JPS6149714A - 圧延機におけるワ−クロ−ルの研削方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、熱間圧延憬や冷間圧延様におけるワークロ
ールを研削するための方法に関するものである。

従来の技術 周知のように圧延は、ワークロールと被圧延材との閂に
生じるｒＦＪｍ力によって被圧延材を上下各ワークロー
ルの間に引き込むことによって行なわれるから、例えば
板圧延を行なう場合には、ワークロールにおける板道の
部分に摩耗と肌荒れとが生じる。そこでこれらの摩耗や
肌荒れが製品に悪影響を及ぼさないようにするために、
通常、スケジュール圧延を行ない、摩耗や肌荒れの程度
が限度に）ヱした場合には、ロール組替えを行なってい
る。

ロール組替えは、ワークロールをチョックと共に圧延ス
タンドから取外し、新たなワークロールを圧延スタンド
に組込むことによって行なうから、作業が大がかりであ
り、かつ圧延休止時間が長くなる。また取外したワーク
ロールは、ロールショップにおいて研削を施し、摩耗や
肌荒れをｔｉ正虜る。したがってロール組替え回数を少
なくできれば、１＠のロール組替えごとの圧延トン数が
増大し、またロールショップでの工数を削減できるから
、生産性の向上に大きく寄与することができる。

本出願人等は、このような目的のために第３図に示すロ
ールグラインダを開発した。

ここで第３図に示すロールグラインダ１について説明す
ると、このロールグラインダ１は圧延スタンド（図示せ
ず）に組込むとともに、オンラインで１ｇ！勅制種制御
ことにより、ワークロール２を圧延スタンドに組込んだ
まま研削できるよう構成したものである。すなわち上下
一対の各ワークロール２に平行となるようガイドシャフ
ト３が配置され、各ガイドシャフト３にワークロール２
の軸方向へ往復動するようロールグラインダ１が取付け
られている。ロールグラインダ１は、油圧シリンダ４に
よりワークロール２に向けて前進・後退するプラテンロ
ッド５を有し、そのプラテンロッド５の先端部には、バ
ネ等の弾性部材６による押出し力を受けるプラテン７が
内蔵されている。そのプラテン７は、直接的には、研削
材である研削ベルト８をワークール２の外周面に押付け
るためのものであり、また研削ベルト８は、所定の幅で
かつ長尺の帯状基材に砥粒を付着させた構成であり、ロ
ールグラインダ１の本体部に設−けた繰り出しリール９
に収容しである研削ベルト８を、前記プラテン７の前面
側を通過させて巻取りリール１０に巻付け、研削ベルト
８を走行させつつ、プラテン７によってその研削ベルト
８をワークロール２に押付けるよう構成されている。そ
してこの研削ベルト８の走行速度は、ワークロール２の
周速より大幅に遅い１〜３ｍ／ａｎで、かつその方向は
ワークロール２の回転方向に対して反対方向に設定され
ている。また前記弾性部材６とプラテンロッド５との間
にロードセル１１が配置され、その出力信号に基づいて
油圧シリンダ４を１ｌＩＪ＆１シてプラテンロッド５の
前進量を調整することにより、研削ベルト８・の押付力
をｖ制御するようになっている。また特には８示しない
が、ロールグラインダ１をガイドシャフト３に沿って走
行させる駆動澄慴は、チェーンあるいは流体圧シリンダ
等によって構成され、Ｏ−ルグラインダ１の走行速度は
１〜２　ｍｌ−程度に設定されている。

上述したロールグラインダ１によれば、プラテンロッド
５およびプラテン７によって研削ベルト８をワークロー
ル２に所定の押付力で押し付け、その状態でワークロー
ル２を回転させるとともに研削ベルト８を走行させ、か
つロールグラインダ１をワークロール２の軸方向へ往復
動（トラバース）させることにより、ワークロール２を
圧延スタンドに取付けたまま、その外周面を研削するこ
とができる。また、トラバース範囲を任意に設定するこ
とにより、ワークロール２の外周面のうちの必要個所の
みを研削でき、ざらにプラテンロッド５を油圧シリンダ
４によって後退させ研削ベルト８をワークロール２から
離隔させれば、研削を任意に中止することができる。

発明が解決しようとする問題点 上述したロールグラインダは、ワークロール表面の摩耗
や肌荒れの修正のほかに、疵をＷｉｖｉするための研削
や、面粗度を部分的に変えることによる被圧延材の曲り
や反りの是正のための研削に使用することができる。こ
のような研削作業は、ワークロールを圧延スタンドに取
付けたまま行なうが、研削を必要とする頻度に対して圧
延の休止時間が一般に短いから、圧延中か否かに拘わら
ずロール研削を行なう必要がある。すなわち通常の圧延
操業は、被圧延材を連続的に圧延スタンドに通板し、殆
んど休止することがなく、これに対し研削完了後の面１
１ａをある程度以上平滑に保つ必要上、単位詩圓当りの
研削量をあまり多くすることができないから、ワークロ
ールの摩耗等に適確に対処するには、圧延中か否かに拘
わらず任意の時期に研削を行なう必要がある。しかるに
、操業中には被圧延材をワークロール閂にかみ込み、あ
るいは被圧延材がワークロール閂から抜は出ることに伴
って大きなｆ！ｉ撃が生じるため、研削タイミングの設
定をロール摩耗の進行度合いや圧延トン数等によっての
み行なった場合には、前記のＹＩ撃によって研削ベルト
の押付力が、急激かつ大きく変化し、その結果ワークロ
ールを異常に研削してしまう問題があり・た、ざらにま
た、回転砥石をワークロールに押付けて研削するロール
グラインダの場合は、前記の衝撃により砥石が破損する
という問題があった。

問題点を解決するための手段 この発明は上記の不慣に鑑み、圧延スタンドに組込んだ
ロールグラインダによってワークロールを研削するにあ
たり、圧延スタンドの入側および出側の所定個所で被圧
延材の先端部および後端部を検出するとともに、被圧延
材の先端もしくは後端のいずれかの端部が圧延スタンド
の大田の前記所定個所を通過した後、その端部が圧延ス
タンドの出側の前記所定個所を通過するまでの間は、ロ
ールグラインダにおける研削材をワークロールからＭ’
２Ａさせることにより、衝撃に伴う異常研削を回避して
ワークロールの研削を行なうことのできる方法を提供す
るものである。

実施倒 この発明の方法は、第３図に示すロールグラインダ１を
用いて実施することができ、第１図はそのロールグライ
ンダ１を仕上圧延撮の第１圧延スタンドＦ１に組込んだ
例のＷ略慴成を示す図であって、その圧延スタンドＦｌ
を挾ｌνだ八何と出側とに、被圧延材２０の先端部およ
び後端部を検出するための検出ｆ５２’ｌ、２２が配置
されている。

これらの検出器２１．２２（よ、例えば被圧延材２０の
発する赤外線にａｌ：５する熱塊検出器で６５って、被
圧延材のパスラインに向けて配置されており、したがっ
て被圧延材２０の先端部を検出することにより検出器２
１．２２がオン信号を出力し、また被圧延材２ｏの後端
部を検出することにより検出器２１．２２がオフ信号を
出力するよう構成されている。そしてこれらのオン・オ
フ信号によってコントローラ２３が、Ｏ−ルグラインダ
１による研削の一時中止をｉ！Ｊ　’ＡＤするようにな
っている。

すなわち上記の装置を用ｌＩ〜たこの発明の方法をフロ
ーチャー！・で示せば第２図の通りであって、ロールグ
ラインダ１がその研削ベルト８をワークロール２に押し
付けて研削を行なっている間に、前！ａｍ出器２］、２
２のうち八個の検出器２１が被圧延材２０の先端部を検
出してオン信号を出力すると、コントローラ２３がロー
ルグラインダ１に対して研削中止信号を出力することに
より、前記研削ベルト８をワークロール２の外周面から
離隔させる。しかる後被圧延材２０が更に前進してワク
ロール２の間にかみ込まれ、そのｔｑｎにＷＩ之が発生
するが、その時には研削ベルト８がワークロール２から
既にｆｆ１ｆｆｉさせられているから、異常研削が生じ
ることはない。ついで、出側の検出器２２が圧延スタン
ドＦ１を通４　＋、た被圧延材２０の先端部を検出して
オン信号を出力する。すると、コントローラ２３がロー
ルグラインダ１に対して研削開始信号を出力し、研削ベ
ルト８をワークロール２の外周面に再度押し付ける。し
たがって研削再Ｉ？？１後における研削ベルト８の押付
力等の研削条件を、従前と同様に設定することにより、
圧延開始前から圧１！開始後にわたって実質的に継続し
て研削を行なうことができる。

他方、被圧延材２０の後端部が前記の圧延スタンドＦ＋
から扱は出る１３合について説明すると、被圧延材２０
の後端部が、前記入側の検出器２１に対応する個所に到
達することにより、その検出器２１がオフ信号を出力す
る。それに伴ってコントローラ２３が研削中止信号をロ
ールグラインダ１に与えて研削ベルト８をワークロール
２から離隔させる。しかる後、被圧延材２０の後端部が
ワークロール２の間を通って抜は出るが、その時点では
研削ベルト８がワークロール２から既にＮ隔しているた
め、被圧延材２０の後端部が抜は出ることに伴う衝撃が
、研削に影響を与えることはない。被圧延材２０の後端
部がワークロール２の間を通過後、その後端部を前記出
側の検出器２２が検出してオフ信号を出力し、そのオフ
信号に塁づいてコントローラ２３が研削開始信号をロー
ルグラインダ１に与えて研削ベルト８をワークロール２
に押し付ける。したがってこの場合においても、研削条
件を従前と同様に設定することにより、実質上圧延中か
ら圧延終了後にわたって継続して研削を行なうことがで
き、しかも被圧延材２０の後端部が抜は出ることに伴う
四？の影胃を回避することができる。

なお、以上述べた実ｆｆ１ｆ”！では、被圧延材の先端
部および後端部を検出するための検出器として、赤外線
に感応するタイプの例を示したが、この発明は上記の実
施例に限られず、必要に応じて適宜の検出器を用いるこ
とができる。またロールグラインダはワークロールと共
に圧延スタンドに組込んだ偶成であればよく、上記の実
施例で示した偶成のものに限定されるものではない。

発明の効果 以上の説明から明らかなようにこの発明の方法によれば
、圧延中あるいは非圧延中もしくはこれら両方の期間に
わたってワークロールを研削しても、ワークロールの間
に被圧延材をかみ込む瞬間および被圧延材が抜は出る瞬
間の笥撃に彩管を受けず、したがってワークロールの研
削タイミニ・グの制約がなくなるうえに、研削のために
ラインを休止する必要がなくなるから、ＭＮなロール研
削を行なえるとともに、生産性の向上を因ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法を実施するための装置を示す概
略構成図、第２図はこの発明の方法による動作３Ｇ程を
示すフローチャート、第３図（ヱこの発明の方法を実施
する際に使用するロールグラインダの一例を示す略解図
である。 １・・・ロールグラインダ、　２・・・ワークロール、
８・・・研削ベルト、　２０・・・被圧延材、　２１．
２２・・・検出器、　Ｆｌ・・・圧延スタンド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧延スタンドに取付けたワークロールの外周面に対して
   研削材を押圧・離隔させることのできるロールグライン
   ダを、ワークロールの軸方向へ往復動するよう前記圧延
   スタンドに組込んでおき、前記圧延スタンドの入側およ
   び出側の所定個所で被圧延材の先端部および後端部を検
   出するとともに、被圧延材の先端もしくは後端のいずれ
   かの端部が圧延スタンドの入側の所定個所を通過した後
   、その端部が圧延スタンドの出側の所定位置を通過する
   までの間は、前記研削材をワークロールから離隔させる
   ことを特徴とする圧延機におけるワーンロールの研削方
   法。