JPS6141462A - 輸液器具における流量調整装置 - Google Patents

輸液器具における流量調整装置

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JPS6141462A
JPS6141462A JP16259284A JP16259284A JPS6141462A JP S6141462 A JPS6141462 A JP S6141462A JP 16259284 A JP16259284 A JP 16259284A JP 16259284 A JP16259284 A JP 16259284A JP S6141462 A JPS6141462 A JP S6141462A
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JP
Japan
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infusion
infusion pipe
pipe
adjuster
groove
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JP16259284A
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昭壽 深井
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Fukai Kogyo KK
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Fukai Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上夏肌朋分界 本発明は流量調整装置、さらに詳しくは病院等において
輸液器具を用いて患者に薬液を点滴輸液する際、輸液す
る薬液の滴数を調整するための輸液器具における流量調
整装置に関するものである。
従来豊肢血 病院等において輸液器具を用いて患者に点滴輸液する場
合、輸液する薬液の滴数は一定に調整維持することが必
要である。第9図乃至第14図は輸液する薬液の滴数を
調整するための流量調整装置を示したもので、同図にお
いて、(1)は患者に薬液を点滴輸液するための柔軟性
を有する輸液パイプで、この輸液パイプ(1)は、第1
4図に示す如く一端に装着した針(2)を液体貯溜容器
たる点滴容器(3)のゴム栓(4)に刺入して該点滴容
器(3)に接続し、他端に患者の身体に刺入する針(図
示省略)を装着したものである。(5)は断面コ字形状
に一体成形した調整具本体で、これは底部(6)に底面
を傾斜面(7)としたパイプ挿通用の凹溝(8)を形成
し、かつ、側壁(9)(9)に長手方向にのびるガイド
溝(10)  (10)を形成したもので、長手方向両
側端面(11)  (11)及び上面(12)は開放し
ている。(13)は両側に突出したピン(14)  (
14)を調整具本体(5)のガイド溝(10)  (1
0)に嵌め込んで該調整具本体(5)に長平方向にそっ
て回転移動可能に装着した調整軸で、この調整輪(13
)を適宜移動させることによって輸液パイプ(1)の押
圧部位を変更し、点滴容器(3)内に封入した薬液(1
5)が通流する輸液パイプ(1)の流路(1a)の断面
積を調整する。尚、第14図において、符号(16)は
ゴム栓(4)に垂設した空気パイプで、点滴輸液時には
該ゴム栓(4)に針(17)を刺入して空気パイプ(1
5)に挿入し、点滴容器(3)内に空気をおくりこむ。
発■寿”しよ゛と−る冊題一点。
点滴容器(3)に封入された薬液(15)の患者に対す
る輸液量の調整は、上述のように調整輪(13)により
輸液パイプ(1)を押圧することによって行なっている
。ところが、従来の調整具本体(5)の如く凹溝(8)
の幅寸法が輸液パイプ(1)の変形を規制しない様に比
較的大きく設定されている場合、調整輪(13)によっ
て輸液パイプ(1)を押圧すると第15図(a)の如く
偏平状に変形するが、この変形状態が長時間続くとクリ
ープ現象によってその変形が増大し、輸液パイプ(1)
の長手方向への伸びとも相俟って輸液パイプ(1)の流
路(1a)の断面積が第15図(b)の如く小さくなる
。そのため時間の経過に伴ない点滴輸液される薬液(1
5)の滴数が輸液初期に比べて次第に減少し、時には輸
液パイプ(1)の流路(1a)が完全に閉塞し輸液され
ないことがあった。このように薬液(15)の輸液量が
減少等すると、従来は看護婦が調整輪(13)を適宜回
転移動させて輸液量を再調整していたが、この再調整作
業はきわめて煩雑であった。
また、上記の欠点を解消するため、第16図の如く調整
具本体(5)の凹溝(8)を、輸液パイプ(1)の一定
以上の変形を両側より規制し得る幅寸法に形成したもの
が提案されている。
これによれば調整軸(13)によって輸液パイプ(1)
を押圧したとき、該輸液パイプ(11)の両側方向への
変形は第16図の如く凹溝(8)の側壁(1B)  (
1B)により規制される。しかし、m整軸(13)によ
る押圧が長時間続くと前記従来例と同様にクリープ現象
によって変形が増大し、輸液パイプ(1)の長手方向へ
の伸びとも相俟って輸液パイプ(1)の流路(la)の
断面積が第13図(b)の如(小さくなって薬液(15
)の輸液量が次第に減少し、輸液量を再調整しなければ
ならないという欠点があった。
トオη・′ るための1 本発明は、一端が液体貯溜容器(3)に接続され、かつ
、他端が開放した柔軟性を有する輸液パイプ(21)と
、輸液パイプ挿通用の凹溝(25)を有する断面コ字状
の調整具本体(22)と、調整具本体(22)に長平方
向にそって移動可能に装着され、かつ、移動に伴ない輸
液パイプ(21)に対する押圧力が適宜調整されて該輸
液パイプ(21)を圧縮変形させる調整輪(30)と、
調整具本体ヒ22)の凹溝(25)に保持した輸液パイ
プ(21)の変形部位に接触するように凹溝に設けられ
、かつ、上記の輸液パイプ(21)よりクリープ性の大
きな素材からなる所定長さの緩衝材(32)とで構成し
たものである。
災路桝 第1図乃至第4図は本発明の実施例を示したものである
。同図において、(21)は患者に薬液(15)を点滴
輸液するための柔軟性を有する、 輸液パイプで、この
輸液パイプ(21)の一端は針を介して第11図に示す
液体貯溜容器たる点滴容器(3)に接続し、他端は患者
の身体に刺入する針を介して外部に開放したものである
(22)は断面コ字形状に一体成形した調整具本体で、
これは底部(23)に、底壁(24)を傾斜面とし、か
つ輸液パイプ(21)の一定以上の変形を両側より規制
し得る幅寸法とした輸液パイプ挿通用の凹溝(25)を
形成し、又側壁(26)(26)の内面に長手方向に延
びるガイド溝(27)(27)を形成したもので、長手
方向両側端面(28)  (28)及び上面(29)は
開放している。
(30)は両側に突出したピン(31)  (31)を
調整具本体(22)のガイド溝(27)  (27)に
嵌め込んで該調整具本体(22)に長手方向にそって回
転移動可能に装着した調整輪で、この調整輪(30)を
適宜移動させることによって輸液パイプ(21)を押圧
しその流路(21a )の断面積を調整する。(32)
は調整具本体(22)の凹溝(25)の底壁(24)に
添設した所定長さの緩衝材で、これは輸液パイプ(21
)よりもクリープ性の大きな素材、例えばゴム、プラス
チック或いは発泡体等を素材としたものである。尚、緩
衝材(32)は、第4図(a)の如く平板形状のもの、
同図(b)の如(上面部(33)の幅方向両側部位に膨
隆部(34)  (34)を形成したもの、或いは同図
(C)の如く上面部(33)を断面円弧状に形成したも
の等任意の形状のものを使用する。
而して、薬液(15)の輸液量を調整する場合は、調整
輪(30)を長手方向に適宜回転移動しく7) て調整具本体(22)の所望位置に位置決め保持し、凹
a (25)に挿通した輸液パイプ(21)の所定部位
を押圧する。上記調整輪(30)の押圧力によって輸液
パイプ(21)の押圧部位は調整具本体(22)の凹溝
(25)の側壁(2B)  (26)にて規制されなが
ら変形し、薬液(15)の流路(21a )を形成する
。同時に緩衝材(32)には、輸液パイプ(21)を介
して上記調整@ (30)の押圧力と、変形した輸液パ
イプ(21)の復元押圧力とが作用する。すると緩衝材
(32)は上述のように輸液パイプ(21)よりもクリ
ープ性が大きいため、時間の経過に伴ない緩衝材(32
)は輸液パイプ(21)の復元押圧力によりひずみが増
大して第3図(b)の如く上面部(33)が下方に押し
込まれ、他方輸液パイプ(21)の下面部(21b ’
)が緩衝材(32)の方に押し出される。これにより輸
液パイプ(21)の流路(21a )は、該輸液パイプ
(21)の長手方向への伸びにもかかわらず、その断面
積が輸液初期と略同−に保たれる。その結果薬液(15
)の輸液量は時間が経過しても輸液初期と略同−に維持
することができ、一定時間の経過後に輸液量を再調整す
る必要は全くない。
第5図は本発明の他の実施例を示したものである。本実
施例は前記緩衝材(32)の上方位置において輸液パイ
プ(21)の上面部(21c )に緩衝材(35)を添
設し、該緩衝材(35)を介して輸液パイプ(21)を
調整輪(30)により押圧する様にしたものである。
第6図は本発明の更に他の実施例を示したものである。
本実施例は調整具本体(22)の凹溝(36)の幅寸法
を、輸液パイプ(21)の変形を規制しない様に比較的
太き(設定した場合を示したものである。そして、調整
輪(30)により輸液パイプ(21)を押圧すると、輸
液パイプ(21)は側壁(26)  (26)にて規制
されることなく変形し、薬液(15)の流路(21a 
)を形成する。同時に緩衝材(32)には、調整輪(3
0)の押圧力と、変形した輸液パイプ(21)の復元押
圧力とが作用するが、緩衝材(32)は上述のように輸
液パイプ(21)よりもクリープ性が大きいため、時間
の経過に伴ない前記第1の実施例と同様番こ、gJ6図
(b)の如く緩衝材(32)の上面部(33)が下方に
押し込まれ、他方輸液パイプ(21)の下面部(21b
 )が緩衝材(32)の方に押し出される。これにより
輸液パイプ(21)の流路(21a )は、該輸液パイ
プ(21)の長手方向への伸びにもかかわらず、その断
面積が輸液初期と略同−に保たれる。その結果薬液(1
5)の輸液量は時間が経過しても輸液初期と略同−に維
持することができ、一定時間の経過後に輸液量を再調整
する必要は全くない。
第7図は更に他の実施例を示したものである、本実施例
は第6図に示した緩衝材(32)の上方位置において輸
液パイプ(21)の上面部(21c )に緩衝材(35
)を添設し、該緩衝材(35)を介して輸液パイプ(2
1)を調整輪(30)により押圧する様にしたものであ
る。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるわけではなく、
素材の異なった2つの緩衝材を重ねて使用するようにし
てもよい。また、上記各実施例では輸液パイプの下面部
側のみ及び上下面部にi衝打を設けた場合を示したが、
本発明はこれに限定されるわけではなく、輸液パイプの
上面部側にのみ緩衝材を設けてもよい。
第8図は輸液パイプ(21)の変形部位に筒状のIfi
材(37)を嵌め込んだものである。この緩衝材(37
)は輸液パイプ(21)よりもクリープ性の大きな素材
、例えばゴム、プラスチック或いは発泡体等を素材とし
たものである。尚、上記緩衝材(37)は全体を同一素
材で製作してもよいが、両側面部位と上下面部位との素
材を異ならしめ、輸液パイプ(21)の両側方向への一
定以上の変形を規制し得るようにしてもよい。
血所勿班来 本発明に係る装置を使用して病院等において患者に点滴
輸液すれば、輸液後一定時間が経過しても輸液量が減少
するようなことがなく、輸液初期の薬液の滴数を維持す
ることができる。
したがって、薬液の輸液時には最初に輸液量を調整すれ
ば、その後看護婦が輸液量を再調整する必要はなく、看
護婦の手間を大幅に省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の側面断面図、第2図は正面
断面図、第3図(a)(b)は本発明に係る装置の要部
拡大断面説明図、第4図(a)(b)(c)は緩衝材の
具体例を示した断面説明図、第5図は本発明の他の実施
例を示した要部拡大断面説明図、第6図乃至第8図は本
発明のさらに他の実施例を示した要部拡大断面説明図で
ある。第9図は従来の流量關整装置の斜視図、第10図
は正面断面図、第11図は側面図、第12図は側面断面
図、第13図は輸液パイプの押圧前の断面図、第14図
は液体貯溜容器の断面説明図、第15図(a)(b)は
輸液パイプの押圧状態を示した第1の従来例の断面説明
図、第16図(a)(b)は第2の従来例の断面説明図
である。 (3) −液体貯溜容器、(21) −輸液バイブ、(
21b ) −下面部、(21c )−士面部、(22
)−調整具本体、(25)  (36)−凹溝、(30
)−・−調整輪、(32)−・−緩衝材。 特 許 出 願 人 フカイエ業株式会社代    理
    人  江   原   省   吾〃    
    江   原       秀手続補正書 昭和59年 8月 8日 昭和59年7月31日付提出の特許願 2、発明の名称 輸液器具における流量調整装置3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 名称フカイエ業株式会社 4、代理人 畢55G 住 所 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目15番26号大
阪商エビルア階 氏 名(6458)弁理士 江  原  省  吾(ほ
か1名) 5、補正の対象 明 細 書 6、補正の内容 明細書中 ■、特許請求の範囲を下記の通り補正する。 「(1)一端が液体貯溜容器に接続され、かつ、他端が
開放した柔軟性を有する輸液パイプと、輸液パイプ挿通
用の凹溝を有する断面コ字状の調整具本体と、調整具本
体に長手方向にそって移動可能に装着され、かつ、移動
に伴ない輸液パイプに対する押圧力が適宜調整されて該
輸液パイプを圧縮変形させる調整輪と、調整具本体の凹
溝に保持した輸液パイプの変形部位に接触するように凹
溝に設けられ、かつ、クリープ性の鼓素材からなる所定
長さの緩衝材とで構成したことを特徴とする輸液器具に
おける流量調整装置。」 ■、第6頁第3行〜第4行および第8頁第10行〜第1
2行、第11頁第8行〜第9行 「かつ、上記の輸液パイプ(21)よりクリープ性の大
きな素材」を 「かつ、クリープ性のn素材」と補正する。 ■、第7頁第10行および第10頁第1行の「輸液パイ
プ(21)よりも」を削除する。 手続補正書 昭和  年  月  日 1、事件の表示 昭和59年特許願第162592号 2、発明の名称 輸液器具における流量調整装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称フカイエ業株式会社 4、代理人 畢550 住 所 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目15番26号大
阪商エビルア階 氏 名(645B)弁理士 江  原  省  吾(ほ
か1名) 5、補正の対象 明 細 書 6、補正の内容 明細書全文を別紙の通り補正する。 明      細      書 ■1発明の名称 輸液器具における流量調整装置 2、特許請求の範囲 (1)一端が液体貯溜容器に接続され、かつ、他端が開
放した柔軟性を有する輸液パイプと、輸液パイプ挿通用
の凹溝を有する断面コ字状の調整具本体と、調整具本体
に長手方向にそって移動可能に装着され、かつ、移動に
伴ない輸液パイプに対する押圧力が適宜調整されて該輸
液パイプを圧縮変形させる調整輪と、調整具本体の凹溝
に保持した輸液パイプの変形部位に接触するように凹溝
に設けられ、かつ、クリープ性のある素材からなる所定
長さの緩衝材とで構成したことを特徴とする輸液器具に
おける流量調整装置。 3、発明の詳細な説明 産業上911」」F 本発明は流量調整装置、さらに詳しくは病院等において
輸液器具を用いて患者に薬液を点滴輸液する際、輸液す
る薬液の滴数を調整するための輸液器具における流量調
整装置に関するものである。 災米夏拉拵 病院等において輸液器具を用いて患者に点滴輸液する場
合、輸液する薬液の滴数は一定に調整維持することが必
要である。第9図乃至第14図は輸液する薬液の滴数を
調整するための流量調整装置を示したもので、同図にお
いて、(1)は患者に薬液を点滴輸液するための柔軟性
を有する輸液パイプで、この輸液パイプ(1)は、第1
4図に示す如(一端に装着した針(2)を液体貯溜容器
たる点滴容器(3)のゴム栓(4)に刺入して該点滴容
器(3)に接続し、他端に患者の身体に刺入する針(図
示省略)を装着したものである。(5)は断面コ字形状
に一体成形した調整具本体で、これは底部(6)に底面
を傾斜面(7)としたパイプ挿通用の凹溝(8)を形成
し、かつ、側壁(9)(9)に長手方向にのびるガイド
溝(10)  (10)を形成したもので、長手方向両
側端面(11,)  (11)及び上面(12)は開放
している。(13)は両側に突出したピン(14)  
(14)を調整具本体(5)のガイド溝(10)  (
10)に嵌め込んで該調整具本体(5)に長手方向にそ
って回転移動可能に装着した調整輪で、この調整輪(1
3)を適宜移動させることによって輸液パイプ(1)の
押圧部位を変更し、点滴容器(3)内に封入した薬液(
15)が通流する輸液パイプ(1)の流路(1a)の断
面積を調整する。尚、第14図において、符号(I6)
はゴム栓(4)に垂設した空気パイプで、点滴輸液時に
は該ゴム栓(4)に針(17)を刺入して空気パイプ(
15)に挿入し、点滴容器(3)内に空気をおくりこむ
。 ■(1゛シよ゛とするJ照点 点滴容器(3)に封入された薬液(15)の患者に対す
る輸液量の調整は、上述のように調整輪(13)により
輸液パイプ(1)を押圧することによって行なっている
。ところが、従来の調整具本体(5)の如く凹溝(8)
の幅寸法が輪液パイプ(1)の変形を規制しない様に比
較滴大きく設定されている場合、調整軸(13)によっ
て輸液パイプ(1)を押圧すると第15図(a)の如く
偏平状に変形するが、この変形状態が長時間続くとクリ
ープ現象によってその変形が増大し、輸液パイプ(1)
の長手方向への伸びとも相俟って輸液パイプ(1)の流
路(1a)の断面積が第15図(b)の如く小さくなる
。そのため時間の経過に伴ない点滴輸液される薬液(1
5)の滴数が輸液初期に比べて次第に減少し、時には輸
液パイプ(1)の流路(1a)に完全に閉塞し輸液され
ないことがあった。このように薬液(15)の輸液量が
減少等すると、従来は看護婦が調整輪(13)を適宜回
転移動させて輸液量を再調整していたが、この再調整作
業はきわめて煩雑であった。 また、上記の欠点を解消するため、第16図の如く調整
具本体(5)の凹溝(8)を、輸液パイプ(1)の一定
収上の変形を両側より規制し得る幅寸法に形成したもの
が提案されている。 これによれば調整輪(13)によって輸液パイプ(1)
を押圧したとき、該輸液パイプ(11)の両側方向への
変形は第16図の如く凹溝(8)の側壁(18)  (
18)により規制される。しかし、調整輪(13)によ
る押圧が長時間続くと前記従来例と同様にクリープ現象
によって変形が増大し、輸液パイプ(1)の長手方向へ
の伸びとも相俟って輸液パイプ(])の流路(1a)の
断面積が第13図(b)の如く小さくなって薬液(15
)の輸液量が次第に減少し、輸液量を再調整しなければ
ならないという欠点があった。 問題点源1粗1不大181モ段 本発明は、一端が液体貯溜容器(3)に接続され、かつ
、他端が開放した柔軟性を有する輸液パイプ(21)と
、輸液パイプ挿通用の凹溝(25)を有する断面コ字状
の調整具本体(22)と、調整具本体(22)に長手方
向にそって移動可能に装着され、かつ、移動に伴ない輸
液パイプ(21)に対する押圧力が適宜調整されて該輸
液パイプ(21)を圧縮変形させる調整輪(30)と、
調整具本体(22)の凹溝(25)に保持した輸液パイ
プ(21)の変形部位に接触するように凹溝に設けられ
、かつ、クリープ性のある素材からなる所定長さの緩衝
材(32)とで構成したものである。 一]1舛 第1図乃至第4図は本発明の実施例を示したものである
。同図において、(21)は患者に薬液(15)を点滴
輸液するための柔軟性を有する輸液パイプで、この輸液
パイプ(21)の一端は針を介して第11図に示す液体
貯溜容器たる点滴容器(3)に接続し、他端は患者の身
体に刺入する針を介して外部に開放したものである。 (22)は断面コ字形状に一体成形した調整具本体で、
これは底部(23)に、底壁(24)を傾斜面とし、か
つ輸液パイプ(21)の一定収上の変形を両側より規制
し得る幅寸法とした輸液パイプ挿通用の凹溝(25)を
形成し、又側壁(26)(26)の内面に長手方向に延
びるガイド溝(27)(27)を形成したもので、長手
方向両側端面(2B)  (2B)及び上面(29)は
開放している。 (30)は両側に突出したピン(31)  (31)を
調整具本体(22)のガイド溝(27)  (27)に
嵌め込んで該調整具本体(22)に長手方向にそって回
転移動可能に装着した調整軸で、この調整軸(30)を
適宜移動させることによって輸液パイプ(21)を押圧
しその流路(21a )の断面積を調整する。(32)
は調整具本体(22)の凹溝(25)の底壁(24)に
添設した所定長さの緩衝材で、これはクリープ性の大き
な素材、例えばゴム、プラスチック或いは発泡体等を素
材としたものである。尚、緩衝材(32)は、第4図(
a)の如く平板形状のもの、同図(b)の如く上面部(
33)の幅方向両側部位に膨隆部(34)(34)を形
成したもの、或いは同図(c)の如く上面部(33)を
断面円弧状に形成したもの等任意の形状のものを使用す
る。 而して、薬液(15)の輸液量を調整する場合は、調整
輪(30)を長手方向に適宜回転移動して調整具本体(
22)の所望位置に位置決め保持し、凹溝(25)に挿
通した輸液パイプ(21)の所定部位を押圧する。上記
調整軸(30)の押圧力によって輸液パイプ(21)の
抑圧部位は調整具本体(22)の凹溝(25)の側壁(
2(i>  (26)にて規制されながら変形し、薬液
(15)の流路(21a )を形成する。同時?、こ緩
衝材(32)に番よ、輪液バ・イブ(21)を介して上
記調整輪(30)の押圧力と、変形した輸液パイプ(2
1)の復元押圧力とが作用する。すると緩衝材(32)
はクリープ性があるため、時間の経過に伴ない緩衝材(
32)は輸液パイプ(21)の復元押圧力によりひずみ
が増大して第3図(+))の如く上面部(33)が下方
に押し込まれ、他方輸液パイプ(21)の下面部(21
b )が緩衝材(32)の方に押し出される。これによ
り輸液パイプ(21)の流路(21a )は、該輸液パ
イプ(21)の長手方向への伸びにもかかわらず、その
断面積が輸液初期と略同−に保たれる。その結果薬液(
15)の輸液量は時間が経過しても輸液初期と略同−に
維持することができ、一定時間の経過後に輸液量を再調
整する必要は全くない。 第5図は本発明の他の実施例を示したものである。本実
施例は前記緩衝材(32)の上方位置において輸液パイ
プ(21)の上面部(2I C)に緩衝材(35)を添
設し、該緩衝材(35)を介し°  て輸液パイプ(2
1)を調整輪(30)により押圧する様にしたものであ
る。 第6図は本発明の更に他の実施例を示したものである。 本実施例は調整員本体(22)の凹溝(36)の幅寸法
を、輸液パイプ(21)の変形を規制しない様に比較的
大きく設定した場合を示したものである。そして、調整
輪(30)により輸液パイプ(21)を押圧すると、輸
液パイプ(21)は側壁(2B)  (26)にて規制
されることなく変形し、薬液(15)の流路(21a 
)を形成する。同時に緩衝材(32)には、調整輪(3
0)の押圧力と、変形した輸液パイプ(21)の復元押
圧力とが作用するが、緩衝材(32)は上述のようにク
リープ性が大きいため、時間の経過に伴ない前記第1の
実施例と同様に、第6図(b)の如く緩衝材(32)の
上面部(33)が下方に押し込まれ、他方輸液パイプ(
21)の下面部(21b )が緩衝材(32)の方に押
し出される。これにより輸液パイプ(21)の流路(2
1a )は、該輸液パイプ(21)の長手方向への伸び
にもかかわらず、その断面積が輸液初期と略同−に保た
れる。その結果薬液(15)の輸液量は時間が経過して
も輸液初期と略同−に維持することができ、一定時間の
経過後に輸液量を再調整する必要は全くない。 第7図は更に他の実施例を示したものである。本実施例
は第6図に示した緩衝材(32)の上方位置において輸
液パイプ(21)の上面部(21C)に緩衝材(35)
を添設し、該緩衝材(35)を介して輸液パイプ(21
)を調整輪(30)により押圧する様にしたものである
。 尚、本発明は上記各実施例に限定されるわけではなく、
素材の異なった2つの緩衝材を重ねて使用するようにし
てもよい。また、上記各実施例では輸液パイプの下面部
側のみ及び上下面部に緩衝材を設けた場合を示したが、
本発明はこれに限定されるわけではな(、輸液パイプの
上面部側にのみ緩衝材を設けてもよい。 第8図は輸液パイプ(21)の変形部位に筒状の緩衝材
(37)を嵌め込んだものである。この緩衝材(37)
はクリープ性のある素材、例えばゴム、プラスチック或
いは発泡体等を素材としたのである。尚、上記緩衝材(
37)は全体を同一素材で製作してもよいが、両側面部
位と上下面部位との素材を異ならしめ、輸液パイプ(2
1)の両側方向への一定以上の変形を規制し得るように
してもよい。 1髭U 本発明に係る装置を使用して病院等において患者に点滴
輸液すれば、輸液後一定時間が経過しても輸液量が減少
するようなことがなく、輸液初期の薬液の滴数を維持す
ることができる。 したがって、薬液の輸液時には最初に輸液量を調整すれ
ば、その後看護婦が輸液量を再調整する必要はなく、看
護婦の手間を大幅に省(ことができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明に係る装置の側面断面図、第2図は正面
断面図、第3図(a)(b)は本発明に係る装置の要部
拡大断面説明図、第4図(a)(b)(c)は緩衝材の
具体例を示した断面説明図、第5図は本発明の他の実施
例を示した要部拡大断面説明図、第6図乃至第8図は本
発明のさらに他の実施例を示した要部拡大断面説明図で
ある。第9図は従来の流量調整装置の斜視図、第10図
は正面断面図、第11図は側面図、第12図は側面断面
図、第13図は輸液パイプの押圧前の断面図、第14図
は液体貯溜容器の断面説明図、第15図(a)(b)は
輸液パイプの押圧状態を示した第1の従来例の断面説明
図、第16図(a)(b)は第2の従来例の断面説明図
である。 (3)−・−液体貯溜容器、(211−輸液バイブ、(
21b)−・−下面部、(2I C) ・−上面部、(
22)−・調整具本体、(25)  (36)・−凹溝
、(3o)−・−調整輪、(32)−緩衝材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端が液体貯溜容器に接続され、かつ、他端が開
    放した柔軟性を有する輸液パイプと、輸液パイプ挿通用
    の凹溝を有する断面コ字状の調整具本体と、調整具本体
    に長手方向にそって移動可能に装着され、かつ、移動に
    伴ない輸液パイプに対する押圧力が適宜調整されて該輸
    液パイプを圧縮変形させる調整輪と、調整具本体の凹溝
    に保持した輸液パイプの変形部位に接触するように凹溝
    に設けられ、かつ、上記の輸液パイプよりクリープ性の
    大きな素材からなる所定長さの緩衝材とで構成したこと
    を特徴とする輸液器具における流量調整装置。
JP16259284A 1984-07-31 1984-07-31 輸液器具における流量調整装置 Pending JPS6141462A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327259Y1 (ja) * 1965-08-16 1968-11-11
JPS552338B2 (ja) * 1970-11-20 1980-01-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327259Y1 (ja) * 1965-08-16 1968-11-11
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