JPS6143547B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6143547B2 JPS6143547B2 JP53087587A JP8758778A JPS6143547B2 JP S6143547 B2 JPS6143547 B2 JP S6143547B2 JP 53087587 A JP53087587 A JP 53087587A JP 8758778 A JP8758778 A JP 8758778A JP S6143547 B2 JPS6143547 B2 JP S6143547B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- clutch outer
- small diameter
- large diameter
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 11
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 7
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 238000010273 cold forging Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は機関用始動電動機に使用されるオー
バランニングクラツチの製造方法に関するもので
特にクラツチアウタに設けられる偏心規制手段の
製造方法の改良に関するものである。
バランニングクラツチの製造方法に関するもので
特にクラツチアウタに設けられる偏心規制手段の
製造方法の改良に関するものである。
まず、第1図乃至第4図に基づき従来方法の構
造、製造方式について説明する。即ち第1図にお
いて、1は図示しない始動電動機の回転シヤフ
ト、2はこのシヤフトの外周部に形成されたヘリ
カルスプライン、3はクラツチアウタで、これは
内周部に上記ヘリカルスプライン2と噛合可能な
ヘリカルスプライン4aを有し、外周部に図示し
ない移行用レバーとの係合部4aを有する嵌合部
4と、この嵌合部4より径が大でかつその嵌合部
4に連つて形成された内周部に複数個の嵌合面5
aを形成してなる筒状部5とからなる。6は上記
嵌合部4の端部に設けられた凹部4Cに嵌着さ
れ、上記シヤフト1と規定の隙間となるように設
定された内径を有する偏心規制リングで、上記ク
ラツチアウタ3の偏心を上記シヤフト1に対して
必要最小限に維持し、回転時の偏心遠心力荷重を
減少させるものである。7はクラツチインナで上
記筒状部5に嵌入して、その嵌合面5aとの間で
クサビ状空間を形成する嵌合部7aと、この嵌合
部7aと連つて形成された機関起動用ピニオン8
とより成る。9は上記クラツチアウタの嵌合面5
aと上記クラツチインナの嵌合部7a外周との間
に配列され転動するローラで、図示しないローラ
スプリングで制御されている。10は上記クラツ
チインナ7の軸方向の動きを規制するために設け
られたプレート、11は上記オーバランニングク
ラツチを一体に保持するカバーで上記クラツチア
ウタ3に加絞められている。12は上記ピニオン
8と係合する機関リングギヤである。上記の構成
よりなるオーバランニングクラツチ装置において
は、クラツチアウタ3は第2図に示すように上部
が大径で下部が小径のクラツチアウタ3の原材1
3を切削または冷間鍛造にて製作し、この原材1
3を更に第3図乃至第4図に示す冷間鍛造を行
う。ここで14はパンチで上記クラツチアウタ3
の嵌合面5aを形成するように外周形状が設けら
れる。14aはこのパンチに形成されたガイド
穴、15はダイスで上記クラツチアウタ3の外形
形状に製作されている。16は上記パンチ14に
設けられたガイド穴14aに嵌合してクラツチア
ウタブランク17の内径を規制すると共に上記パ
ンチ14との相互関係を保つマンドレルである。
造、製造方式について説明する。即ち第1図にお
いて、1は図示しない始動電動機の回転シヤフ
ト、2はこのシヤフトの外周部に形成されたヘリ
カルスプライン、3はクラツチアウタで、これは
内周部に上記ヘリカルスプライン2と噛合可能な
ヘリカルスプライン4aを有し、外周部に図示し
ない移行用レバーとの係合部4aを有する嵌合部
4と、この嵌合部4より径が大でかつその嵌合部
4に連つて形成された内周部に複数個の嵌合面5
aを形成してなる筒状部5とからなる。6は上記
嵌合部4の端部に設けられた凹部4Cに嵌着さ
れ、上記シヤフト1と規定の隙間となるように設
定された内径を有する偏心規制リングで、上記ク
ラツチアウタ3の偏心を上記シヤフト1に対して
必要最小限に維持し、回転時の偏心遠心力荷重を
減少させるものである。7はクラツチインナで上
記筒状部5に嵌入して、その嵌合面5aとの間で
クサビ状空間を形成する嵌合部7aと、この嵌合
部7aと連つて形成された機関起動用ピニオン8
とより成る。9は上記クラツチアウタの嵌合面5
aと上記クラツチインナの嵌合部7a外周との間
に配列され転動するローラで、図示しないローラ
スプリングで制御されている。10は上記クラツ
チインナ7の軸方向の動きを規制するために設け
られたプレート、11は上記オーバランニングク
ラツチを一体に保持するカバーで上記クラツチア
ウタ3に加絞められている。12は上記ピニオン
8と係合する機関リングギヤである。上記の構成
よりなるオーバランニングクラツチ装置において
は、クラツチアウタ3は第2図に示すように上部
が大径で下部が小径のクラツチアウタ3の原材1
3を切削または冷間鍛造にて製作し、この原材1
3を更に第3図乃至第4図に示す冷間鍛造を行
う。ここで14はパンチで上記クラツチアウタ3
の嵌合面5aを形成するように外周形状が設けら
れる。14aはこのパンチに形成されたガイド
穴、15はダイスで上記クラツチアウタ3の外形
形状に製作されている。16は上記パンチ14に
設けられたガイド穴14aに嵌合してクラツチア
ウタブランク17の内径を規制すると共に上記パ
ンチ14との相互関係を保つマンドレルである。
上記のように構成された従来のクラツチアウタ
3の製造方法にあつてはダイス15に挿入された
原材13はパンチ14の下降にともない押圧され
塑性変形する。このときマンドレル16はクラツ
チアウタブランク17の小径部内径を規定の値に
規制するとともにパンチ14のガイド穴14aと
嵌合するのでクラツチアウタ15の嵌合面5aと
内径との偏心が防止される。
3の製造方法にあつてはダイス15に挿入された
原材13はパンチ14の下降にともない押圧され
塑性変形する。このときマンドレル16はクラツ
チアウタブランク17の小径部内径を規定の値に
規制するとともにパンチ14のガイド穴14aと
嵌合するのでクラツチアウタ15の嵌合面5aと
内径との偏心が防止される。
この従来の製造方法ではマンドレル16は図示
するように同一径で構成されていた。このため偏
心規制リング6を設けるには、クラツチアウタ3
の端部に設けられる凹部4cを切削加工した後、
偏心規制リング6を別途製作し、嵌着していた。
従つて部品点数の増加を招き材料費の増加および
組立工数を著しく高いものとしていた。
するように同一径で構成されていた。このため偏
心規制リング6を設けるには、クラツチアウタ3
の端部に設けられる凹部4cを切削加工した後、
偏心規制リング6を別途製作し、嵌着していた。
従つて部品点数の増加を招き材料費の増加および
組立工数を著しく高いものとしていた。
この発明は上記欠点を解消し安価なオーバラン
ニングクラツチ装置を提供するためになされたも
のである。
ニングクラツチ装置を提供するためになされたも
のである。
以下、第5図に示すこの発明の一実施例につい
て説明する。即ち第5図において、18はマンド
レルで上記パンチ14のガイド穴14aと嵌合す
る小径部18aを有しかつ上記クラツチアウタ3
の内径を規制するよう寸法設定された大径部18
bを有する。ここで小径部18aの外径は上記回
転シヤフト1との隙間が所定の値となるよう設定
されている。又上記マンドレル18の小径部18
aと大径部18bとの間には段部20が形成され
ている。
て説明する。即ち第5図において、18はマンド
レルで上記パンチ14のガイド穴14aと嵌合す
る小径部18aを有しかつ上記クラツチアウタ3
の内径を規制するよう寸法設定された大径部18
bを有する。ここで小径部18aの外径は上記回
転シヤフト1との隙間が所定の値となるよう設定
されている。又上記マンドレル18の小径部18
aと大径部18bとの間には段部20が形成され
ている。
このように構成された実施例では、パンチ14
の下降にともないダイス15に挿入された原材1
3は押圧される。これによりガイド穴14aとマ
ンドレル18の小径部18aと嵌合により相互位
置が保たれた状態で原材13が矢印方向に塑性変
形しクラツチアウタブランク17の内面にクラツ
チアウタ5の嵌合面5aを形成すると共に、マン
ドレル18の段部20によりクラツチアウタブラ
ンク17の小径部に環状の突出部19を形成す
る。パンチ14の下降端においては突出部19が
十分形成されるとともに突出部19の内径と嵌合
面5aの相互位置は正確に維持されていることに
なる。このようにして形成されたクラツチアウタ
5をローラ9、クラツチインナ7を各々連結し、
回転シヤフト1に装着してオーバランニングクラ
ツチを形成すると、クラツチアウタ5に形成され
ている突出部が、クラツチアウタ5の回転シヤフ
ト1に対する偏心規制を行なう。
の下降にともないダイス15に挿入された原材1
3は押圧される。これによりガイド穴14aとマ
ンドレル18の小径部18aと嵌合により相互位
置が保たれた状態で原材13が矢印方向に塑性変
形しクラツチアウタブランク17の内面にクラツ
チアウタ5の嵌合面5aを形成すると共に、マン
ドレル18の段部20によりクラツチアウタブラ
ンク17の小径部に環状の突出部19を形成す
る。パンチ14の下降端においては突出部19が
十分形成されるとともに突出部19の内径と嵌合
面5aの相互位置は正確に維持されていることに
なる。このようにして形成されたクラツチアウタ
5をローラ9、クラツチインナ7を各々連結し、
回転シヤフト1に装着してオーバランニングクラ
ツチを形成すると、クラツチアウタ5に形成され
ている突出部が、クラツチアウタ5の回転シヤフ
ト1に対する偏心規制を行なう。
以上の様にこの発明によるクラツチアウタの製
造方法では従来必要であつた偏心規制リングは不
要であり、クラツチアウタの原材の後工程での切
削工数も削減され、製造コストが著しく低減され
る。
造方法では従来必要であつた偏心規制リングは不
要であり、クラツチアウタの原材の後工程での切
削工数も削減され、製造コストが著しく低減され
る。
第1図は従来製造方法によるオーバランニング
クラツチ装置の構造を示す断面図、第2図ないし
第4図はクラツチアウタの従来の製造方式の要部
を示す説明図、第5図はこの発明によるクラツチ
アウタの製造方法の一実施例の要部を示す断面図
である。 図中、1は回転シヤフト、3はクラツチアウ
タ、4は嵌合部、5は筒状部、7はクラツチイン
ナ、8は機関起動用ピニオン、9はローラ、10
はプレート、11はカバー、12は機関リングギ
ア、13は原材、14はパンチ、14aはガイド
穴、15はダイス、16,18はマンドレル、1
7はクラツチアウタブランク、18aは小径部、
18bは大径部、19は突出部、20は段部であ
る。尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
クラツチ装置の構造を示す断面図、第2図ないし
第4図はクラツチアウタの従来の製造方式の要部
を示す説明図、第5図はこの発明によるクラツチ
アウタの製造方法の一実施例の要部を示す断面図
である。 図中、1は回転シヤフト、3はクラツチアウ
タ、4は嵌合部、5は筒状部、7はクラツチイン
ナ、8は機関起動用ピニオン、9はローラ、10
はプレート、11はカバー、12は機関リングギ
ア、13は原材、14はパンチ、14aはガイド
穴、15はダイス、16,18はマンドレル、1
7はクラツチアウタブランク、18aは小径部、
18bは大径部、19は突出部、20は段部であ
る。尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
Claims (1)
- 1 上部が大径で下部が小径の筒状のクラツチア
ウタの原材をダイス内に装着すると共に上記原材
の内周部を上記ダイス内に固着されたマンドレル
の大径部に装着した後、この大径部に段部を介し
て一体的に形成された小径部の外周を覆うように
挿入されたパンチにより上記クラツチアウタの原
材を押圧して、クラツチローラを介してクラツチ
インナと連結される筒状部と、この筒状部より小
径で回転シヤフトに軸方向移動可能に嵌合される
嵌合部と、前記マンドレルの段部により上記筒状
部と上記嵌合部との間に上記回転シヤフトに対す
る偏心規制用の突出部を形成するようにしたこと
を特徴とする始動電動機用オーバランニングクラ
ツチの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8758778A JPS5514942A (en) | 1978-07-17 | 1978-07-17 | Method of producing overrunning clutch for starting motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8758778A JPS5514942A (en) | 1978-07-17 | 1978-07-17 | Method of producing overrunning clutch for starting motor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5514942A JPS5514942A (en) | 1980-02-01 |
JPS6143547B2 true JPS6143547B2 (ja) | 1986-09-27 |
Family
ID=13919124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8758778A Granted JPS5514942A (en) | 1978-07-17 | 1978-07-17 | Method of producing overrunning clutch for starting motor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5514942A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190250A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Nsk Ltd | 一方向クラッチ |
JP5321114B2 (ja) * | 2009-02-16 | 2013-10-23 | 日本精工株式会社 | 一方向クラッチ |
-
1978
- 1978-07-17 JP JP8758778A patent/JPS5514942A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5514942A (en) | 1980-02-01 |
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