JPS6144767Y2 - - Google Patents

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JPS6144767Y2
JPS6144767Y2 JP1982093037U JP9303782U JPS6144767Y2 JP S6144767 Y2 JPS6144767 Y2 JP S6144767Y2 JP 1982093037 U JP1982093037 U JP 1982093037U JP 9303782 U JP9303782 U JP 9303782U JP S6144767 Y2 JPS6144767 Y2 JP S6144767Y2
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JP
Japan
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screw shaft
bracket
feed screw
cooling fluid
screw
Prior art date
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JP1982093037U
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JPS58196044U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、送りねじ装置の冷却手段を有する
送りねじ装置に関する。
近年、工作機械の送り速度は急激に大きくな
り、早送り速度で10m/mm以上というものもまれ
ではなくなつて来た。このように送り速度が高速
になると、ボールねじのように摩擦の少ない送り
ねじであつても発熱が大きくなり、送りねじに熱
膨張が生じ、位置決め精度が悪化するという問題
が生ずる。
このように送りねじの発熱による膨張を防ぐた
め、送りねじ軸に中空孔を設け、この中空孔に流
体を流通させて冷却することとか、あらかじめね
じ軸に予張力を与えることが知られている。
一方、近年送りねじに作用する力も大きくなつ
ているため、送りねじの剛性を向上させる必要か
ら送りねじを回転自在に支承するころがり軸受に
対する予圧力が大きくなる傾向があり、送りねじ
の回転数の増加にともなつて送りねじを支承する
軸受部での発熱も大きなものとなつて来る。
従来の送りねじの膨張防止手段では、送りねじ
を支承している軸受の発熱に対しその影響に対す
る考慮がはらわれていなかつたため、正確な位置
決め精度を得ることが出来ないという欠点を有し
ていた。
この考案は、前記従来の欠点に注目してなされ
たもので、その目的とするところは、従来の送り
ねじ装置より位置決め精度のすぐれた送りねじ装
置を提供するにある。
この目的を達成するため、この考案は、ねじ軸
に設けた中空孔に冷却流体を流通させて送りねじ
を冷却すると共に、該冷却流体を送りねじを支承
しているころがり軸受部に流通させ、ころがり軸
受をも冷却できるようにしたものである。
次に、この考案の装置の実施例を第1図にによ
り説明する。
外面に螺旋溝1を有するねじ軸2は、基台3に
固定されたブラケツト4の内孔に嵌合する玉軸受
5,6及びブラケツト7の内孔に嵌合する玉軸受
8,9により両端を軸支されて回転自在とされ、
中間部の螺旋溝1にはボールナツト10がボール
を介して螺合され、ボールナツト10は、移動台
11に固定されている。
玉軸受5,6は、外輪間座12及び内輪間座1
3により軸方向に離間され、外輪がブラケツト4
に固定された蓋14により軸方向に押圧されブラ
ケツト4に一体的に固定され、内輪は軸端のねじ
に螺合する軸受ナツト15により、ギヤ16及び
スペーサ17を介して軸方向に押圧されてねじ軸
2に一体的に固定されている。
ギヤ16は、ねじ軸2に対し相対回転不能に固
定され、図示省略の駆動手段のギヤの回転をねじ
軸2に伝達するものである。
ねじ軸2の他方を軸支する玉軸受8,9は、外
輪間座18及び内輪間座19により軸方向に離間
され、外輪がブラケツト7に固定された蓋20に
より軸方向に押圧されブラケツト7に一体的に固
定され、内輪は軸端のねじに螺合するナツト21
によりスペーサ22を介して軸方向に押圧され、
ねじ軸2に一体的に固定されている。23は、玉
軸受8の内軸の軸方向の位置を規制するスペーサ
である。
ブラケツト4及び蓋14に設けたシール25及
び26は、ブラケツト4の玉軸受5,6を収容す
る内空間を密閉するものである。ブラケツト7の
玉軸受8,9を収容する内空間は、シール27,
28により密閉されている。
ブラケツト4,7の玉軸受を収容する内空間に
は、流体通路31,32が通じており、この流体
通路31,32は図示省略の冷却流体循環手段に
接続されている。
ねじ軸2の軸心には、軸方向の中空孔33が形
成され、この中空孔33の両端は、栓34,35
により閉止されている。また、ねじ軸2は半径方
向の孔36,37が形成され、この孔36,37
は内輪間座13,19に設けた孔に連通し、ブラ
ケツト4,7の玉軸受を収容する内空間に通じて
いる。
この構成により、冷却流体循環手段から流体通
路31に冷却流体を供給すると、冷却流体は、ブ
ラケツト4の玉軸受を収容する内空間に入り、ね
じ軸の半径方向の孔36よりねじ軸の中空孔33
に出て、中空孔33の中を軸方向に移動し、ねじ
軸の他方の半径方向の孔37からブラケツト7の
玉軸受を収容する内空間に入り、流体通路32よ
り排出される。この冷却流体は、流体通路32の
側から供給し、流体通路31から排出するように
しても良い。
冷却流体としては、玉軸受の潤滑油を用いるこ
とが望ましいが、他の冷却流体、例えば水とか水
溶性切削液を用いる場合には、玉軸受をシール付
のものとすれば良い。
なお、この実施例では冷却流体を軸受の間に配
した間座に設けた孔を通してブラケツトの軸受収
容空間に流通させたが、間座の端面に切欠を設け
軸受の端部にあたる位置に半径方向の孔36,3
7又は流体通路31,32を設けたり、軸受とシ
ール間の部分に冷却流体を供給又は排出するよう
にしても良いことはいうまでもない。
以上のように構成したこの考案に送りねじ装置
は、ねじ軸とボールナツトの発熱及びねじ軸を支
承する軸受の発熱を有効に冷却することができ、
高速作動が要求される機械に用いられる送りねじ
装置であつても、機械の熱変位を小さくでき、位
置決め精度の良い送りねじ装置を得ることができ
るという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る送りねじ装置の実施
例を示す縦断面図である。 2……ねじ軸、3……基台、4,7……ブラケ
ツト、5,6,8,9……玉軸受、10……ボー
ルナツト、11……移動台、31,32……流体
通路、33……中空孔、36,37……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端をころがり軸受に支持されて回転自在とさ
    れたねじ軸に多数のボールを介してボールナツト
    を螺合させた送りねじ装置において、前記ねじ軸
    は両端を閉止された軸方向の中空孔を有し且つ前
    記ころがり軸受を収容しているブラケツトの内空
    間と前記ねじ軸の中空孔とを連通させる半径方向
    の孔を有し、前記ブラケツトは該ブラケツトの内
    空間に開口する流体通路を有し、該流体通路は冷
    却流体循環手段に接続され、該冷却流体循環手段
    により供給される冷却流体により前記ころがり軸
    受の冷却と前記ねじ軸の冷却とを合せ行うように
    したことを特徴とする送りねじ装置。
JP9303782U 1982-06-23 1982-06-23 送りねじ装置 Granted JPS58196044U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9303782U JPS58196044U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 送りねじ装置

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JP9303782U JPS58196044U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 送りねじ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58196044U JPS58196044U (ja) 1983-12-27
JPS6144767Y2 true JPS6144767Y2 (ja) 1986-12-16

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ID=30223597

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JP9303782U Granted JPS58196044U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 送りねじ装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248788A (ja) * 2000-03-02 2001-09-14 Seiko Epson Corp 作動機構及びそれを用いたicハンドラ
JP6332587B2 (ja) * 2013-09-06 2018-05-30 Thk株式会社 回転軸支持装置、リニアアクチュエータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54165880U (ja) * 1978-05-15 1979-11-21

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JPS58196044U (ja) 1983-12-27

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