JPS6147414A - 軟膏の基剤 - Google Patents

軟膏の基剤

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JPS6147414A
JPS6147414A JP16967784A JP16967784A JPS6147414A JP S6147414 A JPS6147414 A JP S6147414A JP 16967784 A JP16967784 A JP 16967784A JP 16967784 A JP16967784 A JP 16967784A JP S6147414 A JPS6147414 A JP S6147414A
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JP
Japan
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base
water
pvp
ointment
glycol
Prior art date
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JP16967784A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Shibuya
澁谷 睦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Yakuhin Kako Co Ltd
Original Assignee
Showa Yakuhin Kako Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明は体表面、粘膜或いは歯質に粘着し易いことを特
長とする軟膏の基剤に関する。
(産業上の利用分野) 本発明で得られる軟膏の基剤は水飴状を呈し、唾液或い
は滲出液により徐々に溶解する性質を有している。また
親水性であることから唾液或いは滲出液で湿潤した粘膜
又は歯質表面に容易に付着することができる。もちろん
体表面に容易に塗付唸れることができる。これらの諸性
質から、主剤を含有する基剤は長時間局所に滞留し主剤
を放出する。以上の観点より体表面、粘膜面及び口腔内
に適用される基剤の製剤設計において利用価値が高い。
(従来の技術) 鼻腔、口腔及び歯質面は常に湿潤した状態にある特殊な
環境を形成している。口腔内を一例として説明すればこ
の口腔内に薬剤を適用するため従来各種の工夫がなされ
た製剤が市販されている。
例えば口内炎と総称される局所的炎症疾患の治療剤とし
て流動ノ母ラフイン、ワセリン等の油性基剤にカルがキ
シルメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナト
リウム等の水溶性粉末を練和混合し、これに主剤として
合成副腎皮質ステロイドホルモン等の抗炎症剤を分散混
和した製剤がある。
この製剤は湿潤した粘膜にこれを貼布した時に水溶性粉
末の表面が湿潤し、患部に付着する。しかしながらこの
ような軟膏製剤は粉体のデラツキのため塗付時に患部に
違和感を与え物理的刺激等の不快感を患者に与える。ま
た別の例として歯牙の消毒或いは歯周病の治療のときに
歯周デケットへ注入されるヨード製剤又は抗炎症剤は主
としてりIJ セIJン、プロピレングリコール等の水
溶性基剤に主剤を溶解混和して製造された液状の製剤で
ある。この場合に注入後のすみやかな消毒効果或いは抗
炎症効果の発現が望まれるが、唾液或いは↑   滲出
液等により短時間に流失するので長時間の薬理効果を奏
することができない。鼻腔内、膣内などへの適用の際に
程度の差があっても同様な問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 前項に記載した各製剤式いは鼻腔内、口腔内及び咽喉の
消毒を目的とし念洗口剤、経鼻吸収削欠、はうかい薬等
は仮りに長時間の局所滞留が可能であったとしても物理
的刺激性を伴いがちであるから患者に不快感を覚えさせ
、また前述の注入剤、洗口削については唾液或いは滲出
液による流失で局所の持続的な消毒効果が期待できない
。従って刺激性が少なく、組織親和性が高くしかも組織
障害性の少ない局所滞留性に富む基剤の開発が必要とさ
れる。
(発明の構成) 本発明は、ポリビニルピロリドン(pvpと略称する)
<<1〜55重量部、グリコール化合物33〜45−重
量部及び水3〜/θ重量部を混和しながら加熱して得ら
れる均一な水飴に似たペースト状の基剤である。pvp
け水に対し溶解性が高いのでPvP濃度がSOチ前後の
高濃度の親水性ペースト状基剤を与えることは可能であ
る。しかしこの基剤は室内に放置されると水分が蒸発し
凝固してしまう。従って上記ペーストの水分蒸発を防ぐ
ための工夫が必要である。堡水性を持たせるためにはグ
リコール化合物に獣vPを溶解すればよいが、PvPは
水、メタノ−化、エタノールに溶けるがグリコール化合
物悼はほとんど溶解しなや。本発明者はpvpsosの
ような高濃度のべ、−スト状を維持し友まま該イースト
の保存安定性を高める研究を行った。本発明にお諭て均
質のペーストを得るためには、添加される水とグリコー
ル化合物との処方比率が問題であり、水の添加量と(で
は3〜IO算量部窄好ましく、3重量部が最も好ましい
。上記のように少量の本の添加で安定な基剤が得られる
理由は、該少量の水が、あたかも無機塩の結晶水のよう
に活性化した水分子として働き、その結果として結晶を
構成したよケな状態に至らせるものと考えられろ。また
保水性を持たせる親水性基剤としてはグリコール化合物
例え[/リアルキレングリコール、例えばポリエチレン
グリコールまたはポリプロピレングリコールが望ましく
、また、ポリオキシアルキレン例えばポリオキシプロピ
レンが望ましく、It多価アルフ−#例、Lit’プロ
ピレングリコールまたはグリセリンが望ま1くさらにこ
れらの混合物も使用されることができる。なおこの場合
の添加量としては3S−45重量部が好ましく、り5重
量部が最も好ましい。
次に上記ペーストの製法は、−例としてPvPSO竺量
部とプロピレングリコール<1.1重量部及び水S重量
部を混和しながら沸騰水浴上で加熱すると均一な透明ペ
ーストが得られる。このようにして得られた(−ストは
、水分の蒸発がほとんどないので固化することけほとん
どない。PvPの一部を適当量の?す♂ニルピロリドン
ヨウ素(PVPIと略称する)でおきかえても均一なペ
ーストが得られ、従ってPVPIの濃度けPvPとの比
をかえることによりこれを任意に設定することができる
。pvprの化学名は Po1y (/−(/−oxo −/ −pyrrol
idino ) −ether ) −1odine 
eomple*である。PVP I自体はほとんど遊離
のヨウ素を含まないが消毒すべき対象と接した時にはヨ
ウ素を放出し高い殺菌消毒効果を奏し、この効果は本発
明の基剤が4−スト状を保持することにより一そう持続
性の高い、刺激性の少ない基剤を製することを可卵とす
る。またPvPのペースト中に各種主剤を添加すること
により、歯肉及び(又は)歯質等の湿潤面或いは体表面
又は粘膜面に適用され得る基剤であって従来よりも粘着
性が高く、低刺激性で塗付局所での主剤の徐放性の目的
にかなった該基剤を提供し得る。
実施例 /、 P V P I        !Ow/w %
ゾロピレングリコール     ’71 w/wチ蒸 
 留  水                !; w
/w係PvPI300gに、日周プロピレングリコール
lIsogを加えて十分攪拌する。攪拌しながらこれに
蒸留水sogを加え、沸とう水浴中で透明になるまで加
温する。温時、プラスチック製注射筒に充填して製品と
する。
コ、  P V P I            !r
Ow/w 96ポリエチレングリコール(Aoo)  
 lIOw/w係蒸  留  水          
      3 w/w係本例は実施例1と同様に操作
された。
、?、  PVP T            !rO
vt/w%グリセリン         ケタw/w 
’I=蒸  留  水               
 !; w/w%本例は実施例/と同様に操作された。
+、pvp            +9.9 w/w
 %デキサメタシン        O0/w/w係プ
ロピレングリコール     ’Is w/w 96蒸
留水     j w/w優 局方デキサメタシン(合成副腎皮質ヌテロイドホルモン
)1gをとり、これに局方プロピレングリコールダ3θ
yを加え、良く攪拌しながら加温しデキサメタシンを溶
解させる。これにPVP4(99,jilを加え攪拌し
懸濁させ、水!rθgを加え、沸とう水浴中で透明にな
るまで加温する。本品をアルミ製チューブにつめて製品
とする。
!;、P V P              Q3 
w/w 4クロラムフエニコール     !; w/
w係安息香酸エチル        りw/w係ノロピ
レングリコール     31 w/w係蒸  留  
水                k w/wチ局方
クロりムフェニコールsog、局方アt)安息香酸エチ
ル709を夫々とり、これに局方プロピレングリコール
3g0gを加え、良く攪拌しながら加温し、クロラムフ
ェニコール及びアミノ安息香酸エチルを溶解させる。こ
れにPVPII!1−0gを加えて攪拌しPflf、濁
させ、水109を加え沸とう水浴中で透明になるまで加
温する。本品をアルミ製チューブにつめて製品とする。
A、  P V P              ’I
!r w/w qbジヨウ素           1
φIヨウ化カリウム         ざw/w係硫酸
亜鉛            / w/w係グリセリン
         3!r w/w 96蒸  留  
水                J w/w係局方
ヨウ化カリウムgOgに水3gを加え、水浴上で加温し
溶解させ、これに局方ヨウ素gOgを加え攪拌してヨウ
素を溶かす。該ヨウ素−ヨウ化カリウム液に局方グリセ
リン3sogを加えて攪拌し、これにPVPIIjtO
/lを加えて攪拌し懸濁させ、水23gを加え、沸とう
水浴中で透明になるまで加温する。本品をプラスチック
製注射筒に充填して製品とする。
?、P V P                  
    410 w/w ’IyPVA(ポリビニルア
ルコール)  qw/w係グアイアズレンスルホン酸ナ
トリウム / w/w %ゾロピレングリコール   
  ’I!; w/w %蒸  留  水      
          3 w/w係グアイアズレンスル
ホン酸ナトリウム/ 09を蒸留、水SOgに加え攪拌
して溶かし、別にプロピレングリコ−ル4A j 01
にPVP4I009及ヒyj? ljビニルアルコール
(PVA) ? o 11 全加工て良く攪拌しながら
加温し懸濁させる。この懸濁液に対し先のグアイアズレ
ンスルホン酸ナトリウム水溶液を加え、沸とう水浴中で
透明になるまで加温する。本市をアルミ製チューブにつ
、めて製品とする。
g、  jVP                  
    4!6.2り w/w ’I=フッ化オトリウ
ム        コw/wチリン酸(g !r % 
)       /、73 w/w%プロピレングリコ
ール     ’I!; w/w係蒸  留  水  
              jW々チp v p 5
xコ、7 gに日周プロピレングリコール仝    3
0gを力lえて十分に攪拌する・水SOgにgSチリン
酸/7.、? fl  及びフッ化ナトリウム−〇9を
加えて溶かし、この液を、先に得られたpvp−プロピ
レングリコール液に攪拌しながら加え、沸とう水浴中で
透明になるまで加温する。本市をプラスチック製注射筒
に充填して製品とする。
(作用及び発明の効果) 本発明による各実施例に示される成分組成に従って、前
記のようにこれらを混和加熱することにより均一なペー
スト状基剤が得、られ、得られた基剤はこれを放置して
も水分の蒸発による乾燥凝固を起しにくく、商品として
十分な長期間にわた?てこれを保存することができる。
また本基剤はその製造法が簡易であシ、かつ大量生産も
容易でコストも安い。
(本発明の進歩性) 本発明における基剤の成分は前述の通#)PvPとグリ
コール化合物とである。従来技術において軟膏基剤の製
造に当り両者は夫々別個に使われることが多かったが、
おそらく、まれに両者を補助的成分とする軟膏基剤ない
し液剤が存在すると思われる。この場合にpvpは通常
、乳化安定剤、薬効確保等の目的で使用されており、そ
の使用量は通常5係程庸と考えられる。グリコール化合
物は親水性を与え、薬剤を溶解し、乳化安定剤としても
働き、その軟膏基剤中の配合率は数係から99憾程度の
例もあるものと考えられる。
但し、両者を共存させようとするとPvPはグリコール
化合物にほとんど溶けないので、従って両者を高濃度に
併用して均質な高粘度の軟膏基剤を製、造することは従
来技術において全く行われていない、一方、PvPを高
濃度に水に溶解することも行なわれていない。それId
 P 、V p−1g高価であるととKもよるがPVP
自体は基剤の主体を構成せず1、安定剤、可溶化剤など
少量の添加で効果を発揮する補助的添加剤として従来使
用されていたに過ぎ、ないことにもよるのである。
グリコール化合物は、そ、れを主体とする基QJが実用
されている。例えばグリセリンが日周抜刀ヨードグリセ
リン(俗称ルゴール液)、ポリエチレングリコール(日
周マクロゴール)が日周マクロゴール軟膏(基剤)、プ
ロピレングリコールが化粧品及び(又は)医薬品の基剤
に大量に使用されている等多くの例がある。
しかしながら本発明におけるごときPvP+グリコール
化合物+水の系において、その配合の比率を前述の範囲
にすることによって水飴状の高粘度かつ均質な軟膏基剤
を得るととに成功したものは既存技術の軟膏基剤に見出
されない。本発明の特徴的態様はそれらの成分の配合比
の設定及び、それらを共に加熱溶解することを必須な要
件とする設定に・5ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルピロリドン45〜55重量部、グリコ
    ール化合物35〜45重量部及び水3〜10重量部を混
    和し、加熱して製造されたことを特徴とする軟膏の基剤
  2. (2)ポリビニルピロリドンをポリビニルピロリドンヨ
    ウ素で随意に置換して得られたことを特徴とする特許請
    求範囲第1項記載の軟膏の基剤。
  3. (3)グリコール化合物がポリアルキレングリコール、
    ポリオキシアルキレン及び多価アルコール並びにこれら
    の混合物から成る群から選ばれることを特徴とする特許
    請求範囲第1項記載の軟膏の基剤。
JP16967784A 1984-08-14 1984-08-14 軟膏の基剤 Pending JPS6147414A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4401651A (en) * 1979-04-18 1983-08-30 Knutson Richard A Wound-healing compositions containing povidone-iodine
JPS58213709A (ja) * 1982-06-05 1983-12-12 Teikoku Seiyaku Kk 歯肉粘膜用貼付剤
JPS5929615A (ja) * 1982-08-13 1984-02-16 Terumo Corp 外用基剤組成物
JPS5939825A (ja) * 1982-08-30 1984-03-05 Terumo Corp 外用基剤組成物

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