合食品の即席食品化に成功し
た。この発明は、まだ可撓性を有する油揚げ中
に、乾燥した又は未乾燥の内材を充填して充填口
を閉塞し、これを、内材の脱漏を防ぐに足る小さ
さの1乃至複数個の通水口が油揚げに設けられた
状態で、乾燥することを骨子とする即席食品の製
造法である。
この発明で油揚げは、旧来から製造されてきた
ところの油揚げ、すなわち豆腐を薄く切つて水切
りしこれを油中加熱して膨張させたもの、の他、
前述先駆的特公昭53−46895発明に代表されるよ
うな、蛋白、水及び好ましくは油脂を含む混練物
を油中加熱して製造したもの、または豆腐と蛋白
その他を含む混練物を油中加熱して製造したもの
等のいずれをも使用することができ、該混練物
中、それぞれ少量の、でんぷん性原料、ガム類、
還元剤、凝固剤、膨化剤、調味料等の添加物を加
えたものであつてもよく、また油中加熱後煮たき
等した調味品であつてもよい。
ところの油揚げ、すなわち豆腐を薄く切つて水切
りしこれを油中加熱して膨張させたもの、の他、
前述先駆的特公昭53−46895発明に代表されるよ
うな、蛋白、水及び好ましくは油脂を含む混練物
を油中加熱して製造したもの、または豆腐と蛋白
その他を含む混練物を油中加熱して製造したもの
等のいずれをも使用することができ、該混練物
中、それぞれ少量の、でんぷん性原料、ガム類、
還元剤、凝固剤、膨化剤、調味料等の添加物を加
えたものであつてもよく、また油中加熱後煮たき
等した調味品であつてもよい。
またこの発明で内材は、可食性であれば特に種
類を限定されないが、餅、野菜、麺類、ハンバー
グ等が好適に例示され、径が数mm程度以上の大き
さをもつものが好ましい。
類を限定されないが、餅、野菜、麺類、ハンバー
グ等が好適に例示され、径が数mm程度以上の大き
さをもつものが好ましい。
使用する内材は、乾燥したものでも未乾燥のも
のでもよいが、内材を充填する時点の油揚げは、
まだ可撓性を有することが必要である。すなわ
ち、内材を外材(油揚げ)に充填する時点で、内
材と外材の両方が充分に乾燥されておれば充填後
の乾燥が不要であるのだが、油揚げがそのような
低水分にまで乾燥されていると、油揚げに可撓性
がなく、内材を充填する際若しくは可食性紐状物
で結束する降に油揚げが破損し、または、熱シー
ルができず、結局包材としての機能を発揮できな
い。油中加熱直後の油揚げの水分は通常35〜50%
であるが、但し充填の時点で可撓性が残つている
程度まで乾燥されていることは差支えなく、その
場合の油揚げの水分は概ね20%以上、好ましくは
15%以上であるのがよい。
のでもよいが、内材を充填する時点の油揚げは、
まだ可撓性を有することが必要である。すなわ
ち、内材を外材(油揚げ)に充填する時点で、内
材と外材の両方が充分に乾燥されておれば充填後
の乾燥が不要であるのだが、油揚げがそのような
低水分にまで乾燥されていると、油揚げに可撓性
がなく、内材を充填する際若しくは可食性紐状物
で結束する降に油揚げが破損し、または、熱シー
ルができず、結局包材としての機能を発揮できな
い。油中加熱直後の油揚げの水分は通常35〜50%
であるが、但し充填の時点で可撓性が残つている
程度まで乾燥されていることは差支えなく、その
場合の油揚げの水分は概ね20%以上、好ましくは
15%以上であるのがよい。
充填口の閉塞は、こんぶ、乾瓢等の可食性紐状
食品による結束、又は、熱シールにより行なうの
がよい。熱シールの手段としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の密封に用いられている熱
伝導式シーラー等、加熱及び圧着する機能を有す
る装置を使用することができる。
食品による結束、又は、熱シールにより行なうの
がよい。熱シールの手段としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の密封に用いられている熱
伝導式シーラー等、加熱及び圧着する機能を有す
る装置を使用することができる。
充填口を閉塞した油揚げは、次に、内材の脱漏
を防ぐに足る小ささの1乃至複数個の通水口が油
揚げに設けられた状態で乾燥する。通水口は、乾
燥の効率化、湯戻りの迅速化に役立つほか、内材
を確認できる機能を果たす。すなわち、通水口は
包材の内外両面を乾燥雰囲気にさらす点におい
て、内材が未乾燥である場合の内材の乾燥を効率
化し、内材が乾燥された場合であつても、包材単
独を外側から乾燥するより乾燥効率がよく、ま
た、湯戻しする際の内材への水の浸透を保障し、
さらに、油揚げが元来不透視性の包材であつても
内材を確認できる機能は、顧客に対する一種の品
質表示機能をも果たす。通水口は、最終乾燥され
る前の油揚げに設けることが必要で、最終乾燥後
であると、内材が未乾燥である場合その乾燥に支
障を来たすだけでなく、通水口を設ける際に包材
に損傷を来し易い。
を防ぐに足る小ささの1乃至複数個の通水口が油
揚げに設けられた状態で乾燥する。通水口は、乾
燥の効率化、湯戻りの迅速化に役立つほか、内材
を確認できる機能を果たす。すなわち、通水口は
包材の内外両面を乾燥雰囲気にさらす点におい
て、内材が未乾燥である場合の内材の乾燥を効率
化し、内材が乾燥された場合であつても、包材単
独を外側から乾燥するより乾燥効率がよく、ま
た、湯戻しする際の内材への水の浸透を保障し、
さらに、油揚げが元来不透視性の包材であつても
内材を確認できる機能は、顧客に対する一種の品
質表示機能をも果たす。通水口は、最終乾燥され
る前の油揚げに設けることが必要で、最終乾燥後
であると、内材が未乾燥である場合その乾燥に支
障を来たすだけでなく、通水口を設ける際に包材
に損傷を来し易い。
該通水口を設ける態様は、面に対して1〜複数
個の穴をあけたり(第1及び2図)、包材の隅を
切り欠いたり(第3図)、或いは、内材充填口の
全部をヒートシールするのではなく部分的な開口
部を残したり(第4図)する態様が例示され、他
に例えば、通水口の形状が3角形、星形、条線形
等であつてもよい。通水口の最大径は、主として
内材の大きさに規制され、内材の脱漏を防ぐに足
る小ささであることが必要である。但し、あまり
小さすぎると、乾燥時包材が収縮するに際して通
水口も収縮し、加水復元時に短時間で復元しない
場合があるので注意を要する。内材として例え
ば、市販の即席餅を用いた場合は、通水口の直径
が湿潤時1mmに満たないものは、乾燥後の復水時
に、内材の復元性は満足されない。
個の穴をあけたり(第1及び2図)、包材の隅を
切り欠いたり(第3図)、或いは、内材充填口の
全部をヒートシールするのではなく部分的な開口
部を残したり(第4図)する態様が例示され、他
に例えば、通水口の形状が3角形、星形、条線形
等であつてもよい。通水口の最大径は、主として
内材の大きさに規制され、内材の脱漏を防ぐに足
る小ささであることが必要である。但し、あまり
小さすぎると、乾燥時包材が収縮するに際して通
水口も収縮し、加水復元時に短時間で復元しない
場合があるので注意を要する。内材として例え
ば、市販の即席餅を用いた場合は、通水口の直径
が湿潤時1mmに満たないものは、乾燥後の復水時
に、内材の復元性は満足されない。
乾燥方法としては、凍結乾燥、熱風乾燥、高周
波照射乾燥等公知の方法が採用でき、乾燥の程度
は水分が10%以下、好ましくは8%以下とするの
がよい。
波照射乾燥等公知の方法が採用でき、乾燥の程度
は水分が10%以下、好ましくは8%以下とするの
がよい。
斯くして得られる即席食品は、常温で長時間保
存でき、湯をかければ容易に復元する品質を有す
る。この発明は、我国民に親しみのある油揚げ食
品を包材とし、採用する内材によつて製品のバラ
エテイーもあつて、国民の食生活を色どることに
も資するものであり、商業的工業的ベースの製造
販売を有利にするものである。
存でき、湯をかければ容易に復元する品質を有す
る。この発明は、我国民に親しみのある油揚げ食
品を包材とし、採用する内材によつて製品のバラ
エテイーもあつて、国民の食生活を色どることに
も資するものであり、商業的工業的ベースの製造
販売を有利にするものである。
実施例 1
豆腐を薄切りし油中加熱して製造された油揚げ
(水分45%)(7cm×7cm×1cm)の中央部に径10
mmの通水口を両面に各1箇所設け、油揚げの一端
辺を切断して袋状に開き、中へ、大きさ4.5cm×
4.5cm×0.7cmの市販の乾燥即席餅を1個入れ、熱
伝導式ヒートシーラーにて、充填口を閉塞し、次
いでこれを真空凍結乾燥した。乾燥品を丼鉢に入
れ、95℃の湯を注ぎ3分間放置したところ、内材
まで完全に水戻りしていた。試食の結果は、油揚
げ包材の食感と餅の食感が複合したものとして評
価がよかつた。
(水分45%)(7cm×7cm×1cm)の中央部に径10
mmの通水口を両面に各1箇所設け、油揚げの一端
辺を切断して袋状に開き、中へ、大きさ4.5cm×
4.5cm×0.7cmの市販の乾燥即席餅を1個入れ、熱
伝導式ヒートシーラーにて、充填口を閉塞し、次
いでこれを真空凍結乾燥した。乾燥品を丼鉢に入
れ、95℃の湯を注ぎ3分間放置したところ、内材
まで完全に水戻りしていた。試食の結果は、油揚
げ包材の食感と餅の食感が複合したものとして評
価がよかつた。
実施例 2
分離大豆蛋白10部、サラダ油3部、及び水30部
を混練して正方形板状に成形し、これを油中加熱
して得た油揚げを、調味液中で煮いて液切りした
ものを使用する他は実施例1と同様に、餅入り乾
燥食品を製造した。95℃の湯による復元は良好で
食感も好ましいものであつた。
を混練して正方形板状に成形し、これを油中加熱
して得た油揚げを、調味液中で煮いて液切りした
ものを使用する他は実施例1と同様に、餅入り乾
燥食品を製造した。95℃の湯による復元は良好で
食感も好ましいものであつた。
比較として通水口の径を5mmとしたもの、千枚
通しで4箇所貫通刺突したもの、の湯戻し実験を
行つたところ、径5mmの通水口の製品は、内部が
良好な餅のやわらかさに戻つたが、鉢で刺突した
ものは、内材である乾燥餅の表面がわずかに水に
漏れて戻つているだけで、内材の内部は固い状態
のままであつた。
通しで4箇所貫通刺突したもの、の湯戻し実験を
行つたところ、径5mmの通水口の製品は、内部が
良好な餅のやわらかさに戻つたが、鉢で刺突した
ものは、内材である乾燥餅の表面がわずかに水に
漏れて戻つているだけで、内材の内部は固い状態
のままであつた。
実施例 3
内材として、円板形状(径5cm、厚さ1cm)の
生のハンバーグを用いる他は実施例1を反復した
ところ、内部まで良好な乾燥状態の複合即席食品
が得られた。この製品は95℃の湯を注ぐことによ
つて3分で良好に復元した。
生のハンバーグを用いる他は実施例1を反復した
ところ、内部まで良好な乾燥状態の複合即席食品
が得られた。この製品は95℃の湯を注ぐことによ
つて3分で良好に復元した。
第1図から第4図は、本発明製品の斜視図であ
る。第5図は、第1図に示される製品の一部を切
り欠いた一部切断斜視図である。
る。第5図は、第1図に示される製品の一部を切
り欠いた一部切断斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 まだ可撓性を有する油揚げ中に、乾燥した又
は未乾燥の内材を充填して充填口を閉塞し、これ
を、内材の脱漏を防ぐに足る小ささの1乃至複数
個の通水口が油揚げに設けられた状態で、乾燥す
ることを特徴とする即席食品の製造法。 2 閉塞が熱シールまたは紐状食品による結束で
行なわれる特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 乾燥した即席食品の水分が10%以下である特
許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55171342A JPS5794268A (en) | 1980-12-03 | 1980-12-03 | Production of instant food |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55171342A JPS5794268A (en) | 1980-12-03 | 1980-12-03 | Production of instant food |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5794268A JPS5794268A (en) | 1982-06-11 |
JPS6152660B2 true JPS6152660B2 (ja) | 1986-11-14 |
Family
ID=15921431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55171342A Granted JPS5794268A (en) | 1980-12-03 | 1980-12-03 | Production of instant food |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5794268A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0815338B2 (ja) * | 1984-08-13 | 1996-02-14 | 株式会社日立製作所 | カラービデオカメラ |
US5494882A (en) * | 1993-04-27 | 1996-02-27 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Thermal recording material |
JP3453741B2 (ja) * | 1993-07-08 | 2003-10-06 | 日本製紙株式会社 | 感熱記録体 |
-
1980
- 1980-12-03 JP JP55171342A patent/JPS5794268A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5794268A (en) | 1982-06-11 |
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