JPS6142255A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
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- JPS6142255A JPS6142255A JP16171084A JP16171084A JPS6142255A JP S6142255 A JPS6142255 A JP S6142255A JP 16171084 A JP16171084 A JP 16171084A JP 16171084 A JP16171084 A JP 16171084A JP S6142255 A JPS6142255 A JP S6142255A
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- JP
- Japan
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- pitch
- equal
- long
- short
- tooth pieces
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K29/00—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
- H02K29/03—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/12—Stationary parts of the magnetic circuit
- H02K1/16—Stator cores with slots for windings
- H02K1/165—Shape, form or location of the slots
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、界磁部の磁極数よりも多い巻線用溝を有する
電機子鉄心を具備する電動機に関するものである。
電機子鉄心を具備する電動機に関するものである。
従来例の構成とその問題点
電機子鉄心に巻線用溝を設けて多相の巻線を収納するよ
うにした電動機は、巻線用溝の間に形成される歯に界磁
部の磁束を収束させることができるために、その出力が
大きいという利点がある。そのため、産業用ロボットや
N0機器の駆動動力源として広く使用されている。しか
しながら、このよつな電動機では、界磁部の磁極と電機
子鉄心の巻線用溝の相互作用によりコギングトルクが発
生する。本出願人は、このようなコギングトルクを低減
する一方法を特願昭63−145489号に提案してい
る。以下、これについて図面を参照して説明する。
うにした電動機は、巻線用溝の間に形成される歯に界磁
部の磁束を収束させることができるために、その出力が
大きいという利点がある。そのため、産業用ロボットや
N0機器の駆動動力源として広く使用されている。しか
しながら、このよつな電動機では、界磁部の磁極と電機
子鉄心の巻線用溝の相互作用によりコギングトルクが発
生する。本出願人は、このようなコギングトルクを低減
する一方法を特願昭63−145489号に提案してい
る。以下、これについて図面を参照して説明する。
第1図は従来の電動機の構造を表わす要部構成図である
。回転軸1に取シつけられた強磁性体のロータ2の外周
に、円環状のマグネット3が取シつけられている。マグ
ネット3には4極の磁極が等角度間隔に着磁されておシ
、界磁部を形成している。界磁部のマグネット3と所定
の間隙を離して電機子鉄心4が配置されている。マグネ
ット3と電機子鉄心4は、いずれか一方が他方に対して
回転自在に支承されている(本例では、電機子鉄心4に
対してマグネット3が回転するようになされている)。
。回転軸1に取シつけられた強磁性体のロータ2の外周
に、円環状のマグネット3が取シつけられている。マグ
ネット3には4極の磁極が等角度間隔に着磁されておシ
、界磁部を形成している。界磁部のマグネット3と所定
の間隙を離して電機子鉄心4が配置されている。マグネ
ット3と電機子鉄心4は、いずれか一方が他方に対して
回転自在に支承されている(本例では、電機子鉄心4に
対してマグネット3が回転するようになされている)。
電機子鉄心4には、等角度間隔に12個の巻線用溝6が
設けられておシ、3相の巻線A1〜A4,81〜B4,
01〜C4が巻装されている。各巻線用溝の間には12
個の歯6が形成され、さらに、各歯のマグネット3に対
向する部分にそれぞれ1個ずつの補助溝7が設けられて
いる。12個の巻線用溝と12個の補助溝からなる電機
子鉄心4の溝の全体は等角度間隔(3eO°/24=1
5°間隔)に配置され、電機子鉄心4の溝(巻線用溝と
補助溝)の間に24個の歯片を形成している。巻線AI
、A2.A3゜A4は3個の歯(6個の歯片)を取シ囲
むように巻かれており、巻線A1が収納された両方の巻
線用溝にはそれぞれ巻線人2とA4の一端が収納されて
いる。同様に、巻線A2が収納された両方の巻線用溝に
はそれぞれ巻線A1と人3の一端が収納され、巻線A3
が収納された両方の巻線用溝にはそれぞれ巻線A2とA
4の一端が収納され、巻線A4が収納された両方の巻線
用溝にはそれぞれ巻線A1と人3の一端が収納されてい
る。他の相の巻線B1〜B4.01〜C4についても同
様である。以下、A1〜人4をまとめて人相の巻線群と
し、B1〜B4をB相の巻線群とし、C1〜C4をC相
の巻線群とする。界磁部のマグネット3の発生磁束は電
機子鉄心4の各歯に流入または流出し、A、B、C相の
巻線群に鎖交している。
設けられておシ、3相の巻線A1〜A4,81〜B4,
01〜C4が巻装されている。各巻線用溝の間には12
個の歯6が形成され、さらに、各歯のマグネット3に対
向する部分にそれぞれ1個ずつの補助溝7が設けられて
いる。12個の巻線用溝と12個の補助溝からなる電機
子鉄心4の溝の全体は等角度間隔(3eO°/24=1
5°間隔)に配置され、電機子鉄心4の溝(巻線用溝と
補助溝)の間に24個の歯片を形成している。巻線AI
、A2.A3゜A4は3個の歯(6個の歯片)を取シ囲
むように巻かれており、巻線A1が収納された両方の巻
線用溝にはそれぞれ巻線人2とA4の一端が収納されて
いる。同様に、巻線A2が収納された両方の巻線用溝に
はそれぞれ巻線A1と人3の一端が収納され、巻線A3
が収納された両方の巻線用溝にはそれぞれ巻線A2とA
4の一端が収納され、巻線A4が収納された両方の巻線
用溝にはそれぞれ巻線A1と人3の一端が収納されてい
る。他の相の巻線B1〜B4.01〜C4についても同
様である。以下、A1〜人4をまとめて人相の巻線群と
し、B1〜B4をB相の巻線群とし、C1〜C4をC相
の巻線群とする。界磁部のマグネット3の発生磁束は電
機子鉄心4の各歯に流入または流出し、A、B、C相の
巻線群に鎖交している。
A、E、C相の巻線群の間には、電気的に120度の位
相差がある。ここで、電気角の180度は界磁部の1磁
極ピツチ360°/P(Pは界磁部の磁極数〕に相当す
る(本例では、p=4であるから機械角90度が1磁極
ピツチであシ、電気角180度に相当する)。
相差がある。ここで、電気角の180度は界磁部の1磁
極ピツチ360°/P(Pは界磁部の磁極数〕に相当す
る(本例では、p=4であるから機械角90度が1磁極
ピツチであシ、電気角180度に相当する)。
第2図に駆動回路の構成図を示す。第1図の巻線A1〜
A4は、各巻回方向を考慮して直列に接続され人相の巻
線群を形成している。同様に、巻線81〜B4は各巻回
方向を考慮して直列に接続されB相の巻線群を形成し、
巻線C1〜C4は各巻回方向を考慮して直列に接続され
C相の巻線群を形成している。3相の巻線群は星形結線
され、その端子を駆動部11に接続されている。位置検
出部12はマグネット3の回転位置を検出し、マグネッ
ト3の回転に伴って変化する3相の正弦波状の信号P1
.P2.P3を出力する。駆動部11には、指令信号F
と位置検出部12の3相信号P1.P2.P3が入力さ
れ、その両者の積に比例した3相の正弦波状の電流11
,12.13を出力する。その結果、A、B、C相の巻
線群への電流11,12.13とマグネット3の磁束と
の相互作用によって所定方向への回転力を発生する。
A4は、各巻回方向を考慮して直列に接続され人相の巻
線群を形成している。同様に、巻線81〜B4は各巻回
方向を考慮して直列に接続されB相の巻線群を形成し、
巻線C1〜C4は各巻回方向を考慮して直列に接続され
C相の巻線群を形成している。3相の巻線群は星形結線
され、その端子を駆動部11に接続されている。位置検
出部12はマグネット3の回転位置を検出し、マグネッ
ト3の回転に伴って変化する3相の正弦波状の信号P1
.P2.P3を出力する。駆動部11には、指令信号F
と位置検出部12の3相信号P1.P2.P3が入力さ
れ、その両者の積に比例した3相の正弦波状の電流11
,12.13を出力する。その結果、A、B、C相の巻
線群への電流11,12.13とマグネット3の磁束と
の相互作用によって所定方向への回転力を発生する。
次に、この従来例のコギングトルクについて第3図を参
照して説明する。第3図は、第1図のマグネット3と電
機子鉄心4をx−x’線とy−Y′線について平面展開
した図である(巻線を省略し、巻線用溝をa−1で示し
、補助溝a/ −、/で示した)。
照して説明する。第3図は、第1図のマグネット3と電
機子鉄心4をx−x’線とy−Y′線について平面展開
した図である(巻線を省略し、巻線用溝をa−1で示し
、補助溝a/ −、/で示した)。
コギングトルクは界磁部と電機子鉄心の間の磁場に蓄え
られた磁気エネルギーが両者の相対的な回転に応じて変
化することによって生じるものである。特に、界磁部の
磁極と電機子鉄心の溝の両者に関係して発生し、第1図
のごとく界磁部のマグネット3と電機子鉄心4の両方に
磁気的な周期性がある場合には、その両者に共通して存
在する成分(整合成分)のコギングトルクが生じる。第
4図にマグネ、ト3の発生する磁束密度の分布特性を全
周(360度)について示す。磁気エネルギーは磁束密
度の2乗に関係する量であるから、第4図に示すごとき
特性の界磁部のマグネット3が有する磁気的な周期・波
形の基本的な調波成分は第4次調波成分となる。ここで
、1回転1回の正弦波成分を第1次調波成分とする。す
なわち、マグネット3は第4次成分を基本として、第8
次。
られた磁気エネルギーが両者の相対的な回転に応じて変
化することによって生じるものである。特に、界磁部の
磁極と電機子鉄心の溝の両者に関係して発生し、第1図
のごとく界磁部のマグネット3と電機子鉄心4の両方に
磁気的な周期性がある場合には、その両者に共通して存
在する成分(整合成分)のコギングトルクが生じる。第
4図にマグネ、ト3の発生する磁束密度の分布特性を全
周(360度)について示す。磁気エネルギーは磁束密
度の2乗に関係する量であるから、第4図に示すごとき
特性の界磁部のマグネット3が有する磁気的な周期・波
形の基本的な調波成分は第4次調波成分となる。ここで
、1回転1回の正弦波成分を第1次調波成分とする。す
なわち、マグネット3は第4次成分を基本として、第8
次。
第12次、・・・・・・などの高調波成分を含んでいる
ことになる。
ことになる。
一方、電機子鉄心4の磁気的不均一性(・z−ミアンス
に関係する量)は巻線用溝a〜lおよび補助溝a′〜1
′によって生じる。電機子鉄心4の溝の全体(巻線用溝
a−1と補助溝a′〜口は等角度間隔(15度)に配置
されているので、電機子鉄心4の磁気的不均一性の基本
的な調波成分は第24次成分となる。従って、これを基
本として第48次、第72次、・・・・・などの高調波
成分を含んでいる。コギングトルクは、電機子鉄心4の
有する磁気的不均一性の成分とマグネット3の有する周
期・波形の調波成分が整合(一致)するときに発生する
から、本従来例のコギングトルクは第24次、第48次
、・・・ などの調波成分が生じる。
に関係する量)は巻線用溝a〜lおよび補助溝a′〜1
′によって生じる。電機子鉄心4の溝の全体(巻線用溝
a−1と補助溝a′〜口は等角度間隔(15度)に配置
されているので、電機子鉄心4の磁気的不均一性の基本
的な調波成分は第24次成分となる。従って、これを基
本として第48次、第72次、・・・・・などの高調波
成分を含んでいる。コギングトルクは、電機子鉄心4の
有する磁気的不均一性の成分とマグネット3の有する周
期・波形の調波成分が整合(一致)するときに発生する
から、本従来例のコギングトルクは第24次、第48次
、・・・ などの調波成分が生じる。
このように補助溝a′〜1′を設けることによってコギ
ングトルクの基本次数は高くなるが、コギングトルクの
第24次成分は12個の巻線用溝と12個の補助溝によ
って生じる電機子鉄心4の磁気的不均一性の基本成分に
直接に関係している。
ングトルクの基本次数は高くなるが、コギングトルクの
第24次成分は12個の巻線用溝と12個の補助溝によ
って生じる電機子鉄心4の磁気的不均一性の基本成分に
直接に関係している。
一般に、電機子鉄心4の基本成分はその他の高調波成分
に較べてかなり大きい。その結果、この従来の電動機で
はコギングトルクを十分に低減できなかった。コギング
トルクが存在すると正確な位置制御や出力トルク制御が
できなくなり、このような従来の電動機を産業用ロボッ
トやIC機器の駆動動力源として利用するときに問題と
なっていた。
に較べてかなり大きい。その結果、この従来の電動機で
はコギングトルクを十分に低減できなかった。コギング
トルクが存在すると正確な位置制御や出力トルク制御が
できなくなり、このような従来の電動機を産業用ロボッ
トやIC機器の駆動動力源として利用するときに問題と
なっていた。
発明の目的
本発明は、このような点を考慮し、界磁部の磁極数より
も電機子鉄心の巻線用溝の数が多いような電動機におけ
るコギングトルクを大幅に低減したものである。
も電機子鉄心の巻線用溝の数が多いような電動機におけ
るコギングトルクを大幅に低減したものである。
発明の構成
本発明では、P極(Pは4以上の整数)の界磁磁極を円
周上に等角度間隔もしくは略等角度間隔に有する界磁部
と、K相(Kは2以上の整数)の巻線が巻装されたT個
(TはPより大きい整数)の巻線用溝を有する電機子鉄
心とを具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちでいずれ
か一方が他方に対して回転自在となされた電動機であっ
て、前記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される歯の前
記界磁部に対向する部分にM個(Vは1以上の整数)の
補助溝を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前記電機
子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効ピッチ
がD=360°/ (T+4 )に等しいもしくは略等
しいN個(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDより
大きいL個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチがDよ
り小さいM個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等歯
片と長歯片と短歯片の個数を L+M+N=T+”/ L≧2 M≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含ませることによって、上記の目的
を達成したものである。
周上に等角度間隔もしくは略等角度間隔に有する界磁部
と、K相(Kは2以上の整数)の巻線が巻装されたT個
(TはPより大きい整数)の巻線用溝を有する電機子鉄
心とを具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちでいずれ
か一方が他方に対して回転自在となされた電動機であっ
て、前記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される歯の前
記界磁部に対向する部分にM個(Vは1以上の整数)の
補助溝を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前記電機
子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効ピッチ
がD=360°/ (T+4 )に等しいもしくは略等
しいN個(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDより
大きいL個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチがDよ
り小さいM個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等歯
片と長歯片と短歯片の個数を L+M+N=T+”/ L≧2 M≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含ませることによって、上記の目的
を達成したものである。
さらに、本発明では、P極(Pは4以上の整数)の界磁
磁極を円周上に等角度間隔もしくは略等角度間隔に有す
る界磁部と、3相巻線が巻装されたT個(Tは3P以上
の整数)の巻線用溝および巻線用溝の間に形成される歯
片を有する電機子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機子
鉄心のうちでいずれか一方が他方に対して回転自在とな
された電動機であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の間
に形成される歯の前記界磁部に対向する部分にM個(V
は1以上の整数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補助
溝からなる前記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を
形成し、実効ピッチがD=360°/ (T+Y)K等
りいもL<は略等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実
効ピッチがDより大きいL個(Lは整数)の長歯片と、
実効ピッチがDより小さいM個(Mは整数)の短歯片と
を作り、前記等歯片と長歯片と短歯片の個数をL+M+
N=T+V L ≧2 y ≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なく、とも1個の前記短ピッチブロック内に少なくと
も2個の前記短歯片を含み、隣接する一対の前記長ピツ
チプロ、りと前記短ピッチブロックのなす角度が(36
0°/P)・Qとなるときに、前記長ピッチブロック内
の前記長歯片の実効ピッチをD・(1−17′G/Q)
(Gは1以上でQ/2以下の整数)K等しくもしくは略
等しくなし、前記短ピンチブロック内の前記短歯片の実
効ピッチをD・(1−H/Q’)(Hは1以上でQ/2
以下の整数)に等しくもしくは略等しくすることにょっ
て、上記の目的を達成したものである。
磁極を円周上に等角度間隔もしくは略等角度間隔に有す
る界磁部と、3相巻線が巻装されたT個(Tは3P以上
の整数)の巻線用溝および巻線用溝の間に形成される歯
片を有する電機子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機子
鉄心のうちでいずれか一方が他方に対して回転自在とな
された電動機であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の間
に形成される歯の前記界磁部に対向する部分にM個(V
は1以上の整数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補助
溝からなる前記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を
形成し、実効ピッチがD=360°/ (T+Y)K等
りいもL<は略等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実
効ピッチがDより大きいL個(Lは整数)の長歯片と、
実効ピッチがDより小さいM個(Mは整数)の短歯片と
を作り、前記等歯片と長歯片と短歯片の個数をL+M+
N=T+V L ≧2 y ≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なく、とも1個の前記短ピッチブロック内に少なくと
も2個の前記短歯片を含み、隣接する一対の前記長ピツ
チプロ、りと前記短ピッチブロックのなす角度が(36
0°/P)・Qとなるときに、前記長ピッチブロック内
の前記長歯片の実効ピッチをD・(1−17′G/Q)
(Gは1以上でQ/2以下の整数)K等しくもしくは略
等しくなし、前記短ピンチブロック内の前記短歯片の実
効ピッチをD・(1−H/Q’)(Hは1以上でQ/2
以下の整数)に等しくもしくは略等しくすることにょっ
て、上記の目的を達成したものである。
実施例の説明
第5図に本発明の一実施例を表わす要部平面展開図を示
す。第6図において、ロータ2に取りつけられたマグネ
ット3は等角度間隔に4極の磁極を有し、電機子鉄心4
の12個の巻線用溝a−1の間に形成された12個の歯
に所定間隙あけて対向している。各歯にはそれぞれ1個
の補助溝a’−1が設けられている。電機子鉄心4の1
2個の巻線用溝には、第1図のA、B、C相の巻線群と
同様に3相の巻線群が巻装されている(図示を省略する
)。すなわち、巻線用溝aからdに渡って巻線人1が巻
装され、巻線用溝dからqに渡って巻線ム2が巻装され
、巻線用溝qからjに渡って巻線A3が巻装され、巻線
用溝jからaに渡って巻線A4が巻装され、巻線人1〜
人4がその巻回方向を考慮して直列に接続されて第A相
の巻線群を形成している。同様に、巻線用溝Cからfに
渡って巻線B1が巻装され、巻線用溝fからi[渡って
巻線B2が巻装され、巻線用溝iから1に渡って巻線B
3が巻装され、巻線用溝lからOK渡って巻線B4が巻
装され、巻線B1〜B4がその巻回方向を考慮して直列
に接続されて第3組の巻線群を形成している。さらに、
巻線用meからhに渡って巻線C1が巻装され、巻線用
dhからkに渡って巻線C2が巻装され、巻線用溝kか
らbに渡って巻線C3が巻装され、巻線用溝すからeに
渡って巻IwC4が巻装され、巻線01〜C4がその巻
回方向を考慮して直列に接続されて第C相の巻線群を形
成している。本実施例の駆動回路は、第2図の構成と同
様であり、説明を省略する。
す。第6図において、ロータ2に取りつけられたマグネ
ット3は等角度間隔に4極の磁極を有し、電機子鉄心4
の12個の巻線用溝a−1の間に形成された12個の歯
に所定間隙あけて対向している。各歯にはそれぞれ1個
の補助溝a’−1が設けられている。電機子鉄心4の1
2個の巻線用溝には、第1図のA、B、C相の巻線群と
同様に3相の巻線群が巻装されている(図示を省略する
)。すなわち、巻線用溝aからdに渡って巻線人1が巻
装され、巻線用溝dからqに渡って巻線ム2が巻装され
、巻線用溝qからjに渡って巻線A3が巻装され、巻線
用溝jからaに渡って巻線A4が巻装され、巻線人1〜
人4がその巻回方向を考慮して直列に接続されて第A相
の巻線群を形成している。同様に、巻線用溝Cからfに
渡って巻線B1が巻装され、巻線用溝fからi[渡って
巻線B2が巻装され、巻線用溝iから1に渡って巻線B
3が巻装され、巻線用溝lからOK渡って巻線B4が巻
装され、巻線B1〜B4がその巻回方向を考慮して直列
に接続されて第3組の巻線群を形成している。さらに、
巻線用meからhに渡って巻線C1が巻装され、巻線用
dhからkに渡って巻線C2が巻装され、巻線用溝kか
らbに渡って巻線C3が巻装され、巻線用溝すからeに
渡って巻IwC4が巻装され、巻線01〜C4がその巻
回方向を考慮して直列に接続されて第C相の巻線群を形
成している。本実施例の駆動回路は、第2図の構成と同
様であり、説明を省略する。
第6図の実施例においては、電機子鉄心40巻線用溝a
〜1と補助溝a′〜1′の配置を不等角度間隔となし、
隣接する溝の間に形成される歯片の実効ピッチを不均一
にしている。ここに、歯片の実効ピッチとは歯片の両端
のm(巻線用溝または補助溝〕の中心のなす角度である
。巻線用溝の個数をT(本例ではT=3P=12゜ここ
に、Pは界磁部の磁極数でありP−4)とし、補助溝の
個数をV(本例ではV=12)とするとき、巻線用溝と
補助溝を等角度間隔に配置すると各歯片の実効ピ、チは
D=360°/ (T+4 )(本例ではD=360°
/24=15°)となるので、歯片の実効ピッチがDに
等しいもしくは略等しい歯片を等歯片と呼び、Dより大
きい歯片を長歯片と呼び、Dより小さい歯片を短歯片と
呼ぶことにする。
〜1と補助溝a′〜1′の配置を不等角度間隔となし、
隣接する溝の間に形成される歯片の実効ピッチを不均一
にしている。ここに、歯片の実効ピッチとは歯片の両端
のm(巻線用溝または補助溝〕の中心のなす角度である
。巻線用溝の個数をT(本例ではT=3P=12゜ここ
に、Pは界磁部の磁極数でありP−4)とし、補助溝の
個数をV(本例ではV=12)とするとき、巻線用溝と
補助溝を等角度間隔に配置すると各歯片の実効ピ、チは
D=360°/ (T+4 )(本例ではD=360°
/24=15°)となるので、歯片の実効ピッチがDに
等しいもしくは略等しい歯片を等歯片と呼び、Dより大
きい歯片を長歯片と呼び、Dより小さい歯片を短歯片と
呼ぶことにする。
第6図では、等歯片をE、長歯片をR1短歯片をZで示
した。第6図の歯片a−a’ (両端の溝によって歯片
を表わす)は等歯片(E)、歯片a’−bは長歯片(R
)、歯片b−bは等歯片(E)、歯片b−cは等歯片(
E)、歯片C−C’は長歯片(R)、歯片c′−dは等
歯片(E)、歯片d −d’は等歯片(E)、歯片d/
−eは長歯片(R)、歯片e−e′は等歯片(E)、歯
片e/−fは等歯片(X)、歯片f−f’は等歯片(E
)、歯片f′−gは等歯片(E)、歯片q−c;は等歯
片(E)、歯片q’ −hは短歯片(Z)、歯片h−h
は等歯片(E)、歯片h’−iは等歯片(E)、歯片、
、/は短歯片(Z)、歯片l/−,は等歯片(E)
、歯片i −i’は等歯片(E)、歯片j’−には短歯
片(Z)、歯片に−に′は等歯片(E)、歯片に′−1
は等歯片(E)、歯片1−1’は等歯片(E)、歯片1
’−aは等歯片(K)である。すなわち、等歯片の個数
はN−18、長歯片の個数はL−3、短歯片の個数はM
=3である。長歯片a−b、c−c’。
した。第6図の歯片a−a’ (両端の溝によって歯片
を表わす)は等歯片(E)、歯片a’−bは長歯片(R
)、歯片b−bは等歯片(E)、歯片b−cは等歯片(
E)、歯片C−C’は長歯片(R)、歯片c′−dは等
歯片(E)、歯片d −d’は等歯片(E)、歯片d/
−eは長歯片(R)、歯片e−e′は等歯片(E)、歯
片e/−fは等歯片(X)、歯片f−f’は等歯片(E
)、歯片f′−gは等歯片(E)、歯片q−c;は等歯
片(E)、歯片q’ −hは短歯片(Z)、歯片h−h
は等歯片(E)、歯片h’−iは等歯片(E)、歯片、
、/は短歯片(Z)、歯片l/−,は等歯片(E)
、歯片i −i’は等歯片(E)、歯片j’−には短歯
片(Z)、歯片に−に′は等歯片(E)、歯片に′−1
は等歯片(E)、歯片1−1’は等歯片(E)、歯片1
’−aは等歯片(K)である。すなわち、等歯片の個数
はN−18、長歯片の個数はL−3、短歯片の個数はM
=3である。長歯片a−b、c−c’。
d′−eの実効ピッチは、D (1+1/P)−6・D
/4に等しくもしくは略等しくなされている。短歯片g
−h、 i−i’、 j’−にの実効ピンチは、D・(
1−1/P )=3 D/4に等しくもしくは略等し
くなされている。溝aからqの間(a。
/4に等しくもしくは略等しくなされている。短歯片g
−h、 i−i’、 j’−にの実効ピンチは、D・(
1−1/P )=3 D/4に等しくもしくは略等し
くなされている。溝aからqの間(a。
a 、 b 、 b 、 c 、 c’ 、 d 、
cf 、 e 、 t; 、 f 、 f’ 。
cf 、 e 、 t; 、 f 、 f’ 。
q)は長歯片と等歯片のみが部分的に集中しておシ、長
歯片を3個含む長ピッチブ07りを形成している(短歯
片を含まない)。同様に、溝qからaの間(qr 9’
+ hr ”r ir ”、] hr] hrkrk’
、l、l’、a)は短歯片と等歯片のみが部分的に集中
しておシ、短歯片を3個含む短ピッチブロックを形成し
ている(長歯片を含まない)。長ピッチブロックと短ピ
ッチブロックの境界のとりがたにはかなりの任意性があ
る。しかし、長ピッチブロック内には短歯片を含まず、
短ピッチブロック内には長歯片を含まないので、長ピツ
チプロ、りと短ピッチブロックは明確に区別できる。ま
た、長ピッチブロック内の歯片の個数と短ピッチブロッ
ク内の歯片の個数を等しくするならば、長ピ。
歯片を3個含む長ピッチブ07りを形成している(短歯
片を含まない)。同様に、溝qからaの間(qr 9’
+ hr ”r ir ”、] hr] hrkrk’
、l、l’、a)は短歯片と等歯片のみが部分的に集中
しておシ、短歯片を3個含む短ピッチブロックを形成し
ている(長歯片を含まない)。長ピッチブロックと短ピ
ッチブロックの境界のとりがたにはかなりの任意性があ
る。しかし、長ピッチブロック内には短歯片を含まず、
短ピッチブロック内には長歯片を含まないので、長ピツ
チプロ、りと短ピッチブロックは明確に区別できる。ま
た、長ピッチブロック内の歯片の個数と短ピッチブロッ
ク内の歯片の個数を等しくするならば、長ピ。
チブロックのなす角度は短ピッチブロックのなす角度よ
りも大きくなる。第6図の長ピツチプロ。
りも大きくなる。第6図の長ピツチプロ。
りa−qは9−D+1 es −D/4=51− D/
4=191.25°であシ、短ピッチブロックq−aは
9・D+9・D/4=45・D/4=168.76°で
ある。
4=191.25°であシ、短ピッチブロックq−aは
9・D+9・D/4=45・D/4=168.76°で
ある。
次に、本実施例のコギングトルクについて説明する。す
でに説明したように、コギングトルクは電機子鉄心の巻
線用溝による磁気的不均一性の調波成分と界磁部の磁極
による磁気的な周期 波形の調波成分が整合したときに
生じる。界磁部のマグネット3の磁気的な周期・波形は
、マグネット3の1磁極ピッチ5eo0.’pを周期と
する周期関数となっている。従って、マグネット3の1
磁極ピツチを基本周期として、電機子鉄心4の磁気的不
均一性(巻線用溝および補助溝の配置によって生じる磁
気的な変動分)を考えればよく、一般にその変動量を小
さくするならばコギングトルクは小さくなる。マグネ、
ト3の1磁極ピツチを基本周期として電機子鉄心4の巻
線用溝a−1および補助溝d′〜1′をみたときの位相
関係を第6図に示す。人相の巻線群を収納された巻線用
溝a、d。
でに説明したように、コギングトルクは電機子鉄心の巻
線用溝による磁気的不均一性の調波成分と界磁部の磁極
による磁気的な周期 波形の調波成分が整合したときに
生じる。界磁部のマグネット3の磁気的な周期・波形は
、マグネット3の1磁極ピッチ5eo0.’pを周期と
する周期関数となっている。従って、マグネット3の1
磁極ピツチを基本周期として、電機子鉄心4の磁気的不
均一性(巻線用溝および補助溝の配置によって生じる磁
気的な変動分)を考えればよく、一般にその変動量を小
さくするならばコギングトルクは小さくなる。マグネ、
ト3の1磁極ピツチを基本周期として電機子鉄心4の巻
線用溝a−1および補助溝d′〜1′をみたときの位相
関係を第6図に示す。人相の巻線群を収納された巻線用
溝a、d。
q、jは1磁極ピツチの1/(T+4 )=1/24の
最小位相差で位相ずれを設けられ(巻線用溝a。
最小位相差で位相ずれを設けられ(巻線用溝a。
d、q、jの位相は4個所以上に異なる)、その変動範
囲は1磁極ピツチの3/24=1 /8 (1磁極ピツ
チの1/3以下)になされている。同様に、B相の巻線
群を収納された巻線用溝c、f。
囲は1磁極ピツチの3/24=1 /8 (1磁極ピツ
チの1/3以下)になされている。同様に、B相の巻線
群を収納された巻線用溝c、f。
i、lは1磁極ピツチの1/24の最小位相差で位相ず
れを設けられ、その変動範囲は1磁極ピツチの1/8に
なされている。さらに、C相の巻線群を収納された巻線
用溝す、e、h、には1磁極ピツチの1/24の最小位
相差で位相ずれを設けられ、その変動範囲は1磁極ピツ
チの1/8になされている。寸だ、A相の巻線用溝群(
a、d。
れを設けられ、その変動範囲は1磁極ピツチの1/8に
なされている。さらに、C相の巻線群を収納された巻線
用溝す、e、h、には1磁極ピツチの1/24の最小位
相差で位相ずれを設けられ、その変動範囲は1磁極ピツ
チの1/8になされている。寸だ、A相の巻線用溝群(
a、d。
q、i)とB相の巻線用溝群(c、f、i、l)とC相
の巻線用溝群(b、e、h、k)の間にはそれぞれ1磁
極ピツチの1/3の位相差がある。
の巻線用溝群(b、e、h、k)の間にはそれぞれ1磁
極ピツチの1/3の位相差がある。
補助溝、/ 、 d/ 、 q/ 、 、/は1磁極ピ
ツチの1/24の位相差があり、補助溝CZ fL、
lJ 、 l/は1磁極ピツチの1/24の位相差があ
り、補助溝b′、e′。
ツチの1/24の位相差があり、補助溝CZ fL、
lJ 、 l/は1磁極ピツチの1/24の位相差があ
り、補助溝b′、e′。
h’、に’は1磁極ピツチの1/24の位相差がある。
また、補助溝群(a’ + d’、 q’、 i’)は
巻線用溝群(a・d・q、i)と巻線用溝群(b、e、
h。
巻線用溝群(a・d・q、i)と巻線用溝群(b、e、
h。
k)の間に配置され、補助溝群(c; 、 f’、 i
’+ i’)【4 は巻線用溝群(c、f、i、l)と巻線用溝群(a、d
、q、i)の間に配置され、補助溝群(b/ 、 e/
、 h/ 、 k/ンは巻線用溝群(j)、θ、h。
’+ i’)【4 は巻線用溝群(c、f、i、l)と巻線用溝群(a、d
、q、i)の間に配置され、補助溝群(b/ 、 e/
、 h/ 、 k/ンは巻線用溝群(j)、θ、h。
k)と巻線用溝群(c、f、i、l)の間に配置さtて
いる。その結果、巻線用144a−1と補助溝a′〜1
′は1磁極ピツチの1/24の位相差で位相がすべて異
なるようになされている。第7図に巻線用溝a−1と補
助溝a′〜1′による電機子鉄心4の磁気的変動分の波
形を示す。溝の開口幅に応じて、各溝による磁気的な変
動分はなだらかに変化する。塘た、各補助溝の磁気的な
変動分は各巻線用溝の磁気的な変動分と等しくなされて
いる。溝a−1とa′〜1′は1/24ずつ位相が異な
っているために、合成の磁気的な変動分(交流分)はか
なシ小さくなっている。第8図に、第1図の従来の電動
機の磁気的な変動分を示す。巻線用溝a。
いる。その結果、巻線用144a−1と補助溝a′〜1
′は1磁極ピツチの1/24の位相差で位相がすべて異
なるようになされている。第7図に巻線用溝a−1と補
助溝a′〜1′による電機子鉄心4の磁気的変動分の波
形を示す。溝の開口幅に応じて、各溝による磁気的な変
動分はなだらかに変化する。塘た、各補助溝の磁気的な
変動分は各巻線用溝の磁気的な変動分と等しくなされて
いる。溝a−1とa′〜1′は1/24ずつ位相が異な
っているために、合成の磁気的な変動分(交流分)はか
なシ小さくなっている。第8図に、第1図の従来の電動
機の磁気的な変動分を示す。巻線用溝a。
d、q、iは同位相となシ、巻線用溝CI’1i11は
同位相となり、巻線用溝す、e、h、には同位相となり
、補助溝a 、 d’、 q’、 f’は同位相となり
、補助溝C′、 f′、 it、lrは同位相になり、
補助溝す、θ’ 、 h’ 、 k’は同位相になるの
で、第1図の従来の電動機の合成の磁気的な変動分は非
常に大きい。第7図と第8図を比較すると、本実施例の
電動機の磁気的な変動分が大幅に小さくなっていること
がわかる。その結果、本実施例のコギングトルクは大幅
に低減されている。
同位相となり、巻線用溝す、e、h、には同位相となり
、補助溝a 、 d’、 q’、 f’は同位相となり
、補助溝C′、 f′、 it、lrは同位相になり、
補助溝す、θ’ 、 h’ 、 k’は同位相になるの
で、第1図の従来の電動機の合成の磁気的な変動分は非
常に大きい。第7図と第8図を比較すると、本実施例の
電動機の磁気的な変動分が大幅に小さくなっていること
がわかる。その結果、本実施例のコギングトルクは大幅
に低減されている。
さらに、本実施例の各巻線A1.ム2 、 A3 。
A4.B1 、B2.B3.B4,01.02゜03.
04の実効ピッチは(1磁極ピツチの7/6)=196
度(電気角)以下から(1磁極ピツチのV6)=166
度(電気角)以上になされている。ここに、巻線の実効
ピッチはその巻線が収納された巻線用溝の中心のなす角
度である。例えば、人相の巻線群についてみれば、A1
は巻線用溝a−d間の角度は196°(4個の等歯片と
2個の長歯片分)、A2は巻線用溝d−q間の角度は1
87.5° (6個の等歯片と1個の長歯片分)、A3
は巻線用溝q−j間の角度は165°(4個の等歯片と
2個の短歯片分)、ム4は巻線用溝j−a間の角度は1
72.5°(5個の等歯片と1個の短歯片分)である。
04の実効ピッチは(1磁極ピツチの7/6)=196
度(電気角)以下から(1磁極ピツチのV6)=166
度(電気角)以上になされている。ここに、巻線の実効
ピッチはその巻線が収納された巻線用溝の中心のなす角
度である。例えば、人相の巻線群についてみれば、A1
は巻線用溝a−d間の角度は196°(4個の等歯片と
2個の長歯片分)、A2は巻線用溝d−q間の角度は1
87.5° (6個の等歯片と1個の長歯片分)、A3
は巻線用溝q−j間の角度は165°(4個の等歯片と
2個の短歯片分)、ム4は巻線用溝j−a間の角度は1
72.5°(5個の等歯片と1個の短歯片分)である。
他のB相、C相の巻線群についても同様に196度以下
から165度以上である。このように、各相の巻線が収
納された巻線用溝の変動範囲を小さくして(1磁極ピツ
チの1/3以下)、かつ、巻線の実効ピンチの変動範囲
を小さくするならば(196度以下から165度以上)
、巻線作業が容易となシ、自動化も可能となる。
から165度以上である。このように、各相の巻線が収
納された巻線用溝の変動範囲を小さくして(1磁極ピツ
チの1/3以下)、かつ、巻線の実効ピンチの変動範囲
を小さくするならば(196度以下から165度以上)
、巻線作業が容易となシ、自動化も可能となる。
また、本実施例では、長歯片の実効ピッチD・(1+1
/P )−5・D / 4は等歯片の実効ピッチDに非
常にちかく、かつ、短歯片の実効ピッチD・(1−1/
P )−3・D/4は等歯片の実効ピッチに非常にちか
い。従って、電機子鉄心に長歯片や短歯片を容易に形成
できるという利点もある。
/P )−5・D / 4は等歯片の実効ピッチDに非
常にちかく、かつ、短歯片の実効ピッチD・(1−1/
P )−3・D/4は等歯片の実効ピッチに非常にちか
い。従って、電機子鉄心に長歯片や短歯片を容易に形成
できるという利点もある。
第9図(a) 、 (b) 、 (c) 、 (d)に
本発明の他の実施例を示す。第9図(、)は、第6図の
構成において、巻線用溝と補助溝の配置(歯片の配置)
を変えたものであり、歯片C−C’、 C’−d 、
d−d’を長歯片とし、歯片q 9+” It’
”を短歯片とし、他の歯片を等歯片としたものである。
本発明の他の実施例を示す。第9図(、)は、第6図の
構成において、巻線用溝と補助溝の配置(歯片の配置)
を変えたものであり、歯片C−C’、 C’−d 、
d−d’を長歯片とし、歯片q 9+” It’
”を短歯片とし、他の歯片を等歯片としたものである。
等歯片や長歯片や短歯片の実効ピッチは前述の第5図の
実施例と同様である。
実施例と同様である。
第9図(b)は、第5図の構成において、巻線用溝と補
助溝の配置(歯片の配置)を変えたものであり、歯片a
−b、b−ぢ、d’−eを長歯片とし、歯片g−h、h
−h、)’−kを短歯片とし、他の歯片を等歯片とした
ものである。等歯片や長歯片や短歯片の実効ピッチは前
述の第5図の実施例と同様である。
助溝の配置(歯片の配置)を変えたものであり、歯片a
−b、b−ぢ、d’−eを長歯片とし、歯片g−h、h
−h、)’−kを短歯片とし、他の歯片を等歯片とした
ものである。等歯片や長歯片や短歯片の実効ピッチは前
述の第5図の実施例と同様である。
第9図(C)は、゛第6図の構成において、巻線用溝と
補助溝の配置(歯片の配置)を変えたものであり、歯片
C/−d、、/−qの2個を長歯片とし、歯片” −]
+ 1′−aの2個を短歯片とし、他の歯片を等歯片
としたものである。長歯片c′−dの実効ピッチけD・
(1+2/P )=−e・D/4(等歯片の実効ピッチ
Dの6/4)であり、長歯片f′−9の実効ピッチはD
・(1+1/P)=5・V4であり、短歯片i′−jの
実効ピッチはD・(1−2/P)−2・D/4であシ、
短歯片1’−aの実効ピッチはD (1−1/P )
−s・D/4である。このように、2個の長歯片を含む
長ピッチブロックと竺 2個の短歯片を含むピッチブロックを配置することによ
っても、コギングトルクを低減することができる。
補助溝の配置(歯片の配置)を変えたものであり、歯片
C/−d、、/−qの2個を長歯片とし、歯片” −]
+ 1′−aの2個を短歯片とし、他の歯片を等歯片
としたものである。長歯片c′−dの実効ピッチけD・
(1+2/P )=−e・D/4(等歯片の実効ピッチ
Dの6/4)であり、長歯片f′−9の実効ピッチはD
・(1+1/P)=5・V4であり、短歯片i′−jの
実効ピッチはD・(1−2/P)−2・D/4であシ、
短歯片1’−aの実効ピッチはD (1−1/P )
−s・D/4である。このように、2個の長歯片を含む
長ピッチブロックと竺 2個の短歯片を含むピッチブロックを配置することによ
っても、コギングトルクを低減することができる。
第9図(d)は、第5図の構成において、巻線用溝と補
助溝の配置(歯片の配置)を変えたものであり、歯片c
’−d、d’−eの2個を長歯片とし、歯片9−b+
” 3 、1′−aの3個を短歯片とし、他の歯片を
等歯片としたものである。長歯片c’−dの実効ピッチ
はD・(1+2/P ) −5・D/4(等歯片の実効
ピッチDの6/4)であシ、長歯片f’−gの実効ピッ
チはD・(1+1/P)=5・D/4であり、短歯片c
;−h 、 i’ −j 、 l’−aの実効ピッチは
D・(1−1/P)−3・D/4である。
助溝の配置(歯片の配置)を変えたものであり、歯片c
’−d、d’−eの2個を長歯片とし、歯片9−b+
” 3 、1′−aの3個を短歯片とし、他の歯片を
等歯片としたものである。長歯片c’−dの実効ピッチ
はD・(1+2/P ) −5・D/4(等歯片の実効
ピッチDの6/4)であシ、長歯片f’−gの実効ピッ
チはD・(1+1/P)=5・D/4であり、短歯片c
;−h 、 i’ −j 、 l’−aの実効ピッチは
D・(1−1/P)−3・D/4である。
このように、2個の長歯片を含む長ピッチブロックと3
個の短歯片を含む短ピッチブロックを配置することによ
っても、コギングトルクを低減することができる。
個の短歯片を含む短ピッチブロックを配置することによ
っても、コギングトルクを低減することができる。
各種の実施例について説明してきたが、本発明はそのよ
うな実施例に限定されるものではない。
うな実施例に限定されるものではない。
たとえば、P極の界磁磁極を有する界磁部に対向して6
P個の巻線用溝を有する電機子鉄心が配置されている場
合でも、巻線用溝の間に形成される歯に補助溝を設けて
、本発明を適用することができる。一般に、P極(Pは
4以上の整数)の界磁磁極を円周上に等角度間隔もしく
は略等角度間隔に有する界磁部と、3相巻線が巻装され
たT個(Tは3P以上の整数)の巻線用溝を有する電機
子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちでい
ずれか一方゛が他方に対して回転自在となされた電動機
であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される
歯の前記界磁部に対向する部分にV個(Vは1以上の整
数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前
記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効
ピッチがD=360°/(T+V)に等しいもしくは略
等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDよ
り大きいL個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチがD
より小さいM個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等
歯片と長歯片と短歯片の個数をL+M+N=T+V L≧2 M ≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含み、隣接する一対の前記長ピッチ
ブロックと前記短ピッチブロックのなす角度が(seo
°/P)・Qとなるときに、前記長ピッチブロック内の
前記長歯片の実効ピッチをD・(1+G/Q)(Gは1
以上でQ/2以下の整数)に等しくもしくは略等しくな
し、前記ピ。
P個の巻線用溝を有する電機子鉄心が配置されている場
合でも、巻線用溝の間に形成される歯に補助溝を設けて
、本発明を適用することができる。一般に、P極(Pは
4以上の整数)の界磁磁極を円周上に等角度間隔もしく
は略等角度間隔に有する界磁部と、3相巻線が巻装され
たT個(Tは3P以上の整数)の巻線用溝を有する電機
子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちでい
ずれか一方゛が他方に対して回転自在となされた電動機
であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される
歯の前記界磁部に対向する部分にV個(Vは1以上の整
数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前
記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効
ピッチがD=360°/(T+V)に等しいもしくは略
等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDよ
り大きいL個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチがD
より小さいM個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等
歯片と長歯片と短歯片の個数をL+M+N=T+V L≧2 M ≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含み、隣接する一対の前記長ピッチ
ブロックと前記短ピッチブロックのなす角度が(seo
°/P)・Qとなるときに、前記長ピッチブロック内の
前記長歯片の実効ピッチをD・(1+G/Q)(Gは1
以上でQ/2以下の整数)に等しくもしくは略等しくな
し、前記ピ。
チブロック内の前記短歯片の実効ピッチをD・(1−H
/Q)(Hは1以上でQ/2以下の整数)に等しくもし
くは略等しくなすことによって、溝の位相を簡単にずら
すことができ、コギングトルクを低減できる。
/Q)(Hは1以上でQ/2以下の整数)に等しくもし
くは略等しくなすことによって、溝の位相を簡単にずら
すことができ、コギングトルクを低減できる。
前述の第6図の実施例では、P = 4 、 T=3P
−12。
−12。
V=T=12 、 N=1s ()P ) 、 (P:
>)L=3≧2゜(P>>M=3≧2であシ、Q=p=
4J=1 。
>)L=3≧2゜(P>>M=3≧2であシ、Q=p=
4J=1 。
1(=jである。また、前述の第9図(c)実施例では
、P=4 、 T=12 、 V=12 、 N=20
()P)。
、P=4 、 T=12 、 V=12 、 N=20
()P)。
(P>)L=2≧2.(P>>M=2≧2であシ、Q=
P=4 、G=1またはG=2=Q/2゜H=1または
H= 2 = Q/2である。
P=4 、G=1またはG=2=Q/2゜H=1または
H= 2 = Q/2である。
また、前述の第5図の実施例のように、界磁部の1磁極
ピツチを基本周期とするときに所定相の巻線が収納され
た巻線用溝の位相の変動範囲を1磁極ピツチの1/3以
下にすれば、巻線が複雑にならない。さらに、巻線の実
効ピッチを196度以下から165度以上にすれば、巻
線作業の自動化も容易に実現できる。
ピツチを基本周期とするときに所定相の巻線が収納され
た巻線用溝の位相の変動範囲を1磁極ピツチの1/3以
下にすれば、巻線が複雑にならない。さらに、巻線の実
効ピッチを196度以下から165度以上にすれば、巻
線作業の自動化も容易に実現できる。
前述の実施例では、3相の巻線を有する電動機について
説明したが、本発明はそのような場合に限定されるもの
ではない。一般に、P極(Pは4以上の整数)の界磁磁
極を円周上に等角度間隔もしくは略等角度間隔に有する
界磁部と、K相(Kは2以上の整数)の巻線が巻装され
たT個(TはPより大きい整数)の巻線用溝を有する電
機子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちで
いずれか一方が他方に対して回転自在となされた電動機
であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される
歯の前記界磁部に対向する部分にV個(Vは1以上の整
数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前
記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効
ピッチがD=360°/(T+V)に等しいもしくは略
等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDよ
り大きいL個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチがD
より小さいM個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等
歯片と長歯片と短歯片の個数をL+M+N=T+V L ≧2 M ≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含ませることによって、コギングト
ルクを低減させることができる。
説明したが、本発明はそのような場合に限定されるもの
ではない。一般に、P極(Pは4以上の整数)の界磁磁
極を円周上に等角度間隔もしくは略等角度間隔に有する
界磁部と、K相(Kは2以上の整数)の巻線が巻装され
たT個(TはPより大きい整数)の巻線用溝を有する電
機子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちで
いずれか一方が他方に対して回転自在となされた電動機
であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される
歯の前記界磁部に対向する部分にV個(Vは1以上の整
数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前
記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効
ピッチがD=360°/(T+V)に等しいもしくは略
等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDよ
り大きいL個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチがD
より小さいM個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等
歯片と長歯片と短歯片の個数をL+M+N=T+V L ≧2 M ≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含ませることによって、コギングト
ルクを低減させることができる。
さらに、隣接する一対の前記長ピッチブロックと前記短
ピッチブロックのなす角度が(360’/P )・Qと
なるときに、前記長ピッチブロック内の前記長歯片の実
効ピッチをD (1+G/Q ) (c、は1以上で
Q/2以下の整数)に等しくもしくは略等しくなし、前
記短ピッチブロック内の前記短歯片の実効ピッチをD・
(1−4/Q)()fは1以上でQ/2以下の整数)に
等しくもしくは略等しくなすならば、容易にコギングト
ルクを小さくできる。特に、G=1、H=1にするなら
ば、長歯片や短歯片の実効ピッチが等歯片の実効ピッチ
と非常にちかくなシ、その実現が容易となる。また、補
助溝の個数Vを巻線用溝の個数Tの整数倍にして、電機
子鉄心の各歯に同数の補助溝を配置すれば、各歯の実効
ピッチもほぼ等しくでき、実現が容易となる。
ピッチブロックのなす角度が(360’/P )・Qと
なるときに、前記長ピッチブロック内の前記長歯片の実
効ピッチをD (1+G/Q ) (c、は1以上で
Q/2以下の整数)に等しくもしくは略等しくなし、前
記短ピッチブロック内の前記短歯片の実効ピッチをD・
(1−4/Q)()fは1以上でQ/2以下の整数)に
等しくもしくは略等しくなすならば、容易にコギングト
ルクを小さくできる。特に、G=1、H=1にするなら
ば、長歯片や短歯片の実効ピッチが等歯片の実効ピッチ
と非常にちかくなシ、その実現が容易となる。また、補
助溝の個数Vを巻線用溝の個数Tの整数倍にして、電機
子鉄心の各歯に同数の補助溝を配置すれば、各歯の実効
ピッチもほぼ等しくでき、実現が容易となる。
以上の実施例では、内側にマグネットを配置し外側に電
機子鉄心を配置したが、その関係が逆であってもよい。
機子鉄心を配置したが、その関係が逆であってもよい。
また、円環状のマグネットに限らず、複数個のマグネッ
ト磁極片によって界磁部を構成してもよい。その他、本
発明の主旨を変えずして種々の変更が可能である。
ト磁極片によって界磁部を構成してもよい。その他、本
発明の主旨を変えずして種々の変更が可能である。
発明の効果
本発明は、界磁部の磁極数よりも巻線用溝の数が多い電
動機において、巻線用溝と補助溝の配置を特殊となすこ
とによりコギングトルクを大幅に低減したものである。
動機において、巻線用溝と補助溝の配置を特殊となすこ
とによりコギングトルクを大幅に低減したものである。
従って、本発明に基いて、例えばロボットの開路駆動用
電動機やN0機器の駆動用電動機を構成するならば、高
精度の回転駆動や位置制御が可能となる。
電動機やN0機器の駆動用電動機を構成するならば、高
精度の回転駆動や位置制御が可能となる。
第1図は従来の電動機の要部構造図、第2図はその駆動
回路の構成図、第3図は第1図の電動機の平面展開図、
第4図は界磁部のマグネットの磁束密度の分布を表わす
図、第5図は本発明の一実施例による電動機の平面展開
図、第6図はマグネットの1磁極ピツチを基本周期とし
て第6図の電機子鉄心をみたときの巻祿用溝の位相関係
を示す図、87図は第6図の実施例の磁気的変動分を表
わす図、WJs図は第1図の従来例の磁気的変動分を表
わす図、第9図(a) 、 (b) 、 (C) 、
(d)はそれぞれ本発明の他の実施例を説明するための
図である。 2・・・・ロータ、3・・・マグネット、4・・・・電
機子鉄心、5.axl ・・巻線用溝、6・・・・歯
、7゜;、l/・・・・・補助溝、ム1〜A4,81〜
B4゜C1〜C4・・・・・巻線。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第6
図 第7図 第8図 第9図
回路の構成図、第3図は第1図の電動機の平面展開図、
第4図は界磁部のマグネットの磁束密度の分布を表わす
図、第5図は本発明の一実施例による電動機の平面展開
図、第6図はマグネットの1磁極ピツチを基本周期とし
て第6図の電機子鉄心をみたときの巻祿用溝の位相関係
を示す図、87図は第6図の実施例の磁気的変動分を表
わす図、WJs図は第1図の従来例の磁気的変動分を表
わす図、第9図(a) 、 (b) 、 (C) 、
(d)はそれぞれ本発明の他の実施例を説明するための
図である。 2・・・・ロータ、3・・・マグネット、4・・・・電
機子鉄心、5.axl ・・巻線用溝、6・・・・歯
、7゜;、l/・・・・・補助溝、ム1〜A4,81〜
B4゜C1〜C4・・・・・巻線。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第6
図 第7図 第8図 第9図
Claims (8)
- (1)P極(Pは4以上の整数)の界磁磁極を円周上に
等角度間隔もしくは略等角度間隔に有する界磁部と、K
相(Kは2以上の整数)の巻線が巻装されたT個(Tは
Pより大きい整数)の巻線用溝を有する電機子鉄心とを
具備し、前記界磁部と電機子鉄心のうちでいずれか一方
が他方に対して回転自在となされた電動機であって、前
記電機子鉄心の巻線用溝の間に形成される歯の前記界磁
部に対向する部分にV個(Vは1以上の整数)の補助溝
を設け、前記巻線用溝と補助溝からなる前記電機子鉄心
の溝の間にT+V個の歯片を形成し、実効ピッチがD=
360°/(T+V)に等しい、もしくは略等しいN個
(Nは整数)の等歯片と、実効ピッチがDより大きいL
個(Lは整数)の長歯片と、実効ピッチDより小さいM
個(Mは整数)の短歯片とを作り、前記等歯片と長歯片
と短歯片の個数を L+M+N=T+V L≧2 M≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含むことを特徴とする電動機。 - (2)隣接する一対の長ピッチブロック 短ピッチブロ
ックのなす角度が(360°/P)・Qとなるときに、
前記長ピッチブロック内の長歯片の実効ピッチをD・(
1+G/Q)(Gは1以上でQ/2以下の整数)に等し
くもしくは略等しくなし、前記短ピッチブロック内の短
歯片の実効ピッチをD・(1−H/Q)(Hは1以上で
Q/2以下の整数)に等しくもしくは略等しくなしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の電動機
。 - (3)長歯片の実効ピッチをD・(1+1/Q)に等し
くもしくは略等しくなし、短歯片の実効ピッチをD・(
1−1/Q)に等しくもしくは略等しくなしたことを特
徴とする特許請求の範囲第2項記載の電動機。 - (4)N≧P、P>L、かつ、P>Mとしたことを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項記載の電動機。 - (5)補助溝の個数Vを巻線用溝の個数Tの整数倍にし
て、電機子鉄心の各歯に同数個の前記補助溝を配置した
ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の電動
機。 - (6)P極(Pは4以上の整数)の界磁磁極を円周上に
等角度間隔もしくは略等角度間隔に有する界磁部と、3
相巻線が巻装されたT個(Tは3P以上の整数)の巻線
用溝を有する電機子鉄心とを具備し、前記界磁部と電機
子鉄心のうちでいずれか一方が他方に対して回転自在と
なされた電動機であって、前記電機子鉄心の巻線用溝の
間に形成される歯の前記界磁部に対向する部分にV個(
Vは1以上の整数)の補助溝を設け、前記巻線用溝と補
助溝からなる前記電機子鉄心の溝の間にT+V個の歯片
を形成し、実効ピッチがD=360°/(T+V)に等
しいもしくは略等しいN個(Nは整数)の等歯片と、実
効ピッチがDより大きいL個(Lは整数)の長歯片と、
実効ピッチがDより小さいM個(Mは整数)の短歯片と
を作り、前記等歯片と長歯片と短歯片の個数を L+M+N=T+V L≧2 M≧2 となし、さらに、前記長歯片と等歯片のみが部分的に集
中している長ピッチブロックおよび前記短歯片と等歯片
のみが部分的に集中している短ピッチブロックを同数個
有し、前記長ピッチブロックと短ピッチブロックは交互
に円周上に配置され、少なくとも1個の前記長ピッチブ
ロック内に少なくとも2個の前記長歯片を含み、かつ、
少なくとも1個の前記短ピッチブロック内に少なくとも
2個の前記短歯片を含み、隣接する一対の前記長ピッチ
ブロックと前記短ピッチブロックのなす角度が(360
°/P)・Qとなるときに、前記長ピッチブロック内の
前記長歯片の実効ピッチをD・(1+G/Q)(Gは1
以上でQ/2以下の整数)に等しくもしくは略等しくな
し、前記短ピッチブロック内の前記短歯片の実効ピッチ
をD・(1−H/Q)(Hは1以上でQ/2以下の整数
)に等しくもしくは略等しくなしたことを特徴とする電
動機。 - (7)N≧P、P>L、かつ、P>Mとしたことを特徴
とする特許請求の範囲第(6)項記載の電動機。 - (8)補助溝の個数Vを巻線用溝の個数Tの整数倍にし
て、電機子鉄心の各歯に同数個の前記補助溝を配置した
ことを特徴とする特許請求の範囲第(6)項記載の電動
機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16171084A JPS6142255A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 電動機 |
DE8585304941T DE3578281D1 (de) | 1984-07-11 | 1985-07-10 | Elektrischer drehmotor. |
EP85304941A EP0170452B1 (en) | 1984-07-11 | 1985-07-10 | Rotating electric motor |
KR8504928A KR900005755B1 (en) | 1984-07-11 | 1985-07-11 | Rotating electric motor with reduced cogging torque |
US06/753,964 US4692645A (en) | 1984-07-11 | 1985-07-11 | Rotating electric motor with reduced cogging torque |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16171084A JPS6142255A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6142255A true JPS6142255A (ja) | 1986-02-28 |
Family
ID=15740406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16171084A Pending JPS6142255A (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-31 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6142255A (ja) |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP16171084A patent/JPS6142255A/ja active Pending
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