JPS6143243Y2 - - Google Patents

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JPS6143243Y2
JPS6143243Y2 JP5473380U JP5473380U JPS6143243Y2 JP S6143243 Y2 JPS6143243 Y2 JP S6143243Y2 JP 5473380 U JP5473380 U JP 5473380U JP 5473380 U JP5473380 U JP 5473380U JP S6143243 Y2 JPS6143243 Y2 JP S6143243Y2
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JP5473380U
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【考案の詳細な説明】 本考案は平滑化によつて算出した自然放射線計
数値の平均値を自然放射線計数値の補正値として
用いる放射線監視装置に関する。
放射線監視装置を用いて測定対象の真正な放射
線量を精度よく測定するには測定対象以外の放射
線計数値の変動を正確に把握しておく必要があ
る。この測定対象外の放射線はバツクグラウンド
の自然放射線または単にバツクグラウンドと呼ば
れ、これは測定環境の変化または人為的な要因で
大きく変動する。
純粋なバツクグラウンドの変動範囲は長時間の
測定により統計的に予測し得るので、その値に応
じて適切な管理レベルを定め、例えばバツクグラ
ウンドの平均値がこの管理レベル内にあれば、そ
の値に応じて測定対象の測定値を補正することで
一定の測定精度を維持することができる。しかし
ながら、人為的な要因で変るバツクグラウンドの
変動範囲は予測できないので、このバツクグラウ
ンドの変動に応じて測定対象の測定値を速やかに
補正する必要がある。そこで、測定対象の放射線
を測定する前後には所定の時間を費やして自然放
射線を測定し、この計数値を統計的に処理した値
を用いて自然放射線計数値の補正が行なわれてい
た。
このような統計的処理を行う場合には各測定回
毎のバツクグラウンドの平均値を算出し、この平
均値が所定の管理レベルを越えた場合にのみ補正
値を変更する方法がある。このバツクグラウンド
の平均値を算出する具体的な手法としては、まず
最初の計数値と次の計数値の平均値を求めた後、
この平均値に適切な重みを持たせた値とさらに次
の計数値とを平均する方法が用いられ、これを平
滑化と呼んでいる。
第4図はこの種の従来の放射線監視装置の補正
部の構成を示すブロツク図で、放射線検出手段1
と、この放射線検出手段の検出値を、所定の時間
間隔で計数する計数手段2と、この計数手段の計
数値の平均値を求めると共に、この平均値に適切
な重みを持たせた値と次の計数値とを順次平均し
て補正値を算出する平滑化手段3とを備えてい
る。
斯かる従来の放射線監視装置にあつては、バツ
クグラウンドの平均値が所定の管理レベルを越え
た場合のみ、長時間に亘つて測定されたバツクグ
ラウンドの平均値と最新の計数値の平滑化という
方法で補正がなされるので、バツクグラウンドに
大きな変動が生じた場合の追従性が悪くなるとい
う問題点があた。
すなわち、第5図に示すように、バツクグラウ
ンド計数値の平均値に基づいて管理レベル
、が設定され、時刻t2において平均値が管
理レベルを越えたことで新たな管理レベルお
よびが設定される。この場合、バツクグラウン
ド計数値が管理レベルを越える時刻t1では何
等の補正値の変更は行なわれないので実質的に
(t2−t1)時間の追従遅れが発生し、この時間内の
測定値を正しく補正し得ないことになる。
また、従来の装置にあつては、機器汚染が発生
して除染を行つたとき、バツクグラウンドも大幅
に変化するにも拘わらず、除染以前の計数値も平
均値の算出に用いることになり、実質的に無意味
な平滑化が行なわれるという問題点もあつた。
すなわち、第6図に示すように、時刻t1におい
て機器汚染が発生し、バツクグラウンド計数値
がステツプ状に増大したので時刻t2にて除染を実
施したとすれば、バツクグラウンド計数値もそ
の時点で大幅に降下するが、除染直後の平均値
は、過去の長期間に亘つて測定されたバツクグラ
ウンド計数値との平滑化が行なわれるので、実際
のバツクグラウンド値との相違が大きくなつてい
る。
本考案は上記の問題点を解決するためになされ
たもので、バツクグラウンドの変動に対応して適
切な補正値を速やかに算出することのできる放射
線監視装置の提供を目的とする。
この目的を達成するために本考案は、計数手段
の計数値が所定の管理レベル範囲を越えたとき、
および放射線測定機器が除染されたときの少なく
とも一方で、計数手段の計数値を平滑化手段の前
回までの平均値として更新する平均値更新手段を
備えたものである。
以下、図面を参照して本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図であり、従来装置を示す第4図と同一の符号
を付したものはそれぞれ同一の要素を示してい
る。そして、計数手段2の計数値が所定の管理レ
ベル範囲を超えたとき、および、放射線測定機器
が除染されたときに、過去のバツクグラウンド平
均値との平滑化を中止し、この時点のバツクグラ
ウンド計数値を前回までの平均値として更新する
平均値更新手段4を付加した点が第4図と異つて
いる。
ここで、平均値更新手段4は、計数手段2の計
数値が所定の管理レベル範囲を超えたことを判定
する管理レベル判定手段11と、計数手段2の計
数値が大幅に降下したことから機器除染がなされ
たことを判定する機器除染判定手段12と、これ
らの判定手段の出力に基づき、計数手段2の計数
値が所定の管理レベル範囲を超えたとき、およ
び、機器除染がなされたときに、その時点の計数
値を平滑化によつて平均値を求める最初の値とす
るような指令を平滑化手段3に与える初期値設定
手段13とで構成されている。
上記のように構成された本実施例の作用を、第
2図および第3図をも参照して以下に説明する。
先ず、第2図に示すように、バツクグラウンド
計数値を平滑化して平均値が求められ、さら
に平均値に基いて管理レベルおよび、が設
定される。そして、時刻t1にて計数手段2の計数
値が管理レベルを超えると、管理レベル判定
手段11がこれを判定して論理「1」の信号を初
期値設定手段13に与える。初期値設定手段13
は、この時点の計数値を、平滑化によつて平均値
を求める最初の値とするような指令を平滑化手段
3に与える。この結果、時刻t1の直後に、レベル
の高い平均値が求められるとともに、この平均値
に対応した管理レベル、および、が設定され
る。
かくして、バツクグラウンドの大きな変更に対
して迅速な補正値の変更が可能になる。
次に、放射線測定機器自体に汚染が発生し、第
3図に示すように、時刻t1にて計数値が急速に
増大したとする。これに対して時刻t2にて除染を
行つたところ計数値が格段に低下したとすれ
ば、機器除染判定手段12がこの計数値の大幅
な変化を検出して初期値設定手段13に論理
「1」の信号を与える。初期値設定手段13は、
この時点の計数値(除染後)を、平滑化によつて
平均値を求める最初の値とするような指令を平滑
化手段3に与える。ししたがつて、時刻t2の直後
に、バツクグラウンド計数値Aに対応した平均値
が求められる。
かくして、機器除染がなされたにも拘わらず、
過去に長期間に亘つて測定されたバツクグラウン
ド計数値との平滑化が行なわれるという従来装置
の欠点が解消される。
なお、上記実施例ではバツクグラウンドの計数
値およびこの計数値の平均値を用いたが、各測定
回毎の計数値の変化率および平均変化率をそれぞ
れ対応させて用いることも可能であり、これによ
つて絶対的に汚染レベルが低い場合でも、計数値
の偏差以上の変化が検出でき、測定対象ならびに
機器汚染を容易に判定することができる。
なおまた上記実施例では、平均値更新手段4
が、管理レベル判定手段11と機器除染判定手段
12との両方を備えたものについて説明したが、
用途によつていずれか一方を除去したとしても、
バツクグラウンドの変動に対応して適切な補正値
が得られる。
以上の説明によつて明らかな如く本考案の放射
線監視装置によれば、バツクグラウンドの変動に
対応して適切な補正値を速やかに算出することが
可能となり、放射線の測定精度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示すブロ
ツク図、第2図および第3図は同実施例の動作を
説明するために、時間とバツクグラウンドとの関
係を示した線図、第4図は従来の放射線監視装置
の構成を示すブロツク図、第5図および第6図は
同装置の作用を説明するために、時間とバツクグ
ラウンドとの関係を示した線図である。 1……放射線検出手段、2……計数手段、3…
…平滑化手段、4……平均値更新手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放射線測定対象のバツクグラウンドの自然放射
    線の検出値を所定の時間間隔で計数する計数手段
    と、この計数手段の計数値の平均値を求めると共
    に、この平均値に適切な重みを持たせた値と次の
    計数値とを順次平均することにより、前記放射線
    測定対象の放射線測定値の補正値を算出する平滑
    化手段と、前記計数手段の計数値が所定の管理レ
    ベル範囲を超えたときおよび放射線測定機器が除
    染されたときの少なくとも一方で、前記計数手段
    の計数値を前記平滑化手段の前回までの平均値と
    して更新する平均値更新手段を備えたこを特徴と
    する放射線監視装置。
JP5473380U 1980-04-22 1980-04-22 Expired JPS6143243Y2 (ja)

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JPS56155380U JPS56155380U (ja) 1981-11-19
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JP6312495B2 (ja) * 2014-03-27 2018-04-18 三菱重工業株式会社 放射線量測定装置および方法
CA3100589C (en) * 2018-05-18 2022-04-05 Lawrence Livermore National Security, Llc Multifaceted radiation detection and classification system

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