JP2526984B2 - 粉末成形方法 - Google Patents

粉末成形方法

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JP2526984B2 JP63104787A JP10478788A JP2526984B2 JP 2526984 B2 JP2526984 B2 JP 2526984B2 JP 63104787 A JP63104787 A JP 63104787A JP 10478788 A JP10478788 A JP 10478788A JP 2526984 B2 JP2526984 B2 JP 2526984B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上下一対のパンチとダイとにより形成され
る空間(キャビティ)内に供給された原料粉末を、上パ
ンチを下降させることにより圧縮して成形体を得た後、
この成形体を前記空間から抜き出す粉末成形方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の粉末成形方法を実施する装置として
は、第1図と第2図に示すように、ダイ1の透孔1aに、
上パンチ2が嵌脱自在にかつアウターパンチ3が摺動自
在にそれぞれ設けられ、このアウターパンチ3の内部に
インナーパンチ4が摺動自在に設けられると共に、この
インナーパンチ4の下端を支持する可動盤5に前記ダイ
1が支持ロッド6を介して連結される一方、前記アウタ
ーパンチ3を支持する保持ロッド7が可動盤5を貫通し
て固定盤8に固定され、また、この固定盤8に取付けた
エアシリンダ9のピストンロッド10に前記可動盤5が連
結され、さらに、この可動盤5の下面にストッパ11が水
平方向に移動可能に設けられ、かつ前記固定盤8の上面
に、前記ストッパ11に係止する係合部材12が取付けられ
たものが知られている。そして、この装置にあっては、
第1図に示すように、ダイ1の透孔1a内に原料粉末13を
充填した後に、上パンチ2を下降させて原料粉末13を圧
縮して、第2図に示すように、成形体14を成形する。こ
の場合、上パンチ2がダイ1の透孔1a内に入り、上方か
ら圧力をかけることにより、原料粉末13を介してインナ
ーパンチ4がエアシリンダ9のエア圧に抗して下降して
いき、圧縮点(上パンチ2の下死点)においては、イン
ナーパンチ4を支持している可動盤5がストッパ11及び
係合部材12を介して固定盤8上に停止することにより、
成形体14が所望の形状に成形される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の装置において、前記インナ
ーパンチ4が極端に細い場合には、インナーパンチ4の
上面に加わる力が弱く、インナーパンチ4の外周面に加
わる原料粉末13による摩擦力が大きいため、インナーパ
ンチ4がエアシリンダ9のエア圧に抗して円滑に下降す
ることができず、従って、成形された製品の寸法にバラ
ツキが生じ易い上に、製品各部の密度バランスにバラツ
キが生じることにより、製品にクラック等が発生し易い
という問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、上パンチの下降に引き続き、下パン
チのパンチ小体(可動パンチ)を円滑に所定位置まで降
下させことができ、良好な寸法精度及び密度バランスを
有する成形体を確実に成形することができる粉末成形方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、上パンチと対
向配置された下パンチを、パンチ本体とこのパンチ本体
に相対移動可能に設けられたパンチ小体とから構成する
と共に、このパンチ小体を前記パンチ本体に対して相対
移動させるシリンダを、前記パンチ小体とパンチ本体と
の間に設置する一方、前記上パンチが下死点に到達して
から成形体抜き出し開始までの間前記シリンダの両端へ
の作動流体の供給を停止するものである。
〔作用〕
本発明の粉末成形方法にあっては、圧縮点(上パンチ
が下死点に到達して)から成形体抜き出し開始までの間
シリンダの両端への作動流体の供給を停止することによ
って、上パンチの下降に引き続き、パンチ小体が円滑に
所定位置まで降下して、キャビティ内の成形体の寸法及
び密度バランスのバラツキを抑制する。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
第1図と第2図に示す装置を用いて本発明の粉末成形
方法を実施する場合には、まず、従来同様、第1図に示
すように、ダイ1の透孔1a内に原料粉末13を充填する。
この場合、可動盤5と固定盤8との間に配置されたエア
シリンダ9には、その下端側からエアが供給されること
により、ピストンロッド10がその上限端まで上昇してい
るから、インナーパンチ4はアウターパンチ3に対して
最も上方に位置している。
この状態において、ダイ1の透孔1a内に原料粉末13を
充填した後に、上パンチ2を下降させてダイ1の透孔1a
内に装入し、原料粉末13を圧縮する。この際、上パンチ
2が原料粉末13を圧縮するにつれて、インナーパンチ4
の上面に原料粉末13を介して圧力が加わり、インナーパ
ンチ4は上記エアシリンダ9のエア圧に抗して下降して
いく。そして、上パンチ2が下死点に到達すると(第3
図においてa点)、エアシリンダ9の両端へのエアの供
給を停止して、該両端を開放することにより、エアシリ
ンダ9のピストンロッド10は、該ピストンロッド10に連
結した可動盤5等の自重により下降していき、ストッパ
11が係合部材12に接触すると停止する。これにより、イ
ンナーパンチ4のアウターパンチ3からの突出高さが設
定した値に規定されるから、成形体14の寸法及び密度バ
ランスのバラツキを抑制できる。
次いで、上記成形体14の抜き出し開始点(第3図にお
いてb点)が来ると、上記ストッパ11を第2図において
左方に移動させて、ストッパ11と係合部材12との係止状
態を解除すると共に、エアシリンダ9の上端にエアを供
給してピストンロッド10を下降させることにより、成形
体14をダイ1の上方に抜き出して搬出する。
このようにして、インナーパンチ4の径が細い場合で
あっても、良好な寸法精度及び密度バランスを有する成
形体14を成形することができる。ここで、本発明の方法
は、充填状態においてインナーパンチ4の外周面の、原
料粉末13と接触する部分の面積(側圧面積)A1とインナ
ーパンチ4の上面の面積(受圧面積)A0との比が一定値
を越えた場合に(A1/A0≧20)極めて有効である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、上パンチと対向配置
された下パンチを、パンチ本体とこのパンチ本体に相対
移動可能に設けられたパンチ小体とから構成すると共
に、このパンチ小体を前記パンチ本体に対して相対移動
させるシリンダを、前記パンチ小体とパンチ本体との間
に設置する一方、前記上パンチが下死点に到達してから
成形体抜き出し開始までの間前記シリンダの両端への作
動流体の供給を停止するものであるから、上パンチが下
死点に到達してから成形体抜き出し開始までの間シリン
ダの両端への作動流体の供給を停止することによって、
上パンチの下降に引き続きパンチ小体を円滑に所定位置
まで降下させることができ、キャビティ内の成形体の寸
法及び密度バランスのバラツキを抑制することができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は粉末成形用プレス装置の一例を示すも
ので、第1図は原料粉末充填時の断面図、第2図は圧縮
時の断面図、第3図は本発明の粉末成形方法の一実施例
と従来例におけるプレスカム角度とエアシリンダとの関
係を比較する説明図である。 1……ダイ、2……上パンチ、3……アウターパンチ
(パンチ本体)、4……インナーパンチ(パンチ小
体)、9……エアシリンダ、13……原料粉末、14……成
形体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下一対のパンチとダイとにより形成され
    る空間内に供給された原料粉末を、前記上パンチを下降
    させることにより圧縮して成形体を得た後に、この成形
    体を前記空間から抜き出す粉末成形方法において、前記
    下パンチを、パンチ本体とこのパンチ本体に相対移動可
    能に設けられたパンチ小体とから構成すると共に、この
    パンチ小体を前記パンチ本体に対して相対移動させるシ
    リンダを、前記パンチ小体とパンチ本体との間に設置す
    る一方、前記上パンチが下死点に到達してから成形体抜
    き出し開始までの間前記シリンダの両端への作動流体の
    供給を停止することを特徴とする粉末成形方法。
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