JPS6145473B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6145473B2
JPS6145473B2 JP2581880A JP2581880A JPS6145473B2 JP S6145473 B2 JPS6145473 B2 JP S6145473B2 JP 2581880 A JP2581880 A JP 2581880A JP 2581880 A JP2581880 A JP 2581880A JP S6145473 B2 JPS6145473 B2 JP S6145473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
front door
rescue bag
dead weight
suspension fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2581880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56121563A (en
Inventor
Katsuo Orii
Isamu Yano
Takashi Sema
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2581880A priority Critical patent/JPS56121563A/ja
Publication of JPS56121563A publication Critical patent/JPS56121563A/ja
Publication of JPS6145473B2 publication Critical patent/JPS6145473B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、消防法施行規則などに規定された
避難装置の改良に関するものである。
従来、前記のような避難装置は、救助袋を使用
するに当たり、キヤスタ付きの格納箱を手前に人
力によつて移動させるか、あるいは格納箱の蓋を
手前に開き、懸垂金具または救助袋を手で持上げ
て手前から窓外の方向に向かい半円形の運動をさ
せて窓から建物外に投下していた。
しかし、前述のような従来の避難装置では、こ
この装置の設置の設置部分に避難者が殺到した場
合には、格納箱を移動させあるいはその蓋をあ
け、懸垂金具または救助袋を手で持ち上げ窓外に
投下するなどの作業ができなかつたりし、また、
病人や老人などの体力のない者では前述の作業が
できなかつたりし、このために折角備え付けてあ
る避難装置を利用できず、火災発生時の火や煙に
よつて死傷者さえ出るという欠点があつた。
この欠点を解消するために、特開昭51−49598
号公報に示すように、枠体に前方への回動可能に
前扉の一端部を装着し、この前扉の他端部に救助
袋の縁金具を枢着し、この縁金具に設けたスライ
ドピンをレールに係合させ、緊急時に手動操作
で、前扉を前方へ押し開き、また縁金具を押し下
げることにより、救助袋を落下、展張させるもの
がある。
しかし、この避難装置では、スライドピンをレ
ールで案内しているために、前扉の押し開き、ま
たは縁金具の押し下げ操作にかなりの力を要し、
緊急時に避難者が避難装置の設置部分に殺到した
場合に、人力に頼ることになり操作がしにくいと
いう問題点があつた。
この発明は、前述した問題点を解決し、緊急時
に救助袋の重力に加えてデツトウエイトの重力を
用い、救助袋と連結した懸垂金具を回転させて救
助袋の投下展張を行うことにより、投下展張が人
力に頼らず、容易にでき機構も簡単な避難装置を
提供することを目的としている。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
この発明の一実施例を示す第1図、第2図にお
いて、1は建物2にアンカーボルト6などによつ
て固定された格納箱、3は格納箱1に溶接などに
より固定されている軸受板7に回転軸8で取付け
られ、この回転軸8を中心として回転し、救助袋
4を使用時に懸垂保持する懸垂金具である。前記
救助袋4は、渦巻状に巻かれて前記格納箱1に収
納されており、折畳まれて格納箱1に収納されて
いる懸垂金具3にロープなどで連結されている。
5は格納箱1の前面下端部に固定されたヒンジ9
に下端部が連結され、このヒンジ9を中心として
前方すなわち建物2の外側10に回転して開く、
開閉可能な前扉であり、この前扉5は、前扉5の
自重の重心点より外側10に位置するように傾い
て閉じるようになつている。11は前扉5が外側
に回転した時に前扉5の下側部13に若干の下向
きの傾きを与えて吊持するステイ、12は前扉5
を開閉するための遠隔操作可能な電気錠である。
また、14は懸垂金具3の一部に設けた滑車1
5に一端が連結されたワイヤロープ14、16は
ワイヤロープ14の他端に連結されたデツトウエ
イトで、このウエイト16は回転軸8の後方に位
置して、格納箱1内上部に設置された滑車17,
17にワイヤロープ14が支持されていることに
より、懸垂金具3の回転力を調整するようになつ
ている。
前述した各部から構成された避難装置は、救助
袋4を使用していない収納時には、第1図に示す
ように、救助袋4が渦巻状に巻かれて、約45゜の
傾斜姿勢で持ち上げられて折畳まれている懸垂金
具3上に載せられ、懸垂金具3と電気錠12とに
よつて前方に開かないように固定されている前扉
5の後面に支持されて格納箱1内に収納されてい
る。また、格納箱1内に設置されている前記デツ
トウエイト16が懸垂金具3を回転させようとす
る力を与えている。
火災などの緊急時に、電気錠12を解放操作す
ると、前扉5は回転して建物の外側10に倒れ、
ステイ11で保形される。前扉5が倒れて開く
と、渦巻状に巻かれた救助袋4は、折畳まれて約
45゜の傾斜姿勢の懸垂金具3および前扉5の下側
部13上を、救助袋4および前記デツトウエイト
16の自重によつて転がり落ち、渦巻を解きなが
ら建物の外側10に送出され、地上に落下して行
く。救助袋4の基端部が連結されかつ折畳まれて
いる懸垂金具3は、救助袋4の自重によつて格納
箱1内から建物の外側に向つて回転されかつ折畳
まれていた部分が展張されて保形し、第2図に示
すように救助袋4を懸垂して、これを使用可能な
状態に保持する。
この場合に、救助袋4の一端部を連結しかつ折
畳まれている懸垂金具3は、収納時には倒れ込む
方向に回転力が働いており、救助袋4の落下によ
るその重量によつて格納箱1内から建物の外側1
0へ向うつまり起き上がる方向の回転が懸垂金具
3に与えられるが、この懸垂金具3が起き上がる
際の救助袋4の自重のみによる回転力では、モー
メントの腕長が短いので建物2の高さが低く救助
袋4の長さが短い場合などには懸垂金具3を起し
きれないことがある。そこで、この実施例では、
デツトウエイト16を付加することにより、懸垂
金具3に不足している回転力を与えて、これを起
き上がらせるものである。前記デツトウエイト1
6と救助袋4の自重とで回転しはじめた懸垂金具
3の重心位置が回転軸8の鉛直線上に達すると、
それ以降は懸垂金具3の回転力が格納箱1内より
建物の外側10に向う回転となり、救助袋4の自
重による回転力の方向と同方向に力が働き、この
両方の回転力は回転力のモーメントの腕長を増し
て行き、その値を徐々に大きくし、懸垂金具3の
折畳まれた部分を展張させて保形させる。この場
合に、必要以上に大きな回転力は、展張時に衝撃
力となつて懸垂金具3、回転軸8、軸受板7およ
び格納箱1に力を伝播させ、構造体として剛性の
大きなものが必要となる。しかし、デツトウエイ
ト16は懸垂金具3が回転軸8の鉛直線を越えた
位置以降になると、懸垂金具3を格納箱1内より
建物外側10へ回転させないようにする力とな
り、救助袋4と懸垂金具3との回転力の一部を吸
収するダンバーとしての機能をもつようになる。
従つて、構造体の剛性を比較的小さくすることが
でき、構造体を経済的にすることができる。
なお、前記電気錠12は避難装置を設置した場
所以外でも、押釦スイツチなどにより動作できる
ようにし遠隔操作が可能なものとする。
また、前述の実施例では前扉5の下端部にヒン
ジ9を設けたが、この発明は前扉を観音開き方式
として左右両側の前方に開くようにしても同様の
効果が得られる。
以上説明したように、この発明の避難装置によ
れば、 (i) 人力に頼らずに救助袋4の投下展張ができ
る、 (ii) ワンタツチ方式で投下展張ができる、 (iii) 押釦操作などによる遠隔操作が可能となる、 (iv) 救助袋の投下のためにモーター、油圧ポンプ
などの動力源の必要がないので、構造が簡単、
で、経済的であり、さらに安全性が高い、 (v) とくに懸垂金具の回転軸から離れた位置に一
端が取付けられたワイヤロープの他端にデツト
ウエイトを付加したので、格納箱の前扉の開放
による救助袋の落下時にその自重にデツトウエ
イトの自重を加えて懸垂金具に回転力を与える
ことができ、懸垂金具の起き上がり時にこれを
効果的な回転力を与えて、懸垂金具の展張を容
易に行うことができ、確実な動作を期待できる
と共に、展張終了時に衝撃力を吸収させること
ができる という効果がある。
また、前扉開閉用の電気錠を具備させたこの発
明では、電気錠を押釦などによる遠隔操作によつ
て開放し、前扉を開き、前述のようにして救助袋
を展張できるので、緊急時に格納箱設置部分に避
難者が殺到した場合でも、救助袋を安全に展張で
きると共に、通常時には前扉が不本意に開くよう
なことがなく、安全性が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す収納時の側
面図、第2図は同使用時の側面図である。 1……格納箱、3……懸垂金具、4……救助
袋、5……前扉、8……回転軸、9……ヒンジ、
12……電気錠、13……前扉の下側部、14…
…ワイヤロープ、15……滑車、16……デツト
ウエイト、17……滑車。なお、図中同一符号は
同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 格納箱1と、この格納箱に前方向への解放可
    能に装着した前扉5と、前記格納箱に前扉の解放
    により外側への落下可能に格納されかつ渦巻状に
    巻かれた救助袋4と、この救助袋の一部を連結し
    て救助袋を落下可能に傾斜面に載せて折畳まれさ
    らに軸回りの回転可能に格納箱に格納された懸垂
    金具3と、この懸垂金具の回転軸8から離れた位
    置の一部に一端が取付けられ、格納箱1内上部で
    且つ上記回転軸8の後方に取付けた滑車17に支
    持されたワイヤロープ14の他端に連結したデツ
    トウエイト16を備え、格納箱の前扉の解放によ
    る救助袋の落下時にその自重に上記デツトウエイ
    トの自重を加えて救助袋と連結した懸垂金具3の
    回転力を調整するようにしたことを特徴とする避
    難装置。 2 下端部をヒンジにして前方向へ解放される前
    扉を有する特許請求の範囲第1項に記載した避難
    装置。 3 観音開き方式の前扉を有する特許請求の範囲
    第1項記載の避難装置。
JP2581880A 1980-02-29 1980-02-29 Fire escape Granted JPS56121563A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2581880A JPS56121563A (en) 1980-02-29 1980-02-29 Fire escape

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2581880A JPS56121563A (en) 1980-02-29 1980-02-29 Fire escape

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56121563A JPS56121563A (en) 1981-09-24
JPS6145473B2 true JPS6145473B2 (ja) 1986-10-08

Family

ID=12176439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2581880A Granted JPS56121563A (en) 1980-02-29 1980-02-29 Fire escape

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56121563A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566186B2 (ja) * 1986-10-14 1993-09-21 Tadashi Shigeno

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995066A (ja) * 1982-11-22 1984-05-31 三菱電機株式会社 避難装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566186B2 (ja) * 1986-10-14 1993-09-21 Tadashi Shigeno

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56121563A (en) 1981-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005275639B2 (en) Life saving implement
US4039096A (en) Wheelchair storage apparatus
CN106246085B (zh) 一种多功能防护窗
KR102189888B1 (ko) 포대 할강 방식의 대피장치
US4341286A (en) Fire escape improvement
JPS6145473B2 (ja)
JP3654203B2 (ja) 昇降式アッパーキャビネット
GB2310888A (en) Canopy window:remote operation
JPS59144463A (ja) 建物用避難装置
JPS6046985B2 (ja) 避難装置
JP4032010B2 (ja) 避難用スロープ
JP2587480Y2 (ja) 避難ハッチ用墜落防止装置
JP3474887B2 (ja) トラック荷台のウイング開閉装置
KR102483319B1 (ko) 피난 사다리 장치
JP4152093B2 (ja) エレベータ前両開き防火子扉付両引き防火戸
JPH07385U (ja) ビル非常避難装置
KR820000149B1 (ko) 구조대(救助袋)의 자동투하장치
EP0059699A2 (en) Rescue device
JPS6021097Y2 (ja) 緊急避難用脱出扉装置
US441082A (en) Markus waldnek
AU712453B2 (en) A door operator
JP2573481B2 (ja) 側部全開式貨物自動車
JPH061158Y2 (ja) 自動緩降巻上げ装置
JP2004027687A (ja) 防火シャッター装置
JPH0725965Y2 (ja) 避難口用蓋