JPS6142821A - 電力ケ−ブル - Google Patents
電力ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS6142821A JPS6142821A JP16304084A JP16304084A JPS6142821A JP S6142821 A JPS6142821 A JP S6142821A JP 16304084 A JP16304084 A JP 16304084A JP 16304084 A JP16304084 A JP 16304084A JP S6142821 A JPS6142821 A JP S6142821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- semiconducting layer
- ethylene
- crosslinking agent
- outer semiconducting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、エチレン・プロピレンゴム、即ちエチレン・
α−オレフィン・ジエン3元共重合体の絶縁体と、外部
半導電層とを同時加硫し、一体化させた電カケープルに
関するものである。
α−オレフィン・ジエン3元共重合体の絶縁体と、外部
半導電層とを同時加硫し、一体化させた電カケープルに
関するものである。
〈従来の技術〉
従来から、エチレン・α−オレフィン・ジエン3元共重
合体、またはこれを主成分とする樹脂は、ケーブル絶縁
体として使用されており、加硫する際、例えばジクミル
パーオキサイドが架橋剤として配合されるが、この樹脂
の場合、溶融粘度が低いので、押出機内などでの発熱は
殆ど起こらず、スコーチ(早゛期加硫)の問題はなかっ
た。
合体、またはこれを主成分とする樹脂は、ケーブル絶縁
体として使用されており、加硫する際、例えばジクミル
パーオキサイドが架橋剤として配合されるが、この樹脂
の場合、溶融粘度が低いので、押出機内などでの発熱は
殆ど起こらず、スコーチ(早゛期加硫)の問題はなかっ
た。
(発明が解決しようとする問題点〉
ところが、本発明のように、エチレン・α−オレフィン
・ジエン3元共重合体の絶縁体と、この絶縁体上に被覆
された外部半導電層とを同時加流して一体化しようとす
る場合、外部半導電層は一般に、ポリエチレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン共m
合体、エチレン・α−オレフィン・ジエン3元共重合
体などをベースポリマーとし、これに多量のカーボンを
充填しであるため、溶融粘度が高く、上記ジクミルパー
オキサイドのような低い分解温度の架橋剤では、押出機
内での混練、押出中の発熱により、スコーチする虞があ
る。また、実際の加硫筒では、外側からの熱の伝達によ
り、架橋は外部半導電層部分から進行するので、絶縁体
、外部半導電層の両層に同一架橋剤を用いている場合、
あるいは略同−の分解温度を有する異種架橋剤を用いて
いる場合には、外部半導電層に最適の加熱架橋条件を合
わせておくと、絶縁体部分では充分な架橋がなされず、
また逆に、絶縁体に合わせておくと、外部半導電層部分
では過度の加熱が行われることとなって、好ましくない
現象が起こる。
・ジエン3元共重合体の絶縁体と、この絶縁体上に被覆
された外部半導電層とを同時加流して一体化しようとす
る場合、外部半導電層は一般に、ポリエチレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン共m
合体、エチレン・α−オレフィン・ジエン3元共重合
体などをベースポリマーとし、これに多量のカーボンを
充填しであるため、溶融粘度が高く、上記ジクミルパー
オキサイドのような低い分解温度の架橋剤では、押出機
内での混練、押出中の発熱により、スコーチする虞があ
る。また、実際の加硫筒では、外側からの熱の伝達によ
り、架橋は外部半導電層部分から進行するので、絶縁体
、外部半導電層の両層に同一架橋剤を用いている場合、
あるいは略同−の分解温度を有する異種架橋剤を用いて
いる場合には、外部半導電層に最適の加熱架橋条件を合
わせておくと、絶縁体部分では充分な架橋がなされず、
また逆に、絶縁体に合わせておくと、外部半導電層部分
では過度の加熱が行われることとなって、好ましくない
現象が起こる。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は、エチレン・α−オレフィン・2173元共重
合体の絶縁体と外部半導電層とを同時加硫する場合の上
記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その特徴とす
る構成は、エチレン・α−オレフィン・2173元共重
合体を主成分とする樹脂の絶縁体と、当該絶縁体上に被
覆された外部半導電層を有し、これら両層の架橋時、外
部半導電層の架橋剤として、その分解温度が、絶縁体の
架橋剤の分解温度より高いものを用い、上記両層を一体
化した電カケープルにある。
合体の絶縁体と外部半導電層とを同時加硫する場合の上
記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その特徴とす
る構成は、エチレン・α−オレフィン・2173元共重
合体を主成分とする樹脂の絶縁体と、当該絶縁体上に被
覆された外部半導電層を有し、これら両層の架橋時、外
部半導電層の架橋剤として、その分解温度が、絶縁体の
架橋剤の分解温度より高いものを用い、上記両層を一体
化した電カケープルにある。
く作用〉
このようにエチレン・α−オレフィン・2173元共重
合体の絶縁体と外部半導電層とを同時加硫するにおいて
、外部半導電層の架橋剤として、その分解温度が、絶縁
体の架橋剤の分解温度より高いものを用いると、溶融粘
度の高い外部半導電層の混練、押出中にスコーチが起こ
る虞もなく、また加硫筒における熱の伝達過程からして
、絶縁体も、外部半導電層も均一かつ充分な架橋度をも
って架橋される。
合体の絶縁体と外部半導電層とを同時加硫するにおいて
、外部半導電層の架橋剤として、その分解温度が、絶縁
体の架橋剤の分解温度より高いものを用いると、溶融粘
度の高い外部半導電層の混練、押出中にスコーチが起こ
る虞もなく、また加硫筒における熱の伝達過程からして
、絶縁体も、外部半導電層も均一かつ充分な架橋度をも
って架橋される。
〈実施例〉
かかる本発明のケーブルを、図面により、さらに詳説す
ると、第1図の如くである。図中、1は導体、2は内部
半導電層、3は絶縁体、4は外部半導電層、5はシース
である。
ると、第1図の如くである。図中、1は導体、2は内部
半導電層、3は絶縁体、4は外部半導電層、5はシース
である。
」二記mbi体3は、エチレン・α−オレフィン・21
73元共重合体を主成分とする樹脂、例えば三井石油化
学社製・エラストマーX−75、日本合成ゴム社製・E
P−51、デュポン社製・ノーデル2722、などから
なり、また外部半導電層4は、ポリエチレン、エチレン
酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合
体、エチレン・α−オレフィン・2173元共重合体な
どのベースポリマーに導電性付与材として、カーボンブ
ラックを混合する他、その他の添加剤として、滑剤、老
化防止剤、架橋剤、架橋助剤などを配合してなる。なお
、内部半導電層2は、例えばポリエチレン、エチレン・
アクリル酸エチル、エチレン・アクリル酸共重合体など
にカーボンブラックなどの充填剤を配合したもの、シー
ス5は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなどからなる。
73元共重合体を主成分とする樹脂、例えば三井石油化
学社製・エラストマーX−75、日本合成ゴム社製・E
P−51、デュポン社製・ノーデル2722、などから
なり、また外部半導電層4は、ポリエチレン、エチレン
酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合
体、エチレン・α−オレフィン・2173元共重合体な
どのベースポリマーに導電性付与材として、カーボンブ
ラックを混合する他、その他の添加剤として、滑剤、老
化防止剤、架橋剤、架橋助剤などを配合してなる。なお
、内部半導電層2は、例えばポリエチレン、エチレン・
アクリル酸エチル、エチレン・アクリル酸共重合体など
にカーボンブラックなどの充填剤を配合したもの、シー
ス5は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなどからなる。
そして、上記絶縁体3、外部半導電層4に使用される架
橋剤は、例えば第1表に挙げたものの中から選び、その
組合せを第2表のように設定して、試作ケーブルを作り
(実施例1〜3、比較例1゜2)、できた各層の特性(
絶縁体では加熱変形、外部半導電層ごはスコーチ)を試
験したところ、同表の如き結果を得た。
橋剤は、例えば第1表に挙げたものの中から選び、その
組合せを第2表のように設定して、試作ケーブルを作り
(実施例1〜3、比較例1゜2)、できた各層の特性(
絶縁体では加熱変形、外部半導電層ごはスコーチ)を試
験したところ、同表の如き結果を得た。
なお、上記両層3,4の製造にあたっては、例えば2層
の同時押出によればよく、またこの時、内部半導電層も
同時押出してもよい。
の同時押出によればよく、またこの時、内部半導電層も
同時押出してもよい。
第1表(各種架橋剤)
第2表(各ケーブルと特性試験結果)
上記第1表および第2表から、本発明の実施例1.2.
3のように、絶縁体の架橋剤に対して、外部半導電層の
架橋剤の分解温度が高い場合、絶縁体の架橋は充分に行
われ、かつ外部半導電層部分において、スコーチの発生
はなかった。
3のように、絶縁体の架橋剤に対して、外部半導電層の
架橋剤の分解温度が高い場合、絶縁体の架橋は充分に行
われ、かつ外部半導電層部分において、スコーチの発生
はなかった。
これに対し、比較例1.2のように、絶縁体と外部半導
電層に同一の架橋剤を用いたり、あるいは外部半導電層
の架橋剤の分解温度が絶縁体の架橋剤のそれより低いと
きには、絶縁体の架橋が充分に行われず、外部半導電層
ではスコーチの発生があった。
電層に同一の架橋剤を用いたり、あるいは外部半導電層
の架橋剤の分解温度が絶縁体の架橋剤のそれより低いと
きには、絶縁体の架橋が充分に行われず、外部半導電層
ではスコーチの発生があった。
本発明になる実施例から分かるように、ケーブル製造条
件のコントロールにもよるが、外部半導電層に添加する
架橋剤は少なくとも1分半減期が絶縁体に添加した架橋
剤の1分半減期よりも高く、さらに好ましくは、10℃
以上高ければ工業生産上、極めて安定した製品を提供す
ることが分かる。
件のコントロールにもよるが、外部半導電層に添加する
架橋剤は少なくとも1分半減期が絶縁体に添加した架橋
剤の1分半減期よりも高く、さらに好ましくは、10℃
以上高ければ工業生産上、極めて安定した製品を提供す
ることが分かる。
〈発明の効果〉
本発明によれば、以上の説明から明らかなように、エチ
レン・α−オレフィン・シェフ3元共ff合体を主成分
とする樹脂の絶縁体と、当該絶縁体上に被覆された外部
半導電層を有し、これら両層の架橋時、外部半導電層の
架橋剤として、その分解温度が、絶縁体の架橋剤の分解
温度より高いものを用い、上記両層を一体化しであるた
め、外部半導電層部分でのスコーチの発生はな(、かつ
絶縁体の架橋が充分に行われた優れた電カケープルを提
供することができる。
レン・α−オレフィン・シェフ3元共ff合体を主成分
とする樹脂の絶縁体と、当該絶縁体上に被覆された外部
半導電層を有し、これら両層の架橋時、外部半導電層の
架橋剤として、その分解温度が、絶縁体の架橋剤の分解
温度より高いものを用い、上記両層を一体化しであるた
め、外部半導電層部分でのスコーチの発生はな(、かつ
絶縁体の架橋が充分に行われた優れた電カケープルを提
供することができる。
第1図は本発明の電カケープルを説明するための縦断面
図である。 1・・・導体、3・・・′4tA縁体、4・・・外部半
導電層、5・・・シース。
図である。 1・・・導体、3・・・′4tA縁体、4・・・外部半
導電層、5・・・シース。
Claims (1)
- エチレン・α−オレフィン・ジエン3元共重合体を主成
分とする樹脂の絶縁体と、当該絶縁体上に被覆された外
部半導電層を有し、これら両層の架橋時、外部半導電層
の架橋剤として、その分解温度が、絶縁体の架橋剤の分
解温度より高いものを用い、上記両層を一体化したこと
を特徴とする電力ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16304084A JPS6142821A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 電力ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16304084A JPS6142821A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 電力ケ−ブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6142821A true JPS6142821A (ja) | 1986-03-01 |
Family
ID=15766036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16304084A Pending JPS6142821A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 電力ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6142821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011222324A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Viscas Corp | 電力ケーブル及びそれに用いる半導電性樹脂組成物 |
-
1984
- 1984-08-02 JP JP16304084A patent/JPS6142821A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011222324A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Viscas Corp | 電力ケーブル及びそれに用いる半導電性樹脂組成物 |
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