JPS6142142A - 半導体素子表面への皮膜形成方法 - Google Patents
半導体素子表面への皮膜形成方法Info
- Publication number
- JPS6142142A JPS6142142A JP59163700A JP16370084A JPS6142142A JP S6142142 A JPS6142142 A JP S6142142A JP 59163700 A JP59163700 A JP 59163700A JP 16370084 A JP16370084 A JP 16370084A JP S6142142 A JPS6142142 A JP S6142142A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyimide
- film
- forming
- solution
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/02104—Forming layers
- H01L21/02107—Forming insulating materials on a substrate
- H01L21/02109—Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates
- H01L21/02112—Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates characterised by the material of the layer
- H01L21/02118—Forming insulating materials on a substrate characterised by the type of layer, e.g. type of material, porous/non-porous, pre-cursors, mixtures or laminates characterised by the material of the layer carbon based polymeric organic or inorganic material, e.g. polyimides, poly cyclobutene or PVC
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、半導体素子のP−N接合部の露出面の如き素
子表面ならびに、好ましくはこれを含む近傍にメリイミ
ド絶縁皮膜を形成する方法に関する。
子表面ならびに、好ましくはこれを含む近傍にメリイミ
ド絶縁皮膜を形成する方法に関する。
従来、半導体素子のP−N接合部のシャンクシ、ン保護
膜あるいは半導体素子表面のバッジベージ胃ン膜等とし
て耐湿性と密着性に優れるポリイミドシリコーンすなわ
ちシロキサン変性ぎリイミドが用いられてきた。ところ
が高圧大電流の半導体素子とくに高圧ダイオードには、
角形チップ形状の半導体素子からなるダイオードがあり
、このP−N接合部のジャンクシ舊ン保護膜として従来
のシロキサン変性ポリアミド酸の溶液から加熱・硬化し
て得られるポリイミド膜では、角形チップ上しない欠点
があった。第1図には、通常用いられている火種円筒状
のメサ型半導体素子から成るシリコンダイオードを示し
た。N型領域3aとP種領域3bがP−N接合面5を介
してなる半導体素子4がリード1lla、lbにハンダ
で接着され、これらがエポキシ樹脂等のモールド材2で
封止されている。半導体素子40表面は、リード線の一
部を含んでポリイミドM6で被覆されている。ところが
第2図の様に半導体素子4が角形チップの場合、四隅の
エツジ部分では、ポリイミド膜6は非常に薄くなり、こ
れがために、放電し、逆方向の漏れ電流が著しく増大す
る場合があった。これは、ポリイミド膜形成用の塗布溶
液であるシロキサン変性ポリアミド酸のポリイミド形成
々分濃度である固形分濃度が低い事に原因があった。一
般にポリイミド絶縁皮膜を形成するに用いられる塗布溶
液は不活性溶剤中にポリアミド酸もしくはその誘導体が
溶解しており、この重合体は高分子量のため、実使用上
溶解できる重合体濃度は一般に5〜30重量傳であり、
さらに、上記ダイオード等へ塗布する場合にはハケ塗り
、ディスペンス法などの塗布作業性を良するため、さら
に溶剤で希釈したりして、溶液粘度を通常は50〜13
00PSに低下するが、この粘度での重合体濃度は、通
常2〜20重量弧にも低下し、このため、角形チップの
エツジの部分は極めて肉薄であった。そこでエッヂカバ
ー性を向上するため複数回塗布によりエッチの部分に肉
付けする方法が試みられているが、この方法では工程の
増加となり、作業性低下の欠点となっていた。少くとも
一回の塗布でエツジカバーの優れる塗布溶液とするには
、固形分濃度を高めた高濃度溶液であることが必要で、
さらに半導体素子のリード線への接着部分の段差が10
0P似上あり、最大皮膜厚みが100声隅以上でも透明
強靭な皮膜が形成できることも必要であった。
膜あるいは半導体素子表面のバッジベージ胃ン膜等とし
て耐湿性と密着性に優れるポリイミドシリコーンすなわ
ちシロキサン変性ぎリイミドが用いられてきた。ところ
が高圧大電流の半導体素子とくに高圧ダイオードには、
角形チップ形状の半導体素子からなるダイオードがあり
、このP−N接合部のジャンクシ舊ン保護膜として従来
のシロキサン変性ポリアミド酸の溶液から加熱・硬化し
て得られるポリイミド膜では、角形チップ上しない欠点
があった。第1図には、通常用いられている火種円筒状
のメサ型半導体素子から成るシリコンダイオードを示し
た。N型領域3aとP種領域3bがP−N接合面5を介
してなる半導体素子4がリード1lla、lbにハンダ
で接着され、これらがエポキシ樹脂等のモールド材2で
封止されている。半導体素子40表面は、リード線の一
部を含んでポリイミドM6で被覆されている。ところが
第2図の様に半導体素子4が角形チップの場合、四隅の
エツジ部分では、ポリイミド膜6は非常に薄くなり、こ
れがために、放電し、逆方向の漏れ電流が著しく増大す
る場合があった。これは、ポリイミド膜形成用の塗布溶
液であるシロキサン変性ポリアミド酸のポリイミド形成
々分濃度である固形分濃度が低い事に原因があった。一
般にポリイミド絶縁皮膜を形成するに用いられる塗布溶
液は不活性溶剤中にポリアミド酸もしくはその誘導体が
溶解しており、この重合体は高分子量のため、実使用上
溶解できる重合体濃度は一般に5〜30重量傳であり、
さらに、上記ダイオード等へ塗布する場合にはハケ塗り
、ディスペンス法などの塗布作業性を良するため、さら
に溶剤で希釈したりして、溶液粘度を通常は50〜13
00PSに低下するが、この粘度での重合体濃度は、通
常2〜20重量弧にも低下し、このため、角形チップの
エツジの部分は極めて肉薄であった。そこでエッヂカバ
ー性を向上するため複数回塗布によりエッチの部分に肉
付けする方法が試みられているが、この方法では工程の
増加となり、作業性低下の欠点となっていた。少くとも
一回の塗布でエツジカバーの優れる塗布溶液とするには
、固形分濃度を高めた高濃度溶液であることが必要で、
さらに半導体素子のリード線への接着部分の段差が10
0P似上あり、最大皮膜厚みが100声隅以上でも透明
強靭な皮膜が形成できることも必要であった。
第4図には、個別半導体である高圧トランジスタの一実
施例の横断面図を示す。放熱板の付いた銀メッキ鋼フレ
ーム8の上にパワートランジスタ素子11が固定され、
アルミニウムワイヤ9でリードフレームとボンディング
されており、この素子表面上に従来のポリアミド酸もし
くはその誘導体から形成されたキリイミド保護膜12が
設けられ、これらはエポキシ樹脂等のモールド材10で
封止されている。このポリイミド保護膜は、主に半導体
の耐湿性向上の目的で使用され、通常5〜20声隅程度
の膜厚で充分な特性が発揮されるが、しかし、アルミニ
ウムワイヤ9のボンディング部(素子表面上)では塗布
溶液の表面張力のため100/ILLS以上の肉厚とな
る場合が多々あり、この肉厚部でポリイミド膜が透明皮
膜とならず粉化する場合があった。粉化したポリイミド
膜では、絶縁耐電圧が著しく低下し、リーク電流の増加
、耐圧低1の原因となっていた。また300声m以上の
厚みのある半導体素子の側面でも同様の問題があった。
施例の横断面図を示す。放熱板の付いた銀メッキ鋼フレ
ーム8の上にパワートランジスタ素子11が固定され、
アルミニウムワイヤ9でリードフレームとボンディング
されており、この素子表面上に従来のポリアミド酸もし
くはその誘導体から形成されたキリイミド保護膜12が
設けられ、これらはエポキシ樹脂等のモールド材10で
封止されている。このポリイミド保護膜は、主に半導体
の耐湿性向上の目的で使用され、通常5〜20声隅程度
の膜厚で充分な特性が発揮されるが、しかし、アルミニ
ウムワイヤ9のボンディング部(素子表面上)では塗布
溶液の表面張力のため100/ILLS以上の肉厚とな
る場合が多々あり、この肉厚部でポリイミド膜が透明皮
膜とならず粉化する場合があった。粉化したポリイミド
膜では、絶縁耐電圧が著しく低下し、リーク電流の増加
、耐圧低1の原因となっていた。また300声m以上の
厚みのある半導体素子の側面でも同様の問題があった。
本発明者らは、上記事情に鑑み、作業性を低下させるこ
となく一回の塗布で100声m以上のポリイミド絶縁皮
膜を形成させんと鋭意検討した結果本発明に到達したも
のである。すなわち本発明は、半導体素子表面にポリイ
ミド形成用塗布溶液を塗工し、加熱硬化させることによ
りぎリイミド皮膜形成させる方法において、該塗布溶液
が、(a)次の(ただし、R,、R,は水素または炭素
数が1〜4のアルキル基またはCF3を示し、互いに同
じであっても異っていてもよい。R3,R4,R,、R
,は水素またはハロゲンまたは炭素数1〜4のアルキル
基であり、互いに同じであっても興っていてもよい。)
で示される4核体ジアミン99〜80モル%と次の一般
式(2) (ただし1R7は二価の有機基% R8は一価の有機基
を示し、nは1〜1000の整数である)で示されるジ
アミノシロキサン1〜20モル%よりなるジアミン成分
と(b)芳香族テトラカルボン酸エステルを、略等モル
の割合で不活性溶剤中に溶解してなる溶液であることを
特徴とする半導体素子表面への皮膜形成方法に関するも
のである。
となく一回の塗布で100声m以上のポリイミド絶縁皮
膜を形成させんと鋭意検討した結果本発明に到達したも
のである。すなわち本発明は、半導体素子表面にポリイ
ミド形成用塗布溶液を塗工し、加熱硬化させることによ
りぎリイミド皮膜形成させる方法において、該塗布溶液
が、(a)次の(ただし、R,、R,は水素または炭素
数が1〜4のアルキル基またはCF3を示し、互いに同
じであっても異っていてもよい。R3,R4,R,、R
,は水素またはハロゲンまたは炭素数1〜4のアルキル
基であり、互いに同じであっても興っていてもよい。)
で示される4核体ジアミン99〜80モル%と次の一般
式(2) (ただし1R7は二価の有機基% R8は一価の有機基
を示し、nは1〜1000の整数である)で示されるジ
アミノシロキサン1〜20モル%よりなるジアミン成分
と(b)芳香族テトラカルボン酸エステルを、略等モル
の割合で不活性溶剤中に溶解してなる溶液であることを
特徴とする半導体素子表面への皮膜形成方法に関するも
のである。
つまり本発明では、半導体素子表面への接着力向上のた
め一般式(1)で示される4核体ジアミンと一般式(2
)で示されるジアミノシロキサンとの併用を行なうのが
、これらのジアミンと樋香族テトラカルボン酸エステル
とを不活性溶剤Φ、に溶解し、マーの程度での溶解にと
どめ、ポリイミド絶縁皮膜形成成分である固形分濃度を
着るしく向上させ、高濃度化を計ったものである。
め一般式(1)で示される4核体ジアミンと一般式(2
)で示されるジアミノシロキサンとの併用を行なうのが
、これらのジアミンと樋香族テトラカルボン酸エステル
とを不活性溶剤Φ、に溶解し、マーの程度での溶解にと
どめ、ポリイミド絶縁皮膜形成成分である固形分濃度を
着るしく向上させ、高濃度化を計ったものである。
芳香族テトラカルボン酸二無水物は不活性溶剤に溶解し
ないか、溶解したとしても、得られる塗布溶度の保存中
にジアミンと反応し、ポリアミド酸となるため、本発明
では芳香族テトラカルボン酸エステルを用いる。本発明
においては塗布溶液の濃度向上を行なうことで塗布後、
加熱することによち生成するポリイミド膜の厚膜形成が
可能となったのである。
ないか、溶解したとしても、得られる塗布溶度の保存中
にジアミンと反応し、ポリアミド酸となるため、本発明
では芳香族テトラカルボン酸エステルを用いる。本発明
においては塗布溶液の濃度向上を行なうことで塗布後、
加熱することによち生成するポリイミド膜の厚膜形成が
可能となったのである。
本発明に於て半導体素子表面とは通常はPN接合部の露
出面を意味するが、該露出面にガラスパシベーション膜
等が形成されている場合も含む。
出面を意味するが、該露出面にガラスパシベーション膜
等が形成されている場合も含む。
また本発明に於て半導体素子表面に塗布溶液を塗工する
場合、一般的には、凛子表面の近傍にも塗工される。本
発明に於ては、必須成分として一般式(1)で示される
4核体ジアミンを用いる。この4核体ジアミンを具体的
に例示すれば好適には2・2−ビス(4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパンであるが、その他2・
2−ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパン、2・2−ビス〔3−クロロ−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、1°1
−ビスL4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタ
ン、1・1−ビス(3−メチル−4−(4−7ミノフエ
ノキシ)フェニル)メタン、1・1−ビス〔3−メチル
−4−(4−アミノフェノキシ)7エこル〕メタン、1
・1−ビス(3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ
)フェニル〕エタン、1・1−ビス〔3・5−ジメチル
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)エタン、ビ
ス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメタン、
ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニルコメタン、ビス(3−クロロ−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕エタン、ビス(3・5−ジメチル
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル】メタンなど
が挙げられる。
場合、一般的には、凛子表面の近傍にも塗工される。本
発明に於ては、必須成分として一般式(1)で示される
4核体ジアミンを用いる。この4核体ジアミンを具体的
に例示すれば好適には2・2−ビス(4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパンであるが、その他2・
2−ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパン、2・2−ビス〔3−クロロ−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、1°1
−ビスL4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタ
ン、1・1−ビス(3−メチル−4−(4−7ミノフエ
ノキシ)フェニル)メタン、1・1−ビス〔3−メチル
−4−(4−アミノフェノキシ)7エこル〕メタン、1
・1−ビス(3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ
)フェニル〕エタン、1・1−ビス〔3・5−ジメチル
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)エタン、ビ
ス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメタン、
ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニルコメタン、ビス(3−クロロ−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕エタン、ビス(3・5−ジメチル
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル】メタンなど
が挙げられる。
一方従来のジアミンも厚膜成形性を低下させない範囲、
通常上記4核体ジアミン使用量に対して30モル%まで
置き換え可能であるが、それ以上の使用は厚膜成形性を
低下するので好ましくない。この様な従来のジアミンを
敢えて列挙すればメタフェニレンジアミン、パラフェニ
レンジアミンなどの1核体ジアミン、4・4−ジアミノ
ジフェニルメタン、4・4−ジアミノジフェニルエーテ
ル、2・2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、3
・3−ジアミノジフェニルスルホン、4・4−ジアミノ
ジフェニルスルホン、4・4−ジアミノジフェニルスル
フィド、ベンジジン、ベンジジン−3・3−ジスルホン
酸、ベンジジン−3−モノスルホン酸、ベンジジン−3
−モノカルボン酸、3・3−ジメトキシベンジジンなど
の2核体ジアミン、4・4″−ジアミノ−P−ターフェ
ニル、l・4−ビス(m−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1−4−ビス(P−アミノフェノキシ)ベンゼン、1
・4−ビス(m−アミノスルホニル)ベンセン、1@4
−ヒス(p−アミノフェニルスルホニル)ベンゼン、l
・4−ビス(m−アミノフェニルチオエーテル)ベンゼ
ン、1・4−ビス(p−アミノフェニルチオエーテル)
ベンセンなどの31体ジアミン、4・4′−ジアミノジ
フェニルエーテル−3−カルボンアミド、3・4′−ジ
アミノジ7二二ルエーテルー4−カルボンアミド、3・
4′−ジアミノジフェニルエーテル−3′−カルボンア
ミド、3・3−ジアミジフェニルエーテルー古ルボンア
ミドなどのジアミノカルボンアミド化合物、4・4’−
(4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4・4
’−(3−アミノフェノキシ)シフエキシ)ピフェニル
などの一般式(1)に含まれない4核体ジアミンなどの
芳香族ジアミンや、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメ
チレンジアミンなどの脂肪族ジアミン、1・4−ジアミ
ノシクロヘキサン、イソホーンジアミン、4・4′−ジ
アミノジシクロヘキシルメタンなどの脂環族ジアミンな
どが挙げられる。
通常上記4核体ジアミン使用量に対して30モル%まで
置き換え可能であるが、それ以上の使用は厚膜成形性を
低下するので好ましくない。この様な従来のジアミンを
敢えて列挙すればメタフェニレンジアミン、パラフェニ
レンジアミンなどの1核体ジアミン、4・4−ジアミノ
ジフェニルメタン、4・4−ジアミノジフェニルエーテ
ル、2・2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、3
・3−ジアミノジフェニルスルホン、4・4−ジアミノ
ジフェニルスルホン、4・4−ジアミノジフェニルスル
フィド、ベンジジン、ベンジジン−3・3−ジスルホン
酸、ベンジジン−3−モノスルホン酸、ベンジジン−3
−モノカルボン酸、3・3−ジメトキシベンジジンなど
の2核体ジアミン、4・4″−ジアミノ−P−ターフェ
ニル、l・4−ビス(m−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1−4−ビス(P−アミノフェノキシ)ベンゼン、1
・4−ビス(m−アミノスルホニル)ベンセン、1@4
−ヒス(p−アミノフェニルスルホニル)ベンゼン、l
・4−ビス(m−アミノフェニルチオエーテル)ベンゼ
ン、1・4−ビス(p−アミノフェニルチオエーテル)
ベンセンなどの31体ジアミン、4・4′−ジアミノジ
フェニルエーテル−3−カルボンアミド、3・4′−ジ
アミノジ7二二ルエーテルー4−カルボンアミド、3・
4′−ジアミノジフェニルエーテル−3′−カルボンア
ミド、3・3−ジアミジフェニルエーテルー古ルボンア
ミドなどのジアミノカルボンアミド化合物、4・4’−
(4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4・4
’−(3−アミノフェノキシ)シフエキシ)ピフェニル
などの一般式(1)に含まれない4核体ジアミンなどの
芳香族ジアミンや、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメ
チレンジアミンなどの脂肪族ジアミン、1・4−ジアミ
ノシクロヘキサン、イソホーンジアミン、4・4′−ジ
アミノジシクロヘキシルメタンなどの脂環族ジアミンな
どが挙げられる。
本発明ではぎリイミド膜と半導体素子との密着性が必要
なため、密着性向上剤として一般式(2)で示されるジ
アミノシロキサンを併用する。ジアジ、ソ成分中に使用
する前記ジアミノシロキサンの割合は1〜20モル%で
あるが好ましくは1〜斗モル%である、 ジアミノシロキサンを20モル%以上用いると耐熱性お
よび耐湿性を低下させるし、1モル%以下の使用では半
導体素子に対する着層性に劣るようになる。
なため、密着性向上剤として一般式(2)で示されるジ
アミノシロキサンを併用する。ジアジ、ソ成分中に使用
する前記ジアミノシロキサンの割合は1〜20モル%で
あるが好ましくは1〜斗モル%である、 ジアミノシロキサンを20モル%以上用いると耐熱性お
よび耐湿性を低下させるし、1モル%以下の使用では半
導体素子に対する着層性に劣るようになる。
本発明で用いられる前記一般式〇)で示されるジアミノ
シロキサンの代表例につき例示すれば以下の如くである
。
シロキサンの代表例につき例示すれば以下の如くである
。
CHCH3
しM3 3
本発明で用いる芳香族テトラカルボン酸エステルは、通
常、分子量200〜700程度のものを用いることがで
き、芳香族テトラカルボン酸二無水物とフル:l−ル(
通常はC数4以下の一価アルコール)とを反応させて得
ることができる。エステル化ヲ行なうアルコールとして
は、メタノール、エタノール、n−プロパツール、8e
e−プロパツール、n−ブタノール、5ec−ブタノー
ル、teγを一ブタノールなどのアルコールが良く、好
ましくはメタノール、エタノール、n−プロパツール、
8ee−ブタノールである。さらに好ましくはメタノー
ル、エタノールである。エステル化は芳香族テトラカル
ボン酸二無水物に対して過剰量のアルコールを反応容器
に加え、アルコールの沸点で加熱し還流を行ない、無水
物基1ケに対してアルコールを少くとも1ヶ反応させた
芳香族テトラヵルボン酸ジエステル以上の多エステルと
し、反応終了後は、過剰のアルコールを留去することK
より得ることができる。エステル化に用いる芳香族テト
ラカルボン酸二無水物は、一般的に分子量200〜50
0程度のものが用いられ、その具体例について例示する
と以下の如くである。すなわちピロメリット陵二無水物
、3・3′・4・4′−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物、3・3′・4・4′−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、2・3・3′・4′−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、213・6・7−す7タレン
テトラカルボン酸二無水物、1・2・5・6−す7タレ
ンテトラカルボン酸二無水物、1・4・5・8−す7タ
レンテトラカルボン酸二無水物、2・2′−ビス(3・
4−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無水物、ビス(
3・4−ジカルボキシフェニル)スルホンニ^、3・4
・9・10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス
(3・4−ジカルボキシ7エ二ル)エーテルニ無水物、
2・2’(2・3ジカルボキシフエニル)プロパンニ無
水物、1・1′−ビス(2・3−ジカルボキシフェニル
)エタンニ無水物、ベンゼン−1・2・3・4−テトラ
カルボン酸二無水物、2・3・6・7−アントラセンテ
トラカルボン酸二無水物、1・2・7・8−7エナント
レンテトラカルボン酸二無水物、などがある。この発明
に特に好適な芳香族テトラカルボン酸エステルは、3・
3・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸ジメチルエス
テルおよび3・3′・44−ビフェニルテトラカルボン
醗ジエチルエステルである。この好適なジエステルは、
通常は酸無水物基を有しないジエステルである。この芳
香族テトラカルボン酸エステルを用いた場合、最も厚膜
のポリイミド膜が形成でき、°シかも、形成したポリ達
ミドは、ポリアミド酸を経由して得られる同一構造のポ
リイミドと同等の特性が得られる。
常、分子量200〜700程度のものを用いることがで
き、芳香族テトラカルボン酸二無水物とフル:l−ル(
通常はC数4以下の一価アルコール)とを反応させて得
ることができる。エステル化ヲ行なうアルコールとして
は、メタノール、エタノール、n−プロパツール、8e
e−プロパツール、n−ブタノール、5ec−ブタノー
ル、teγを一ブタノールなどのアルコールが良く、好
ましくはメタノール、エタノール、n−プロパツール、
8ee−ブタノールである。さらに好ましくはメタノー
ル、エタノールである。エステル化は芳香族テトラカル
ボン酸二無水物に対して過剰量のアルコールを反応容器
に加え、アルコールの沸点で加熱し還流を行ない、無水
物基1ケに対してアルコールを少くとも1ヶ反応させた
芳香族テトラヵルボン酸ジエステル以上の多エステルと
し、反応終了後は、過剰のアルコールを留去することK
より得ることができる。エステル化に用いる芳香族テト
ラカルボン酸二無水物は、一般的に分子量200〜50
0程度のものが用いられ、その具体例について例示する
と以下の如くである。すなわちピロメリット陵二無水物
、3・3′・4・4′−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物、3・3′・4・4′−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、2・3・3′・4′−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、213・6・7−す7タレン
テトラカルボン酸二無水物、1・2・5・6−す7タレ
ンテトラカルボン酸二無水物、1・4・5・8−す7タ
レンテトラカルボン酸二無水物、2・2′−ビス(3・
4−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無水物、ビス(
3・4−ジカルボキシフェニル)スルホンニ^、3・4
・9・10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス
(3・4−ジカルボキシ7エ二ル)エーテルニ無水物、
2・2’(2・3ジカルボキシフエニル)プロパンニ無
水物、1・1′−ビス(2・3−ジカルボキシフェニル
)エタンニ無水物、ベンゼン−1・2・3・4−テトラ
カルボン酸二無水物、2・3・6・7−アントラセンテ
トラカルボン酸二無水物、1・2・7・8−7エナント
レンテトラカルボン酸二無水物、などがある。この発明
に特に好適な芳香族テトラカルボン酸エステルは、3・
3・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸ジメチルエス
テルおよび3・3′・44−ビフェニルテトラカルボン
醗ジエチルエステルである。この好適なジエステルは、
通常は酸無水物基を有しないジエステルである。この芳
香族テトラカルボン酸エステルを用いた場合、最も厚膜
のポリイミド膜が形成でき、°シかも、形成したポリ達
ミドは、ポリアミド酸を経由して得られる同一構造のポ
リイミドと同等の特性が得られる。
もちろん、他の二無水物エステルを使用する場合でも厚
膜形成ができるが加熱方法をより緩和して行なう等の手
段をとるのが好ましい。
膜形成ができるが加熱方法をより緩和して行なう等の手
段をとるのが好ましい。
本発明では、上記4核体ジアミン99〜20モル%およ
びジアミノシロキサン1〜20モ/l/%よりなるジア
ミン成分と芳香族テトラカルボン酸エステルを略等モル
不活性溶剤中に室温で、もしくは70℃以下で溶解する
。加熱下で溶解させたときには、脱アルコールによりイ
ミド化が進行するが、本発明に於ては分子量2,000
程度までにとどめるのが好ましい。溶液中のポリイミド
形成々分濃度である固形分濃度は、使用する用途によっ
て種々変わり得るが、目安としては塗布溶液の溶液粘度
を100CPg センチポイズ(25±0.1 ”0
時)にall!IIしたときの固形分濃度が40重Jl
i%以上とするのが好ましい。本発明で用いる不活性溶
剤としてはたとえばN−メチル−2−ピロリドン、No
N−ジメチルホルムアミド、N−マージメチルアセトア
ミド、N−d−ジメチルスルホキシ乙ヘキサメチルホス
ホルアミドなどの高極性塩基性溶剤が用いられる。もち
ろん、上記4核体ジアミン旭ジアミノシロキサンおよび
芳香族テトラカルボン設工ステルからの低分子オリゴマ
ーを溶解でき易溶剤たとえばアセトフェノン、ジオキサ
ン、フルフラール等の溶剤を使用できるのは言うまでも
無い。またこれらの溶剤とともにトルエン、キシレン、
ベンゾニトリル、ベンゼン、フェノールの如き汎用溶剤
を併用できるが、しかしその使用量は低分子オリゴマー
の溶解度を低下させない範囲にすべきである。
びジアミノシロキサン1〜20モ/l/%よりなるジア
ミン成分と芳香族テトラカルボン酸エステルを略等モル
不活性溶剤中に室温で、もしくは70℃以下で溶解する
。加熱下で溶解させたときには、脱アルコールによりイ
ミド化が進行するが、本発明に於ては分子量2,000
程度までにとどめるのが好ましい。溶液中のポリイミド
形成々分濃度である固形分濃度は、使用する用途によっ
て種々変わり得るが、目安としては塗布溶液の溶液粘度
を100CPg センチポイズ(25±0.1 ”0
時)にall!IIしたときの固形分濃度が40重Jl
i%以上とするのが好ましい。本発明で用いる不活性溶
剤としてはたとえばN−メチル−2−ピロリドン、No
N−ジメチルホルムアミド、N−マージメチルアセトア
ミド、N−d−ジメチルスルホキシ乙ヘキサメチルホス
ホルアミドなどの高極性塩基性溶剤が用いられる。もち
ろん、上記4核体ジアミン旭ジアミノシロキサンおよび
芳香族テトラカルボン設工ステルからの低分子オリゴマ
ーを溶解でき易溶剤たとえばアセトフェノン、ジオキサ
ン、フルフラール等の溶剤を使用できるのは言うまでも
無い。またこれらの溶剤とともにトルエン、キシレン、
ベンゾニトリル、ベンゼン、フェノールの如き汎用溶剤
を併用できるが、しかしその使用量は低分子オリゴマー
の溶解度を低下させない範囲にすべきである。
本発明で用いるポリイミド形成用の塗布溶液は、これを
半導体素子表面に塗布後、段階乾燥(例えば150″C
で60分、続いて200℃で30分、さらに250℃で
6時間)を行なうのが好ましいが、この過程で4核体ジ
アミンとジアミノシロキサンと、芳香族テトラカルボン
酸エステルが脱アルコールにより縮重合し、高分子量ポ
リイミドへ変化するから、従来のポリアミド酸もしくは
その誘導体、の溶液を塗布溶液として用いる必要性が無
い。
半導体素子表面に塗布後、段階乾燥(例えば150″C
で60分、続いて200℃で30分、さらに250℃で
6時間)を行なうのが好ましいが、この過程で4核体ジ
アミンとジアミノシロキサンと、芳香族テトラカルボン
酸エステルが脱アルコールにより縮重合し、高分子量ポ
リイミドへ変化するから、従来のポリアミド酸もしくは
その誘導体、の溶液を塗布溶液として用いる必要性が無
い。
本発明によれば、−回の塗布で半導体素子上に100メ
m以上の透明ポリイミド絶縁膜が形成できるので、ダイ
オード、トランジスタの保護膜以外にもサイクリスタ、
さらにはIC,LSIなどの集積回路の厚膜が必要とさ
れる保護膜として有用である。特にVLSIのメモリー
セルのα線シールド膜は、通常20〜70声mの膜厚が
必要であるが、この厚み出しのため、ポリアミド酸もし
くはその誘導体から成る塗布溶液を多量にスピンナー法
やボッティング方法で塗布していたが、ポリイミド膜が
粉化しないように塗布量のコントロール、そして塗布精
度の管理等、複雑な工程が必要であったが、本発明によ
れば塗布量の低減と塗布作業の簡易化が計れる。
m以上の透明ポリイミド絶縁膜が形成できるので、ダイ
オード、トランジスタの保護膜以外にもサイクリスタ、
さらにはIC,LSIなどの集積回路の厚膜が必要とさ
れる保護膜として有用である。特にVLSIのメモリー
セルのα線シールド膜は、通常20〜70声mの膜厚が
必要であるが、この厚み出しのため、ポリアミド酸もし
くはその誘導体から成る塗布溶液を多量にスピンナー法
やボッティング方法で塗布していたが、ポリイミド膜が
粉化しないように塗布量のコントロール、そして塗布精
度の管理等、複雑な工程が必要であったが、本発明によ
れば塗布量の低減と塗布作業の簡易化が計れる。
て測定した。
α)溶液粘度
E型回転粘度計で、25±0.1℃で測定した。
(2)固形分濃度
ここにWo: シャーレの重量(9)W2: 試料
とシャーレの重量(9)W3:150″Cで60分さら
に200℃で60分乾燥した後の試料とシャ ーしの重量(g) 実施例1 攪拌装置、冷却管、および温度計を付したフラスコ中に
、3・3・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物29.4g(0,1モル)とメタ/−ル160g(5
モル)を加え、64〜65℃で6時間反応系が透明とな
るまで加熱還流した。その後過剰のメタノールを留去し
、さらに減圧下でメタノール残分を完全に留去した。得
られたエステル化物は酸価が311であり、LRスペク
トルから3・3・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸
ジメチルエステルであることを確認した。
とシャーレの重量(9)W3:150″Cで60分さら
に200℃で60分乾燥した後の試料とシャ ーしの重量(g) 実施例1 攪拌装置、冷却管、および温度計を付したフラスコ中に
、3・3・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物29.4g(0,1モル)とメタ/−ル160g(5
モル)を加え、64〜65℃で6時間反応系が透明とな
るまで加熱還流した。その後過剰のメタノールを留去し
、さらに減圧下でメタノール残分を完全に留去した。得
られたエステル化物は酸価が311であり、LRスペク
トルから3・3・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸
ジメチルエステルであることを確認した。
上記操作で得られた3・3′・4・4−ビフェニルテト
ラカルボン酸ジメチルエステル34.8 g(0,1モ
ル)と2・2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン39.57g(0,0965モル)と
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
0.87g(0,0035モル)とをN−メチル−2−
ピロリドン69.89中に加え、40″Cで2時間攪拌
し、透明溶液とした。得られた溶液の固形分濃度は、5
0.0重量%であり、溶液粘度は1020PSであった
。
ラカルボン酸ジメチルエステル34.8 g(0,1モ
ル)と2・2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン39.57g(0,0965モル)と
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
0.87g(0,0035モル)とをN−メチル−2−
ピロリドン69.89中に加え、40″Cで2時間攪拌
し、透明溶液とした。得られた溶液の固形分濃度は、5
0.0重量%であり、溶液粘度は1020PSであった
。
実施例2
実施例1と同様なる反応容器に3・3・4・4−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物29.4g(01モル)
とn−プロパツール300g(5モル)を加え、97℃
で4時間反応系が透明となるまで加熱・還流し、その後
過剰のn−プロパツールを完全ニ留去し、3・3′・4
・4−ビフェニルテトラカルボン酸ジn−プロピルエス
テルを合成した。得られた3・3・4・4−ビフェニル
テトラカルボン酸ジn−プロピルエステル41.4 に
、2φ2−ビス(4−(4,−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン38.95g(0,095モル)とビス
(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン1.
24g(0,005モル)、さらにN−メチル−2−ピ
ロリドン96.19を加え、60℃で2時間攪拌し、完
全に溶解し、固形分濃度41.5重1%、溶液粘度10
0CPSのポリイミド形成用塗布溶液を作製した。
ニルテトラカルボン酸二無水物29.4g(01モル)
とn−プロパツール300g(5モル)を加え、97℃
で4時間反応系が透明となるまで加熱・還流し、その後
過剰のn−プロパツールを完全ニ留去し、3・3′・4
・4−ビフェニルテトラカルボン酸ジn−プロピルエス
テルを合成した。得られた3・3・4・4−ビフェニル
テトラカルボン酸ジn−プロピルエステル41.4 に
、2φ2−ビス(4−(4,−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン38.95g(0,095モル)とビス
(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン1.
24g(0,005モル)、さらにN−メチル−2−ピ
ロリドン96.19を加え、60℃で2時間攪拌し、完
全に溶解し、固形分濃度41.5重1%、溶液粘度10
0CPSのポリイミド形成用塗布溶液を作製した。
実施例3
実施例1で使用した3・3′・4−4′−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物の代わりに、3・3・4・4′
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を同モル使
用して以下同様にして固形分濃度42.0重量%、溶液
粘度101 CPSのこの発明のポリイミド形成用塗布
溶液を作製した。
トラカルボン酸二無水物の代わりに、3・3・4・4′
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を同モル使
用して以下同様にして固形分濃度42.0重量%、溶液
粘度101 CPSのこの発明のポリイミド形成用塗布
溶液を作製した。
実施例4
実施例1で使用した2・2−ビス(4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕プロパ:/41Dg(01モル)
の代わりに、2・2−ビス(4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン33.62g(0,082モル
)とビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキ
サン4.47g(0,01sモル)を使用して以下同様
にして固形分濃度50.0%、溶液粘度930PSのこ
の発明のポリイミド形成用塗布溶液を作製した。
ェノキシ)フェニル〕プロパ:/41Dg(01モル)
の代わりに、2・2−ビス(4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン33.62g(0,082モル
)とビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキ
サン4.47g(0,01sモル)を使用して以下同様
にして固形分濃度50.0%、溶液粘度930PSのこ
の発明のポリイミド形成用塗布溶液を作製した。
比較例1
実施例1と同様の反応容器に、3・3・4・4′−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物29.4g(0,1モ
ル)と2・2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン39.57g(0,0965モル)と
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
0.87 g(0,0035モル)ざらにN−メチル−
2−ピロリドン279.4gを加え、−30℃以下(特
に室温付近ないしそれに近い温度)に保ちながら攪拌し
た。これによって重合反応はすみやかに進行し、反応系
の粘度が上昇し、固形分濃度19.9重量%、溶液粘度
が20000000PS以上のポリアミド酸溶液を作っ
た。次にこれを60℃に保ち、加熱・熟成を行ない溶液
粘度を3000CPSまで低下させ、引続きN−メチル
−2−ピロリドンで溶液粘度が1050PSになるよう
に今釈した。このポリアミド酸溶液の固形分濃度は、1
0.5重量%であった。
ェニルテトラカルボン酸二無水物29.4g(0,1モ
ル)と2・2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン39.57g(0,0965モル)と
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
0.87 g(0,0035モル)ざらにN−メチル−
2−ピロリドン279.4gを加え、−30℃以下(特
に室温付近ないしそれに近い温度)に保ちながら攪拌し
た。これによって重合反応はすみやかに進行し、反応系
の粘度が上昇し、固形分濃度19.9重量%、溶液粘度
が20000000PS以上のポリアミド酸溶液を作っ
た。次にこれを60℃に保ち、加熱・熟成を行ない溶液
粘度を3000CPSまで低下させ、引続きN−メチル
−2−ピロリドンで溶液粘度が1050PSになるよう
に今釈した。このポリアミド酸溶液の固形分濃度は、1
0.5重量%であった。
比較例2
実施例1と同様の反応容器に、実施例1で得られた3・
3′°4・4−ビフェニルテトラカルボン酸ジメチルエ
ステル35.8g(0,1モル)と、4・4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル19.3 g(0,0965モル
)と、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサン0.87g(0,0035モル)とをN−メチル
−2−ピロリドン49.6g中に加え、40℃で2時間
攪拌して固形分濃度49.3重量%、溶液粘度110C
PSのポリイミド形成用塗布溶液を作製した。上記実施
例1〜4、比較例1〜2により得られた塗布溶液を、該
溶液を構成する溶媒にて順次希釈し、所定濃度に於ける
粘度(25℃±1℃にて測定)グラフ化した結果を第6
図に示す。
3′°4・4−ビフェニルテトラカルボン酸ジメチルエ
ステル35.8g(0,1モル)と、4・4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル19.3 g(0,0965モル
)と、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサン0.87g(0,0035モル)とをN−メチル
−2−ピロリドン49.6g中に加え、40℃で2時間
攪拌して固形分濃度49.3重量%、溶液粘度110C
PSのポリイミド形成用塗布溶液を作製した。上記実施
例1〜4、比較例1〜2により得られた塗布溶液を、該
溶液を構成する溶媒にて順次希釈し、所定濃度に於ける
粘度(25℃±1℃にて測定)グラフ化した結果を第6
図に示す。
次に実施例1〜4、比較例1〜2で得られた溶液を角形
チップ形状を有する高圧シリコンダイオードのP−N接
合面゛上に、リードフレームの一部を含んではけ塗りで
塗布し、乾燥・硬化後エポキシ樹脂モールド材で封止し
て半導体装置とした。
チップ形状を有する高圧シリコンダイオードのP−N接
合面゛上に、リードフレームの一部を含んではけ塗りで
塗布し、乾燥・硬化後エポキシ樹脂モールド材で封止し
て半導体装置とした。
第1表には、その乾燥・硬化条件、初期特性(順方向電
圧、良品率、逆方向耐電圧良品率・・・・・・・・・試
料100ケ中の良品数で示す)および121℃・2at
rnのスチーム・プレッシャー・クツカー試験(PCT
と略す)後の逆方向漏れ電流良品率を調べた結果を示す
。嘱陶−急@m1ll−閤−日−−曹1−〜 支環でき、このため、エッチでの放電を防止でき、初期
良品率が向上できる。また第5図に示すように本実施例
で得た溶液を高圧トランジスタの絶縁皮膜として適用し
た場合にも、同様の効果が認められた。また上記実施例
1〜4、比較例1〜2により得られた塗布溶液を、該溶
液を構成する溶媒にて順次希釈し所定濃度に於ける粘度
(25℃±l″CKで測定)を測定しグラフ化した結果
を第6図に示す。
圧、良品率、逆方向耐電圧良品率・・・・・・・・・試
料100ケ中の良品数で示す)および121℃・2at
rnのスチーム・プレッシャー・クツカー試験(PCT
と略す)後の逆方向漏れ電流良品率を調べた結果を示す
。嘱陶−急@m1ll−閤−日−−曹1−〜 支環でき、このため、エッチでの放電を防止でき、初期
良品率が向上できる。また第5図に示すように本実施例
で得た溶液を高圧トランジスタの絶縁皮膜として適用し
た場合にも、同様の効果が認められた。また上記実施例
1〜4、比較例1〜2により得られた塗布溶液を、該溶
液を構成する溶媒にて順次希釈し所定濃度に於ける粘度
(25℃±l″CKで測定)を測定しグラフ化した結果
を第6図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図A1−第2図Aおよび第4図は従来技術の半導体
装置の一例を説明するための説明図であり縦断面図とし
て示されている。第3図および第5図は本発明の方法を
用いて得られた半導体装置の実例を説明するための説明
図であり縦断面図として示されている。 第1図B1第2図Bおよび第3図Bは、第1図A1第2
図A1第3図Aにおいて各々x−x’線、y−fm、Z
−2’線に沿って切断し矢印方向よりみた横断面図であ
る。 第6図は本発明の塗布溶液の固形分濃度と溶液粘度との
関係を示すグラフである。 4・・・半導体素子、1aslb−リード線、6・・・
ポリイミ ド膜
装置の一例を説明するための説明図であり縦断面図とし
て示されている。第3図および第5図は本発明の方法を
用いて得られた半導体装置の実例を説明するための説明
図であり縦断面図として示されている。 第1図B1第2図Bおよび第3図Bは、第1図A1第2
図A1第3図Aにおいて各々x−x’線、y−fm、Z
−2’線に沿って切断し矢印方向よりみた横断面図であ
る。 第6図は本発明の塗布溶液の固形分濃度と溶液粘度との
関係を示すグラフである。 4・・・半導体素子、1aslb−リード線、6・・・
ポリイミ ド膜
Claims (3)
- (1)半導体素子表面にポリイミド形成用塗布溶液を塗
工し、加熱硬化させることによりポリイミド皮膜を形成
させる方法において、該塗布溶液が、(a)次の一般式
(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(1) (ただし、R_1、R_2は水素または炭素数が1〜4
のアルキル基またはCF_3を示し、互いに同じであっ
ても異っていてもよい。R_3、R_4、R_5、R_
6は水素またはハロゲンまたは炭素数1〜4のアルキル
基であり、互いに同じであっても異っていてもよい。)
で示される4核体ジアミン99〜80モル%と次の一般
式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(2) (ただし、R_7は二価の有機基、R_8は一価の有機
基を示し、nは1〜1000の整数である) で示されるジアミノシロキサン1〜20モル%よりなる
ジアミン成分と、(b)芳香族テトラカルボン酸エステ
ルを、略等モルの割合で不活性溶剤中に溶解してなる溶
液であることを特徴とする半導体素子表面への皮膜形成
方法。 - (2)芳香族テトラカルボン酸エステルが3・3′・4
・4′−ビフェニルテトラカルボン酸エステルである特
許請求の範囲第1項記載の皮膜形成方法。 - (3)ポリイミド形成用塗布溶液の固形分濃度が、溶液
粘度100CPS(25±0.1℃)としたとき、40
重量%以上である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の皮膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59163700A JPS6142142A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 半導体素子表面への皮膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59163700A JPS6142142A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 半導体素子表面への皮膜形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6142142A true JPS6142142A (ja) | 1986-02-28 |
JPH0329174B2 JPH0329174B2 (ja) | 1991-04-23 |
Family
ID=15778950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59163700A Granted JPS6142142A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 半導体素子表面への皮膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6142142A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62183127A (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-11 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
JP2006060005A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 発光装置及びその製造方法 |
JP2018182199A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 三井化学株式会社 | 半導体用膜形成用組成物、半導体用膜形成用組成物の製造方法、半導体用部材の製造方法、及び半導体用工程材の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57143327A (en) * | 1981-02-27 | 1982-09-04 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Production of siloxane-modified polyimide precursor |
JPS5976451A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
-
1984
- 1984-08-02 JP JP59163700A patent/JPS6142142A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57143327A (en) * | 1981-02-27 | 1982-09-04 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Production of siloxane-modified polyimide precursor |
JPS5976451A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62183127A (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-11 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
JP2006060005A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 発光装置及びその製造方法 |
JP2018182199A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 三井化学株式会社 | 半導体用膜形成用組成物、半導体用膜形成用組成物の製造方法、半導体用部材の製造方法、及び半導体用工程材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329174B2 (ja) | 1991-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4255471A (en) | Coating solution of polyetherimide-forming monomers in a solvent system including water | |
US6538093B2 (en) | Polyimide silicone resin, process for its production, and polyimide silicone resin composition | |
JP3136942B2 (ja) | ポリイミドシロキサンの組成物 | |
US4157996A (en) | Coating solution of polyetherimide-forming monomers | |
JP3243963B2 (ja) | ポリイミドシロキサン組成物 | |
US5041513A (en) | Polyimide resin compositions | |
JP2024028330A (ja) | ポリイミド前駆体樹脂組成物 | |
JPS5813088B2 (ja) | シロキサン変性ポリイミド前駆体の製造法 | |
EP1803762A1 (en) | Heat-resistant resin | |
JPH0377228B2 (ja) | ||
CN112500570B (zh) | 柔性显示器件及显示器用聚酰胺酸清漆、聚酰亚胺薄膜 | |
US5604041A (en) | Method of making free-standing polyimide film | |
KR101750463B1 (ko) | 포지티브형 감광성 수지 조성물, 감광성 수지막, 및 표시 소자 | |
JPS6040705B2 (ja) | 電子回路の保護被覆形成方法 | |
US6218496B1 (en) | Polyimidesiloxane adhesive | |
JP7052384B2 (ja) | 仮保護膜用樹脂組成物、およびこれを用いた半導体電子部品の製造方法 | |
JPS6142142A (ja) | 半導体素子表面への皮膜形成方法 | |
JPH0219862B2 (ja) | ||
US4215157A (en) | Process for preparing polyetherimide coatings | |
JPS62253621A (ja) | ポリイミド樹脂 | |
US5376733A (en) | Precursor composition capable of yielding a polyimidesilicone resin | |
TWI725415B (zh) | 含矽化合物 | |
JPH0329292B2 (ja) | ||
JP7506152B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP6065495B2 (ja) | 電子部品およびパワー半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |