JPS6146518Y2 - - Google Patents

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JPS6146518Y2
JPS6146518Y2 JP3254180U JP3254180U JPS6146518Y2 JP S6146518 Y2 JPS6146518 Y2 JP S6146518Y2 JP 3254180 U JP3254180 U JP 3254180U JP 3254180 U JP3254180 U JP 3254180U JP S6146518 Y2 JPS6146518 Y2 JP S6146518Y2
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JP
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liquid crystal
adhesive material
electrode substrates
pair
electrode
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JP3254180U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、液晶セル容器に関し、更に詳しく
は、特に可橈性電極基板を用いた場合に有効で、
均一な大面積表示が可能な液晶セルを提供するた
めに適したセル容器に関する。
従来より、液晶セルには均一な表示を行うため
に、その電極間隙の均一性が要求され、特に大面
積の表示に際しては中央部の厚みムラが大きな問
題点であつた。この厚みムラの問題は、電極基板
の少くとも一方がプラスチツクシートなどの可撓
性材料であるときに特に深刻である。このような
厚みムラの問題を解決するために、電極基板間
に、プラスチツク粒子、ガラス粒子、ガラス繊維
等のスペーサーを散布することが行われている
が、この場合は電極基板に対して固定されていな
いために、電極基板間の最低厚みを規制するため
には効果があるが、スペーサー自体の厚みより大
きくなる方向でのムラに対しては効果がない。
本考案は、スペーサー自体に接着材料を用いて
一対の電極基板を接着・保持することにより、特
に可撓性の電極基板を用いた場合に有効な、電極
間隙を均一に固定した液晶セル容器を提供するも
のである。
以下、本考案をその一実施例について添付図面
を参照しつつより詳しく説明する。
第1図は本考案の液晶セル容器の一実施例の一
部切欠平面図であり、第2図は第1図の−線
に沿つて取つた断面図である。
第1図および第2図を参照して、本考案の液晶
セル容器は、一対の電極基板1a,1bのそれぞ
れの電極(図示せず)を有する面に線状の接着材
料層2a,2bを形成し、これらが互いに交差す
るように対向させ、交差部3で互いに接合させ、
更に一対の電極基板1a,1bの周囲部をシール
材4で密閉した構造を有している。もつともシー
ル材4の一部には図示しないが、必要に応じて、
液晶注入孔ならびにガス抜孔が設けられる。
電極基板1a,1bとしては、ガラス、セラミ
ツク等の無機材料、各種合成樹脂、天然樹脂等の
有機材料のシートあるいはフイルムを基材とし、
その表面にAg,Al,Cr等の金属、In2O3、SnO2
等の金属化合物、カーボン等の導電性物質を蒸着
により、あるいはバインダーに混合して塗布する
ことにより電極膜が形成されている。この後、必
要なら配向処理が行われる。
スペーサー2a,2bを形成する接着材料とし
ては、例えば、ワツクス等の熱可塑性ないし熱溶
融性物質、ポリオレフイン、ポリアミド、各種ビ
ニルモノマーあるいはビニリデンモノマーの重合
体、含ハロゲン系または含窒素系樹脂、ポリエー
テル、ポリエチレンイミン等の熱可塑性樹脂、あ
るいはこれらの共重合体または混合物、低融点ガ
ラス等の無機材料等の熱融着性材料;ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の反応
性樹脂;その他天然ないし合成ゴム、ロジン系樹
脂等;ポリリン酸等の反応性無機組成物等から使
用する液晶に悪影響を与えない材料が選択され
る。これら接着材料は、それ自体あるいはその前
駆体を溶剤に溶解してあるいは熱融解して、スク
リーン法、フレキソ法、グラビア法等の印刷法に
より、あるいは静電法、フローコート法、キヤス
テイング法等の塗装法により電極基板1a,1b
の電極面上の画像表示表示効果を妨げない任意の
位置に複数の線状の層として形成される。この場
合、セル厚みの均一性のためには線幅は太く、線
間隔は狭い方が好ましく、また表示効果からは線
幅が狭く、線間隔は広い方が好ましい。使用する
線幅ならびに線間隔としては、線幅として50μ以
上、線間隔で50μ以上が現実的であり、線幅の上
限は特になく、線間隔は基板として用いられる材
料の剛性によつても異なるが、10mm以下、特に5
mm以下がセル厚みの均一性を保持するために好ま
しい。一般に表示面積が広くなると、表示効果を
それ程そこなわずに、線幅を広く、線間隔を密に
できる傾向がある。
次いでこのようにして形成された線状接着材料
層2a,2bを有する一対の電極基板1a,1b
を、これら線状接合材料層2a,2bが互いに交
差するように対向させ押圧しつつ接着させる。接
着のためには抵抗加熱、高周波加熱、レーザー加
熱等により加熱したり、超音波をかけるか、ある
いは接着材料について定まつた他の硬化反応の進
行手段を採ることができる。交差角は図示のよう
な直角以外にも、任意の角度を採ることができ
る。押圧条件は厚み均一性に大きく影響するので
厳密な管理が必要であるが、接着材料の中に、鱗
片状、粒子状、好ましくは繊維状の無機もしくは
有機材料あるいは充填材を混練しておいて、接着
材料に剛性を与えておくことも有効である。
更に、このように対向した一対の電極基板の周
囲部にシール材4による密閉構造が与えられる。
このようなシール材は低融点ガラス、各種樹脂な
ど液晶セルについて周知であるので改めて詳述す
る必要はないであろう。このシール材4が上述し
た接着材料と同一材料であることも勿論可能であ
り、接着材料層2a,2bの形成と同時に行うこ
ともできる。
本考案の液晶セル容器に、液晶を充填するため
にはシール材4あるいは電極基板1aまたは1b
に予め形成しておいた封入孔を通じて充填する
か、あるいは液晶を一対の電極基板間に介在させ
つつシール材4を融着させる方法が採られる。後
者の場合には、当然に接着材料層2a,2bの接
着も同時に行われる。したがつて、本考案の液晶
セル容器には、液晶が充填されており、既に液晶
セルとなつているものも含まれるものとする。
本考案の液晶セル容器においては、一対の電極
基板にそれぞれ形成された線状接着材料層を互い
に交差させて接着させてスペーサーとする構成を
とるため組合せが楽であり、また一方にのみ接着
材料を設けておいて接着した場合に比べて接着に
要する時間が少くて済み、且つ接着後の強度も強
い利点がある。また線状に形成することにより不
連続に形成する場合に比べて接着材料のエツジ部
厚みの不均一性が少くて済み厚みの均一化効果が
大きいという利点がある。スペーサーは交差部の
みで接着されているので非交差部には、液晶の流
通可能な間隙が保持されている。本考案の場合、
スペーサーが印刷法等を利用して簡単に形成され
ることも重要な利点である。
以下、本考案の液晶セル容器の製造例を挙げて
より具体的に説明する。
製造例 35μポリエステルフイルムにIn2O3を500Å厚に
パターン状に設けた電極基板と、1.35mm厚ガラス
板上に400Å厚にIn2O3をパターン状に設けた電極
基板の両方の表面にナイロン12をエタノール溶解
し、スクリーン印刷法により線幅200μ線間隔3
mm、乾燥厚さ5μとなるように形成し、さらに周
辺は密封すべく幅3mmの囲いを設け、溶剤を蒸発
させた。次いでDS型液晶をガラス電極基板上に
滴下しつつ上記ポリエステル電極基板をその上に
設けた接着材料ナイロン12の線状層がガラス電極
基板上のそれと直角に交差し接触するようにガラ
ス電極基板の上に重ね、120℃の熱ローラーで押
圧し、ナイロン12を融着させて25cm×25cmの液晶
セルを得た。このセルは厚みが非常に均一でコン
トラストむらは全面に認められなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかる液晶セル容
器の一部切片平面図、第2図は第1図の−線
に沿つて取つた断面図である。 1a,1b……電極基板、2a,2b……線状
接着材料層、3……交差部、4……周辺シール
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 それぞれの電極面に離間した複数の線状接着
    材料層を設けた一対の電極基板が該線状接着材
    料層が交差するように対向し、該線状接着材料
    層の交差部分で接着されており、かく対向した
    一対の電極基板の周囲部分が密閉構造をなして
    いることを特徴とする、液晶セル容器。 2 一対の電極基板の少くとも一方が可撓性であ
    る上記第1項の液晶セル容器。
JP3254180U 1980-03-14 1980-03-14 Expired JPS6146518Y2 (ja)

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JP3254180U JPS6146518Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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JPS56137123U JPS56137123U (ja) 1981-10-17
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JP2669609B2 (ja) * 1986-03-03 1997-10-29 旭化成工業株式会社 液晶表示素子
JPH0814666B2 (ja) * 1987-03-16 1996-02-14 株式会社小糸製作所 カラ−表示液晶表示装置
JP4493906B2 (ja) * 2002-11-12 2010-06-30 富士通株式会社 液晶表示装置およびその製造方法

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