JPS6142605B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142605B2 JPS6142605B2 JP12130780A JP12130780A JPS6142605B2 JP S6142605 B2 JPS6142605 B2 JP S6142605B2 JP 12130780 A JP12130780 A JP 12130780A JP 12130780 A JP12130780 A JP 12130780A JP S6142605 B2 JPS6142605 B2 JP S6142605B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- laminated
- dyeing
- composite
- primary
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は人工化粧単板の製造方法に関するも
のである。
のである。
染色処理した素材単板を積層・圧締接着して１
次集成フリツチを得、この１次集成フリツチをス
ライスして得られる複合スライス単板を染色処理
した後さらに積層・圧締接着して２次集成フリツ
チとし、この２次集成フリツチをスライスするこ
とにより、得られる人工化粧単板の材面に複合ス
ライス単板の切断面で表現される各木目層に、１
次集成フリツチにおける各素材単板の複合切断面
をあらわし多色感を有する人工化粧単板とする方
法がすでに提案されている。
次集成フリツチを得、この１次集成フリツチをス
ライスして得られる複合スライス単板を染色処理
した後さらに積層・圧締接着して２次集成フリツ
チとし、この２次集成フリツチをスライスするこ
とにより、得られる人工化粧単板の材面に複合ス
ライス単板の切断面で表現される各木目層に、１
次集成フリツチにおける各素材単板の複合切断面
をあらわし多色感を有する人工化粧単板とする方
法がすでに提案されている。
しかしながら、この方法では１次集成フリツチ
の１次接着層と素材単板層との間の染色液の浸透
度合の相違により、第１図に示すように前記の複
合スライス単板の染色処理において１次接着層の
近傍での染色液の浸透および染料の染着が行なわ
れず、得られる人工化粧単板１のそれぞれの木目
層１ａ……に未染色部分１ｂ……が分散してあら
われ、多色感は表現されるものの前記未染色部分
１ｂ……による不自然な色むらが生じ自然感を損
なう一因となつていた。
の１次接着層と素材単板層との間の染色液の浸透
度合の相違により、第１図に示すように前記の複
合スライス単板の染色処理において１次接着層の
近傍での染色液の浸透および染料の染着が行なわ
れず、得られる人工化粧単板１のそれぞれの木目
層１ａ……に未染色部分１ｂ……が分散してあら
われ、多色感は表現されるものの前記未染色部分
１ｂ……による不自然な色むらが生じ自然感を損
なう一因となつていた。
したがつて、この発明の目的は、この種の人工
化粧単板の製造方法において、１次接着層近傍に
おける未染色部分の発生を防止し自然感に富んだ
木質感を再現することのできる人工化粧単板の製
造方法を提供することである。
化粧単板の製造方法において、１次接着層近傍に
おける未染色部分の発生を防止し自然感に富んだ
木質感を再現することのできる人工化粧単板の製
造方法を提供することである。
この発明の一実施例を第２図ＡないしＧに示
す。すなわち、この人工化粧単板の製造方法は、
ラブラ材を0.8mm、1.0mm厚にロータリースライス
した素材単板２をローズウツド色の酸性染料で93
℃±３℃、15分間の染色条件のもとに染色処理し
第２図Ａに示すように素材単板２の表層部のみを
染色し、ついでこれら染色処理ずみの素材単板２
……を、湿気硬化型ポリウレタン樹脂接着剤を介
して同図Ｂに示すように積層・圧締接着（塗布量
220／m2、単板含水率40〜60％RH、圧締圧力15
Kg/cm2、圧締時間２時間）し、得られた集成フリ
ツチ３を同図Ｃに示すようにその積層面と交差す
る方向より0.8mm、1.0mmのスライス厚にスライス
し、得られた複合スライス単板４……を同図Ｄに
示すように再度ローズウツド色の酸性染料で93℃
±３℃、３時間、浴比40の染色条件で十分染色処
理し、この染色処理を終えた複合スライス単板４
……を同図Ｅに示すように湿気硬化型ポリウレタ
ン樹脂接着剤を介して凹凸型５により先のフリツ
チ成形の場合と同一条件で積層・圧締接着し、得
られた凹凸集成フリツチ６を同図Ｆに示すように
その積層面と交差するスライス方向（仮想線で示
す）より0.3mm厚にスライスして、同図Ｇに示す
ような人工化粧単板７を得るものである。
す。すなわち、この人工化粧単板の製造方法は、
ラブラ材を0.8mm、1.0mm厚にロータリースライス
した素材単板２をローズウツド色の酸性染料で93
℃±３℃、15分間の染色条件のもとに染色処理し
第２図Ａに示すように素材単板２の表層部のみを
染色し、ついでこれら染色処理ずみの素材単板２
……を、湿気硬化型ポリウレタン樹脂接着剤を介
して同図Ｂに示すように積層・圧締接着（塗布量
220／m2、単板含水率40〜60％RH、圧締圧力15
Kg/cm2、圧締時間２時間）し、得られた集成フリ
ツチ３を同図Ｃに示すようにその積層面と交差す
る方向より0.8mm、1.0mmのスライス厚にスライス
し、得られた複合スライス単板４……を同図Ｄに
示すように再度ローズウツド色の酸性染料で93℃
±３℃、３時間、浴比40の染色条件で十分染色処
理し、この染色処理を終えた複合スライス単板４
……を同図Ｅに示すように湿気硬化型ポリウレタ
ン樹脂接着剤を介して凹凸型５により先のフリツ
チ成形の場合と同一条件で積層・圧締接着し、得
られた凹凸集成フリツチ６を同図Ｆに示すように
その積層面と交差するスライス方向（仮想線で示
す）より0.3mm厚にスライスして、同図Ｇに示す
ような人工化粧単板７を得るものである。
このように、はじめの素材単板２をあらかじめ
その表層部のみ染色処理し、１次の集成フリツチ
３よりスライスして得られる複合スライス単板４
を再度染色処理するようにしたため、第３図Ａに
示すように１次の集成フリツチ３よりスライスし
て得られる複合スライス単板４は各素材単板２…
…の接着部すなわち１次接着層４ａ……近傍のみ
が染色された状態にあり、この複合スライス単板
４をさらに十分染色処理することにより第３図Ｂ
に示すように１次接着層４ａ……近傍とそのほか
の領域との間に染色むらのない均一な染色処理が
行なわれ、この複合スライス単板４の再度積層・
圧締接着した凹凸集成フリツチ６をスライスして
得られる人工化粧単板７の材面には、第４図に示
すように複合スライス単板４の切断面で表わされ
る各木目層７ａ……に１次接着層４ａ……近傍で
の未染色または不完全染色の発生のない均一染色
が行なわれ、不自然な色むらのない天然木のロー
ズウツドに酷似した人工化粧単板７とすることが
できる。
その表層部のみ染色処理し、１次の集成フリツチ
３よりスライスして得られる複合スライス単板４
を再度染色処理するようにしたため、第３図Ａに
示すように１次の集成フリツチ３よりスライスし
て得られる複合スライス単板４は各素材単板２…
…の接着部すなわち１次接着層４ａ……近傍のみ
が染色された状態にあり、この複合スライス単板
４をさらに十分染色処理することにより第３図Ｂ
に示すように１次接着層４ａ……近傍とそのほか
の領域との間に染色むらのない均一な染色処理が
行なわれ、この複合スライス単板４の再度積層・
圧締接着した凹凸集成フリツチ６をスライスして
得られる人工化粧単板７の材面には、第４図に示
すように複合スライス単板４の切断面で表わされ
る各木目層７ａ……に１次接着層４ａ……近傍で
の未染色または不完全染色の発生のない均一染色
が行なわれ、不自然な色むらのない天然木のロー
ズウツドに酷似した人工化粧単板７とすることが
できる。
なお、素材単板２の染色についてはその表層部
のみを、また複合スライス単板４の染色について
はその全層にわたり行なう必要があるが、このよ
うな染色厚みの選択設定は染色時間の設定により
行なうことができる。
のみを、また複合スライス単板４の染色について
はその全層にわたり行なう必要があるが、このよ
うな染色厚みの選択設定は染色時間の設定により
行なうことができる。
ラブラ材単板についての染色時間と単板染色厚
みの関係を第５図に示している。
みの関係を第５図に示している。
以上のように、この発明の人工化粧単板の製造
方法は、素材単板の表層部を染色処理する１次染
色工程と、前記の染色処理を終えた複数枚の素材
単板を接着剤を介して積層・圧締接着し１次集成
フリツチを得る１次集成フリツチ成形工程と、前
記１次集成フリツチとその積層面と交差する方向
よりスライスして複合スライス単板を得る１次ス
ライス工程と、前記複合スライス単板を染色処理
する２次染色工程と、前記の染色処理を終えた複
数枚の複合スライス単板を接着剤を介して積層・
圧締接着し２次集成フリツチを得る２次集成フリ
ツチ成形工程と、前記２次集成フリツチをその積
層面と交差する方向よりスライスする２次スライ
ス工程とを含むものであるため、得られる人工化
粧単板の材面に表わされる各木目層に、１次接着
層の染料の浸透非容易性による染色むらが発生せ
ず、各木目層ごとに均一な染色が行なわれ自然感
に富んだ人工化粧単板とすることができる。
方法は、素材単板の表層部を染色処理する１次染
色工程と、前記の染色処理を終えた複数枚の素材
単板を接着剤を介して積層・圧締接着し１次集成
フリツチを得る１次集成フリツチ成形工程と、前
記１次集成フリツチとその積層面と交差する方向
よりスライスして複合スライス単板を得る１次ス
ライス工程と、前記複合スライス単板を染色処理
する２次染色工程と、前記の染色処理を終えた複
数枚の複合スライス単板を接着剤を介して積層・
圧締接着し２次集成フリツチを得る２次集成フリ
ツチ成形工程と、前記２次集成フリツチをその積
層面と交差する方向よりスライスする２次スライ
ス工程とを含むものであるため、得られる人工化
粧単板の材面に表わされる各木目層に、１次接着
層の染料の浸透非容易性による染色むらが発生せ
ず、各木目層ごとに均一な染色が行なわれ自然感
に富んだ人工化粧単板とすることができる。
第１図は従来例による人工化粧単板の平面図、
第２図はこの発明の一実施例を示す工程説明図、
第３図はその染色状態を示す説明図、第４図はこ
の実施例により得られた人工化粧単板の平面図、
第５図はラブラ材を用いた場合の単板染色厚みと
染色時間との関係を示す特性図である。 ２……素材単板、３……集成フリツチ（１次集
成フリツチ）、４……複合スライス単板、４ａ…
…１次接着層、６……凹凸集成フリツチ（２次集
成フリツチ）、７……人工化粧単板。
第２図はこの発明の一実施例を示す工程説明図、
第３図はその染色状態を示す説明図、第４図はこ
の実施例により得られた人工化粧単板の平面図、
第５図はラブラ材を用いた場合の単板染色厚みと
染色時間との関係を示す特性図である。 ２……素材単板、３……集成フリツチ（１次集
成フリツチ）、４……複合スライス単板、４ａ…
…１次接着層、６……凹凸集成フリツチ（２次集
成フリツチ）、７……人工化粧単板。
Claims (1)
- １ 素材単板の表層部を染色処理する１次染色工
程と、前記の染色処理を終えた複数枚の素材単板
を接着剤を介して積層・圧締接着し１次集成フリ
ツチを得る１次集成フリツチ成形工程と、前記１
次集成フリツチをその積層面と交差する方向より
スライスして複合スライス単板を得る１次スライ
ス工程と、前記複合スライス単板を染色処理する
２次染色工程と、前記の染色処理を終えた複数枚
の複合スライス単板を接着剤を介して積層・圧締
接着し２次集成フリツチを得る２次集成フリツチ
成形工程と、前記２次集成フリツチをその積層面
と交差する方向よりスライスする２次スライス工
程とを含む人工化粧単板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12130780A JPS5745011A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Manufacture of artificial decorative veneer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12130780A JPS5745011A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Manufacture of artificial decorative veneer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5745011A JPS5745011A (en) | 1982-03-13 |
| JPS6142605B2 true JPS6142605B2 (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=14808003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12130780A Granted JPS5745011A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Manufacture of artificial decorative veneer |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5745011A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01127255A (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-19 | Okuma Mach Works Ltd | 加工部の監視装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5971801A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-23 | 松下電工株式会社 | 集成単板の製法 |
| JPS59184432A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-19 | Nec Home Electronics Ltd | 環形螢光ランプ用口金 |
| JPS59187801A (ja) * | 1983-04-08 | 1984-10-25 | 松下電工株式会社 | 化粧単板の製造方法 |
| JPS59198631A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-10 | Nec Home Electronics Ltd | 環形螢光ランプ用口金 |
| JPS634047U (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-12 |
-
1980
- 1980-08-30 JP JP12130780A patent/JPS5745011A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01127255A (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-19 | Okuma Mach Works Ltd | 加工部の監視装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5745011A (en) | 1982-03-13 |
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