JPH11508334A - 段ボール用ライナウエブの形成装置 - Google Patents

段ボール用ライナウエブの形成装置

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JPH11508334A
JPH11508334A JP9539901A JP53990197A JPH11508334A JP H11508334 A JPH11508334 A JP H11508334A JP 9539901 A JP9539901 A JP 9539901A JP 53990197 A JP53990197 A JP 53990197A JP H11508334 A JPH11508334 A JP H11508334A
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ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 ツインワイヤ形成機(20)において、ヘッドボックス(30)は紙料を形成金網(22)上へ送出し、第2の形成金網(24)が徐々にそれと係合される。フォーミングシュー(40)は、曲率が増加する経路に沿って2枚の金網を方向付け、その上に水が調整可能な自動スライス(44、46)により排水される。ついで2枚の金網(22、24)は、その金網間のウエブ(34)と共に、7個のSロール(52)の間の揺動するS状経路を追随し、また最後の湿りプレスにおいて直線インチ当たり約450ポンドまで圧力が増加する、3個の個別に圧力が加えられるプレスロール(58)を通して上方へ方向付けられる。排水パン(83)は、ツインワイヤの上面からの水、および上部プレスロールから放出される水を収集する。プレスロール(58)は、ニップ圧力を増加するために個別に空気的に回動自在であり、また全てのニップを開放するために一まとめに回動自在である。次に、高圧乾きニップ(80)は、ウエブ(34)の繊維含有量を35パーセント繊維まで増加できる。

Description

【発明の詳細な説明】 段ボール用ライナウエブの形成装置 〔技術分野〕 本発明は、抄紙機における紙形成セクション、特にツインワイヤ形成機に関す る。 〔背景技術〕 紙は、一般に木材または他の植物繊維から製造される。その工程は、資本集約 型であり、また専用化された機械類を必要とする多くの個別の工程を含む。理想 的には、抄紙プラントは、原料の適切な供給地、例えばパルプ材森林地帯に隣接 して設けられる。一方、抄紙プラントを完成紙の消費者の近くへ設けさせること が好都合である。最終消費者の近くへ抄紙プラントが物理的に位置することによ り、完成紙を無傷で供給することが容易となり、かつ製造業者と最終消費者との 間の連絡が改善される。 パルプ材、または竹や麻のような他の繊維生成植物を十分に供給できる多くの 国または地理的場所は、抄紙設備の建設に必要な資金が不足している。さらに地 元の紙需要が、地元の抄紙産業を運営するには不十分なことがある。同時に、抄 紙産業を育成するには不経済であると判断する国または繊維生産地域が、地元で 生産される資源を輸出する前にそれらの価値を高めることを希望する場合がある 。 1つの実施可能な妥協案は、丸太材のような植物原料の生産業者が、原料繊維 を、紙の生産ができる繊維へ変換することである。抄紙工程のパルプ化段階を地 元で実施し、かつ抄紙繊維を販売すると、地元で生成される資源に価値が付加さ れる。同時に、繊維が濃縮されるので、一定量の繊維を発送するコストが削減さ れる。このようにして、最終製品の紙の価値の大半の分け前が、木材繊維を生産 する国または地域の手中にあることになる。 繊維を安価に輸送するために、繊維は、パルプ化段階から生じる水性紙料から 濃縮しなければならない。かくして、経済的に可能な限り繊維から水をできるだ け多く除去する手段が必要となる。 パルプの乾燥はエネルギー集約的工程であり、また必要な熱と原動力の発生コ ストは、抄紙の全体コストのかなりの部分を占める。乾燥セクションで加熱を通 して除去する必要がある水の量が削減できるならば、かなりのコストを節減でき る。これは、抄紙機における乾燥セクションの前段階の形成と圧搾のセクション での水除去性能を向上することにより達成される。 形成セクション内でのウエブからの水の除去は、形成セクションの形成金網ま たは複数の金網上の繊維マットが形成されるときに繊維マットから水を引き出す ために過大な真空を使用して通常達成される。大量の減圧空気流の発生が必要に なるので、かなりのエネルギーが消費される。にもかかわらず標準的に、形成セ クションにおける水をより多く、かつ、より急速に除去する必要性により、形成 セクションにおける真空がより多く使用されるようになっている。 エネルギー集約的な真空脱水補助手段の使用を減少しながら、形成されたウエ ブの繊維含有量を増加する改良された形成装置は、パルプの生産に好都合なばか りではなく、また段ボール用ライナの形成にも好都合であろう。 〔発明の開示〕 本発明の形成セクションまたは形成機は、ツインワイヤ形式のものである。ヘ ッドボックスは、紙料の流れを形成金網上へ送出する。形成金網の下に位置され ているバーまたはブレードが、金網の底部から水を引き出す流体力を生じる。形 成金網の縁部へ向けて紙料がもはや流れることができないように紙料が脱水され た後に、第2の金網が形成金網と徐々に係合されて、2枚の金網はフォーミング シュー上の湾曲した経路へと導かれる。湾曲した経路は500インチの半径で始 まり、その曲率が100インチの半径まで増加する。その曲率がフォーミングシ ューにより維持され、そのフォーミングシューは2枚の金網を増加する曲率に沿 って方向付けるので、ニップ圧力が徐々に増加する。 フォーミングシューを構成するブレードは、その間の間隔を変更でき、また真 空および対向ブレードの有無に関係なく使用できる。湾曲したシュー形成経路の 上側に、1つまたは複数のスロットを採用できる調整可能な自動スライスにより 第2の金網を通して水が排水される。その自動スライスは上部金網に関して排水 スロットを上下することにより調整できる。上部金網送りローラーは、上部金網 と下部金網上で支持されるウエブとの間の接触点を調節するように、垂直平面内 で調整できる。接触点の調節は、ウエブの排水速度を増減するのに使用できる。 排水シューに続いて、4個が上部金網の上側に3個が下部金網の下側に合計7 個のSロールが配列されている。Sロールは、2枚の金網間のウエブと共に2枚 の金網に揺動またはS状の経路を追随させるように配置される。Sロール上に巻 き付けられる量は、金網上へ加わる排水圧力が徐々に増加するように調整される 。それぞれのSロール上のドクターブレードは、ロール表面上の繊維の蓄積を防 止し、またSロールからの脱水にも使用できる。Sロールは、普通のもの、溝付 きのもの、または非貫通の孔あけのもの、もしくは開放構造のものにできる。 ウエブを取り囲む2枚の金網は、3個の個別に加圧されるプレスロールを通し て上方へ送られる。圧力は、第1のプレスロールに入る前のゼロから第3のプレ スにおける直線インチ当たり約450ポンドまで徐々に増加される。プレスロー ルを通しての金網の上方への傾斜は、ツインワイヤの上面から水を収集するクロ スマシン方向の排水パンによる上部金網からの水の除去を容易にする。これらの パンは、上部プレスロールから放出される水も収集する。 それぞれの上部プレスロールは、上方へ延びるアームを有する回動ブラケット 上に取り付けられる。それぞれのアームは、空気式作動手段またはエアライドへ 取り付けられ、その空気式作動手段またはエアライドが、そのレバーにより提供 される機械的利点を使用してアームを動かしプレスロール間のニップへ圧力を加 える。ニップはそれぞれ、個別に調整されるが、単一のエアライドが全てのニッ プを開放できるように互いに連結される。湿りニップに続いて、直線インチ当た り1000ポンドもの高い圧力を受ける高圧乾きニップが、ウエブの繊維含有量 を35パーセントまで増加できる。 本発明の特徴は、真空無しで作動する、パルプと段ボール用ライナの生産用の 圧搾セクションを提供することにある。 本発明の他の特徴は、35パーセント繊維乾量含有量(fiber dry weight con- tent)を有するウエブを生産できる、抄紙機の形成セクションを提供することに ある。 本発明の別の特徴は、抄紙機用の低コスト、かつ、よりコンパクトな圧搾セク ションを提供することにある。 本発明のさらに他の特徴は、低レベルの保守で済むツインワイヤ形成機を提供 することにある。 本発明の別の目的、特徴および利点は、添付図面と連係してなされる下記の詳 細な説明から明らかになる。 〔図面の簡単な説明〕 図1は、本発明の抄紙機の形成セクションの概略側面図である。 図2Aは、図1の形成セクションの拡大した部分側面図である。 図2Bは、図1の形成セクションの拡大した部分側面図であり、図2Aと結合 すると図1の拡大図を形成する。 図3は、本発明の別の実施例の形成セクションの部分図であり、そこにおいて Sロールが固定部材と取り替えられている。 〔発明を実施するための最良の形態〕 同様な番号が同様な部分を指す図1乃至3を特に参照すると、抄紙機の形成セ クションまたは形成機20が図1に示されている。形成セクション20は、下部 形成金網22を有するツインワイヤ形式のものであり、下部形成金網22上に紙 料が載置され、下部形成金網22は上部形成金網24と共に下流へ送られて、幾 つかの脱水段階において脱水処理をする。下部形成金網22は、ブレストロール 26の回りに移動し、そこにおいて紙料の流れがヘッドボックス30のスライス 開口部またはリップ28から載置される。下部金網22上に載置された原料は、 比較的高い粘稠度、例えば約1.3繊維乾量パーセントのものである。下部金網 22は形成テーブル32上を走行し、そこにおいて原料の脱水が開始される。 一連のハイドロフォイルまたはバー33が、下部金網22の下側に位置されて いる。バー33が、低圧領域を生成することにより原料の排水を助け、その低圧 領域は、紙料から白水を引き出して、下部金網22上にウエブ34を形成する。 バー33は、高密度ポリエチレンまたはセラミック材料から製造できる。さらに バー33は、バーの前縁が後縁よりも下部形成金網22の下側へ近いならば改良 された性能を有することができる。バー33の前縁の位置決めは、バーの下流側 の僅かなテーパーまたは逃げ(relief)により達成できる。 標準的なツインワイヤ形成機において、紙料が金網の縁部へ向けて流れるのを 防止するために先細のデクルまたはダムが必要である。形成機20において上部 金網24が下部金網と係合するときに、ウエブは十分に脱水されていて、高度の 保守を要する先細のデクルが必要とされない。リードロール36が、上部形成金 網24の上側に位置され、下部形成金網22上のウエブと係合するように上部形 成金網24を方向付ける。リードロール36は好ましくは、上部金網24と下部 金網22との間の接触線38を調整できるボルト用長孔により標準的に調整でき る。このようにして、ウエブが上部金網24と下部金網22との間で圧搾される 前に十分に脱水されるように接触線38が調整できる。 上部金網24と下部金網22は、接触線38において接した後に、金網を湾曲 した経路に沿って移動させる複数のブレードまたはシュー42により形成される フォーミングシュー40上を導かれる。フォーミングシュー40は、機械20の 速度に応じて100インチと500インチとの間の曲率半径を有する。金網速度 が速くなればなるほど、上部金網24の上端側からの水の除去に必要な曲がりが それだけ緩やかになる。金網を湾曲した経路に沿って移動させると、遠心力が利 用されて上部金網24を通してウエブ34から水を上方へ移動させる。 ウエブは、第1の自動スライス44と第2の自動スライス46により上側から 脱水される。自動スライス44、46は、上部金網の上面から水を引き出してセ ーブオール48へ水を送る、クロスマシン方向に延びる狭いスロットから構成さ れる。第1の自動スライス44の位置は、上部金網24上の最適な位置決めのた めにハンドルホイール50により調整できる。 対向する上部金網24と下部金網22は、フォーミングシュー40から離れる と、一連のSロール52を通過する。図1に示されるようにSロール52は、4 個のSロールが上部金網24の上端と係合し、かつ3個のSロールが下部金網2 2の底部と係合するように配置される。Sロール52により、2枚の金網は、2 枚の金網間のウエブ34と共に、増加する排水圧力を受ける。ツインワイヤの巻 き量は、所要の巻き付け量が得られるようにそれぞれのSロール52を調整する ことにより調節できる。Sロール52は、普通のもの、または特に下部Sロール の場合に溝付きのもの、または非貫通の孔あけのもの、もしくは開放構造のもの にできる。 それぞれのSロール52は、Sロール上の繊維の蓄積を防止し、かつセーブオ ール中への排水を行うドクターブレード54を有する。Sロール52により形成 されるニップ56の前部に水が溜まることがあるので、上部Sロールの前部にお ける水溜りを減少するために、少なくとも最初の1個または2個のSロールの前 部に小形の自動スライス57を必要とするか、または設けるのが好都合である。 上部金網24と下部金網22は2枚の金網間のウエブと共に、Sロール52か ら離れると、3個の連続するプレス58を通して上方へ送られる。図2Bに示さ れるようにプレス58は、固定軸下部ロール60、および回動ブラケット64上 に取り付けられた回動自在軸の上部可動ロール62を有する。上部ロール62は 、金網22、24が2枚の金網間のウエブと共に、上部ロール62と下部ロール 60を約15度巻くようにヘッドボックス30へ向けて偏らされる。 それぞれの上部ロール62は、回動ブラケット64上の回動心軸66により形 成機フレーム72へ取り付けられているので、それぞれのブラケット64の上方 へ延びるアーム69の上端部68の移動により、上部ロール62が下部ロール6 0を押し付けるという機械的利点が生じる。上部プレスロール62と下部プレス ロール60により形成されるニップ56へ圧力を加えるために、形成機フレーム 72とブラケットアーム上端部68との間にエアライド70が取り付けられてい る。エアライド70は、重量トラックに使用されるゴムタイヤ式エアサポートと 同様なものでよい。 加圧空気がエアライド70へ送られて、エアライド70が延び、それにより回 動心軸66の回りに回動ブラケット64が動いてプレスニップ56を閉じる。そ れぞれのニップ56は、それぞれのニップにおける圧力が調節できるように、そ れ自体のエアライド70を有するブラケット64により調節される。ニップ圧力 は、第3のニップ74がクロスマシン方向に直線インチ当たり約450ポンドの 圧力を有するまで増加される。エアライド70はニップ56を開くように作動し ない。ニップを同時に開くために、開放エアライド76が、それぞれのアーム6 9へ連結されるバー78へ連結されている。 開放エアライド76の作動により、それぞれのアーム69がヘッドボックスへ 向けて動かされて、3箇所のニップ56が同時に開く。ニップ56の開放は、形 成金網を取り換える際に必要である。ニップ圧力は、形成される特定のパルプま たは段ボール用ライナに適するように変更できるが、代表的なパルプ形成用途に おいて、第1のニップにおける圧力は約40乃至50kN/m、第2のニップに おける圧力は約60乃至70kN/m、また第3のニップにおける圧力は約80 乃至90kN/mである。第4のニップが採用される場合、100乃至110k N/mの圧力を使用できる。 それぞれの湿りプレスニップ56に生じる圧力は、形成されようとする特定の 紙料に応じて選択される。一部の紙料は、ウエブの圧潰または過大な圧密を避け るために第1の湿りプレス79において圧力をゼロにする必要な場合がある。必 要に応じて、図に仮想図で示される第4の湿りプレス81を使用できる。それぞ れの湿りプレスニップ56は個別に調節でき、またツインワイヤが上部ロール6 2へ先ず巻かれるので、脱水が上部金網24を通して生じ、そこにおいてプレス ロールを通る金網の上方への傾斜により、ツインワイヤの上部表面から水を収集 するクロスマシン排水パン83による上部金網24からの水除去が容易になる。 そのパンは、上部プレスロールから放出される水も収集する。 図2Bに示されるように最終プレス80が、上部プレスロール82と下部プレ スロール84との間に形成されている。最終プレス80は、下部プレスロール8 4の下に位置されるエアライド86を通して圧力が加えられる。下部プレスロー ル84は回動ブラケット88上に取り付けられている。エアライド86はロール 84の下に位置されているので、圧力が下部エアライド86から除かれると重力 により最終プレスのニップ90が開く。最終プレス80の圧力は、クロスマシン 方向で直線インチ当たり約1000ポンドである。 最終プレス80は、ウエブの繊維含有量を一部の組成の場合に35パーセント まで増加できる。これは、2個または3個のプレスを使用する従来の圧搾セクシ ョンと同様に良好な含有量である。最終プレス80に関して考慮すべき1つの点 は、形成金網24、22上の圧搾による磨耗である。かくして最終プレスロール 82、84は、15乃至18のPaussey.Jones硬度を有するゴム面 を備える必要がある。ポリウレタン型式の被覆も使用できる。 形成機20がパルプ生産に使用される場合に最終プレス80は、形成機20に おける唯一の被駆動ロールである上部と下部の被駆動ロール82、84を有する ことができる。形成機20が段ボール用ライナまたは一部の等級のパルプの生産 に使用される場合には、最終プレス80の下部のロール8のあとに方向変換ロー ル92を配置できる。図1に示される方向変換ロール92は回動ブラケット94 上へ取り付けられ、そこにおいて油圧シリンダー96がプレスロール98へ方向 変換ロール92を押し付けることができる。方向変換ロール92が使用される場 合は、下部プレスロール84の代わりに方向変換ロールを駆動することができる 。 同様な仕方で、図1に示されるトップロール100が上部金網24をトッププ レスロール82から離すように導く。トップロール100が使用される場合も、 上部プレスロール82の代わりに駆動されることができる。トップロール100 と方向変換ロール92の採用により、最終プレス80を構成するロール上の巻き 付け角度が減少する。ロール92、100により、シート移送を一層確実にでき 、かつ最終プレス80においてクラウンロールを使用できる。 形成機20上でパルプを形成するときにプレスロール98は、下部金網22ま たは方向変換ロール92と係合しないが、小さいオープンドローを横断してウエ ブ34を移送する。一方、段ボール用ライナが形成機20上で形成されている場 合、プレスロール98は、方向変換ロール92と共にプレスニッブを形成できる 。プレスロール98は、ウエブの圧搾セクションへの移送を容易にするために真 空ロールとすることができる。 下部金網22は、最終プレス80を離れ、方向変換ロール92があれば、その 回りを方向変換した後に、2個のリターンサポートロール102、104を経由 してブレストロール26へ戻る。張力付与アーム106が、金網22と回動自在 に係合して下部金網22の張力を調節する。同様に上部金網24は、上部最終プ レスロール82、およびトップロール100があれば、それを通過した後に、ト ップリターンサポートロール108を経由してリードロール36へ戻る。トップ 張力付与アーム110が、上部金網24の張力を調節する。上部と下部の金網2 4、22の張力を調節することは、Sロール52において生じる脱水を調節する ことにとり是非必要である。 白水トレイ112が、フォーミングシュー40の真下に位置決めされていて、 ブレストロール26とフォーミングシュー40との間からの水を受容する。第2 の白水トレイ114が、Sロール52の真下に位置されていて、Sロール52の 下流の形成機20からの白水を受容する。 好ましい実施例では、フラットボックスまたはサクションロールが無いので、 真空ポンプは必要とされない。この結果、パルプウエブを通常冷却する空気が、 ウエブを通して引き出されない。したがってウエブ加熱用の高温水または水蒸気 が必要でないので、エネルギーが節減され、かつ、投資コストが削減される。 図3に示される別の実施例の形成機120で、Sロール52を固定部材または エレメント122に取り替えている。図1に示される形成機20は、約150イ ンチのクロスマシン幅を有する。機械幅が増加するにつれて、ロールは大きい剛 性を達成するために径を大きくする必要がある。Sロールのサイズが増加すると 、脱水に必要な所要の湾曲経路の達成は難しくなる。強固に支持される固定部材 122の使用により、所要の湾曲経路を、機械幅の増加にかかわらず維持できる 。固定部材は、金網と係合する半径を付けた表面を有する。固定部材表面の半径 を選択することにより、金網間のニップ圧力を調節できる。固定部材122は、 ウエブ34脱水用のクロスマシン方向真空スロット124を容易に設けることが できる。自動スライス57も、固定部材122の前部に溜まる水の除去に使用で きる。 Sロールは、普通のもの、溝付きのもの、非貫通の孔あけのもの、または開放 構造のものにできることがわかる。プレスロール60、62は、普通のもの、溝 付きのもの、または非貫通の孔あけのものにでき、また最終プレスロール82、 84は同様に普通のもの、溝付きのもの、または非貫通の孔あけのものにできる 。 形成機20は、ウエブ34を脱水する真空の使用を無くすことにより、かなり のコスト節減を達成することがわかる。しかしながら形成機20のコスト節減の 大部分は、少なくとも水の大半が真空を使用することなく除去される場合に達成 される。ウエブからの水の除去のためではなく、既に圧搾されたかまたはウエブ 34から除去された水を収集するための真空のなんらかの付随的な使用は有益で ある。例えば水は、自動スライス44、46中に引き出されるか、もしくは図1 のSロール52の前部における、または図3に示される固定部材122の前部に おける自動スライス57から引き出される。 ウエブ34は、形成セクション20から出た後に圧搾セクションに入ることが わかる。圧搾セクションにおいてウエブの繊維含有量は約50パーセント繊維ま で増加する。乾燥セクションは、約95パーセント繊維までのウエブの乾燥を完 了する。繊維配向に関するシートの品質は、パルプシートの収縮が異なると、乾 燥セクションにおけるウエブの乾燥を阻害する恐れがあるのでパルプの形成時で も重要である。方向変換ロール92は、パルプ形成に使用される場合、第1のプ レスセクションロールと係合しない。一方、段ボール用ライナが形成されている 場合に方向変換ロール92は、プレスを形成する第1の圧搾フェルトを第1のプ レスロールと係合させるために大きいサイズのものにできる。 加えて、Sロール52上の金網22、24の巻き付け量は変更できるが、Sロ ールを通って進行するウエブ34の水分の減少に由来して増加する圧力を有する Sロールを通してウエブが移動するので、標準的には一定のままである。同様に プレスロール82、84上の巻き付け量は0度と30度との間で変更でき、15 度が常識的に最適であり、また巻き付け量は形成される紙の仕上げに左右される 。 ウエブ34をトリムするために、多分200乃至300psiの圧力の水シャ ワーが、底部プレスロール84上に、または方向変換ロール92が使用される場 合は、底部ロール84と方向変換ロール92との間の下部金網上に使用できる。 トリムされたウエブは、形成フェルトにより取り込まれないで、再パルプ化コレ クター中に落下する。 形成機20は、毎分90乃至150メートルの範囲の公称ウエブ作動速度、お よび150インチの公称幅を有する。より広い形成機は、図3に示される固定部 材122を設置することにより、かつクラウンプレスロールを使用するかまたは クラウン案内ロールさへも使用することにより、可能であるが、クラウン案内ロ ールは形成機のコストを増加する。 本発明は、ここで図示または説明される部分の特定の構造および配置に限定さ れないが、下記のクレームの範囲に入るような、その変形された形態を含むこと を理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年1月6日 【補正内容】 請求の範囲 1. スライス開口部を有するヘッドボックスと; 形成テーブル上を通過し、かつ前記スライス開口部の下に位置されたブレスト ロールを横断する第1の金網と; 前記ヘッドボックスから送出され、かつ形成テーブル上を通過するときに前記 第1の金網上に排水される紙料から形成されるウエブであって、ウエブ内での紙 料の流れを防止するに足るように脱水される第1の金網上に位置されるウエブと ; 前記第1の金網の上方に位置され、同第1の金網の上方で、かつ前記形成テー ブルの離間された下流に位置されたトップロール上を通過する第2の金網であっ て、前記トップロール上を通過して前記第1の金網とウエブへ接近し、ウエブ内 での紙料の流れを防止するに足るように脱水された位置においてウエブと実質的 に係合する第2の金網と; 前記第1の金網と前記第2の金網と、および前記第1の金網と前記第2の金網 との間のウエブと係合して、両方の金網を湾曲した経路に追随させるフォーミン グシューと; 前記第2の金網が、前記シュー上を通過するときに同第2の金網の上方に位置 され、かつ同第2の金網を通して上方へ通過する水を除去するように位置された セーブオールと; 前記第1の金網と前記第2の金網の上方と下方、および前記第1の金網と前記 第2の金網との間のウエブの上方と下方に位置された複数のロールであって、ウ エブおよび前記第1の金網と前記第2の金網がそれらのロールを通して波形の経 路を横断し、それにより各ロール表面の一部に巻き付くようにに位置された複数 のロールと; 前記複数のロールの下流に位置された少なくとも3個のプレスであって、それ ぞれのプレスは、下部プレスロールからヘッドボックスへ向けてマシン方向に偏 らされた上部プレスロールを有してそれら上部と下部のプレスロール間にニップ を形成し、それらのプレスロールは、前記第1と前記第2の金網がそれぞれの前 記上部プレスロールに約15度を巻き付くように偏らされている少なくとも3個 のプレスと; その少なくとも3個のプレスは、ニップを形成する2個のロールを有する最終 プレスを備え、 前記第2の金網の内側に収められた第2のトップロールと;および 前記第1の金網の内側に収められた方向変換ロールと;を有し、前記第2のト ップロールと前記方向変換ロールは、前記最終の上部プレスロールの巻き付き量 が約15度であるように前記最終プレスロール上の金網の巻き量を限定するよう 互いに離間されかつ最終プレスの下流に置かれている; ことを特徴とする段ボール用ライナウエブの形成装置。 2. スライス開口部を有するヘッドボックスと; 形成テーブル上を通過し、かつ前記スライス開口部の下に位置されたブレスト ロールを横断する第1の金網と; 前記ヘッドボックスから送出され、前記形成テーブル上を通過するときに前記 第1の金網上に排水される紙料から形成されるウエブであって、ウエブ内での紙 料の流れを防止するに足るように脱水される第1の金網上に位置されるウエブと ; 前記第1の金網の上方に位置され、同第1の金網の上方で、かつ前記形成テー ブルの離間された下流に位置されたトップロール上を通過する第2の金網であっ て、前記トップロール上を通過して前記第1の金網とウエブへ接近し、ウエブ内 での紙料の流れを防止するに足るように脱水された位置においてウエブと実質的 に係合する第2の金網と; 前記第1の金網と前記第2の金網と、および前記第1の金網と前記第2の金網 との間のウエブと係合して、両方の金網を湾曲した経路に追随させるフォーミン グシューと; 前記第2の金網が、前記シュー上を通過するときに同第2の金網の上方に位置 され、かつ同第2の金網を通して上方へ通過する水を除去するように位置された セーブオールと; マシン方向に互いに離間し、かつ前記第1の金網と前記第2の金網の上方と下 方、および前記第1の金網と前記第2の金網との間のウエブの上方と下方に交互 に位置された複数の固定部材であって、ウエブおよび前記第1の金網と前記第2 の金網がそれらの部材を通して波形の経路を横断し、それにより各部材表面の一 部に巻き付くように位置された複数の固定部材と; 前記複数の固定部材の下流に位置された少なくとも3個のプレスであって、そ れぞれのプレスは、下部プレスロールからヘッドボックスへ向けてマシン方向に 偏らされた上部プレスロールを有してそれら上部と下部のプレスロール間にニッ プを形成し、それらのプレスロールは、前記第1と前記第2の金網がそれぞれの 前記上部プレスロールに約15度を巻き付くように偏らされている少なくとも3 個のプレスと; その少なくとも3個のプレスは、ニップを形成する2個のロールを有する最終 プレスを備え、 前記第2の金網の内側に収められた第2のトップロールと;および 前記第1の金網の内側に収められた方向変換ロールと;を有し、前記第2のト ップロールと前記方向変換ロールは、前記最終の上部のプレスロールへの巻き付 き量が約15度であるように前記最終プレスロール上の金網の巻き量を限定する よう互いに離間されかつ最終プレスの下流に置かれている; ことを特徴とする段ボール用ライナウエブの形成装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. スライス開口部を有するヘッドボックスと、 形成テーブル上を通過し、かつスライス開口部の真下に位置決めされるブレス トロールを横断する第1の金網と、 ヘッドボックスから送出され、かつウエブが形成テーブル上を通過するときに 第1の金網上に排出される原料から形成されるウエブであって、ウエブ内での原 料の流れを防止するに足るように脱水される第1の金網上の位置を決めるウエブ と、 第1の金網の上側に位置決めされ、第1の金網の上側に位置決めされるトップ ロール上を通過し、かつ形成テーブルの下流に離間される第2の金網であって、 トップロール上を通過して第1の金網とウエブへ接近し、またウエブ内での原料 の流れを防止するに足るように脱水されるウエブにより決められる位置において ウエブと実質的に係合する第2の金網と、 第1の金網と第2の金網と、および第1の金網と第2の金網との間のウエブと 係合して、両方の金網を湾曲した経路に追随させるフォーミングシューと、 シュー上を通過するときに第2の金網の上側に位置決めされ、かつ第2の金網 を通して上方へ通過する水を除去するように位置決めされるセーブオールと、 第1の金網と第2の金網の上側と下側、および第1の金網と第2の金網との間 のウエブの上側と下側に位置決めされる複数のロールであって、ウエブおよび第 1の金網と第2の金網がそれらのロールを通して湾曲した経路を横断し、それに より各ロール表面の一部を巻くように位置決めされる複数のロールと、および それぞれのプレスが上部プレスロールを有する、複数のロールの下流に位置決 めされる複数のプレスにおいて、上部プレスロールは、機械方向においてかつ下 部プレスロールからヘッドボックスへ向けて偏らされて上部プレスロールと下部 プレスロールの間にニップを形成し、また上部と下部のプレスロールは、第1の 金網と第2の金網が各上部プレスロールの0度と30度との間で巻き付くように 偏らされるようにした複数のプレスと、 から構成されるパルプと段ボール用ライナウエブを形成する形成装置。 2. 第2の金網を駆動する上部被駆動ロールと、および 第1の金網を駆動する下部被駆動ロールと、 から成る、複数のプレスに追従する最終プレスからさらに構成される請求項1 の形成装置。 3. 複数のプレスは少なくとも3個のプレスを備える請求項1の形成装置。 4. 形成装置はフレームを有し、また複数のプレスのそれぞれは、 フレームへ回動自在に取り付けられるブラケットにおいて、上部プレスロール がブラケットへ取り付けられるようにしたブラケットと、および 上部プレスロールを押圧して下部プレスロールと圧着係合させる、フレームと ブラケットとの間に取り付けられる手段と、 からさらに構成される請求項1の形成装置。 5. ウエブおよび第1の金網と第2の金網に湾曲した経路を横断させるように 、第2の金網の上側でかつ複数のロールの少なくとも1個の前面に位置決めされ るセーブオールからさらに構成される請求項1の形成装置において、セーブオー ルは、ウエブから圧搾される水を除去するようにした形成装置。 6. 繊維の機械横断方向の流れを防止するに足るようにウエブが脱水された後 に第2の金網がウエブと係合できるように、トップロールは、第2の金網が第1 の金網と係合する位置を動かすために調整可能である請求項1の形成装置。 7. 段ボール用ライナを形成するように構成される請求項1の形成装置であっ て、 ニップを形成する2個のロールを有する最終プレスと、 第2の金網内に収納される第2のトップロールと、および 第1の金網内に収納される方向変換ロールとからさらに構成される形成装置に おいて、トップロールと方向変換ロールは、互いに離間され、かつ最終プレスの 下流に設けられて、最終プレスロール上の金網の巻き付き量を限定するようにし た形成装置。 8. 第1の金網と第2の金網は、各上部プレスロールを約15度巻く請求項1 の形成装置。 9. スライス開口部を有するヘッドボックスと、 スライス開口部の真下を走行する第1の金網と、 原料の機械横断流れを防止するためにウエブから十分な水を除去する第1の脱 水手段において、第1の脱水手段がヘッドボックスの下流に位置決めされ、また 第1の金網が第1の脱水手段上を走行するようにした第1の脱水手段と、 第1の金網の上側に位置決めされ、かつ第1の脱水手段の下流の第1の金網に 重なる第2の金網と、 第1の金網と第2の金網に湾曲した経路を追随させる第2の脱水手段と、 第2の脱水手段上を通過するときに第2の金網の上側に位置決めされ、かつ第 2の金網を通して上方へ通る水を除去するように位置決めされる水除去手段と、 第1の金網と第2の金網に湾曲した経路を横断させる、第2の脱水手段の下流 に設けられる第3の脱水手段と、および 第3の脱水手段の下流にある第1の金網と第2の金網との間でウエブを圧搾す る複数のプレス手段と、 から構成されるパルプと段ボール用ライナを形成する形成装置。 10. 第3の脱水手段は、機械方向において互いに離間され、かつ第1の金網 と第2の金網の上側と下側に交互に位置決めされる複数のロールから構成される 請求項9の形成装置。 11. 第3の脱水手段は、機械方向において互いに離間され、かつ第1の金網 と第2の金網の上側と下側に交互に位置決めされる複数の固定部材から構成され る請求項9の形成装置。 12. 第1の金網と第2の金網が固定部材により形成された湾曲した経路を追 随するときに第1の金網と第2の金網との間から水を引き出す真空スロットを形 成する固定部材の部分からさらに構成される請求項11の形成装置。 13. 第2の脱水手段は、金網に100インチと500インチとの間の曲率半 径を有する経路を追随させる請求項9の形成装置。 14. 第2の金網内に収納される上部ロールを有し、複数の圧搾手段に追随す るプレスからさらに構成される請求項9の形成装置において、前記上部ロールは 駆動されて第2の金網を動かさせるようにした形成装置。 15. 第1の金網内に収納される下部ロールから成る、複数の圧搾手段に追随 するプレスからさらに構成される請求項9の形成装置において、下部ロールは駆 動されて第1の金網を動かさせるようにした形成装置。 16. 複数の圧搾手段のそれぞれは、 上部プレスロールと、および 上部プレスロールと係合してプレスニップを形成する下部プレスロールとから 構成される請求項9の形成装置において、 上部プレスロールは、第1の金網と第2の金網が、プレスニップに入る前に上 部ロールの一部を巻くように、下部ロールに関してヘッドボックスの上側でかつ それへ向けて位置決めされるようにした形成装置。 17. 第1の金網と第2の金網により巻かれた上部ロールの一部は約15度で ある請求項16の形成装置。 18. 第1の金網と第2の金網はフレームを通して走行し、また複数の圧搾手 段のそれぞれは、 フレームへ回動自在に取り付けられるブラケットと、 回動できるようにブラケットへ取り付けられる上部プレスロールと、 上部プレスロールと共にニップを形成する下部プレスロールと、および ブラケット上の上部プレスロールを押圧して下部プレスロールと圧着係合する 手段とから構成される、 請求項9の形成装置。 19. レバーアームがブラケットから延び、押圧手段は、レバーアームとフレ ームとの間に延びるエアライドから成り、またそのエアライドは、上部プレスロ ールを下部プレスロールへ押圧するように膨張可能である請求項18の形成装置 。 20. 繊維の流れを第1の金網上に載置する段階と、 十分な水が除去されて、機械横断方向に原料が流れないようにされるウエブを 形成するまで、繊維の流れを脱水する段階と、 ウエブにおいて機械横断方向に原料が流れないようにされる直後に、第1の金 網の上側に位置決めされる第2の金網とウエブを係合する段階と、 第1の金網と第2の金網、および第1の金網と第2の金網との間に位置決めさ れるウエブを湾曲した経路に追随させる段階と、 第1の金網と第2の金網、および第1の金網と第2の金網との間に位置決めさ れるウエブが湾曲した経路を追随する間に第2の金網上から水を除去する段階と 、 ウエブ、および第1の金網と第2の金網に湾曲した経路を横断させ、それによ りウエブへ脱水圧力を加える段階と、および 第1の金網と第2の金網との間のウエブと共に第1の金網と第2の金網に、複 数のプレスニップを通過させ、各プレスニップにより、先行するプレスニップよ りも大きい圧力を連続してウエブへ加える段階と、 から構成される段ボール用ライナまたはパルプウエブを形成する方法。 21. 第1の金網と第2の金網は、毎分90メートルと150メートルとの間 の速度で下流方向に動かされる請求項20のウエブを形成する方法。 22. 第1の金網と第2の金網は、機械方向において互いに離間され、かつ第 1の金網と第2の金網の上側と下側に交互に位置決めされる複数のロールにより 、湾曲した経路を追随させられる請求項20のウエブを形成する方法。 23. 金網は、機械方向において互いに離間され、かつ第1の金網と第2の金 網の上下に交互に位置決めされる複数の固定部材により、湾曲した経路を追随さ せられる請求項20のウエブを形成する方法。 24. 固定部材の部分に形成される真空スロットでウエブから水を引き出す段 階からさらに構成される請求項23のウエブを形成する方法。 25. 第1の金網と第2の金網、および第1の金網と第2の金網との間に位置 決めされるウエブを湾曲した経路に追随させる段階は、第1の金網と第2の金網 、および第1の金網と第2の金網との間に位置決めされるウエブに100インチ と500インチとの間の曲率半径を有する経路を追随させ段階を含む請求項20 のウエブを形成する方法。 26. 第1の金網と第2の金網との間のウエブと共に第1の金網と第2の金網 に、複数のプレスニップを通過させる段階は、第1の金網と第2の金網との間の ウエブと共に第1の金網と第2の金網に少なくとも3箇所のプレスニップを通過 させる段階から成り、またニップ圧力が機械横断方向に直線インチ当たり約45 0ポンドになるまで、それぞれ連続するプレスニップでニップ圧力を高めるよう に圧力が増加する請求項20のウエブを形成する方法。 27. 第1の金網と第2の金網との間のウエブと共に第1の金網と第2の金網 に少なくとも3箇所のプレスニップを通過させる段階後に、第1の金網と第2の 金網との間のウエブと共に第1の金網と第2の金網に直線インチ当たり約100 0ポンドのニップ圧力を有する最終プレスを通過させる段階からさらに構成され る請求項26のウエブを形成する方法。 28. 第1の金網と第2の金網との間のウエブと共に第1の金網と第2の金網 に複数のプレスニップを通過させる段階は、上部ロールと下部ロールとの間に形 成されるプレスニップへ入る前に第1の金網と第2の金網の一部、および第1の 金網と第2の金網との間のウエブの一部を上部ロールの一部の回りに巻く段階と 、およびプレスニップの前面において第2の金網の上側から水を除去する段階と から構成される請求項20のウエブを形成する方法。 29. 上部ロールは、第1の金網と第2の金網により約15度巻かれる請求項 28のウエブを形成する方法。 30. 脱水段階は、真空を利用することなく実質的に達成される請求項20の ウエブを形成する方法。 31. 第1の金網と、 原料を第1の金網上へ送出するヘッドボックスと、 第1の金網上のウエブと係合するように第1の金網の上側に位置決めされる第 2の金網と、 第1の金網と第2の金網が通過するフレームと、 軸の回りに回動自在にフレームへ取り付けられる第1のブラケットと、 第1のブラケットが回動自在に回りに取り付けられる軸上のブラケットから延 びるアームと、 アームとフレームとの間に延びる第1の作動手段において、第1の作動手段の 作動により第1のブラケットが回動するようにした第1の作動手段と、 作動手段の下側の第1のブラケットへ取り付けられる第1の上部プレスロール と、 固定軸の回りに回動自在にフレームへ取り付けられる第1の下部プレスロール において、第1の金網と第2の金網は、第1の上部プレスロールと第1の下部プ レスロールとの間を、両方のプレス間での圧搾のために通過し、また第1のプレ スニップが、第1の上部プレスロールと第1の下部プレスロールとの間に形成さ れ、かつ第1の下部プレスロールの固定軸の上流にあるようにした第1の下部プ レスロールと、 第1の上部プレスロールの下流でかつその上側にあるフレームへ取り付けられ る第2の上部プレスロールと、および 第1の下部プレスロールの下流でかつその上方にあるフレームへ取り付けられ る第2の下部プレスロールにおいて、第1の金網と第2の金網が第1のプレスニ ップから第2のプレスニップまで上方へ延びるように、第1の金網と第2の金網 は、第2のプレスロールニップにおいて第2の上部プレスロールと第2の下部プ レスロールとの間で係合されるようにした第2の下部プレスロールと、 から構成される紙原料をウエブへ形成する装置。 32. 第1のブラケットの下流のフレームへ回動自在に取り付けられる第2の ブラケットにおいて、第2の上部プレスロールが第2のブラケットへ回転自在に 取り付けられるようにした第2のブラケットと、 第2のブラケットを動かして第2のプレスニップへの圧力を増加するために、 第2のブラケットとフレームとの間に延びる第2の作動手段と、 第1のブラケットと第2のブラケットとの間のリンク手段と、および ニップ開放作動手段の作動により、第1のブラケットと第2のブラケットが回 動して、第1のプレスニップと第2のプレスニップが開放するように、フレーム とリンク手段との間に延びるニップ開放作動手段と、 から構成される請求項31の装置。 33.第1の作動手段、第2の作動手段およびニップ開放作動手段は、膨張可能 な空気手段である請求項32の装置。 34. 第2の金網の上部表面からの水および第1の上部プレスロールから出る 水を収集することにより、上端の金網からの水除去を容易にする、第1の上部プ レスロールの上流にある排水パンからさらに構成される請求項31の装置。
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