JPS6144905A - α−オレフインの流動床式気相重合装置 - Google Patents

α−オレフインの流動床式気相重合装置

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JPS6144905A
JPS6144905A JP16661184A JP16661184A JPS6144905A JP S6144905 A JPS6144905 A JP S6144905A JP 16661184 A JP16661184 A JP 16661184A JP 16661184 A JP16661184 A JP 16661184A JP S6144905 A JPS6144905 A JP S6144905A
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JP
Japan
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polymerization
fluidized bed
movable
plate
sparger
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JP16661184A
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Tadashi Yamamoto
匡 山本
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子製造産業で利用されるα−オレフィン
の流動床式気相重合装置に関し、さらに詳しくは流動床
の差圧の変化に適切に対応することができる重合装置に
関する。
〔従来技術と問題点〕
遷移金属触媒の如き高活性触媒を用いるα−オレフィン
重合分野においては、重合後における触媒除去操作を省
略できるため、α−オレフィンを気相で行う重合方法お
よび重合装置が広く利用されている。
上記のようなα−オレフィンの流動床式気相重合装置は
、オレフィンもしくはオレンイン含有ガス導入通路を有
する吹込部が重合器本体の下部に設けられ、かつ該吹込
部と流動床を形成する区域即ち重合室とを分散板によっ
て仕切っているのが通常である。
ところで、従来の重合装置では高活性触媒を用いるが故
に、流動床における混合が均一にならないと分散板直上
の除熱不全が起り、重合体ブロック物の塊が生成された
シ、重合室の内壁面に重合体が付着するなどのトラブル
が発生し、その結果、重合装置の運転の中止を余儀なく
されたシ、製品の品質を悪化させるなどの技術課題があ
った。
前記トラブルを解決するものとして、1枚の分散板を利
用して重合装置の形状を逆円錐状としたもの(特開昭5
7−149305 )、あるいは1枚の分敷板を利用し
てその分散板に設けられている孔を改良したもの(特開
昭58−196205 、特公昭4l−882)などが
公知の重合装置として存在している。
しかしながら、これらの本のは1枚の分散板のみを利用
するものであったため、流動床差圧が変化した際に、分
散板を調整することができないので、流動床の混合の均
一化を図ることが困難であった。
〔発明の目的〕
本発明は、分散板を可動分散板と固定分散板の2枚で構
成し、流動床の差圧の′変動に対して可動分散板を所定
角回動させ、これにょシ分敷板の差圧を変動させて、流
動床の混合を均一にさせるα−オレンインの流動床式気
相重合装置を提供するものである。
〔発明の構成〕
本発明は、分散板を有するα−オレフィンの流動床式気
相重合装置において、分散板が、固定分散板と可動分散
板とからなることを特徴とするα−オレフィンの流動床
式気相重合装置である。
〔発明の実施の態様〕
以下、添付図面を参照して、本発明のα−オレフィンの
流動床式気相重合装置を例示的に説明する。
第1図は本発明にかかる気相重合装置の縦断正面図であ
シ、第2図は同定分散板の平面図、第3図及び第4図は
可動分散板の平面図である。
添付図面において、円筒状の重合器本体1の内部には固
定分散板2と可動分散板3が設けられ、重合室4内には
攪拌翼5が設置されている。この攪拌翼5としては、リ
ボン型攪拌翼やパドル型攪拌翼が用いられる。
原料ガス管6から導入される原料ガスは、原料ガス導入
管7を通ル重合器本体1の底部の蓄気室8に入って圧力
保持され、分散板2,3の開孔2a 。
3aを経て重合室4に到達し、触媒導入管9から導入さ
れる触媒を介して重合反応し、重合を完了した最終生成
重合体粒子は、排出管10よシ外部へ取出される。
符号11はガス排出管、12はサイクロン、13#′i
ガス戻シ管、14は冷却器である。
本発明の分散板は固定分散板2と可動分散板3との2枚
からなシ、両分散板の開孔2a 、 5aは少なくと本
一部が常時重なシあうように形成されている。開孔2a
 、 3aが重なりあわない場合には、開孔が塞がって
流動化が停止することとなる。開孔2a。
3aの形状はいかなる形状でありてもよいが(第2図乃
至第4図参照)、開孔2a 、 kを同心円状に配置す
ると、開孔数を変えることなく開孔率を変えることが可
能となる利点がある。開孔数を変えて開孔率を変えるこ
とは、流動床を不安定にする原因となる。
また可動分散板3は、固定分散板2に対して所定角転勤
自在となるよう構成されている。ここで、可動分散板3
の転動機構としては、攪拌翼5の回転軸15を利用する
ことと、回転軸15を利用せず可動分散板6の専用軸を
設置することが考えられ、いずれの場合であっても転勤
伝達治具16を介して可動分散板3を所定角転勤させて
開孔2a 、 5aの重なりあう開孔率を適宜調整する
こととなる。通常の場合開孔率は、151%〜0.01
 ’4とする。転勤伝達治具16の一例としては、第5
図に示す如く油圧又は電動によシ、面締付ピン17の挿
入などによシ、必要時にピン17を回転軸15などに締
付ける構成とする。
具体的には、可動分散板は回転軸15と通常は連結され
ておらず、回転軸15のみが単独で回転している。Δp
b (分散板差圧)/ΔPf (流動床差圧)の比の検
出値が設定値から外れると、公知の軸線付機構を作動さ
せて、分散板を転動させる。一般にΔPVΔPfの値は
騒〜騒にすると、流動安定性が良いといわれている。Δ
Pf (流動床差圧)は、下式に示す通シガス流速に無
関係で充填流動床の重量に比例し、Δpb (分散板差
圧)は、ガスの流速によシ変化する。
差圧比が設定値になったときに、軸線付機構の作動を停
止させる。停止位置を正確にするための精度決定は、例
えば分散板を載置して支持する分散板サポートの摩擦力
を利用することも可能である。さらに回転軸15の回転
が1分間に数十回転と速い場合には、軸締付msに二重
歯車等を使用して可動分散板の転勤速度を遅くすること
が望ましい。
ついで軸締付機構の作動・停止を行うには、まず有線で
行なう方法と無線で行なう方法とがあシ、前者はフレキ
シブル配線を利用したシ、分散板サポート部に信号伝達
部を設ければよく、後者は中継受発信器等を介して無線
信号を送るようにしてもよい。
上記のようにして可動分散板を用いると、重合室4内の
流動床差圧の変動に応じて分散板差圧を制御して、最適
の差圧比を維持させることができる。
つぎに、本装置の運転手順を述べる。
■重合器本体1ヘボリオレフィン粒子を充填する。
■触媒を重合器本体へ連続的又は非連続的に供給しなが
ら、重合器本体下部よシ原料オレフィンガスを導入する
と、流動混合され重合を開始する。
■流動床中に保持されている生成重合体粒子は重合が進
行するにつれて成長し、その大きさが増してゆく。
■流動床差圧を検知し、ΔPb//jpfの値を設定値
になるように可動分散板を転動させる。
■上記■で生成された重合体は系外へ連続的又は非連続
的に排出され、製品となる。
■未反応ガスは、公知の方法で循環再使用する。
重合条件は次の通り a、流動化ガス流速 粒子の流動化開始速度の1.0〜10倍であって、1−
100−秒好ましくは2〜50crrv’秒である。流
動化開始速度は、流動床差圧がガス流速と無関係となる
点であり、フィードガス流量を重合室断面積で除した数
値である。
b9重重合度 オレフィン重合体の融点以下(好ましくは融点よシ10
℃以上低く20〜150℃、よシ好ましくは40〜11
0℃) 温度制御は、重合器外部に冷却装置を設けて調節すれば
よい。
C0重合圧力 オレフィンガスとして存在しうる範囲であればよく、大
気圧〜200気圧(よシ好ましくは5〜40気圧)であ
る。
触媒及びその使用形態としてれ次の通シ0触媒 遷移金属化合物触媒成分と有機金属化合物触媒成分とか
ら形成される触媒、特にマグネシウムに担持されたチタ
ン複合体と有機アルミニウム(トリメチルアルミニウム
、トリエチルアルミニウムなどのトリアルキルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニラムク四すド、ジメチルアルミ
ニウムクロリドなどのアルキルアルミニラムノ翫うイド
等)とからなる高活性触媒が好ましい。
さらに1、活性および/または立体規則性の向上のため
、電子供与性化合物を併用することができる。
0使用形態 a、そのままの状態で使用 あらかじめ調整した触媒を供給するか、各成分を重合室
に導入して重合室内で最終触媒系を形成させる。
b、少量の不活性溶液(プロパン、ブタン、ペンタ/、
ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、ヘプタン)に溶
解ないし分散させて使用する。
C1担体に担持させて供給する。
担体:粒状オレフィン重合体 シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、ゼオライト、酸
化チタン d、事前に重合された活性触媒含有オレフィン重合体粒
子を供給する。
α−オレフィンとしては次の通シ O炭素数2〜10、好ましくは3〜6のα−オレフィン
(エチレン、プルピレン、l−ブテン、l−ペンテン、
1−ヘキセン、1−オフテン、1−テセン、4−メチル
ペンテン−1)など。
Oα−オレフィン中に水素等の分子i調節剤を混入して
供給してもよい。
0単独重合又は共重合いずれも可。
〈実施例シ 重合例1(本発明の特徴を示す例)(開孔数不変) 0重合器本体 内径15個、容積20 tの縦型流動床式気相重合装置
O可動分散板 同心円状に配された略円弧状の開孔を有する分散板。
O固定分散板 同心円状に配された円形の開孔を有する分散板。
0攪拌翼 リボン型攪拌翼 上記の装置を用いてプロピレンの単独重合を、15気圧
、75℃の下で行った。
まず1却のポリプロピレン粉末を重合器本体内に充填し
、分散板の開孔率を5.4チとして流動化を行った。最
小流動化速度は15 cm/!1cであった。マグネシ
ウムに担持されたチタン触媒と有機アルミニウムを投入
し、重合を開始した。
重合初期の分散板差圧Δpbは23 Jcf/d、流動
床差圧ΔPfは61 kf/dC’Pb/fPf = 
0.38 テ安定していた。
重合を2時間実施したのちの流動床差圧は142に9/
d K上昇した。この間、流動床差圧の変動に合わせて
ΔPb/7Pfの値が、概ね0.38を維持するように
可動分散板を転勤させた。重合終了時の分散板の開孔率
は3.5%であシ、ポリプロピレンは1.490 却得
られた。
重合ポリマー中に粒径5鰭以上の塊は含まれていない。
触媒活性は170#−PP/f−封であった。
また、製品の品質評価として、厚さ菊μのフィルムを作
製し、その外観を目視によシ観察したが良好であった。
このため、流動床が均一に混合されていたと認められる
重合例2(比較例)(ΔPb/jjPfを調節しない場
合) 重合例1と同様の条件で重合を行った。ただし可動分散
板を転動することなく(ΔPVΔPfの値を調節せずに
)重合を行った。
ポリプロピレンは1.370 kg得られた。
重合ポリマー中に粒径5m以上の塊を7重量%含有して
いた。また攪拌翼にも重合物が付着しておシ、触媒活性
は155却−PP/f−Tiと悪く、フィルム外観には
フィシェアイが多数認められた。このことは、流動床の
混合が不均一となシ、熱除去が不均一となったためと考
えられる。
重合例3(比較例)(ΔPb//jPfを開孔数のみで
制御) 重合例1と同様の条件で重合を行った。
表  3 重合ポリマー中に粒径5■以上の塊が4重t*含有して
いた。触媒活性は160 A9−PP/f−Tiと悪く
、フィルム外観にはフイシュアイが多数認められた。
このことは、流動床の混合が不均一となシ、熱除去が不
均一となったためと考えられる。
〔発明の効果〕
よって本発明によれば、流動床差圧の変動に際して可動
分散板を転動させることによシ、分散板差圧を変動させ
て、流動床の混合を均一にさせうることができ、重合ポ
リマー中に塊が発生せず、もちろん重合物が壁等に付着
すると騒う問題が起きないので、重合装置の安定運転が
可能となシ、製品の品質が均一となシ、製品のグレード
変更が連続的に短時間で行える等のすぐれた効果を具有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる気相重合装置の縦断正面図、第
2図は固定分散板の平面図、第3図及び第4図は可動分
散板の平面図、第5図は要部の拡大縦断面図である。 1・・・重合器本体、2・・・固定分散板、3・・・可
動分散板、2a 、 5a・・・開孔、4・・・重合室
、5・・・攪拌翼、6・・・原料ガス管、7・・・原料
ガス導入管、8・・・蓄気室、9・・・触媒導入管、1
0・・・排出管、11・・・ガス排出管、12・・・サ
イクロン、13・・・ガス戻シ管、14・・・冷却器、
15・・・回転軸、16・・・転勤伝達治具、17・・
・面締付ビン。 第1図 第3FilJ M5日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分散板を有するα−オレフィンの流動床式気相重合
    装置において、分散板が、固定分散板と可動分散板とか
    らなることを特徴とするα−オレフィンの気相重合装置
    。 2、固定分散板の開孔および可動分散板の開孔が、それ
    ぞれ同心円状に配置されている特許請求の範囲第1項記
    載の装置。
JP16661184A 1984-08-10 1984-08-10 α−オレフインの流動床式気相重合装置 Pending JPS6144905A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5380494A (en) * 1990-11-15 1995-01-10 Sumitomo Chemical Company, Limited Apparatus for gas phase polymerization and method for operating the same
US7448603B2 (en) * 2002-08-22 2008-11-11 Hydrocarbon Technologies Innovation Group, Inc. Feedstream inlet sparger for reaction vessel used in hydroconversion of fossil fuels

Cited By (3)

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