JPS6144810Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6144810Y2 JPS6144810Y2 JP8201478U JP8201478U JPS6144810Y2 JP S6144810 Y2 JPS6144810 Y2 JP S6144810Y2 JP 8201478 U JP8201478 U JP 8201478U JP 8201478 U JP8201478 U JP 8201478U JP S6144810 Y2 JPS6144810 Y2 JP S6144810Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nest
- mold body
- display
- tapered hole
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000010137 moulding (plastic) Methods 0.000 claims description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 8
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、テーパー孔が形成された金型本体
と、このテーパー孔に上記金型本体の成形面側か
ら着脱自在に嵌合される錐台状の入れ子とをそれ
ぞれ具備し、この入れ子の外周面に形成されたテ
ーパー面が上記テーパー孔の内周面に一様な当り
で接するように構成されたプラスチツク成形用金
型に関し、特に電子機器のパネルの成形用金型に
適用して最適なものである。
と、このテーパー孔に上記金型本体の成形面側か
ら着脱自在に嵌合される錐台状の入れ子とをそれ
ぞれ具備し、この入れ子の外周面に形成されたテ
ーパー面が上記テーパー孔の内周面に一様な当り
で接するように構成されたプラスチツク成形用金
型に関し、特に電子機器のパネルの成形用金型に
適用して最適なものである。
プラスチツク成形品に使用材料、加工業者名、
成形の年月日、商標等を付す場合に、成形後に上
記の各表示を施すようにすると、工数が増してコ
ストが高くなる。そこで成形用金型に予め上記表
示に対応する表示形成面を一体に形成しておく
と、成形の際に各表示を同時に形成することが出
来て工程が短縮化されることになる。しかし金型
に表示形成面を一体に形成する場合には、材料や
商標等を変更するたびに別の金型を用意しなくて
はならず、このために金型の使用範囲が限定され
てしまうという結果になる。そこで表示形成面を
入れ子に設けるとともにこの入れ子を金型本体に
着脱可能にしたものが用いられている。この場
合、材料や商標の変更に対応して入れ子のみを交
換すればよいので、金型の使用範囲が広くなる。
しかし従来の入れ子1は、第1図に示すように、
ストレートな形状、例えば円柱状に構成されてい
て金型本体2の円形の貫通孔3に着脱可能に圧入
嵌合されるようになつているので、入れ子の交換
が簡単には行えないという欠点があつた。また入
れ子あるいは貫通孔に寸法の誤差がある場合に
は、嵌合部に隙間を生じて成形品にバリが発生す
るという問題点があつた。
成形の年月日、商標等を付す場合に、成形後に上
記の各表示を施すようにすると、工数が増してコ
ストが高くなる。そこで成形用金型に予め上記表
示に対応する表示形成面を一体に形成しておく
と、成形の際に各表示を同時に形成することが出
来て工程が短縮化されることになる。しかし金型
に表示形成面を一体に形成する場合には、材料や
商標等を変更するたびに別の金型を用意しなくて
はならず、このために金型の使用範囲が限定され
てしまうという結果になる。そこで表示形成面を
入れ子に設けるとともにこの入れ子を金型本体に
着脱可能にしたものが用いられている。この場
合、材料や商標の変更に対応して入れ子のみを交
換すればよいので、金型の使用範囲が広くなる。
しかし従来の入れ子1は、第1図に示すように、
ストレートな形状、例えば円柱状に構成されてい
て金型本体2の円形の貫通孔3に着脱可能に圧入
嵌合されるようになつているので、入れ子の交換
が簡単には行えないという欠点があつた。また入
れ子あるいは貫通孔に寸法の誤差がある場合に
は、嵌合部に隙間を生じて成形品にバリが発生す
るという問題点があつた。
またこれら従来の入れ子の中には、上記金型本
体の貫通孔をテーパー孔に形成して錐台状の入れ
子を一様な当りでこのテーパー孔に嵌合させるよ
うにしたものもある。しかしこの場合、入れ子と
テーパー孔間の嵌合精度が充分に確保されていな
いと、例えば嵌合時の入れ子の上端面が金型本体
の表面より低くなると、上記表示の記入面は成形
品の表面から突出し、このため上記表示が成形品
の使用中に摩耗を受けて短時間で判読し難くなる
という不都合があつた。
体の貫通孔をテーパー孔に形成して錐台状の入れ
子を一様な当りでこのテーパー孔に嵌合させるよ
うにしたものもある。しかしこの場合、入れ子と
テーパー孔間の嵌合精度が充分に確保されていな
いと、例えば嵌合時の入れ子の上端面が金型本体
の表面より低くなると、上記表示の記入面は成形
品の表面から突出し、このため上記表示が成形品
の使用中に摩耗を受けて短時間で判読し難くなる
という不都合があつた。
本考案は上述のような問題点に鑑みてなされた
ものであつて、テーパー孔が形成された金型本体
と、このテーパー孔に上記金型本体の成形面側か
ら着脱自在に嵌合される錐台状の入れ子とをそれ
ぞれ具備し、この入れ子の外周面に形成されたテ
ーパー面が上記テーパー孔の内周面に一様な当り
で接するように構成されたプラスチツク成形用金
型において、上記入れ子の大端部側の端面から成
りかつ文字、数字等を表示し得る表示形成面と、
この表示形成面の外周縁に形成されかつ上記テー
パー面に達する環状の欠除部とをそれぞれ具備
し、上記環状欠除部と上記テーパー孔の上記内周
面の上記成形面側の端部とによつて上記表示形成
面の外周縁に環状の凹部が形成されるように構成
したものである。このように構成することによつ
て、金型本体に対する入れ子の着脱が容易であ
り、プラスチツク成形品にバリが発生するのを効
果的に防止することが出来、またたとえバリが生
じても目立ち難くかつバリ取りが容易であり、プ
ラスチツク成形品に形成される文字、数字などの
表示が目立ち易くてプラスチツク成形品の取扱が
便利であり、また上記表示が摩耗し難く、また上
記表示の表面と環状突起の先端との高さ方向を常
に一定にすることが出来、更にまた金型本体及び
入れ子の製作が容易であり、また金型本体及び入
れ子が破損し難く、しかも入れ子の直径を必要以
上に大きくする必要がないようにしている。
ものであつて、テーパー孔が形成された金型本体
と、このテーパー孔に上記金型本体の成形面側か
ら着脱自在に嵌合される錐台状の入れ子とをそれ
ぞれ具備し、この入れ子の外周面に形成されたテ
ーパー面が上記テーパー孔の内周面に一様な当り
で接するように構成されたプラスチツク成形用金
型において、上記入れ子の大端部側の端面から成
りかつ文字、数字等を表示し得る表示形成面と、
この表示形成面の外周縁に形成されかつ上記テー
パー面に達する環状の欠除部とをそれぞれ具備
し、上記環状欠除部と上記テーパー孔の上記内周
面の上記成形面側の端部とによつて上記表示形成
面の外周縁に環状の凹部が形成されるように構成
したものである。このように構成することによつ
て、金型本体に対する入れ子の着脱が容易であ
り、プラスチツク成形品にバリが発生するのを効
果的に防止することが出来、またたとえバリが生
じても目立ち難くかつバリ取りが容易であり、プ
ラスチツク成形品に形成される文字、数字などの
表示が目立ち易くてプラスチツク成形品の取扱が
便利であり、また上記表示が摩耗し難く、また上
記表示の表面と環状突起の先端との高さ方向を常
に一定にすることが出来、更にまた金型本体及び
入れ子の製作が容易であり、また金型本体及び入
れ子が破損し難く、しかも入れ子の直径を必要以
上に大きくする必要がないようにしている。
以下本考案の一実施例を図面につき詳細に説明
する。
する。
この実施例は、電子機器のパネルの成形用金型
に本考案を適用したものであつて、金型本体11
すなわち下型には、第2図に示すように上記パネ
ルに対応するほぼ矩形の凹部12が形成され、こ
の凹部12の表面が成形面を構成している。なお
上記パネルに必要に応じて開口あるいは突起を設
ける場合には、凹部12内にそれぞれ突起あるい
は凹部が形成されることになる。またこの金型本
体11には入れ子13が着脱可能に取付けられる
ように構成されている。すなわち入れ子13は切
削または成形によつて、第3図に示すようにテー
パー面を有する錐台形状、例えば円錐台形状に形
成されており、これに対応して金型本体11には
テーパー孔14が形成されている。そしてこのテ
ーパー孔14は、その内周面が上記入れ子の円錐
台形状の外周面の傾斜と一致する傾斜面となるよ
うに構成されている。また入れ子13の大端部側
の端面の外周縁には欠除部15が形成されてい
る。さらにこの入れ子13の上記の端面には表示形
成面を構成する表示部16が形成されており、使
用材料名、加工業者、成形の年月日、商標等が反
転した状態で刻設されている。またこの入れ子1
3にはボルト17が固着されており、このボルト
17は入れ子13の小端部側の端面の中央から下
方に突出している。
に本考案を適用したものであつて、金型本体11
すなわち下型には、第2図に示すように上記パネ
ルに対応するほぼ矩形の凹部12が形成され、こ
の凹部12の表面が成形面を構成している。なお
上記パネルに必要に応じて開口あるいは突起を設
ける場合には、凹部12内にそれぞれ突起あるい
は凹部が形成されることになる。またこの金型本
体11には入れ子13が着脱可能に取付けられる
ように構成されている。すなわち入れ子13は切
削または成形によつて、第3図に示すようにテー
パー面を有する錐台形状、例えば円錐台形状に形
成されており、これに対応して金型本体11には
テーパー孔14が形成されている。そしてこのテ
ーパー孔14は、その内周面が上記入れ子の円錐
台形状の外周面の傾斜と一致する傾斜面となるよ
うに構成されている。また入れ子13の大端部側
の端面の外周縁には欠除部15が形成されてい
る。さらにこの入れ子13の上記の端面には表示形
成面を構成する表示部16が形成されており、使
用材料名、加工業者、成形の年月日、商標等が反
転した状態で刻設されている。またこの入れ子1
3にはボルト17が固着されており、このボルト
17は入れ子13の小端部側の端面の中央から下
方に突出している。
次にこの入れ子13を金型本体11に結合する
操作について第4図につき説明すると、まず入れ
子13の表示部16を上にして、この入れ子13
を金型本体11のテーパー孔14に嵌合させる。
このときに入れ子13の大端部側の端面に刻設さ
れているポイント18を金型本体11のテーパー
孔14の周囲に設けられている合せマーク19と
一致させるように、入れ子13を適宜回転させ
る。これによつて表示部16が正しい位置に位置
決めされることになる。次にこの入れ子13に固
着され、かつ金型本体11のテーパー孔14の下
方に突出しているボルト17に座金20を嵌装
し、ボルト17にナツト21を螺合して締付け
る。なお入れ子13の下端の直径はテーパー孔1
4の下端の直径よりもやや大きくなつているため
に、入れ子13の小端部側の端面と座金20との
間には必ず隙間22が形成され、このためにナツ
ト21で入れ子13を強い力で確実にテーパー孔
14に嵌合させることができる。また入れ子13
の欠除部15の部分における入れ子13の外周部
の直径は、テーパー孔14の上端の直径よりもや
や小さく形成されているために、欠除部15とテ
ーパー孔14の内周面の上端部とによつて環状の
凹部23が形成されることになる。
操作について第4図につき説明すると、まず入れ
子13の表示部16を上にして、この入れ子13
を金型本体11のテーパー孔14に嵌合させる。
このときに入れ子13の大端部側の端面に刻設さ
れているポイント18を金型本体11のテーパー
孔14の周囲に設けられている合せマーク19と
一致させるように、入れ子13を適宜回転させ
る。これによつて表示部16が正しい位置に位置
決めされることになる。次にこの入れ子13に固
着され、かつ金型本体11のテーパー孔14の下
方に突出しているボルト17に座金20を嵌装
し、ボルト17にナツト21を螺合して締付け
る。なお入れ子13の下端の直径はテーパー孔1
4の下端の直径よりもやや大きくなつているため
に、入れ子13の小端部側の端面と座金20との
間には必ず隙間22が形成され、このためにナツ
ト21で入れ子13を強い力で確実にテーパー孔
14に嵌合させることができる。また入れ子13
の欠除部15の部分における入れ子13の外周部
の直径は、テーパー孔14の上端の直径よりもや
や小さく形成されているために、欠除部15とテ
ーパー孔14の内周面の上端部とによつて環状の
凹部23が形成されることになる。
次にこのような入れ子13が嵌合されている金
型本体11を用いて電子機器のパネルを成形する
操作を第5図につき説明する。この入れ子13の
嵌合されている金型本体11は例えば下型として
用いられ、この下型11の上に上型24を重ね
る。するとこれらの金型11,24の間にはキヤ
ビテイが凹部12に対応して形成される。このキ
ヤビテイ12内に、図外の注入口から溶融した合
成樹脂を注入する。注入された合成樹脂は温度低
下に伴つて固化して、第6図に示すようなパネル
25が形成される。このパネル25の表面の上記
入れ子13と対応する部分には、この入れ子13
の表示部16によつて表示26が形成される。さ
らにパネル25には上記凹部23によつて環状の
突起27が形成される。この突起27はパネル2
5の表示26を囲むように形成されるために、こ
れによつて表示26を強調することが可能とな
る。
型本体11を用いて電子機器のパネルを成形する
操作を第5図につき説明する。この入れ子13の
嵌合されている金型本体11は例えば下型として
用いられ、この下型11の上に上型24を重ね
る。するとこれらの金型11,24の間にはキヤ
ビテイが凹部12に対応して形成される。このキ
ヤビテイ12内に、図外の注入口から溶融した合
成樹脂を注入する。注入された合成樹脂は温度低
下に伴つて固化して、第6図に示すようなパネル
25が形成される。このパネル25の表面の上記
入れ子13と対応する部分には、この入れ子13
の表示部16によつて表示26が形成される。さ
らにパネル25には上記凹部23によつて環状の
突起27が形成される。この突起27はパネル2
5の表示26を囲むように形成されるために、こ
れによつて表示26を強調することが可能とな
る。
なおこの金型本体11を用いて、同様の形状の
パネルを成形する場合であつて、しかも材料、製
品番号、商標、その他表示事項が変る場合には、
ナツト17を緩めて入れ子13を取外し、別の入
れ子13を金型11に嵌合して固定すればよい。
パネルを成形する場合であつて、しかも材料、製
品番号、商標、その他表示事項が変る場合には、
ナツト17を緩めて入れ子13を取外し、別の入
れ子13を金型11に嵌合して固定すればよい。
ところで入れ子13と金型本体11とはテーパ
ー嵌合であるから、入れ子13の金型本体11へ
の着脱は極めて容易に行なうことができる。また
欠除部15の壁は入れ子13の外周面の傾斜に対
し逆方向に傾斜させてあるから、成形後における
パネル25の取り出しに際して、入れ子13の上
端部がパネル25に喰い込み、パネル25の取外
しが困難になるようなことがない。さらに入れ子
13とテーパー孔14との間の嵌合は、嵌合精度
を余り高くしなくても、凹部23の深さによつて
その誤差を吸収させることができる。そしてその
結果はパネル25の突起27の高さが若干変化す
るとともに、表示26のある部分のパネル25の
肉厚が若干変化するだけであつて、実用上全く問
題はない。そして突起27の先端と表示26の表
面との高さ方向の距離は常に一定である。
ー嵌合であるから、入れ子13の金型本体11へ
の着脱は極めて容易に行なうことができる。また
欠除部15の壁は入れ子13の外周面の傾斜に対
し逆方向に傾斜させてあるから、成形後における
パネル25の取り出しに際して、入れ子13の上
端部がパネル25に喰い込み、パネル25の取外
しが困難になるようなことがない。さらに入れ子
13とテーパー孔14との間の嵌合は、嵌合精度
を余り高くしなくても、凹部23の深さによつて
その誤差を吸収させることができる。そしてその
結果はパネル25の突起27の高さが若干変化す
るとともに、表示26のある部分のパネル25の
肉厚が若干変化するだけであつて、実用上全く問
題はない。そして突起27の先端と表示26の表
面との高さ方向の距離は常に一定である。
次に上記実施例の変形例を第7図につき述べる
と、この変形例においては、入れ子30が多角錐
台例えば8角錐台状に構成されている。そしてこ
れに対応してテーパー孔も断面が8角形に形成さ
れることになる。このように入れ子30の外周面
を多角錐台状に形成すれば、入れ子30の金型本
体に対する回転位置を決定するためのポイントと
合せマークとを必要とせず、好都合となる。
と、この変形例においては、入れ子30が多角錐
台例えば8角錐台状に構成されている。そしてこ
れに対応してテーパー孔も断面が8角形に形成さ
れることになる。このように入れ子30の外周面
を多角錐台状に形成すれば、入れ子30の金型本
体に対する回転位置を決定するためのポイントと
合せマークとを必要とせず、好都合となる。
次に上記実施例の別の変形例を第8図につき述
べる。この実施例においては、入れ子31の表示
部16の内の一部が着脱可能なブロツク32から
構成されており、表示部16にはこのブロツク3
2を挿入するための凹部33が適宜設けられてい
る。従つて交換の頻度の高い表示事項について
は、ブロツク32によつて表示するようにしてお
けばよい。これによつて入れ子の種類を少なくす
ることができ、あるいは入れ子31の使用範囲を
広くすることができる。
べる。この実施例においては、入れ子31の表示
部16の内の一部が着脱可能なブロツク32から
構成されており、表示部16にはこのブロツク3
2を挿入するための凹部33が適宜設けられてい
る。従つて交換の頻度の高い表示事項について
は、ブロツク32によつて表示するようにしてお
けばよい。これによつて入れ子の種類を少なくす
ることができ、あるいは入れ子31の使用範囲を
広くすることができる。
なお本考案においては、環状の凹部23を入れ
子13の欠除部15と金型本体11のテーパー孔
14の内周面とによつて構成したが、金型本体1
1自体に入れ子13の外周囲を囲むように環状の
凹部を直接形成することが考えられる。しかしこ
の場合、この環状凹部によつて形成される環状の
突起の先端とこの環状の突起内に形成される表示
の表面との高さ方向の距離が、金型本体11に対
する入れ子13の嵌合状態によつて変化するの
で、環状突起の高さに余裕を持たせる必要があ
り、従つて環状突起の高さを必要以上に大きくす
る必要があり、また金型本体自体に環状の凹部を
形成しているためその形成が面倒であると共に上
記環状凹部の壁面において金型本体が破損し易い
欠陥がある。また入れ子13自体に環状の凹部を
形成することも考えられる。しかしこの場合、入
れ子13の直径を必要以上に大きくする必要があ
り、また金型本体11と入れ子13との合せ目に
段部やバリが生じ易くて体裁が悪く、しかも上記
環状凹部の壁面において入れ子13が破損し易い
欠陥がある。
子13の欠除部15と金型本体11のテーパー孔
14の内周面とによつて構成したが、金型本体1
1自体に入れ子13の外周囲を囲むように環状の
凹部を直接形成することが考えられる。しかしこ
の場合、この環状凹部によつて形成される環状の
突起の先端とこの環状の突起内に形成される表示
の表面との高さ方向の距離が、金型本体11に対
する入れ子13の嵌合状態によつて変化するの
で、環状突起の高さに余裕を持たせる必要があ
り、従つて環状突起の高さを必要以上に大きくす
る必要があり、また金型本体自体に環状の凹部を
形成しているためその形成が面倒であると共に上
記環状凹部の壁面において金型本体が破損し易い
欠陥がある。また入れ子13自体に環状の凹部を
形成することも考えられる。しかしこの場合、入
れ子13の直径を必要以上に大きくする必要があ
り、また金型本体11と入れ子13との合せ目に
段部やバリが生じ易くて体裁が悪く、しかも上記
環状凹部の壁面において入れ子13が破損し易い
欠陥がある。
本考案は上述のように、金型本体にテーパー孔
を形成し、その外周面にテーパー面が形成された
錐台状の入れ子を上記テーパー孔に嵌合するよう
にした。故に金型本体に対する入れ子の着脱が極
めて容易であり、また入れ子のテーパー面と金型
本体のテーパー孔との間に不必要なギヤツプを生
ずることがなく、従つてプラスチツク成形品にバ
リが発生するのを効果的に防止することが出来
る。
を形成し、その外周面にテーパー面が形成された
錐台状の入れ子を上記テーパー孔に嵌合するよう
にした。故に金型本体に対する入れ子の着脱が極
めて容易であり、また入れ子のテーパー面と金型
本体のテーパー孔との間に不必要なギヤツプを生
ずることがなく、従つてプラスチツク成形品にバ
リが発生するのを効果的に防止することが出来
る。
また表示形成面によつて形成されるプラスチツ
ク成形品の文字、数字等の表示は環状突起によつ
て囲まれることになる。故に上記表示が目立ち易
くてプラスチツク成形品の取扱いが便利である。
また上記表示が異物と接触し難いため文字、数字
等が摩耗して判読し難くなる恐れがない。
ク成形品の文字、数字等の表示は環状突起によつ
て囲まれることになる。故に上記表示が目立ち易
くてプラスチツク成形品の取扱いが便利である。
また上記表示が異物と接触し難いため文字、数字
等が摩耗して判読し難くなる恐れがない。
また入れ子の表示形成面の外周縁に設けた環状
の欠除部と金型本体のテーパー孔の内周面の成形
面側の端部とによつて環状の凹部を形成するよう
にした。故に上記表示形成面によつて形成される
文字、数字等の表示の表面とこの表示を囲む環状
の突起の先端との高さ方向の距離を金型本体に対
する入れ子の嵌合状態の如何を問わず常に一定に
することが出来、このため環状突起の高さに余裕
を設けてこの高さを必要以上に高くする必要がな
い。また入れ子とテーパー孔との間の嵌合精度が
それ程高くなくても、環状凹部の深さによつて誤
差を吸収し得るので、金型本体及び入れ子の製作
が容易である。また金型本体と入れ子との合せ目
にたとえバリが生じても、このバリは環状突起上
に出来るため目立ち難くて表示の邪魔にならず、
またバリ取りも容易であり、更にまた環状凹部を
形成することにより金型本体又は入れ子が破損し
易くなることはなくしかも入れ子の直径を必要以
上に大きくする必要がない。
の欠除部と金型本体のテーパー孔の内周面の成形
面側の端部とによつて環状の凹部を形成するよう
にした。故に上記表示形成面によつて形成される
文字、数字等の表示の表面とこの表示を囲む環状
の突起の先端との高さ方向の距離を金型本体に対
する入れ子の嵌合状態の如何を問わず常に一定に
することが出来、このため環状突起の高さに余裕
を設けてこの高さを必要以上に高くする必要がな
い。また入れ子とテーパー孔との間の嵌合精度が
それ程高くなくても、環状凹部の深さによつて誤
差を吸収し得るので、金型本体及び入れ子の製作
が容易である。また金型本体と入れ子との合せ目
にたとえバリが生じても、このバリは環状突起上
に出来るため目立ち難くて表示の邪魔にならず、
またバリ取りも容易であり、更にまた環状凹部を
形成することにより金型本体又は入れ子が破損し
易くなることはなくしかも入れ子の直径を必要以
上に大きくする必要がない。
第1図は従来の入れ子の嵌合状態を示す要部縦
断面図である。第2図〜第6図は本考案の一実施
例を示し、第2図は金型本体の斜視図、第3図は
入れ子の斜視図、第4図は入れ子の嵌合状態を示
す要部縦断面図、第5図は成形の状態を示す要部
縦断面図、第6図は成形されたパネルの斜視図で
ある。第7図は上記実施例の変形例の入れ子の斜
視図、第8図は別の変形例の入れ子の斜視図であ
る。 なお図面に用いた符号において、11……金型
本体、13……入れ子、14……テーパー孔であ
る。
断面図である。第2図〜第6図は本考案の一実施
例を示し、第2図は金型本体の斜視図、第3図は
入れ子の斜視図、第4図は入れ子の嵌合状態を示
す要部縦断面図、第5図は成形の状態を示す要部
縦断面図、第6図は成形されたパネルの斜視図で
ある。第7図は上記実施例の変形例の入れ子の斜
視図、第8図は別の変形例の入れ子の斜視図であ
る。 なお図面に用いた符号において、11……金型
本体、13……入れ子、14……テーパー孔であ
る。
Claims (1)
- テーパー孔が形成された金型本体と、このテー
パー孔に上記金型本体の成形面側から着脱自在に
嵌合される錐台状の入れ子とをそれぞれ具備し、
この入れ子の外周面に形成されたテーパー面が上
記テーパー孔の内周面に一様な当りで接するよう
に構成されたプラスチツク成形用金型において、
上記入れ子の大端部側の端面から成りかつ文字、
数字等を表示し得る表示形成面と、この表示形成
面の外周縁に形成されかつ上記テーパー面に達す
る環状の欠除部とをそれぞれ具備し、上記環状欠
除部と上記テーパー孔の上記内周面の上記成形面
側の端部とによつて上記表示成形面の外周縁に環
状の凹部が形成されるように構成したことを特徴
とするプラスチツク成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8201478U JPS6144810Y2 (ja) | 1978-06-15 | 1978-06-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8201478U JPS6144810Y2 (ja) | 1978-06-15 | 1978-06-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54182653U JPS54182653U (ja) | 1979-12-25 |
JPS6144810Y2 true JPS6144810Y2 (ja) | 1986-12-17 |
Family
ID=29002451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8201478U Expired JPS6144810Y2 (ja) | 1978-06-15 | 1978-06-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6144810Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07102592B2 (ja) * | 1987-03-28 | 1995-11-08 | 積水化学工業株式会社 | 桝用射出成形装置 |
-
1978
- 1978-06-15 JP JP8201478U patent/JPS6144810Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54182653U (ja) | 1979-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3969820A (en) | Composite dowel pin for dental models | |
KR860002403A (ko) | 용기의 마개와 그 부품 및 제조방법 | |
JPS6144810Y2 (ja) | ||
JPH0717464Y2 (ja) | 注出口付キャップ中栓 | |
KR840000213Y1 (ko) | 조각 교재용 다목적 석고 | |
JP3458511B2 (ja) | 位置決めキャップ付容器 | |
JPH0357463Y2 (ja) | ||
JP2528130Y2 (ja) | 容器の注出栓 | |
JPS59137013U (ja) | 成形品 | |
JP2558139Y2 (ja) | 軟質合成樹脂製の薄肉容器 | |
JPS6213767Y2 (ja) | ||
JPS5826107Y2 (ja) | 成品保持ピン | |
JPS6047089B2 (ja) | 中空容器の雄ネジ構成方法 | |
JPH075592Y2 (ja) | テープリール | |
KR910008537Y1 (ko) | 몰드금형 부착용 로케이트 링 | |
JPH0452020Y2 (ja) | ||
JPH0544104Y2 (ja) | ||
JPS6135332Y2 (ja) | ||
JPH078173Y2 (ja) | 合成樹脂成形用のシリコン樹脂製合わせ型 | |
JPS5945500B2 (ja) | 硬質樹脂の射出成形法 | |
JPS5937209B2 (ja) | 箱形合成樹脂成形品の製造方法 | |
JPH0452075Y2 (ja) | ||
JPH018343Y2 (ja) | ||
JPH04189510A (ja) | 金型 | |
JPH0310972Y2 (ja) |