JPS6145324Y2 - - Google Patents

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JPS6145324Y2
JPS6145324Y2 JP15674380U JP15674380U JPS6145324Y2 JP S6145324 Y2 JPS6145324 Y2 JP S6145324Y2 JP 15674380 U JP15674380 U JP 15674380U JP 15674380 U JP15674380 U JP 15674380U JP S6145324 Y2 JPS6145324 Y2 JP S6145324Y2
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fuel
valve
negative pressure
chamber
diaphragm
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JP15674380U
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JPS5778763U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オートコツクの圧力作用室と負圧発
生個所とを接続する負圧通路上に設けられたバイ
パス通路の改良構造に関するものである。
従来のオートコツクは、第1図で示されるよう
内部に窪み17,18をそれぞれ備えたコツク本
体1とダイヤフラムカバー2から成り、前記本体
1とダイヤフラムカバー2とによつてはさまれた
ダイヤフラム3を境にして燃料室4と圧力作用室
5とに区分されている。ダイヤフラム3には燃料
室4への燃料通路6の開口を開閉する燃料弁7が
装着されており、前記燃料弁7は圧力作用室5内
に設置されたバネ8の作用力により弁座6aに圧
接され前記燃料通路6を常時閉塞している。また
前記圧力作用室5は負圧通路9により機関運転時
の負圧発生個所(図示せず)に接続されている。
機関運転時に発生する負圧が前記負圧通路9を介
して圧力作用室5に作用するとバネ8の作用力に
抗してダイヤフラム3を吸引する。これによつて
ダイヤフラム3に装着されている燃料弁7は弁座
6aより離脱して燃料通路6を開口し、機関運転
中は前記開口状態を保ち、燃料タンクT内の燃料
は前記燃料通路6、燃料室4を介して燃料通路
6′より必要個所へ供給される。機関の停止と同
時に前記負圧は消滅して、バネ8の作用力で前記
ダイヤフラム3は旧位に復帰する。これと共に弁
燃料7は弁座6aに着座しし燃料通路6を閉塞す
るようになつている。この種オートコツクに用い
られる機関運転時の発生負圧は、脈動を伴なつて
おり、脈動作用を解消するため、負圧通路9上に
は逆止弁10が設置されている。この場合、運転
時の機関を停止した際、逆止弁10が負圧通路9
を閉塞し機関停止後もオートコツクの圧力作用室
5は圧力低下したままの状態を保ち、燃料弁7は
燃料通路6を開口したままとなるような不具合を
呈する。
このような不具合を解消させるため、第1図で
示されるよう負圧通路9と圧力作用室5とを、逆
止弁10,10aを介さないで直接、連通させた
バイパス通路11を形成し、あるいは第2図で示
されるよう逆止弁10,10bにバイパス通路1
1を形成することによつて、機関停止時に前記バ
イパス通路11より圧力作用室5に大気圧が作用
し圧力作用室5内の圧力低下を円滑に解消し、
且、応答性の良いオートコツクを提供している現
状である。
又、このようなオートコツクにおいて、前記発
生負圧によつてダイヤフラム3を吸引し、燃料弁
7を作動し燃料通路6を開口するためには、機関
運転時以外に常時燃料通路6を閉塞すべく設けら
れているバネ8の作用力に打ち勝たなければなら
ない。この場合、第1図の示すようにアンブレラ
式の逆止弁10aを使用すると圧力作用室5内で
の発生負圧は第7図の曲線口に示すように大きな
ものとなり、バネ8の作用力に抗してダイヤフラ
ム3を容易に吸引することができる。しかし、こ
の反面アンブレラ式の逆止弁10aは高価額であ
ることが短所となつている。ここにおいて、第2
図で示されるよう前記アンブレラ式逆止弁10a
に比べ価額の安い板状の逆止弁10b(バイパス
通路11を形成したもの)を使用すると前記圧力
作用室5での発生負圧は第7図の曲線ハで示され
るように小さくなるから、燃料弁7を閉塞方向に
作用するバネ8を作用力の小さなものに変更する
必要がある。ところが作用力の小さなバネ8の使
用では機関の停止時に際して燃料室4の燃料圧の
影響で、燃料弁7が弁座6aに確実に密着するの
を困難とし機関停止後も燃料が流動する恐れがあ
り、これを防止するため第2図に示されるよう大
小2個のダイヤフラム3a,3bを使用する自動
燃料コツク(負圧の作用するダイヤフラム3aに
併せて、小径のダイヤフラム3bを弁7の近くに
設置し、燃料圧の影響を可及的に小さなものとし
て使用する自動燃料コツク)が見受けられるが、
この場合、自動燃料コツク全体のコストが高くな
り非常に不経済である。
本考案は上記従来の板状の逆止弁を使用するオ
ートコツクの欠点に鑑みなされたもので、本考案
の特徴とするところは、エンジンの吸入負圧によ
りダイヤフラム3を引き、該ダイヤフラム3に取
り付けた燃料弁7を開いて燃料タンクTと気化器
のフロート室とを結ぶ燃料通路6を連通するよう
にしたオートコツクにおいて、ダイヤフラム3背
部の圧力作用室5に接続する負圧通路9上に、一
側を圧力作用室5に開放する弁室19を設け、該
弁室19内に板状の逆止弁10cを移動自在に収
容すると共に前記弁室19の開放部に一端に弁座
12を形成する中空の部材Aを嵌合し、更に該部
材Aの外周面には部材Aの軸方向の距離より長い
バイパス通路11aを設けたことにある。
以下上記バイパス通路11aの実施例を図に基
づいて説明すれば、第4図、第5図、第6図で示
されるように、部材Aの外周面13に環状溝14
aを形成し、更に、前記部材Aの両端から軸方向
に伸びる溝14b,14cを形成して前記環状溝
14aに接続させて部材Aの軸方向の距離Lより
長い溝14を形成させた後、負圧通路9内に部材
Aを圧入して、負圧通路9の内壁面9aと前記溝
14とでバイパス通路11aを形成したもので、
上記一実施例では、バイパス通路11aが可及的
に長くなるように環状溝14aと直線上の溝14
b、14cが組合され接続しており、前記溝14
bと14cとは互に逆方向から部材Aの円周上に
おいて反対側の位置で環状溝14aと接続するよ
うに構成されている。又、前記バイパス通路11
aの形状は種々の変形が可能である。なお、15
はテーパー弁、16はテーパー弁15を操作する
ための手動レバーである。
次に本考案の作用効果を従来の場合と比較して
説明すれば、圧力作用室5に接続する負圧通路9
に板状の逆止弁10bを使用した従来のオートコ
ツクにおいて、前記圧力作用室5に発生する負圧
は第7図の曲線ハで示されるように低い値を示す
が、前記本考案によれば板状の逆止弁10cの弁
座12を構成する部材Aに、この部材Aの軸方向
の長さLよりも長いバイパス通路11aが形成さ
れることによつて、バイパス通路径を小さくした
と同様、オートコツクの圧力作用室5に作用する
負圧は第7図の曲線イで示されるように大きくな
り、機関運転時におけるオートコツクのダイヤフ
ラム3を吸引する作用力は強くなるので、必要以
上にダイヤフラム面積を大きくすることなく、オ
ートコツク全体を小型にすることが可能となる。
又、前記吸引力が強くなれば、燃料弁7に対し燃
料通路6の閉塞方向に働くバネ8を、作用力の大
きなものが使用出来るようになつて、機関停止時
における燃料通路6の閉塞が確実に行なわれ、従
来のようにダイヤフラム3に作用する燃料圧を小
さくするための面積の小さなダイヤフラム3b
と、負圧が作用する面積の大きなダイヤフラム3
aとの二枚のダイヤフラムを使用するようなこと
も解消され、オートコツク全体を安価に製作でき
る利点がある。
又、本考案のオートコツクについて、板状の逆
止弁10cが設置された空間(逆止弁10cの移
動範囲を限定する)の距離mを変化することによ
つて第8図で示されるような負圧の変化が得られ
る。即ち、ダイヤフラムカバー2に設けられた弁
室19の奥壁9bと、逆止弁の弁座12とによつ
て形成される空間mにおいて前記奥壁9bと弁座
12に着座する逆止弁10cの上面との間の距離
を、例えば0.5mmとなした場合には第8図の曲線
イ′のような負圧が得られ、又、前記距離を0.14
mmとなした場合には同図の曲線イ″のような負圧
が得られるので、バイパス通路及び弁座を構成す
る部材を負圧通路に設置する際、種々の変更を考
慮することが可能である。このように負圧の強さ
を自由に選定することができる等この種コツクと
して実用上有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のオートコツクを示す縦
断面図、第3図は第2図に示されたオートコツク
の逆止弁部を示す部分拡大縦断面図、第4図は本
考案の要部を示す縦断面図、第5図は本考案逆止
弁部を示す部分拡大縦断面図、第6図は第5図に
おける−′線断面図、第7図は各逆止弁機構
により発生する負圧を示す特性図、第8図は本考
案において逆止弁の弁座と、弁座奥壁との距離m
を変化させた時の負圧を示す特性図である。 1……コツク体、4……燃料室、5……圧力作
用室、7……燃料弁、9……負圧通路、10……
逆止弁、11a……バイパス通路、A……部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの吸入負圧によりダイヤフラムを引
    き、該ダイヤフラムに取り付けた燃料弁を開いて
    燃料タンクと気化器のフロート室とを結ぶ燃料通
    路を連通するようにしたオートコツクにおいて、
    ダイヤフラム背部の圧力作用室に接続する負圧通
    路上に弁室を設け、該弁室内に板状の逆止弁を移
    動自在に収容すると共に一端に弁座を形成する中
    空の部材を嵌合し、更に該部材の外周面には部材
    の軸方向の距離より長いバイパス通路を設けたこ
    とを特徴とするオートコツク。
JP15674380U 1980-10-31 1980-10-31 Expired JPS6145324Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15674380U JPS6145324Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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JP15674380U JPS6145324Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS5778763U JPS5778763U (ja) 1982-05-15
JPS6145324Y2 true JPS6145324Y2 (ja) 1986-12-19

Family

ID=29515884

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JP15674380U Expired JPS6145324Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31

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