JPS6143493Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は指の先に止着する指圧・マツサージ
補助具に関する。

人体のツボ位置を指で押すために突起を有する
押し板を指に止着し、該押し板に力を加え、指の
力を突起に集中すれば指の力を効率良く利用する
ことができる。

この様な指圧補助具を利用すれば小さな力で大
きな効果が得られる。

これ等を具体化して使用してみると、指圧効果
は良好であるが、治療中、すなわち、体のツボ位
置を押しているうちに指から指圧・マツサージ補
助具が外れ易いこと、また、指の力が押し板全体
にかけ難いなどの問題があつた。

この考案はこのような問題点を解決するため、
止着した指から外れ難く、押し板に指の力が効率
良くかかるような指圧補助具を提供するものであ
る。これを図に従つて説明をすると、 第１図は、これ迄に考案した指圧・マツサージ
補助具の斜視図である。図中記号１は押し板、２
は突起、３はバンドである。このような構成をも
つた指圧・マツサージ補助具の押し板１の表面に
滑り止め用の突起４を設けるなど試みたが、押し
板１に力を加えたときに滑り止め用の突起４が指
の腹にくい込み痛みを生じるなどの問題が生じ
た。また押し板１の周辺部５の縁を立ち上げた場
合も同様であつた。

そこで、第２図の使用説明図中、記号６の斜面
のように止着した指先の腹から、第一関節部にか
けて、すなわち、押し板１の中間位置から後方に
かけて斜面状に立ち上げたところ脱落は確実に防
止できた。しかも指と押し板１との形がなじむの
で指の力が、押し板全体にかけられるなどの利点
が生じるようになつた。

なお通常、指圧は利き腕の親指一指でツボ位置
を順次押してゆくのであるが、一般の人は左右の
親指を用いてもむという動作をすることがある。

そうした場合、指の動きが止着した押し板の前
後方向に動かず、斜め、あるいは横に動かされる
ことがある。このような場合、指が押し板の上で
横にずれるので、これを防止するため、押し板の
斜面６部の左右、あるいは片側に小さな斜面６ａ
を設け、指の腹となじむような凹面状にすれば前
後左右いずれのずれも防止できる。なお、この凹
面状の形は一つの曲面で形成しても同様効果が得
られる。

このように、押し板１に斜面６、あるいは斜面
６および６ａからなる凹面状の斜面を設ければ脱
落およびずれ難い指圧・マツサージ補助具が提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は改良前の指圧・マツサージ補助具。第
２図は改良した指圧・マツサージ補助具の使用説
明図、第３図は押し板１に設けた斜面を凹面状に
した実施例斜視図。 図中記号１は押し板、２は突起、３はバンド。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 突起を有する押し板、すなわち指の力を加え
   る部材と、該押し板を指に止着するためのバン
   ドとからなる指圧・マツサージ補助具におい
   て、止着する指の腹から、第一関節にかけて、
   押し板の面と、指とが接するように押し板の一
   部に斜面を設けたことを特徴とする指圧・マツ
   サージ補助具。 (2) 実用新案登録請求の範囲第１項に記載の斜面
   の形状を凹面状にしたことを特徴とする指圧・
   マツサージ補助具。