JPS6140738Y2 - - Google Patents

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JPS6140738Y2
JPS6140738Y2 JP18012881U JP18012881U JPS6140738Y2 JP S6140738 Y2 JPS6140738 Y2 JP S6140738Y2 JP 18012881 U JP18012881 U JP 18012881U JP 18012881 U JP18012881 U JP 18012881U JP S6140738 Y2 JPS6140738 Y2 JP S6140738Y2
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JP
Japan
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punch
powder
fixed
floating
die
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JP18012881U
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JPS5887835U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主に粉末冶金の分野で用いられる
粉末成形用金型に関するものである。
第1図はその縦断面に段差を有する機械部品1
を模式的に例示したもので、これを粉末冶金法で
作る場合、その段差のある側を上パンチ側にして
成形しなければならない場合がしばしばある。
このような場合、一般には第2図に示すように
下パンチ4を本体4aと段差部に対応する4bと
に分割してそれぞれ所定の充填深さにセツトし、
ダイ2および下パンチで形成するキヤビテイ内に
粉末を摺り切り充填したのち、圧粉体の段差部に
対応する凸部を持つ上パンチ3を下降嵌合させ、
それと同時に下パンチ4aを上昇させてその上の
粉末を相対的に押し上げながら成形を行なうのが
普通である。なお、上パンチは成形すべき段差が
浅いときは一体でもよいが、深い場合には図示の
如く分割構成される。
しかし、この成形方式は本来段差が下側にある
圧粉体の成形に適する方式であつて、これを上述
のような使い方をすることは若干の問題がある。
即ち圧縮の過程で上下相反する粉末の流れを生じ
るためにクラツク発生のおそれがあること、本来
一体でよい筈の下パンチを分割作動させなければ
ならないことなどがそれである。
この問題の一解決策として、第3図の如く先ず
一様な深さに摺り切り充填し、次いで余分な粉末
をかき取つて成形する方式が考えられる。
ところで、この方式の実用化に際しては余分な
粉末を過不足なくかき取ることと、その跡が崩れ
ない状態で圧縮を始めることが必要であり、本件
考案者はさきに実願昭56−70613号(実開昭57−
185726号公報参照)において前者のためのかき取
り装置を提示したが、今回の考案においては後者
に係る圧縮機構を提示する。
以下、この考案をその一実施例について詳細に
説明する。
第4図はこの考案に係る粉末成形用金型の要部
を示す縦断面図で、下型はダイ2と下パンチ4で
構成され、その内に充填された粉末は図示しない
かき取り装置によるかき取り工程を終了した状態
で示されている。
一方、上パンチは圧粉体1の上端面を成形する
固定パンチ3aと凹部を成形する乳動パンチ3b
に分割して固定パンチ3aはプレスの上ラム5に
固定し、浮動パンチ3bはベース6に取り付けて
固定パンチ3aに対して上下動可能に支持すると
ともに、図示を省略したスプリングで常時下方に
押し下げてある。またベース6はその一部を横に
延長し、その端に伸縮筒7を下向きに設けてある
が、これがこの考案の特徴とするところである。
なお上パンチの“固定”および“浮動”は、プレ
スの上ラム5との相対関係を示したものである。
この伸縮筒は浮動パンチ3bのダイ2に対する
侵入深さを2段階に規制するもので、内蔵された
空圧、油圧またはスプリング機構によつて普段は
伸び切つた状態を示している。そしてその先端と
浮動パンチ3bの先端との高低差は、ダイ2内の
余分な粉末をかき取つた跡の凹みの深さに等しく
設定される。
次に装置の作動を説明する。第4図の状態から
上ラムを下降させると、先ず下方に突き出した浮
動パンチ3bを粉末のかき取り跡に嵌入し、粉末
の崩れを防止する。そして、その先端がかき取り
跡の底部に達すると同時に伸縮筒7の先端がダイ
2の上端面に接し、浮動パンチ3bの下降を一時
停止させる。この状態を第5図の左側に示す。
続いて固定パンチ3aもダイに嵌合して粉末を
圧縮しつつ下降し、やがて上ラムに設けたスペー
サー8がベース6に当接する。スペーサーの長さ
は、この時点で固定、浮動両パンチのレベル差が
圧粉体の所望の段差と一致するように設定され、
一方、伸縮筒7の反発力は浮動パンチ3bを支持
するには充分であるが、プレスの上ラムの加圧力
よりは当然に弱く設定されている。従つて、この
時点以降両パンチは一体となつて伸縮筒7を圧縮
しつつ下降し、第5図右側に示す如き圧粉状態で
成形の一サイクルを終了する。
上述したように、この考案によれば固定、浮動
両パンチのダイに対する嵌入および圧粉開始時期
が伸縮筒7の作用で正確に規制され、しかもこの
過程における粉末の横方向への移動もないので、
上側に段差形状をもつ圧粉体を各部一様な密度に
容易に成形することができるものである。
なおこの考案の適用に際し、両上パンチおよび
伸縮筒の長さを適宜設定することにより、第6図
に模式的に示す形状の圧粉体も成形可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の対象とする圧粉体の形状を
例示する図面、第2図および第3図は従来の成形
方式を説明する図面、第4図および第5図はこの
考案の一実施例における型構造およびその作動を
示す図面、第6図はこの考案を適用可能な圧粉体
の、前記以外の形状を例示する図面である。 1……圧粉体、2……ダイ、3a……固定パン
チ、3b……浮動パンチ、4……下パンチ、5…
…上ラム、6……ベース、7……伸縮筒、8……
スペーサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイ2および下パンチ4の形成する型孔内に充
    填され、かつその一部がかき取られた粉末を上パ
    ンチ3と下パンチ4との間に圧縮成形する粉末成
    形用金型において、上パンチが固定パンチ3aと
    浮動パンチ3bとに分割されて固定パンチ3aは
    プレスの上ラム5に固定され、浮動パンチ3bは
    その下降ストロークを規制する伸縮筒7とともに
    ベース6に取り付けられ、固定パンチに対して上
    下方向の摺動可能に支持されていることを特徴と
    する粉末成形用金型。
JP18012881U 1981-12-04 1981-12-04 粉末成形用金型 Granted JPS5887835U (ja)

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JP18012881U JPS5887835U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 粉末成形用金型

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JP18012881U JPS5887835U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 粉末成形用金型

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Publication Number Publication Date
JPS5887835U JPS5887835U (ja) 1983-06-14
JPS6140738Y2 true JPS6140738Y2 (ja) 1986-11-20

Family

ID=29976444

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JP18012881U Granted JPS5887835U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 粉末成形用金型

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JPS5887835U (ja) 1983-06-14

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