JPS6145487Y2 - - Google Patents
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- JPS6145487Y2 JPS6145487Y2 JP9633679U JP9633679U JPS6145487Y2 JP S6145487 Y2 JPS6145487 Y2 JP S6145487Y2 JP 9633679 U JP9633679 U JP 9633679U JP 9633679 U JP9633679 U JP 9633679U JP S6145487 Y2 JPS6145487 Y2 JP S6145487Y2
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、炉内に立設された水蒸気接触改質用
加熱管などの各種の立設管や、暗渠などに配設さ
れたガス用や石油用、上下水用、送電用などの各
種の横設管などの管壁に対する深傷装置に関し、
詳しくは、管どうしを突合わせて溶接連結してあ
る被検査管に対して、着脱自在で且つ取付時に遠
隔操作具により前記被検査管の長手方向に自走及
び停止操作自在な機体を設け、前記被検査管に超
音波を投射する発信探触子と、前記被検査管を透
過してくる超音波を受波する受信探触子とを、前
記被検査管の軸芯方向及び周方向の異なつた位置
に配管して前記機体に取付けてある管用探傷装置
に関する。
加熱管などの各種の立設管や、暗渠などに配設さ
れたガス用や石油用、上下水用、送電用などの各
種の横設管などの管壁に対する深傷装置に関し、
詳しくは、管どうしを突合わせて溶接連結してあ
る被検査管に対して、着脱自在で且つ取付時に遠
隔操作具により前記被検査管の長手方向に自走及
び停止操作自在な機体を設け、前記被検査管に超
音波を投射する発信探触子と、前記被検査管を透
過してくる超音波を受波する受信探触子とを、前
記被検査管の軸芯方向及び周方向の異なつた位置
に配管して前記機体に取付けてある管用探傷装置
に関する。
上記の装置は、超音波の発信並びに受信の探触
子を被検査管の表面に押接させて、遠隔操作でも
つて前記発信探触子から受信探触子に向けて超音
波を投射し、その管壁を通る超音波の減衰変化を
基にして非破壊的に管の探傷を行なう、或は、そ
の探傷によつて管の経年変化を探知してそれに基
いて管の寿命を推定する等に用いられ、そしてそ
の探傷作業を遠隔操作でもつて行なわせるので、
立設管を対象にする場合、高い足場を組付ける事
なく安全にかつ作業性良く探傷作業を行なえ、或
は暗渠内などの横設管を対象にする場合は、その
管まわりのスペースが狭くともそれに何らかかわ
り無く作業性良く探傷作業を行なえる。
子を被検査管の表面に押接させて、遠隔操作でも
つて前記発信探触子から受信探触子に向けて超音
波を投射し、その管壁を通る超音波の減衰変化を
基にして非破壊的に管の探傷を行なう、或は、そ
の探傷によつて管の経年変化を探知してそれに基
いて管の寿命を推定する等に用いられ、そしてそ
の探傷作業を遠隔操作でもつて行なわせるので、
立設管を対象にする場合、高い足場を組付ける事
なく安全にかつ作業性良く探傷作業を行なえ、或
は暗渠内などの横設管を対象にする場合は、その
管まわりのスペースが狭くともそれに何らかかわ
り無く作業性良く探傷作業を行なえる。
この探傷の作業において、特に管どうしの接続
連結部における突合せ溶接連結部に欠陥が現われ
易くて、の溶接連結部における探傷を適確に行な
わせる事が必要であるが、立設管に対しては高い
位置に在る溶接連結部に対して、或は横設管に対
しては暗渠などの狭いスペース内の遠い位置に在
る溶接連結部に対して、その探触子を遠隔操作で
もつて所定の位置にセツトする事が極めて困難
で、遠隔操作形態を十分に生かしきる事ができな
い欠点があつた。
連結部における突合せ溶接連結部に欠陥が現われ
易くて、の溶接連結部における探傷を適確に行な
わせる事が必要であるが、立設管に対しては高い
位置に在る溶接連結部に対して、或は横設管に対
しては暗渠などの狭いスペース内の遠い位置に在
る溶接連結部に対して、その探触子を遠隔操作で
もつて所定の位置にセツトする事が極めて困難
で、遠隔操作形態を十分に生かしきる事ができな
い欠点があつた。
本考案の目的は、遠隔操作によつて管長手方向
に移動させながら、管どうしの突合わせ溶接連結
部に、両探触子による探傷位置を合わせやすくす
る点にある。
に移動させながら、管どうしの突合わせ溶接連結
部に、両探触子による探傷位置を合わせやすくす
る点にある。
本考案の管用探傷装置の特徴構成は、被検査管
の表面凹凸状態を検出するセンサーを、両探触子
間で、前記被検査管の軸芯方向で両探触子間に位
置させて機体に設け、前記センサーの先端に、前
記被検査管の径方向に沿つた回転軸を有する管接
触用ローラーを取付けると共に、前記センサーに
よる検出結果を遠隔操作具の近くで表示する装置
を設けてあることにあり、その作用効果は、次の
通りである。
の表面凹凸状態を検出するセンサーを、両探触子
間で、前記被検査管の軸芯方向で両探触子間に位
置させて機体に設け、前記センサーの先端に、前
記被検査管の径方向に沿つた回転軸を有する管接
触用ローラーを取付けると共に、前記センサーに
よる検出結果を遠隔操作具の近くで表示する装置
を設けてあることにあり、その作用効果は、次の
通りである。
つまり、センサーの先端に取付けたローラー
は、被検査管の長手方向に沿つて転動しながら接
触するために、遠隔操作具で移動しながらその管
長手方向の表面凹凸状態を検出して、管どうしの
突合わせ溶接連結部を、たとえ遠距離にあつても
簡単に表示装置を見ながら知ることができ、その
上、センサーを、被検査管の軸芯方向で両探触子
間に位置させて機体に設けてあるために、センサ
ーを溶接連結部の位置に移動させるだけで、両探
触子による探傷位置を溶接連結部に位置合わせさ
せることが簡単にできる。
は、被検査管の長手方向に沿つて転動しながら接
触するために、遠隔操作具で移動しながらその管
長手方向の表面凹凸状態を検出して、管どうしの
突合わせ溶接連結部を、たとえ遠距離にあつても
簡単に表示装置を見ながら知ることができ、その
上、センサーを、被検査管の軸芯方向で両探触子
間に位置させて機体に設けてあるために、センサ
ーを溶接連結部の位置に移動させるだけで、両探
触子による探傷位置を溶接連結部に位置合わせさ
せることが簡単にできる。
従つて、管どうしの突合わせ溶接部の位置にか
かわらず、簡単な操作で溶接部の精度の良い探傷
が確実に行え、被検査管の溶接連結部の管理が至
つて簡単に行えるようになつた。
かわらず、簡単な操作で溶接部の精度の良い探傷
が確実に行え、被検査管の溶接連結部の管理が至
つて簡単に行えるようになつた。
次に、本考案の実施例を、図面に基づいて詳述
する。
する。
第1図及び第2図に示すように、多数のローラ
ーを設けた一対の円弧部材の一端側どうしをピン
連結すると共に、その他端側に解除自在な弾性係
合連結機構を設けて、2組の保持具1,1を形成
し、この2組の一方側の円弧部材にわたつてロツ
ド2,2を設けると共に、このロツド2,2にわ
たつて、その長手方向に相対位置変更固定自在に
彎曲部材3,3を架設し、この部材3,3夫々の
相対向面に、第2図に示すように、被検査管4に
接当する面を凹曲させた枠体5,5を夫々管4の
周方向に異なつた位置に配置して管4の周方向に
位置変更固定自在に取付け、そして一対の超音波
を投射する発信探触子6とその超音波を受波する
受信探触子7の2組を、中空部8と給水口9を備
えた球状ブロツク10,10に内装すると共に、
そのブロツク10,10を球心まわりで姿勢変更
自在に前記枠体5,5に取付けて探傷装置11を
構成してある。
ーを設けた一対の円弧部材の一端側どうしをピン
連結すると共に、その他端側に解除自在な弾性係
合連結機構を設けて、2組の保持具1,1を形成
し、この2組の一方側の円弧部材にわたつてロツ
ド2,2を設けると共に、このロツド2,2にわ
たつて、その長手方向に相対位置変更固定自在に
彎曲部材3,3を架設し、この部材3,3夫々の
相対向面に、第2図に示すように、被検査管4に
接当する面を凹曲させた枠体5,5を夫々管4の
周方向に異なつた位置に配置して管4の周方向に
位置変更固定自在に取付け、そして一対の超音波
を投射する発信探触子6とその超音波を受波する
受信探触子7の2組を、中空部8と給水口9を備
えた球状ブロツク10,10に内装すると共に、
そのブロツク10,10を球心まわりで姿勢変更
自在に前記枠体5,5に取付けて探傷装置11を
構成してある。
上記構成の探傷装置11に対して、その一方の
彎曲部材3に被検査管4の管どうしの突合せ溶接
連結部Dを検出する装置30を着脱自在に取付け
てある。
彎曲部材3に被検査管4の管どうしの突合せ溶接
連結部Dを検出する装置30を着脱自在に取付け
てある。
溶接連結部検出装置30を構成するに、第6図
に示すように、緊締具31を備えた断面コの字状
の基台32を前記湾曲部材3に対して着脱自在に
設け、内筒体33とそれに対して摺動自在な2個
の外筒体34,34、及び、筒体軸芯方向に沿う
長孔と緊締具35,35から成る軸芯方向にのみ
伸縮固定自在な伸縮筒体36を、の一方の外筒体
34をして前記基台32に溶着すると共に、他方
の外筒体34に伸縮軸芯に対して傾斜角を持たせ
て基板37を取付け、そして前記湾曲部材3に対
する基台31の取付け状態において前記被検査管
4の管軸中心に向う長孔38を前記基板37に穿
設して、この長孔38に対する貫通部材39を備
えた断面コの字状の保持部材40を、前記基板3
7に対して長孔38に沿う方向に摺動自在に外嵌
し、かつこの保持部材40の貫通部材39と基板
37にわたつて位置調節用の蝶ボルト41を螺設
し、もつて前記保持部材40を、被検査管4に対
してその径方向並びに長手方向に位置変更固定自
在に構成する。
に示すように、緊締具31を備えた断面コの字状
の基台32を前記湾曲部材3に対して着脱自在に
設け、内筒体33とそれに対して摺動自在な2個
の外筒体34,34、及び、筒体軸芯方向に沿う
長孔と緊締具35,35から成る軸芯方向にのみ
伸縮固定自在な伸縮筒体36を、の一方の外筒体
34をして前記基台32に溶着すると共に、他方
の外筒体34に伸縮軸芯に対して傾斜角を持たせ
て基板37を取付け、そして前記湾曲部材3に対
する基台31の取付け状態において前記被検査管
4の管軸中心に向う長孔38を前記基板37に穿
設して、この長孔38に対する貫通部材39を備
えた断面コの字状の保持部材40を、前記基板3
7に対して長孔38に沿う方向に摺動自在に外嵌
し、かつこの保持部材40の貫通部材39と基板
37にわたつて位置調節用の蝶ボルト41を螺設
し、もつて前記保持部材40を、被検査管4に対
してその径方向並びに長手方向に位置変更固定自
在に構成する。
そして、コア42の移動量を基にして偏位信号
を発信する差動トランス43を前記保持部材40
に取付けると共に、前記被検査管4の径方向に沿
つた回転軸を有して且つ前記被検査管4に接触し
て管4に対する長手方向への相対移動によつて管
長手方向に転動するローラー44を前記コア42
の先端に取付けて、前記被検査管4の長手方向に
おける溶接連結部Dによる管表面の凹凸状態を検
出する接触型のセンサー45を構成し、このセン
サー45を、両探触子6,7間で、被検査管4の
軸芯方向におけるほぼ中間部に位置するように配
設し、このセンサー45からの凹凸偏位の信号を
アンプ46を介して記録表示装置47に入力さ
せ、もつて溶接連結部Dの存在検出の結果を記録
表示させるようにしてある。
を発信する差動トランス43を前記保持部材40
に取付けると共に、前記被検査管4の径方向に沿
つた回転軸を有して且つ前記被検査管4に接触し
て管4に対する長手方向への相対移動によつて管
長手方向に転動するローラー44を前記コア42
の先端に取付けて、前記被検査管4の長手方向に
おける溶接連結部Dによる管表面の凹凸状態を検
出する接触型のセンサー45を構成し、このセン
サー45を、両探触子6,7間で、被検査管4の
軸芯方向におけるほぼ中間部に位置するように配
設し、このセンサー45からの凹凸偏位の信号を
アンプ46を介して記録表示装置47に入力さ
せ、もつて溶接連結部Dの存在検出の結果を記録
表示させるようにしてある。
第1図及び第3図に示すように、横軸まわりで
モーター駆動されるローラー12,12と、それ
に巻回の無端ベルト13からなる走行装置14を
箱状フレーム15に取付け、前記走行用ベルト1
3との協働によつて被検査管4を弾性挾持するロ
ーラー16……を前記箱状フレーム15に架設し
て自走機体17を構成してある。
モーター駆動されるローラー12,12と、それ
に巻回の無端ベルト13からなる走行装置14を
箱状フレーム15に取付け、前記走行用ベルト1
3との協働によつて被検査管4を弾性挾持するロ
ーラー16……を前記箱状フレーム15に架設し
て自走機体17を構成してある。
前記管挾持用のローラー16……を構成する
に、前記フレーム15の両側でかつ上下に間隔を
へだてて水平方向に筒体18……を取付け、屈曲
先端部にロール19を設けた軸20を摺動並びに
回転自在に前記筒体18に内嵌すると共に、前記
ロール19を箱状フレーム15側に引き寄せ付勢
するスプリング21を軸20と筒体18の間に設
け、そして上下の筒体18,18間に断面I型の
係止片22,22を設けると共に、前記スプリン
グ21の付勢力に抗する係合の解除が自在なレバ
ー23を屈曲軸20の夫々に連設し、もつてロー
ル19を筒体18の軸芯よりも外方に位置させた
状態において自走機体17を被検査管4に係脱で
き、かつ管4への係合状態においてロール19…
…を反転させる事により、そのロール19……と
ベルト13によつて自走機体17を管4に弾性挾
持させる事ができ、そしてその状態で前記走行装
置14に対する遠隔操作具48によつて、前記機
体17を自走並びに停止操作できるようにしてあ
る。
に、前記フレーム15の両側でかつ上下に間隔を
へだてて水平方向に筒体18……を取付け、屈曲
先端部にロール19を設けた軸20を摺動並びに
回転自在に前記筒体18に内嵌すると共に、前記
ロール19を箱状フレーム15側に引き寄せ付勢
するスプリング21を軸20と筒体18の間に設
け、そして上下の筒体18,18間に断面I型の
係止片22,22を設けると共に、前記スプリン
グ21の付勢力に抗する係合の解除が自在なレバ
ー23を屈曲軸20の夫々に連設し、もつてロー
ル19を筒体18の軸芯よりも外方に位置させた
状態において自走機体17を被検査管4に係脱で
き、かつ管4への係合状態においてロール19…
…を反転させる事により、そのロール19……と
ベルト13によつて自走機体17を管4に弾性挾
持させる事ができ、そしてその状態で前記走行装
置14に対する遠隔操作具48によつて、前記機
体17を自走並びに停止操作できるようにしてあ
る。
この自走機体17に対する遠隔操作具48に前
記溶接連結部検出装置30の表示装置47を設け
てあり、センサー45による凹凸状態の検出結果
を遠隔探知できるようにしてある。換言すれば、
溶接連結部Dに対する探傷装置11の位置合わせ
を遠隔操作でもつて行なえるようにしてある。
記溶接連結部検出装置30の表示装置47を設け
てあり、センサー45による凹凸状態の検出結果
を遠隔探知できるようにしてある。換言すれば、
溶接連結部Dに対する探傷装置11の位置合わせ
を遠隔操作でもつて行なえるようにしてある。
前記自走機体17に、それを取付ける被検査管
4に相隣る立設管4Aをガイドとして、それに横
軸まわりで係脱する係合部材24を設けてあり、
機体17が被検査管4を走行するに際して、その
管4の表面凹凸や溶接部などの影響によつて機体
17が周方向に回転する事を抑制するようにして
ある。
4に相隣る立設管4Aをガイドとして、それに横
軸まわりで係脱する係合部材24を設けてあり、
機体17が被検査管4を走行するに際して、その
管4の表面凹凸や溶接部などの影響によつて機体
17が周方向に回転する事を抑制するようにして
ある。
自走機体17の下部に探傷装置連結具25を設
けてある。
けてある。
この連結具25は、第3図に示すように、自走
機体側の保持具1に付設の連結ピン26……に係
合するフツク27,27と、スプリング28によ
つて付勢されたフツク27の外れ防止具29,2
9を備えている。
機体側の保持具1に付設の連結ピン26……に係
合するフツク27,27と、スプリング28によ
つて付勢されたフツク27の外れ防止具29,2
9を備えている。
例えば、オーステナイト系耐熱鋳鋼性などの遠
心鋳造管を溶接し、かつそれの多数を炉内に立設
した水蒸気接触改質用加熱管を対象にして、その
管4の探傷検査を行なうに、先ず探傷装置11を
自走機体17に吊下げ保持させてそれを被検査立
設管4に外嵌装着すると共に、係合部材24を隣
接立設管4Aに係合し、かつ探傷装置11を被検
査対象箇所に位置合せする。
心鋳造管を溶接し、かつそれの多数を炉内に立設
した水蒸気接触改質用加熱管を対象にして、その
管4の探傷検査を行なうに、先ず探傷装置11を
自走機体17に吊下げ保持させてそれを被検査立
設管4に外嵌装着すると共に、係合部材24を隣
接立設管4Aに係合し、かつ探傷装置11を被検
査対象箇所に位置合せする。
そして、上下一対の発信並びに受信の探触子
6,7の相対位置を、被検査管4の周方向及び長
手方向で互いに異ならせる状態で、かつ管4の外
周に沿う同径の平行する円周P,P上に所定の角
度並びに間隔をへだてて位置設定して、前記給水
口9,9を通して中空部8,8に絶えず給水を施
して各探触子6,7と被検査管4の表面の間に水
を充填させると共に、その管壁を伝つて流下する
水を被検査管4の最下部に付設した容器49に回
収しながら、前記発信探触子6から受信探触子7
に向けて超音波Aを投射する。
6,7の相対位置を、被検査管4の周方向及び長
手方向で互いに異ならせる状態で、かつ管4の外
周に沿う同径の平行する円周P,P上に所定の角
度並びに間隔をへだてて位置設定して、前記給水
口9,9を通して中空部8,8に絶えず給水を施
して各探触子6,7と被検査管4の表面の間に水
を充填させると共に、その管壁を伝つて流下する
水を被検査管4の最下部に付設した容器49に回
収しながら、前記発信探触子6から受信探触子7
に向けて超音波Aを投射する。
すると、第5図に示すように、入射角θ1をも
つて投射された超音波Aは、入射点Bにおいて角
θでもつて屈折し、管4の肉厚内を接線方向に透
過すると共に、入射点Cにおいて角θでもつて屈
折して受信探触子7に受波され、仮に点B,Cに
わたる経路に符号fで示す欠陥が存在すると、受
信探触子7は減衰された透過超音波を検出し、そ
れによつて対象箇所における欠陥fの存在を探知
するのである。
つて投射された超音波Aは、入射点Bにおいて角
θでもつて屈折し、管4の肉厚内を接線方向に透
過すると共に、入射点Cにおいて角θでもつて屈
折して受信探触子7に受波され、仮に点B,Cに
わたる経路に符号fで示す欠陥が存在すると、受
信探触子7は減衰された透過超音波を検出し、そ
れによつて対象箇所における欠陥fの存在を探知
するのである。
以上の探傷検査を、探傷装置11を管4の長手
方向に昇降させながら順次行ない、かつ探傷装置
11を管4の周方向に位置変更させる事によつ
て、管4の全長にわたる管まわりの多点探傷検査
を行なう事ができる。
方向に昇降させながら順次行ない、かつ探傷装置
11を管4の周方向に位置変更させる事によつ
て、管4の全長にわたる管まわりの多点探傷検査
を行なう事ができる。
そして、超音波Aを斜めに走査させるので、管
どうしの突合せ溶接連結部Dにおける探傷を精度
良く行なわせる事ができる。
どうしの突合せ溶接連結部Dにおける探傷を精度
良く行なわせる事ができる。
即ち、超音波Aを単に管4の周方向に走査させ
る場合は、溶接ビードの外面凹凸が超音波減衰に
大きく影響し、それが欠陥であるか否かの判断が
極めて困難あるいは不能になるが、超音波Aを母
材から溶接連結部を通して母材に走査させる事に
よつて、溶接ビードの外面凹凸による悪影響を大
巾に抑制でき、それが溶接連結部Dであつても精
度良く探傷検査する事ができる。
る場合は、溶接ビードの外面凹凸が超音波減衰に
大きく影響し、それが欠陥であるか否かの判断が
極めて困難あるいは不能になるが、超音波Aを母
材から溶接連結部を通して母材に走査させる事に
よつて、溶接ビードの外面凹凸による悪影響を大
巾に抑制でき、それが溶接連結部Dであつても精
度良く探傷検査する事ができる。
また、両探触子6,7の相対位置を変更可能に
構成してあるので、対象とする被検査管4の外径
変化あるいは肉厚変化に対処する事ができる。
構成してあるので、対象とする被検査管4の外径
変化あるいは肉厚変化に対処する事ができる。
この探傷作業において、機体17の自走による
両探触子6,7の次回の探傷対象箇所に管どうし
の突合せ溶接連結部Dが存在すると、それの存在
をセンサー45が検出し、かつその検出結果が遠
隔操作具48に付設の表示装置47に記録表示さ
れるもので、探傷作業に際して、特に欠陥の現わ
れ易い溶接連結部Dの存在箇所を適確に、かつ遠
隔位置で把握でき、その箇所に対する両探触子
6,7の所定位置へのセツテイングを遠隔操作で
もつて容易確実に行なわせられる。
両探触子6,7の次回の探傷対象箇所に管どうし
の突合せ溶接連結部Dが存在すると、それの存在
をセンサー45が検出し、かつその検出結果が遠
隔操作具48に付設の表示装置47に記録表示さ
れるもので、探傷作業に際して、特に欠陥の現わ
れ易い溶接連結部Dの存在箇所を適確に、かつ遠
隔位置で把握でき、その箇所に対する両探触子
6,7の所定位置へのセツテイングを遠隔操作で
もつて容易確実に行なわせられる。
この検出装置30による溶接連結部Dの存否検
出にあつて、前記両探触子6,7による探傷に先
行して存否検出を行なわせるも良く、或は探傷と
同時にその箇所における溶接連結部Dの存否検出
を行なわせるも良い。
出にあつて、前記両探触子6,7による探傷に先
行して存否検出を行なわせるも良く、或は探傷と
同時にその箇所における溶接連結部Dの存否検出
を行なわせるも良い。
また、暗渠などに配設の横設管を被検査管の対
象とする事もできる。
象とする事もできる。
更に、前記センサー45による検出結果をブザ
ーやランプで表示させるようにする等、溶接連結
部Aの表示装置47を各種変形する事ができると
共に、その表示装置47を遠隔操作具48の近く
に別体配置する事もできる。
ーやランプで表示させるようにする等、溶接連結
部Aの表示装置47を各種変形する事ができると
共に、その表示装置47を遠隔操作具48の近く
に別体配置する事もできる。
図面は本考案に係る管用探傷装置の実施例を示
し、第1図は全体斜視図、第2図は要部の断面
図、第3図は連結具の詳細図、第4図は自走機体
の断面図、第5図は探傷説明図、第6図は溶接連
結部検出装置の要部破断側面図である。 4……被検査管、6……発信探触子、7……受
信探触子、17……自走機体、45……センサ
ー、47……表示装置、48……遠隔操作具。
し、第1図は全体斜視図、第2図は要部の断面
図、第3図は連結具の詳細図、第4図は自走機体
の断面図、第5図は探傷説明図、第6図は溶接連
結部検出装置の要部破断側面図である。 4……被検査管、6……発信探触子、7……受
信探触子、17……自走機体、45……センサ
ー、47……表示装置、48……遠隔操作具。
Claims (1)
- 管どうしを突合わせて溶接連結してある被検査
管4に対して、着脱自在で且つ取付時に遠隔操作
具48により前記被検査管4の長手方向に自走及
び停止操作自在な機体17を設け、前記被検査管
4に超音波を投射する発信探触子6と、前記被検
査管4を透過してくる超音波を受波する受信探触
子7とを、前記被検査管4の軸芯方向及び周方向
の異なつた位置に配置して前記機体17に取付け
てある管用探傷装置であつて、前記被検査管4の
表面凹凸状態を検出するセンサー45を、前記被
検査管4の軸芯方向で前記両探触子6,7間に位
置させて前記機体17に設け、前記センサー45
の先端に、前記被検査管4の径方向に沿つた回転
軸を有する管接触用ローラー44を取付けると共
に、前記センサー45による検出結果を前記遠隔
操作具48の近くで表示する装置47を設けてあ
る管用探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9633679U JPS6145487Y2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9633679U JPS6145487Y2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5613750U JPS5613750U (ja) | 1981-02-05 |
JPS6145487Y2 true JPS6145487Y2 (ja) | 1986-12-20 |
Family
ID=29329166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9633679U Expired JPS6145487Y2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6145487Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2667234B2 (ja) * | 1988-12-01 | 1997-10-27 | 株式会社クボタ | 管検査装置 |
JP2667235B2 (ja) * | 1988-12-01 | 1997-10-27 | 株式会社クボタ | 管検査装置 |
JP4500413B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2010-07-14 | 出光エンジニアリング株式会社 | 表面波による減肉等の検査方法及び検査装置 |
-
1979
- 1979-07-12 JP JP9633679U patent/JPS6145487Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5613750U (ja) | 1981-02-05 |
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