JPS6141582A - 感熱式多色プリンター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフレームと、印字用紙支持体にそって移動する
ことのできるキャリジとから成り、該キャリジが加熱要
素を具備する感熱式印字ヘッドを担持すると共に、巻出
スプールから巻出されて巻取スプールにより巻取られる
インキリボンを担持する感熱式多色プリンターに関する
。

このタイプの感熱式プリンターであって、たとえば、黒
色、黄色、シアン色、及びマゼンタ色の各色から成り、
予め定められた順序で縦方向に配置した色帯域を具備す
るインキリボンを包含するプリンターが周知である。色
を切換えようとするとき、インキリボンを、所望の色を
具えた次の色帯域まで移動させることが必要である。そ
の結果、どちらかと言えば長い待ち時間と、未使用リボ
ンの相当量の消費とを生じることになる。

別の感熱式多色プリンターとしては、垂直方向に積み重
ねた３本乃至４本の色帯から成るインキリボンを具備す
るものがある。このプリンターの場合は、その案内フォ
ークがインキリボンを上下させて所望の色帯を加熱要素
と対向する位置にもたらすようにしている。このタイプ
のプリンターも、インキリボンを過剰に消費するという
欠点から免ぬかれることができない。

本発明の目的は、印字する色の迅速な切換を確保しつつ
、なおインキリボンの消費を最少量に制限することの可
能な感熱式多色プリンターを創造することに在る。この
目的を達成するため、本発明のプリンターは、キャリジ
が２つの部分から成り、第１の部分が感熱式印字ヘッド
を担持し、第２の部分が感熱式ヘッドと対向して高さの
異なるレベルに配置された数本の、独立なインキリボン
を支持し、インキリボンのうちのどれかを加熱要素と対
向させて配置するように第２の部分を第１の部分に対し
て相対的に動かすことを可能にする色選択機構をキャリ
ジが包含する点に特徴が存するように構成される。

つぎに、添付図面を参照して、本発明の目的であるプリ
ンターの一実施例を、例示として説明する。

本発明の感熱プリンターは、側壁１ａ、ｌｂを具備する
フレーム１、プラテン４（第４図）、及び熱転写により
印字を行なうヘッド３を担持したキャリジ２を包含する
。キャリジ２は、下部５と、２本のボルト７ａと７ｂと
から成る蝶番ピン７に沿って下部５に蝶着された上部６
とから構成される。

固定した横棒８とフレームの側壁１ａ、ｌｂの軸受１２
の支持する自在棒１１とによって横架された下部５は、
車輪９．１０によって一ト記横捧に沿って摺動する。キ
ャリジ２は、２本のリベット１６でキャリジの底面に締
結した駆動ベルトを動かすモータ１３により駆動される
。このベルト１４は、側壁１ｂに取付けられた張り車１
５により張力を賦与される。

感熱式印字ヘッド３は垂直列状配置の加熱要素３ａ（第
４図）を包含し、各加熱要素は図示してない制御ユニッ
トに接続されている。この制御ユニットは、印字信号の
ため上記加熱要素中を流れる電流によって、温度と圧力
の作用の下で、インキリボンからのインキが印字用紙２
０上の所定位置に熱転写されるようにする。

感熱ヘッド３は、２本のポルト２２　（第２図と第６図
）によりキャリジ２の下部５に枢着された支持部２１に
よって支持される。動作レバー２３が支持部２１と同体
に構成されていて、ばね２４の作用を受けている。この
レバー２３によって、印字ヘッド３はプラテン４に向か
う方向に引張られている。キャリジの側壁５ａの一方に
枢着されたカム２５は歯車２６と同体に構成されていて
、このカムが印字ヘッド３をばね２４の作用に抗してプ
ラテン４から離隔させる。カム２５の回転は、歯車２６
と歯合する歯車２７を相対角度を一定にして回転自在に
担持する自在棒１１によって制御される。フレームに取
付けられたモータ（図示せず）が自在棒１１を駆動し、
そうすることにより感熱ヘッド３を制御して、印字を行
なう時には感熱ヘッドをプラテン４に当接させ、印字を
行なわない時には感熱ヘッドをプラテン４から離隔させ
る。

キャリジの上部６は、４本のインキリボン３０乃至３３
（第１図）を担持する支持板を包含する。

黒色インキリボンがカセット４４に収容されていて、こ
のカセットの中で上記黒色インキリボンは巻取スプール
の上に並列されている上部巻出スプール４２から巻出さ
れて下部巻取スプール４３により巻取られる（第７図）
。このカセット４４は、板ばね２９により上部６　（の
支持板６′上）に固定されている。

黄色、シアン色、及びマゼンタ色に対応する３本のリボ
ン３１乃至３３が巻出スプール３４乃至３６から巻出さ
れて、巻取スプール３７乃至３９により巻取られる。上
記スプールは、黒色リボン３０を一番高い位置にして、
リボン３０乃至３３がリボンガイド４０及び４１にそっ
て４つの異なる高さにくるように、−上部６の支持板６
′の前面から背面に向かうにつれて高さの増す３つのレ
ベルに配設される（第４図）。支持板６′を蝶番ピン７
の軸線の回りに回動させることにより、リボン３０乃至
３３は加熱要素３ａと対向する位置にもたらされる。こ
のようにするため、本発明のプリンターは色選択機構４
５を包含する（第５図）。

色選択機構４５はフレームｌの側壁５ｂに固着されたモ
ータ４６を包含し、このモータが歯車４９を駆動し、今
度はこの歯車が支持板６′と同体に構成された軸４８に
取付けた歯付カム４７と歯合する。モータ４６は中央、
制御ユニット（図示せず）により制御されるようになっ
ているため、カム４７の回転により印字する色を選択し
て定めることを可能にする。

インキリボン３０乃至３３用の駆動機構５０は、ばね５
２を介してフレームｌの２つの側壁１ａと側壁１ｂとの
間に張設されたコード５１を包含する。このコード５１
は、支持板８に取付けられたローラ５３に巻装されてい
る。ローラ５３は、同軸歯車５４を伴ったフリーホイー
ル装置（図示せず）と共働して、キャリジ２が印字の行
なわれる方向に左側から右側へ移動する時同期ベルト５
５を駆動する。キャリジが右側から左側へ移動するとき
、ローラ５３は空転する。

駆動ベルト５５が、今度は、巻取スプール３７乃至３９
と４３とを駆動するための４個の歯車５６乃至５９と共
働する。上記スプールのハブ６０が巻取スプール駆動軸
６１　（第４図）に冠着されていて、かかる駆動軸の各
軸は摩擦クラッチ６５を介して歯車５６乃至５９の１つ
の歯車と連接している。摩擦クラッチは２つのディスク
６６．６７から成り、かかるディスクの一方は歯車５６
乃至５９の１つの歯車と同体に構成され、もう一方のデ
ィスクは駆動軸６１の１つの駆動軸と同体に構成されて
いる。ばね６８が２つのディスク６６．６７を引き寄せ
て互に当接させている。同期ベルト５５の張力は、張り
車６９により調節される。

巻出スプールのハブが巻出スプール駆動軸７０（第８図
）に冠着されていて、かかるスプール駆動軸の各駆動軸
はコイルばね７１を包含し、このばねの１端は駆動軸７
０と同体に構成されているのに対して、他端は支持板６
′に接して載置されている。コイルばね７１の制動力は
、ディスク式摩擦クラッチ６５により賦与される摩擦力
よりも大きい。従って、印字へンド３がプラテン４と接
触する位置から外されるとき、リボン３０乃至３３のど
れもがそれによって動くことはない。他方、印字ヘッド
３がリボン３０乃至３３の何れか一つのリボンをプラテ
ン４に載った印字用紙２０に押しつけているとき、問題
のリボンはキャリジ２の移動につれて前進する。それ故
に、クラッチ６５の摩擦力と、リボンを印字ヘッド３と
プラテン４との間に保持する力との和は、コイルばね７
１により加えられている制動力よりも大きい。

このような構成にするため、印字を行なうとき実際に使
用されるリボンだけが巻出される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプリンターの平面図、第２図はキャリ
ジの下部の平面図、第３図はキャリジの上部の平面図、
第４図は第１図の線ＩＶ−ＴＶにそったキャリジの側面
図、第５図は第２図の線ｖ−■にそった断面図、第６図
は第２図の線Ｖｌ−Ｖｌにそった断面図、第７図は黒色
リボン用カセットの正面図、第８図は第３図の綿■−■
にそった断面の特徴を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フレームと印字用紙支持体にそって移動することの
   できるキャリッジとから成り、該キャリジが加熱要素を
   具備する感熱式印字ヘッドを担持すると共に、巻出スプ
   ールから巻出されて巻取スプールにより巻取られるイン
   キリボンを担持する感熱式多色プリンターにおいて、キ
   ャリジが２つの部分から成り、第１の部分が感熱式印字
   ヘッドを担持し、第２の部分が感熱式印字ヘッドと対向
   して異なるレベルに配置された数本の独立なインキリボ
   ンを支持し、インキリボンのうちのどれかを加熱要素と
   対向させて配置するように第２の部分を第１の部分に対
   して相対的に動かすことを可能にする色選択機構をキャ
   リジが包含することを特徴とするプリンター。 ２、キャリジの上記第２の部分が、印字ヘッドから離さ
   れた方の、キャリッジの側に位置する枢軸により、上記
   第１の部分に蝶着された支持板を包含する特許請求の範
   囲第１項に記載のプリンター。 ３、上記支持板が、その中間部分に、巻取スプールの上
   に並置した巻出スプールに巻付けた黒色インキリボンを
   収容するカセットを支持するように構成した特許請求の
   範囲第１項に記載のプリンター。 ４、色選択機構が上記第２の部分と同体に構成した軸に
   枢着されたカムを包含する特許請求の範囲第１項乃至第
   ３項の何れかに記載のプリンタ５、回転すると、巻取ス
   プールの取付けられている駆動軸を駆動することのでき
   る駆動輪と共働する駆動ベルトを包含するインキリボン
   用駆動機構をその上に包含し、上記駆動ベルトがフレー
   ムの両側壁に２端の固着されている張設コードを巻装す
   るローラにより駆動される特許請求の範囲第３項に記載
   のプリンター。 ６、ベルトと共働する小駆動輪をその上に包含し、この
   小駆動輪がフリーホィール装置を介して上記ローラに連
   結されているのでキャリジが印字の行なわれる方向に移
   動するときベルトは駆動され、キャリジが反対方向に移
   動するときベルトは駆動されることのない特許請求の範
   囲第５項に記載のプロッター。 ７、キャリジの第１の部分に枢着された支持部材に印字
   ヘッドを固着し、この印字ヘッドを、印字の行なわれて
   いる間は印字用紙支持体に当接させるが、印字終了後は
   解放させるようにする制御装置をその上に包含する特許
   請求の範囲第１項乃至第６項の各項の何れかに記載のプ
   リンター。 ８、インキリボンを制動し弾性的に戻す装置を具備する
   巻出スプール駆動軸に巻出スプールを装着し、摩擦クラ
   ッチ装置により巻取スプール駆動軸をすべて上記駆動輪
   に連接させ、インキリボンが印字ヘッドと印字用紙支持
   体との間に締付けられているときで、しかもキャリジが
   印字の行なわれる方向に移動するときに限ってインキリ
   ボンが駆動されるように上記制動装置の制動力をクラッ
   チ装置の摩擦力よりも大きくした特許請求の範囲第６項
   または第７項に記載のプリンター。