JPH10211523A - プレスブレーキのワーク突き当て装置とその位置決め方法 - Google Patents

プレスブレーキのワーク突き当て装置とその位置決め方法

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JPH10211523A
JPH10211523A JP1250097A JP1250097A JPH10211523A JP H10211523 A JPH10211523 A JP H10211523A JP 1250097 A JP1250097 A JP 1250097A JP 1250097 A JP1250097 A JP 1250097A JP H10211523 A JPH10211523 A JP H10211523A
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JP
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work end
butting
abutting
mechanisms
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JP1250097A
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Inventor
Hiroyuki Kojima
浩之 小島
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク端の突き当て部の位置設定を行う駆動
機構が簡素化できて合理的に目的を達成できるプレスブ
レーキのワーク突き当て装置とその位置決め方法を提供
する。 【解決手段】 板材を上型と下型によって折り曲げ作業
を行うプレスブレーキにおけるテーブル後方に設置され
て、ワーク端の位置決めを行うワーク突き当て装置1の
ワーク幅に対する配置を設定するに際し、前記テーブル
に平行するガイドレール21上に配置される複数のワー
ク端突き当て機構のうち、両外側に位置するワーク端突
き当て機構10,10には横行自走機能を具備させて、
中間に配されるワーク端突き当て機構10Aは追従移動
できるものにして、電気的制御手段によって少なくとも
左右いずれかの横行自走機能を備えるワーク端突き当て
機構10,10により、自走機能を備えないワーク端突
き当て機構を所要の位置に追従移動させた後、当該横行
自走機能を備えるワーク端突き当て機構10Aを所要の
距離離れた位置に移動させてワーク端の突き当て位置を
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスブレーキに
おけるワークの端部を加工幅の全長にわたって折り曲げ
精度の良い脚長が得られるように、ワーク端を突き合わ
せて位置決めするプレスブレーキのワーク突き当て装置
とその位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプレスブレーキにおけるワークの
折り曲げ位置を設定するために必要なワーク(被加工板
材)端の突き当て装置は、テーブル上に取り付けられた
下型の後方(作業面側を前面とする)に設けられてお
り、そのワーク端の突き当て部は下型の長手方向と平行
に設けられたレールに通常左右各1個、計2個付されて
いる。そして、これらの突き当て装置は、取り扱われる
ワークの幅寸法に応じて手動で位置を移動させて固定し
た上で使用されている。
【0003】このほかに、前記突き当て装置の一方の1
個は定位置に固定して、他方の突き当て部を駆動装置を
用いて移動させ、ワークの幅に合わせて設定するような
方式のものが知られている。
【0004】さらに、前述のような形式ではワーク端の
突き当て位置が2箇所になるので、ワークの幅寸法が長
いものである場合正確な折り曲げ寸法位置の設定が得ら
れにくいことから、3個のワーク端の突き当て部を備え
る装置が、例えば特開平6−344035号公報によっ
て提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、一般に採用され
ている2個の突き当て部を備える形式の装置では、脚長
寸法の左右差を少なくするために、ワークの左右両端部
分で位置決めできるように突き当て部を左右に大きく開
いて使用されている。しかし、比較的長いワークを曲げ
ようとするとき、両端部での突き当てだけでは、左右の
脚長寸法の差は少なくなるが、ワークの突き当て部分へ
の押し付け方によっては突き当て部のない中央部分が後
方へ撓んでしまい、中央の脚長寸法が左右より長くなる
現象が生じる。そのために、前記先行技術で開示される
ように中央部に突き当て部を追加して3個の突き当て部
を配するようにすることが試みられている。
【0006】しかしながら、このように3個の突き当て
部を配して加工精度を高めようとすると、前述のように
ワークの幅が広いものでは両端部とその中間位置、好ま
しくは左右の突き当て部間の中央部位置とに突き当て部
を配置操作できる機能が必要となり、取り扱うワークの
幅に応じて突き当て部の位置を容易に変更できるように
構成することが要求されるので、駆動装置が複雑化して
高価なものとなるのが避けられない。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、ワーク端の突き当て部の位置設定
を行う駆動機構を簡素化するとともに、突き当て位置を
容易に設定することのできるプレスブレーキのワーク突
き当て装置とその位置決め方法を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明における第1の発明は、板材を上型と下
型との協働によって折り曲げるプレスブレーキのテーブ
ル後方位置に設置されて、ワークの前後方向の位置決め
をするプレスブレーキのワーク突き当て装置において、
テーブル上の下型に平行して設置されるガイドレール上
に少なくとも3個のワーク端突き当て機構が左右に移動
可能に搭載され、そのうちの左右両外側のワーク端突き
当て機構は駆動機を備え、中間に位置するワーク端突き
当て機構は駆動機を備えないで移動位置にて静止できる
ようにされ、これら各ワーク端突き当て機構には前記下
型に直交する向きで先端にワーク端突き当て片を設けた
アームが不用時起立可能にレール上の支持体に取付けら
れ、これらワーク端突き当て機構は制御装置によって左
右両外側のワーク端突き当て機構にて中間のワーク端突
き当て機構を挟んで配置中間位置まで移動させた後、そ
れら左右両外側のワーク端突き当て機構を所要位置まで
左右に分かれて移動させるように制御される構成である
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明における前記左右外部のワーク端突
き当て機構は、前記ガイドレールに支持体が摺動自在に
係合支持され、この支持体には駆動機が付設され、この
駆動機により駆動されるピニオンを前記ガイドレールに
沿ってフレーム上に配設されるラックと噛み合わせてそ
れぞれの支持体が自走するようにされ、かつ、これら支
持体には前記ガイドレールの上部で直交する方向にスラ
イド可能な摺動片が嵌設され、この摺動片の前記テーブ
ル側端に、先端に突き当て部を備える突き当てアームが
付設され、制御装置により前記各駆動機を駆動できるよ
うに構成されている。
【0010】また、本発明の第2の発明は、板材を上型
と下型との協働によって折り曲げるプレスブレーキにお
けるテーブル後方に設置されて、ワーク端の位置決めを
行うワーク突き当て装置のワーク幅に対する配置を設定
するに際し、前記テーブルに平行配置される複数のワー
ク端突き当て機構のうち、両外側に位置するワーク端突
き当て機構には横行自走機能を具備させて、中間に配さ
れるワーク端突き当て機構は追従移動できるものにし
て、少なくとも左右いずれかの横行自走機能を備えるワ
ーク端突き当て機構により、自走機能を備えないワーク
端突き当て機構を所要の位置に追従移動させた後、当該
横行自走機能を備えるワーク端突き当て機構を所要の距
離離れた位置に移動させてワーク端の突き当て位置を設
定することを特徴とするワーク突き当て位置の設定を行
う方法である。
【0011】本発明にては、前記ワーク端突き当て機構
が3個使用される場合、自走できない中間のワーク端突
き当て機構を両側から横行自走機能を備えるワーク端突
き当て機構により挟んで、所要ワーク端突き当て位置の
最大配置間隔の中央位置まで移動させた後、左右の横行
自走機能を備えるワーク端突き当て機構を所定位置まで
それぞれ移動して位置決め設定するのが好ましい。な
お、ワーク幅が短くて使用しない突き当て部が生じると
きには、その不使用の突き当て機構の突き当て部のみを
逃がすようにして作業に障害が生じないようにすればよ
い。
【0012】本発明によれば、下型に平行して配置され
るガイドレール上で、自走できる機能を備えたワーク端
突き当て機構と自走機能を備えないワーク端突き当て機
構とを合理的に配置して、作業時のワークの幅に応じて
そのワーク端突き当て機構の位置決めに際し、独立して
自走機能を備えるワーク端突き当て機構が自走機能を備
えないワーク端突き当て機構を所要の位置に移動させて
から、端部位置となる箇所まで自走して位置決めできる
ので、その駆動部の構造も簡単にでき、しかも制御も容
易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るプレスブレー
キのワーク突き当て装置について、その一具体例を図面
を参照しつつ説明する。
【0014】図1に示されるのは、本発明の一実施例に
係るプレスブレーキのワーク突き当て装置の全体斜視図
である。図2は、本実施例のプレスブレーキのワーク突
き当て装置の平面図である。図3は図2のA−A視側面
図である。図4は、図2のB−B視断面図である。図5
は、本実施例のワーク突き当て装置の作動態様を表す概
要図である。
【0015】これらの図において、ワーク突き当て装置
1は、プレスブレーキのテーブル2の後方位置に配置さ
れて、複数個のワーク端突き当て機構10,10Aが前
記テーブル2上の下型3(ダイ)に対して直交する向き
でそれらの配置間隔を作業状況に応じて変更できるよう
にガイドレールに支持されて設けられ、このガイドレー
ルは前記下型3に対して前後方向に移動調節されるとと
もに、高さの調整も可能なように配設されている。
【0016】前記ワーク端突き当て機構10,10Aを
支持する機構としては、従来公知の構造で、その具体的
な構造について図示省略するが、下型3に対する前後方
向の位置調整を行う構造として、テーブル2後方に設け
られるフレーム5に前後方向(下型3と直交する方向)
に取り付けられる2本の周知構造の直線作動ガイドを介
してスライダーが取り付けられ、それら直線作動ガイド
と平行するボールスクリューが軸受にて支持され、この
ボールスクリューに螺合するスクリューナットがスライ
ダーに取り付いて、このボールスクリューが回転すると
スライダーが前後に移動するようにされ、ACサーボモ
ータによって前記ボールスクリューを駆動制御すること
によりスライダーの前後方向の位置を決めるようになっ
ている。
【0017】また、前記スライダーの左右には、各々直
線作動ガイドを介してロッドが上下方向に移動可能に取
り付けられているとともに、そのロッドには左右それぞ
れにラックが取り付けられている。そして、スライダー
内部にシャフトが軸受で支持され、そのシャフトの両端
部にはピニオンが取り付けてあって前記ロッドのラック
と噛み合って、シャフトを回転させることにより、左右
のロッドを同時に同量上下できるようにようになってい
る。そして、前記シャフトの一方の端にはウオームギヤ
ボックスが取り付けられて、その入力軸にタイミングベ
ルトを介してサーボモータが連結されていて、このサー
ボモータを駆動制御することにより、前記ロッドの上下
移動量を調整して上下方向の位置決めを行うようにされ
ている。
【0018】このようになされたワーク端突き当て機構
10,10Aを支持する機構のロッドの上部には、支持
ビーム20が取り付けられていて、この支持ビーム20
の上面にテーブル2上の下型3と平行してガイドレール
21が、また後側面にラック22がそれぞれ取り付けら
れている。そして、ガイドレール21の上側には複数個
(この具体例では3個)のワーク端突き当て機構10,
10Aが移動可能に支持されている。
【0019】ワーク端突き当て機構10,10Aとして
は、前記ガイドレール21上に支持されて移動自在な支
持体11と、この支持体11にガイドレール21の上部
でそのガイドレール21と直交する状態にて摺動可能に
挿通支持される棒状の摺動片12の前端部に取り付く突
き当てアーム13とによって構成されている。なお、前
記支持体11はガイドレール21に対して、例えば循環
するボールが内蔵されてそのガイドレール21側に設け
られる案内溝(図示せず)に沿って転動係合してスライ
ドする公知のリニアモーションガイドユニット18が組
み込まれたものを採用している。もちろん、ガイドレー
ル21は前記リニアモーションガイドが用いられる。但
し、このようなリニアモーションガイドに限定されな
い。
【0020】また、前記支持体11に摺動可能に組み込
まれている摺動片12は、前後に移動させて連結する突
き当てアーム13の出入りを微調整できるようにされ、
支持体11の上部に取り付くノブ14を操作して所要位
置で固定できるようにされている。この摺動片12の先
端に接続される突き当てアーム13は、摺動片12の先
端下面に固着されるブラケット15に支持ピン15’に
て基端部を枢着されて常態では水平に前方へ突き出し、
使用しないときには起立できるようにされており、先端
には受け金を取り付けられてワークの端部が突き当てら
れると位置決めできるようにされた突き当て部(フィン
ガ)13aを備えている。
【0021】このようにされたワーク端突き当て機構1
0,10Aのうちでプレスブレーキの作業位置から見て
左右両端のワーク端突き当て機構10,10は、図2及
び図3で示されるように、前記突き当てアーム13と反
対の側で支持体11のベース11’が延長する部分に駆
動機としてサーボモータ16が取り付けられ、このサー
ボモータ16の出力軸にピニオン17が取り付けられて
前記支持ビーム20に付設のラック22と噛み合わせ
て、別途設置の電気的制御装置からの制御信号でそれら
のサーボモータ16が駆動されることにより、左右方向
に位置決めされるようになっている。また、前記左右両
端のワーク端突き当て機構10,10の機械中心側の側
面には、弾性体31が取り付けられている。そして、各
サーボモータ16には電源ケーブルが保持チェーン25
によって移動に追従して支障なく給電されるようになっ
ている。図中符号26は給電ボックスである。
【0022】中間位置のワーク端突き当て機構10Aに
おいては、前記突き当てアーム13と反対の側で支持体
11のベース11”の端部下面にコイルバネ32で支持
ビーム20の上面に押し付けられるフリクション部材3
2aが付設され、後述する従動停止後その位置で静止で
きるように、緩やかな制動抵抗が付加されている。
【0023】このように構成されるワーク突き当て装置
1は、その位置決め操作を制御装置によって次のように
操作されて突き当て機構の位置決めが行われる。
【0024】制御装置はプレスブレーキの運転操作部も
しくはその近傍に設けられ、前述のワーク突き当て手段
10,10Aとその支持ビーム20を下型3に対して前
後方向と上下方向の各調整操作が行えるようにするとと
もに、ワークの幅方向の突き当て位置の設定が行えるよ
うに電気的に制御するものである。なお、その制御指令
は前述の公知構造の前後方向の移動操作駆動部と上下方
向の移動操作駆動部との制御と別個に前記サーボモータ
に与えられる。
【0025】制御装置において電源投入時、原点復帰動
作を行い、各軸の現在位置を認識した後、操作盤(プレ
スブレーキの運転操作を行う。制御装置はこの操作盤に
連動する)より入力された入力データの曲げ位置、及び
曲げ長さから突き当て位置や突き当てに必要なフィンガ
の個数を求めるか、入力されたデータに基づいて突き当
て装置の位置決めを行う。これらの操作盤での入力によ
って、図6〜図9で示されるように、制御装置に組み込
まれているコンピュータにより、ワーク端の位置決めの
ためにワーク端突き当て機構の配置が制御される。
【0026】まず原点復帰動作を行うには、原点設定を
選択すると(ステップa)、中央のワーク端突き当て機
構10Aは駆動機を備えていないので、左右両外側の駆
動機(サーボモータ)を備えたワーク端突き当て機構1
0を作動させて原点位置まで移動させる。この原点位置
はガイドレール21の左右両端部にある。そして、中央
のワーク端突き当て機構10Aは自走できないのでこの
ワーク端突き当て機構10Aに関わりなく原点位置に移
動して停止する(ステップb)。
【0027】次に、ワーク端突き当て位置に移動させる
について、ワークの幅寸法によってワーク端突き当て機
構10,10,10Aの3個を用いて突き当てするか、
それとも2個を用いるか、あるいは1個ですませるかを
選別する(ステップc,d)。
【0028】ワーク端突き当て機構を3個用いる場合、
左右の駆動機を備えるワーク端突き当て機構10,10
が中間のワーク端突き当て機構10Aを両側で挟んで左
右両ワーク端突き当て機構10,10の配置個所間の丁
度中央位置となる箇所までガイドレール21に沿って走
行する。この走行は各ワーク端突き当て機構10に付属
する駆動機(サーボモータ16)が駆動して制御装置に
よる設定値分移動して停止する。その後に、左右各ワー
ク端突き当て機構10,10はそれぞれの配置個所に移
動して停止する(図5鎖線で示す。)。前記走行は、そ
の付属の駆動機(サーボモータ16)の駆動によってピ
ニオン17が回転するとガイドレール21に沿って付設
されているラック22との噛み合いにより、支持体11
が組み込まれているリニアモーションガイドユニット1
8とそのガイドレール21との摺動により無理なく走行
する。なお、中間のワーク端突き当て機構10Aは支持
体11のベース11”にコイルバネ32を介してフリク
ション部材32aが支持ビーム20の上面に押し当てら
れて摺動抵抗が付加されているので、前述のようにして
移動停止した後はその位置で静止状態に保たれる。
【0029】このようにして起動ボタンが押されて1回
目の場合には、各ワーク端突き当て機構における突き当
て部(フィンガ)13aの位置決めが行われて作業が遂
行され、その後は、ワークの曲げ加工中心位置が変更さ
れずにワークの曲げ幅が変わるだけならば、左右のワー
ク端突き当て機構10,10をそれぞれの設定位置まで
移動させて作業を行う。もし曲げ幅の中心が変わるなら
ば起動1回目と同様に左右両ワーク端突き当て機構1
0,10で中間のワーク端突き当て機構10Aを挟んで
次の曲げ幅中心位置まで移動させ、その後に左右両ワー
ク端突き当て機構10,10をそれぞれの所要の位置ま
で移動させる(ステップe,f,g,h)。これら動作
は、予め制御装置に組み込まれているコンピュータに記
憶されているデータにより移動距離を演算させて動作す
るようになされる。
【0030】次に、ステップdで突き当て部(フィン
ガ)13aの数を2個に選択された場合は、ワークの曲
げ幅が前記ワーク端突き当て機構を3個並べた長さ(幅
寸法)より長いときは(ステップi)、左右のワーク端
突き当て機構10,10の突き当て部(フィンガ)13
aでワーク端の突き当てを行わせ、この際中央のフィン
ガが邪魔になるようならば突き当てアーム13をその支
持ピン15’位置で跳ね上げて上向きに起立させておい
て、それら左右のワーク端突き当て機構のみを左右に所
定の突き当て位置に移動させる。この場合、中央のワー
ク端突き当て機構10Aはどの位置にあってもかまわな
い(ステップj)。
【0031】ワークの曲げ幅が前記ワーク端突き当て機
構を3個並べた長さ(幅寸法)より短い場合は、その曲
げ位置が中央、または機械の左側によっているとき(ス
テップk)、左と中央のワーク端突き当て機構10Aを
用いて突き当てを行い(ステップl)、右側の突き当て
部(フィンガ)13aが邪魔になるならばその突き当て
アーム13を跳ね上げて、機械右側によっているときに
は中央と右側のワーク端突き当て機構10Aを用いて突
き当てを行い、この場合左側の突き当て部(フィンガ)
13aが邪魔になるならばその突き当てアーム13を跳
ね上げて作業する。なお、左と中央のワーク端突き当て
機構10Aを使用するときを例にすると、位置決めは左
と中央のフィンガ(突き当て部)の中間位置が曲げ中心
となるように、左のワーク端突き当て機構10を走行さ
せて位置決めし、右のワーク端突き当て機構10は中央
のワーク端突き当て機構を左のものと挟み込む位置に位
置決めする(ステップm)。右と中央の場合は前記の勝
手違いとなる。
【0032】次に、ステップdで突き当て部(フィン
ガ)13aの数を1個に選択された場合は、ワークの曲
げ位置が機械の中央、または左側にあるときは(ステッ
プn)、左のワーク端突き当て機構で(ステップp)、
また、右側にあるときは右のワーク端突き当て機構で突
き当てを行い、中央のワーク端突き当て機構は使用しな
い。突き当てるワーク端突き当て機構の中心が曲げ幅の
中心と同じになる位置に位置決めを行い(ステップ
q)、使用しない他のワーク端突き当て機構は自走でき
ないワーク端突き当て機構に添えて突き当てを行うワー
ク端突き当て機構に干渉しない位置に移動させるように
すればよい。
【0033】なお、本発明によれば、突き当て箇所が3
箇所以上となる場合、中間に位置する2個のワーク端突
き当て機構のうち1個は自走できる右または左のワーク
端突き当て機構に所要の間隔で追従できるように可撓性
の連結帯などで連結させて移動させるなどの手段を付帯
させればよい。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、前述の制御装置を用いることによって、幅の広いワ
ークを取り扱うときでも、両端部と中央部で端部を突き
当てて位置決めできるので、精度の高い突き当てを行う
ことが可能となり、全長(前幅)にわたって精度の良い
脚長寸法の折り曲げ加工ができる。また、既存のプレス
ブレーキにあっても、追加する突き当て装置は、支持ビ
ーム上に配置するガイドレール上で駆動機を持たない左
右移動可能なワーク端突き当て機構を中央に追加して、
制御プログラムを修正変更する簡単な改造により実現で
きることになり、安価にして効果的な構成と成し得る。
特に、長尺の板曲げ加工機に採用してより有効なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るプレスブレー
キのワーク突き当て装置の全体斜視図である。
【図2】図2は、本実施例に係るプレスブレーキのワー
ク突き当て装置の平面図である。
【図3】図3は、図2のA−A視側面図である。
【図4】図4は、図2のB−B視断面図である。
【図5】図5は、本実施例のワーク突き当て装置の作動
態様を表す概要図である。
【図6】図6は、本実施例に係るワーク突き当て装置に
おける突き当て位置決め制御のフローチャートであ
る。
【図7】図7は、本実施例に係るワーク突き当て装置に
おける突き当て位置決め制御のフローチャートであ
る。
【図8】図8は、本実施例に係るワーク突き当て装置に
おける突き当て位置決め制御のフローチャートであ
る。
【図9】図9は、本実施例に係るワーク突き当て装置に
おける突き当て位置決め制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ワーク突き当て装置 2 テーブル 3 下型 10 左右両外側のワーク端突き当て機構 10A 中間部のワーク端突き当て機構 11 支持体 12 摺動片 13 突き当てアーム 13a 突き当て部(フィンガ) 15 ブラケット 15’ ピン 16 ワーク端突き当て機構の駆動機として
のサーボモータ 17 ピニオン 20 支持ビーム 21 ガイドレール 22 ラック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を上型と下型との協働によって折り
    曲げるプレスブレーキのテーブル後方位置に設置され
    て、ワークの前後方向の位置決めをするプレスブレーキ
    のワーク突き当て装置において、 テーブル上の下型に平行して設置されるガイドレール上
    に少なくとも3個のワーク端突き当て機構が左右に移動
    可能に搭載され、そのうちの左右両外側のワーク端突き
    当て機構は駆動機を備え、中間に位置するワーク端突き
    当て機構は駆動機を備えないで移動位置にて静止できる
    ようにされ、これら各ワーク端突き当て機構には前記下
    型に直交する向きで先端にワーク端突き当て片を設けた
    アームがレール上の支持体に取付けられ、これらワーク
    端突き当て機構は制御装置によって左右両外側のワーク
    端突き当て機構にて中間のワーク端突き当て機構を挟ん
    で配置中間位置まで移動させた後、それら左右両外側の
    ワーク端突き当て機構を所要位置まで左右に分かれて移
    動させるように制御される構成であることを特徴とする
    プレスブレーキのワーク突き当て装置。
  2. 【請求項2】 前記左右両外側のワーク端突き当て機構
    は、前記ガイドレールに支持体が摺動自在に係合支持さ
    れ、この支持体には駆動機が付設され、この駆動機によ
    り駆動されるピニオンを前記ガイドレールに沿ってフレ
    ーム上に配設されるラックと噛み合わせてそれぞれの支
    持体が自走するようにされ、かつ、これら支持体には前
    記ガイドレールの上部で直交する方向にスライド可能な
    摺動片が嵌設され、この摺動片の前記テーブル側端に、
    先端に突き当て部を備える突き当てアームが付設され、
    制御装置により前記各駆動機を駆動できるように構成さ
    れている請求項1に記載のプレスブレーキのワーク突き
    当て装置。
  3. 【請求項3】 板材を上型と下型との協働によって折り
    曲げるプレスブレーキにおけるテーブル後方に設置され
    て、ワーク端の位置決めを行うワーク突き当て装置のワ
    ーク幅に対する配置を設定するに際し、前記テーブルに
    平行配置される複数のワーク端突き当て機構のうち、両
    外側に位置するワーク端突き当て機構には横行自走機能
    を具備させて、中間に配されるワーク端突き当て機構は
    追従移動できるものにして、少なくとも左右いずれかの
    横行自走機能を備えるワーク端突き当て機構により、自
    走機能を備えないワーク端突き当て機構を所要の位置に
    追従移動させた後、当該横行自走機能を備えるワーク端
    突き当て機構を所要の距離離れた位置に移動させてワー
    ク端の突き当て位置を設定することを特徴とするプレス
    ブレーキにおけるワーク突き当て位置の位置決め方法。
  4. 【請求項4】 前記ワーク端突き当て機構が3個使用さ
    れる場合、自走できない中間のワーク端突き当て機構を
    両側から横行自走機能を備えるワーク端突き当て機構に
    より挟んで、所要ワーク端突き当て位置の最大配置間隔
    の中央位置まで移動させた後、左右の横行自走機能を備
    えるワーク端突き当て機構を所定位置までそれぞれ移動
    して位置決め設定する請求項3に記載のプレスブレーキ
    におけるワーク突き当て位置の位置決め方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4618826B2 (ja) * 1999-03-12 2011-01-26 株式会社アマダ ワーク位置決め方法

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JP4618826B2 (ja) * 1999-03-12 2011-01-26 株式会社アマダ ワーク位置決め方法

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