JPS6147343A - 小荷物ケ−スセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、小荷物ケースセットに関し、更に詳細には自
動車のトランク・ルーム又は荷物入れに収めて使用し、
その空間の最適利用をはかるための一組又は−揃の小荷
物又は手荷物ケース（バラゲージ）に関する。

〔従来技術〕

自動車、特に乗用車においては、座席背もたれが傾斜し
ているため、従来の通常実質的に直角柱状のケースでは
トランク・ルームの空間を完全に利用することが出来な
いという不都合がある。

また、省スペースにつき最大の効果の得られるよう小荷
物ケースが積み重ね可能となることは消費者が広く希望
しているところでもあり、このため複数個の直方体のケ
ースがそれぞれ他のより大寸法のケース内に収まり、容
易にまとめ込むことの出来る小荷物ケースセットが最近
開発されている。しかし、このような小荷物ケースセッ
トには、各ケースを自動車のトランク・ルームに並置し
た時全体として段状の外郭形状を呈し、トランク・ルー
ムを充分にみたすことは出来ないという問題点がある。

小荷物ケースを空き間だらけに或いは詰込み密度の充分
でない状態に積載するのは好ましくない場合がしばしば
あり、これは特に自動車のトランク・ルームにおいてそ
うであるが、それに限らず航空機、船舶等の他の乗物の
場合にもそうである。荷物入れ空間が完全に充填されて
いない場合に起る他の問題は、例えば船舶が激しいうね
りに遭遇した場合等、その横搭れにより小荷物ケースが
絶えず荷物入れ空間の構造壁に投げつけられ、ケース自
体及びそれらの中味が損傷を受ける結果が生じるという
ことである。

貨物合部が可能な限り完全に充填されているという状態
は航空機の場合にも好ましく、自家用航空機の場合、こ
のような状態にあれば、平衡の好ましくない喪失状態の
発生を防止することが出来る。

〔発明の目的〕

本発明の課題は、他様なトランク・ルーム又は荷物入れ
室の形状に容易に適応させることが出来、またそのよう
なトランク・ルーム又は荷物入れ室の空間の最高度の充
填を行うという要件を充すことの可能な小荷物ケースセ
ットを提供することである。

〔発明の構成及び効果〕

本発明によれば、上記課題は、それぞれが直角柱状で、
寸法の異なるケースの複数個と、三角柱状のケース１個
又は複数個と、段状構造のケース１個又は複数個の組み
合わせから成る小荷物ケースセットを提供することによ
り解決される。

本発明によれば、従来品とは異なる新規なケース、即ち
、段状構造のケース及び三角柱（プリズム）状のケース
を提供することにより、またこれら２種の新規なケース
と、それらに合体使用可能で、それぞれが他のより大寸
法のケース内に収納される形でまとめ込み可能な一群の
直角柱状のケースとを併用する結果、好ましい効果をあ
げることが出来る。

本発明による小荷物ケースセットは、例えば段状構造の
ケースにわずかな変更を行うことにより、多様な乗物用
に適合させることが可能であるという点において特に有
利である。従って、本発明によれば、基本的な構成要素
の数はごく限られたものでありながらしかも多岐にわた
る消費者の要望を満足させることが可能である。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例及び添付図面に関し、その更に詳
細な説明を行うが、以下に記載の実施例は本発明の範囲
を限定する意味のものではない。

添付図面は、本発明による乗物用の小荷物又は手荷物ケ
ースセットを示す。図示のように、このケースセットの
基本的な構成要素は、それぞれが他のより大寸法のケー
スに収納可能で、実質的に直角柱状かつ寸法の異なる複
数個のケース１．１ｔ、１２　１ｓｔと、それらに組合
わせ使用される三角柱状のケース２．２′及び段状構造
のケース３のそれぞれ１個又は複数個とから成る。

傾斜側壁を有する三角柱状のケース２，２′は、既存の
乗物のトランクケースにおいてみられるような多様な傾
斜形状に適合される。好ましくは、これらのケースは水
平に対し５５ないし７５°の角度で傾斜する側壁を有し
、それらの形状は第２図に示されるようなものである。

また、本発明による段状構造のケース３は、それらの基
底部に対し直角方向に段部４を有し、これら段部の深さ
又は高さは、上記直角柱状のケース１．１’、１“、１
＃′間の段差に従い種々異なるものとなっている。

本発明の一層の理解をはかるために、小荷物ケースセッ
トの組み合わせ又は組み立て状態を側面図により、第４
図に示す。第５図は、段状構造のケースを側部に組み合
わせ又は組み立てた状態を示す平面図でり、これらの図
より、段状構造のケース３を、順次配列した特段状の外
郭形状を呈する直角柱状のケースの上方にも、また寸法
の異なることから生ずる横方向の段部を利用するためそ
れら直角柱状のケースの側方にも配し得ることが明らか
であろう。

本発明による３種の構成要素による小荷物ケースセット
の構成の結果、それら構成要素の寸法形状を変えること
により、各種のトランク・ルーム又は荷物入れ室を満足
すべき状態に充填することが初めて可能となる。

次に記載する小荷物ケースセットは、例えばフォルクス
ワーゲン社の１９８２ゴルフ（Ｇｏｌｆ）等の中型車の
トランク・ルームに通したものである。即ち、それぞれ
が他のより大寸法のケース内に詰め込み可能で、次のよ
うな寸法を有する４個の直角柱状のケース：長さが７１
ｃｍ、高さが３２ｃｍ及び幅が１６ｃｍの第１のケース
、長さが５９ｃｍ、高さが３０ｃｍ及び幅が１４ＣＩ１
１の第２のケース、長さが６７ｃｍ、高さが２８ｃｍ及
び幅が１２印の第３のケース、そして長さが６５国、高
さが２６ｃｍ及び幅が１０ｃｍの第４のケース。

更に、２個の段状構造のケースが含まれ、それらの少な
くとも１方は例えば衣料品を収納するためのものとする
。また、これらケースの第１のものの寸法は、長さが６
０ｃｍ、高さが５５Ｇ及び幅が６ｃｍであり、第２のも
のの寸法は、長さが６０ｃｍ、高さが４５０及び幅が６
ｃｍである。これらに加えて、２個の三角柱状のケース
が含まれるが、これらのケースは上記フォルクスワーゲ
ン社のゴルフの場合、座席背もたれの後側に配されるも
のであって、２個共その寸法は長さが４５ｃｍ、高さが
３６エ及び幅が１４国である。

上記と同様にして、各種のトランク・ルーム用のケース
を製造することが可能であり、また成る種の乗物に適し
た小荷物ケースセットの主要構成要素ケースを他種の乗
物に応用することも可能で、このため例えば上記ゴルフ
用の小荷物ケースセットは、その構成要素ケース群のう
ち比較的に大寸法及び／又は比較的に小寸法の直角柱状
のケース及び段状構造のケースを利用する等、部分的に
はメルセデス・ベンツに応用利用することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による小荷物ケースセットの構成要素
である実質的に直角柱状のケース群の斜視図、第２図は
、同様な構成要素である三角柱状のケース群の斜視図、
第３図は、更に他の構成要素である段状構造のケース群
を示す斜視図、第４図は、本発明による小荷物ケースセ
ントの組み合わせ又は組み立て状態を示す側面図、そし
て第５図は、段状構造のケースを側部に組み合わせ又は
組み立てた状態を示す小荷物ケースセットの平面図、で
ある。 １．１’、ｌ”、１“′・・・実質的に直角柱状のケー
ス、２・・・三角柱状のケース、３・・・段状構造のケ
ース、４・・・段部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、それぞれが実質的に直角柱状で、寸法の異なるケー
   スの複数個と、三角柱状のケース１個又は複数個と、段
   状構造のケース１個ないし複数個の組み合わせから成る
   小荷物ケースセツト。 ２、前記実質的に直角柱状のケースが段階的に異なる寸
   法を有し、これらの全てのケースについて、より小寸法
   のものがより大寸法のものに収まる形で完全に詰め込み
   可能なように構成された特許請求の範囲第１項に記載の
   小荷物ケースセツト。 ３、前記段状構造のケースが、少なくともその１側にお
   いて、ケース群の載置基底面に対し直角方向に数個、好
   ましくは３ないし４個の段部を有し、これら段部の深さ
   が、前記直角柱状のケースの段差に相当するよう構成さ
   れた特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の小荷物ケ
   ースセツト。 ４、前記三角柱状のケースが、水平に関し５５ないし７
   ５°で傾斜する側壁を有するよう構成された特許請求の
   範囲第１項、第２項及び第３項のいずれかの項に記載の
   小荷物ケースセツト。