JPS6148034B2 - - Google Patents

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JPS6148034B2
JPS6148034B2 JP55176997A JP17699780A JPS6148034B2 JP S6148034 B2 JPS6148034 B2 JP S6148034B2 JP 55176997 A JP55176997 A JP 55176997A JP 17699780 A JP17699780 A JP 17699780A JP S6148034 B2 JPS6148034 B2 JP S6148034B2
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JP
Japan
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valve
flow rate
valve body
cam
gas
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JP55176997A
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Kazuo Okamura
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Tohoku Mikuni Kogyo Co Ltd
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Tohoku Mikuni Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弁体の回動に伴つて弁体が進退する流
量調整弁に関するものであり、弁体の回動角度と
ガス流量とが比例するカムを備えたテーブルこん
炉等の調理器具に特に好適な流量調整弁を提供す
ることを目的とする。
従来のガス使用調理器具においては、コツク等
を回動してガス流量を調整しているが、ガス流量
をQ、つまみの回動角をφとすると、Qとφとの
関係は、第11図に示すごとくであり、dQ/d
φはコツクの閉鎖位置付近で急激に大となるもの
であり、とろ火を維持したい場合には、コツクを
絞つてとろ火状態を保持するが、別設の口火機構
や特別のとろ火制御機構が設けられていないコツ
クにあつては僅かな回動角φの変化によりガス流
量Qが急激に変化するため、とろ火の調整が困難
で、コツクを絞り過ぎるとガスが遮断されてしま
うため立ち消えの状態が生じ危険でもあつた。
前述のとろ火制御のため、最近、ガスガバナの
スプリング荷重を調整して、ガス流量の少ない位
置におけるガス流量を調整する装置が採用されて
いるものもあるが、装置がやゝ複雑となり、コス
トが増大すること、および都市ガスやLPGのごと
き、用いられるガスの種類が変換された場合や、
ガス圧が変更された場合等においては、この変換
は調整が困難であつたり、場合によつては部品交
換を必要とする等の欠点があつた。
本発明は、ガス流量調整弁を、ボデーに対し、
回動並びに軸方向への進退可能に配設されている
弁体から突設されている摺動部が軸と直角に半径
一方向にのみ突設される単一のピンよりなり、該
摺動部が前記ボデーに冠着されているカムブロツ
クの同一円周上に形成されている複数のカムのい
ずれかに選択的に当接され、前記弁体の軸心周り
の回動に伴い、前記摺動部が前記いずれかのカム
に当接摺動するにつれ、弁体の弁頭が弁座に対し
て異なる位置に進退するように構成されており、
前記複数のカムの形状は、それぞれ使用されるガ
ス種に対応して一定の回動範囲内で前記弁体の軸
心周りの回動角度とガス流量とが比例する異なる
形状のプロフイルとされ、前記弁体が前記摺動部
において常に前記カムに当接する方向に付勢さ
れ、かつ前記弁座がガス種に対応して最小流量の
調整可能に前記ボデーに螺着されている構成とす
ることにより、前述の諸欠点を解消し得たもので
ある。本発明は、前述の構成とすることにより、
カムブロツクに形成されている複数のカムのいず
れかを使用されるガス種に対応して選択し、選択
されたカムに弁体の摺動部を当接摺動せしめ、弁
体を軸心周りに回動せしめることにより、弁体の
弁頭を弁座に対し使用されるガス種に適する異な
る位置に進退せしめ、それぞれのガス種に対応し
て弁体の回動角度とガス流量とを比例せしめるこ
とができ、またガス種に対応して最小流量の調整
が可能となり、同一のガス流量調整弁でありなが
ら、使用されるガス種の変換、変更に対応し、と
ろ火から弁体全開までの適切な調整を、部品交換
をすることなく、可能とした。
本発明のガス流量調整弁の構成について、以下
図面に示す実施例により説明する。
本発明に係るガス流量調整弁がテーブルこん炉
に使用される場合の配置例を示すと、第12図に
示すごとく、本発明に係るガス流量調整弁1は、
ガス通路全体の開閉のためのコツク2とノズル3
の中間に設けられ、前記コツク2はゴムホース
4、継手5を介して元管6に連結され、前記ノズ
ル3はバーナ7に連結されている。
なお、第13図に示すごとく、前記ガス流量調
整弁1は、コツク2の前に設けられていてもよ
い。
ここで前述の本発明に係るガス流量調整弁を第
1図〜第5図に示す第1の実施例について説明す
る。
ボデー8内に弁体9が回動かつ軸方向へ摺動自
在に嵌挿され、前記ボデー8の側面には出入口1
0が穿設され、底面に別の出入口11が設けられ
ている。前記弁体9のボデー8との摺動面12の
上下端には、それぞれ洩れ防止のOリング13お
よび14が装着され、ボデー8上には前記弁体9
の上端が貫挿されるカムブロツク15が冠装さ
れ、ねじ16でボデー8に螺締され、出入口11
には弁座17が螺着されている。
前記弁体9の下端には弁頭18が形成され、該
弁頭18の上部には上ワツシヤ19、下ワツシヤ
20およびスプリング21が装着されており、上
ワツシヤ19はスプリング21の上端のボデー8
への当接位置に介装され、下ワツシヤ20はスプ
リング21の下端の弁頭18への当接位置に介装
されている。したがつて前記スプリング21によ
り、弁体9は弁頭18が前記弁座17に近接する
方向へ付勢されている。
前記弁体9に印加される付勢力は、弁体9の上
端寄りに突設されている摺動部たるピン22とカ
ムブロツク15に形成されているカム23との当
接により支承されている。
第1図〜第3図の図示位置は、ピン22がカム
23のプロフイルの最低位置にあり、従つて弁体
9が最も下がり、弁頭18が弁座17に最も近接
した位置、すなわちガス流量の最小流量時の状態
を示す。
前記出入口10および11は、どちらをガス流
入口とし、他方をガス流出口としてもよいが、流
過方向により、特に弁座17と弁頭18との間で
の抵抗係数が異なるため、厳密には、ガス流過方
向によりカム23のプロフイルを異にする必要が
ある。図示例においては、以下出入口10を入口
とし、出入口11を出口とする。
カム23のプロフイルは、第16図に示すごと
く、ガス流量Qと回動角φとの関係が直線状に比
例する形状とされ、かつ最小流量Q0が保持され
る位置でピン22の回動が、第3図に示すように
カム側壁24に当接し停止される形状とされてい
る。
図示例においてはピン22が90゜回動可能とさ
れる対称位置にプロフイルを異にするカム23お
よびカム23aが形成されている。
例えばカム23は都市ガスに対応し、カム23
aはLPGに対応し、同一の回動角範囲において、
その使用ガスの発熱量、供給圧等に応じて、それ
ぞれ必要な最小流量、最大流量が定められる。
前述のごとく、弁体9はスプリング21により
弁座17側へ付勢されているので、ピン22は常
にカムブロツク15に形成されているカム23に
当接し、この位置で弁体9の弁頭18と弁座17
との開度が定まり、ガス流量が定まる。第3図に
示すピン22のカム側壁24に当接する位置がカ
ム23のプロフイルの最も低い位置、すなわちガ
スの最小流量の位置であり、ピン22がカム側壁
25に当接する位置がカム23のプロフイルの最
も高い位置、すなわちガスの最大流量の位置であ
り、弁体9は前記両側壁24,25の両当接位置
の角度内に回動範囲が制限されている。
第3図の図示位置、すなわち最小流量の位置か
ら弁体9が時計方向へ回動されると、弁頭18は
徐々に弁座17から離れて上昇し、弁頭18と弁
座17との間で構成される開口面積が増大し、該
開口面積を通過するガス流量が増大する。カム2
3のプロフイルは、展開図たる第5図に示すごと
く、ピン22がカム側壁24に当接する最低位置
付近においては、回動角φの増大と共にカムリフ
トlは極めて徐々に上昇し、回動当初のdl/dφ
は極めて小であるが、φの増大と共にdl/dφは
次第に増大し、ピン22がカム側壁25に当接す
る位置でカムリフト最大となるように構成されて
いる。
このカムリフト最大の位置でガス流量は最大と
なり、この位置で弁体9の回動は停止される。前
述のカムのプロフイルの求め方については後述す
る。
第3図においては、前述のごとく、カム23は
LPGの場合、カム23aは都市ガスTGの場合
の、それぞれ異なつたプロフイルとされている。
なおカムブロツク15に設けられるカムは2以上
とすることも可能である。使用するガスの種類が
変更される場合、例えばLPGから都市ガスに変更
される場合のカム23からカム23aへの使用カ
ムの変換には、スプリング21の付勢力に抗して
弁体9を引上げ、ピン22をカムブロツク15の
上端面より上方に引出した位置で弁体9を回動
し、ピン22がカム23a上に回動された位置で
引上力の印加を止めれば、弁体9はスプリング2
1の付勢力より降下し、弁体9はピン22がカム
23aに当接摺動する範囲で回動、昇降され、前
述のごとく、都市ガスに適した最小流量、最大流
量の確保および弁回動とガス流量の比例関係を得
ることができる。
次に第6図〜第10図に示される第2の実施例
について述べる。
このガス流量調整弁1aでは、ボデー8a内に
弁体9aが回動かつ軸方向へ摺動自在に嵌挿さ
れ、前記ボデー8aの側面および底面にそれぞれ
出入口10,11が設けられ、弁体9aのボデー
8aとの摺動部12の上下端には、それぞれ洩れ
防止のOリング13,14が装着され、ボデー8
a上には前記弁体9aの上端が貫挿されるカムブ
ロツク15aが冠装され、ねじ16で螺締され、
出入口11には弁座17が螺着されている構成は
第1の実施例と同様である。先の実施例との相違
点は、弁体9aがスプリング21aにより、弁頭
18aが弁座17より離れるごとく上向きに付勢
されている点であり、このためカム23c,23
d等はカムブロツク15aの上壁に下向きに設け
られ、また弁頭18aの構成も異つている。
各カムのプロフイルは第1の実施例同様の回動
角とカムリフトとの関係とされている。
弁頭18aは、弁体9aと別体とされている弁
頭体26の下端に設けられ、該弁頭体26は前記
弁体9aの下端に穿設されている嵌挿孔31内に
摺動可能に嵌挿され、スプリング28を介して弁
体9aの下端に取付けられているブラケツト29
に当接停止する範囲内において、常に下方へ付勢
されている。
前記弁頭18aは前記ブラケツト29を貫通し
て、下方に、すなわち弁座17へ近接する方向に
延設されており、前記スプリング21aはその上
端において前記ブラケツト29を介して前記弁体
9aに上向きの付勢力を及ぼし、下端において弁
座17の上面に当接している。使用するガスの種
類が変更される場合の、例えばカム23cから2
3dへの使用カムの変換は、次のごとくにして行
われる。
まずスプリング21aの付勢力に抗して弁体9
aを押下げる。すると弁頭体26の弁頭18aが
弁座17に当接する。更に弁体9aを押下げると
弁頭体26は弁頭18aが弁座17に当接した位
置に留まり、弁体9aのみが押下げられ、ピン2
2がカム23cから離れる。引続き弁体9aをカ
ムブロツク15a内において、第10図に示すご
とく、中間壁体27の下面(該下面はボデー8a
の上端面よりピン22の通過しうる高さだけ離れ
ている)より僅か下方に、通常ボデー8aの上端
面に当接する位置まで下降せしめ、この下降位置
で弁体9aを回動することによりピン22が、2
2bで示されるごとく移動し、ピン22がカム2
3d下に回動された位置で押下力の印加を止めれ
ば、弁体9aはスプリング21aの付勢力により
上昇し、ピン22がカム23dと当接する位置で
停止する。この位置で、前記弁頭18aは、カム
23dにより定められた距離だけ、弁座17より
離れた位置にある。
前述のごとく、本実施例においては、使用カム
の変換のため、弁体9aと弁頭体26とが別体と
されている。
前述のごとく、第1および第2の実施例におい
ては、弁体9,9aの下降方向への回動が、ピン
22のカム側壁24への当接した位置で停止さ
れ、その位置で弁頭18,18aと弁座17との
間のガス通路の、最小開口面積が維持される構成
であるが、この開口面積の調整は、回動可能に螺
着されている弁座17の位置調整により、容易、
確実に行われる。
なお、弁座17の位置調整可能とする必要性は
以下のごとくである。
テーブルこん炉等におけるガス消費量は、圧
力、発熱量等の相異のあるガスの種類によつても
異なるが、通常の使用状態においては、最大流量
で0.7〜0.1m3/h程度であり、最小流量は最大流量
の20%程度である。前述のごとく制御するガス流
量が小さいため、もし弁座17がボデー8,8a
と一体となつた構成とされていると、ボデー8,
8a、弁体9,9a、カムブロツク15,15
a、弁座17等の各部品の工作精度のばらつきに
より、弁座17と弁頭18,18aとで構成され
る前述の開口面積のばらつきが大きくなり、その
結果として、ガス流量のばらつきが大きくなつて
しまう。この開口面積のばらつきを補正するた
め、ピン22がカム23,23a,23c,23
dの最小流量位置にあるとき、所定の最小ガス流
量に調整可能に、弁座17がボデー8,8aに螺
着される構成としたものである。前述の構成とさ
れることにより、ガスの最小流量はカムのプロフ
イルによつて固定されるため、所定の流量値より
少なくなることはない。従来のガスバーナにあつ
ては、ガス流量を絞ると、絞りすぎとなり、所要
最小流量となることがあり、バツクフアイヤや焔
の吹き消え等を生ずる危険があつたが、前述のご
とく、本発明においては最小流量を安定燃焼する
限界に止めることが可能となり、前述の危険を防
止することが可能となつたものである。
前述の最小流量は固定化する必要があるが、前
述のごときばらつきを補正しうる必要があり、こ
の必要性を弁座17の螺着、調整可能化により解
決しえたものである。
前述の弁体の摺動部がどのカムに当接している
かは、第1図〜第4図に示す第1の実施例におい
ては、第3図に示すごとく、ピン22の位置によ
り確認可能であるが、第6図〜第9図に示す第2
の実施例においては、弁体9aの上端に、ピン2
2の位置を示す指針を設けるか、カムブロツク1
5aを透明あるいは半透明体で構成し、ピン22
の位置を透視可能とすること等により達せられ
る。
弁体9,9aの上端の二面カツト部30には、
弁体回動のためのつまみが取付けられ、前記の指
針取付にも利用できる。弁体9,9aの回動角度
φとガス流量Qとを比例させるためのカムのプロ
フイルは以下のごとくにして求められる。
第14図に示すごとく、 元管6の継手5入口におけるガス圧力……Pi コツク2の出口のガス圧力……P1 ガス流速……V1 コツク2全開時の出口ガス圧力……P1nax ガス流速……V1nax ノズル3の出口のガス流速……VN ガスの比重量……γ (但しコツク2出口からノズル3出口までのガス
圧力差が少なく、比重量の変化を無視し得るもの
とする。) 重力の加速度……g コツク2出口からノズル3出口に至る圧力損失
……△P コツク2全開時の同上圧力損失……△Pnax コツク全開時において、すなわちガス流量最大の
ときのゴムホース4の継手5からコツク2出口ま
での圧力損失……β とすれば、ベルヌーイの定理により、コツク2の
全開の場合 P1nax+γ/2gV 1nax=γ/2gV Nnax
+△Pnax………(1) Pi−β=P1nax ………(2) この状態、すなわちコツク2全開の状態のもの
にガス流量調整弁1(以下調整弁1と略記する)
が取付けられると、この調整弁1の圧力損失△P
Vが加わるため、この場合のノズル3出口の流速
をWN(コツク2全開時の流速をWNnax)とする
と、(1)式が成立するためには γ/2gW Nnax=γ/2gV Nnax−△P
Vnio………(3) (但し△PVnioは最大ガス流量における調整弁の
圧力損失とする) 従つて、従来のノズル3出口のガスの速度エネ
ルギ(圧力表示)γ/2gV Nnaxから調整弁1の
圧力損 失△PVを減じた速度エネルギに等しい速度エネ
ルギで調整弁1の取付前のガスが流れるようにノ
ズル3のノズル孔を変更する必要がある。
調整弁1のある開度におけるガス流量をQ、最
大ガス流量をQnaxとし Q/Qnax=ε とおく。
また、コツク2は全開でのみ使用すると仮定す
れば、任意の流量Qを流した場合のコツク2の出
口からノズル3の出口に至る圧力損失△Pは、ε
△Pnaxで表現され、ゴムホース4の継手5か
らコツク2の出口までの圧力損失はεβで表現
される。
故に(1)、(2)、(3)式はそれぞれより一般的に、次
のように表現される。
P1+γ/2gV =γ/2gV +q2△Pnax
………(1a) P1=Pi−εβ ………(2a) γ/2gW =γ/2gV −△PV………(3
a) そこで任意のガス流量Qを流すために必要な調
整弁の圧力損失△PVは、(1)、(2)、(3)および
(1a)、(2a)、(3a)より △PV=Pi(1−ε)+△PVnio2 ………(4) 一般に圧力損失△PVを生ぜしめるガス流量Q
が流れるときの調整弁の開口面積Aは (但し調整弁の抵抗係数を1とする) 第15図に示すごとく、弁体9dの弁頭18d
が頂角2θの円錐形、弁座17が円筒孔状である
組合せの場合は、弁頭18dと弁座17の最短距
離をa、弁頭18dと弁座17との当接位置から
の弁頭18dの上昇のストロークをS、弁座17
の円筒孔の半径をR、図示のごとく弁座17の円
筒孔端から弁体9dに下した垂線(この垂線の長
さがaである)の足と弁頭18dの軸心との距離
をxとすれば、調整弁の開口面積Aは A=π(R+x)Ssinθ ………(6) x=R−Ssinθcosθ ………(7) 式(5)、(6)、(7)より 弁体9dの回動角φとガス流量が比例するため
には、 ε=φ/φnax=Q/Qnax………(9
) (但しφnaxはQnaxにおける回動角) なる関係が必要であるから式(8)のεにφ/φnax
を代入し、△PVに式(4)を代入すれば 式(10)が第15図に示される場合のカムのプロフ
イルを求める式である。具体的なカムのプロフイ
ルの計算手順としては以下のごとくである。
(イ) ガス器具の発熱量とガスの種類とからPi
naxが定まる。
(ロ) φnax、θのいずれか一方および△PVnioを予
め定める。
(ハ) φnaxを予め定めた場合はφnaxすなわちQnax
におけるθを求める。θを予め定めた場合はそ
れに対応するφnaxを求める。
(ニ) 式(10)により計算する。
弁頭の形状が回転抛物面のごとき特殊な母曲線
の回転面よりなる場合は、前記母曲線を示す式か
ら弁頭のストロークと弁座との間の開口面積とを
示す関係式を求め、〔前記式(6)に対応する式〕、以
下同様の計算によつてカムのプロフイルを求める
ことができる。
かくして第16図のb線に示すごときガス流量
Q〜回動角φの関係を有する調整弁を得ることが
できる。
なお、弁体の回動角は、最小ガス流量Q0を保
持する回動角φ以上に回動し得ないようにピン
の当接するカム側壁を設け、弁体の絞りすぎによ
るガス流量減少を原因とする燃焼ガスの立消え防
止の安全策を確保する必要がある。
次に第17図に示すごとく、弁体9eの弁頭1
8eが円板状であり、弁座17dが円筒端面状で
ある組合の場合は弁座17dよりの弁頭18eの
上昇のストロークをS、弁座17dの円筒径をD
とすれば、開口面積Aは A=πDS ………(6)′ により求められ、以下前述同様の計算手順により
カムのプロフイルが求められる。すなわち、式(5)
までは前述同様で、式(5)、(6)′より 弁体の回動角φとガス流量が比例するためには ε=φ/φnax=Q/Qnax………(9
) なる関係が必要であるから、式(7)′、(9)、(4)より 式(8)′がこの場合のカムのプロフイルを求める
式である。
第18図に示すごとく、弁体9eの弁頭18e
が円板状であり、弁座17eの開口形状が頂角2
θの円錐形状である場合も弁頭18eのリフトと
開口面積の関係が求められ、前記同様の手順によ
りカムのプロフイルが求められる。
すなわち、式(5)までは前述同様である。第18
図に示すごとく、弁頭18eの半径をR、弁頭1
8eの下面周縁から弁座17eまでの垂線の足の
位置と軸心との距離をx、弁頭18eの弁座17
eとの当接位置からの上昇のストロークをS、開
口面積をAとすれば A=π(x+R)Ssinθ ………(6)″ x=R+Ssinθcosθ ………(7)″ 式(5)、(6)″、(7)″より 弁体の回動角φとガス流量Qが比例するために
は ε=φ/φnax=Q/Qnax………(9
) なる関係が必要であるから式(8)″、(9)、(4)より 式(10)″がこの場合のカムのプロフイルを求める
式である。
本発明は、特許請求の範囲に記載した構成をな
すものであるから、弁体の回動角とガス流量とが
比例するようにカムのプロフイルが定められてお
り、ガス流量の調節が極めて容易となり、弁体が
一定角度以上の回動をしないように定められ、弁
開度の絞りすぎ防止によるガス着火状態を保持す
る最小ガス流量の維持が得られ安全対策上有効で
あり、同一の弁体を用いて異なるカムのプロフイ
ル上を作動せしめ得るため、ガスの種類の変換に
も容易かつ確実に対処することができ、部品交換
の必要も全くなく、使用するカムの切換に際して
は、スプリングの付勢力に抗して弁体を軸方向に
移動し回動することにより、摺動部の移動が容易
で、従つてカムの切換が容易に行われ、使用して
いるカムの指示も容易であり、異なるカムにおい
ても最小流量と最大流量との回動範囲を同一とす
ることにより、ガスの種類が異なつても、弁体の
回動角を同一とすれば同一の弁開度を得ることが
でき、ガスの種類如何に拘らず弁操作容易であ
り、テーブルこん炉等の調理器具において、とろ
火等ガス流量の小な範囲のガス流量制御に適した
調整弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の側面図、第2図は第1
図中−線断面図、第3図は同上平面図、第4
図は同上底面図、第5図は同上カム部円周方向断
面展開図、第6図は第2の実施例の側面図、第7
図は第6図中−線断面図、第8図は同上平面
図、第9図は同上底面図、第10図は同上カム部
円周方向断面展開図、第11図は従来の弁の回動
角−流量関係線図、第12図、第13図は取付関
係略示側面図、第14図は取付各部圧力、流速指
示略示側面図、第15図は針弁−弁座関係部分断
面図、第16図は実施例の回転角−流量関係線
図、第17図は別の実施例の弁−弁座関係部分断
面図、第18図は更に別の実施例の弁−弁座関係
部分断面図である。 1……ガス流量調整弁、8,8a……ボデー、
9,9a,9d,9e……弁体、15,15a…
…カムブロツク、17,17d,17e……弁
座、18,18a……弁頭、18d,18e……
弁頭、22……ピン、23,23a,23c,2
3d……カム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボデーに対し、回動並びに軸方向への進退可
    能に配設されている弁体から突設されている摺動
    部が軸と直角に半径一方向にのみ突設される単一
    のピンよりなり、該摺動部が前記ボデーに冠着さ
    れているカムブロツクの同一円周上に形成されて
    いる複数のカムのいずれかに選択的に当接され、
    前記弁体の軸心周りの回動に伴い、前記摺動部が
    前記いずれかのカムに当接摺動するにつれ、弁体
    の弁頭が弁座に対して異なる位置に進退するよう
    に構成されており、前記複数のカムの形状は、そ
    れぞれ使用されるガス種に対応して一定の回動範
    囲内で前記弁体の軸心周りの回動角度とガス流量
    とが比例する異なる形状のプロフイルとされ、前
    記弁体が前記摺動部において常に前記カムに当接
    する方向に付勢され、かつ前記弁座がガス種に対
    応して最小流量の調整可能に前記ボデーに螺着さ
    れていることを特徴とするガス流量調整弁。
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