JPS6148150A - 光熱磁気記録媒体 - Google Patents

光熱磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS6148150A
JPS6148150A JP16898384A JP16898384A JPS6148150A JP S6148150 A JPS6148150 A JP S6148150A JP 16898384 A JP16898384 A JP 16898384A JP 16898384 A JP16898384 A JP 16898384A JP S6148150 A JPS6148150 A JP S6148150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
recording
reproducing
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16898384A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutaro Ichihara
勝太郎 市原
Yoshiaki Terajima
喜昭 寺島
Noburo Yasuda
安田 修朗
Senji Shimanuki
島貫 専治
Hiromichi Kobori
小堀 博道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16898384A priority Critical patent/JPS6148150A/ja
Publication of JPS6148150A publication Critical patent/JPS6148150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10582Record carriers characterised by the selection of the material or by the structure or form
    • G11B11/10586Record carriers characterised by the selection of the material or by the structure or form characterised by the selection of the material
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、少なくともレーザビームのような光ビームの
照射に基く熱によって情報の記録を行ない、光ビームめ
照射によって記録された情報を再生する光熱磁気記録媒
体に係り、特に磁性層が記録層と再生層とからなる2層
構造の光熱磁気記録媒体に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
光ビーム(主としてレーザビーム)の照射によって情報
の記録・再生を行なう記録媒体、いわゆる光ディスクは
、機能から分類すると再生専用型。
DRAW (Direct Read After W
rite: 1回書込み可能・消去不能)型、書換え可
能型の3種があり、これらのうち再生専用型とDRAW
型は既に実用化されている。DRAW型の光ディスクで
は通常、正確なトラシキングと高速ラレダムアクセスを
容易にするための光学ヘッド案内用の溝(以下、プリグ
ループという)がディスク基体上に設けられる。また:
再生専用型およびDRAW型のいずれも、ゴミの付着等
による再生エラーを防止するために、光ビームは記録層
の形成されている面とは逆の面、すなわち基体の裏面側
から入射されるようになっている。
現在では未だ実用には至っていないが、本発明が対象と
している書換え可能型の光デイスクメモリにおいても上
記のようなプリグループを設けることが望ましく、また
光ビームの入射も基体の裏面側からなされる方式が有利
である。
基体の裏面側から光ビームを入射させるためには、当然
のことながら基体は少なくともこの光ビームに対して、
つまり使用する光ビームの波長領域で透明でなければな
らない。この要求を満たす基体材料としては、具体的に
はガラス系材料か、あるいはPMMA (ポリメチルメ
タクリレート)PC(ポリカーボネイト)、エポキシ等
に代表される透明樹脂系材料の2つが挙げられる。一方
、このような材質の基体にプリグループを形成する方法
としては、ガラス系材料に対しては平坦なガラス円板上
に樹脂を塗布して露光・現像処理する方法と、ガラス円
板を局部的にエツチング処理する方法とがあり、透明樹
脂系材料に対してはプリグループに対応した表面形状を
持つ金型を使用して、射出成型もしくは注型法によりプ
リグループ付基体を作成する方法が挙げられる。
上記した2種の基体材料の適否をプリグループの形成も
考慮して比較すれば、量産性、コストの面からは樹脂系
材料を選定するのが有利であり、またディスクを記録・
再生時に高速回転させて使用する際の安全性の面からも
、樹脂系材料の方がガラス系材料に比べ信頼性が高い。
現実に、再生専用型およびDRAW型光ディスクメモリ
の大半が、基体材料としてポリメチルメタクリレートま
たはポリカーボネイトを使用している。
基体上に記録、再生および消去が可能な記録層が形成さ
れた書換え可能型光ディスクメモリにおいても、同様な
理由から基体材料としては樹脂系材料を使用することが
望ましい。しかしながら樹脂系材料は気体透過性があり
、吸水率が大きく、さらには耐熱性が悪いという欠点を
有している。
このため、基体上に形成される記録層には耐腐蝕性が要
求され、またディスク形成時において基体に熱負荷のか
かる製造プロセスは使用できない。
書換え可能型光ディスクメモリの具体的構成法はいくつ
か提案されているが、最もメモリ効果が安定しているの
は、記録層として基体面に対し垂直な方向に磁化容易軸
を有する磁性膜(以゛下、垂直磁化膜という)を形成し
た光熱磁気記録媒体である。垂直磁化膜を使用した光熱
磁気記録媒体の原理は既に良く知られているように、記
録すべき情報信号によって変調された光ビームを記録層
に照射して局部的にキューリー温度近傍まで加熱するこ
と、または上記加熱に加えて外部より磁界を印加するこ
とで、情報を垂直磁化膜の磁化反転の形で記録する。一
方、記録された情報の再生は、垂直磁化膜に直線偏光の
光ビームを照射し、垂直磁化膜の磁化反転に基く反射光
の偏光面の回転(極力−回転)や、透過光の偏光面の回
転(ファラデー回転)を検出して行なうものである。
ここで、垂直磁化膜の材料としてはMn3 i多結晶系
材料、Eu−カルコゲナイド系材料、磁性ガーネット系
単結晶材料、および稀土類−遷移金属非晶質合金系材料
(以下、RE−TM系材料と略称、稀土類元素をRE、
I移金罵元素をTMと略称する)がある。これらのうち
、Mn−B1系材料は相変化を起こし易く、記録マージ
ンが狭い。
粒界雑音が大きいという欠点を有し、[”u−カルコゲ
ナイド系材料は常温で記録ビットが保持できないという
欠点を有し、単結晶磁性ガーネット系材料は製造が困難
で高価な上、樹脂系基体上には現状の技術レベルでは成
膜が不可能という欠点を有している。
これに対し、RE−TM系材料は一般的に再生信号のC
/Nに寄与する極力−効果が小さい、耐腐蝕性が悪いと
いった欠点は持っているものの、大面積の基体上へ蒸着
法、スパッタリング法等のm産性のある方法で成膜でき
、またメモリ特性をREとTMの組合せ9組成比によっ
て広範囲にわたって制御できるといった長所を有してい
るため最も有望視されており、現在各所で実用化へ向け
て研究・開発が精力的に進められている。RE−TM系
材料におけるREとしてはGd、Tt)。
Dyが、またTMとしてはFe、Coがそれぞれ代表的
であり、それらの組合せと組成比によって特性が大幅に
異なる。
RE−TM系材料では一般的に次のことがいえる。まず
記録特性、すなわち半導体レーザ等からの低パワーの光
ビーム照射時に照射部の保磁力が数100[Oel以下
に低下して磁化反転が容易に起こり得るかどうかの点に
対しては、REについては特にTMがFeの場合、Dy
、Tb、Gdの順でキューリー温度が低いため、この順
序で良好である。再生特性、すなわち再生用直線偏光光
ビームの照射時の反射光の極力−回転角θにが大きく反
射光量が大きいかどうかという点に対しては、REにつ
いてはGd、Tb、DYの順でθにの値が大きいという
点から良好であり、TMについてはCo、Feの順で膜
の光反射率が大きいという理由から良好である。微小記
録ビットの安定性(保持温度における保磁力の大きさ)
に対しては、REについてTb、Dy、Gdの順で良好
である。さらに記録媒体の耐腐蝕性という観点からは、
TMがl”eであるよりCOである方が格段に有利であ
り、逆に均一特性の垂直磁化膜を大面積にわたり一様に
作製するという観点からは、TMがCOである方がl”
eである場合よりも難しい。
このように、単層のRE、−7M膜では光熱磁気記録媒
体への要求性能を全て満足することは困難である。この
問題を解決する有効な手段として、特性の異なる2層の
RE−7M膜を積層することが提案されている。RE−
7M膜の2層化による光熱磁気記録・光磁気再生特性の
向上については、例えば文献(1)サイエンスフォーラ
ム社発行「光磁気メモリー総合技術集成」第3節 アモ
ルファス材料 ■ アモルファス多層膜2交献(2)J
、 Appl 、 Phys、 55 (6)、 15
  March1984 、特開昭56−153546
号公報、特開昭57−78652号公報等に開示されて
いる。
これらの公知例においては、光ビームの入射方向に極力
−効果が大きいGdFe1ll、GdCo膜を形成し、
それに積層して常温で保磁力の大きいTbFe1ll、
DyFe膜を形成した構造のものが具体的に述べられて
おり、記録特性、再生特性、および記録ビットの安定性
が単層のものに比べて改善された結果が報告されている
しかしながら、このような2層のRE−7M膜を実用的
構成の光熱磁気記録媒体、すなわち望ましくは樹脂系材
料からなる基体と、この基体上に再生層および記録層を
積層した構造の媒体に適用した場合には、例えば再生層
がGdFe1lの場合は基板側から透過する空気中の酸
素によってGdFe1lQの酸化が進行するため、寿命
の点で問題がある。GdFe膜に対するこのような問題
点を回避するために、基体とGd F allとの間に
透明保m層を介在させるという方法が考えられるが、樹
脂系材料からなる基体が熱的に耐え得るような成膜方法
によっては大面積にわたりピンホールのない透明保護層
の形成は現状の技術レベルでは困難であり、ピンホール
を通しての腐蝕の進行に対しては効′果がない。また、
再生層にGdCo膜を用いた場合は、寿命の点では極め
て有利となる反面、GclCo膜は成膜方法にバイアス
・スパッタリング法を使用しなければ垂直磁化膜となり
得ないため、成膜中に樹脂基体が熱負荷に耐えられない
という問題がある。
このように2層のRE−TMIIによる光熱磁気記録媒
体では、再生層および記録層共に、無バイアスもしくは
低バイアス・スパッタリング法または蒸着法等の成膜中
における基体面への熱負荷の小さい成膜法で容易に垂直
磁化膜とすることができ、しかも光ビームが入射する側
の再生層が耐腐蝕性に優れるということが要求されるの
であるが、公知の構成ではこのような要求を満たすこと
が困難であった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、記録特性と再生特性が共に良好であっ
て、垂直磁化膜を基体への熱負荷の小さい方法で成膜で
き、さらに耐腐蝕性に優れた長寿命の光熱磁気記録媒体
を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、基体上に該基体面に対して垂直な方向に磁化
容易軸を有する記録層および再生層を積層して構成され
、少なくとも光ビームの照射に基く熱によって情報を記
録し、光ビームの照射によって情報を再生する光熱磁気
記録媒体において、再生層がTbCo非晶質フェリ磁性
合金膜でありさらに記録層が再生層よりキューリー温度
の低い磁性膜によって形成されることを特徴とする。
再生層−の組成としては、記録特性の上から組成式Tb
xCOt−xにおいてX≦21[at、%]、すなわち
TbC0の補償組成よりもCO過剰の組成が望ましく、
またTbCoの常温における保磁力が2.5 [kOe
]以下となる組成比とするのがより望ましい。
再生層より低キユーリ一温度である記録層を構成する磁
性膜としては、例えばTbFe膜。
[)yFe膜、TbFeCo膜等を用いることができる
。また、記録層の組成は再生層であるTbCo非晶質フ
ェリ磁性合金膜の磁化反転が記録層のキューリー温度以
下の温度領域で起り得る組成比とすることが望ましい。
また、本発明は基体の材料が、プリグループの形成が容
易であって、高速回転時の安全性の点でも問題のないポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネイト、エポキシ
等の透明な樹脂系材料である場合に特に有効である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、再生層として極力−回転角が大きく反
射光mの大きいTbCo非晶質フェリ磁性合金膜を使用
しているため、再生特性が良好である。また、記録特性
についても再生層であるTbCo非晶質フェリ磁性合金
膜に、これよりキューリー温度の低い磁性膜からなる記
録層を組合わせて使用してい゛ることによって、再生層
の磁化反転が記録層のキューリー温度近傍で起こるよう
になるため、TbCo膜単層の場合に比べて高感度で、
例えばTbFe膜のみの単層膜を用いた場合と同程度の
良好な記録感度が得られる。
さらに、本発明においては再生層および記録層共にG 
d Co Illのようなバイアス・スパッタリングで
なく、無バイアス・スパッタリング法や蒸着法といった
基体への熱負荷の小さい成膜法を用いて作製できるの・
で、この種の記録媒体で通常必要とされるプリグループ
を設は易いポリメチルメタクリレート、ポリカーボネイ
ト、エポキシ等の樹脂系基体を使用することができる。
また、このような樹脂系基体は気体透過性が良いため、
磁性膜の腐蝕が問題なるが、本発明によれば例えば樹脂
系基体として光ビームに対して透明な材料を使用し、再
生層と記録層のうち再生層を基体側に成膜して基体の裏
面側から光ビームを照射して記録。
再生を行なえば、再生層であるTb・Go非晶質フェリ
磁性合金膜の耐腐蝕性が良好であるために、基体を介し
ての記録層の腐蝕のおそれがなく、長寿命化が図られる
ことになる。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の一実施例に係る光熱磁気記録媒体の記
録断面図である。第1図において、基体11は例えば直
径200ars、厚さ1.5mmのポリメチルメタクリ
レート基板であり、この基体11上に再生層12として
膜厚1000人のT b、。co、、、 IIが形成さ
れ、この再生層12上に記録層13として例えば膜厚1
000人のT−0F e、。膜が形成されている。記録
層13の上にはさらに保Ta層14とし7.例えば膜厚
1000人のSi3N+Illが形成されている。
第2図は本実施例で各層の成膜に使用した不パッタリン
グ装置の概略構成図である。第2図において、21は成
膜室、22はガス供給系、23は排気系、24はマグネ
トロンスパッタガン、25はシャッタ、26は電源、2
7は基体ホルダ、28はサンプル基体である。マグネト
ロンスパッタガン24は基体ホルダ27に対して対称な
位置に4つ設置されている。また、基体ホルダ27には
適宜バイアスを印加することができるようになっている
第2図の構成において、ガス供給系22からスパッタ雰
囲気となるガス(主にAr)を成膜室21内に導入し、
排気系23のバルブを調整して成膜室21内のガス圧力
を5mTO,rr程度に維持した後、マグネトロンスパ
ッタガン24に電!26から直流または高周波電力を印
加してスパッタを開始する。次に、基体ホルダ27を6
 Orpm程度で回転させ、シャッタ25を開いてサン
プル基体28上に所定の膜厚が得られるまで成膜を行な
った。使用したターゲットはGd、Tb、Fe。
Co、S i3N4の5種類であり、これらのうち4つ
を適宜マグネトロンスパッタガン24に設置して合金成
膜、連続成膜を行なった。合金成膜の際の組成は各マグ
ネトロンスパッタガン24へ印加する電力比で制御し、
膜厚は時間制御とした。
RE−TMllの形成時はスパッタ雰囲気として純Ar
ガスを使用し、ターゲットに直流電圧を印加した。さら
に、S+3N4の形成時は25%N2−Ar混合ガスを
使用して、ターゲットに高周波電力を印加した。
第1図に示した本発明の一実施例による光熱磁気記録媒
体の有効性を調べるために、本発明者らは次に述べる実
験を行なった。
第3図は試作した種々のRE−TM光熱磁気記録媒体の
サンプルを示したものであり、(a)はガラス基体31
上にT b、、 F e、。膜32.Tbl。
coas膜33を順次形成し、” bl 90 On 
、膜33側から光ビーム34を照射するようにした本発
明に基く構造の媒体、(b) (c)Lはそれぞれ(a
)に示すT bto C041膜33をG dto F
 ego膜35゜Gd2.col、l1I36に置換え
た従来構造の媒体である。但し、各RE−TM膜の膜厚
は全て1000人とした。また、G dto Cα−3
6の形成時は一1oovのバイアス電圧を基体31に印
加した。
第3図(a)〜(c)の3つのサンプル−を7゜℃、8
5%RHの恒温恒湿槽中に放置し、極力−回転角θにと
放置時間との関係を調べた(カー回転角θにの測定はH
e−Neレーザビームを膜面側から照射して行なった)
。その結果を第4図に示す。第4図において、41は第
3図(a)(C)のサンプルの特性、42は第3図(b
)のサンプルの特性である。この結果かられかるように
、空気にさらされる面にGdFe膜が形成されている第
3図(b)に示すサンプルでは、酸化により容易に光磁
気特性が失われる。
第5図は第3図(b)のサンプルを70℃、85%RH
の雰囲気に2日間放置した後の膜面の一部の反射型光学
顕微鏡写真(X400)である。
この写真で黒い枝状の部分は腐蝕が特に著しく進行した
部分であり、第4図の42に示したデータはこのような
黒い枝状の部分を避けてHe−Neレーザビームを照射
することにより得たものである。第4図および第5図か
ら明らかなように、GdFe膜を表面に形成した媒体は
、メモリ寿命の面から実用上使用困難である。また、図
には示していないが、第3図(b)と同様の構造でGd
Fe1lに代えG dto  (F e Y C01−
y )@。
(y>80at%)のサンプルを作製し同様の試験を行
なったところ、第5図に見られるのと同様の腐蝕パター
ンを呈した。第3図(a)(C)のサンプルについては
、第5図のような局部的に腐蝕の著しい部分は全く見ら
れなかった。
また、第3図(b)のサンプルのGdFe1i35の上
に保護層として5iiN4膜を1000人連続成膜した
サンプルを作製し、同様に70℃。
85%RHの雰囲気に1il1間放置した。第6図は1
週間経過後の膜面側から観測した反射型光学顕微鏡写真
(x400)である、Si3N+llからなる保護層の
サンプル端部に存在するピンホールを通してGdFe層
の酸化が進行している様子が明確に示されており、TM
としてl”eを主成分とするR、E −T M IIは
実用的な寿命を有していないことが理解されよう。
1m・ 50111111X50#Im、 1.5#IIn厚(
7)注型ホ’Jメチルメタクリレート基体を2枚用意し
、そのうちの1枚にはTb1.C061膜を1000人
の厚さに基体バイアス無しのスパッタリング法で成膜し
、他の1枚にはG d!1 G 01B膜を一50Vの
基体バイアスを印加してバイアススパッタリング法で成
膜した。これらをサンプル4.5とする。なお、サンプ
ル4で基体バイアス電圧を一50Vとしたのは、基体バ
イアスの絶対値が50Vに満たない領域ではGdCo膜
の場合、垂直磁化膜が得られないためである。成膜後の
サンプル4.5の膜面を反射型光学顕微鏡で観察した結
果を第7図および第8図に示す。第8図から明らかなよ
うに、GdC0膜の場合は、垂直磁化膜が得られる条件
下(バイアス電圧の絶対値が50構以上)では、基体へ
の熱負荷が大きいためにポリメチルメタクリレートから
なる基体が熱的に耐えられない。これに対し、TbCo
膜は無バイアスで垂直磁化膜となるので、第7図に見ら
れるようにポリメチルメタクリレート基体上に鏡面膜と
して形成される利点がある。
支111 実験例1,2から明らかになったように、低温で成膜が
でき、しかも耐腐蝕性の良好なRE−TM膜材料はTb
Co膜であることがわかった。
この認識に基き、実験例3として、直径200m。
1.5s厚のガラス基体上に単層のT bloc Oa
t膜を1000人の厚さに無バイアススパッタリング法
で成膜し、N13−N13レーザを特徴とする特性評価
システムにて記録試験を実施した。動特性評価システム
の基本構成は、He−Neレーザ。
AO変変調器及反射ミラー偏光ビームスプリッタ。
対物レンズ、ビームスプリッタ、焦点位置II tRl
 41構、主信号検出器からなる通常のものであり、補
助磁界発生用ff111石はディスクを挟んで対物レン
ズと反対側に設置される。記録用光ビームは繰返し周期
4μsec 、パルス幅5 Q Q n5ecのパルス
変調波であり、ガラス基体面側から膜面に照射される。
この光ビームの膜面での最大パワーは7mW。
ビームスポット径は約1.2μmφ、また補助磁界の膜
面上での最大値は950 [Oel]である。
この動特性評価システムにてT bse COat l
!の記録試験をディスク回転速度47FL/3130で
行なったところ、950[Oelの補助磁界印加時の記
録ビット形成同値パワー(以下、記録閾値という)はm
面で8mWであった。これら記B1B1値および補助磁
界の大きさは、通常光学系を構成する上で望ましいとさ
れている。補助磁界500 [Oel以下で、記録量1
![5mWという数値に比べがなり大きく、単層のTb
Ca1l!では光熱磁気記録媒体として十分なものが得
られないことがわかる。
上記の動特性評価に供したと同一条件でガラス基体上に
T b+*’c O@s膜を1000人の厚さに成膜し
、He−Neレーザを光源とするサンプル加熱機構を設
けたカーヒステリシスループ測定系を使用して、膜の保
磁力HCと極力−回転角θにの大きさの温度依存性を調
べた結果を第9図に示す。
図に示すように膜を200℃まで加熱してもT bB 
COst mlの保磁力Haは常温下の保磁力1.5 
[kOeiの約70%までしか減少しておらず、前述し
た記録特性評価での記録閾値が大き過ぎるという結果と
対応している。また、上記と同じカーループ測定をTb
23C077の組成の膜で試みたところ、膜の保磁力は
常温下での値1.5[k Oe’lからT b2s C
Ottの補償温度(約130℃)まで上昇し、それ以上
の温度で漸減したが、200℃でも1.5 [kOe1
O上の大きな値を示しており、動的な記録特性!iI!
価を行なうまでもなく、TbCoの組成が補償組成(T
b岬21at;%)よりもTbが多い方向では、少なく
とも単層では記録が困難であることがわかった。
叉1」LL 第1図に示した本発明の一実施例に係る光熱磁気記録媒
体を実験例3で述べたと同一の記録試験に供したところ
、650 [Oelの補助磁界印加時の記録閾値は5m
Wであった。この値は実験例3で述べたと同一組成、同
一膜厚のTb1゜c’ost膜単層の記録同値よりかな
り小さく、Tb、。F ′e、。
膜を積層したことによってT b、、c o、、 WA
の記録特性が改善されたことを示している。このように
T bzo F ego lGiを積層したことで記録
特性が改善される理由は、以下の通りである。
T boo COat IIの保磁力をHct  CO
e〕、磁化の大きさをMsl  [G]、[i厚を11
 [人]とし、T bzo F eao MAの保磁力
をN02  [Oel。
磁化の大きざをMS2[G]、11厚をtl [人]と
したとき、T boo Coll/’ T bto F
 em。2層膜の磁化反転に要する外部印加磁界強度H
exは、前記文献(1ンより次式で与えられる。
1(ex= (fact MSt tl +)(C2M
s2 t2ン/ (MSI tl +MS2 tl )
[Oel記録用光ビームの照射により21!膜の温度が
130℃程度に上昇したとき、H0141000[Oe
l、MSt #40 [G]、HCz #200[Oe
l 、MS2 thF40 [G] t’あルノテ、コ
レをtl =t2−1000 [人1と共に上記の式に
代入すれば、Hex−600[Oelとなり、5mW程
度のレーザビーム照射時に650 [Oelの補助磁界
の印加によって2層膜の磁化反転が起こることになる。
上記実施例と同じ構成でT bss COst 11の
膜厚を500人とした場合は、5mWのレーザビーム照
射時に500[Od]の補助磁界の印加で記録ビットの
形成ができた。この記録感度は実用的な光熱磁気記録媒
体として十分なものである。
また、T bX C01−X  躾からなる再生層のX
を上記した19[at、%〕の他にいくつか選び、記録
試験とカーヒステリシスループの測定を同様に行なった
。その結果を第1表に示す。但し、TbCo再生層の膜
厚は全て500人とした。
1工1 第1表の結果かられかるように、TbtoFes。
1000人の膜を記録層とした場合、TbxCO,−膜
500人からなる再生層の組成が21[at、%]≦X
≦25[at、%]では全くビット形成ができない。x
−20[at、%]と27[at、%]の閾値磁界強度
は同一であるが、極力−回転角θにの大きさはx−20
[at、%]の方がCOが多い分だけ大きい。第1表に
示したx−20〜27[a【0%]の全ての組成に対し
てTbCo11*の光反射率は約60%と大きく、また
カー回転角θにの大きさは再生用光ビームの入射による
Il温度の上昇によっても第9図に示すごとく常温の値
からそれほど減少しなかった。しかして、記録・再生特
性を良好にする上では、TbC0再生層の組成としては
補償濃度が常温より低い組成が好ましくさらにいえば記
録ピット保持温度(通常、常温)における保磁力Hcの
大きさは2.5 [kOe]Oel組成が好ましい。
上記実施例ではTbFe記録層13の保;![F114
としてSi3N+l!1000人を形成したが、実験例
1から明らかなように、このような保護層ではTbFe
1lのamを完全に抑えることはできない。しかし、こ
の場合のTbFemは記録層であり、従ってこれに積層
してなる保護層はなんら光学的特性を要求されないこと
がら膜厚の制限は事実上なく、また透明であやことも要
求されないため、実用的にはこのような保護層で十分に
TbFe膜からなる記録層3の保護が可能である。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例
えば実施例では記録層としてTbFe1lを示したが、
DyFe、TbDyFe。
TbFeCo、GdTb1”e等の膜を使用した場合で
も同様の効果を得ることができ、頁するにそのキューリ
ー温度が再生層であるTbCo11iのそれより低い材
料であればよい。また、実施例では基体として樹脂系材
料を示したが、ガラスでもよい。さらに、実施例では基
体を透明として基体の裏面側から光ビームを入射させる
ようにしたが、基体を不透明とし基体と反対側から光ビ
ームを入射させるようにした光熱磁気記録媒体にも本発
明を適用することができる。その他、本発明は要旨を逸
脱しない範・囲で種々変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る光熱磁気記録媒体の構
成を示す断面図、第2図は光熱磁気記録媒体における垂
直磁化膜の成膜に使用するスパッタリング装置の一例を
示す断面図、第3図(a)〜(C)は本発明の光熱磁気
記録媒体の有効性を調べるために試作した各種の光熱磁
気記録媒体サンプルの断面図、第4図は第3図(a)〜
(C)に示した各サンプルの寿命特性を示す図、第5図
は第3図(b)のサンプルを70℃、85%RH雰囲気
中に2日間放置した後の膜面の表面状態を示す反射型光
学顕微鏡写真、第6図は第3図(b)のサンプルの上に
保護層を形成したサンプルを70℃、85%RH雰囲気
中に2日間放置した後の膜面の表面状態を示す反射型光
学顕微鏡写真、第7図および第8図はポリメチルメタク
リレート基体上2に本発明および従来技術に基く2層磁
化膜をそれぞれ成膜した各サンプルの成膜後の表面状態
を示す反射型顕微鏡写真、第9図は本発明に、基く光熱
磁気記録媒体における再生層の保磁力および極力−回転
角の温度依存特性を示す図である。 11・・・基体、12・・・再生層、13・・・記録層
、14・・・保護層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1因 ・ 第2v!J 第3図  、 第4図 70°C,85RH’/、框’44N湿雪1軒入江置日
数第5図 一場 、第6図 第71: 1、事件の表示 特願昭59−168983号 2、発明の名称 、光熱磁気記録媒体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (307)  株式会社 東芝 4、代理人 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 第゛1.7森ピル
昭和59年11月27日 7、補正の内容 (1)明II第27頁第13行の「表面状態」を「金属
組織」と訂正する。 (′2J  明411I書第27頁第17行の「表面状
態」を「金属組織」と訂正する。 (3明細書第27頁第20行の「表面状態」を「膜面の
金属組織」と訂正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に該基体面に対して垂直な方向に磁化容易
    軸を有する記録層および再生層を積層して構成され、少
    なくとも光ビームの照射に基く熱によって情報を記録し
    、光ビームの照射によって情報を再生する光熱磁気記録
    媒体において、前記再生層がTbCo非晶質フェリ磁性
    合金膜であり、前記記録層が前記再生層よりキューリー
    温度の低い磁性膜であることを特徴とする光熱磁気記録
    媒体。
  2. (2)前記基体が前記光ビームに対して透明であり、前
    記再生層および記録層が該基体上に再生層、記録層の順
    で積層されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の光熱磁気記録媒体。
  3. (3)基体が樹脂系材料により形成されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の光熱
    磁気記録媒体。
JP16898384A 1984-08-13 1984-08-13 光熱磁気記録媒体 Pending JPS6148150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16898384A JPS6148150A (ja) 1984-08-13 1984-08-13 光熱磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16898384A JPS6148150A (ja) 1984-08-13 1984-08-13 光熱磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6148150A true JPS6148150A (ja) 1986-03-08

Family

ID=15878175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16898384A Pending JPS6148150A (ja) 1984-08-13 1984-08-13 光熱磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6148150A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5778652A (en) * 1980-11-01 1982-05-17 Daido Steel Co Ltd Thermal magnetic recording carrier and thermal magnetic recording system
JPS57177517A (en) * 1981-04-24 1982-11-01 Canon Inc Manufacture of perpendicular magnetic thin film

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5778652A (en) * 1980-11-01 1982-05-17 Daido Steel Co Ltd Thermal magnetic recording carrier and thermal magnetic recording system
JPS57177517A (en) * 1981-04-24 1982-11-01 Canon Inc Manufacture of perpendicular magnetic thin film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1213670A (en) Multi-layer amorphous optical recording medium
EP0307554B1 (en) Amorphous magneto optical recording medium
US5783320A (en) Magneto-optical recording medium and process for producing the same
US5862105A (en) Information recording method capable of verifying recorded information simultaneously with recording, and magneto-optical recording medium used in the method
JPS6148148A (ja) 光熱磁気記録媒体
US5666346A (en) Super-resolution magnetooptical recording medium using magnetic phase transition material, and method for reproducing information from the medium
US5663935A (en) Magneto-optical recording medium having two magnetic layers of exchange-coupled at ferromagnetic phase
US4777082A (en) Optical magnetic recording medium
JPS6148150A (ja) 光熱磁気記録媒体
JPS6148149A (ja) 光熱磁気記録媒体
JP2549122B2 (ja) 記録媒体及びこれを用いた情報の記録再生方法
KR890004262B1 (ko) 광자기 디스크
EP0305666A1 (en) Amorphous magneto optical recording medium
JPS6332748A (ja) 情報記録媒体
Röll Progress in magnetooptical data storage
JP2740814B2 (ja) 光磁記録媒体
JPS62109247A (ja) 光学的磁気記録媒体
JPS6289254A (ja) 光磁気記録媒体
JPH039544B2 (ja)
JPS62234251A (ja) 光磁気記録媒体
JPS62114134A (ja) 光学的情報記録媒体
Jacobs Thin film requirements for optical recording
JPH10149589A (ja) 光磁気記録媒体
JPH04155638A (ja) 直接書換え型光磁気記録方法及び光磁気記録媒体
JPS6332750A (ja) 情報記録媒体