JPS6149469B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6149469B2
JPS6149469B2 JP10321577A JP10321577A JPS6149469B2 JP S6149469 B2 JPS6149469 B2 JP S6149469B2 JP 10321577 A JP10321577 A JP 10321577A JP 10321577 A JP10321577 A JP 10321577A JP S6149469 B2 JPS6149469 B2 JP S6149469B2
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JP
Japan
Prior art keywords
side plate
spiral
plate
assembled
roller
Prior art date
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Expired
Application number
JP10321577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5437340A (en
Inventor
Tsutomu Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP10321577A priority Critical patent/JPS5437340A/ja
Publication of JPS5437340A publication Critical patent/JPS5437340A/ja
Publication of JPS6149469B2 publication Critical patent/JPS6149469B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は石油等を貯蔵する浮屋根式タンク、
ドーム屋根式タンク、コーン屋根式タンク等の一
重殻、二重殻形式の平底円筒タンクの側板を基礎
上で先組みされたものから順次螺状に回転させて
上昇させ、その下方に、新たな側板を連設して形
成する平底円筒タンクの側板回転組立て工法に関
する発明であり、特に、先組みされた円筒形の板
状の側板の外側面に(螺状)に配した螺状レール
を取付け、一方、螺状レールに対するローラを上
記側板の外部に設けた架台に設けることにより側
板を回転させて前記螺状レールとローラの協働に
よつて上昇させ、下方に次の新たな側板を順次連
設して形成するようにした平底円筒タンクの側板
回転組立て工法に係る発明である。
<従来技術> 石油、LPG等を貯蔵する平底円筒タンクの側板
組立て工法の一般的なものとしては第1a、1b
図に示す様に、所定の基礎1上にて下部の側板2
を組立て、その上方にクレーン3を用いて順次新
たな側板4を上設して形成していく所謂積み上げ
工法がとられているが、該種在来工法では、組付
け作業が進行するにつれ、次第に組付、溶接、検
査等の作業位置が上方へ移行することになり、そ
のため、高所での作業が不可避となり、これに伴
つて安全管理がし難くなる難点があり、特に、大
型の平底円筒タンクの施工に際してはいつそう危
険度が高くなる不都合さがあつた。
その結果、側板の上下で安定した一定の作業環
境を維持することは困難であり、製品品質が劣化
したり、不均一になる不具合を内蔵しているばか
りでなく、材料の搬入には大型のトラツククレー
ン等の特殊設備が必要となり、クレーンにより吊
下げて搬入作業を行うので、作業に慎重を期す必
要もあり、搬入作業自体も容易に行い難く、その
故に作業の迅速化が図れず、工期の遅延をきたし
易いという欠点があつた。
又、足場の仮設も要するため、その分、組付
け、解体撤去等の付随した作業を必要とし、煩瑣
な施工プロセスを要し、工期の長期化を伴う等施
工コストにも駅響する不利点があつた。
<発明が解決しようとする問題点> これに対処するに、従来技術では、第2図に示
す様な所謂スパイラル工法が案出されて上述の如
き積上げ工法に本質的に伴う高所作業を解消する
ことが可能な工法であるが、その施工プロセスは
基礎1上に所定のスパイラル(螺状)軌跡をもつ
て設置された複数のローラ5上に下端6が支持さ
れるようにして側板7を設置し、側板7をローラ
5に沿つて回転して上昇させ、該側板7の下部の
空間に次の新たな側板7を順次連設していくこと
により、平底円筒タンクの側板を形成するように
する工法であつた。
而しながら、該種工法では側板7の下端6で側
板7をローラ5を介して支持し、回転上昇させる
ため、側板7のそれぞれの形状は、第3a図に示
す様に、側板7を上記スパイラル(螺状)の展開
線に沿つた平行四辺形状に成形しなければなら
ず、第3b図に示す前述積上げ工法に使用される
側板2のような長方形状のものと比較して板曲げ
加工でベンデイングローラの能力幅Wに対して実
質的な板幅wが小さくなり、1枚の側板7が組み
付けられた際の占有面積が小さくなる欠点があ
り、同じ大きさの平底円筒タンクを施工する場
合、それだけ板数が増加することになり、したが
つて、継ぎ目が増加して、溶接工程等が延びて増
加する等構造上、施工上不都合な面もあつた。
更に、第4a図に示す様に、上記溶接の継ぎ目
に対し側板7の最下端の鋭角部で充分な耐強度性
を持たせるべく、充分な板厚を見積る必要があ
り、第4b図に示す様な長方形状の側板2に比較
して全体として板厚が厚くなる不具合があつた。
加えて、前述の如く、側板7の下端6は溶接部
に相当するにもかかわらず、ローラ5によつて支
持されるため、予め形成した溶接開先を損傷し易
いマイナス点もあり、正確な溶接効果を奏し難い
ものであつた。
而して、前述積上げ工法では、少なくとも水平
溶接継手部は全円周が連続しているので、設計に
よつては一段全周を自動溶接することも可能であ
るのに対し、上述スパイラル工法では一般に回転
上昇させた先組側板の下方の空間には1枚か、せ
いぜい2、3枚毎に溶接する必要があり、自動溶
接化が困難なばかりでなく、溶接工程が短くこま
切れ状態となり、煩瑣な作業となり、溶接品質の
安定化も図り難い難点があり、又、完成された筒
の垂直性、真円性の点で高度の技術を必要とする
ものであつた。
これに対処するに特開昭52−43116号公報発明
に示されている様に、側面視方形のユニツト側板
を外側に設けたスパイラル(螺状)レールに沿つ
て旋回上昇させる技術もあるが、外側に設けるス
パイラル(螺状)レールの施工が大がかりである
難点があり、安全性にも問題がある不具合があつ
た。
又、側板が箱型断面を有しているために、側板
が大サイズであり、当然のことながら、大重量で
あつて吊り込み搬入は勿論のこと、施工作業にお
ける作業が極めてやり難く、又、安全性も充分に
保ち難いという不都合さがあるうえに動力費が余
計にかかりコスト高になるという不利点があつ
た。
この発明の目的は上述従来技術に基づく石油、
LPG等を貯蔵する、一、二重殻形式の平底円筒タ
ンクの側板組立て工法の問題点を解決すべき技術
的課題とし、上述欠点を除去し、難点を解消し、
不利点を無くすことが可能なばかりでなく、基礎
上にて先組みされた長方形板状の円筒形側板の外
側に螺状のレールを設けることによつて施工をし
易いようにし、側板旋回上昇工法のメリツトを充
分生かしてエネルギー産業におけるタンク技術利
用分野に益する優れた平底円筒タンクの側板回転
組立て工法を提供せんとするものである。
<問題点を解決するための手段・作用> 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの発明の構成は、前述問題点を解決するため
に円筒形の側板外面に螺状レールを設け、側板外
方に設けた仮設架台のローラに係合させ、側板を
旋回させ、側板が少くとも一回転した際に側板の
縦幅のピツチで上昇させた後、次の新たな側板を
その下方に順次自動溶接等によつて連設するよう
にして常に低位置で側板組付け作業が行えると共
に溶接開先を損傷せず、水平自動溶接が図れ、比
較的薄い板厚で長方形状の側板が利用出来、板曲
げ加工が能率的に行えるようにした技術的手段を
講じたものである。
<実施例> 次にこの発明の1実施例を第5a図以下の図面
に従つて説明すれば次の通りである。
第5a図に示す態様において、所定の基礎10
上に比較的低位置で地上作業が行える程度の高さ
まで、長方形の板状の側板11を、例えば、縦に
2列先組みする。
尚、側板11は長方形の板状のものを予め曲げ
加工によつて所定曲率に彎曲されているものであ
り、水平方向は全周に亙つて自動溶接することが
出来る。
そして、側板11の外面に適宜のアングル材等
によつて周方向で一定傾斜を有するように螺状レ
ール12を設置する。
又、側板11の外周には同じく地上作業が行え
る程度の高さまでに螺状レール12に沿うべく複
数のローラ13,13……を基礎10等に設置し
た側板11に支持して仮設した架台としての脚柱
14に軸支する。
そして、第5b図に示す様に、周知の適宜の回
転手段を介して、先組みされた側板11を回転さ
せると、側板11は螺状レール12、及び、ロー
ラ13,13……を介して螺状に上昇され、上昇
幅が側板11の一枚の縦幅W′に相当する程度に
なつたなら、回転を停止させ、又、適宜の固定措
置を介して、側板11をその位置に仮り止めして
固定する。
次いで、第5c図に示す様に、先組み側板11
の下方の空間に次の新たな側板11′を組付け、
溶接する。
その間、若しくは、上述回転上昇作業の前に上
部の先組み側板11の継ぎ目の溶接検査等を行
う。
而して、新たな側板11′の外周に螺状レール
12に連続して新たな螺状レール12′を連設
し、以下側板11,11′の回転、上昇を繰り返
し、所定高さまでの側板形成を行う。
尚、この間、上方の不要な螺状レールは適宜側
板11より取り外してもよく、又、屋根付タンク
の組立てのような場合の屋根は、側板完成後に適
宜設置してもよいし、或は、最初の側板11組付
け後にその上部に設置してもよい。
更に、二重殻の平底円筒タンクの組立ての場合
は内槽タンク、外槽タンクの側板形成に際し、そ
のいづれか一方、もしくは、両方について施工態
様に応じて当該工法を採用することは可能であ
る。
<発明の効果> 以上この発明によれば、石油、LPG等の貯蔵タ
ンク等の一、二重殻形式を含めた平底円筒タンク
の側板の回転組立て工法において、先組みされた
長方形の板状の側板の外側面に螺状レールを設
け、一方、螺状レールに係合するローラを上記側
板の外部に設けた架台に設けることにより、側板
を回転させて上記螺状レール、及び、ローラによ
つて螺状に上昇させ、下方に、次の新たな側板を
順次連設して形成するようにすることが可能とな
り、側板組付け、溶接、検査等の作業が地上、若
しくは、それに近い低位置で行え、作業が安全に
遂行出来るという優れた効果があり、一定した品
質管理が図れる効果も奏される。
その結果、材料の搬入等も大型のトラツククレ
ーン等が不要となり、又、高所での吊下げ作業も
ないので迅速に作業が行え、工期の短縮も図れる
という効果もある。
又、足場等もローラを取付ける仮設の架台のよ
うにせいぜい側板の縦幅程度のごく小規模のもの
でよく、大がかりなものとならず、その組立て解
体も手間がかかることはない。
他方、螺状レールを設けた側板を回転させると
該側板は螺状に上昇し、下方には全周に空間が出
来、該部に新たな側板を組付けることが出来るの
で、一度に全周の側板を連設することが可能とな
り、能率的な施工が行える効果がある。
又、側板は外側面に設けた螺状レールに対して
仮設部材のローラによつて支持するので、側板端
縁である溶接開先部を傷めることもなく、溶接品
質を劣化させずに済み、その形状も、長方形のも
のを使用することが出来るので、予め行われる板
曲げ加工等に際してもベンデングローラの有効能
力をフルに活用することが出来、組付け時の一枚
あたりの組付け面が大きくとれ、タンク一個あた
りの溶接作業の延べ量が少くなり、即ち、継ぎ目
の長さが延べあたり少くなり、工期の短縮化が可
能となる利点があるばかりでなく、一重殻平底円
筒タンク等での板厚見積りに際して各側板コーナ
ーで平行四辺形のように90゜以下の鋭角部がない
ので、積み上げ工法と同様に比較的薄い板厚で済
み、板曲げ加工性や工場から現場までの運搬性等
の点で副次的利点を有する効果がある。
そして、この発明によれば、従来の積み上げ工
法とスパイラル工法とのそれぞれの利点である長
方形側板の使用、低位作業性等を生かすことが出
来ると共にそれぞれの問題点を解消出来、工期の
短縮化、コストダウン、安全性等の点で優れた効
果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1a〜4b図までは従来技術に基づく平底円
筒タンクの側板組立て工法の側面図であり、第1
a,1b図は積上げ工法の側面図、第2図はスパ
イラル工法の側面図、第3a,3b図は積上げ工
法、スパイラル工法に使用される側板の形状の側
面図、第4a,4b図は同じくそれぞれの工法に
よつて組立てられた側板の概略側面図であり、第
5a図以下の図面はこの発明の1実施例を示すも
のであり、第5a〜5c図はそれぞれ施工順序を
示す側面図である。 2,7,11……先組みされた側板、4,8,
11′……新たな側板、14……架台、12……
螺状レール、13……ローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先組みされた側板を回転させて上昇させ、そ
    の下方に順次新たな側板を連設して形成する平底
    円筒タンクの側板回転組立て工法において、上記
    先組みされた長方形の板状の板材より成る側板の
    外側面に設けた螺状レールを側板の外方に仮設し
    た架台に設けたローラに係合し、該ローラにより
    側板を支持すると共に螺状レールの傾斜を利用し
    ローラでガイドしながら側板を周方向に回転させ
    て該側板を螺状に上昇させ、その下方に順次新た
    な長方形側板を連設して形成することを特徴とす
    る平底円筒タンクの側板回転組立て工法。
JP10321577A 1977-08-30 1977-08-30 Rotary assembling of side plates for flat-bottom cylinder tank Granted JPS5437340A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10321577A JPS5437340A (en) 1977-08-30 1977-08-30 Rotary assembling of side plates for flat-bottom cylinder tank

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10321577A JPS5437340A (en) 1977-08-30 1977-08-30 Rotary assembling of side plates for flat-bottom cylinder tank

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Publication Number Publication Date
JPS5437340A JPS5437340A (en) 1979-03-19
JPS6149469B2 true JPS6149469B2 (ja) 1986-10-29

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ID=14348270

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JP10321577A Granted JPS5437340A (en) 1977-08-30 1977-08-30 Rotary assembling of side plates for flat-bottom cylinder tank

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JP (1) JPS5437340A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173793A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 松下電器産業株式会社 回路基板
JPH02125490A (ja) * 1988-11-02 1990-05-14 Nec Corp 印刷配線板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173793A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 松下電器産業株式会社 回路基板
JPH02125490A (ja) * 1988-11-02 1990-05-14 Nec Corp 印刷配線板

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JPS5437340A (en) 1979-03-19

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