JPS6143480B2 - - Google Patents

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JPS6143480B2
JPS6143480B2 JP52116438A JP11643877A JPS6143480B2 JP S6143480 B2 JPS6143480 B2 JP S6143480B2 JP 52116438 A JP52116438 A JP 52116438A JP 11643877 A JP11643877 A JP 11643877A JP S6143480 B2 JPS6143480 B2 JP S6143480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
deflector
radius
dewatering
deflector unit
Prior art date
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Expired
Application number
JP52116438A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5450609A (en
Inventor
Takashi Aiba
Kazumi Abe
Masahiro Yakabe
Akira Watanabe
Shinichi Saito
Tooru Suyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11643877A priority Critical patent/JPS5450609A/ja
Publication of JPS5450609A publication Critical patent/JPS5450609A/ja
Publication of JPS6143480B2 publication Critical patent/JPS6143480B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はヘツドボツクスから原料を上向きに
噴射する二枚網抄紙機に関するものである。製紙
工程における抄紙機において、最近二枚網抄紙機
が使用されている。この抄紙機において最大の課
題はいかに同じ脱水長さ区間で脱水能力を増加さ
せ、且つ紙の品値をそこなわないことにある。従
来の脱水方法はロール内側に真空圧吸引装置を設
けて脱水する方法や一定半径のシユーを使用して
脱水する方法が行なわれている。しかし前者の場
合は脱水のために脱水区間の全域にわたり吸引動
力が必要であり、特に初期脱水域における吸引力
の使用は固形分の歩留りに問題を生じ製品の品質
に悪影響を及ぼす。また後者の場合、シユーの半
径を一定とすると初期の紙層が形成されないとき
の脱水量は多いが、その後紙層が形成されたとき
の過速度を適当に保つことができない。従つて
シユーの半径が大きい場合は紙層が形成されたと
きの脱水能力に問題があり、またシユーの半径が
小さい場合は脱水初期に急激な脱水が起るため、
固形分歩留の劣化をきたし、製品品質の悪影響を
及ぼす。
この発明の目的は同じ脱水長さの区間で脱水能
力を増加させ、且つ紙の品値をそこなわないこと
ができるようにすることであり、しかも紙層の形
成につれて脱水速度を変えられるようにすること
である。
この発明は、ヘツドボツクスから上向きに噴射
させられた抄紙原料を二枚のワイヤーにて挾持し
ながら上方へ移送し、かつその間に前記ワイヤー
に当接せしめたデフレクタより原料の水分を除去
して脱水成形する二枚網抄紙機の脱水区間におい
て、3〜4枚のデフレクタブレードでデイフレク
タユニツトを形成し、前記ワイヤーのいずれか一
方に、曲率半径無限大のデフレクタユニツトを、
またその上部に曲率半径4m及び3mのデイフレク
タユニツトを順次当接し、該3mのデイフレクタ
ユニツトの上部でかつ前記ワイヤーの他方に曲率
半径2mのデイフレクタユニツトを当接しさらに
曲率半径2mのデイフレクタユニツトが当接した
ワイヤーの反対側のワイヤーの脱水区間の上部に
サクシヨンロールを設けてなる二枚網抄紙機であ
る。
以下添付図面の実施例につき説明すると、1は
上向きに抄紙原料を噴射する原料供給箱、すなわ
ちヘツドボツクス、17は原料を機械的さらに空
気的に脱水する装置、すなわちワイヤーパートで
あり、該ワイヤーパート17は、プレストロール
2、サクシヨンロール9、サクシヨンクーチロー
ル10、サクシヨンビツクアツプロール11、ガ
イドロール12、ドライブロール13及びワイヤ
ーロール14よりなる。
バツキングワイヤー18は前記ブレストロール
2、ワイヤーロール14、ガイドロール12、ド
ライブロール13、ワイヤーロール14により、
矢印A18方向に駆動され、またコンベイングワ
イヤー19は、ブレストロール、サクシヨンロー
ル9、サクシヨンクーチロール10、ドライブロ
ール13、ワイヤロール14、ガイドロール12
により矢印A19方向に駆動される。
3はジエツト脱水調整用デフレクター、4,
5,6,7は3〜4枚のデフレクタブレードより
なるデフレクタユニツトであり、デフレクタユニ
ツト4はそのワイヤー19と当接する曲率半径
(以下単に半径と称す)R4が無限大に形成され、
デフレクタユニツト5は半径R5が4mに、またデ
フレクタユニツト6は半径R6が3mに形成され、
さらにデフレクタユニツト7はサクシヨンロール
9側のワイヤー18と当接する半径R7が2mに形
成される。
8は出口湿紙濃度調整用デフレクタである。
ヘツドボツクス1から上向きに供給された抄紙
原料15は両側のワイヤ18,19にはさまれ、
ジエツト脱水調整用デフレクタ3の押込み量を調
節することによつて紙品質及び歩留りに微妙な影
響を与える初期脱水を自由に調整出来るように直
線配列部を設け、その後デフレクタユニツト4,
5,6,7により順次水分を除去され、さらに出
口湿紙濃度調整用デフレクタ8により所望の湿紙
濃度に調整され、真空吸引用サクシヨンロール
9、高真空のサクシヨンロール10により脱水さ
れ、サクシヨンピツクアツプロール11でピツク
アツプされ湿紙となつて、その後プレスパートに
入る。
前記半径R4=∞のデフレクタユニツト4は脱
水圧が初期0Kg/m2から90Kg/m2(ここで張力360
Kg/mと仮定)に変化し、次に半径R5=4mのデフ
レクタユニツト5で脱水圧力は90Kg/m2となり、
R5=3mのデフレクタユニツト6の脱水圧力は120
Kg/m2、さらにR7=2mのデフレクタユニツト7で
180Kg/m2となり漸次紙料濃度の増加にともない脱
水圧力を上げることができる。
ここで例えば紙料濃度が1.1%から3%に上昇
したとき水抵抗値は実験によれば2×109から
2.2×1011(1/m2)に増加する。この関係は第
3図に示した。
そこで 脱水速度∝ 脱水圧力(Kg/m2)/積層厚み(m)×水抵抗値(
m) ……………(1) というDarcyの法則を用いて、同じ積層厚みの時
の脱水速度は上式より 脱水速度∝脱水圧力/水抵抗値……………(2
) となる。
また脱水長さlと脱水速度wの積を脱水量Qと
すると、 脱水量Q∝脱水圧力/水抵抗値……………(3
) と表わされる。
例として、デフレクタユニツトの半径が4mの
ときの脱水量Q4nと、半径が2mのときの脱水量
2nの比は、紙料が同じ濃度の場合(すなわち
水抵抗値が同じ)は、上記(3)式より脱水圧力の比
として表わされるので、 Q2n/Q4n=2 ……………(4) また同様に半径が3mと4m、半径が4mと4mの
場合の脱水量の比は Q3n/Q4n=1.33 ……………(5) Q4n/Q4n=1 ……………(6) というように明らかにデフレクタユニツトの半径
が小さいほどその脱水速度は速いことが判る。
脱水速度が同等なところを考えると、第3図の
水抵抗値(1/m2)と紙料濃度(%)の関係か
ら同じ脱水量を得る濃度は 水抵抗値R=3m/水抵抗値R=4m=1.463×1011(2.80%)/1
.1×1011(2.65%)=1.33 水抵抗値R=2m/水抵抗値R=4m=2.2
×1011(3.00%)/1.1×1011(2.6
5%)=2 すなわちデフレクタユニツト半径R7=2m、濃
度3%での脱水量と等しい脱水量を得る場合の濃
度は、半径R5=3mのとき濃度は2.80%、R5=4m
のとき濃度は2.65%となる。
このことは当然半径が大きい方が必要脱水長さ
が長いことがわかる。
第4図に示すようにデフレクタユニツト半径と
紙料濃度の関係は容易に計算できる。
そこで多少脱水長さを延長することによつてデ
フレクタユニツト半径R=∞、4、3、2mの合
成ブレードユニツトを使用し、紙料濃度の曲線を
第5図に示すようにゆるやかに、かつ効率的にす
ることができる。
以上説明したように、この発明はデフレクタユ
ニツトの半径を∞から4m、3m、2mにすること
により、デフレクタによる脱水圧力を段階的に増
加させて、またデフレクタユニツトをワイヤー1
9のみならず、ワイヤー18も接触させ、紙の面
表面に対し、同様な脱水状態を作つて、表裏差の
ない紙を作ようになし、水抵抗値(紙料濃度)
に相応した脱水を行なわせ、次のサクシヨン系統
による脱水装置へ入る湿紙濃度を極力上げること
ができる。また前記サクシヨンによる脱水装置に
対する負担を少くすることができるので省エネル
ギー化をはかれる。
さらに最終段のデフレクタユニツト7を常にサ
クシヨンロール9の反対側に配置し、サクシヨン
ロール9に対するワイヤー18,19のラツプ角
度を極力大きくとるようにし、かつデフレクタユ
ニツトによる曲面的なワイヤー支持であるにもか
かわらず、ほぼ垂直に近い紙層形成域の構成を可
能にすると共にワイヤー18,19の取り替え作
業を著しく簡単なものとすることができる。
この発明は上述の実施例のみに限定されるもの
でなく、本発明の要旨において、デフレクタユニ
ツト4,5,6、をコンベイングワイヤー19側
に、デフレクタユニツト7をパツキングワイヤー
18側に当接する代りに第6図に示すようにパツ
キングワイヤー18側にデフレクタユニツト4,
5,6を、またコンベイングワイヤー19側にデ
フレクタユニツト7を設けても、本発明の目的を
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、第2図
は第1図の要部の拡大図、第3図は紙料濃度と
水抵抗値との関係を示すグラフ、第4図は種々の
デフレクタユニツトの半径における脱水長さと紙
料濃度の関係を示すグラフ、第5図はデフレクタ
ユニツトの半径を段階的に変えた場合の脱水長さ
と紙料濃度の関係を示すグラフである。第6図は
他の実施例を示す図である。 1……ヘツドボツクス、4,5,6,7……デ
フレクタユニツト、18,19……ワイヤー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヘツドボツクスから上向きに噴射させられた
    抄紙原料を二枚のワイヤーにて挾持しながら上方
    へ移送し、かつその間に前記ワイヤーに当接せし
    めたデイフレクタより原料の水分を除去して脱水
    成形する二枚網抄紙機の脱水区間において、3〜
    4枚のデイフレクタブレードでデイフレクタユニ
    ツトを形成し、前記ワイヤーのいずれか一方に曲
    率半径無限大のデイフレクタユニツトを、またそ
    の上部に曲率半径4m及び3mのデイフレクタユニ
    ツトを順次当接し、該3mのデイフレクタユニツ
    トの上部でかつ前記ワイヤーの他方に曲率半径
    2mのデイフレクタユニツトを当接し、これら無
    限大から2mのデイフレクタユニツトを当接した
    ワイヤーの脱水区間が略々垂直になるよう形成す
    ると共に、曲率半径2mのデイフレクタユニツト
    が当接したワイヤーの反対側のワイヤーの脱水区
    間の上部にサクシヨンロールを設けてなる二枚網
    抄紙機。
JP11643877A 1977-09-28 1977-09-28 Double screen type paper making machine Granted JPS5450609A (en)

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JP11643877A JPS5450609A (en) 1977-09-28 1977-09-28 Double screen type paper making machine

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JPS5450609A JPS5450609A (en) 1979-04-20
JPS6143480B2 true JPS6143480B2 (ja) 1986-09-27

Family

ID=14687102

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JP11643877A Granted JPS5450609A (en) 1977-09-28 1977-09-28 Double screen type paper making machine

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JPS6415584U (ja) * 1987-07-10 1989-01-26

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