JPH0541464Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0541464Y2 JPH0541464Y2 JP2451082U JP2451082U JPH0541464Y2 JP H0541464 Y2 JPH0541464 Y2 JP H0541464Y2 JP 2451082 U JP2451082 U JP 2451082U JP 2451082 U JP2451082 U JP 2451082U JP H0541464 Y2 JPH0541464 Y2 JP H0541464Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire core
- coating
- cross
- crosslinked
- insulated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 23
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 23
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 claims description 9
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 6
- 239000007779 soft material Substances 0.000 claims description 5
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 10
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 10
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 5
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- 238000007765 extrusion coating Methods 0.000 description 3
- 239000011253 protective coating Substances 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004703 cross-linked polyethylene Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- HQQADJVZYDDRJT-UHFFFAOYSA-N ethene;prop-1-ene Chemical group C=C.CC=C HQQADJVZYDDRJT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000181 Ethylene propylene rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は電子機器などに使用される架橋ポリオ
レフイン絶縁直流高電圧ケーブル用の内部線心に
関する。
レフイン絶縁直流高電圧ケーブル用の内部線心に
関する。
[考案の技術的背景およびその問題点]
従来から、レントゲンケーブルのような直流高
電圧ケーブルは、例えば第1図に示されるように
導体1上に架橋絶縁被覆2を形成してなる2本の
絶縁線心3と、導体1上に架橋半導電被覆4を形
成してなる接地線心5とを撚合せ、これらの外周
に半導電性混和物を押出被覆して内部半導電層6
を形成し、さらにエチレン・プロピレンゴムある
いは架橋ポリエチレン等からなる架橋処理の施さ
れた高圧絶縁体7、外部半導電層8、遮蔽層9お
よび保護被覆10を順に施して構成されている。
電圧ケーブルは、例えば第1図に示されるように
導体1上に架橋絶縁被覆2を形成してなる2本の
絶縁線心3と、導体1上に架橋半導電被覆4を形
成してなる接地線心5とを撚合せ、これらの外周
に半導電性混和物を押出被覆して内部半導電層6
を形成し、さらにエチレン・プロピレンゴムある
いは架橋ポリエチレン等からなる架橋処理の施さ
れた高圧絶縁体7、外部半導電層8、遮蔽層9お
よび保護被覆10を順に施して構成されている。
しかして、このような直流高電圧ケーブルにあ
つては、絶縁線心3と接地線心5とは、高圧絶縁
体7を架橋する際の高温高圧の条件下で変形しな
いように一般に架橋されたものが用いられてい
る。
つては、絶縁線心3と接地線心5とは、高圧絶縁
体7を架橋する際の高温高圧の条件下で変形しな
いように一般に架橋されたものが用いられてい
る。
しかしながらこれらの線心の内、接地線心5
は、架橋半導電被覆4に多量の導電性カーボンブ
ラツクが配合されて硬くなつているため、第2図
に示すように高圧絶縁体7の架橋時の高温により
絶縁線心3がつぶれて架橋絶縁被覆2が薄くなつ
てしまい、耐圧不良を起こすという欠点があつ
た。
は、架橋半導電被覆4に多量の導電性カーボンブ
ラツクが配合されて硬くなつているため、第2図
に示すように高圧絶縁体7の架橋時の高温により
絶縁線心3がつぶれて架橋絶縁被覆2が薄くなつ
てしまい、耐圧不良を起こすという欠点があつ
た。
[考案の目的]
本考案はかかる従来の欠点を解消すべくなされ
たもので、絶縁線心のつぶれを防止した架橋ポリ
オレフイン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心を
提供しようとするものである。
たもので、絶縁線心のつぶれを防止した架橋ポリ
オレフイン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心を
提供しようとするものである。
[考案の概要]
本考案の架橋ポリオレフイン絶縁直流高電圧ケ
ーブル用内部線心は、架橋絶縁被覆を有する絶縁
線心と半架橋状態の半導電被覆を有する接地線心
とを撚合せ、その外周に半導電性混和物を断面円
形となるよう押出被覆した構成とすることによ
り、高圧絶縁体架橋時における絶縁線心のつぶれ
を防止したことを特徴としている。
ーブル用内部線心は、架橋絶縁被覆を有する絶縁
線心と半架橋状態の半導電被覆を有する接地線心
とを撚合せ、その外周に半導電性混和物を断面円
形となるよう押出被覆した構成とすることによ
り、高圧絶縁体架橋時における絶縁線心のつぶれ
を防止したことを特徴としている。
[考案の実施例]
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。なお以下の図面において、第1図と共通す
る部分は同一符号を付してある。
する。なお以下の図面において、第1図と共通す
る部分は同一符号を付してある。
第3図は、本考案の一実施例の内部線心を用い
て製造された架橋ポリオレフイン絶縁直流高電圧
ケーブルを示す断面図であり、導体1上に例えば
エチレン・プロピレンゴム等をベースとする架橋
可能な組成物を押出被覆し通常の架橋条件、例え
ば15Kg/cm2の加熱水蒸気を用いた架橋管中を通常
の線速で通過させて完全架橋させた絶縁被覆2を
設けた絶縁線心3の2本と、例えば導体1上に導
電性カーボンブラツクの配合された架橋可能なエ
チレン・プロピレンゴム組成物を押出被覆し、通
常の架橋条件より架橋度がアンダーになるような
架橋条件、例えば絶縁被覆2の架橋に用いたのと
同一の架橋管中を線速を2倍にして通過させて半
架橋状態とした半導電被覆4を設けた接地線心5
とを撚合せ、これらの外周に半導電性混和物を押
出被覆して内部半導電層6を形成した内部線心の
外周に、ゴムあるいは架橋ポリエチレン等の架橋
処理の施された高圧絶縁体7、外部半導電層8、
遮蔽層9および保護被覆10を順に設けて構成さ
れている。なお、接地線心5の半架橋状態にある
半導電被覆4は、外側に被覆を施す過程で架橋が
進行し、最終的にほぼ完全に架橋された半導電被
覆4となる。
て製造された架橋ポリオレフイン絶縁直流高電圧
ケーブルを示す断面図であり、導体1上に例えば
エチレン・プロピレンゴム等をベースとする架橋
可能な組成物を押出被覆し通常の架橋条件、例え
ば15Kg/cm2の加熱水蒸気を用いた架橋管中を通常
の線速で通過させて完全架橋させた絶縁被覆2を
設けた絶縁線心3の2本と、例えば導体1上に導
電性カーボンブラツクの配合された架橋可能なエ
チレン・プロピレンゴム組成物を押出被覆し、通
常の架橋条件より架橋度がアンダーになるような
架橋条件、例えば絶縁被覆2の架橋に用いたのと
同一の架橋管中を線速を2倍にして通過させて半
架橋状態とした半導電被覆4を設けた接地線心5
とを撚合せ、これらの外周に半導電性混和物を押
出被覆して内部半導電層6を形成した内部線心の
外周に、ゴムあるいは架橋ポリエチレン等の架橋
処理の施された高圧絶縁体7、外部半導電層8、
遮蔽層9および保護被覆10を順に設けて構成さ
れている。なお、接地線心5の半架橋状態にある
半導電被覆4は、外側に被覆を施す過程で架橋が
進行し、最終的にほぼ完全に架橋された半導電被
覆4となる。
このように構成された架橋ポリオレフイン絶縁
直流高電圧ケーブルにおいては、接地線心5の半
導電被覆4が半架橋状態とされているので、高圧
絶縁体7の架橋時において、接地線心5の半導電
被覆4が絶縁線心3の絶縁被覆2より硬くなるよ
うなことがなくなり、絶縁被覆2のつぶれが防止
される。なお、接地線心5の半導電被覆4が半架
橋のために、仮に、この半導電被覆4につぶれが
生じたとしても、接地線心5は内部半導電層6と
同電位であるからケーブルの電気特性に悪影響を
及ぼすようなことはない。
直流高電圧ケーブルにおいては、接地線心5の半
導電被覆4が半架橋状態とされているので、高圧
絶縁体7の架橋時において、接地線心5の半導電
被覆4が絶縁線心3の絶縁被覆2より硬くなるよ
うなことがなくなり、絶縁被覆2のつぶれが防止
される。なお、接地線心5の半導電被覆4が半架
橋のために、仮に、この半導電被覆4につぶれが
生じたとしても、接地線心5は内部半導電層6と
同電位であるからケーブルの電気特性に悪影響を
及ぼすようなことはない。
第4図は、接地線心5の半導電被覆4を半架橋
にするとともに、このような接地線心5と絶縁線
心3との撚合せ中心部に高圧絶縁体7の架橋時に
軟化する生ゴムのような軟質材料11からなる紐
状体を挿入した本考案の他の実施例を用いた架橋
ポリオレフイン絶縁直流高電圧ケーブルを示して
いる。
にするとともに、このような接地線心5と絶縁線
心3との撚合せ中心部に高圧絶縁体7の架橋時に
軟化する生ゴムのような軟質材料11からなる紐
状体を挿入した本考案の他の実施例を用いた架橋
ポリオレフイン絶縁直流高電圧ケーブルを示して
いる。
この実施例では、軟質材料11は高圧絶縁体7
架橋時の加熱により軟化して、第4a図に示すよ
うに、絶縁線心3と接地線心5との間に広がつて
クツシヨン層の作用をする。なお、軟質材料11
としては、紐状体以外に第5図に示すようなシー
ト状のものを両線心間に挿入して用いるようにし
てもよい。
架橋時の加熱により軟化して、第4a図に示すよ
うに、絶縁線心3と接地線心5との間に広がつて
クツシヨン層の作用をする。なお、軟質材料11
としては、紐状体以外に第5図に示すようなシー
ト状のものを両線心間に挿入して用いるようにし
てもよい。
なお以上の実施例では、絶縁被覆2と半導電被
覆4としてエチレン・プロピレンゴムベースを用
いた例について説明したが、本考案はかかる実施
例に限定されるものではなく、他の絶縁ゴム・プ
ラスチツクやポリエチレン等をベースとして使用
することもできる。
覆4としてエチレン・プロピレンゴムベースを用
いた例について説明したが、本考案はかかる実施
例に限定されるものではなく、他の絶縁ゴム・プ
ラスチツクやポリエチレン等をベースとして使用
することもできる。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案の架橋ポリオレフ
イン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心によれ
ば、高圧絶縁体架橋時の高温高圧下において接地
線心が軟化するので、接地線心により絶縁線心の
被覆がつぶれるおそれはなく、耐圧不良などを起
こすことのない電気特性に優れた直流高電圧ケー
ブルを得ることができる。
イン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心によれ
ば、高圧絶縁体架橋時の高温高圧下において接地
線心が軟化するので、接地線心により絶縁線心の
被覆がつぶれるおそれはなく、耐圧不良などを起
こすことのない電気特性に優れた直流高電圧ケー
ブルを得ることができる。
第1図は従来の直流高電圧ケーブルを示す横断
面図、第2図はその絶縁線心のつぶれた状態を示
す横断面図、第3図は本考案の一実施例を用いた
直流高電圧ケーブルを示す横断面図、第4図およ
び第4a図は本考案の他の実施例を説明する横断
面図、第5図は本考案のさらに他の実施例を説明
する横断面図である。 1……導体、2……絶縁被覆、3……絶縁線
心、4……半導電被覆、5……接地線心、6……
内部半導電層、7……高圧絶縁体、8……外部半
導電層、9……遮蔽層、10……保護被覆、11
……軟質材料。
面図、第2図はその絶縁線心のつぶれた状態を示
す横断面図、第3図は本考案の一実施例を用いた
直流高電圧ケーブルを示す横断面図、第4図およ
び第4a図は本考案の他の実施例を説明する横断
面図、第5図は本考案のさらに他の実施例を説明
する横断面図である。 1……導体、2……絶縁被覆、3……絶縁線
心、4……半導電被覆、5……接地線心、6……
内部半導電層、7……高圧絶縁体、8……外部半
導電層、9……遮蔽層、10……保護被覆、11
……軟質材料。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 架橋絶縁被覆を有する絶縁線心と半架橋状態
の半導電被覆を有する接地線心とを撚合せ、そ
の外周に半導電性混和物を断面円形となるよう
押出被覆してなることを特徴とする架橋ポリオ
レフイン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心。 (2) 絶縁線心と接地線心との間に、軟質材料が介
挿されていることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の架橋ポリオレフイン絶縁
直流高電圧ケーブル用内部線心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2451082U JPS58127524U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 架橋ポリオレフィン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2451082U JPS58127524U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 架橋ポリオレフィン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58127524U JPS58127524U (ja) | 1983-08-30 |
JPH0541464Y2 true JPH0541464Y2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=30036509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2451082U Granted JPS58127524U (ja) | 1982-02-23 | 1982-02-23 | 架橋ポリオレフィン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58127524U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5227609B2 (ja) * | 2008-02-25 | 2013-07-03 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 高電圧電子機器用ケーブル |
-
1982
- 1982-02-23 JP JP2451082U patent/JPS58127524U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58127524U (ja) | 1983-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4479031A (en) | Heat-shrinkable tube with semiconductive parts for use in joining electrical cables | |
US3259688A (en) | High voltage insulated electrical cable with layer of irradiated semiconductive ethylene copolymer | |
JPS6364132B2 (ja) | ||
US3569610A (en) | Ethylene-propylene rubber insulated cable with cross-linked polyethylene strand shielding | |
US4551915A (en) | Method for terminating a high voltage cable | |
US3748369A (en) | Method of shielding high voltage solid dielectric power cables | |
US4366464A (en) | Ignition cables | |
JPH0132730B2 (ja) | ||
JPH0541464Y2 (ja) | ||
JPH04106B2 (ja) | ||
JPS6054727B2 (ja) | 雑音防止用高圧抵抗電線 | |
JPH0419678B2 (ja) | ||
JP3824744B2 (ja) | 高電圧電子機器用ケーブル | |
JPH0127398Y2 (ja) | ||
US4446331A (en) | Power cable joint structure including a reinforcement insulator containing electrode spherical bodies | |
JPS608509Y2 (ja) | ケ−ブル終端部 | |
JPS6176005A (ja) | ケ−ブルの接続方法 | |
JPH0620530A (ja) | 耐水トリー性ケーブル | |
JPS6035934Y2 (ja) | ゴム・プラスチック絶縁電力ケ−ブル | |
JPH047647Y2 (ja) | ||
JPH0514681Y2 (ja) | ||
JP2639649B2 (ja) | 電力ケーブルの接続部の形成方法 | |
JPH0530258Y2 (ja) | ||
JP3273701B2 (ja) | 電力ケーブル | |
JPH0438425Y2 (ja) |