JPS6148434A - ガラス膜形成法 - Google Patents
ガラス膜形成法Info
- Publication number
- JPS6148434A JPS6148434A JP17220084A JP17220084A JPS6148434A JP S6148434 A JPS6148434 A JP S6148434A JP 17220084 A JP17220084 A JP 17220084A JP 17220084 A JP17220084 A JP 17220084A JP S6148434 A JPS6148434 A JP S6148434A
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- JP
- Japan
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- sputtering
- film
- etching rate
- wet etching
- substrate
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明はスパッタ法によりSiO2膜、リンガラス膜
等のガラス膜を形成するガラス膜形成法に関する。
等のガラス膜を形成するガラス膜形成法に関する。
「従来技術」
従来、スパッタ法でガラス膜を形成する場合、スパッタ
ガスにArを用いていた。しかし、Arで形成したガラ
ス膜は、緩衝フッ(弗)酸液等でのウェットエツチング
速度が熱酸化SiO□膜に比べ異常に大きいと共に、ウ
ェットエツチング速度がスパッタガス圧等のスパッタ条
件による変動が大きく、かつ基板内で一様でないという
欠点があった。この理由は、ガラス膜中にウェットエツ
チング速度のきわめて大きい部分が存在するためである
。このため、スパッタ法で形成したガラス膜を半導体素
子等の配線層間絶縁膜や表面保護膜に用いることは、ウ
ェットエツチング速度の変動や基板内一様性が確保でき
ないことから均一な微細スルーホールの形成が容易でな
く困難であった。
ガスにArを用いていた。しかし、Arで形成したガラ
ス膜は、緩衝フッ(弗)酸液等でのウェットエツチング
速度が熱酸化SiO□膜に比べ異常に大きいと共に、ウ
ェットエツチング速度がスパッタガス圧等のスパッタ条
件による変動が大きく、かつ基板内で一様でないという
欠点があった。この理由は、ガラス膜中にウェットエツ
チング速度のきわめて大きい部分が存在するためである
。このため、スパッタ法で形成したガラス膜を半導体素
子等の配線層間絶縁膜や表面保護膜に用いることは、ウ
ェットエツチング速度の変動や基板内一様性が確保でき
ないことから均一な微細スルーホールの形成が容易でな
く困難であった。
この発明の目的はウェットエツチング速度が熱酸化Si
O,膜に近く、かつスパッタガス圧等のスパッタ条件に
よる変動がなく、基板内で一様なウェットエツチング速
度のガラス膜を形成する方法を提供することにある。
O,膜に近く、かつスパッタガス圧等のスパッタ条件に
よる変動がなく、基板内で一様なウェットエツチング速
度のガラス膜を形成する方法を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」
この発明によればスパッタガスにNeを用いてスパッタ
法によりガラス膜を形成する。
法によりガラス膜を形成する。
「実施例1」
使用したスパッタ装置は平板形マグネトロンスパッタ装
置であり、5インチ×15インチの方形ターゲットを用
いた。ガラス膜を形成する基板は直径20インチの回転
円筒上に設置した。ターゲットと基板との距離は対面し
た位置で約5ctnである。
置であり、5インチ×15インチの方形ターゲットを用
いた。ガラス膜を形成する基板は直径20インチの回転
円筒上に設置した。ターゲットと基板との距離は対面し
た位置で約5ctnである。
溶融石英ターゲット(純度99.99%)を用い、Si
O2膜をSi基板上に形成した。Sio2膜形成時には
、基板を約170℃に加熱し、かつ10rpmで回転さ
せた。スパッタガスにはNeを用い、ガス圧0.25〜
1.1paの範囲で、スパッタ電力2認において1時間
スパッタを行ない、約0,3μmのsio、膜を形成し
た。
O2膜をSi基板上に形成した。Sio2膜形成時には
、基板を約170℃に加熱し、かつ10rpmで回転さ
せた。スパッタガスにはNeを用い、ガス圧0.25〜
1.1paの範囲で、スパッタ電力2認において1時間
スパッタを行ない、約0,3μmのsio、膜を形成し
た。
そのsio、膜について、30℃の緩衝フッ酸液(組成
:40%のフッ化アンモニウム1句と50%のフッ酸1
00 i )でのウェットエツチング速度を測定した。
:40%のフッ化アンモニウム1句と50%のフッ酸1
00 i )でのウェットエツチング速度を測定した。
第1図はウェットエツチング速度のスパッタガス圧依存
性を示すものである。Neをスパッタガスとして形成し
たsio、膜のウェットエツチング速度は第1図中の曲
線1となり、スパッタガス圧に依存せず0.12〜0.
14 pm1分であった。1000℃のパイロジェニッ
ク酸化法で形成した熱酸化SiO2膜のウェットエツチ
ング速度は約0.1μm/分であるので、Neをスパッ
タガスとして形成した5i02膜のウエツエツチング速
度は熱酸化SiO□に近いものであることが理解される
。また、基板内でのウェットエツチング速度の変動もな
かった。
性を示すものである。Neをスパッタガスとして形成し
たsio、膜のウェットエツチング速度は第1図中の曲
線1となり、スパッタガス圧に依存せず0.12〜0.
14 pm1分であった。1000℃のパイロジェニッ
ク酸化法で形成した熱酸化SiO2膜のウェットエツチ
ング速度は約0.1μm/分であるので、Neをスパッ
タガスとして形成した5i02膜のウエツエツチング速
度は熱酸化SiO□に近いものであることが理解される
。また、基板内でのウェットエツチング速度の変動もな
かった。
一方、Arをスパッタガスとして形成したSiO□膜の
ウェットエツチング速度は第1図中の点2となり、0.
4μm/分以上とNeによるものの3倍以上であり、し
かも熱酸化SiO2膜に対し、Neによるものよりも一
層大きく、かつこの点2で示すようにスパッタガス圧に
よるウェットエツチング速度の変動が大きく、また基板
内のウェットエツチング速度の変動も犬であった。
ウェットエツチング速度は第1図中の点2となり、0.
4μm/分以上とNeによるものの3倍以上であり、し
かも熱酸化SiO2膜に対し、Neによるものよりも一
層大きく、かつこの点2で示すようにスパッタガス圧に
よるウェットエツチング速度の変動が大きく、また基板
内のウェットエツチング速度の変動も犬であった。
したがってNeをスパッタガスに用い5i02膜を形成
すると、広いガス圧範囲で熱酸化SiO□膜に近く、か
つ基板内で一様なウェットエツチング速度のガラス膜が
得られる利点がある。
すると、広いガス圧範囲で熱酸化SiO□膜に近く、か
つ基板内で一様なウェットエツチング速度のガラス膜が
得られる利点がある。
「実施例2」
溶融石英にp、o、を5重量%混合し焼結形成したリン
ガラスターゲット(純度99.9%)を用い、実施例1
と同一条件でリンガラス膜を形成した。l’Jeをスパ
ッタガスに用いた場合、ウェットエツチング速度は第1
図中の曲線3で示すように約0.16μm/分であり、
実施例1の5io2膜と同様に、熱酸化SiO2膜のそ
れに近く、かつ基板内変動のないウェットエツチング速
度が得られた。一方、Arをスパッタガスに用いた場合
に得たリンガラス膜のウェットエツチング速度は第1図
中の点4で示すように1μm/分以上できわめて大きく
、基板内の変動も太きかった。
ガラスターゲット(純度99.9%)を用い、実施例1
と同一条件でリンガラス膜を形成した。l’Jeをスパ
ッタガスに用いた場合、ウェットエツチング速度は第1
図中の曲線3で示すように約0.16μm/分であり、
実施例1の5io2膜と同様に、熱酸化SiO2膜のそ
れに近く、かつ基板内変動のないウェットエツチング速
度が得られた。一方、Arをスパッタガスに用いた場合
に得たリンガラス膜のウェットエツチング速度は第1図
中の点4で示すように1μm/分以上できわめて大きく
、基板内の変動も太きかった。
したがって、Neをスパッタガスに用いリンガラス膜を
形成すると、熱酸化Sio2膜に近く、スパッタガス圧
による変動がなく、基板内で一様なウェットエツチング
速度のリンガラス膜が得られる利点がある。Neをスパ
ッタガスに用いるとウェットエツチング速度が熱酸化S
iO2膜に近いガラス膜が得られることは、Neで形成
したガラス膜は、Arで形成したガラス膜の場合のよう
に緩衝フッ酸液で代表されるフッ酸系のエツチング液に
対するウェットエツチング速度の大きな部分を含まず、
均一なウェットエツチング速度の膜構造であることを示
している。
形成すると、熱酸化Sio2膜に近く、スパッタガス圧
による変動がなく、基板内で一様なウェットエツチング
速度のリンガラス膜が得られる利点がある。Neをスパ
ッタガスに用いるとウェットエツチング速度が熱酸化S
iO2膜に近いガラス膜が得られることは、Neで形成
したガラス膜は、Arで形成したガラス膜の場合のよう
に緩衝フッ酸液で代表されるフッ酸系のエツチング液に
対するウェットエツチング速度の大きな部分を含まず、
均一なウェットエツチング速度の膜構造であることを示
している。
したがって、この発明は上記の実施例に述べたSiO2
膜、リンガラス膜に限定されることなく、リン濃度の異
なるリンガラス膜、ボロンガラス膜等緩衝フッ酸液で代
表されるフッ酸系エツチング液でエツチングされるSi
O2を主成分とするいわゆるシリケートガラスのスパッ
タ法によるガラス膜形成法にも適用できることは明らか
である。
膜、リンガラス膜に限定されることなく、リン濃度の異
なるリンガラス膜、ボロンガラス膜等緩衝フッ酸液で代
表されるフッ酸系エツチング液でエツチングされるSi
O2を主成分とするいわゆるシリケートガラスのスパッ
タ法によるガラス膜形成法にも適用できることは明らか
である。
まt、、、ArにNeを混合したスパッタガスでは10
係(体積で)程度のNe混合量から、ウェットエツチン
グ速度の低下が認められる。しかし、Neのみの場合に
おいて膜質改善効果は最大である。したがって、この発
明ではNeを1096以上好ましくは50%以上Arに
混合したガスをスパッタガスとしてもよい0 さらに、実施例ではマグネトロンスパッタ装置を用いた
が、二極スパッタ装置、イオンビームスパッタ装置でも
同様な効果が得られた。
係(体積で)程度のNe混合量から、ウェットエツチン
グ速度の低下が認められる。しかし、Neのみの場合に
おいて膜質改善効果は最大である。したがって、この発
明ではNeを1096以上好ましくは50%以上Arに
混合したガスをスパッタガスとしてもよい0 さらに、実施例ではマグネトロンスパッタ装置を用いた
が、二極スパッタ装置、イオンビームスパッタ装置でも
同様な効果が得られた。
「発明の効果」
以上説明したように、Neをスパッタガスに用いると、
熱酸化SiO2膜に近く、かつスパッタガス圧に依存せ
ず、基板内で一様なウエットエッチンク速度のガラス膜
が得られるので、これらのガラス膜を半導体素子等の配
線層間絶縁膜や表面保護膜に用いても、緩衝フッ酸液等
のフッ酸系のエツチング液により、制御、しやすいエツ
チング速度で均一で微細なスルーホール等の加工が可能
になり、上記ガラス膜を半導体素子に使ルできる利点が
ある。
熱酸化SiO2膜に近く、かつスパッタガス圧に依存せ
ず、基板内で一様なウエットエッチンク速度のガラス膜
が得られるので、これらのガラス膜を半導体素子等の配
線層間絶縁膜や表面保護膜に用いても、緩衝フッ酸液等
のフッ酸系のエツチング液により、制御、しやすいエツ
チング速度で均一で微細なスルーホール等の加工が可能
になり、上記ガラス膜を半導体素子に使ルできる利点が
ある。
第1図はガラス膜のウェットエツチング速度のスパッタ
ガス圧依存性を示す図である。 1・・・Neをスパッタガスとして形成したSiO2膜
、2・・・Arをスパッタガスとして形成したSin、
膜、3・・・Neをスパッタガスとして形成したリンガ
ラス膜、4・・・Arをスパッタガスとして形成したリ
ンガラス膜。
ガス圧依存性を示す図である。 1・・・Neをスパッタガスとして形成したSiO2膜
、2・・・Arをスパッタガスとして形成したSin、
膜、3・・・Neをスパッタガスとして形成したリンガ
ラス膜、4・・・Arをスパッタガスとして形成したリ
ンガラス膜。
Claims (1)
- スパッタ法によりガラス膜を形成するガラス膜形成法に
おいて、スパッタガスとしてNeを用いることを特徴と
するガラス膜形成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17220084A JPS6148434A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | ガラス膜形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17220084A JPS6148434A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | ガラス膜形成法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6148434A true JPS6148434A (ja) | 1986-03-10 |
Family
ID=15937436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17220084A Pending JPS6148434A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | ガラス膜形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6148434A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02182873A (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-17 | Seiko Epson Corp | 薄膜の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57172742A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Forming method of thin film of oxide glass |
-
1984
- 1984-08-17 JP JP17220084A patent/JPS6148434A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57172742A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Forming method of thin film of oxide glass |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02182873A (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-17 | Seiko Epson Corp | 薄膜の製造方法 |
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