JPS6147184B2 - - Google Patents

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JPS6147184B2
JPS6147184B2 JP15186579A JP15186579A JPS6147184B2 JP S6147184 B2 JPS6147184 B2 JP S6147184B2 JP 15186579 A JP15186579 A JP 15186579A JP 15186579 A JP15186579 A JP 15186579A JP S6147184 B2 JPS6147184 B2 JP S6147184B2
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JP
Japan
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adhesive
parts
water
resin
vinyl acetate
Prior art date
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Expired
Application number
JP15186579A
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English (en)
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JPS5674167A (en
Inventor
Kunio Tsuzuki
Juji Ono
Shigekazu Yamamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP15186579A priority Critical patent/JPS5674167A/ja
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Publication of JPS6147184B2 publication Critical patent/JPS6147184B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は水分散コンタクト型接着剤に関するも
ので、乳化剤を添加せずに粘着付与樹脂自身を変
性して水溶性又は自己乳化性にしたのちに、クロ
ロプレンラテツクス、及び酢酸ビニルエマルジヨ
ンを加えることを特徴とする作業時の皮膜形成の
ない、粘着特性、初期強度、耐熱強度の優れた水
分散コンタクト型接着剤に関する。 従来よりコンタクト型接着剤としては、有機溶
剤型クロロプレン接着剤が巾広く使用されてきた
が、多量の有機溶剤を使用しているので火災、有
機溶剤中毒などの危険がつきまとい、更に環境汚
染、省資源の立場からも水溶性化又は水分散化が
強く要望されてきた。 コンタクト型接着剤の水溶媒化の方法として
は、 1 クロロプレンラテツクスをベースに粘着付与
剤等を添加したもの。 2 クロロプレンラテツクスにSBRなどの合成ゴ
ムラテツクスを混合し、更に粘着剤等を添加し
たもの。 3 アクリル酸エステルポリマー等の粘着剤をベ
ースとするもの。 など種々研究されているが、いずれも前記有機溶
剤型に比べて作業性、性能、価格面等で問題があ
る。すなわち1のクロロプレンラテツクスをベー
スとするものは塗布時の湿潤皮膜形成が早いため
にスプレーノズルの詰り、塗布ロール表面の皮張
りなどが生じ作業性が極端に悪く、更に性能面に
於ても表面皮膜形成のため非孔質面への密着性が
極端に悪かつた。これらを改良する目的で極めて
結晶化の遅いクロロプレンラテツクスを使用した
ものは切期接着力が悪いなどから実用化されてい
ない。 また2及び3については湿潤皮膜形成は防止で
きても初期接着力、耐熱接着力等が悪く実用化さ
れていない。 本発明の目的は、塗布時における湿潤皮膜形成
を防止し、粘着保持時間が長く、初期粘着力、初
期凝集力、耐水接着力、耐熱接着力の優れた水分
散コンタクト型接着剤を開発することにある。 本発明の水分散コンタクト型接着剤は、石油樹
脂に、α・β不飽和カルボン酸又はその無水物を
反応させて一部を酸変性して、アルカリ性化合物
の水溶液で中和して石油樹脂の一部を高分子活性
とすることにより水溶性又は自己乳化性粘着付与
剤とし、これにクロロプレンラテツクスと酢酸ビ
ニルエマルジヨンを加えることを基本とし、詳し
くは固型分重量比で上記乳化性粘着付与剤100部
に対し、クロロプレンラテツクス50〜300部(好
ましくは100〜200部)を添加混合し、更にPH5〜
10(好ましくは6〜8)に調整した酢酸ビニルエ
マルジヨン30〜200部(好ましくは50〜100部)を
添加混合することにより得られる。 本発明で使用する石油樹脂とは分子中に二重結
合を有する望ましくは臭素価20以上の市販の石油
樹脂であり、例えば商品名ペトロジン80(三井石
油化学製)、ネオポリマーL−90(日本石油化学
製)等のC9系、ハイレジン60、90(東邦化学
製)、タツクエース100(三井石油化学製)等の
C5−C9共重合系、ハイレツツT100、G100(三井
石油化学製)、エスコレツツ1102、LTA(東邦化
学製)、クイントンA100、B170(日本ゼオン製)
等のC5系などがあり、このうちでも酸との反応
性に富むペトロジン80、ネオポリマーL−90、ハ
イレジン60、90などが好ましい。α・β不飽和カ
ルボン酸又はその無水物としては、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸等がある。前記石油樹
脂とα・β不飽和カルボン酸又はその無水物との
反応は、通常行われている方法で充分であるが、
使用する酸の量が少なすぎると安定な樹脂分散液
が得られず、多すぎると中和に要するアルカリ性
水溶液の使用量が多くなりアルカリ放散による環
境汚染や接着剤の耐水性に悪影響を及ぼす等の問
題が生ずるので、酸変性樹脂のケン化価として20
〜100が好ましい。酸変性樹脂を中和して自己水
溶性化又は自己乳化性粘着付与樹脂にするための
アルカリ性化合物としては、アンモニア或いはメ
チルアミン、エチルアミン、モルホリンなどの炭
素数4以下の有機アミンが接着剤として使用後空
気中に揮散し接着層に残留しないため好ましく、
カセイソーダの如き無機アルカリ化合物は、接着
剤として使用後アルカリ塩として接着剤中に残存
して耐水接着力等に悪影響を及ぼすので好ましく
ない。クロロプレンラテツクスとしては通常の市
販品で充分であり、例えば商品名デンカクロロプ
レン(電気化学製)、スカイプレン(東洋曹達
製)、ネオプレン(昭和ネオプレン製)等があ
る。酢酸ビニルエマルジヨンとしては通常の乳化
剤或いは保護コロイドを使用して得られる重合度
500〜2000の酢酸ビニルエマルジヨンが使用でき
る。 一般にクロロプレンラテツクスの安定領域はPH
9〜11の範囲であり、酢酸ビニルエマルジヨンの
安定領域はPH5〜7の範囲であるので通常両者の
混合物は初期相溶性、貯蔵安定性において良結果
を得られないが、本発明においては前記水溶性又
は自己乳化性粘着付与樹脂を添加することにより
初期相溶性、貯蔵安定性に極めて優れており、更
に従来のクロロプレンラテツクス接着剤の最大の
欠点である湿潤皮膜形成を、酢酸ビニルエマルジ
ヨンを添加することにより完全に防止している。 ここで固型分重量比で、自己乳化性粘着付与樹
脂100部に対し、クロロプレンラテツクス50〜300
部としたのはコンタクト型接着剤としての性能発
現のためであり、酢酸ビニルエマルジヨン30〜
100部としたのは30部以下では前述した湿潤皮膜
防止効果が完全でなく、100部以上ではコンタク
ト接着剤としての性能発現に支障をきたすことが
あるためである。 次に実施例により具体的に説明する。 参考例 1 ハイレジン90(東邦石油化学社製)100gを200
℃に加熱溶融後、無水マレイン酸3gを加え200
℃で5時間反応させて酸付加樹脂とし、ブチルセ
ロソルブ20gを加え均一溶液とし、次に28%アン
モニア水溶液5gを80〜90℃に徐々に滴下し均一
な分散液とし、最後に水を加えて固型分40%の粘
着付与樹脂液を得た。該樹脂のケン化価は35で軟
化点105℃であつた。 参考例 2 ネオポリマー90(日本石油化学社製)100gに
無水マレイン酸5gを参考例1と同様に反応して
酸付加樹脂とし、ブチルセロソルブ15gを加え均
一な溶液とし、次に30%モルホリン水溶液10gを
80〜90℃にて徐々に滴下し、最後に水を加えて固
型分40%の粘着付与樹脂液を得た。 該樹脂のケン化価は48で軟化点は121℃であつ
た。 実施例 1 参考例1の粘着付与樹脂液50部に、ネオプレン
ラテツクス400(固型分50%)100部を加え撹拌し
ながら酢酸ビニルエマルジヨン(アイカアイボン
A−313、固型分50%(アイカ工業製))30部を加
え約30分間撹拌混合して水分散コンタクト型接着
剤とした。 実施例 2〜5 参考例1、2の粘着付与樹脂液に、デンカクロ
プレンラテツクスLM−50(固型分50%)と酢酸
ビニルエマルジヨン(アイカ・アイボンA−
313)を第1表に示す配合で実施例1と同様にて
水分散コンタクト型接着剤とした。 比較例 1 参考例1の粘着付与樹脂液50部に、ネオプレン
ラテツクス400、100部を撹拌しながら徐々に加
え、全量添加後約30分間撹拌混合しクロロプレン
ラテツクス接着剤とした。 比較例 2〜4 デンカクロロプレンLM−50、100部にテルペ
ンフエノール樹脂エマルジヨン(スミライトレジ
ンPR−51169、固型分35%、住友デユレツツ社
製)を30部(比較例2)、50部(比較例3)、70部
(比較例4)添加しクロロプレンラテツクス接着
剤とした。 以上作成した実施例1〜5及び比較例1〜4の
接着剤のPH、粘度、固型分、湿潤皮膜形成の有
無、粘着保持時間、保存性等の性状を第2表に示
す。なお、表中の粘着時間とは標準状態でカバ合
板に接着剤を塗布し、10分毎に塗布面を貼り合わ
せて軽く圧着して直ちに強制剥離して粘着性能消
失までの時間を粘着時間とした。また保存性とは
接着剤を25℃にて30日間静置して増粘、ゲル化、
層分離など異常ないものを良好とした。 次に3m/m厚カバ合板2枚にそれぞれれ実施
例及び比較例の接着剤を150g/m2の割合に塗布
し、標準状態中60分間乾燥後、2Kg/cm2の圧力で
5秒間圧着して、7日間放置後の25℃における引
張剪断強度を常態接着力、測定前30分間を60℃中
に放置し60℃における引張剪断強度を耐熱接着
力、25℃の水中に24時間浸漬後ぬれた状態での接
着力を耐水接着力として、また非孔質面への接着
性把握の為に1.6m/m厚のボンデ処理鋼板2枚に
それぞれ120g/m2の割合で塗布し、標準状態で60
分間乾燥後、2Kg/cm2の圧力で5秒間圧着して、
標準状態で7日間放置後の25℃における引張剪断
強度を測定し、それぞれの測定結果を第3表に示
す。なお接着力はいずれも試験片10片の平均値を
示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 以上の如く本発明による水分散コンタクト型接
着剤は湿潤皮膜形成が認められず、しかも粘着保
持時間が長く、初期接着力、常態接着力、耐水接
着力、耐熱接着力が優れており、更にクロロプレ
ンラテツクス型接着剤の最大の欠点である非孔質
材料に対する密着性も改良されており、巾広い用
途の接着剤として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石油樹脂に、α・β不飽和カルボン酸又はそ
    の無水物を反応させて得られる変性石油樹脂をア
    ルカリ性化合物の水溶液で中和した水溶性又は自
    己乳化性粘着付与樹脂に、クロロプレンラテツク
    ス、及び酢酸ビニルエマルジヨンを加えることを
    特徴とする水分散コンタクト型接着剤。 2 固型分重量比で、自己乳化性粘着付与樹脂
    100部に対し、クロロプレンラテツクス50〜300
    部、酢酸ビニルエマルジヨン30〜100部である特
    許請求の範囲第1項記載の水分散コンタクト型接
    着剤。
JP15186579A 1979-11-22 1979-11-22 Water-dispersed contact adhesive Granted JPS5674167A (en)

Priority Applications (1)

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JP15186579A JPS5674167A (en) 1979-11-22 1979-11-22 Water-dispersed contact adhesive

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JP15186579A JPS5674167A (en) 1979-11-22 1979-11-22 Water-dispersed contact adhesive

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Publication Number Publication Date
JPS5674167A JPS5674167A (en) 1981-06-19
JPS6147184B2 true JPS6147184B2 (ja) 1986-10-17

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JP15186579A Granted JPS5674167A (en) 1979-11-22 1979-11-22 Water-dispersed contact adhesive

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JP2746816B2 (ja) * 1993-05-18 1998-05-06 有限会社エムエム二一 連続フォームの折畳み装置
KR100989693B1 (ko) 2008-10-23 2010-10-26 한국니트산업연구원 염색용 천연바인더 및 그 제조방법

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JPS5674167A (en) 1981-06-19

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