JPS6144550B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6144550B2
JPS6144550B2 JP4562283A JP4562283A JPS6144550B2 JP S6144550 B2 JPS6144550 B2 JP S6144550B2 JP 4562283 A JP4562283 A JP 4562283A JP 4562283 A JP4562283 A JP 4562283A JP S6144550 B2 JPS6144550 B2 JP S6144550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
polyamide resin
baking
epoxy resin
baked
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4562283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59169579A (ja
Inventor
Motofumi Ishiwatari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hashimoto Forming Industry Co Ltd filed Critical Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Priority to JP4562283A priority Critical patent/JPS59169579A/ja
Publication of JPS59169579A publication Critical patent/JPS59169579A/ja
Publication of JPS6144550B2 publication Critical patent/JPS6144550B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は車両用金属成形品の製造方法、特に
表面に粉体樹脂の溶融皮膜を形成した金属成形品
の製造方法に関するものである。 自動車の外板、外装部品等の車両用金属成形品
には、防食性および装飾性を持たせるために、表
面に粉体樹脂の溶融皮膜を形成したものがある。
粉体樹脂としてはポリアミド樹脂が使用される
が、この樹脂を直接鉄等の金属板に溶融、焼付け
て皮膜を形成することはできず、下塗り塗装が行
われている。 従来の下塗り塗装は、ポリブタジエン系塗料を
使用して、アニオン電着塗装法により塗膜を形成
しているが、塗膜の防錆力は高くなかつた。近年
特に高い防錆力が要求されるため、従来のアニオ
ン電着塗装に代え、エポキシ系樹脂塗料を使用し
てカチオン電着塗装法により、下塗り塗装が行わ
れている。 従来のエポキシ系樹脂塗料を使用する方法は、
カチオン電着塗装法によりエポキシ系樹脂塗膜を
形成した後、エポキシ系樹脂の最適硬化温度であ
る170〜180℃で焼付けし、焼付塗膜上にポリアミ
ド樹脂粉体を付着させ、ポリアミド樹脂の溶融温
度以上の温度である200〜215℃で焼付けし、ポリ
アミド樹脂の溶融皮膜を形成していた。 しかしながら、このような従来の製造方法にお
いては、ポリアミド樹脂皮膜の膜厚を厚くする
と、外表面に微少な気泡が多数発生し、外観を著
しく損うという問題点があつた。 この発明は上記のような従来の問題点に着目し
てなされたもので、エポキシ系樹脂塗膜を形成し
た後、ポリアミド樹脂の焼付温度以上250℃以下
で焼付けを行うことにより、上記問題点を解決す
ることを目的としている。 この発明は、金属成形品の表面にカチオン電着
塗装法によりエポキシ系樹脂塗膜を形成し、焼付
けを行つた後、塗膜上にポリアミド樹脂粉体を付
着させ、ポリアミドの溶融温度以上の温度で焼付
けを行う方法において、エポキシ系樹脂の焼付け
をポリアミド樹脂の焼付温度以上250℃以下で行
うことを特徴とする車両用金属成形品の製造方法
である。 従来法において成形品の外表面に気泡が発生す
る原因を調べたところ、ポリアミド樹脂の焼付け
の際、下塗り塗膜のエポキシ系樹脂が分解して水
素ガスが発生するためであることがわかつた。す
なわち、下塗り塗膜はエポキシ系樹脂の最適硬化
温度で焼付けを行うが、その後さらに高い温度で
ポリアミド樹脂の焼付けを行うため、エポキシ系
樹脂が分解し、発生する水素がポリアミド樹脂層
との界面に集まつて、気泡を形成するものであ
る。 そこで気泡の発生を防止する方法を検討したと
ころ、下塗り塗膜の焼付けをポリアミド樹脂の焼
付温度以上で行うと、後工程としてポリアミド樹
脂の焼付けを行つても、エポキシ系樹脂は分解し
ないことがわかつた。エポキシ系樹脂の最適の硬
化温度は170〜180℃であつて、一般にはこの範囲
の温度で焼付けが行われており、この範囲より高
い温度で焼付けを行うと、塗膜の劣化が起こる。 ところが車両用の成形品として使用する範囲に
おいては、250℃以下の温度で焼付けを行う限
り、十分密着性および防食性があり、使用可能で
あることがわかつた。このため本発明ではポリア
ミド樹脂の焼付温度以上250℃以下の温度で下塗
り塗膜の焼付けを行う。 下塗り塗膜の形成は従来法と同様に、エポキシ
系樹脂塗料を使用し、カチオン電着塗装法により
形成する。下塗り塗膜の形成に先立つて脱脂、水
洗、化成皮膜処理等を施すのも従来法と同様であ
る。下塗り塗膜の厚さは特に制限はないが、例え
ば10〜50μmとすることができる。 こうして形成した下塗り塗膜は、後工程におけ
るポリアミド樹脂の焼付温度以上250℃以下の温
度で焼付けを行うが、ポリアミド樹脂の焼付温度
より高い温度で焼付けを行うのが好ましく、この
場合ポリアミド樹脂の焼付温度より10℃以上高い
温度が望ましい。焼付時間は従来法と同様で、20
〜40分間程度である。 次いで、焼付塗膜上にポリアミド樹脂粉体を付
着させる方法も従来法と同様でよく、例えば静電
塗装法により、ポリアミド樹脂粉体を静電的に付
着させる。ポリアミド樹脂粉体の粒径は例えば80
〜160μmとすることができる。 付着したポリアミド樹脂粉体は、従来法と同様
にその溶融温度以上で焼付けを行うことにより、
溶融させ、皮膜を形成することができる。このと
きの焼付温度は前記下塗り塗膜の焼付温度決定の
基準となるもので、ポリアミド樹脂の溶融温度以
上250℃以下であり、215±5℃が好ましい。焼付
時間は30〜50分間程度である。完成品には発泡は
なく、優れた外観を有する。 発明の対象となる成形品は車両用の金属成形品
であり、特に防食性が問題となる車体の外板や外
装部品の製造に適している。またエポキシ系樹脂
塗料はエポキシ樹脂を主体とするもので、エポキ
シ樹脂単独成分のほかに、フエノール樹脂等の他
の樹脂成分を含んでいてもよく、アミン類、ポリ
アミド等を硬化剤とするものなど、従来より使用
されているものが使用できる。ポリアミド樹脂と
しても、ナイロン6、11、12、66など従来より使
用されているものが使用可能である。 以上説明したきたように、この発明によれば、
その構成を、金属成形品にエポキシ系樹脂塗膜を
形成した後、ポリアミド樹脂の焼付温度以上、
250℃以下で焼付けを行い、その後ポリアミド樹
脂粉体を付着させ、焼付けを行うようにしたた
め、ポリアミド樹脂の焼付けに際して、エポキシ
系発明は分解せず、気泡発生による外観の低下は
起こらないという効果が得られる。 次にこの発明の実施例について説明する。 実施例 鋼板ガーニツシユに脱脂工程、水洗工程、リン
酸亜鉛化成皮膜処理工程、水洗工程、純水洗浄工
程および乾燥工程を施した後、エポキシ系樹脂塗
料(関西ペイントKK製エレクロン9200、および
日本ペイントKK製パワーコートU30)をカチオ
ン電着塗装法により、20μmの下塗り塗装皮膜を
形成し、種々の温度で30分間焼付けを行い、その
後粒径80〜160μmのポリアミド樹脂(ナイロン
11)を静電塗装法により付着させ、215℃で40分
間焼付けを行つて溶融、焼付皮膜を形成し、自然
乾燥させて完成品を得た。 次表に下塗り塗膜の焼付温度ごとの完成品の外
観を示す。表中、×は完成品の表面に多数の発泡
が生じ外観不良、〇は完成品の表面が均質で発泡
はなく外観良好、△は両者の中間の外観を示す。
【表】
【表】 以上の結果より、下塗り塗膜の焼付温度はポリ
アミド樹脂の焼付温度より高く、250℃以下が良
いことがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属成形品の表面にカチオン電着塗装法によ
    りエポキシ系樹脂塗膜を形成し、焼付けを行つた
    後、塗膜上にポリアミド樹脂粉体を付着させ、ポ
    リアミドの溶融温度以上の温度で焼付けを行う方
    法において、エポキシ系樹脂の焼付けをポリアミ
    ド樹脂の焼付温度以上250℃以下で行うことを特
    徴とする車両用金属成形品の製造方法。 2 エポキシ系樹脂塗膜の焼付温度は225〜250℃
    である特許請求の範囲第1項記載の車両用金属成
    形品の製造方法。 3 エポキシ系樹脂塗膜の焼付温度は230±3℃
    である特許請求の範囲第1項記載の車両用金属成
    形品の製造方法。 4 ポリアミド樹脂粉体の焼付温度は215±5℃
    である特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の車両用金属成形品の製造方法。
JP4562283A 1983-03-18 1983-03-18 車両用金属成形品の製造方法 Granted JPS59169579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4562283A JPS59169579A (ja) 1983-03-18 1983-03-18 車両用金属成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4562283A JPS59169579A (ja) 1983-03-18 1983-03-18 車両用金属成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59169579A JPS59169579A (ja) 1984-09-25
JPS6144550B2 true JPS6144550B2 (ja) 1986-10-03

Family

ID=12724468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4562283A Granted JPS59169579A (ja) 1983-03-18 1983-03-18 車両用金属成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59169579A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59169579A (ja) 1984-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3838495A (en) Method of forming closed sheet metal structures with an internal corrosion-resistant coating
US3977839A (en) Coated metal article and method of coating
JPH0315503B2 (ja)
JP4219326B2 (ja) 高分子部材を塗装のために金属被覆する方法
US6872294B2 (en) Metallization of polymer composite parts for painting
CN107406957B (zh) 包括局部加强的经涂覆的钢板的用于车辆的面板
JP5316926B2 (ja) 車両用ホイールの塗装方法
JP2002513084A (ja) 錫合金製ホイール釣合い錘
JPH0452284A (ja) 高耐食性2層めっき鋼板とその製造方法
JPS6144550B2 (ja)
JP6289222B2 (ja) 耐食性マグネシウム合金鍛造ホイール及びその製造方法
GB1387300A (en) Reusable mandrel
JPH07166125A (ja) プレス成形性及び耐食性にすぐれる樹脂塗装アルミニウム又はアルミニウム合金材及びその製造方法
CN1083767C (zh) 用两种或两种以上涂层涂敷的金属板、生产这些金属板的方法及其应用
US3961993A (en) Coated metal article and method of coating
JPS6123766A (ja) 複合被覆めつき鋼板
JPS6196074A (ja) アルミ材と鋼材が組合された製品の化成処理方法
EP0351114A2 (en) Aluminium wheel
JP2678305B2 (ja) 自動車ボディの塗装方法
JPH04143296A (ja) 塗膜の鮮映性にすぐれる電着塗装鋼板及びその製造方法
JP2692339B2 (ja) 車体パネル継ぎ目部分の平滑化方法
JP2635250B2 (ja) 凹凸模様塗膜の形成方法
JP2713809B2 (ja) 電着塗装下地皮膜形成方法
WO1993011278A1 (en) Aluminum alloy plate
JPS6222664B2 (ja)