JPS61501213A - 窒化鋼製品 - Google Patents
窒化鋼製品Info
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- JPS61501213A JPS61501213A JP59500984A JP50098484A JPS61501213A JP S61501213 A JPS61501213 A JP S61501213A JP 59500984 A JP59500984 A JP 59500984A JP 50098484 A JP50098484 A JP 50098484A JP S61501213 A JPS61501213 A JP S61501213A
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- C22C38/06—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing aluminium
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
窒化鋼および窒化鋼製品
〔技術分野〕
この発明は、合金鋼一般および特に窒化鋼およびそれから製造される製品に関す
る。
窒素表面硬化法、より一般的には窒化といわれるものは、表面硬さ、耐摩耗性、
ある種の耐食性を向上させ、まだ窒化した部品の疲労強度向上に効果のある表層
応力を増加させる。そのため、窒化処理した合金鋼製品は歯車、継手、軸および
その他の耐摩耗性と高応力負荷を要求される用途にしばしば用いられる。
窒化に適した合金鋼の一つの群は下記の成分をもつ。すなわち、
炭 素 0.21−0.26 wtチ
マンガン 0.50−0.70 wtチアルミニウム 1.10−1.40 w
tチニッケル 3.25−3.75 wt%り ロ ム 1.00−1.30
vt%モリブデン 0.20−0.30 wtチシリコン 0.20−0.40
wtチ鉄および許容し得る微量元素 残 部
である。
熱処理後に窒化処理されている、より経済的な調質型合金鋼の群は、Al5I/
5AE4100系合金鋼である。
特に、Al5I/5AE4140H合金鋼は、表面硬さと芯部硬さが共に高いこ
とが要求される多様な歯車の製造に有用であることが認められている。
Al5I/5AE4140H合金鋼の規格成分は、下記のとおりである。すなわ
ち、
炭 素 0.37−0.44 wt%
マンガン 0.65−1.10 wt%シリコン 0.15−0.35 wtチ
ク ロ ム 0.75−1.20 wt%モリブデン 0.15−0.25 w
t%鉄および許容し得る微量元素 残 部
上記成分の部品は、ま、ず鋼片から鍛造又は圧延され、次に焼入れ、焼もどしを
施し、その後機械加工してから窒化されるのが典型的な製造法である。Al5I
/5AE4140H合金鋼はある一定の窒化用途に有用であったが、欠点もある
。たとえば、この鋼は高価な合金元素であるモリブデンを含有する。更に、Al
5I/5AE4140Hの成分をもつ製品は、焼割れし易いため、一般的には油
焼入れが必要なことが認められている。
その上、Al5I/5AE4140Hの窒化層硬さは一般的に約nc 55以下
が限度である。
本発明は上記の問題を克服することを意図している。特に、本発明による合金鋼
は、経済的で、多様な焼入れ媒体に適応し、焼もどし後も高い芯部硬さを維持し
、優れた窒化特性を持つ成分を提供する。
木調の原料コストは、モリブデンを使わないことによシ低減している。本発明の
成分をもつ合金鋼で製造した製品は、極めて広範な寸法範囲について、水焼入れ
も油焼入れも可能である。更に、焼もどし後に、当該製品は、焼もどし温度によ
ってHRC25から32の範囲に制御される有用な芯部硬さを維持している。ま
た、同等の硬化層深さに対する窒化時間は、この新しい合金成分の製品では、A
l5I/5AE4140Hの成分を持つ製品にくらべて40%も短縮できる。
本発明の一つの特徴は、窒化鋼の成分を、炭素0.20から0.40 wt%、
マンガン0.50から1,60wt%、クロム0.40から1.5 Q wtチ
、アルミニウム0.07から0.30 wt%、バナジウム0.03から0.2
0wt%、およびシリコン0.10から0.40 wt%と残部は実質的に鉄と
することである。
本発明のもう一つの特徴は、上記成分を有する合金鋼で製造した製品が、焼入れ
、焼もどし、窒化後に表面硬さがHR15N89以上かつ芯部硬さがHRC25
以上であることである。
本発明による合金鋼成分の特徴は、焼入性、焼もどし軟化抵抗および優れた窒化
応答性を合わせもつことである。これらの特性は少量のアルミニウムおよびバナ
ジウムを注意深く制御して使うことによって達成される。更に、特徴あるこれら
諸特性は高価なニッケルあるいはモリブデンの添加なしに達成されるから、廉価
な材料を提供する。
第1図は本発明による窒化鋼の優れた焼入性を示すグラフ、第2図は当該鋼の優
れた窒化応答性と焼もどし軟化抵抗を示すグラフ、第3図は本発明による合金鋼
と典型的な窒化鋼において、窒化応答性を比較したグラフである。
炭素は最高硬さと硬化層深さに寄与する。本発明において炭素含有量は、焼もど
し後の芯部硬さを十分に維持するために0.20 wt%以上とし、耐焼割れ性
と十分な窒化応答性を確保するために約0.40 wt%を越えないものとする
。炭素含有量が約0.34 wt%を越えると、形状の複雑な製品では水焼入れ
の際に割れや歪みを生ずることが認められており、その場合にはあま9急激でな
い焼入れ媒体として油等が必要である。したがって、広い範囲としては炭素0.
20−0.40 wt%が考えられるが、更に望ましい範囲は炭素0.24−0
.34 vtチである。上記のよシ望ましいすなわちよシ適した範囲で製造した
合金鋼製品は、適宜に水または油で焼入れできるという利点がある。
マンガンは焼入性を高める働きがあるため、すべての調質型合金鋼中に存在する
。ここに開示した合金鋼のマンガン含有量は、十分な芯部硬さを確保するために
0.50 wt%以上とし、割れ防止のために約1、60 wt%を越えないも
のとする。許容範囲は広く0.50−1.60 vtチであるが、更に、熱処理
に対する応答を均一に保つために、マンガン含有量は1.00−1.30 wt
%の狭い範囲とすることが望ましい。
クロムは本合金鋼の焼入性に寄与するとともに優れた窒化物形成元素として窒化
特性を向上させる。
これらの効果を最もよく実現するために、クロムの最少必要量は0.40 vt
チであり、0.90wt%以上存在することが望ましい。脆化を防止するために
、り° ロムは最高1.50 vtチを越えてはならず、約1.20チ以下とす
るのが望ましい。
アルミニウムは本発明に本質的に必要な成分であって、焼入性に寄与するととも
に優れた窒化物形成元素である。実施例で述べるように、アルミニウムは0.0
7 wtチ以上存在する必要があり、0.10チ以上であることが望ましい。ア
ルミニウムが約0.07チ未満の場合は、焼入性、窒化応答性のいずれにもほと
んど改善効果が認められないばかりでなく、それに見合う利点もない。また、ア
ルミニウムの量が0.30チを越えた場合は、窒化性に対しては好都合であるが
、表層の脆化傾向も強まることが見出された。したかやて、アルミニウム量の上
限は0.30wt%を越えないことが必要でちり、0.20%を越えないことが
望ましい。本合金鋼は上記範囲のアルミニウムを含有し、多様な焼入れ方法が可
能でアシ、シかも焼入れ性も向上している。
バナジウムも本合金鋼に本質的に必要な成分でちって、表面硬さと芯部硬さを共
に矛盾なく、測定可能な程向上させるためには0.03 vt(+以上存在しな
くてはならない。バナジウムの量が0.20 wt%を越えると木調の窒化応答
性や焼入性はほとんど向上しなくなる。これらの理由により、バナジウム量の下
限は0.03 vtチ、上限は0.20%である。更に、0、05 wt%から
0.10 vt%に限定すればこの成分を最も経済的に使うことができて望まし
い。規定した範囲で、アルミニウム量とバナジウム量の組合せを適当にすれば、
著しく窒化応答性が向上して窒化時間が短縮し、表層硬さおよび硬化層深さが増
加する。
また、アルミニウム量とバナジウム量を規定範囲内で適当に組合せれば、焼入れ
性および焼もどし軟化抵抗が向上する。
本合金鋼の残余成分は実質的に鉄であシ、その他に少量の不可避的な成分が存在
しても良い。たとえば、シリコンは、実用上規格量が認められているが、これは
溶鋼の脱酸に用いられるためである。この目的で、シリコンは0.10 wt%
以上存在してよい。硫黄は少量で被剛性に有効であシ、許容値は0.10wtチ
以下であるが、0.04wt%以下として延性の低下を避けるのが望ましい。同
様に、被剛性の向上のために、必要によシ、鉛を約0.15 vtチまで添加し
てもよい。燐は0.05 vt4を越えると脆化を起こし得るから、上限は0.
035wtチを越えないことが望ましい。その他の一般に随伴不純物と認められ
る元素は実用上記められる許容量以内で存在してよい。
上記成分を有する、軸、継手、歯車等の製品は、鍛造又は圧延で成形し、次に約
870 ℃(1600下)で約1h加熱保持してから水又は油中に焼き入れ、そ
の後機械加工で最終寸法に仕上げる、というのが望ましい製造方法である。従来
は、窒化鋼には油焼入れが必要であった。本発明鋼では焼入れ方法に関する制限
が緩和しているが、これは、アルミニウムが窒化性と焼入性に寄与し、特に、こ
れに伴って炭素量の最適範囲が低下した結果である。焼入れ媒体の選択の自由度
が増したことは本発明の大きな利点の一つであ°る。
〔実施例1〕
アルミニウムの顕著な影響、特にアルミニウムとバナジウムを組合せたことによ
る利点は、後掲の第1表および第1図に硬さの増加として現れている。
試料はすべて同一溶解チャージから作製しておシ、炭素、マンガン、クロム、お
よびシリコンの各含有量の実測値は実際上同一であって、いずれも上述し −た
要求範囲内である。アルミニウム量とバナジウム量は、4回の庄屋時に添加する
ことにょシ変化させた。各注型材を32m+(1,25in)角に圧延し、これ
からジョミニー試験片と窒化試験片を作製した。
試料1と3のアルミニウム量は低く、試料2と4のアルミニウム量は最適範囲の
上限に近い。バナジウム量は最適範囲の下限を代表するものとして、試料3と4
に添加した。ASTM(A255 ) r一端焼入れ法による鋼の焼入れ性試験
」に従って試料を加熱、焼入れした後、焼入れ端から1 /16 in (1,
59霞)の間隔で硬さ測定を行なった。
第 1 表
CO,340,340,350,36
Mn O,520,570,540,54Cr 1.04 1.05 1.04
1.04’ AI O,0560,180,0720,18v −−−−0,
0460,048
SL O,330,340,320,32Mo” 0.01 0.01 0.0
1 0.01Cu” 0.02 0.02 0.02 0.02Ni” 0.0
3 0.03 0.03 0.03硬 さ−HRC*”
焼入れ端から
の距離
1/16in 瓢
2 3.2541/2 53 521/4 534 6.450 52 48
521/469.5421/2 501/2 41 503/4812.736
1/24836463/4、。 15.933 423/4 33 433/4
24 38.122 311/4 26 311/226 41.321 27
3/4 241/4 321/428 44.4 −− 251/4 221/
4 3130 47.6 −− 231/4 201ノ々 3132 50.8
−− 221/4 311/2率Mo+Cu、Niは許容し得る随伴量である
ことを確認するために測定し九市本ノヨミニー試験片の対向する両側で測定して
平均した。
第1表のデータをグラフで表わしたものが第1図である。ここで、アルミニウム
を0.18 wj%含有する試料2と4は、アルミニウムをそれぞれ0.056
wt%+ 0.072 wt%含有する試料1と3にくらべて焼入性が向上して
いる。アルミニウムは0.18 wt%未満の量でも焼入性に幾分寄与すること
が認められるが、0.07wt%未満ではその傾向がない。アルミニウムは酸素
や窒素と容易に結合するから、鋼中の自由酸素、自由窒素の量に影響する溶解法
によって、焼入性に有効なアルミニウム量は左右されるであろう。これらの理由
から、アルミニウム量に応じた焼入性を得るための現実的な下限は0.07wt
%であると考えられる。
〔実施例2〕
4回の注型に対応する窒化用試料を加熱・油焼入れした後、焼もどしを行なりた
。本発明の窒化鋼は芯部硬さを低下させずに比較的高温で焼もどすことができる
。第1表の各成分を有する4種類の試料を593℃(1100下)に加熱し、そ
の温度で3 h’保持した。焼もどし後、試料から作製した試験片にアンモニア
雰囲気中で526℃(980’F )X28hの窒化処理を施した。前記第1表
の試料1−4の各各に対応する4回の注型の試験片について、窒化処理後の硬さ
の測定結果を次の第2表に掲げ、第2図にグラフで示す。硬さ測定は窒化した試
験片の断面に沿ってTukon微小硬さ計により行ない、ヌープ硬さを相当する
ロックウェルCスケール硬さに換算し窒化表面から 硬 さくHRC,ヌープ硬
さから換算)の距離(簡) 試験片1 試験片2 試験片3 試験片4ff−一
■■−−−1−−−
0.05 54 61 56 63
0.10 56 59 59 62
0.15 52 57 57 59
0.20 50 54 56 58
0.25 47 49 53 56
0.30 43.5 47 50 530.40 36 39 40 4Q、5
0.50 32 35 36 37
0.60 30 32 34 34
0.75 30 30 32 32
1.00 30 30 32 32
この実施例は表層硬さと芯部硬さに対するアルミニウムの寄与を示すとともに、
特にアルミニウムとバナジウムの組合せにより予期せぬ好結果が生まれたことを
示す。アルミニウムを0.18 wt%含有し、バナジウムを含有しない試験片
2は、アルミニウム量が低く(0,056wt%)、バナジウムを含有しない試
験片1に対して表層硬さは非常に高く(HRCで3〜7度)、芯部硬さは同等で
ある。約0.05 wt%のバナジウムを含有する試験片3と4は、これらと基
本成分が本質的に等しく、アルミニウム添加の有無も対応する試験片1と2にく
らべて硬さが高い。
最低硬さを示したのは、バナジウムを含有せず、アルミニウム含有量の最も低い
(0,056wt%)試験片1であった。試験片1−4に対応する成分を有する
別の試験片に538℃(1000下)、649℃(12007)$>よび704
℃(13007)O焼もどしを行なった。その結果は上記の593℃(1100
下)で焼もどしを行なった場合と同様で −あった。いずれの場合も、アルミニ
ウムを0.18wt%含有しバナジウムを約0.05 wt%含有する試験片4
又はそれ以上であった。
〔実施例3〕
窒化応答性を測定するために、別途3種類の試験片を準備した。窒化応答性は、
あらかじめ設定した窒化層深さに到達するために要した、生アンモニア含有雰囲
気中での高温保持時間で測定した。3種類の試験片の成分実測値と各特性値を次
の第3表に示す。
CO,390,310,31
Mn O,711,121,13
Cr O,980,930,94
At O,0250,1520,260V −−0,060,06
Si O,250,350,36
S O,0120,0100,010
P O,0220,0250,025
Mo O,140,03率 0.03傘Cu O,10本 0,12本 0.1
2率Ni O,06市 0.09” 0.09率窒化層深さ車重率
閏 0.27 0.33 0.35
)(RC282728
窒化層深さ車重率
ran O,380,470,50
* 許容し得る残余1でおる。これらの元素は制御し計画し意図的に添加した結
果として存在するものではない。
中本 芯部硬さはビッカース硬さく DPH)として測定しこれをロックウェル
硬さCスケールの対応値に換算した。
車重率窒化層深さは、表面からビッカース硬さ423が得られるまでの距離とす
る。
第一の試験片はAl5I/ASE 4140 fiで作製した。この鋼種は出願
人がこれまで業務に用いてさているものでちり、一般的に焼入れ、焼もどし、窒
化を施す製品用に適した合金窒化鋼として認められているものである。第二の試
験片は第3表中で試験片5と示したもので、アルミニウムとバナジウムを°本発
明の最適範囲で含有する。第三の試験片すなわち試験片6は試験片5と同等であ
るが、ただアルミニウム含有量は本発明において広い範囲で規定したときの最高
値付近まで増量添加した点が異なる。上記3種類の試験片を2組準備した。この
2組について第2表の試験片について既述したと同様の加熱、焼入れ、焼もどし
を施した。焼もどし後、試験片の1組に、解離アンモニアをキャリア・ガスとす
る化アンモニアガス雰囲気中で、温度526℃・(980″F )、21h保持
の窒化を施した。別の1組には、同様の条件でとしたAl5I/SAE 414
0試験片の最小窒化層深さとして、各々0.20 ff1I!+、 0.30=
を確保するために選んだ。窒化処理後、3種類、2組の試験片を窒化炉から出し
、各試験片断面を鏡面研磨し、Tukon微小硬さ計で測定し、窒化層深さを決
定した。成分実測値と硬さ値を次の第3表に掲げ、各々の窒化層を深さを窒化時
間の関数として第3図のグラフに示す。
第3図に示したグラフから、従来鋼Al5I/5AE4140は21hの窒化処
理で窒化層深さは0.27mmであるが、同じ深さが本発明の成分では約15
hrで実現していることがわかる。同様に、最適範囲のアルミニウムを含有する
本発明鋼では、窒化層深さ0.38−に達する時間は25hrに過ぎないが、従
来鋼では48hrを要している。このように、本発明の成分を有する製品は、窒
化時間を大巾に短縮できることがわかる。窒化層深さ0.3瓢に対して窒化時間
を40%程度短縮でき、これによシ大巾なコスト削減効果がちる。
本発明は、窒化応答性を最も要求される歯車、軸。
ブッシング等のような油又は水焼入れと窒化を施す製品の製造上特に有用である
。更に、本発明の合金鋼成分は高価な合金添加が不要なため経済的に製造される
。また更に、本発明の合金鋼は、焼入れ、焼もどし後最終寸法に機械加工してか
ら窒化処理するような窒化製品への利用が特に要望されるものである。そのよう
な場合に利用されたとき、本発明鋼の特徴は、焼もどし後に維持される芯部硬さ
が高く、同時に、優れた窒化応答性により製造コストも低減することである。
本発明に関するこの他の観点、目的、利点については図面1発明の開示および添
付した請求の範囲に記載したとおりである。
距離(mm)
0.+0.20.30.40.50.60.70.80.9o1.o。
正、i’i(mm)
萱に時間(h)
国 際 論 を 碧 失
Claims (9)
- 1.重量%で、 炭素0.20−0.40 マンガン0.50−1.60 クロム0.40−1.50 アルミニウム0.07−0.30 バナジウム0.03−0.20 を含有し、残部が鉄および微量元素から成る窒化鋼。
- 2.アルミニウムが0.10から0.20wt%の範囲で存在することを特徴と する請求の範囲第1項記載の窒化鋼。
- 3.重量%で、 炭素0.24−0.34 マンガン1.00−1.30 クロム0.90−1.20 アルミニウム0.10−0.20 バナジウム0.05−0.10 および微量元素を含有し、かつシリコンを0.10wt%以上、硫黄を0.04 wt%未満、燐を0.035wt%未満含有することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の窒化鋼。
- 4.炭素約0.20〜0.40wt%、マンガン約0.50〜1.60wt%、 クロム約0.40〜1.50wt%、アルミニウム約0.07〜0.30wt% 、バナジウム約0.03〜0.20wt%、残部実質的に全部鉄および随伴不純 物を含有し、加熱し焼入れし焼もどしし機械加工し窒化処理したときに、表面硬 さがHR155N87以上であって、芯部硬さがHRC以上であることを特徴と する合金鋼製品。
- 5.アルミニウム含有量が0.10〜0.20wt%であってかつバナジウム含 有量が0.05〜0.10wt%であることを特徴とする請求の範囲第4項記載 の合金鋼製品。
- 6.随伴不純物がシリコン約0.10wt%以上、硫黄約0.10wt%以下、 燐約0.05wt%以下であることを特徴とする請求の範囲第4項記載の合金鋼 製品。
- 7.鉛含有量が約0.15wt%以下であることを特徴とする請求の範囲第4項 記載の合金鋼製品。
- 8.約870℃(1600F)に1h加熱保持し、約593℃(1100F)で 1h焼もどしし、約526℃(980F)で約15hの窒化処理をすることを特 徴とする請求の範囲第4項記載の合金鋼製品。
- 9.窒化処理後の表面から0.20mmの深さの位置のビッカース硬さがDPH 423以上であることを特徴とする請求の範囲第4項記載の合金鋼製品。
Applications Claiming Priority (2)
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