JPH02276439A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH02276439A
JPH02276439A JP7374890A JP7374890A JPH02276439A JP H02276439 A JPH02276439 A JP H02276439A JP 7374890 A JP7374890 A JP 7374890A JP 7374890 A JP7374890 A JP 7374890A JP H02276439 A JPH02276439 A JP H02276439A
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JP
Japan
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teeth
winding
long
short
effective pitch
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JP7374890A
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Inventor
Makoto Goto
誠 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、界磁磁極を有する界磁部と巻線用溝を有する
電機子鉄心を具備する電動機に関するものである。
従来例の構成とその問題点 電機子鉄心に巻線用溝を設けて多相の巻線を収納するよ
うにした電動機は、巻線用溝の間に形成される歯に界磁
部の磁束を収束させることができるために、その出力が
大きいという利点がある。
そのため、産業用ロボフトやNC機器の駆動動力源とし
て広く使用されている。しかしながら、このような電動
機では、界磁部の磁極と電機子鉄心の巻線用溝の相互作
用によりコギングトルクが発生する。以下、これについ
てブラシレス形の直流電動機を例にとり、図面を参照し
て説明する。
第1図は従来の電動機の構造を表わす要部構成図である
0回転軸1に取りつけられた強磁性体のロータ2の外周
に、円環状のマグネット3が取りつけられている。マグ
ネット3には4極の磁4弧が等角度間隔に着磁されてお
り、界磁部を形成している。界磁部のマグネット3と所
定の間隙を離して電機子鉄心4が配置されている。マグ
ネット3と電機子鉄心4は、いずれか一方が他方に対し
て回転自在に支承されている(本例では、電機子鉄心4
に対してマグネット3が回転するようになされている)
、電機子鉄心4には、等角度間隔に12個の巻線用溝5
が設けられており、各巻線用溝の間には12個の歯6が
形成され、3相の巻線A1〜A4.Bl〜B4.C1〜
C4が巻装されている。巻線AI、A2.A3.A4は
3個の歯を取り囲むように巻かれており、巻線A1が収
納された両方の巻線用溝にはそれぞれ巻&?lA2とA
4の一端が収納されている。同様に、巻線A2が収納さ
れた両方の巻線用溝にはそれぞれ巻線AtとA3の一端
が収納され、巻線A3が収納された両方の巻線用溝には
それぞれ巻線A2とA4の一端が収納され、巻線A4が
収納された両方の巻線用溝にはそれぞれ巻線A1とA3
の一端が収納されている。他の相の巻線81〜B4.C
1〜C4についても同様である。以下、A1−A4をま
とめてA相の巻線群とし、B1−84をB相の巻線群と
し、01〜C4をC相の巻線群とする。界磁部のマグネ
ット3の発生磁束は電機子鉄心4の各歯に流入または流
出し、A、B、C相の巻線群に鎖交している。A、B、
C相の巻線群の間には、電気的に120度の位相差があ
る。ここで、電気角の180度は界磁部の1磁極ピツチ
360” /P(Pは界磁部の磁極数)に相当する(本
例では、P=4であるから機械角90度が1磁極ピツチ
であり、電気角180度に相当する)。
第2図に駆動回路の構成図を示す。第1図の巻線Al−
A4は、各巻回方向を考慮して直列に接続されA相の巻
線群を形成している。同様に、巻線81〜B4は各?+
回力方向考慮して直列に接続されB相の巻線群を形成し
、巻線01〜C4は各巻回方向を考慮して直列に接続さ
れC相の巻線群を形成している。3相の巻線群は星形結
線され、その端子を駆動部11に接続されている。位置
検出部12はマグネット3の回転位置を検出し、マグネ
ット3の回転に伴って変化する3相の正弦波状の信号P
i、P2.P3を出力する。駆動部11には、指令信号
Fと位置検出部12の3相信号PI、P2.P3が入力
され、その両者の積に比例した3相の正弦波状の電流I
t、12.13を出力する。その結果、A、B、C相の
巻線群への電流11,12.13とマグネット3の磁束
との相互作用によって所定方向への回転力を発生する。
次に、この従来例のコギングトルクについて第3図を参
照して説明する。第3図は、第1図のマグネット3と電
機子鉄心4をx−x’線とY−Y’線について平面展開
した図である(巻線を省略し、巻線用溝をa % Nで
示した)。コギングトルクは界磁部と電機子鉄心の間の
磁場に蓄えられた磁気エネルギーが両者の相対的な回転
に応じて変化することによって生じるものである。特に
、界磁部の磁極と電機子鉄心の溝の両者に関係して発生
し、第1図のごとく界磁部のマグネット3と電機子鉄心
4の両方に磁気的な周期性がある場合には、その両者に
共通して存在する成分(整合成分)のコギングトルクが
生じる。第4図にマグネット3の発生する磁束密度の分
布特性を全周(360度)について示す、磁気エネルギ
ーは磁束密度の2乗に関係する量であるから、第4図に
示すごとき特性の界磁部のマグネット3が有する磁気的
な周期・波形の基本的な調波成分は第4次調波成分とな
る。
ここで、1回転1回の正弦波成分を第1次調波成分とす
る。すなわち、マグネット3は第4武威分を基本として
、第8次、第12次、・旧・・などの高調波成分を含ん
でいることになる。
一方、電機子鉄心4の磁気的不均一性(パーミアンスに
関係する■)は巻線用溝a −1によって生じる。電機
子鉄心4の巻線用溝a −1は等角度間隔(30度間隔
)に配置されているので、TL電機子鉄心の磁気的不均
一性の基本的な調波成分は第12吹成分となる。従って
、これを基本として第24次、第36次、・・・・・・
などの高調波成分を含んでいる。コギングトルクは、電
機子鉄心4の有する磁気的不均一性の成分とマグネット
3の有する周期・波形の調波成分が整合(一致)すると
きに発生するから、本従来例のコギングトルクは第12
次、第24次、・・・・・・などの調波成分が生じる。
コギングトルクの第12吹成分は、12個の巻線用溝に
よって生じる電機子鉄心4の磁気的不均一性の基本成分
に直接に関係している。一般に、電機子鉄心4の基本成
分はその他の高調波成分に較べてかなり大きい。その結
果、この従来の電動機では非常に大きなコギングトルク
が発生していた。
本出願人は、このようなコギングトルクを低減する一方
法を特願昭53−145489号に提案している。特願
昭53−145489号では、電機子鉄心の各歯に補助
溝を設けることにより、コギングトルクの基本的な調波
成分を高くしてコギングトルクを低減している。しかし
ながら、このような方法によりコギングトルクを十分に
低減するためには、コギングトルクのW零次数をかなり
高次にする必要があり、多くの補助溝を電機子鉄心に設
けなければならず、実用的でない。また、補助溝を多く
設けた場合でも、コギングトルクの基本成分が電機子鉄
心の基本成分と一致するためにコギングトルクを十分に
低減できなかった。
発明の目的 本発明は、このような点を考慮し、界磁磁極を有する界
磁部と巻線用溝を有する電機子鉄心を具備する電動機で
あって、コギングトルクの非常に小さい電動機を提供す
るものである。
発明の構成 本発明では、永久磁石材料を使用して、PJM(ただし
、Pは2以上の偶数)の界磁磁極を円周上に等角度間隔
程度に有する界磁部と、T個(ただし、Tは6以上の整
数)の巻線用溝に3相の巻線を収納した電機子鉄心とを
具備し、前記界磁部と前記電機子鉄心のうちでいずれか
一方が他方に対して回転自在となされた電動機であって
、前記電機子鉄心は、前記巻線用溝の間にT個の歯を形
成され、実効ピッチがD=360°/Tより大きいL個
(ただし、Lは整数)の長歯と、実効ピッチがDより小
さいM個(ただし、Mは整数)の短歯を有し、前記長歯
と前記短歯の個数を L+M=T L ≧ 3 M ≧ 3 となし、前記各短歯の実効ピッチを等しくシ、前記各長
歯の実効ピッチを等しくし、前記短歯の実効ピッチと前
記長歯の実効ピッチの比をR:R+1(ただし、Rは整
数)程度とし、かつ、前記短歯と前記長歯を円周上に3
の整数倍の対称的に配置し、さらに、少なくとも前記長
歯に補助溝を設けたことにより、上記の目的を達成した
ものである。
また、本発明では、P極(ただし、Pは2以上の偶数)
の永久磁石磁極を円周上に等角度間隔程度に有する界磁
部を形成するロータと、前記永久磁石磁極と所定間隙あ
けて設けられ、T個(ただし、Tは6以上の整数)の巻
線用溝に3相の巻線を収納した電機子鉄心と、前記ロー
タの回転に伴って前記3相の巻線に3相の電流を供給す
る駆動回路とを具備し、前記電機子鉄心は、前記巻線用
溝の間にT個の歯を形成され、実効ピッチがD=360
’/Tより大きいL個(ただし、Lは整数)の長歯と、
実効ピッチがDより小さいM個(ただし、Mは整数)の
短歯を有し、前記長歯と前記短歯の個数を L+M−T L  ≧  3 M  ≧  3 となし、前記各短歯の実効ピッチを等しくし、前記各長
歯の実効ピッチを等しくし、前記短歯の実効ピッチと前
記長歯の実効ピッチの比をR:R+1 (ただし、Rは
整数)程度とし、かつ、前記短歯と前記長歯を円周上に
3の整数倍の対称的に配置し、さらに、少なくとも前記
長歯に補助溝を設けたことにより、上記の目的を達成し
たものである。
実施例の説明 第5図に本発明の一実施例を表わす要部平面展開図を示
す、第5図において、ロータ2に取りつけられたマグネ
ット3は等角度間隔に4極の磁極を有し、電機子鉄心4
の12個の巻線用溝a −1および12個の歯に所定間
隙あけて対向している。
電機子鉄心4の12個の巻線用溝には、第1図のA、B
、C相の巻線群と同様に3相の巻線群が型巻して巻装さ
れている(図示を省略する)。すなわち、巻線用溝aか
らdに渡って巻線Alが巻装され、巻線用溝dからgに
渡って巻線A2が巻装され、巻線用溝gからjに渡って
巻線A3が巻装され、巻線用溝jからaに渡って巻線A
4が巻装され、巻線Al〜A4がその巻回方向を考慮し
て直列に接続されて第A相の巻線群を形成している。
同様に、巻線用溝Cからfに渡って巻線Blが巻装され
、巻線用溝rからiに渡ワて巻線B2が巻装され、巻線
用溝iからlに渡って巻線B3が巻装され、巻線用溝2
からCに渡って巻線B4が巻装され、巻線81〜B4が
その巻回方向を考慮して直列に接続されて第B相の巻線
群を形成している。さらに、巻線用溝eからhに渡って
巻線C1が巻装され、巻線用溝りからkに渡って巻線C
2が巻装され、巻線用溝kからbに渡って巻L’1lC
3が巻装され、巻線用溝すからeに渡って巻線C4が巻
装され、巻線01〜C4がその巻回方向を考慮して直列
に接続されて第C相の巻線群を形成している。本実施例
の駆動回路は、第2図の構成と同様であり、説明を省略
する。
第5図の実施例においては、電機子鉄心4の巻線用溝a
yeの配置を不等角度間隔となし、巻線用溝の間に形成
される歯の実効ピッチを不均一にしている。ここに、歯
の実効ピッチとは歯の両端の巻線用溝の′中心のなす角
度である。巻線用溝の個数をT=3・P=12(Pは界
磁部の磁極数でありP=4)とするとき、等角度間隔に
配置すると各歯の実効ピッチはD=360” /T (
本例ではD=120°/P=30’)となるので、Dよ
り大きい歯を長歯と呼び、Dより小さい歯を短歯と呼ぶ
ことにする。ffi+ab(両端の巻線用溝によって歯
を表わす)は短歯、@ b −cは短歯、歯c−dは短
歯、歯d−eは長歯、歯e−fは短歯、歯f−gは短歯
、歯g−hは短歯、歯h−iは長歯、歯i−Jは短歯、
歯j−には短歯、歯に−1は短歯、歯1−aは長歯であ
る。すなわち、長歯の個数はL=3、短歯の個数はM=
9である。巻線用溝aからdの間(a、b、c、d)と
巻線用溝eからhの間(e、r、g、h)と巻線用溝i
から2の間(i、j、に、  りは短歯のみが部分的に
集中しており、3個の短歯からなる短歯ブロックを形成
している(長歯を含まない)、同様に、巻線用溝dから
eの間(d、e)と巻線用溝りからiの間(h、  i
)と巻線用溝lからaの間B。
a)は長歯のみが部分的に集中しており、1個の長歯か
らなる長歯ブロックを形成している(短歯を含まない)
、すなわち、3組の短歯ブロックと長歯ブロックが円周
上に交互に配置されている。
短歯a−b、 b−c、  c−d、 e−r、  f
−g。
g−h、  i−j、  j−に、  k−1の実効ピ
ッチは、360@/(T+3)=24°に等しくもしく
は略等しくなされている。長歯d−e + h  + 
I j!  aの実効ピッチは、720@/ (T−1
−3)=48’に等しくもしくは略等しくなされている
。すなわち、短歯の実効ピッチは長歯の実効ピッチの比
はR:R+1 (R=1)にされている。また、各長歯
には1個の補助溝が設けられ、巻線用溝と補助溝からな
る電機子鉄心の溝の全体は等角度間隔(360@/15
=24”間隔)もしくは略等角度間隔に谷溝の中心(磁
気的な作用効果からみた中心)が配置されている。
次に、本実施例のコギングトルクについて説明する。す
でに説明したように、コギングトルクは電機子鉄心の巻
線用溝による磁気的不均一性の調波成分と界磁部の磁掻
による磁気的な周期・波形の調波成分が整合したときに
生じる。界磁部のマグネット3の磁気的な周期・波形は
、マグネット3の1磁極ピツチ360” /Pは周期と
する周期関数となっている。従って、マグネット3の1
磁極ピツチを基本周期として、電機子鉄心4の磁気的不
均一性(巻線用溝と補助溝の配置によって生じる磁気的
な変動分)を考えればよく、一般にその変動量を小さ(
するならばコギングトルクは小さくなる。マグネット3
0111極ピツチを基本周期として電機子鉄心4の巻線
用溝a & lと補助溝a′〜C′をみたときの位11
関係を第6図に示す。
A相の巻線群を収納された巻線用溝a、d、g。
jは1磁極ピツチの1/ (T+3)=1/15の位相
差で位相ずれを設けられ(巻線用溝a、d。
g、jの位相は4箇所以上に異なる)、その変動範囲は
l磁極ピッチの3/15=115(1磁極ピツチの1/
3以下)になされている、同様に、B相の巻線群を収納
された巻線用溝c、f、i。
2はtm極ピッチのl/15の位相差で位相ずれを設け
られ、その変動範囲はl磁極ピッチの115になされて
いる。さらに、C相の巻線群を収納された巻線用溝す、
  e、  h、  kはl磁極ピッチの1/15の位
相差で位相ずれを設けられ、その変動範囲は1M1極ピ
ツチの115になされている。A相の巻線用溝群(a、
d、g+  j)とB相の巻線用溝群(c、  r、 
 i、  l)とC相の巻線用溝群(b、  e、  
h、  k)の間にはそれぞれl磁極ピッチの1/3の
位相差がある。また、巻線用溝a〜lの位相とは異なる
位相に補助溝a′〜C″が位置し、巻線用溝a−!と補
助溝a′〜C′からなる溝の全体はl/15の位相差で
位相がすべて異なっている。第7図に巻線用溝a −1
と補助溝a′〜C′による電機子鉄心4の磁気的変動分
の波形を示す0巻線用溝の開口幅に応じて、各巻線用溝
による磁気的な変動分はなだらかに変化する。
巻線用溝a % lと補助溝a′〜C′はl/15ずつ
位相が異なっているために、合成の磁気的な変動分(交
流分)はかなり小さくなっている。第8図に、第1図の
従来の電動機の磁気的な変動分を示す0巻線用溝a、d
、g、jは同位相となり、巻線用溝c、f、i、eは同
位相となり、巻線用溝す、  e、  h、 kは同位
相になるので、第1図の従来の電動機の合成の磁気的な
変動分は非常に大きい(第1図の従来例に補助溝a′〜
C′はない)。
第7図と第8図を比較すると、本実施例の電動機の磁気
的な変動分が大幅に小さ(なっていることがわかる、そ
の結果、本実施例のコギング1−ルクは大幅に低減され
ている。
さらに、本実施例の各巻線AI、A2.Δ3゜A4.B
l、B2.B3.B4.C1’、C2,C3C4の実効
ピッチは(1磁極ピッチの16/+5)=192度(電
気角)以下から(l&1極ピッチの415)=144度
(電気角)以上になされている。ここに、巻線の実効ピ
ッチはその巻線が収納された巻線用溝の中心間のなす角
度である。A相の巻線群についてみれば、A1の巻装さ
れた巻線用溝a−d間の角度は144°(3個の短歯分
)、A2の巻装された巻線用溝d−g間の角度は192
°(1個の長歯と2個の短歯分)、A3の巻装された巻
線用溝g−j間の角度は192°(1個の長歯と2個の
短歯分)、A4の巻装された巻線用溝j−a間の角度は
192°(1個の長歯と2個の短歯分)である、B相の
SvA群についてみれば、Blの巻装された巻線用溝c
−r間の角度は192’(1個の長歯と2個の短歯骨)
、B2の巻装された巻線用溝r−i間の角度は192°
(1個の長歯と2個の短歯骨)、B3の巻装された巻線
用溝i−1間の角度は144°(3個の短歯骨)、B4
の巻装された巻線用溝1−c間の角度は192@(1個
の長歯と2個の短歯骨)である。C相の巻線群について
みれば、CIの巻装された巻線用溝e−h間の角度は1
44@(3個の短歯骨)、C2の巻装された巻線用溝h
−に間の角度は!92°(1個の長歯と2個の短歯骨)
、C3の巻装された巻線用溝に−b間の角度は192°
(1個の長歯と2個の短歯骨)、C4の巻装された巻線
用溝b−e間の角度は192”(1個の長歯と2個の短
歯骨)である、このように、各相の巻線が収納された巻
線用溝の変動範囲を小さくして(1磁極ピツチの1/3
以下)、かつ、巻線の実効ピッチの変動範囲を小さくす
るならば(192度以下から144度以上)、巻線作業
が容易となり、自動化も可能となる。
前述の第5図の実施例では、長歯の先端に補助溝を設け
たが、補助溝は必ずしも必要ではない、第7図のa’ 
、b’ 、c’がなくなっても、合成の磁気的変動分は
第8図の従来例よりも小さい。一般に、長歯と短歯の配
置を工夫して、3の整数倍の短歯ブロックと長歯ブロッ
クを交互に配置することによって、コギングトルクを低
減できる。このとき、隣接する1組の短歯ブロックと長
歯ブロックの歯の総数を3の(B数と異ならせるならば
、容易に歯の位相を変動させることができる。また、連
続する3Miの短歯ブロックと長歯ブロックの全体の実
効ピッチを(360” /P)  ・Qに等しくして、
隣接する1組の短歯ブロックと長歯ブロックの歯の総数
をQに等しくするならば、3相の巻線群の間の位相差を
120度(電気角)に等しくでき、3組巻線を均等に配
置できる。
また、少なくとも1個の長歯に補助溝を設けるならば、
コギングトルクの低減効果を大きくできる。さらに、短
歯の実効ピッチと長歯の実効ピッチをR:R+1もしく
はR:R+3(Rは整数)にして、巻線用溝と補助溝か
らなる’trim子鉄心の溝の全体を短歯の実効ピッチ
のR分の1の間隔で配置するならば、簡単にコギングト
ルクを低減できる。このような構成の他の例を表1に示
す。
表  1 表1(A)の構成は、第5図の短歯の実効ピッチを2単
位角度(1単位角度は3GO@/27=13.33’)
にし、長歯の実効ピッチを3単位角度にして、短歯と長
歯に補助溝を設け、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体
を1単位角度間隔に配置したものである0表1(B)の
構成は、第5図の短歯の実効ピッチを3単位角度(1単
位角度は36o。
/39=9.23°)にし、長歯の実効ピッチを4単位
角度にして、短歯と長歯に補助溝を設け、巻線用溝と補
助溝からなる溝の全体を1単位角度間隔に配置したもの
である。表1(C)の構成は、第5図の短歯の実効ピッ
チを1単位角度(1単位角度は360’ /21=17
.14°〕にし、長歯の実効ピッチを4単位角度にして
、長歯に補助溝を設け、巻線用溝と補助溝からなる溝の
全体を1単位角度間隔に配置したものである。
また、長歯ブロックが3個の長歯からなり、短歯ブロッ
クが1個の短歯からなる場合でも、コギングトルクを低
減できる。そのような構成を表2に示す。
表2 表2(A)の構成は、3個の長歯からなる長歯ブロック
と1個の短歯からなる短歯ブロックを3組交互に円周上
に配置しく第5図の短歯と長歯の個数を交換する)、短
歯の実効ピッチを1単位角度(1単位角度は360°/
21−17.14°)にし、長歯の実効ピッチを2単位
角度にして、長歯に補助溝を設け、巻線用溝と補助溝か
らなる溝の全体を1単位角度間隔に配置したものである
0表2(B)の構成では、短歯の実効ピッチを2単位角
度(1単位角度は360°/33=10.91°)にし
、長歯の実効ピッチを3単位角度にして、長歯と短歯に
補助溝を設け、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体を1
単位角度間隔に配置したものである。
表2(C)の構成では、短歯の実効ピッチを3単位角度
(l単位角度は360’/33=10.91°)にし、
長歯の実効ピッチを4単位角度にして長歯と短歯に補助
溝を設け、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体を1単位
角度間隔に配置したものである。
また、長歯ブロックが2個の長歯からなり、短歯ブロッ
クが2個の短歯からなる場合でも、コギングトルクを低
減できる。そのような構成を表3に示す。
表3 表3(A)の構成は、2個の短歯の実効ピッチをすべて
1単位角度(1単位角度は360°/21=17.14
”)にし、2個の長歯の実効ピッチをそれぞれ2単位角
度と3単位角度にし、長歯に補助溝を設け、巻線用溝と
補助溝からなる溝の全体を1単位角度間隔に配置したも
のである0表3(B)の構成は、2個の短歯の実効ピッ
チをすべて3単位角度(1単位角度は360″/45−
8°)にし、2個の長歯の実効ピッチをそれぞれ4単位
角度と5単位角度にし、長歯と短歯に補助溝を設け、巻
線用溝と補助溝からなる溝の全体を1単位角度間隔に配
置したものである。
前述の各実施例においては、界磁部のマグネット3の磁
極数をP=4としたが、本発明はそのような場合に限ら
れるものではない0例えば、界磁部のマグネット3の磁
極数をP=8にした場合には、T=3 P=24個の巻
線用溝に3相の巻線を1巻することになるが、7個の短
歯からなる短歯ブロックと1個の長歯からなる長歯ブロ
ックを3組交互に円周上に配置して、コギングトルクを
低域した例を表4に示す。
表4(A)の構成は、短歯の実効ピッチを1単位角度(
1単位角度は360’/27=13.33°)にし、長
歯の実効ピッチを2単位角度にして、長歯に補助溝を設
けて、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体を1単位角度
間隔に配置したものである。
表4(B)の構成は、短歯の実効ピッチを2単位角度(
1単位角度は360@/65=5.53 Bo)にし、
長歯の実効ピッチを3単位角度にして、長歯と短歯に補
助溝を設けて、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体を1
単位角度間隔に配置したものである1表4(C)の構成
は、短歯の実効ピッチを3単位角度(1!1位角度ct
360” /75 =4.8 ’ ) ニジ、長歯の実
効ピッチを4単位角度にして、長歯と短歯に補助溝を設
けて、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体を1単位角度
間隔に配置したものである。
また、界磁部のマグネット3の磁極数をP=8にした場
合に、1個の短歯からなる短歯ブロックと7個の長歯か
らなる長歯ブロックを3組交互に円周上に配置して、コ
ギングトルクを低減した例を表5に示す。
表5(A)の構成は、短歯の実効ピッチを1単位角度(
l単位角度は360”/45=8°)にし、長歯の実効
ピッチを2単位角度にして、長歯に補助溝を設けて、巻
線用溝と補助溝からなる溝の全体を1単位角度間隔に配
置したものである0表5(B)の構成は、短歯の実効ピ
ッチを2単位角度(1単位角度は360°/69−5.
2’l 7°)にし、長歯の実効ピッチを3単位角度に
して、長歯と短歯に補助溝を設けて、巻線用溝と補助溝
からなる溝の全体を1単位角度間隔に配置したものであ
る。
表5(C)の構成は、短歯の実効ピッチを3単位角度(
l単位角度は360@/93=3.871” )にし、
長歯の実効ピッチを4単位角度にして、長歯と短歯に補
助溝を設けて、巻線用溝と補助溝からなる溝の全体を1
単位角度間隔に配置したものである。
各種の実施例について説明してきたが、本発明はそのよ
うな実施例に限定されるものではない。
例えば、P−4の実施例とP−8の実施例を組み合わせ
て、界磁部の磁極数がP−12極の電動機を構成できる
。また、第5図の実施例の構成を単純に2倍にして、2
倍の磁極数と巻線用溝数の電動機を構成できる。
永久磁石材料を使用して、P極の界1nin極を円周上
に等角度間隔程度(等角度間隔もしくは略等角度間隔)
に有する界磁部と、T個の巻線用溝に3相の巻線を収納
した電機子鉄心とを具備し、界磁部と電機子鉄心のうち
でいずれか一方が他方に対して回転自在となされた電動
機の場合に、電機子鉄心を、実効ピッチがD=360°
/Tより大きいL個(ただし、しは整数)の長歯と、実
効ピッチがDより小さいM個(ただし、Mは整数)の短
歯ををし、長歯と短歯の個数を し ≧ 3 M ≧ 3 となし、2個以上の短歯からなる短歯ブロックと少なく
とも1個の長歯からなる長歯ブロックを同数個有し、短
歯ブロックと長歯ブロックを円周上に交互に配置し、か
つ、短歯ブロックとgtlfIブロックの個数をそれぞ
れ3の整数倍にすることによって、コギングトルクを容
易に低減できる。
また、永久磁石材料を使用して、P極の界&i磁極を円
周上に等角度間隔程度(等角度間隔もしくは略等角度間
隔)に有する界磁部と、T個の巻線用溝に3相の巻線を
収納した電機子鉄心とを具備し、界磁部と電機子鉄心の
うちでいずれか一方が他方に対して回転自在となされた
電動機の場合に、電機子鉄心を、実効ピ、ツチがD=3
60°/Tより大きいL個(ただし、Lは整数)の長歯
と、実効ピッチがDより小さいM個(ただし、Mは整数
)の短歯を有し、長歯と短歯の個数を し ≧ 3 M ≧ 3 となし、少なくとも1個の短歯からなる短歯ブロックと
2個以上の長歯からなる長歯ブロックを同数個有し、短
歯ブロックと長歯ブロックを円周上に交互に配置し、か
つ、短歯ブロックと長歯ブロックの個数をそれぞれ3の
整数倍にすることによって、コギングトルクを容易に低
減できる。
また、隣接する1組の短歯ブロックの歯数と長歯ブロッ
クの歯数の和を3の倍数と異ならせるならば、巻線用溝
の位相を簡単に変動させることができ、コギングトルク
の低減に効果がある。さらに、連続する3&[lの短歯
ブロックと長歯ブロックの実効ピッチが(360°/P
’)  ・Q(ただし、Qは2以上の整数)に等しい時
に、隣接する1&Ilの短歯ブロックの歯数と長歯ブロ
ックの歯数の和をQに等しくするならば、3相の巻線群
の間の位相を120度(TFi気角)に保ちながらも、
巻線用溝の位相を節単に変動させることができ、コギン
グトルクの低減に効果がある。
さらに、短歯の実効ピッチと長歯の実効ピッチの比をR
:R+1(ただし、Rは整数)にしたり、少なくとも1
個の長歯に補助溝を設けて、巻線用溝と補助溝からなる
溝の全体を短歯の実効ピッチのR分の1の間隔で配置す
るならば、簡単にコギングトルクを大幅に低減できる(
ただし、溝の総数は磁極数Pの整数倍でない)。
以上の実施例では、内側にマグネットを配置し外側に電
機子鉄心を配置したが、その関係が逆であっでもよい。
また、円環状のマグネットに限らず、複数個のマグネッ
ト磁極片によって界磁部を構成してもよい、その他、本
発明の主旨を変えずして種々の変更が可能である。
発明の効果 本発明は、電機子鉄心に短歯と長歯を設けて、それらを
特殊な関係で配置することにより、コギングトルクの非
常に小さい電動機を実現したものである。従って、本発
明に基づいて、例えばロボットの関節駆動用電動機やN
C機器の駆動用電動機を構成するならば、高精度の回転
駆動や位置制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動機の要部構造図、第2図はその駆動
回路の構成図、第3図は第1図の電動機の平面展開図、
第4図は界磁部のマグネットの磁束密度の分布を表わす
図、第5図は本発明の一実施例による電動機の平面展開
図、第6図はマグネットの1磁極ピツチを基本周期とし
て第5図の電機子鉄心をみたときの巻線用溝の位相間係
を示す図、第7図は第5図に示す実施例の磁気的変動分
を表わす図、第8図は第1図に示した従来例の磁気的変
動分を表わす図である。 2・・・・・・ロータ、3・・・・・・マグネット、4
・・・・・・電機子鉄心、5.a−1・・・・・・巻線
用溝、6・・・・・・歯、a′〜c′・・・・・・補助
溝、Al−A4.B1−B4.C1〜C4・・・・・・
巻線。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名III  
図 区 に ゝX

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)永久磁石材料を使用して、P極(ただし、Pは2
    以上の偶数)の界磁磁極を円周上に等角度間隔程度に有
    する界磁部と、T個(ただし、Tは6以上の整数)の巻
    線用溝に3相の巻線を収納した電機子鉄心とを具備し、
    前記界磁部と前記電機子鉄心のうちでいずれか一方が他
    方に対して回転自在となされた電動機であって、前記電
    機子鉄心は、前記巻線用溝の間にT個の歯を形成され、
    実効ピッチがD=360°/Tより大きいL個(ただし
    、Lは整数)の長歯と、実効ピッチがDより小さいM個
    (ただし、Mは整数)の短歯を有し、前記長歯と前記短
    歯の個数を L+M=T L≧3 M≧3 となし、各前記短歯の実効ピッチを等しくし、各前記長
    歯の実効ピッチを等しくし、前記短歯の実効ピッチと前
    記長歯の実効ピッチの比をR:R+1(ただし、Rは整
    数)程度とし、かつ、前記短歯と前記長歯を円周上に3
    の整数倍の対称的に配置し、少なくとも前記長歯に補助
    溝を設けた電動機。
  2. (2)P極(ただし、Pは2以上の偶数)の永久磁石磁
    極を円周上に等角度間隔程度に有する界磁部を形成する
    ロータと、前記永久磁石磁極と所定間隙あけて設けられ
    、T個(ただし、Tは6以上の整数)の巻線用溝に3相
    の巻線を収納した電機子鉄心と、前記ロータの回転に伴
    って前記3相の巻線に3相の電流を供給する駆動回路と
    を具備し、前記電機子鉄心は、前記巻線用溝の間にT個
    の歯を形成され、実効ピッチがD=360°/Tより大
    きいL個(ただし、Lは整数)の長歯と、実効ピッチが
    Dより小さいM個(ただし、Mは整数)の短歯を有し、
    前記長歯と前記短歯の個数を L+M=T L≧3 M≧3 となし、各前記短歯の実効ピッチを等しくし、各前記長
    歯の実効ピッチを等しくし、前記短歯の実効ピッチと前
    記長歯の実効ピッチの比をR:R+1(ただし、Rは整
    数)程度とし、かつ、前記短歯と前記長歯を円周上に3
    の整数倍の対称的に配置し、少なくとも前記長歯に補助
    溝を設けた電動機。
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