JPS6150322A - 電解コンデンサ用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ用電解液Info
- Publication number
- JPS6150322A JPS6150322A JP9072185A JP9072185A JPS6150322A JP S6150322 A JPS6150322 A JP S6150322A JP 9072185 A JP9072185 A JP 9072185A JP 9072185 A JP9072185 A JP 9072185A JP S6150322 A JPS6150322 A JP S6150322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- electrolyte
- electrolytic solution
- adipate
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電解コンデンサをハロゲン化炭化水素で洗浄し
た場合に、コンデンサ内部にハロゲン化炭化水素が透過
して生ずるコンデンサ素子の腐蝕を防止することによっ
て、コンデンサの寿命特性を向上せしめる電解コンデン
サ用電解液に関する。
た場合に、コンデンサ内部にハロゲン化炭化水素が透過
して生ずるコンデンサ素子の腐蝕を防止することによっ
て、コンデンサの寿命特性を向上せしめる電解コンデン
サ用電解液に関する。
従来電極箔とスペーサとを巻回してコンデンサ素子を構
成し、該コンデンサ素子をケースに収iしてゴム栓によ
り封口する電解コンデンサで、コンデンサ素子に含浸す
る駆動用電解液にはエチレングリコール(以下EGと称
する)−硼酸アンモン系やEG−アジピン酸アンモニウ
ム系などが用いられていた。しかしながら、電解コンデ
ンサの洗浄工程や印刷基板へ取着するときに用いるハン
ダフラックスの除去工程で洗浄剤として使用されるハロ
ゲン化炭化水素、例えば?、1.1トリクロロエタンは
該ハロゲン化炭化水素への浸漬あるいは蒸気浴などによ
ってゴム栓を透過してコンデンサ内部へ浸入し分解して
塩素イオンを生成していた。
成し、該コンデンサ素子をケースに収iしてゴム栓によ
り封口する電解コンデンサで、コンデンサ素子に含浸す
る駆動用電解液にはエチレングリコール(以下EGと称
する)−硼酸アンモン系やEG−アジピン酸アンモニウ
ム系などが用いられていた。しかしながら、電解コンデ
ンサの洗浄工程や印刷基板へ取着するときに用いるハン
ダフラックスの除去工程で洗浄剤として使用されるハロ
ゲン化炭化水素、例えば?、1.1トリクロロエタンは
該ハロゲン化炭化水素への浸漬あるいは蒸気浴などによ
ってゴム栓を透過してコンデンサ内部へ浸入し分解して
塩素イオンを生成していた。
このようにして生成された塩素イオンはコンデンサ素子
の電極箔および引出端子を腐蝕せしめるが、この腐蝕は
電解コンデンサに電圧を印加したときとくに著しく、と
きには引出端子の断線を招く欠点があった。
の電極箔および引出端子を腐蝕せしめるが、この腐蝕は
電解コンデンサに電圧を印加したときとくに著しく、と
きには引出端子の断線を招く欠点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、洗浄に使用
するハロゲン化炭化水素がケース内部に浸入しても腐蝕
の発生を防止できる電解コンデンサ用電解液を提供する
もので、これによって電解コンデンサの寿命を向上せし
めようとするものである。以下実施例により説明する 本発明になる電解液は水−アジビン酸アンモニウム−エ
タノールアミンアジペート−残部がEGからなるもので
、その実施例の組成を表に示す。、従来例1はEG−ア
ジピン酸アンモニウム、従来例2は若干の水を含んだ電
解液で、特開昭54−91754号公報に記載されてい
るものである。
するハロゲン化炭化水素がケース内部に浸入しても腐蝕
の発生を防止できる電解コンデンサ用電解液を提供する
もので、これによって電解コンデンサの寿命を向上せし
めようとするものである。以下実施例により説明する 本発明になる電解液は水−アジビン酸アンモニウム−エ
タノールアミンアジペート−残部がEGからなるもので
、その実施例の組成を表に示す。、従来例1はEG−ア
ジピン酸アンモニウム、従来例2は若干の水を含んだ電
解液で、特開昭54−91754号公報に記載されてい
るものである。
(以下余白)
なお、表に記載されたモノ、ジ、トリエタノールアミン
アジペートはエタノールアミンアジペートの1種であり
、アジピン酸とエタノールアミンとを混合し加熱または
EG中で該混合を行うことにより生成できるが、これら
は4Qwt%を越えるとエチレングリコールに溶解しな
くなる。またアジピン酸アンモニウムも同様20wt%
を越えると溶解しない。この表に示した組成からなる電
解液を電極箔とスペーサとを巻回して構成したコンデン
サ素子に含浸し、該コンデンサ素子をアルミニウムから
なるケースに収−してゴム栓で封口した定格50WV−
1μFのリード線端子局一方向形電解コンデンサを作り
、該電解コンデンサを1、i、i+−リクロロエタンの
蒸気中に10分間浸漬したもの各々50個を試料として
105℃中に50V電圧印加して放置したときの特性を
第1図〜第4図に示づ。すなわち第1図は放置時間と防
爆弁動作数との関係を示す曲線図であるが、1000h
では全数分解の上確認した腐蝕数を示しである。第2図
は放置時間と静電容量変化率との関係、第3図は放置時
間とtanδとの関係、第4図は放置時間と漏れ電流と
の関係をそれぞれ示づ曲線図である。なお第1図〜第4
図の曲線に付した記号は表に示したA−Jの記号を用い
たもので電解液の種別を表わしたものである。この結果
によれば第1図の弁動作数において従来例1〈記号A)
、従来例2(&!号B)では全数弁動作し、参考例3(
記号I)では1000hにおいて7個の腐蝕が発生して
いる。そして前記曲線A。
アジペートはエタノールアミンアジペートの1種であり
、アジピン酸とエタノールアミンとを混合し加熱または
EG中で該混合を行うことにより生成できるが、これら
は4Qwt%を越えるとエチレングリコールに溶解しな
くなる。またアジピン酸アンモニウムも同様20wt%
を越えると溶解しない。この表に示した組成からなる電
解液を電極箔とスペーサとを巻回して構成したコンデン
サ素子に含浸し、該コンデンサ素子をアルミニウムから
なるケースに収−してゴム栓で封口した定格50WV−
1μFのリード線端子局一方向形電解コンデンサを作り
、該電解コンデンサを1、i、i+−リクロロエタンの
蒸気中に10分間浸漬したもの各々50個を試料として
105℃中に50V電圧印加して放置したときの特性を
第1図〜第4図に示づ。すなわち第1図は放置時間と防
爆弁動作数との関係を示す曲線図であるが、1000h
では全数分解の上確認した腐蝕数を示しである。第2図
は放置時間と静電容量変化率との関係、第3図は放置時
間とtanδとの関係、第4図は放置時間と漏れ電流と
の関係をそれぞれ示づ曲線図である。なお第1図〜第4
図の曲線に付した記号は表に示したA−Jの記号を用い
たもので電解液の種別を表わしたものである。この結果
によれば第1図の弁動作数において従来例1〈記号A)
、従来例2(&!号B)では全数弁動作し、参考例3(
記号I)では1000hにおいて7個の腐蝕が発生して
いる。そして前記曲線A。
Bは分解調査結果、腐蝕現象が顕箸であり腐蝕によって
内部圧力が上昇し防爆弁が動作したものである。また参
考例1(記号G)は第2図および第3図に示した静電容
量変化率およびtanδが電解液の中に含む水によって
電解箔がベーマイト反応を生ずるために変化が大きくな
るものであり、参考例2(記号H)は電解液に水を全く
含まないので初期から比抵抗が大きいものである。また
参考例4(J)はアジピン酸ンモニウムを含まないので
初期から非抵抗が大なるものである。
内部圧力が上昇し防爆弁が動作したものである。また参
考例1(記号G)は第2図および第3図に示した静電容
量変化率およびtanδが電解液の中に含む水によって
電解箔がベーマイト反応を生ずるために変化が大きくな
るものであり、参考例2(記号H)は電解液に水を全く
含まないので初期から比抵抗が大きいものである。また
参考例4(J)はアジピン酸ンモニウムを含まないので
初期から非抵抗が大なるものである。
したがって本発明になる電解液は水27〜5wt%、ア
ジピン酸アンモニウム20〜1wt%。
ジピン酸アンモニウム20〜1wt%。
エタノールアミンアジペート40〜5wt%、残部がE
Gからなるということができる。
Gからなるということができる。
以上述べたように、本発明になる電解コンデンサ用電解
液を用いた電解コンデンサでは、ハロゲン化炭化水素を
洗浄液に使用してもコンデンサ内部の腐蝕が発生せず、
静電容1.tanδ1漏れ電流の安定したものを得るこ
とができる。勿論洗浄剤としてハロゲン化炭化水素を使
用しない場合でも同様な特性を待ることができるのは述
べるまでもないことである。
液を用いた電解コンデンサでは、ハロゲン化炭化水素を
洗浄液に使用してもコンデンサ内部の腐蝕が発生せず、
静電容1.tanδ1漏れ電流の安定したものを得るこ
とができる。勿論洗浄剤としてハロゲン化炭化水素を使
用しない場合でも同様な特性を待ることができるのは述
べるまでもないことである。
図面はいずれも本発明および従来例、参考例になる電解
液を含浸した電解コンデンサを105℃中に電圧印加し
て放置したときの放置時間と各特性との関係を示す曲線
図で、第1図は防爆弁動作数、第2図は静電容量変化率
、第3図はtanδ、第4図は漏れ電流を示したもので
ある。 (特許出願人 マルコン電子株式会社 第1図 第2図 戴(膚向(に)
液を含浸した電解コンデンサを105℃中に電圧印加し
て放置したときの放置時間と各特性との関係を示す曲線
図で、第1図は防爆弁動作数、第2図は静電容量変化率
、第3図はtanδ、第4図は漏れ電流を示したもので
ある。 (特許出願人 マルコン電子株式会社 第1図 第2図 戴(膚向(に)
Claims (1)
- (1)水27〜5wt%、アジピン酸アンモニウム20
〜1wt%、エタノールアミンアジペート40〜5wt
%、残部がエチレングリコールからなる電解コンデンサ
用電解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9072185A JPS6150322A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 電解コンデンサ用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9072185A JPS6150322A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 電解コンデンサ用電解液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6150322A true JPS6150322A (ja) | 1986-03-12 |
JPH031818B2 JPH031818B2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=14006411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9072185A Granted JPS6150322A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 電解コンデンサ用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6150322A (ja) |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP9072185A patent/JPS6150322A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH031818B2 (ja) | 1991-01-11 |
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