JPS61501547A - ヒトのマラリア寄生虫プラスモディウム・ファルシパルムの後期シゾント−メロゾイト期特有の抗原を産生するdna配列、組換えdna分子及び生産方法 - Google Patents

ヒトのマラリア寄生虫プラスモディウム・ファルシパルムの後期シゾント−メロゾイト期特有の抗原を産生するdna配列、組換えdna分子及び生産方法

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JPS61501547A JP60500909A JP50090985A JPS61501547A JP S61501547 A JPS61501547 A JP S61501547A JP 60500909 A JP60500909 A JP 60500909A JP 50090985 A JP50090985 A JP 50090985A JP S61501547 A JPS61501547 A JP S61501547A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒトのマラリア寄生虫プラスモディウム・ファルシパルムの後期シゾントーメロ ゾイト期特をの抗原を産生ずるDNA配列、組撓えDNA分子及び生産方法 発明の技術的分野 本発明は、ヒトのマラリア寄生虫(プラスモディウム・ファルシパルム)の後期 シゾントーメロゾイト期特有の抗原を産生ずるDNA配列1組換えDNA分子及 びその生産方法に関する。より詳細には、本発明はヒトのマラリア寄生虫(プラ スモディウム・ファルシパルム(PlasmodiuIIIfalcioaru m)の後期シゾントーメロゾイト期特有の抗原の生産、形質転換した宿主内でそ れらの抗原を生産する方法、及び人間をその寄生虫感染から守るためにそれらの 抗原及びそれらを含む組成物の使用方法に関するものである。
技術的背景 マラリアは世界中の多くの場所で病気及び死亡をひきおこす一つの主原因である 〔第3版 アニュアル・レポート・オン・ザ・スペシャル・プログラム・フォー ・リサーチ・アンド・トレーニング・イン・トロピカル・ディジー:l:、WH O。
ジェノバ(1979) ) 、世界人工のおよそ1/3の人々が感染の危険にさ らされている。1年に1[5000万人がマラリアにかかると推定され、アフリ カだけでも年間死亡数は主に子供であるが、約100万人である(J、A、ディ ーンズ及びS、コーエン「マラリアの免疫学」、了ニュアル・し第9−17頁( 1’978))、従って、マラリアは熱帯及び亜熱帯地域の経済計画を圧迫する 主要素といえる7マラリアは寄生虫プラスモディウムによってひきおこされる。
100ff1以上のプラスモディウム属の変種が、広範囲のを椎動物でマラリア をひきおこすことが知られている。しかしながら、これらの種は狭い範囲に限定 された宿主特異性を示す。たとえば、4種のみが人間に感染する。すなわち、P 。
ファルシパルム(ヱJd二之圧凹) 、P、 ビバソクス(−ムーヱムー)P、 マラリアエ(Lユnム社)及びP、オバーレ(人工に)である。P、ファルシパ ルム(ム匡1厘法ωは、これらの種の中で群をぬいて最も致死率が高い。特殊な プラスモディウム種内にも高程度の抗原異質性がある〔たとえばR,L。
コツベル等、[11アミノ酸より成る繰返し配列をもつプラスモディウム・ファ ルシパルムの特異的抗原の分離」、ネイチャー、第306巻、第751−56頁 (1983)、RlF、アンダース等[数種のプラスモディウム・ファルシパル ムの分離株により合成されたS−抗原の特性化−1、プロシーディンゲス・オン ・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス、U S A 、第80巻、第6 652−56頁(1983))。
マラリアの全世界にわたる撲滅には、多くの実行上の困難がつきまとっている。
これらの問題は、殺虫剤に対する蚊の抵抗性の増加、及びクロロキンのような4 −アミノキノIJンを含むより一般的に使われる化学療法剤に対して耐性をもつ マラリア寄生虫が出現したことによって複雑化してきた。従って、マラリアに対 するワクチンの調製が到達点をめざして長い間なされてきており、これからも続 くであろう。
そのようなワクチンの調製は、いろいろな行間によってはばまれている。たとえ ば、培養中に成長した寄生虫からの抗原化合物の製造は、特に有益なワクチンを つくるのに必要な大量規模において極めてむずかしい。加えて、マラリア寄生虫 の生活環は、特異的免疫過程の作用に関し各種の有力な目標を与える。たとえば 、予防免疫は、寄生虫の2つの異なる成長段階(植生期及び無性血中期)につい て操作できる(G。
■。ブラウン等、「イン・ビトロでプラスぞディラム・ファルシパルムの生育を 阻害するような精製ヒト免疫グロブリンの標的抗原」、ネイチャー、第297巻 、第591−93頁(1982))。
植生は、蚊にさされるとき体内に注入される。無性の面中期は、マラリアの病状 に大きく関与している。それらは輪状体、栄養体及びシゾントとよばれる一群の 成長段階を経る成熱過程を含む。最後に、無性サイクルの終りに成長シゾントは 赤血球を破裂させ、メロゾイトが循環系中に放出される。
放出されたメロゾイトは次いで他の赤血球膜の特異的リセブターに付着して侵入 をはじめる。それらは、また蚊によって摂取されうる精母細胞と卵母細胞とに分 化し、有性的に再生されて引き続いて感染をおこすための植生をつくる。
植生は免疫系に作用する寄生虫の第一形態であるので、マラリアワクチンの効果 的な標的である。しかしながら、蚊にさされることによって注入された植生が肝 臓でマラリア血になるまでの遷移時間は穫めて短い。さらに、1つの植生が肝臓 に届くだけで、病気をひきおこすには充分である。従って、循環している抗体を 100%の死滅効果を確保するのに必要な循環抗体のレベルは維持することが極 めて困難である。
対メロゾイト期ワクチンは、地域的に成人で発見された免疫型のものが使用され るべきである。植生期には影響をうけないが、肝臓からのメロゾイトの第一世代 はワクチンによって誘導された免疫系の抗体によって攻撃されうる。実際、この メロゾイトの分裂物は、その免疫応答の天然ブースターとして作用するであろう 。他方、対生殖母細胞ワクチンは、伝達連鎖の破壊という理論上の利点をもって いるが、このワクチンはワクチン接種される個々の人を直接には保護しないとい う欠点を有しうる。従って、最適なワクチンは血中期ワクチンとすべきであると 思われる。
無性の血中期の抗原、特にシゾントとメロゾイトの抗原はマラリアに対する予防 免疫について主な役割を果すことが示されている。たとえば、免疫ドナーからの 免疫グロブリンはシゾントーメロゾイト特異的な抗原を認識する(L、H,ベリ ン及びR,デイヤル、イムノロジカル・レビュー、第61巻、第245−69頁 (1982);G、v、ブラウン等、ネイチャー、第297巻、第591−93 頁(1982);J、H,L、ブL/ イア 、r、 7−、プレーJ−7WH O,第57巻、第245−46頁(1979))。シゾントーメロゾイトに対す る免疫血清とモノクローナル抗体も、インビトロでの寄生虫生長に対し阻害活性 を示す〔ブラウン等、前出;プレイフェアー前出;L、H,ベリン等、ネイチャ ー、第289巻、第301−302頁(1981)、L、シラオフイールド等、 インフェクション・イムノロジー、第38巻、第89.3−97頁(1982) )。
さらに、ベリン等のモノクローナル抗体は、世界中いろいろな地域からのプラス モディウム分離株と反応し、それらの生長を阻害する。サルは慣用のマラリア試 験動物であって、P、7アル’7 ハフ1/ ム(L」マ代山υL目)のメロゾ イト特異的であることが明らかなポリペプチドの注入の後、寄生虫による静脈の 致死的危機から保護されるということも示されている(L、 H,ベリン等、ク リニカル・エクスベリメント・オン・イムノロジー(1984)、B、ベルクリ 等、アブストラクト・オプ・インターナショナル・コンブレス・オン・パラサイ トロジー;カルシエリ−(1984))。注目すべきことに、それらの保護ポリ ペプチドは分子量200,140゜82及び41にダルトンであり、インビトロ でのP、ファルシパルム(ムハ旦江肛2)の生長に対し阻害活性を有する、ペリ ンらのモノクローナル抗体によって免疫沈降されたものと同しポリペプチドであ る(L、H,ペリン及びり、デイヤル前出、L、H,ペリン等、前出〕。従って 、これらのポリペプチド及び同じ保護活性をもつ他のものをより多く供給するこ とが、マラリアに対する効果的なワクチンを開発するために必要である。しかし ながら、現在、そのような大規模生産を可能にするこれらのポリペプチドの有効 な供給源は存在しない。
いろいろなタンパクと抗原が、適当な宿主中で組換えDNAの技術を用いて生産 されてきた〔たとえばS、ナガタ等、「大腸菌におけるヒト白血球インターフェ ロン活性をもつポリペプチドの合成」、ネイチャー、第284巻、第316−2 0頁(1980) (r FN−α);C,J、バレル等、「プラスミドpBR 322にクローン化されたB型肝炎ウィルスDNA配列の大腸菌での発現」、ネ イチャー、第279巻、第43−48頁(1979);M、パセック等、「B型 肝炎ウィルス遺伝子と大腸菌内でのその発現」、ネイチャー、第282巻、第5 75−79頁(1979)、(B型肝炎ウィルス抗原);H,クツパー等、「口 蹄疫つ1ルスの主要抗原のcDNAのクローニングと大腸菌での発現」、ネイチ ャー、第289巻、第555−559頁(1981)、(FMDウィルス抗原) 〕。
マラリア抗原のあるものは、大腸菌内でクローニングされたままとどまっている (K、G、オーディンク等、[マラリアの高分子量抗原をコードする遺伝子のク ローニング二分子if]、45,000のタンパクをコードするプラスモディウ ム・ファルシパルム遺伝子断片の単離」、モレキュラー・パイケミカル・バラサ イト、第10巻、第55−66頁(1984)、(分子! 145.000抗原 )〕。他にも大腸菌内での発現について報告がある。これらには、P、ノウレジ (−巳上nowl+■」からのマラリア植土表面抗原がある(J、エリス等、[ プラスモディウム・ノウレジのマラリア植生表面抗原遺伝子の大腸菌におけるク ローニングと発現」、ネイチャー、第302巻、第536−38頁(1983) iG、N、ゴドソン等、「プラスモディウム・ノウレジの植生周囲タンパクの順 次反復した免疫原領域の同定と化学合成」、ネイチャー、第305巻、第29− 33頁(1,983))。この抗原は、12回にわたる36塩基対の繰返し単位 をもつDNA配列を特徴とすると報告されている。さらに、この繰返し単位のア ミノ酸配列をもつ化学的に合成されたペプチドは、プラスモディウム・ノウレジ のH株のCSタンパクに対して作成されたモノクローナル抗体と免疫反応した。
上記に報告された植生抗原は、その繰返し単位をもつコピーの一部でも退化物で もない繰返し単位の両側にアミノ酸を含むといわれる。これらの配列の免疫活性 は研究されていない。
さらに、未同定の「血中期」抗原の一部は、大腸菌にクローン化されかつ発現さ れると云われるCD、J、ケンプ等「プラスモディウム・ファルンバルム血中期 抗原の大腸菌内での発現:免疫をもつヒトから得られた抗体での検出」、ブロシ ーデインダス・オン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス、USA、第 80巻、第3787−91頁(1983)) 。
ケンブ等の報告には、血中期抗厘がどんな生長段階の無性血中期抗原に対しても 特異的であるという記述はない。寧ろそれらは赤血球サイクルの全段階の混合物 のRNAに由来するといわれている。ケンプ等の報告には、これらの抗原のあら ゆるものがP、ファルシパルム感染からサルを保護することが示されたポリペプ チドのひとつに特異的であるモノクローナル抗体によって特異的に認識されると いうことも1.5示されていない。
ケンブ等の抗原のひとつは、分離株特異的なものであり、11アミノ酸の繰返し 配列を含んでいると報告されている[R,L、コンペル等、「分離株特異的なプ ラスモディウム・ファルシパルムのS抗原は、11アミノ酸の繰返し配列をもっ ている」、ネイチャー、第306巻、第751−56頁(1983))。この抗 原により生ずる抗体は、成熟栄養体との反応性を有すると共に無性血中サイクル のシゾント期に対しより強い反応性を存するといわれる。それらは、そのサイク ルの未熟な輪状体とは反応しなかった。また、選択された抗原がサルに寄生虫免 疫性を与えるポリペプチドのひとつに特異的なモノクローナル抗体によって、特 異的に認識されるという記述もない(L、H,ペリン等、前出〕。
さらに、選択抗原は、分離株特異性であるといわれる。従。
って、それに対する抗原体は、世界中のいろいろな地域のP。
ファルシパルムから得た抗原とは交差反応しない。
発明の開示 本発明は、後期シゾントーメロヅイト期の特異的抗原をコードするDNA配列の いろいろな種類を単離することにより、上記問題を解決する。これらの配列は、 その後、適当な宿主の形質転換及びそれらによってコードされる抗原の生産に用 いられる。
本発明によって生産されたこれらの抗原は、マラリア感染したヒト血清及び既知 のマラリア予防抗原に特異的なモノクローナル血清(α200 K、 α140 に、α82K及びα41K)のプールで認識される。本発明の抗原は、少なくと もサルをマラリアから守ることが示された抗原(200kd)のひとつを免疫沈 降する抗体を動物で産生ずる。さらに、これらの抗体は、免疫螢光試験で、いろ いろな地域からのP、ファルシパルムの分離株と反応する。
従って、本発明の抗原は、“7ラリアに対する世界的に有効な予防組成物及び方 法にを用である。それらもしくはそれらの抗体も、いろいろな血液サンプル中の マラリア感染を検出する診断手段及び方法として有用である。
上記のことから、本発明の基本的特徴はP、ファルシパルムの後期シゾントーメ ロゾイト期特有抗原の発現をコードする各種のDNA配列の選択及び特性化であ ることが判るであろう。これら種類のDNA配列は、V14.G2.R]、4゜ D4.XI 1.M2.T5.M7.V4.D8.I 4及びE8よりなる群か ら選択される。各種類は、本発明によって生産される同名の特定cDNAクロー ンへのクロス・ハイブリダイゼーションを特徴とする6従って、これらの特定種 類の付加的なものは、天然1合成、半合成源及び特に人間に感染する各種プラス モディア種のDNA配列の遺伝子バンクから選択されうる。
本発明のDNA配列はさらに、マラリア感染について世界的に有効な保護及び診 断への用途に有用となる高レベルで、後期シゾントーメロゾイト期特有の抗原を 発現させるという特徴を存する。
本発明の実施における最良方法 ここに開示する発明を十分に理解するため、以下詳細に説明する。
この説明において以下の用語を用いる:ヌクレオチド:糖部(ペントース)、リ ン酸及び窒素複素環式塩基よりなるDNAあるいはRNAの単量体単位。塩基は グリコシド炭素(ペントースの1′炭素)を介し糖と結合し、糖と塩基との結合 体はヌクレオシドとよばれる。塩基はヌクレオチドを特性化する。4つのDNA 塩基はアデニン(rAJ ”)、グアニン(rGJ)、 シトシン(rCJ ) 及びチミ7 (rTJ )である、、4つのRNA塩基はA、G、C及びウラシ ル(rUJ)である。
一旦至しム酉菱吐:となりあったペントースの3′と5′の炭素がホスホジエス テル結合で互いに連結した直鎖状デオキシヌコドン: mRNAを介してアミノ 酸、翻訳開始シグナルもしくは翻訳停止シグナルをコードする3つのヌクレオチ ド(トリブレット)のDNA配列。たとえば、ヌクレオチド・トリゾL/ 7ト TTA、TTG、CTT、CTC,CTA及びCTGはアミノ酸ロイシン(rL euJ)をコードし、TAGTAA及びTGAは翻訳停止シグナルであり、かつ ATGは翻訳開始ソゲナルである。
藁葺1上ユム: mRNAからアミノ酸への翻訳の際のコドンのグループ化。翻 訳の間、正しい解読フレームが維持される。たとえば、DNA配列GCTGGT TGTAAGは、3つの解読フレームまたは相を示しており、それらの各々はち がったアミノ酸を与える: 立旦ユ 立旦ユ ニ立工 人人玉:AIa−Gly−Cysal シ基の間がペプチド結合で互いに連結されたアミノ酸の線状列。
ゲノム:細胞あるいはウィルスの全DNA、特に物質のポリペプチド並びにオペ レーター、プロモーター及びシャインーダルガーノ配列のような配列を含むリポ ソーム結合・相互作用配列をコードする遺伝子を包含する。
遺伝子:鋳型あるいはメツセンジャーRNA (rmRNAJ)を介してmRN Aからの特異的ポリペプチドに特性的なアミノ酸配列をコードするDNA配列。
発現:遺伝子がポリペプチドを産生ずる過程。転写と翻訳との組合せ。
プラスミド:プラスミドが宿主細胞内で複製するような完全「レプリコン」を含 んだ非染色体2本鎖DNA配列。プラスミドを単細胞生物内に存在させると、そ の生物の特性はプラスミドDNAによって変化するか、または形質転換される。
たとえば、テトラサイクリン耐性(Tet’)の遺伝子をもつプラスミドは従前 にテトラサイクリン感受性であった細胞を形質転換させて耐性にする。プラスミ ドで形質転換された細胞は形質転換株と呼ばれる。
ファージもしくはバタテリオフ −ジ:バクテリアのウイルスであり、その大部 分はタンパク膜あるいは外殻(カプシド)でカプシド化されたDNA配列より成 る。
クローニング・ビークル:宿主細胞内で複製可能であるプラスミド、ファージD NAもしくは他のDNAであり、1つあるいは少数のエンドヌクレアーゼ認識部 位によって特徴化され、その部位でDNA配列は不可欠な生物的機能、たとえば 複製、コートタンパクの生産、プロモーターや結合部位などの損失を伴なわずに 決定しうる方式で切断できる。また、それらは形質転換細胞の同定に適当なマー カー、たとえばテトラサイクリン耐性やアンピシリン耐性を含んでいる。クロー ニングビークルはしばしばベクターとよばれる。
クローニング:無性的再生によって生物もしくはDNA配列に由来するような生 物もしくはDNA配列を大量に得るための過程。
組換えDNAもしくはバイブリドDNA :異なったゲノムからのDNAの部分 を含み、生細胞体外で末端と末端を結合しかつ生細胞中で維持できるようにした 分子。
TRC系、λファージの主要オペレーター・プロモーター領域、fdコートタン パクの制御領域、SV40の初期及び後期グロモーター、ポリオーマウィルス、 アデノウィルス、シミアンウィルスに由来するプロモーター、3−ホスホグリセ ゛リン酸キナーゼあるいは他の解糖系酵素のプロモーター、S母酸性ホスファタ ーゼ、たとえばPbo2などのプロモーター、酵母α接合型因子のプロモーター 及び前核・翼核細胞とそれらのウィルスあるいはその組合せの遺伝子を制御する ことが知られている他の配列などが含まれる。
P、ファルシパルムの後期シゾントーメロゾイト期特異的トーメロゾイト発育期 に特異的である。(2)サルで予防効果のあるマラリアのポリペプチド特異的な モノクローナル抗体によって特異的に認識される。(3)少なくともナルで予防 効果のあるマラリアのポリペプチドの少なくとも1つの免疫沈降させる抗体を産 生ずることができる、ようなポリペプチド。
以下、ヒトマラリア寄生虫P、ファルシパルムの後期シゾントーメロゾイト期特 有の抗原をコードするDNA配列の選択と、それらの配列で形質転換した宿主内 でのこれら配列の発現の方法を1実施例につき説明する。
あるポリヌクレオチドがP、ファルシパルムの後期シゾントーメロゾイト期特有 であるかどうかの決定本出願はインビトロでヒト赤血球にP、ファルシパルムの 5GEI分離株を感染させた(L、 ロドリゲス・デ・ジルバ等、プレチンWH O1第61巻、第105−112頁(1983) )。
そののち、インビトロで、W、トラガーとJ、B、ジエンセン、サイエンス第1 93巻、第673−75頁(1976)の方法に従って、これらの細胞を培養し た。ロドリゲス・デ・ジルバ等によって述べられたように上記培養の同調化を計 り、それに続いて培養液をインビトロで10%の正常ヒト血清を加えたメチオニ ンを含まないMEM中で353−メチオニン(59μCi/ml)で標識した。
10%NP40でのリシス(Iysis )と遠心分離ののち、TCA沈殿され る30,0OOc p mの抽出物を還r状態でアクリルアミド−3DSゲルに かけて分析した[U、に、レムリー、ネイチャー、第227巻、第680−83 頁(1970))。
それにより、合成されたタンパクの大多数はP、ファルシパルムの異なった発育 期に共通であるということを見出した(第1図)、シかしながら、少数のタンパ クは成熟型かあるいはメロゾイトを含む分裂シゾントでのみ合成されるというこ とも見出された(第1図、矢印)。これらのバンドの相対的な集積量は、この少 数のタンパクが後期シゾントとメロゾイトの主要構成物であることを示している 。
これらのポリペプチドは後期シゾントーメロゾイトに特異的であるためかつその ような世代特異的ポリペプチドはサルで予防効果をもつことが示されているので 〔ベリン等前記〕、感染赤血球細胞からcDNAを調製し最後にこれらのシゾン トーメロゾイト期特有のポリペプチドをクローニングと発現化させることによっ て、ポリ (A)RNAを単離した。
P、ファルシパルムのポリ(A)RNAの調製ヒ)赤血球細胞にP、ファルシパ ルム(ザイールで採取された分離株5GE2)を感染させ、非同調培養で15% 寄生虫血症に生育させた。その後、6Mグアニジン・イソチオシアネート 0. 1M2−メルカプトエタノール、25mMクエン酸ナトリウム(pH7,0)及 び0.5%N−ラウロイルザルコシンから成る溶液中で感染細胞をホモジネート し、5.7M塩化セシウムでRNAの遠心分離することにより、培養物から全R NAを調製した(J、M、チルブライン等、バイオケミストリー、第18巻、第 5294−99頁〕。それから、オリゴdTセルロースでアフィニティー・クロ マトグラフィーによってポリ (A)RNAを精製した。
マラリアcDNAを含むcDNAライブラリーの作成及びその関連クローンにつ いて後期シゾントーメロゾイト期特をのものを選択するためのスクリーニングC ,T、 ウエイク等rHLA−DR鎖をコードするc DNAクローンの単離」 、プロシーディンゲス・オン・ナショナルアカデミ−・オン・サイエンス、US A、第79巻、第6979=83頁(1982)に実質的に記された方法に従っ てcDNAを合成し、オリゴdCを末端付加し、Pstlで開裂させ、オリゴd Gを末端付加したpBR322にクローニングすることによって、上記ポリ(A )RNAからcDNAクローンのライブラリーを作成した。
次いで、大腸菌T(8101株をこれらのcDNAで形質転換し、そのライブラ リーの約9000のクローンを生−′!させ、それらをニトロセルロースフィル ターにレプリカしたCD。
ハナハン及びM、メセルソン、ジーン、第10巻、第63−67頁(1980) )。
後期シゾントーメロゾイト期特有のそれぞれのcDNAに関連したクローンを選 択してこのライブラリーをスクリーニングするために、L、ロドリゲス・デ・シ ルバら(前出)によって述べられた方法の変法に従って、輪状体期に濃縮したR NA&i製物から全RNA及び成熟シゾントーメロゾイト期に濃縮した全RNA を各々調製した。
P、ファルシパルム分離株5GE2 (ザイール採取)からの寄生化赤血球を直 径10C11のファルコンペトリ皿に11m1の6%へマトクリソト培地で培養 したCL、ロドリゲス・デ・シルバ等、前出、A、A、ホルダー及びR,R,フ リーマン、ネイチャー、第294巻、第361−64頁(1981) )。
次いで、7時間間隔で2回の5%マンニトール処理によって、22%寄生虫血症 に25枚のペトリ皿の細胞を同調化させた。
22時間後、これらの培地は9%の寄生虫血症をもち、80%以上のシゾントを 含んでいた。フィジオゲルでのフローテーションによってンゾントを精製し、培 養液でこれらを洗浄したのち、未感染赤血球と5:lの割合で混合した。ここで は再侵入間を6時間に限定し、マンニトール処理によって残っている成熟型をリ ンスさせた。それからこの細胞を10枚のベトリ皿にまいた。6時間の付加培養 ののち、5枚のベトリ皿から細胞を集め(輪状体の調製)、残りの5枚は33時 間の付加培養ののち細胞を集めた(成熟分裂シゾント)。これらの培養物は各々 12%の寄生虫血症(細胞)とそれぞれ97%以上の輪状体(及び少数の若い栄 養体)及び95%以上の分裂したシゾント(少数の若いシゾント)をもっていた 。
これらのリッチなRNA1製物から、1本鎖型 P−c DNAプローブを定法 で調製した。その後、これらのCDNAライブラリーをニトロセルロースフィル ター上でのコロニー・ハイブリダイゼーション法で一木鎖型cDNAをプローブ としてスクリーニングしたCM、グルンスティン及びり、ホグネス、ブローシデ インダス・オン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンス、USA、第72 巻、第396−65頁(1975))。
本出願人は上記の標識プローブでスクリーニングするために、本実験のライブラ リーのクローンを含むニトロセルロースフィルターを調製した。50Pg/n+ 1の変性サケ精子DNAとlμg/mlボIJ Aを含む2 xSSC(1xS SC=0.15MNa c !、0.15M クエン酸ナトリウム)、1×デン ハートで65℃2時間フィルターのプレハイブリダイゼーションを行なった。そ の後、標識プローブを最終濃度が2〜4×1゜cpm、/nlになるように加え 、16時間バイブリド化した。
次いで、フィルターを5×30分間、2XSSC中で洗浄し、約16時間オート ラジオグラフした。
コロニーの大部分は両方のcDNAプローブとバイブリド形成したが、スクリー ニングした9000のうち約150コロニーは後期シゾントーメロゾイトリノチ なc DNAプローブとのみ選択的・排他的にバイブリド化した。本発明では、 これらのコロニーを大腸菌HBI O1(pBR(Ps t)/X) (ここで Xはフィルター上での当該クローンの位置を示すものである)のように示した。
たとえば、そのようなりローンのひとつは大腸菌HBIOI (])BR322 (Pst)/D4)である。各々のクローンpBR(Ps t)/X’T:特徴 づけられた組換えDNA分子と挿入DNA配列Xを示した。
ここでも、rXJは当該クローンの位置を示す。たとえば上記のD4゜ 格子フィルター上でシゾントーメロゾ−(トリソチなプローブで、より強力なシ グナルを示すクローンを拾い出し、前記のようにフィルターをレプリカした。そ の後、選択cDNAクローンを前記と同条件下において2つのプローブで再バイ ブリド化した。この第2のスクリーニングの結果を第2図に示す。(A)は後期 シゾントーメロゾイトリフチなプローブでのスクリーニングを示し、(B)は輪 状体リッチなプローブでのスクリーニングを示している。
P、ファルシパルム生育の過程の世代特異的様式で活性化されるDNA配列に対 応するこの第2のハイブリダイゼーションの後、コロニーを選択するためにRN A (プロット)ヲ輪状体と後期シゾントーメロゾイト期の両方から上記の方法 。
で調製し、それらをここでの選択クローンのいくつがからとり出した32p−標 識プラスミドDNAとバイブリド化させた。
バイブリド形成のために全RNAのサンプルをとり(1連あたり4μg)、それ らを変性させ、0.8%アガロースゲルで電気泳動したCG、に、マクマスター 及びG、G、カーミノシェル、プロシーディンゲス・オン・ナショナル・アカデ ミ−・オン・サイエンス、第74巻、第4835−38頁(1977))。エチ ジウムブロマイド染色は、メロゾイト(M)及び輪状体(R)の両方に等量のR NAが存在することを示している。その後、RNAをDBM紙゛に移し、バイブ リド化と洗浄を、G、M、バール等によるプロシーディンゲス・オン・ナショナ ル・アカデミ−・オプ・サイエンス、USA、第76巻、第3683−87頁( 1979)の方法に従って行なった。バイブリド化プローブのために、個々の後 期シゾントーメロゾイト期特有コロニーのいくつかから調製したプラスミドDN Aを、ニック・トランスレーシランしたCP、 W、J、リグビー等、ジャーナ ル・オプ・モレキュラー・バイオロジー、第113巻、第237−51頁(19 77))。バイブリド化のために、5X10’cpm/mlの濃度でこれらのプ ローブを用いた。
第3図は2つのこのようなノーザン・プロット ハイブリダイゼーションの結果 を示す: (A)cDNADNAプローンD4(B)CDNADNAプローンX I;M−後期シゾントーメロゾイトRNAプロット、R−輪状体RNAプロット 。これらのノーザン・プロットは、それらのmRNAが異なる大きさと量をもっ ことを示している。それらはまた新しい遺伝子の活性化が、転写レベルで特殊な 寄生虫生育期におこることも示唆している。また、2つのクローンは異なったマ ラリア遺伝子に関与することも示している。
後期シゾントーメロゾイト期特有のクローンの種々の種類の選択 本発明の後期シゾントーメロゾイト期特有クローンを関係のある種類に分類する ため、いくつがのクローンの挿入物をプローブとして用い、ハイブリダイゼーシ ョンによって他のクローンの関連配列として同定した。
これらの個々のクローンからの挿入物をPstlで切断し、1%アガロースゲル 上で精製して、DEAE−セルロース紙を用いて抽出をおこないCG、ドレソツ エン等、アナリティカル・バイオケミストリー、第112巻、第295−98頁 (1981))。それらをニック・トランスレーションした。その後、上記で示 したものと同じ条件下で、それらの標識挿入物をプローブとして32P−cDN Aメロゾイトリソチなプローブ及び輪状体リッチなプローブとのハイブリダイゼ ーションに用いた。
第4図は、上記(第2図)で選択された後期シゾントーメロゾイトcDNAクロ ーンのレプリカを用いたこの「関連化」バイブリド形成の結果を示すオートラジ オグラフであり、旦ユニ■切断挿入物がクローン(A)D4及び(B)V14か らのものを示す。
同様の「関連化」バイブリド形成により、ここでの133個の後期シゾントーメ ロゾイト期特異的クローンを12種の重複しない種類のクローンに分類すること ができた。** 残り17種のクローンは、工2の種類のどれにも属さない。し かしながら、それらはおそらく他の後期シゾントーメロゾイト期特有の種類をあ られすであろう。
第1表 各々の種類のクローンの数から、これらの12の種類はP。
ファルシパルムの後期シゾントーメロゾイト期特異的に発現するタンパクの豊富 に存在する及びかなり豊富に存在するタンパクをコードするDNA配列であろう と結論した(例えば第1図)。
上述したノーサンRNAプロットに基づいて、これらの12の系列は異なるマラ リア遺伝子に関与することを示した。
従って、P、ファルシパルムの成長期サイクル中で輪状体からメロゾ・イトに至 る寄生虫の成熟は、比較的小さなセットのDNA配列の選択的活性化によるとし た。さらに、これらのDNA配列には、いろいろな活性化の程度がある。そのよ うな選択的な遺伝子の活性化はショウジヨウバエ(E、 A、フィルデング等、 セル、第33巻、第115−123頁(1983))、カイコガCT、H,エイ ツクブツシュ及びF、C,カファトス、セル、第29巻、第633−43頁(1 982)〕及びタマホコリカビCM、C,メヒデイ等、セル、第32巻、第76 3−71頁(1983))の成長過程でも報告されている。
上記と同様の条件下で、これらのクローンの種類から選択されたクローンを用い た同様のハイブリダイゼーションは、それらの種類の他のメンバーを天然1合成 、半合成、あるいはP、ファルシパルムの遺伝子バンクを含む他を出所とするD NA配列のコレクションから選び出すために用いうる。
上記と同様の技術はP、ビバックス(P、ν1vax ) + P、マラリアエ (P、malariae)及びP、オバーレ(P、ovale )のような他の プラスモディウム種の後期シゾントーメロゾイト期特異的タンパクをコードする DNA配列の種類を選択しうる。
後期シゾントーノロゾイト期特育抗原の生産本発明による種々な種類のDNA配 列でコードされる後期シゾントーメロヅイト期特有の抗原を生産するために、c DNAクローンのもう一つのライブラリーを作成した。このライブラリーは、ク ローンのために発現ベクターpPL31A−Ps t (H,クツパーからの寄 贈)及び大腸菌(一旦ユcoli)MC1061(pcr857)を用いた以外 は、はぼ前述したと同様にポリ (A)RNAから作成した。
発現ベクターpPL31A−Ps tはpP L c 24 (E。
リマウント等、ジーン、第15巻、第81−93頁(1981))の派生物であ る。このベクターはベクターの?、532部分をコードする配列の下流に、Ps tI制限エンドヌクレアーゼ認識部位をもつという特徴がある。また、修飾され たアンピシリン耐性遺伝子をもっている。この修飾遺伝子は、pUC8〔たとえ ばU、ルーサー等、モレキュラー・ジェネラル・ジエネティクス、第178巻、 第475−77頁(1980)参照〕に由来し、立上ユ■部位をもたない。従っ て、このベクターはプロモーターとMS2のコード領域の下流に唯一のヱユ」■ 部位をもち、そこにベクターのPLプロモーターの制御下に発現させたいcDN Aを挿入する。
この発現ベクターにおける、この場合のライブラリーでは約21 、000のク ローンを生じた。それらのクローンのうち後期シゾントーメロゾイト期特異的抗 原に関するものを選ぶため、最初に本発明の前述の12種類のクローンから取っ た各々のプローブから成る混合ハイブリダイゼーション・プローブで、このライ ブラリーをスクリーニングした。ハイブリダイゼーションの条件は、前記のクロ ーン種類の選択のためのものとほぼ同じであった。この方法で約500のクロー ンを選択した。その後、これらのクローンを前記種類からの個々のプローブでス クリーニングし各々の種類に分類した。ここでもハイブリダイゼーションはほぼ 同条件で行なった。このライブラリーから12M類全部の代表を分離した。
ランダムに4つの種類のクローン(R14,G2.V14゜及びX11)の各々 から15のクローンを選択し、アンピシリンとカナマイシンとを添加したし一ブ ロースでそれらを30℃にて一晩液体培養した。それから培養物を1:4で同様 に添加した42℃のし一ブロースで希釈し、42℃にてそれらを3時間誘導させ た。
ここでは最終培養物を2つの方法で処理した。1つは一定量をとり、リゾチーム で細胞を溶菌し、凍結融解し、遠心分離して標準的なELISA検定法で上澄を 分析した。この検定法では、本細胞抽出物をサルで予防効果のある2 00 K 。
82K及び41にのマラリア抗原に特異的なモノクローナル抗体〔ペリン等、上 記〕の支持体結合プールに加えた。その後、アフィニティ精製しておいた酵素結 合ウサギ抗ネズミ免疫グロブリンを加えた。色素反応によって陽性抽出物が検出 された。この試験結果を第2表に示す。
第二として、培養物の一定量をとり、細胞を遠心分離し、沈殿物をレムリー緩衝 液に懸濁し、溶液を煮沸して還元条件下でポリアクリルアミド−3DSゲルにの せて分析した〔レムリー、上記〕。対照としてここではマラリアcDト丁入挿入  物をもたないクローンから調製した培養物を用いた。対照と比較して、付加的 なバンドを見ることによってゲルを分析した。ゲル試験の結果も併せて第2表に 示す。
第2表 Xll K4 − − − X12 − − − R14B8 − − − D12 − D12 D12 − D]5−− −J18J18− * 本発明の発現ベクター中の各々のcDNAには2つの可能な方向性と3つの 可能な解読フレームがあるので、cDNAが正しいマラリアのポリペプチドを発 現する可能性は1/6である。ここでは、少なくとも1つでも発現する可能性を 高めるために、各々の種類から15個のクローンを選んだ。
** これらはこの場合においてゲル上で観察される付加的なバンドをもつクロ ーンであった。他のクローンの付加的バンドは他のゲルバンドによって覆い隠さ れてしまったのであろう。
**本 本発明のクローンによって産生される抗体のいくつかは、この試験で用 いられた3つのタイプのモノクローナル抗体に特異的ではないである・)。寧ろ それらはマラリアを予防する抗原に特異的である、他のモノクワ−ナル抗体灯特 異的であろう。
この場合の他の種類のクローンも同様に分析しうる。これらのクローンによる各 々の抗原のウェスタン・プロットも、マラリア抗原を予防するポリペプチドに特 異的な個々のモノクローナル抗体〔たとえばり、H、ペリン等〕を用いて行ない うる。最終的に、本発明のマラリア抗原をネズミもしくはウサギ1′:注入し、 生じた抗体をマラリアの予防ペプチドを免疫沈降するために用いた〔たとえばり 、H,ペリン等〕。
ここではさらに、研究をすすめるためにクローンX1l−011とR14−R8 を選んだ。上記のようにアンピシリンcoli)537 (pPL31A−Ps t (Xll−011)及び大腸菌<E、cot 1)537 (pPL31八 −Pst(R14−R8)を30℃で一晩液体培養した。43℃での培養物のし 一ブロースとの1:4希釈ののち、43℃でそれらを3時間保温した。次いで、 遠心分離、PBS洗浄及び音波処理によって抽出物を調製し、再懸濁した沈殿物 を、全寄生虫タンパク(ガンビア)に対して生したウサギ抗血清から41にタン パクCL、ペリン等、上記〕をアフィニティクロマトグラフィーで除去したもの によりウェスタン・プロットで分析した。
X1l−011抽出物は、血清によって特異的に認識される成る種のタンパク産 物(高収量)が存在するという特徴をもつ。また、200kdマラリアタンパク に特異的な抗血清によっても認識される。R14−R8抽出物は上記の全寄生虫 血清とは反応しなかった。しかしながら、感染者の血を用いたその後の免疫診断 試験は、、R14−88抗原が感染患者に存在することを示し、た。
また、このX1l−011培養物の抽出物を、PBS洗浄沈殿物を6M尿素に再 懸濁しかつその混合物を再遠心することによって調製した。次いで、上澄をウサ ギに接種させ、抗rfn隋を生じさせるために用いた。この抗血清は、インビボ で標識されたメロゾイト寄生虫の200kdのタンパクと免疫沈降した−弱く) 。
クローンX1i−011の部分的なりNA配列が解明され、その中には5アミノ 酸の反復があった。しかしながら、その配列はクローン31〜1あるいはFCC −1で決定された配列(後述)のどの部分とも重なり合わなかった。
また、クローン系列D4からの部分的DNA配列をも得た。
この配列は4アミノ酸の反復という特徴をもっている。しかしながら、これらも X1l−011,31〜1及びF CC−1の配列と重なり合わなかった。
他のンゾントーメロゾイト期特異的抗原の生産P、ファルシパルムの後期シゾン トーメロゾイト期特異的抗原を生産するためのもう一つの試みとして、はぼ上記 と同法で調製されたポリ (A)RNAから81を用いてcDNAを調製した。
次いで、このcDNAを用いて、上記のように制限切断エンドヌクレアーゼPs t+で切断し、dC,/dC末端付加した発現ベクターpPL31A−Pstで c DNAライブラリーを作成した。dC付加DNAをdG付加した立工工I開 裂ベクターに挿入し、コンピーテント大腸菌(Lcol 1)C600(pci 857)を形質転換した(以下、「大腸菌(E、coli)537Jと云う)。
その後、40/jg/mlアンピシリン及び50μg/mlカナマイシンを添加 したし一ブロースに入れ、30℃にて一晩生育させ、その後42℃にて5時間生 育させた。高い方の温度では培養中の細胞はMS2融合タンパクの一部として挿 入DNA配列の発現が誘導される〔たとえば1、クツパー等の文献(上記)〕。
ココロニを、5%SDSを含む緩衝塩溶液中で溶菌した。
その後、フィルターを65℃で30分間加温し、電動プロット機を用いてフィル ターにタンパクを固定した。次いで、これらのコロニーから得られた固定化タン パクを、全寄生虫タンパク(ガンビア)に対して生したウサギ抗血清から41に タンパク(L、ベリン等前出〕をアフィニティ、クロマトグラフィーで除去した ものでスクリーニングした。1251−スタた。、゛、れらのコロニーをニトロ セルロースフィルターに移し、上記のようにスクリーニングした。ここでは、t (iの陽性コロニーを分離した二大腸菌(E、co l 1)C6QO(pCI 857)(pPL3LA−Pst (Pst)/1)(以下、「大腸菌(E、c ol 1)C600(p31 19)Jあるいは「大腸菌(E、cot 1)5 37 (p31−1)jと云う)。
大腸菌(E、colt)537 (p31 1>を上記のようにアンピシリンと カナマイシンを添加したし一ブロース中で30℃にて一晩生育させた。43℃の し一ブロースで培養液を1:4に希釈した後、43℃で3時間保温した。その後 、遠心分離、PBS洗浄及び音波処理によって抽出物を調製し、再懸濁した沈殿 物を上記のようなウサギ抗血清を用いたウェスタン・プロットで分析した。この 分析により、血清によって特異的に認識される抽出物中の30にタンパク(14 にのMS2タンパクと16にマラリア抗原)が見出された。このタンパクは全細 胞質タンパク量の約2〜3%を占めている。
また同様に、誘導した大腸菌(E、coli)537(p31−1)の培養物か ら、PBS洗浄沈殿を6M尿素に懸濁し、その混合物を再遠心することによって 抽出物をm製した。次いで、その上澄をウサギに接種して、その中で抗血清を生 じさせるために用いた。この血清はインビボで標識したメロゾイト寄生虫タンパ クと免疫沈降した。続いて行なったSDSゲルは、シゾント開製物から沈殿した タンパクが200にのマラリア予防タンパクであり、生産物に関係することを示 した〔ベリン等、上記〕、精製メロゾイト調製物中で抗血清はメロゾイト表面に ある83kdポリペプチドを認識した。従って、この抗原はメロゾイトの成塾過 程の間に変化したものである。従って、p31〜1によって産生される抗原は既 知のマラリア予防用抗原に関連している。さらに、この31−1タンパクに対し て生したウサギの抗血清は、常用の免疫螢光試験法〔P、オニール及びG、D、 ジョンソン、ジャーナル・オン・クリニカル・バソロジー・、第23巻、第18 5−93頁(1970))で、インビトロで生育し、た種lの地域からのP、フ ァルシパルム分離株、たとえば5GE2 (ザイール)、FUP (パロ・アル ド)、FCR3クローンA2.FCC2(中国)及びM2S (ホンジュラス) の無性血中期と反応した。抗血清は固定化シゾントの内部成分と反応し、固定化 及び未固定のメロゾイトの表面と反応した。
31−1タンパクの免疫学的特徴は、200kdタンパク〔ベリン等、上記〕の 一部分と同一である。31−1タンパクによってコードされる抗原部位は、83 kdのメロゾイト表面タンパクに保持され、200kdのシゾントタンパクがイ ンビボでプロセシングをうけて生じたものであることも示された。
p31− I DNA挿入物のヌクレオチド配列を決定し、そこから読みとれる アミノ酸配列を示した。配列決定のためにp31−1t一旦!ユHTと乱ヱ」■ で制限切断し、マクサム・ギルバート配列決定法を用いた。
p31−I DNA挿入物のヌクレオチド配列及びそこから読みとれるアミノ酸 配列を第5図に示す。第5図に示されたように、p31−IDNA挿入物から読 みとれるアミノ酸配列は3つの領域に分けられる=43アミノ酸よりなる独特の 配列、30アミノ酸の3アミノ酸の反復(ser−gly−glyもしくは5e r−val−alas、及びそれに続く20アミノ酸の独特の配列。これらの配 列は、他の公開され特衣昭61−50154’7 (1Q)たマラリア配列に関 連がない。
また、p31−1の1mmHI一旦ヱユn断片をゲルで精製したのち、ニック・ トランスレーションして上記150個のP、ファルシパルムの後期シゾントーメ ロゾイト期特異的抗原をコードするDNA配列の12ft類に含まれる陽性コロ ニーを、スクリーニングするためのハイブリダイゼーションプローブとした。ハ イブリダイゼーションは2XSSC中で65℃で行ない、フィルターの洗浄も同 条件で行なった。しかしながら、陽性のものは検出されなかった。従って、クロ ーン31−1のDNA配列はクローン自身P、ファルシパルムの後期うメゾント ーメロゾイト期特異的抗原の1類には含まれるが、150クローンのいずれより も31−1mとして特徴化される特殊な遺伝子の異なる部分であろう。従って、 これらのクローンのいずれともバイブリド化しない。
また、p31−1のBamHI (Hindl[[)断片を、ゲルで精製した後 、二、・り・トランスレーションして関連DNA配列を選択するためにクローニ ングベクターpUC9及び大腸菌(E、coli)JM103を用いて作成した マラリア遺伝子ライブラリーを、スクリーニングするためのハイブリダイゼーシ ョンプローブとした。いくつかの配列を選択し、最大のものをFCC−1と名付 けた。
FCC−1のヌクレオチド配列及びそこから読みとれるアミノ酸配列を第6図に 示した。第6図かられかるように、FCC−1は、31−1マラリアDNA配列 (第6図でヌクレオチド295−597)が3′及び5′方向に延長したもので ある。さらに第6図かられかるように、FCC−IDNA配列は31−1の開始 点の上流に停止コドン(*)(たとえばヌクレオチド156−158)及び翻訳 開始シグナル(ATGヌクレオチド225−27)を31−1と同フレームで有 する。これらのデータは、p31−1として特徴化されるタンパクをコードする 部分の上流全部がクローン化されたことを示している。FCC−1の3 末端で 解読フレームは、まだ開いている。従って、本発明では、この配列の完全なコー ド及び非コード領域はクローン化されていないと考えられる。しかしながら、3 1−1もしくは、好ましくはFCC−1の下流部分を用いた同様のハイブリダイ ゼーションは、そのようなりローニックを可能にする。
もちろん、31−1ば200kdのマラリア予防タンパクに対する抗体を生産す るのに有用なタンパク生産物を発現するので、このタンパクの全コード配列を得 ることは不必要であることに注目すべきである。
後期シグナルーメロゾイト期特異的抗原を生産本発明のDNA配列は、発現のレ ベル及び産生されるマラリア抗原の特性を向上させるために他の発現ベクターの 作成に用いうる。たとえば、本DNA配列は、MS2タンパク或いは他のタンパ クの部分に融合していない抗原を生産するちととなる。また、それらによってコ ードされる抗原のフラグメント或いは、マラリアに関係しないアミノ酸を含むタ ンパクの生産に用いられる。また、それらは、種々の宿主にその宿主内で抗原を 生産させるための形質転換に用いられる。そのような宿主としては、大腸菌(E 、coli)、バチルス(Bacillus) + シュードモナス(Pseu domonas ) 、酵母、他の菌類、ストレプトマイセス(Strep’t omyces) +マウスまたは他の動物細胞、昆虫m胞、植物細胞及びヒト組 換細胞が含まれる。最後に、これらのDNA配列に由来するアミノ酸配列は、マ ラリアの抗原として有用な合成ペプチドの作製に役立つ。生じた抗原が後期シゾ ントーメロゾイト期特異的抗原であるということだけが必要である。合成及び作 成の方法は技術的によく知られている。
たとえば、本発明では31−1及びFCC−1クローンに由来するアミノ酸配列 に基づいて幾つかの合成ペプチドを作成した。第1ペプチド(ペプチドA)は、 これらのクローンでコードされるアミノ末端の43アミノ酸残基より成っている :SYQELVKKLEALEDAVLTGYSLFQKEKMVLNEGTS GTAVTTST (第6図、ヌクレオチド293−422及び第5図参照〕。
それはクローンの「独特」な領域から選択された。第2ペプチド(ペプチドB) は、ペプチドAのカルボキシ末端の23アミノ酸より成っている。第3ポリペプ チド(ペプチドC)は、クローン31−1及びFCC−1の反復領域からの34 アミノ酸より成っている: 5GGSVTSGGSGGSVASVASGGSG GSVASGGSGNS (第6図、ヌクレオチド429−530及び第5図参 照〕。
これらのペプチドの各々は、ウサギにおいてウェスタン・プロット免疫螢光染色 法及び免疫沈降により200kdのシゾントタンパク及びプロセシングをうけた 83kdのメロゾイト表面タンパクと反応する抗体を生じた。驚(ことに、これ らの抗体は間接的な免疫沈降試験でP、ファルシパルムの種々の分離株から得ら れたシゾントの内部構成物及びメロゾイトの表面と反応した。また、これらの結 果は、この抗原がメロゾイトの成熟過程で変化したものであり、かつマラリア感 染に対して広範囲のワクチンとして価値があることを示している。
ここでは、通常のグルタルアルデヒド法によってペプチドAを破傷風トキソイド に結合させた後、フロイントの完全アジュバントを含む混合剤をサルのワクチン 化に用いた。
マラリア寄生虫で挑戦したあと、ワクチン化されたサルはこのペプチドによって 部分的に(〉90%)耐性化されていた。従って、これらの抗原はインビボで予 防効果がある。
工乏」ア感染の診断方法及び手段における本発明の抗原及びDNA配列の利用 本発明による抗原、その抗体及びDNA配列は各種の血液サンプル中のマラリア 感染の存在を検知するための方法及び手段として使用しうる。
たとえば、本発明で生産される抗原及びそれに対して生じる抗体は、種々の診断 手段及び方法、たとえばラジオイム、ノアノセイ、ELISAあるいは非放射性 イムノアッセイなどに用いられうる。本発明のDNA配列はサザン・ハイブリダ イゼーションに基づく診断手段及び方法として用いられうる。
たとえば、ラジオイムノアッセイ法の一つの型として、少なくとも1つの本発明 の抗原に対し実験動物で生じた抗体を固体相(たとえば、試験管の内側)に固定 する。次いで、抗原を抗体に結合させるように加える。患者の血清サンプルを既 知量の放射活性(たとえば1250抗体と共r試験管に加、:S6患者の血清に 存在する全ゆる後期シゾントーメロゾイト期特異的抗体は、フリーな抗原部位に より支持体上の抗原−抗体複合体部位で標識抗体と競合しあう。
血清を反応させた後、試験管を洗浄し、試験管に残った放射能量を測定する。陽 性、すなわちこの患者の血清がマラq請昭61−501547 (11) リアの抗原を含んでいれCく、低レベルの放射活性を示す。
EL[SA試験の1つの型としては、ミクロタイタープレートを本発明の抗原で コーティングし、患者の血清サンプルを加える。血清中の全ゆる後期シゾントー メロゾイト期特異的抗体と抗原との相互作用が進行する°ような一定の時間にわ たり保温した後、プレートを洗浄し、酵素標識に結合した抗ヒト抗体を加える。
保温の後、プレートを再洗浄する。次いで、酵素物質を加え、最終的なプレート の吸光度を測定する。吸光度が大きく変化すれば、陽性である。
マラリア感Bo予防方法と組成物への本発明の抗原の利用 本発明の抗原は、マラリア感染を予防するために各種の医薬上許容しうる組成物 に使用しうる。このような組成物としては、医薬上許容しうるキャリヤーやアジ ュバントが含まれる。また、免疫応答を増幅する化合物も含まれる。これらは各 種のリンフ才力インやインターフェロンを含む。
この種のワクチンは、本発明の12f!類から2個以上選ばれた抗原の混合物を 含んでいることが望ましい。
さらに、本発明のワクチンはマルチバレント、すなわちヒトに感染する他のプラ スモディウム属の1つ以上の抗原を含んでいることが望ましい。これらの混合物 は、ヒトをマラリア感染から予防するのに最も効果的であろう。
これらの1成物は、種々のワクチン技術において、よく知られた医薬上許容しう る投与もしくは治療方法に用いられうる。
本発明の微生物は、ドインチェ・ザンムルンク・フォノ・ミクロオルガニスメン (西ドイツ・ゲノチンゲン在)に1984年2月13日に寄託し、PF−1〜1 4として同定される培養物によって例証される: PF−1:E、co旦HBIOI (pBR322(Pst ) / 14)P F−2・E coli HB+、01 (pBR322(Pst ) /G2) PF−3: E coli HBIOI (pBR322(Pst ) / V 4)r’F−4: E、coli HBIOI (pBR322(Pst )  108)PF −5: E、colj HBIOI (pBR322(Pst  ) / Xll )PF−6: B、coli )IBIOI (pBR322 (Pst ) /M2)PF−7: E、coli HBIOI (pBR32 2(Pst ) / M?)PF−8: E、colj)IBIOI (pBR 322(Pst ) / E8)PF 9 : E、coli HBIOI ( pBR322(Pst ) /R14)PF −10: E、coli HBI OI (pBR322(Pst ) / D4)PF −11: E、coli  HBIOI (pBR322(Pst ) / V14 )PF−12: E 、co1i118101(pBR322(Pst)/T5)PF−13: E、 co1i537(1)PL31八−Pst (Pst ) / X1l−011 )PF −14: E、coli K12λ (pPL31A−Pst (Ps t ) / 1 )これらは受託番号DSM2878〜2891で受託された。
本発明の微生物及びDNA配列はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクショ ンに1985年2月19日に寄託され、PF−15として同定される培養物によ っても例証される。
PF−15: E、coli JM103 (pFCC−1)これは、受託番号 53035で受託された。
以上、本発明の幾つかの実施例につき説明したが、本発明の基本的な作製物は本 発明の方法や組成物を利用する他の実施例をも与えるために改変することができ る。従って、本発明の範囲は、むしろ上記に例として示した特定の実施例の2・ でなく、以下の請求の範囲によって規定されるべきである。
F/θ、4 GlyGlyGlyGlyGlyTyrGlnGluLauvalLys Ly s LeuGluAl aLeuGluAspAl a V≠■ GGGGGGGGGGGGGGGGTTATCAAGAACTTGTCAAAA AACTAGMGCTTTAGMGATGCACLau’rhrGlyTyrS erLeu PheGlnLysGluLysMetValLeuAs nGl uGlyτhrserGIYTATTGACAGGTTATAG?rTATTT CAAAAGG AAAAAATGGTATTAAATGAAGGAACAAG TGThrAlaValThrThrSerThrProGlySerGlyG 1ySerValThrSerG1yG1ySerG1yGAACAGCTGT TACMCTAGTACACCTGGTTCAGGTGGTTCAGTTACT TCAGGTGGT’rCAGGlySerValAl as erValAl aserG lyG 1yS e rGlyGly S e rVal AX  a 5erfl yG ly S er GTGGTTCAGTTGCTTCAGTTGCTTCAGGTGGTTCAG GTGGCTCAGTTGCTrCAGGTGGTTGlyA、SnSe1:A J: qAXqThrAsnP roSerAs pAsnsar 5erAs p 5erAspA1aLyS rer Ser CAGGTAATTCAAGACGTACAAATCCTrCAGATAATT CMGTGATTCAGATGCTAAATCTTFig、5 図面の簡単な説明 第1図はP、ファルシパルムのいろいろな無性赤血球段階の353−メチオニン 標識タンパクの5DS−PAGEのオートラジオグラフである:輪状体(R)、 栄養体(T)、初期シゾント(S)及び成熟分裂シゾント(Seg)。矢印は後 期シゾントーメロゾイト(SEG)期特有のポリペプチドバンドを示している。
第2図は1回選択した後期シゾントーメロゾイト期特有のクローンを含む格子フ ィルターのオートラジオグラフである。
(A):後期シゾントーメロゾイトリソチなプローブでのスクリーニング、(B ):輪状体リンチなプローブでのスクリーニング。
第3図は後期シゾントーメロゾイト期特有cDNA配列を含むように、本発明に そって選択された2つのクローン(AとB)での輪状体期待をRNA (R)と 後期シゾントーメロゾイト期特有RNA (M)のノーザン・ブロンド・ハイブ リダイゼーションのオートラジオグラフである。矢印は、「28S」とr18s Jのヒト肝臓リポソームRNAの位置と、P。
ファルシパルムリポソームr28sJとr18sJの位置を示す。
第4図は後期シゾントーメロゾイト期特異的クローンD4(A)とV14(B) の挿入物より調製されたプローブとの「関連」ハイブリダイゼーションのオート ラジオグラフである。
第5図はマラリア挿入物p31−1のヌクレオチド配列とそこからよみとれるア ミノ酸配列である。
第6図はマラリア挿入物p FCC−1のヌクレオチド配列及びそこからよみと れるアミノ酸配列である。
手続補正書 昭和61年 5月:L7日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1pBR322(Pst)/v14のDNA挿入物、22×SSCかつ65℃に 実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイプリド化するDN A配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの 発現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 2.pBR322(Pst)/G2のDNA挿入物、2xSSCかつ65℃に実 質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイプリド化するDNA 配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発 現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 3.pBR322(Pst)/R14のDNA挿入物、2×SSCかつ65℃に 実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイプリド化するDN A配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの 発現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 4.pBR322(Pst)/D4のDNA挿入物、2×SSCかつ65℃に実 質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイプリド化するDNA 配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発 現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 5.pBR322(Pst)/X11のDNA挿入物、2XSSCかつ65℃に 実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDN A配列に並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの 発現をコードするDNA配列より成る群から選択されるDNA配列。 6.pBR322(Pst)/M2のDNA挿入物、2xSSCかつ65℃に実 質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDNA 配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発 現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 7。pBR322(Pst)/T5のDNA挿入物、2×SSCかつ65℃に実 質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDNA 配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発 現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 8.pBR322(Pst)/M7のDNA挿入物、2×SSCかつ65℃に実 質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDNA 配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発 現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 9.pBR322(Pst)/V4のDNA挿入物、2xSSCかつ65℃に実 質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDNA 配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発 現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 10.pBR322(Pst)/D8のDNA挿入物、2×SSCかつ65℃に 実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDN A配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの 発現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 11.pBR322(Pst)/14のDNA挿入物、2xSSCかつ65℃に 実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDN A配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの 発現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 12.pBR322(Pst)/E8のDNA挿入物、2×SSCかつ65℃に 実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDN A配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの 発現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 13.pPL31A−Pst(Pst)/1のDNA挿入物、2XSSCかつ6 5℃に実質的に等しい塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化す るDNA配列、並びに全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプ チドの発現をコードするDNA配列より成る群がら選択されるDNA配列。 14.PFCC−1のマラリア挿入物、2×SSCかつ65℃に実質的に等しい 塩及び温度の条件下で前記DNA挿入物にハイブリド化するDNA配列、並びに 全ゆる外来性DNA挿入物及び配列から発現するポリペプチドの発現をコードす るDNA配列より成る群から選択される請求の範囲第13項記載のDNA配列。 15.後期ゾントーメロゾイト期特異的マラリア抗原の発現をコードし、かつブ ラスモディウム菌株によりシゾントが80%以上になるまで寄生虫症化させた赤 血球を培養し、培養物からシゾントを精製し、未感染赤血球に精製シゾントを約 6時間感染させ、残余の成熟型を溶解させ、細胞を分散かつ培養し、約6時間後 に細胞の第1部分から輪上体に濃縮されたRNAを採取し、約33時間後に細胞 の第2部分から後期シゾントーメロゾイト型に濃縮されたRNAを採取し、前記 RNAを逆転写することによってcDNAを得るという一連の工程でDNA濃縮 を行ない、2×SSC及び65℃に実質的に等しい塩及び温度の条件下で後期シ ゾントーメロゾイトDNAに濃縮したDNA配列とはハイブリド化するが、同条 件下で輪状体DNAに濃縮したDNA配列とはハイブリド化しないようなDNA 配列、並びに2XSSC及び65℃に実質的に等しい塩及び温度条件で前記DN A挿入物にハイブリド化するDNA配列及び全ゆる外来性DNA挿入物及び配列 から発現するポリペプチドの発現をコードするDNA配列より成る群から選択さ れるDNA配列。 16.マラリア抗原がP.ファルシパルム(P.falciparu).P.ビ バックス(P.vivax),P.マラリアェ(Pmalaliae)及びPオ バーレ(PovaIe)の抗原群から選択される請求の範囲第15項記載のDN A配列。 17.請求の範囲第1項乃至第16項のいずれかに記載のDNA配列群から選択 されたDNA配列を含む組換えDNA分子。 18.請求の範囲第1項乃至第16項のいずれかに記載のDNA配列に作用結合 した発現制御配列をさらに含む請求の範囲第17項記載の組換えDNA分子。 19.請求の範囲第17項または第18項記載の組換えDNA分子群より選択さ れた組換えDNA分子の少なくとも1つで形質転換された宿主。 20大腸菌(Eco11),バチルス(Bacllus),シュードモナス(P seudomonas),酵母,他の菌類,ストレプトマイセス,マウスまたは 他の動物細胞,昆虫細胞,植物細胞及びヒト組織細胞より成る群から選択される 請求の範囲第19項記載の宿主。 21.請求の範囲第1項乃至第16項のいずれかに記載のDNA配列群から選択 されたDNA配列によって発現の際にコードされるポリペプチド。 22.請求の範囲第18項記載の組換えDNA分子群から選択された組換えDN A分子で形質転換された宿主を培養することによって産生されるポリペプチド。 23.2×SSCかつ65℃に実質的に等しい塩及び温度の条件下で、請求の範 囲第1項乃至第16項のいずれかに記載のDNA配列群から選択されたDNA配 列にどの配列がハイブリド化するかを決定することを特徴とする後期シゾントー メロゾイト期特異的マラリア抗原を発現の際にコードするDNA配列の選択方法 。 24.プラスモディウム菌株によりシゾントが80%以上になるまで寄生虫症化 させた赤血球を培養し、培養物からシゾントを精製し、未感染赤血球に精製シゾ ントを約6時間感染させ、残余の成熟型を溶解させ、細胞を分散かっ培養し、約 6時間後に細胞の第1部分から輪状体に濃縮されたRNAを採取し、約33時間 後に細胞の第2部分から後期シゾントーメロゾイト型に濃縮されたRNAを採取 し、前記RNAを逆転写することによってcDNAを得るという一連の工程でD NA濃縮を行ない、どの配列が2XSSC及び65℃に実質的に等しい塩及び温 度の条件下で後期シゾトトーメロゾイトDNAに濃縮したDNA配列とはハイブ リド化するが、同条件下で輪状体DNAに濃縮したDNA配列とはハイブリド化 しないかを決定することを特徴とする、DNA配列群から後期シゾントーメロゾ イト期特異的マラリア抗原を発現の際にコードするDNA配列の選択方法。 25.DNA配列群を天然,合成もしくは半合成源に由来するDNA配列から選 択する請求の範囲第23項または第24項記載の方法。 26.マラリア抗原をP.ファルシパルム,P.ビバフクス,P,マラリアエ, 及びP.オバーレの抗原群から選択する請求の範囲第23項乃至第25項のいず れかに記載の方法。 27.請求の範囲第18項記載の組換えDNA分子により形質転換された宿主を 培養し、かつ抗原を採取することを特徴とする後期シゾントーメロゾイト期特異 的抗原の生産方法。 28.上記宿主を大腸菌,バチルス,シュードモナス,酵母,他の菌類,ストレ プトマイセス,マウスまたは他の動物細胞,昆虫細胞,植物細胞及びヒト組織細 胞より成る群がら選択する請求の範囲第27項記載の方法。 29.請求の範囲第21項または第22項記載のポリペプチド群から選択され、 かつ赤血球からのメロゾイトの放出に際し、予防効果レベルの循環抗体を生じさ せるのに有効な量の少なくとも一種のポリペプチドからなることを特徴とするマ ラリア感染予防用の医薬上許容しうる組成物。 30.請求の範囲第29項記載の組成物より成る群から選択される組成物を用い て患者を医薬上許容しうる方法で治療することを特徴とするマラリア感染予防方 法。 31.請求の範囲第1項乃至第16項のいずれかに記載のDNA配列の少なくと も1種、請求の範囲第21項または第22項記載のポリペプチドの少なくとも1 種、及び請求の範囲第21項または第22項記載のポリペプチドに対する抗体の 少なくとも1種から成る群のうちの少なくとも1種選択した組成物からなる血清 サンプル中のマラリア感染診断手段。 32.請求の範囲第1項乃至第16項のいずれかに記載のDNA配列の少なくと も1種、請求の範囲第21項または第22項記載のポリペプチドの少なくとも1 種及び請求の範囲第21項または第22項記載のポリペプチドに対する抗体の少 なくとも1種から成る群のうちの少なくとも1種から選択した組成物の存在につ き、血清サンプルを分析することを特徴とするマラリア感染診断方法。
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