JPS6143800Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、ロール原紙を複数枚重合して適寸間隔
で装備する切刃群で適寸巾に縦切りする考案に係
るもので、その目的は長いロール紙を場所を取ら
ずに高速で縦切り出来る機械を提供しようとする
ものである。

以下その詳細を図面に就いて説明すると、機体
Ａの中央部と後部に軸架する横杆１，２にロール
原紙３，４を装架し、該ロール原紙３，４を機体
Ａの先部に適寸間隔で装備する切刃５……の取付
杆６とその受ロール７との間を通過させ、その切
断紙を巻取る巻ロール杆８を切刃５……と近接す
るように、機体Ａの前端部両側に装備するガイド
レール９に運行自在に係合した軸架台１０に軸架
してなる構成に係るものである。而して軸架台１
０はタイマーによつて自動的に後退するように構
成してある。１１はロール紙を回動するベルト１
２の腕杆、１３は腕杆１１を起伏するエアーシリ
ンダー、１４はエアー送り管、Ｂは油圧ポンプと
操作スイツチを示す。

本案は上記のように、製紙工程で巻取つたロー
ル原紙をそのまゝ機体Ａの横杆１，２に装架し、
これを適寸間隔で装備する切刃５……の取付杆６
に、その受ロール７との間を通過させるからロー
ル原紙を適寸巾づゝに、一工程で縦切りすること
ができる。従つて、その紙を重合して切刃５……
を通過させると、一度に複数枚を縦切して巻ロー
ル杆８に巻取らせるから縦切作業を迅速にする事
ができる。又、巻ロール杆８の軸架台１０は縦切
ロール紙を巻取るに従つて、ガイドレール９上を
自動的に後退するようにしてあるから、切刃５…
…と切ロール紙の巻取り部とを常時近接させて作
動できるから巻ロール杆８に巻取り中に隣接の縦
切り紙が重合する事がなく、巻取りを円滑にする
事が出来る。

このように本案は、巻ロール原紙及び巻取ロー
ル紙を近接して装架出来るから、機体Ａを可及的
に小型化して場所を取らずに高速縦切が出来る実
用上有効な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は側面図、第３図は切
刃部の拡大図を示す。 Ａ；機体、Ｂ；油圧ポンプと操作スイツチ、
１，２；横杆、３，４；ロール原紙、５；切刃、
６取付杆、７；受ロール、８；巻ロール杆、９；
ガイドレール、１０；軸架台、１１；腕杆、１
２；ベルト、１３；エアーシリンダー、１４；エ
アー送り管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機体の中央部と後部に軸架する横杆にロール原
   紙を装架し、該ロール原紙を機体の先部に適寸間
   隔で装備する切刃の取付杆とその受ロールとの間
   を通過させ、その切断紙を巻取る巻ロール杆を切
   刃群と近接するように、機体の前端部両側に装備
   するガイドレールに運行自在に係合した軸架台に
   軸架してなるテイツシユペーパー・ナプキン等の
   製造工程における高速縦切機。