JPS6145526B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6145526B2
JPS6145526B2 JP7839676A JP7839676A JPS6145526B2 JP S6145526 B2 JPS6145526 B2 JP S6145526B2 JP 7839676 A JP7839676 A JP 7839676A JP 7839676 A JP7839676 A JP 7839676A JP S6145526 B2 JPS6145526 B2 JP S6145526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
pipe
socket
molding
movable sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7839676A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS533958A (en
Inventor
Junsuke Kyomen
Shigeru Okusaka
Ikuo Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP7839676A priority Critical patent/JPS533958A/ja
Publication of JPS533958A publication Critical patent/JPS533958A/ja
Publication of JPS6145526B2 publication Critical patent/JPS6145526B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパツキン接続用受口成形装置に関し、
詳細には、薄肉化の防止されたパツキン接続用受
口を効率的に得る為の装置の改良に関するもので
ある。
パイプの接合手段としては、従来各種管継手を
使用する突き合せ接合手段が主流を占めていた
が、所謂片受片挿の長尺管を直接的に挿込接合す
る手段が上水分野を中心にして汎用されるに及
び、種々の形状の受口部構造が開発される様にな
つている。この様な受口構造は単に長尺物だけで
なく、短尺の管継手にも適用され、上水分野は勿
論のこと下水分野、農業用利水配管分野、工場配
管分野、冷暖房配管分野等にも広く利用されつつ
ある。第1図はこの様な受口部の最も代表的な構
造であるパツキン接続用受口を例示する上半部切
除側面図であつて、パイプ1は本管部2,拡径部
3及び隆起部4からなると共に、隆起部4によつ
て形成される環状溝にはシール用パツキン5が装
着されるものである。この様な拡径受口の成形手
段としては種々考えられるが、作業の簡便性等か
ら考えれば一旦通常の押出成形法によつて均一且
つ無頭のパイプを形成し、これをスリーブ拡径加
工する方法が有利であるとされている。ところで
この様な方法によると、通常均一な肉厚t1のパイ
プ1を押出成形し、切断後管端部を再加熱して軟
化した後該軟化部に適当な芯型を押込んで拡径加
工される。この結果拡径部3の肉厚t2は本管部2
の肉厚t1より薄くなり、また隆起部4の肉厚t3
t2よりも更に薄いものとならざるを得ない。そう
なると、拡径部3及び隆起部4における機械的強
度が本管部2より低下してくるのは当然で、再加
熱による熱的劣化や継手部に生じ易い応力集中等
の因子が複雑に影響する結果、受口部全般の機械
的強度は一層弱くなり、配管後の破損事故や漏水
はしばしば継手部で発生している。
本発明者等は前記の様な事情に着目し、簡単な
操作で拡径部の薄肉化を防止し機械的強度の優れ
たパツキン接続用受口を得る方法を開発せんとし
て鋭意研究を重ねた結果、以下に示す様な方法を
採用すれば拡径部の薄肉化が効果的に防止できる
ことを確認した。即ち第2,3図はスリーブ拡径
部の薄肉化を防止する基本例を説明する為の要部
縦断面図で、パイプ1は全長に亘つて等しい肉厚
に形成されたものを使用する。パイプ1の端部は
加熱軟化された後受口成形用芯型6に乗り上げら
れるが、このままでは第1図の如き薄肉化した拡
径受口が形成される。そこで芯型6の外周に本管
部2の肉厚t1とほぼ同程度の隙間をあけて外型を
配置しておき、当該隙間内へ管肉樹脂分を押し詰
める様にして成形する。第2図は成形途中の状態
を示すもので、パイプ1の先端は拡径部6b及び
隆起部6cを乗り越え、外型7の奥部7aに突き
当る直前まで押し込まれている。ところが芯型6
の拡径部6b及び隆起部6cはガイド部6aより
大径であるから、管端部に形成された拡径部3及
び隆起部4と外型7との間には隙間A及びBが生
じる。そして芯型6における外径は隆起部6c>
拡径部6bの関係にあるから、管端部における肉
厚は当然ながら隆起部3<拡径部2となる。しか
も外型7と芯型6の隙間巾は全長に亘つて一定t1
であることは前記の通りであるから、前記隙間に
はB>Aの関係が生じる。従来例ではこの工程の
後に外型7を被装し、拡径受口の外形を整えたう
えで冷却して脱型するのであるが、本方法では拡
径受口が軟化状態を維持している間に更にパイプ
1を押込み、外型7と芯型6の間において管肉樹
脂分を圧縮変形し、これを前記隙間A及びBに移
行充填せしめ、第3図の如き状態となつた後に冷
却脱型する様になつている。従つて拡径部の肉厚
はいずれも本管部1と同程度の肉厚t1に形成でき
るから、結局パツキン接続用受口部の機械的強度
を高度に維持し得ることになつている。
ところが、この様な方法が実用化され始めるに
及び幾つかの難点が指摘される様になつてきた。
その1つは第4図に示される通りである。即ち拡
径部6bを過ぎたパイプ先端8が隆起部6cにさ
しかかり、或はこれ乗り越えるときに、該先端8
が隆起部6cの根元部或は外型7の内面9に当接
することは避け難い。その為パイプの押込みに対
して大きな抵抗を受けることになるが、加熱軟化
されている根元部は未だガイド部6aに至つてい
ないので、仮想線10で示す様な腰くだけ現象を
起こすことがしばしば経験された。そしてこの様
な現象の為に成形作業能率は著しく低下し、また
不良品多発による歩留り低下を余儀なくされるこ
ともあつた。
本発明はこの様な事情に着目してなされたもの
であつて、その目的は、パイプの押込圧による変
形によつてパツキン接続用受口部の薄肉化を抑制
する際に、芯型隆起部を乗り越える時の抵抗をな
くすことによつて前記腰くだけ現象を解消し、作
業能率や歩留りの低下を招くことのない様な新規
な成形装置を提供せんとするものである。
かかる目的を達成し得た本発明装置の構成と
は、熱可塑性樹脂パイプの管端部を、薄肉化の防
止を図りつつ1段目加工し、次いでパツキン接続
用受口状に2段目加工する為の装置であつて、該
装置は、少なくともパツキン溝形成部分が放射
方向に拡縮径可能に構成された拡縮径部材と、該
拡縮径部材が縮径状態のときにその外周を保護し
また拡径する際には退避する如き可動スリーブを
備えた受口成形用芯型と、前記可動スリーブの
外周に所定の空間を隔てて配置され、可動スリー
ブと同時的に軸方向に移動する増肉成形用筒体、
前記可動スリーブと増肉成形用筒体の間で軸方
向に移動可能に構成され、パイプの先端面方向か
ら圧力を加える端面規制部材、及び前記筒体の
先端部に配置された割型の外周規制部材とから構
成されてなることを要旨とするものである。
以下実施例たる図面によりながら本発明装置の
構成、使用態用及び作用効果を具体的に説明する
が、図例は最も代表的なものを例示するにすぎ
ず、前記並びに後記説明の趣旨に徴してこれらを
適当に変更して実施することは何れも本発明の技
術的範囲に含まれるものである。第5〜10図は
本発明に係る成形装置を例示するもので、第5,
10図は縦断面図、第6図は要部縦断面図、第7
図は第5図における−線断面図、第8,9図
は、本装置における芯型6の拡縮径部分の構造を
例示するもので、第10図の−線及び−
線方向における芯型6部分のみを断面で示すもの
である。また第5図は第8,9図における−
線方向断面図に相当するものである。尚第5,6
図は加熱軟化されたパイプ1の管端部を増肉加工
する工程、第10図は増肉加工された管端部をパ
ツキン接続用受口状に加工する工程を夫々説明す
るものである。図例の成形装置は、拡縮径部材1
1(セグメント11a及び11b)を内蔵し、し
かもその外表面には固定スリーブ12及び可動ス
リーブ13を備えた受口成形用芯型6、拡径受口
部の先端面を規制する端面規制部材14、芯型6
の外周にパイプ1の非拡径部の肉厚t1と同程度若
しくはやや広い目の空間を距てて配置された増肉
成形用筒体15、及び増肉成形用筒体15の先端
部においてパイプ1の拡径テーパ部を外面から規
制する規制部材16、及び該規制部材16を所定
位置に支持する円筒状支持部材17を主たる構成
とする。受口成形用芯型6に内蔵された拡縮径部
材11は、第5図及び第8,9図に表われる如く
複数個のセグメント11a及び11bを組合せた
構造を有し、ロツド18を押してコーン19を図
面右方に移動させることにより、各セグメント1
1a及び11bがテーパ面20及び21に沿つて
持ち上げられ、第10図に示す如く拡径し得る様
に構成する。また可動スリーブ13は適宜の駆動
源によつて、前記拡縮径部材11の拡縮径作動と
同時的に図面の左右に移動し得る如く構成する。
即ち拡縮径部材11が縮径した状態のときには、
可動スリーブ13は図面右端にまで移動してお
り、固定スリーブ12と共に芯型6の全表面を覆
つている(第5図)。そして拡縮径部材11が前
述の如く拡径する際には、可動スリーブ13は図
面左方に移動して固定スリーブ12との間に隙間
ができ、拡縮径部材11はこの隙間から芯型6の
外周に隆起する様に構成する(第10図)。端面
規制部材14は可動スリーブ13と後述する増肉
成形用筒体15の間に配置され、増肉成形工程で
拡径部を端面方向からも圧縮して増肉効果を高め
得る様、適宜の駆動源によつて図面左右に移動し
得る如く構成されている。増肉成形用筒体15
は、増肉成形工程で規制部材16共に管端拡径部
を外周から封鎖して圧縮力を保持し、管肉樹脂分
の移行充填による増肉を可能にするもので(第5
図)、増肉成形後は管端部の拡径加工を妨げない
様図面左方に退避する(第10図)。規制部材1
6は第7図に示す如く割り型に構成されており、
これらはシリンダ22等適宜の駆動源によつて拡
縮径可能に構成されており、最縮径状態のときに
増肉成形部材15の先端部に係合し得る様に構成
する(第5図)。そして成形加工終了後は第7図
鎖線或は第10図に示す如く拡径してパイプ1表
面から退位する。図中23は弾性チユーブで、後
述する如くパツキン接続用受口を最終成形する
際、或は成形終了後成形部を冷却硬化する際に使
用するものである。
次に本成形装置を使用して管端部にパツキン接
続用受口を形成する方法を説明す。本装置による
成形工程では、まず第1の段階で管端部の増肉加
工が行なわれる。増内加工工程は第5,6図に示
す手順で行なわれる。即も芯型6の拡縮径部材1
1を縮径させてこれを可動スリーブ13内に退避
させると共に、増肉成形用筒体15を右端まで進
出させて縮径された規制部材16と嵌合せしめ
る。そしてスリーブ12,13、増肉成形用筒体
15及び規制部材16で構成される隙間に、管端
部を加熱軟化したパイプ1を押込む。すると、管
端部は固定スリーブ12及び可動スリーブ13の
外筒に沿つて拡径されるが、前述の如く可動スリ
ーブ13と増肉成形用筒体15の間にはパイプ1
の非拡径部の肉厚t1と同等或はそれよりやや広い
目の隙間が設けられているから、管端拡径部と増
肉成形用筒体15の間には隙間ができる(第5
図)。従つて管端部が軟化状態を維持していると
きにパイプ挿込方向から押圧力を加え、管端部の
管内樹脂分に変形を与えて前記隙間に樹脂分を移
行充填し、第6図の如く管端部を増肉加工する。
本発明では更にこの樹脂分移行充填工程で、第5
図の如く予め端面規制部材14を僅かに退位して
配置しておき、パイプ1を押込む際に端面規制部
材14を同時に図面右方に押して拡径部端面方向
からも圧縮力をかけ、管端部を両方向から挟圧す
る様に構成することにより、管肉樹脂分の増肉が
一段と効率良く行なえる様にしている。この様に
本発明では、管端部を芯型6に被装し或は圧縮増
肉する工程で、拡縮径部材11は可動スリーブ1
3内に退避しており、パイプ先端は可動スリーブ
13表面に沿つてスムーズに挿込まれる。従つて
第4図で説明した様にパイプ先端が隆起部等に突
き当つて挿込抵抗が増大する様なことはまつたく
なく、それに伴なつて軟化根元部に腰くだけ現象
を生じる様な恐れもなくなる。この様にして管端
部の増肉加工が終了すると、次いで該管端部の隆
起部の隆起加工が行なわれる。この隆起加工工程
は、先に装置の説明でも述べた様に、増肉成形用
筒体15を図面左方に退避すると共に規制部材1
6を管端部外方に退避せしめ、次いでロツド18
を押してコーン19と図面右方に移動して拡縮径
部材11を拡径すると共に可動スリーブ13を図
面左方に移動して、拡縮径部材11を芯型6の外
表面に隆起させる。すると芯型6外周で増肉加工
され且つ尚軟化状態を維持している管端部は、第
10図に示す如く隆起成形されてパツキン接続用
受口状に成形されることになる。従つてこの管端
部を冷却硬化した後拡縮径部材11を縮径し、該
装置から管端部を脱型すればよい。ところで前記
隆起成形工程で、隆起部構造が複雑となり或は隆
起部に比較的鋭角の角部があるとき(たとえば第
10図の拡縮径部材11における隆起根元部1
1′)は、該角部に管端部内面が密着せず、第1
0図鎖線に示す如く形成される場合が考えられ
る。従つてこの様な場合は、筒状支持材17の開
口端内面に設けた弾性チユーブ23に空気等の圧
縮流体を圧入し、これを膨張させてパイプ1の外
周に密接し、筒状支持材17の内部に気密室を形
成した後、支持材17の適所に設けた孔24から
スチームや空気等の圧縮流体を圧入して拡径部を
外周から圧縮成形する様にすれば、芯型6の外周
面に管端隆起部を確実に密着させることができ
る。かくして隆起部が複雑で且つ鋭角の角を有す
る場合でも、所定の隆起部に適正加工し得るもの
である。しかるに比較的簡素な隆起形状の場合
は、前述の如き圧縮整形を要することなく隆起成
形し得るので、本発明では該圧縮整形手段の付設
を必須とするものではなく、これを省略すること
も可能である。しかるに前記圧縮整形手段、即ち
弾性チユーブ23等の付設は、この他管端部を冷
却硬化する際にも有利に適用できるので本発明の
好ましい実施態様として推奨される。即ち、成形
加工部を冷却硬化する際に弾性チユーブ23を
水、空気等で膨張せしめ、筒状支持材17内に形
成される気密室に冷霧冷風等の冷却媒体を送入し
て圧縮整形と共に管端拡径部の冷却硬化を促進さ
せることも可能である。
本発明はたとえば前述の如く構成され且つ使用
されるが、その要旨とするところは、前にも述べ
た様に、少なくともパツキン溝形成部分が放射
方向に拡縮径可能に構成された拡縮径部材と、該
拡縮径部材が縮径状態のときにその外周を保護
し、また拡径する際には退避する如き可動スリー
ブを備えた受口成形用芯型と、前記可動スリー
ブの外周に所定の空間を隔てて配置され、可動ス
リーブと同時的に軸方向に移動する増肉成形用筒
体、前記可動スリーブと増肉成形筒体の間で軸
方向に移動可能に構成され、パイプの先端面方向
から圧力を加える端面規制部材、及び前記筒体
の先端部に配置された割型の外周規制部材とから
構成され、管端部を一旦増肉加工した後、この増
肉された管端部を隆起加工することによつて薄肉
化の防止されたパツキン接続用受口部を効率的に
成形し得る様にした点に特徴を有する。従つてか
かる要旨を逸脱することなく、また前記特徴を有
効に発揮し得る限り図例の装置を適宜に設計変更
することは勿論可能である。例えば受口成形用芯
型に内蔵される拡縮径部材としては、軸方向に変
位しつつ拡縮径する構造のものを示したが勿論こ
の様な構造に限定される訳ではなく、従来から知
られた種々の拡縮径機構及びそれらの改善機構を
適宜に選択して採用することができる。特に拡縮
径部材の外面形状は目的とするパツキン接続用受
口の形状に応じて適宜に定めるべきもので、一律
的には定められない。また可動スリーブは管端部
を増肉する工程で芯型外面を包囲し、拡縮径部材
をその内部に収納し得るものであり、また増肉管
端部を隆起成形する工程では拡縮径部材の拡径隆
起を許す如く移動可能に構成されたものである限
りその他の構成は何ら限定されず、またその移動
機構についても何ら制限されない。増肉成形用筒
体及び外周規制部材についても、増肉成形工程で
管端増肉加工部分を密封して管端樹脂分の圧縮増
肉を可能にし、しかも増肉成形後は次の隆起成形
工程を阻害しない様に退避する如く構成されてお
ればよい。殊に外周規制部材は6つ割のものを例
示したが、その割数についても2つ割以上であれ
ばよいのであつて、またその前進若しくは退避駆
動源についてもどの様なものを用いてもよい。更
にこれら必須の構成要件に加えて、本発明装置の
機能を一段と優れたものにする為の諸種の付属部
品(たとえば図示した如き筒状支持材や圧縮整形
用弾性チユーブ等)を付設すること等は本発明を
設計し或は利用する者の自由に委ねられており、
それらの程度の設計変更は何れも本発明の技術的
範囲に含まれるものである。従つて第5,10図
に示した如く拡径隆起成形後加工部外周に圧縮流
体を噴射して加工部を圧縮整形する手段に代え
て、管端加工部外周に割型の外周規整用外型を圧
接する手段を採用することもできる。また第10
図で示した隆起成形工程では管端部が拡径隆起さ
れるにつれて、管開口端面が隆起部方向に引き戻
される傾向があるが、この場合は該開口端面の移
動に応じて端面規制部材14を更に右方に押し込
む様にすることも可能である。
本発明は以上の如く構成されており、熱可塑性
樹脂パイプの管端部をパツキン接続用受口状に加
工するに際し、まず外周面の平滑な可動スリーブ
上に管端部を被装して増肉する1段目加工を実施
した後、拡縮径部材を拡径隆起させて隆起成形す
る2段目加工を実施し得る様にしたから、管端部
を芯型に被装する際の押込抵抗は著しく軽減さ
れ、被装・増肉工程で第4図に示した様な腰くだ
け現象を生じることなく円滑且つ確実な増肉加工
を行なうことが可能となつた。しかも本発明装置
によれば、可動スリーブと増肉成形用筒体との隙
間巾を変更することによつて増肉程度を自由に変
更することができ、受口部に要求される機械強度
に応じた適宜の増肉加工に適用し得るものであ
る。かくして薄肉化の防止されたパツキン接続用
受口を効率的に成形することができ、しかも成形
不良品の発生を大巾に低減し得ることになり、高
い生産効率のもとに機械的諸特性の卓越したパツ
キン接続用受口を成形し得ることになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を説明するもので、第1図は公知
の方法で成形したパツキン接続用受口を例示する
上半部切除側面図、第2〜4図は薄肉化の防止さ
れたパツキン接続用受口成形法を例示する要部縦
断面図である。第5図以下は本発明に係る成形装
置及び該装置を用いた成形工程を例示するもの
で、第5,10図は縦断面図、第6図は要部縦断
面図、第7図は第5図における−線断面図、
第8,9図は拡縮径部材の配置状態を例示するも
ので、第10図における−線及び−線断
面相当図である。 1……パイプ、2……本管部、3……拡径部、
4……隆起部、5……パツキン、6……受口成形
用芯型、7……外型、8……パイプ先端、11…
…拡縮径部材、11a,11b……セグメント、
12……固定スリーブ、13……可動スリーブ、
14……端面規制部材、15……増肉成形用筒
体、16……規制部材、17……円筒状支持材、
18……ロツド、19……コーン、20,21…
…テーパ面、23……弾性チユーブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性樹脂パイプの管端部を、薄肉化の防
    止を図りつつ1段目加工し、次いでパツキン接続
    用受口状に2段目加工する為の装置であつて、該
    装置は、少なくともパツキン溝形成部分が放射
    方向に拡縮径可能に構成された拡縮径部材と、該
    拡縮径部材が縮径状態のときにその外周を保護し
    また拡径する際には退避する如き可動スリーブを
    備えた受口成形用芯型と、前記可動スリーブの
    外周に所定の空間を隔てて配置され、可動スリー
    ブと同時的に軸方向に移動する増肉成形用筒体、
    前記可動スリーブと増肉成形用筒体の間で軸方
    向に移動可能に構成され、パイプの先端面方向か
    ら圧力を加える端面規制部材及び前記筒体の先
    端部に配置された割型の外周規制部材とから構成
    されることを特徴とするパツキン接続用受口成形
    装置。
JP7839676A 1976-06-30 1976-06-30 Device for molding faucet for connecting packings Granted JPS533958A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7839676A JPS533958A (en) 1976-06-30 1976-06-30 Device for molding faucet for connecting packings

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7839676A JPS533958A (en) 1976-06-30 1976-06-30 Device for molding faucet for connecting packings

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS533958A JPS533958A (en) 1978-01-14
JPS6145526B2 true JPS6145526B2 (ja) 1986-10-08

Family

ID=13660849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7839676A Granted JPS533958A (en) 1976-06-30 1976-06-30 Device for molding faucet for connecting packings

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS533958A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555823A (en) * 1978-06-27 1980-01-17 Kubota Ltd Method for molding enlarged socket
JPS5634627U (ja) * 1979-08-23 1981-04-04
JPS61248728A (ja) * 1985-04-26 1986-11-06 Kyowa Kogyo Kk 凸凹付き中空体の成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS533958A (en) 1978-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5707087A (en) Tube fitting
US4195390A (en) Apparatus and method for manipulation and sleeving of tubular members
US10828688B2 (en) Elastomer formed beaded joint
JPS6145526B2 (ja)
US4315630A (en) Sealing ring for spigot and socket pipe joint
JP2005000951A (ja) 液圧バルジ加工方法、液圧バルジ加工装置、並びにバルジ加工品
JP2004036875A (ja) ドライブシャフト製造プロセス
JPS58217314A (ja) プラスチツク管部材にソケツト端部を形成する方法および装置
JPH0583794B2 (ja)
JPS5949175B2 (ja) 合成樹脂管の2次加工法
CA2063248C (en) Pipes with integral sockets
JPS6045052B2 (ja) 拡径受口の成形法
JPS5922646B2 (ja) 管端部の拡径方法
JP3751376B2 (ja) ホースの口金取付け方法および装置
JP2736936B2 (ja) 金属管ベローズの製造方法
JPS605451B2 (ja) 管材の増肉成形法
JPS5950487B2 (ja) 管端部の拡径加工法
JPS6049574B2 (ja) 熱可塑性樹脂管の受口成形法
JPH0356171B2 (ja)
JPS5854010B2 (ja) 熱収縮性分岐管の製造方法
JPH02130127A (ja) 複合管の受口部製造方法
JPS6045054B2 (ja) 拡径受口部の成形方法
JPS6137014B2 (ja)
AU639001B2 (en) Pipes with integral sockets
GB2160144A (en) Shaping pipe ends