JPS6142591Y2 - - Google Patents

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JPS6142591Y2
JPS6142591Y2 JP11679282U JP11679282U JPS6142591Y2 JP S6142591 Y2 JPS6142591 Y2 JP S6142591Y2 JP 11679282 U JP11679282 U JP 11679282U JP 11679282 U JP11679282 U JP 11679282U JP S6142591 Y2 JPS6142591 Y2 JP S6142591Y2
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movable
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displacement
respect
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JP11679282U
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JPS5922139U (ja
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテーブルをX・Y方向に可動に構成し
た手術台の改良に関する。
通常この種の手術台は基台(コラムという)に
対してX方向に可動な可動台を基台上に設け、か
つこの可動台に対してY方向に可動にテーブルを
その上方に載架してある。この可動台は基台とテ
ーブルとの中間に介在される中間体(中間テーブ
ル)であるが、この中間体である可動台と基台お
よびテーブルのそれぞれの間に相対的変位を与え
る駆動手段たとえばラツクとピニオンにより駆動
機構が介設され、この駆動機構を動作させること
によりテーブルを基台に対しX・Y方向に動かし
て所望の位置を得るようにしている。これは手術
中テーブル上に乗載された患者に手術を良好に行
なう必要から所望の位置にもつてくることが要求
されるためである。
ところで、テーブルは手術終了後は基台に対し
元の位置(原位置)に復帰させる必要がある。そ
れは患者を手術台から移送車に移し替える時、移
送車と手術台のテーブルが遠く離れていると好ま
しくなく、また新しい患者を乗載する際テーブル
が偏位していると不便であるからである。
そのために従来よりこの種の手術台においては
前述の駆動機構をリモートコントロールスイツチ
操作で動作させたり、手動操作したりする方法が
とられているが、原位置(原点位置)が不明で復
帰したか否かも判別しにくく復帰操作に時間を手
数を要しているのが実情である。原位置を目盛表
記などしてもリモートコントロール操作の場合能
率よく行なえないのが現状である。
本考案はこのような従来の欠点を解消した手術
台を提供することも目的とするものである。
本考案の手術台は、基台と可動台の間および可
動台とテーブルの間に原位置からいずれの方向に
変位しているかを検出する検出手段を設け、それ
ぞれの検出手段からの出力に基づいて可動台およ
びテーブルを原位置に復帰駆動するようにしたも
のである。
以下図示実施例を説明する。
図において、1が基台(コラム)で、この基台
1には結合部2を介して基枠体3が着脱自在に設
置される。設置された基枠体3は基台1に固定さ
れ、一部として構成される。
4は可動台ないし中間体で、後述のように基枠
体3に対しX方向(第1図紙面の垂直方向))に
可動に基枠体3に載架されている。5は上方に患
者が乗載されるテーブルで、可動台4に対しY方
向(第1図左右方向)に可動に可動台4上に載架
されている。
基台1(基枠体3)に対する可動台4のX方向
に移動および可動台4に対するテーブル5のY方
向の移動のための機構は第3図に示されている。
なお6はガイドレールを示す。
第3図は基台1から基枠体3より上方を分離し
た部分を側方より見た図で、3″は基枠体3を基
台1に係合する部分である。基台1と一体をなす
基枠体3は図示例では2段状をなし右方下段と左
方上段部が一体的に形成され、3′はその左方上
段の端部部材を示している。
可動台4はこの基枠体3の左方上段部に載架さ
れれ、すなわち左方上段部には左右両端部におい
てX方向にアリ溝3M,3M′が形成されてい
る。そしてこのそれぞれの溝3M,3M′に摺動
子15,16が挿設され、この両摺動子15,1
6にそれぞれ可動台4の両端部が固定されてい
る。
他方基枠体3の右方下段部には電動機7が載置
されており、この回転出力は歯車系8、伝動杆9
を介してウオーム10に伝動されウオーム10に
噛合するウオームホイール11を介して直角方向
に方向転換されて出力軸12に伝動され、最終的
には可動台4に固設のラツク14に噛み合うピニ
オン13に伝動する。すなわち、伝動機7の回転
出力によつて可動台4が基枠体3(基台1)に対
しX方向に案内されながら移動させられるように
構成されている。
可動台4は上記のように可動であるが、この可
動台4にはさらにテーブル5がY方向な可動に載
架されている。すなわち、可動台4の上方両端部
にはローラ17,18および17′,18′が回転
自在に取り付けられており、このローラ群に規制
される形でテーブル5が架設されている。
可動台4は紙面の垂直方向に一定の幅を有し、
したがつて可動台上方四角部分にローラ17,1
8,17′,18′がそれぞれ取り付けられてお
り、こられのローラ群がテーブル5の案内溝5M
に挿入されY方向に規制されて移動可能となつて
いる。
可動台4には電動機9が設置され、その出力軸
20に固定のウオーム21さらにこのウオーム2
1に噛み合うウオームホイール22そしてこのウ
オーム歯車22が固定された出力軸23などから
なる伝動系を介して電動機19の回転出力が、テ
ーブル5の内側に取り付けられたラツク5Lに噛
み合うピニオン24に伝動される。このピニオン
24の回転によつてテーブル5がY方向に動かさ
れる。
電動機7および19ならびにその回転出力の伝
動系およびピニオン・ラツクなどからなる駆動手
段は同時に可動台4およびテーブル5を復帰駆動
する駆動系でもある。
この考案の提供する手術台の一つの特徴は、可
動台4やテーブル5がそれぞれ基台1に対しある
いは可動台4に対していかなる方向に変位してい
るかを検出する手段を備えている点にある。この
検出手段の図示実施例は、カムによつてスイツチ
を動作させるカム方式のものである。以下、この
検出手段を第2図〜第4図を参照して説明する。
この変位方向検出手段は基枠体3と可動台4と
の間および可動台4とテーブル5との間に介設さ
れ、図示例ではX方向、Y方向ともにスイツチを
可動台4側に付設しカムをそれぞれ基枠体3およ
びテーブル5側に付設してある。すなわち、第2
図は第1図手術台を上方より見た図で、テーブル
5を一部破断して示しているが、テーブル5の下
面側部材5′にカムKが付設されている。このカ
ムKに可動台4の上面部4′に固設されたスイツ
チS1〜S3が係合している。さらに第3図に示すよ
うに基枠体3と可動台4との間においては、左方
端部における両部材3′,4′間にカムとスイツチ
が設けられている。
ところで、このカム方式による変位方向検出手
段の特徴は、カムに対し3個のスイツチS1〜S3
対応して係合されている点で、その構成を第4図
に示す。第4図は基枠体3の端部3′と可動台4
の端部4′とにおける機構の拡大図であるが、第
2図に示す可動台とテーブル間の機構も同様の構
成である。
第4図に示すように、スイツチは3個S1〜S3
付設され、両側スイツチS1とS3の間隔はカムKの
長さに等しく可動台4が基枠体(基台)に対して
原位置にあるとき、すなわち図示状態のときには
両側スイツチS1とS3がカムで押され共に動作して
いるようにその設置位置関係が設定されている。
スイツチS2は両側スイツチS1とS3の中央に位置し
ている。カムの長さは可動台やテーブルの変位長
さに等しく設定され、その変位ストロークの中央
部においてこのカム方式による変位方向検出手段
が設置されている。
3個のスイツチS1〜S3を使用し中央スイツチS2
を常時動作状態にして信号を出力させる3スイツ
チ方式を採用しているのは、変位方向検出に加え
変位量の限界値を検出するためである。すなわ
ち、第4図においては全スイツチS1〜S3が動作状
態(オン)で信号を出力し可動台(テーブル)が
基台(可動台)に対する原位置に復帰している状
態であるが、たとえば可動台4が右方へ変位させ
られると、スイツチS2,S3がオンでスイツチS3
らの出力信号が後述のように制御機器などに入力
されて可動台4の右方向変位を検出する。逆方向
変位の場合はスイツチS1からの信号により左方向
変位が検出される。
ところで、可動台の基枠体(基台)に対する変
位やテーブルの可動台に対する変位が過大になる
とテーブル上の患者の重量との関係で手術台全体
が不安定になるから変位の限界値を設定する必要
があり、スイツチS2がそのために機能する。すな
わち、変位量が限界値に至るとカムKの端部がス
イツチS2から離れるように設定され、スイツチS2
がオフとなる。するとこのオフの動作信号が制御
機器等に入力され変位量の限界を検出する。
このようにしてスイツチとカの組み合せからな
るカム式変位方向検出手段によつて基枠体(基
台)に対する可動台のX方向変位および可動台に
対するテーブルのY方向変位が検出されるが、こ
れは原位置への復帰に際して行なわれる。そして
変位方向検出の信号によつて変位駆動手段を逆操
作し可動台ないしテーブルを原位置に復帰させ
る。
第5図は以上の構成を概略的に示す図で、第1
図〜第4図における同一の符号で示される機構部
品は、第1図〜第4図における機構ないし部品と
同一の機能ないし動作を行なうもので詳細な説明
は省略する。
25は制御機器で、実際には基台1に内設され
ている。そして可動台4の変位方向検出手段DS
とテーブル5の変位方向検出手段TSが共にこの
制御機器に入力され、電源部26からの電動機
7,19に対する電力供給を制御する。この制御
機器25の内部回路構成の詳細は省略するが、電
力供給の制御によつて電動機7,19は正転また
は逆転して可動台4ないしテーブル5を原位置に
復帰駆動する。
具体的には操作スイツチボツクス28上のスイ
ツチを押し制御機器25に指令を与えて変位方向
検出をまず行なう。そして検出信号DSないしTS
によつて制御機器25を介して電動機7,19の
動作を制御する。27はリード線カバーホースを
示している。
本考案は図示例に限定されるものではない。
本考案は原位置に対する可動台、テーブル等の
変位方向を自動的に検出する手段を備えた点に特
徴があり、この検出手段としては図示例のような
カム方式(機械的方式)に限定されず、たとえば
ラツク・ピニオンとの噛み合いにおけるピニオン
の回転量を正・逆方向の電気的パルスとして計測
する電気的方式も考えられる。
変位方向検出信号にもとづいて復帰駆動させる
機構としては電動機による自動駆動方式が好まし
いが、この自動駆動方式に手動方式を加えてもよ
い。
基台に対し基枠体を介在させない手術台におい
てもこの考案は実施可能で、この場合はテーブル
が基台から着脱できないタイプである。
カム方式による変位方向検出手段は安価で構造
簡単であり好ましい実施例である。特に3スイツ
チ検出方式は変位量限界検出機能を有するが、3
スイツチ方式には限定されず2スイツチ方式でも
よい。
基台と可動台とのX方向可動案内機構および可
動台とテーブルとのY方向可動案内機構も図示例
に限定されない。
本考案のX・Y方向可動テーブル式手術台は、
テーブルを自動的に原位置に復帰させることがで
き、従来に比して操作性の高い手術台である。し
たがつて手術等における作業を簡単容易にし能率
のよい手術を可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案一実施例の正面図、第2図は同平
面図で一部を破断して示す図、第3図は要部の構
成を示す図、第4図は要部拡大図、第5図は全体
の構成を概略的に示す斜視図である。 1…基台、3…基枠体、4…可動台、5…テー
ブル、7,19…電動機、10,22…ウオー
ム、11,21…ウオームホイール、13,24
…ピニオン、14,5L…ラツク、15,16…
摺動子、25…制御機器、26…電源部、28…
操作スイツチボツクス、K…カム、S1〜S3…スイ
ツチ、DS,TS…変位方向検出信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に対してX方向に変位可能な可動台と、こ
    の可動台に対してY方向に変位可能なテーブルと
    を備え、テーブルがX・Y方向に可動に構成され
    た手術台において、可動台が基台に対する原位置
    から変位している方向を検出するX方向変位検出
    手段と、テーブルが可動台に対する原位置から変
    位している方向を検出するY方向変位検出手段
    と、X方向変位検出手段からの出力によつて可動
    台を基台との原位置に復帰駆動するY方向駆動手
    段と、Y方向変位検出手段からの出力によつてテ
    ーブルを可動台との原位置に復帰駆動するY方向
    駆動手段とを備えたことを特徴とするX・Y方向
    可動テーブル形手術台。
JP11679282U 1982-07-31 1982-07-31 X・y方向可動テ−ブル形手術台 Granted JPS5922139U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11679282U JPS5922139U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 X・y方向可動テ−ブル形手術台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11679282U JPS5922139U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 X・y方向可動テ−ブル形手術台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922139U JPS5922139U (ja) 1984-02-10
JPS6142591Y2 true JPS6142591Y2 (ja) 1986-12-03

Family

ID=30269097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11679282U Granted JPS5922139U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 X・y方向可動テ−ブル形手術台

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Country Link
JP (1) JPS5922139U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5922139U (ja) 1984-02-10

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