JPS6150708B2 - - Google Patents

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JPS6150708B2
JPS6150708B2 JP16963880A JP16963880A JPS6150708B2 JP S6150708 B2 JPS6150708 B2 JP S6150708B2 JP 16963880 A JP16963880 A JP 16963880A JP 16963880 A JP16963880 A JP 16963880A JP S6150708 B2 JPS6150708 B2 JP S6150708B2
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JP
Japan
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circuit
voltage
welding
output
energization time
Prior art date
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JP16963880A
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JPS5794479A (en
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Yoshiaki Nagasawa
Akira Matsuyama
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、検出機構を被溶接材から遠く離れ
た位置に取り付けてもスポツト溶接の強度が非常
に精度よく検出でき、溶接現場で多い通電中の電
源変動やスパツタなどの影響を受けないようにし
た、スポツト溶接における溶接強度の監視方法お
よびその装置に関するものである。
スポツト溶接は鋼板を使用する製品の種々のも
のに多く使用されるが、近年その溶接不良が増大
する傾向にある。すなわち、従来は一般に軟鋼板
が被溶接材であつたことから通電不良も生じにく
く、また技術の進歩により年々不良件数も減少し
てきていたが、軟鋼板に代つて新材料が使用され
てくるに及んで、溶接不良の発生率が増大する傾
向が見られるようになつたのである。
新材料としては、亜鉛鋼板や高張力鋼板があ
る。これらの材料はスポツト溶接をするに当り、
従来の軟鋼板に比較して非常にシビアに電流監視
を行なわないと溶接不良が出るのである。そこで
溶接電流を監視することが必要となるが、溶接不
良の原因は通電電流の不足(溶接不良の約50%の
原因)のほか、電極合い不良(同約15%)、その
他(同20%)があり、溶接電流監視による溶接不
良の検出は50%に止まることになつて、それ以上
は望めない問題があつた。
そこで単に溶接電流を検出するのみのものでは
ない高度の監視装置の出現が望まれるようになつ
た。この点については工夫がなされ、より正確
に、より簡単に、そしてコスト的にも有利な溶接
強度監視装置が開発されて、本出願人の特許発明
(特許第1265248号、特公昭59−40550号)になつ
ている。またこの特許発明に係る技術をさらに進
歩させた技術も完成して、本出願人から特許出願
がなされている(特公昭60−43835号公報参照)。
この発明はこれらの関連技術であつて、この発
明のうちの第1の発明を図について説明すると、
まず第1図は、溶接ガン電極に接続されたリード
線によつて取り出された検出電圧Vの成分を示す
ものである。この図に示すように、検出電圧Vの
中には、真の電極間電圧成分(有効成分)VR
と、誘導ノイズ成分(リアクタンス成分を含む)
Nと、溶接ガン電極抵抗成分Vrとが含まれてい
るものである。
スポツト溶接において溶接強度の真の値を知る
には、スポツト溶接に有効成分として作用する真
の電極間電圧成分VRのみを取り出されなければ
ならない。しかしながら第1図の検出電圧Vから
単純に誘導ノイズ成分VNと、溶接ガン電極抵抗
成分Vrとを除去したのみでは、第2図に示すよ
う精度よく除去できない成分VAが残存してしま
う。
そこで第1の発明ではこの成分VAを除去して
真の溶接強度を知るために、第3図に示すよう
に、検出電圧Vから誘電ノイズ成分VNと溶接ガ
ン電極抵抗成分Vrとを除去した後の成分を積分
し(第3図イ)、この値から、最小電圧を通電時
間中積分した値(第3図ロ)を減算して、第3図
ハに示すような有効成分の積分値を得、これをあ
らかじめ設定した基準値と比較するものである。
次に第2の発明の一実施例を第4図について説
明する。この第2の発明を実施するとき、第1の
発明を用いることになる。第4図において1は溶
接トランスであつて、この溶接トランス1には溶
接ガン電極2,3が接続されている。溶接ガン電
極2,3の先端のチツプ4,5間には被溶接物
6,7が挾持され、溶接電流が流れることにな
る。8は電圧検出回路であつて、溶接ガン電極
2,3間に印加される電圧を検出するものであ
る。この電圧検出回路8の出力側には、次に説明
する誘導ノイズ成分除去回路9と溶接ガン電極抵
抗成分除去回路10とが順次接続され、その後段
に処理回路11が接続されている。
誘導ノイズ成分除去回路9は、サンプルホール
ド回路12と零クロスタイミング回路13とから
成つている。そして前述の電圧検出回路8の出力
信号はサンプルホールド回路12が受け、その出
力を溶接ガン電極抵抗成分除去回路10の加算回
路14の1つの入力端に与えるようになつてい
る。溶接ガン電極3にはトロイダルコイル15が
巻かれており、微分電流検出回路16を介して、
誘導ノイズ成分除去回路9の零クロスタイミング
回路13の入力側に接続されている。また微分電
流検出回路16の出力の一部は積分回路17を介
して、溶接ガン電極抵抗成分除去回路10のサン
プルホールド回路18の入力側にも加えられるよ
うになつている。
溶接ガン電極抵抗成分除去回路10のサンプル
ホールド回路18の出力側は、極性反転回路19
の入力側と、電流低下補正回路20のピークホー
ルド回路21の入力側と差動アンプ22の1つの
入力側に接続されている。ピークホールド回路2
1の出力側は差動アンプ22の他の1つの入力側
に接続されている。そしてこの差動アンプ22の
出力側は、前述の加算回路14の1つの入力端に
接続されている。また前述の極性反転回路19の
出力側も、可変抵抗器23を介して加算回路14
の1つの入力端に接続されている。加算回路14
は3つの入力端に入力された3つの信号を加算す
ることになる。
加算回路14の出力側は処理回路11の積分回
路24の入力側と、最小電圧メモリ回路25の入
力側に接続されている。処理回路11には通電時
間メモリ回路26も設けられていて、誘導ノイズ
成分除去回路9の零クロスタイミング回路13の
出力信号を受けるようになつている。
ここで最小電圧メモリ回路25について説明す
る。通電時間中のチツプ間最小電圧υnioを取り
出す手段として、チツプ間電圧υよりも大なる電
圧VKを設定してチツプ間電圧υとの演算により
最小電圧υnioを得るものであるが、最小電圧υni
が負となることのないように、設定電圧VKはチ
ツプ間電圧のピーク値Vpに対して十分大となる
ように設定する。すなわち、第5図に示すよう
に、チツプ4,5間電圧のピーク値Spより十分
大なる電圧VKを設定し、第6図に示すように、
この電圧VKを設定する電圧設定回路35からの
出力VKとチツプ間電圧υとを入力する差動アン
プ36とこの差動アンプ36からの出力(VK
υ)をピークホールド回路37に入力して、その
最大値をホールドする。その最大出力(VK
υ)naxと電圧設定回路35からの出力とを差動ア
ンプ38に入力して電圧υの最小値υnioをメモ
リーの形で得ることができる。
第4図において27は第1の演算回路である。
この第1の演算回路27は、その入力側に接続さ
れた最小電圧メモリ回路25と通電時間メモリ回
路26に記憶された最小電圧と通電時間とを乗算
するものである。
28は第2の演算回路である。この第2の演算
回路28は、第1の演算回路27からの出力を積
分回路24からの出力から減算するものであるの
で、入力側にはこれらが接続されている。そして
出力側には、この第2の演算回路28の出力を上
下限設定回路29からの信号と比較する比較判定
回路30が接続されている。そしてこの比較判定
回路30の出力側には、出力表示回路31が接続
されている。
このように構成されたこの装置は次のように作
用する。まず、電圧検出回路8が検出する溶接ガ
ン電極2,3間の電圧Vのうち、誘導ノイズ成分
除去回路9によつて、真の電極間電圧以外の成分
である誘導ノイズ成分(リアクタンス成分を含
む)VNが除去される。続いて溶接ガン電極抵抗
成分除去回路10によつて溶接ガン電極2,3に
よつて生ずる損失分相当の電圧Vrが除去されて
有効成分が残る(第1図、第2図参照)。
これはトロイダルコイル15によつて検出され
た電流は微分電流検出回路16によつて処理さ
れ、dI/dt=0のときに電圧が検出されて、誘導
ノイズ成分が除去されるのである。この信号は積
分回路17によつて積分された後、極性反転回路
19によつて極性反転されて加算されることによ
り減算される。処理回路11の積分回路24はこ
のようにして得られた有効成分を積分する。また
最小電圧メモリ回路25は通電時間中における最
小電圧を記憶する。一方、通電時間メモリ回路2
6によつて通電時間も記憶される。
溶接ガン電極抵抗成分除去回路10の作用につ
いて説明すると、電圧検出用リード線はスポツト
溶接作業の都合上、チツプ先端には取付けること
は不可能であり、このリード線は溶接ガン電極の
中間に取付けるため、溶接ガン電極の固有抵抗r
とそれに流れる溶接電流iとにより溶接ガン電極
抵抗成分である電圧Vr(=i×r)を生じる。
従つて、電圧検出回路8が検出する電圧Vは溶接
ガン電極抵抗成分Vrが加算されたものであり、
この電極抵抗成分Vrは検出精度向上のうえから
溶接ガン電極抵抗成分除去回路10によつて検出
電圧Vから除去する必要がある。
すなわち、溶接ガン電極成分Vrの大きさは被
溶接物6,7がないときの電圧が相当するため、
予め溶接前に被溶接物6,7のない状態でチツプ
4,5を圧接して通電して加算回路14の出力側
に接続した零調整用メータ33の指示値が零にな
るように可変抵抗器23を調整する。ところで、
溶接電流iが変動すれば除去すべき電圧も電流i
に比例させる必要があるため、可変抵抗器23の
可変抵抗には、微分電流検出回路16、積分回路
17からサンプルホールド回路18、極性反転回
路19を通つて溶接電流に比例した電流を供給す
る。
次に電流低下補正回路20の作用について説明
すると、電極間電圧VR(=R×i)は、工場内
で他の隣接溶接機が同時通電した場合には線路の
インピーダンスによつて電圧低下が生じ、これに
よつて監視精度を低下させる場合がある。すなわ
ち、第7図に示すように電圧が低い状態におい
て、上記の理由で電圧低下が生じると、積分電圧
が小さい(溶接強度不良)にも拘らず、第8図に
示すように積分電圧が見掛上大きくなり、溶接強
度良とする判定の誤りをもたらす。
このため、次のように補正を行なう必要があ
る。
すなわち、第8図に示す電圧低下分を補正する
ことによつて真の最小電圧υnioを得るために、
第9図ないし第11図に示すように、電流低下に
対応するチツプ間電圧低下分を追加する補正が必
要であり、具体的には、サンプルホールド回路1
8からの瞬時電流出力のピーク値をピークホール
ド回路21を通して差動アンプ22に入力し、電
流のピーク値と低下電流値との差を電圧値に換算
したものを差動アンプ22から出力して加算回路
14に入力することによつて、電流低下を補正す
る。
第1の演算回路27は通電時間と最小電圧との
乗算をする。次に第2の演算回路28は、積分回
路24の積分値から第1の演算回路27の出力を
積分した値を減ずる(第3図イないしハ参照)。
この結果を比較判定回路30で、上下限設定回路
29によつてあらかじめ設定した値と比較され、
判定されることになる。
この発明は上述のように構成したものであるか
ら、検出機構を被溶接物6,7から遠くはなれた
位置に取付けてもスポツト溶接の強度が非常に精
度よく検出できる利点がある。そして通電時間中
の最小電圧を記憶し、また通電時間を記憶してデ
ータ処理をするので、被溶接物6,7に流れる電
流にたとえ変動があつても、その影響を受けない
特徴もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を理論的に説明するための電
圧と時間との関係を示す線図、第2図は第1図の
ものの一部の成分を除去した後の状態を示す線
図、第3図イ,ロ,ハは、第1の発明の過程を示
す線図、第4図は第2の発明の回路図、第5図は
電圧の説明図、第6図は最小電圧メモリ回路のブ
ロツク回路図、第7図ないし第11図は作動状態
の説明図である。 1……溶接トランス、2,3……溶接ガン電
極、4,5……チツプ、6,7……被溶接物、8
……電圧検出回路、9……誘導ノイズ成分除去回
路、10……溶接ガン電極抵抗成分除去回路、1
1……処理回路、16……微分電流検出回路、1
7,24……積分回路、25……最小電圧メモリ
回路、26……通電時間メモリ回路、27……第
1の演算回路、28……第2の演算回路、29…
…上下限設定回路、30……比較判定回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スポツト溶接において、溶接ガン電極に印加
    される溶接電圧を検出し、この検出された溶接電
    圧から誘導ノイズ成分および溶接ガン電極抵抗成
    分を除去し、これら両成分を除去した後の有効溶
    接電圧と通電時間中におけるその最小電圧との電
    圧差を通電時間中積分し、その積分値と基準設定
    値とを比較測定することにより溶接強度を監視す
    るスポツト溶接における溶接強度の監視方法。 2 溶接ガン電極に印加される電圧を検出する電
    圧検出回路と、該電圧検出回路の出力側に順次接
    続される誘導ノイズ成分除去回路および溶接ガン
    電極抵抗成分除去回路と、これらの除去回路によ
    り非有効成分を除去した後の有効溶接電圧を通電
    時間中積分する積分回路と、通電時間中における
    最小電圧を記憶する最小電圧メモリ回路と、通電
    時間を記憶する通電時間メモリ回路と、これらの
    メモリ回路に記憶された最小電圧と通電時間とを
    乗算する第1の演算回路と、該第1の演算回路か
    らの出力を前記積分回路からの出力から減算する
    第2の演算回路と、該第2の演算回路からの出力
    値とあらかじめ設定された基準値とを比較測定す
    る比較測定回路と、該比較測定回路からの出力に
    より良否判定表示する表示装置とを具備すること
    を特徴とするスポツト溶接における溶接強度の監
    視装置。
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JPS60170583A (ja) * 1984-02-15 1985-09-04 Toyota Auto Body Co Ltd スポツト溶接における溶接強度監視方法およびその装置
JP5330677B2 (ja) * 2006-11-17 2013-10-30 積水化学工業株式会社 抵抗溶接監視方法及び抵抗溶接制御方法

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