JPS61502279A - 顕微鏡検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 顕微鏡検査装置 この発明は顕微鏡を用いる顕微鏡的小体の検査装置に関する。特に、排他的では ないが、この発明は、例えば、植物及び体液の標本中の微生物の検査用装置に関 する。

我々の英国特許第１５０３８２８号明細書には、けい光を増強するためにホスフ ァートで処理した後、けい光染色法で微生物を染色することにより微生物を計数 する方法を記載し請求する。染色微生物のけい光を増強するための化学的処理技 術の多数の例が与えられる。この発明は英国特許第１５０３８２８号明細書記載 の染色技術を利用することができるが、これに限定されるものではない。この発 明に用いるのに適する染色技術の詳細については、英国特許第１５０３８２８号 を参考に上げておく。

この発明の目的は、排他的ではないが、微生物のような顕微鏡的小体の自動化検 査及び、任意に、計数に用いる装置を提供することである。

この発明に従って、細長い軟質テープ、装置を経てテープを動かす機構、テープ の表面に検査すべき顕微鏡的小体を含有する液体標本の若干量を塗布する機構、 標本をテープに固定する機構、顕微鏡載物台、標本付きテープを載物台上に走行 させる機構、テープ上に焦点合わせができる顕微鏡及びテープを載物台上で顕微 鏡の焦平面内に保持する機構を備える顕微鏡的小体の顕微鏡検査装置を提供する 。

この発明の装置は、顕微鏡検査の前に処理液でテープ上の固定標本を処理する機 構を備えることが好ましい。

標本を処理液で処理する機構は、走行する標本付きテープを液中に浸漬すること を可能にする複数のテープガイドロールを内部に有する液入り浴であることがで きる。いっそう好ましい例において、この機構は以下に述べる洗浄／乾燥ユニッ トとほぼ同じ形状を有しうる。

標本をテープに固定する機構は、表面上をテープが通る加熱ブロックでありうる 。

また、装置は、標本が顕微鏡下を移動する時、これを検査する機構をも層：える ことができる。このような機構は、明るく照らされたけい光を発する顕微鏡的小 体を検出する増倍型光電管を備えることができる。

細長い軟質テープはポリエステルのようなプラスチック材料製であるのが便利で ある。

この発明で用いるテープは、そのままでは透明であるので、暗い背景を与えるた めに一般に中央に配置した暗色の、好ましくは黒色の筋を備えることができる。

前記筋をその場でインキ塗りパッド、ブラシ、ロールなどにより塗布することは 望ましい。

標本をテープに塗布する機構は、動くテープ上にバンドとして標本を塗布するよ うに電動注射器又はチゼル先端（ｃｈｉｓｅｌ　ｐａｉｎｔ）を有する微量ピペ ットでありうる。また、装置は、複数の離散した被検物を逐次サンプリングする 機構、例えば、被検物管から各被検物の標本を取り出し、これを注射器又は微量 ピペット標本アプリケーターに、そしてこれから動くテープに供給する自動操作 サンプリング装置に複数の被検物管を順次提供するターンテーブル又は走行バン ド装置を備えることもできる。

標本を塗布したなら、加熱して標本をテープに固定するのが好ましい。この点で テープ用に上に浅い溝を有する加熱ブロックを設けることができる。加熱ブロッ クは電気加熱するのが好ましい。標本は、これをテープに塗布する前に、アルコ ールのような固定剤を若干標本に添加し又は添加することなく熱によりテープに 固定させる。

固定後、標本は一つ以上の処理及び洗浄／乾燥段階に付すことができる。したが って、この発明の装置はこれらの段階を行う一つ以上のユニットを備えることが できる。このような各ユニットは、一連のロールを浴中に設け、テープを浴を経 てヘビ状に走行させ、浴中に浸漬して標本を液により処理することを可能にする 浴であることができる。

標本は洗浄／乾燥ユニット中で洗浄し、かつ乾燥することができ、このユニット は、好ましくは処理段階のためにも用いることができ、孔あき床及び下部排水溝 を備える溝を有するブロックを備える。テープを孔あき床の上に沿って走行させ 、洗浄液又は処理液の噴流を標本上に供給する。

過剰の液はテープから孔あき床を経て排水溝に流れ去り、そこから吸引により排 水路に抜き取るか再循環させることができる。複数の処理及び洗浄／乾燥段階を 組み合わせた多重ユニットを備えることが有利でありうる。標本の最終乾燥は、 テープ上に温かい空気流を供給することにより、又は標本量定用に用いる型の第 ２加熱ブロツク中で行うことができる。

固定し、処理した乾燥標本付きテープは、標本を顕微鏡の焦平面内に保つ機構を 備える特別に改造した顕微鏡載物台を横切って通す。顕微鏡は自動焦点合わせ装 置を備えることが好ましい。顕微鏡載物台は、浅いテープ送り溝及びテープに対 し横の、１対の開口列を有し、この開口を吸引して顕微鏡の焦点合わせをする溝 の床としっかりと接触するようにテープを引っ張る。

次に、この発明を添付図面によって例を用いて説明する。

これらの中で、 第１図はこの発明の装置の略図であり、第２Ａ図は第１図に示す洗浄／乾燥又は 処理ユニットを示し、第２Ｂ図はその断面図を示し、 第３図は第１図に示す改造顕微鏡載物台の詳細部であり、第４図は装置の種々の 部品を含むカセット装置を示し、後に説明される。

次に、第」図について説明する。顕微鏡的小体の検査装置１は、巻出リール３、 巻取スプール４及び、図面には示さないが、リール３からスプール４に装置１の 種々の中間段階を経てテープ５を巻き取る機構を有するテープディスペンサー２ を有する。リール３を出ると、テープ５は、その上に標本のバンド又は塗布物を 供給するように位置するチゼル傾斜針８を介してテープ５の上に液体標本を施す 電動又は別形式駆動の注射器７である標本アプリケーター６の下を通る。

巻出リール３とアプリケーター６との間にテープ上に暗色インキの筋を引く機構 （図示せず）を備えることができる。次いで、標本を筋の上に塗布する。

次いで、テープ５を加熱ブロック９上に送り、ここで標本をテープ５に加熱固定 する。

次いで、固定標本付きテープ５は一つ以上の処理段階を通過するニ一つを第１図 １０で示す。処理段階１０は、生物学的染色媒質のような液を入れ、テープ５が 処理液に浸漬されながらヘビ状にまわりを通る一連のロール１２．１２’　（な ど）を有する浸漬浴１１である。テープの浴１１中の滞留時間は、その速度のみ でなくそれがロールのまわりを前後に折り返す回数によっても決まる。

処理浴１１、又は一つより多いこのような浴に続いて、テープ５を洗浄／乾燥ユ ニット１３（第２図に詳細に示す）中で洗浄及び乾燥する。また、テープは、浴 を一つより多く用いる場合、塔間で洗浄及び／又は乾燥することもできる。

上記処理段階１０の代わりに、後に詳細に述べる洗浄／乾燥ユニット］３に一般 的に類似する構造の処理ユニットを使用することができる。

洗浄及び乾燥後、テープは検査用顕微鏡１４の下に、そしてそこから巻取りスプ ール１４に進む。テープが顕微鏡下を通る時、それは、顕微鏡載物台１５上の浅 い溝にあり、溝の床上にテープを引っ張るようにこれを吸引する１対の横の開口 列により載物台としっかり接触するように引っ張られる。副戴物台１６は、顕微 鏡のレンズ下のテープの位置を微細に調節して標本を視野の中心に置くことを可 能にする。

第２図は、処理段階として使用することもできる洗浄／乾燥ユニット１３をいっ そう詳細に示す。プラスチック材料製のブロック１３１は肩部１３３を備える溝 １３２を有する。第１孔あき板１３４及び第２孔あき板１３５が肩部１３３上に 配設される。排水溝１３６を孔あき板１３４及び１３５並びに溝１３２の床の下 に形成する。一般的に類似の構造の上ぶた装置１３７がブロック１３１上に嵌合 する。上ぶた１３７内の孔あき板１３８は１対の並んだ縦の突起１３９を有し、 これらは使用中テープの縁部と接触して標本付き部分が通る中央溝１４０を残す 。

洗浄液、通常は水、又は染色又は緩衝溶液のような処理液を固定標本上にポンプ 圧送する。使用済み液は溝１３６を経てベースユニットに排水除去される。

第３図は顕微鏡載物台１５を示す。これはテープを案内する溝１５２を有する材 料ブロック１５１である。開口１５３０１対の列がテープの走行方向を横切って 横に延在する。これらの２列の開口１５３より吸引して溝１５２の床上にテープ を平らに引っ張るようにする。載物台１５は開口１５３の列の間の範囲が顕微鏡 の視野内にあるように配設され、顕微鏡はその時標本上に焦点合わせされる。

第４図は、標本アプリケーター及び加熱ブロック（６゜９）を配設するための凹 所２１を有する平型プラスチック容器２０であるカセットユニットを示す。容器 はテープのり一部２２をも有する。容器２０の下端部には付随するロール１２゜ １２′などを備える処理浴１１を備え、テープはこれらのロールのまわりを通り 抜ける。洗浄／乾燥ユニット１３は、カセット内に設けることができ、又は各壁 の開口に前記ユニットを挿入することも可能である。

この発明の装置は、英国特許第１５０３８２８号において種々の微生物に対する けい光染色技術の多数の例が開示され、また参考として上げたその英国特許の主 題であるけい光染色技術を用いて視覚化した微生物を計数するように意図される 。

しかし、この発明はけい光を発する微生物の計数よりはるかに広い応用がある。

例えば、寸法、形状及び色の識別に対する利用しつる技術を用いることにより、 このシステムは特定の微生物を他の存在下に確認し計数するのに、粒度分析及び 同様な測定を行うのに用いることができる。検査体はけい光性であることを要し ない。

次の例は種々の化学染色方法を示すが、種々の顕微鏡的小体に関して多くのシス テムを利用しうる。多くの適当な方法が我々の英国特許第１５０３８２８号明細 書に記載される。

実施例１ 細菌学検査に対する尿の標本に少量の界面活性剤を添加した。次いで、標本の一 部をその時送った走行テープに前述のようにして次の段階を経て塗布した。

（ａ）加熱ユニット上２０℃での固定 （ｂ）ｐＨ３，０に緩衝したアクリジンオレンジ（Ａｎ）０．１％水溶液実施例 ２ 実施例１のようにするが０．００５〜１．０Ｍ塩化カルシウム水溶液による０、 ５〜５秒間の特別の洗浄を実施例１の洗浄段階（Ｃ）の前に追加した。

実施例３ ０、０５Ｍジェタノールアミン／塩酸ｐＨ９，０緩衝液中のＡＯの０．１％Ｗ／ Ｖで約２〜５秒門標本を染色し、次いで上記実施例１及び２記載のように塩化カ ルシウム及び水で洗浄した。

宝　弊　ｉｌｌ　審　邦　失 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＦＥ　ＩＮＴＥＲＩＪＡ’ｒＩＣＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲ ＥＰＯＲＴ　０ＮｒＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＪ’ＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　Ｎ ｏ、　Ｅ’ＣＴ／ＧＢ　８５１００２２７　（ＳＡ　９８２１Ｂ）Ｐａｔｅｎｔ 　ｄｏｃｕｍａｎｔ　Ｐｕｂｌｉｃａｔｉｏｎ　Ｐａｔｅｎｔ　ｆａｍｉｌｙ　 Ｐｕｂ）、１ｃａｔｉｏｎｃｉｔｅｄ　ｉｎ　５ｅａｒｃｈ　ｄａｔｅ　ｍａｍ ｂａｒ（ｓ）　ｄａｔａｅｐｏｒｔ 特衣昭６１−５０２２７９　（５）

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．細長い軟質テープ、装置を経てテープを動かす機構、テープの表面に検査す べき顕微鏡的小体を含有する液体標本の若干量を塗布する機構、標本をテープに 固定する機構、顕微鏡載物台、標本付きテープを載物台上に走行させる機構、テ ープ上に焦点合わせができる顕微鏡及びテープを載物台上で顕微鏡の焦平面内に 保持する機構を備えることを特徴とする顕微鏡的小体の顕微鏡検査装置。
2. ２．顕微鏡検査の前に処理液でテープ上の固定標本を処理する機構をも備える請 求の範囲第１項記載の装置。
3. ３．標本をテープに固定する機構が表面上をテープが通る加熱ブロックである請 求の範囲第１項又は第２項記載の装置。
4. ４．標本を処理液で処理する機構が走行する標本付きテープを液中に浸漬するこ とを可能にする複数のテープガイドロールを内部に有する液入り浴である請求の 範囲第１項、第２項又は第３項記載の装置。
5. ５．テープが合成プラスチック材料である請求の範囲第１〜４項のいずれか一つ の項に記載の装置。
6. ６．前記材料がポリエステルである請求の範囲第５項記載の装置。
7. ７．前記テープが一般に中央に配置した暗色の筋を有する請求の範囲第１〜６項 のいずれか一つの項に記載の装置。
8. ８．暗色の筋を前記テープ上に一般に中央に引く機構を備える請求の範囲第７項 記載の装置。
9. ９．順次テープの巻出リール、前記テープに暗色の筋を引く機構、液体標本を前 記テープの暗色の筋上に塗布するアプリケーター、前記テープを加熱して前記標 本を固定し乾燥するようにする加熱ブロック、処理液を前記固定標本に適用する 一つ以上のユニット及び標本から過剰の処理液を洗浄する一つ以上のユニット、 前記標本を乾燥する機構、標本の検査用顕微鏡並びにテープ巻取スプールを備え ることを特徴とする顕微鏡的小体の顕微鏡検査装置。