JPS6140710B2 - - Google Patents

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JPS6140710B2
JPS6140710B2 JP52052537A JP5253777A JPS6140710B2 JP S6140710 B2 JPS6140710 B2 JP S6140710B2 JP 52052537 A JP52052537 A JP 52052537A JP 5253777 A JP5253777 A JP 5253777A JP S6140710 B2 JPS6140710 B2 JP S6140710B2
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phthalocyanine
pigment
formula
parts
solvent
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JP52052537A
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Robaato Fuiiraa Ian
Hedoru Robaatoson Jooji
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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Publication of JPS6140710B2 publication Critical patent/JPS6140710B2/ja
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    • C09B68/40Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology characterised by the chemical nature of the attached groups
    • C09B68/44Non-ionic groups, e.g. halogen, OH or SH
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は顔料の処理法、特にフタロシアニン顔
料の処理法に関する。
英国特許第1263684号明細書には、金属フタロ
シアニンブルー顔料を乾燥顔料の形で、少なくと
も一部水と混和しうる極性脂肪族溶剤と接触さ
せ、溶剤を処理された顔料から分離することによ
り顔料を処料する方法において、金属フタロシア
ニンブルー顔料をを溶剤と接触させる前、接触中
又は溶剤から該顔料を分離した後に、該顔料に
式; 〔式中、CuPcは塩素化又は未塩素化銅フタロ
シアニン残基を表わし、Rは炭素原子数1〜20個
の環状若しくは非環状アルキル基又はアリール基
を表わし、R1は水素、炭素原子数1乃至20個の
環状若しくは非環状アルキル基又はアリール基を
表わし、アルキル基又はアリール基は置換されて
いないか、又は水酸基、アミノ置換分、アルキル
アミノ置換分或いはアミド置換分で置換されてい
てよく、x及びyはそれぞれ1,2又は3を表わ
すが、xとyとの和は2,3又は4である〕の銅
フタロシアニン誘導体を少量添加する方法が記載
されている。
こうして処料した顔料は、インク中に配合した
ときに、改良された明度を示す。
ところで、意外にも、同様の処理法で極性脂肪
族溶剤と接触させる前又は接触中に、フタロシア
ニン顔料に異なるフタロシアニン誘導体を添加す
ることによつて生ずる、処理された顔料組成物
は、インキ及び塗料中に配合すると、英国特許第
1263684号に記載された処理顔料組成物と比べ
て、着色力及びレオジロジーに関して改良された
性質を有することを見い出した。
本発明は、フタロシアニン顔料を顔料の形で、
少なくとも一部水と混和しうる極性脂肪族溶剤と
接触させ、溶剤を処理された顔料から分離するこ
とによつて顔料を処理する英国特許第1263684号
に記載されている方法の変法を提供するもので、
本発明方法によれば、フタロシアニン顔料をを溶
剤と接触させる前、又は接触中に、該顔料に式
(); 〔式中、Pcはフタロシアニン残基を表わし、
R2、R3及びR4はそれぞれアルキル基、アルケニ
ル基、アルカポリエニル基を表わし、R5は水
素、アルキル基、アルケニル基、アルカポリエニ
ル基又はアラルキル基を表わし、xはフタロシア
ニン1分子当りのスルホン基の平均個数であつ
て、1乃至4の数を表わす〕のスルホン化フタロ
シアニン―アミン誘導体を少量添加する。
式()の化合物は、式(): Pc(SO3M)x () 〔式中Pc及びxは前記のものを表わし、Mは
水素又はアルカリ金属を表わす〕のフタロシアニ
ン染料を式()の第三級アミン; 又は式()の第四級アンモニウム塩: 〔式中R2、R3及びR4は前記のものを表わし、
R6はアルキル基、アルケニル基、アルカポリエ
ニル基又はアラルキル基を表わし、B(-)は陰イ
オン基を表わし、第三級アミン又は第四級アンモ
ニウム塩の陽イオン部分の炭素原子の総数は20乃
至60であり、基R2、R3、R4及びR6の少くとも1
つは少なくとも12個の連続炭素原子の主鎖を有す
る〕と反応させるこにより、作られる。
式()の染料を第三級アミンと反応させる場
合、式()中のR5は水素であり、式()の
染料を式()の第三級アミンと反応させる場
合、式()中のR5は水素であり、式()の
染料を式()の第四級アンモニウム塩と反応さ
せる場合、式()の中のR5は水素ではない。
基R2、R3、R4及びR5のうち2個が少なくとも
12個の連続炭素原子の主鎖を有するのが有利であ
り、窒素原子上の炭素原子の総数が25乃至45であ
るのが有利である。陰イオン基B(-)はハロゲン
イオン、酢酸イオン又は水酸イオンであるのが有
利である。
式()のフタロシアニン染料は、金属を含ま
なくてもよく、また亜鉛、銅、コバルト、ニツケ
ル又は他の遷移金属フタロシアニンであつてよ
く、フタロシアニン分子中にハロゲン、特に塩素
を含んでもよい。
式(): CuPc(SO3H)x () 〔式中CuPcは銅フタロシアニン残基を表わ
し、xは前記のものを表わす〕のハロゲン不含銅
フタロシアニン染料が有利である。
式()のフタロシアン染料は、常法で、例え
ばフタロシアニンをクロルスルホン酸又は発煙硫
酸と高めた温度で数時間反応させ、次に過によ
り滓として回収する前に、塩化ナトリウム水溶
液中に入れることによつて、製造される。
フタロシアニン顔料は金属を含まなくてもよ
く、また亜鉛、銅、ニツケル又は他の遷移金属フ
タロシアニンであつてよく、塩素を50重量%まで
含んでいてもよい。有利な顔料は銅フタロシアニ
ンであり、これはアルフアー又はベーター結晶形
又はその2つの混合物であつてもよい。
式()のフタロシアニン染料に対するフタロ
シアニン顔料の比は88:12乃至99:1(重量
で)、特に92:8乃至96:4であつてもよい。
xは1乃至4であるが、xが1乃至2.5である
式()の化合物が有利である。
式()及び()の化合物は特殊なアルキル
基、アルケニル又はアルカポリエニルアミンに基
づくものであつてもよいが、天然産油脂、えば獣
脂、トウモロコシ油、魚油又は鯨油の炭化水素残
分の混合物から誘導されるものが有利である。こ
のような適当な第三級アミンのうち、ジメチル獣
脂、ジメチル水素添加獣脂、ジメチルソーヤ、ジ
メチルオクタデシル、ジメチルエイコサニル、ジ
メチルエイコサニル、モノメチルジエイコサニ
ル、モノメチルジ(ドデシル)、モノメチルジ
(水素添加獣脂))、モノメチルジドコサニル、ト
リドデシル及びトリオクタデシルアミン又はその
混合物が挙げられる。
第四般アンモニウム塩は、この種のアミンから
塩化メチル又はジメチル硫酸との反応によりメチ
ル第四級アンモニウム塩を形成させるか、又は塩
化ベンジルとの反応により適当なベンジル第四級
アンモニウム塩を形成させることにより、製造す
るのが有利である。
式()の化合物と式()及び/又は()
の化合物との組み合せによつて生成した式()
のスルホン化フタロシアニン―アミン誘導体を例
えばx個のスルホン酸基を有するフタロシアニン
化合物を、遊離スルホン酸基を実質的に中和する
のに充分な量のアミン及び//又は第四級アンモ
ニウム塩の1種以上と反応させることによつて製
造することができる。
式()のスルホン化フタロシアニン―アミン
誘導体を水溶液中で製造することができるが、式
()及び()の窒素化合物は水溶性である
か、又は鉱酸若しくは有機酸水溶液中で溶液を形
成できるものでなければならない。また、前記誘
導体を適当な溶剤中で製造し、例えばば水による
沈殿又は溶剤を場合により水を添加して蒸留によ
り除去することによつて回収することもできる。
このような溶剤中での沈殿は、水又は含水酸性媒
体中で容易には溶液を形成しない式()及び
()の化合物に特に有利である。適当な溶剤の
うち、アセトン、エチルメチルケトン、エタノー
ル及びメタノールが挙げられるが、イソプロパノ
ールが特に有利である。
顔料組成物を処理する極性脂肪族溶剤は、少な
くとも一部水と混和しうるものである。適当な溶
剤は英国特許第1140836号明細書に記載されてお
り、アルキル鎖に1乃至4個の炭素原子を有する
アルカノール、例えばメタノール、エタノール、
n―プロパノール、イソプロパノール及びn―ブ
タノール;アルキル鎖に1乃至4個の炭素原子を
有するアルキルモノカルボキシレート、例えばア
ルカン酸のアルキルエステル、殊に酢酸エチル;
各アルキル鎖に1乃至4個の炭素原子を有するジ
アルキルケトン、例えばアセトン、メチルエチル
ケトン又はジエチルケトン;アルコキシ成分及び
アルカノール成分のアルキル鎖のそれぞれに1乃
至4個の炭素原子を有するアルコキシアルカノー
ル、例えば2―メトキシエタノール又は2―エト
キシエタノール;又はアルキレン酸に2乃至6個
の炭素原子を有するアルキレングリコール、例え
ばエチレングリコール又はジエチレングリコール
を含む。必要に応じ、溶剤は2相に分離しない程
度の水を溶解して含んでいてよく、例えば含水エ
タノール(例えば工業用メチル化スピリツト)、
エタノールと水の共沸混合物又はイソプロパノー
ルと水との共沸混合物(それぞれの場合にアルカ
ールが主成分である)であつてもよい。
染料/アミン誘導体と接触させる顔料は粉末と
しては含水醜として、溶剤に添加することがで
きる。顔料は、完全に顔料の状態であるか又は乾
式粉砕工程で生じるような著しく集塊した状態で
あつてよい。従つて、顔料はフタロシアニンと塩
との混合物、殊に塩との粉砕により顔料状態の着
色料の製造工程から生じる混合物であつてよく、
その後、有機溶剤と顔料との混合物を、存在する
塩を溶解させるのに充分な量の水と混合すること
によつて処理するのが有利である。
英国特許第1140836号明細書に記載したよう
に、このような溶剤処理によりり、レオロジー、
明度及び分散性の改良された生成物が得られる。
即ち、本発明方法は、顔料のこの種の溶剤処理だ
けによる改良に加えて、性質の改良を与える。染
料/アミン誘導体を顔料と接触させる工程を、次
にこの種の溶剤処理と組み合せてもよい。顔料の
この種の溶剤処理は英国特許第1140836号に記載
されているように、広範な条件下で行なわれ、顔
料特性の最適な改良を得るため、処理を行なう
個々の温度及び圧力並びに顔料と溶剤とを接触さ
せる時間は、顔料及び溶剤の性質に左右される。
圧力を加えて、10℃乃至溶剤の沸点の範囲の温
度で顔料を溶剤と接触させるのが、有利である
が、処理を大気圧で行なう場合には、50℃乃至沸
点の温度が特に有利である。必要に応じ、例えば
使用溶剤が選択した処理温度で著しく揮発性であ
る場合、加圧を適用することができるが、一般に
は大気圧又はほぼ大気圧で顔料を溶剤で処理する
のが有利である。
本発明方法で顔料を処理する溶剤の顔料に対す
る割合は、顔料1重量当り溶剤0.5乃至20重量部
の範囲が有利でであり、顔料1重量当り溶剤1乃
至15重量部、特に5乃至10重量部の割合が特に有
利である。顔料に対する溶剤の割合が前記の有利
は範囲以上である場合、処理顔料の顔料特性にそ
れ以上の改良は達成されない。顔料に対する溶剤
の割合が前記の有利な範囲以下である場合には、
処理顔料の着色力及び明度は、有利な範囲の割合
の溶剤で処理した場合の同じ顔料のそれより劣
る。
スルホン化フタロシアニンアミン誘導体は、こ
の処理中の任意の時点で添加されるが、顔料及び
誘導体を有利な溶剤、即ちイソプロパノール又は
水―イソプロパノール共沸混合物の還流温度で少
なくとも10分間接触させるのが有利である。スル
ホン化フタロシアニンアミン誘導体を前記の場合
のように、予め形成させ、次に顔料と接触させる
ことができるが、該誘導体を顔料の存在で選択し
た溶剤中で生成させうることは、本発明方法の別
の利点である。このような方法によれば、染料/
アミンの分離が省かれる。このことは、水にほと
んど不溶性であるが、前記のような溶剤中でスル
ホン化フタロシアニン染料と容易に反応しうる、
有利なジアルキルアミン誘導体を使用する際に特
に有利である。
顔料組成物は、好ましくは水で希釈後に、過
により溶剤から分離される。更に揮発性の溶剤
は、直接蒸留によつて除去されるが、水を添加
し、溶剤を蒸留除去し、次に顔料を本質的に水性
の相中に分散させるのが有利である。続いて、通
常の過及び乾燥技術によつて、水から分離す
る。いずれの場合にも、組成物を無機塩を含まな
くなるまで洗浄する。
本発明方法により製造された顔料組成物は、
種々の媒体を着色するために使用される。
顔料組成物は、装飾用塗料、グラビヤ印刷イン
キ、ニトロセルロース、アルキド―M/F及びア
クリル―M/F系に使用され、特に、溶剤中に多
量の炭化水素を含む媒体に好適である。
ベルギー特許第833518号明細書には、下記の組
成物が記載されている。
平均粒径20ミクロン以下の微細な固体、 重合体又は樹脂分散剤、 置換アンモニウムイオンの窒素原子に結合さ
れた少なくとも3個の連鎖に16乃至60原子が含
まれている酸性着色剤によつて置換されたアン
モニウム塩である流動化剤、及び 有機液体。
本発明者らは、顔料及び染料―アミン誘導体を
極性脂肪族溶剤と接触させる本発明方法によつて
製造されたフタロシアニン顔料組成物が、インキ
及び塗料媒体に配合されると、極性脂肪族溶剤と
接触されなかつた、ベルギー特許第833518号に記
載されている顔料組成物より、着色力及びレオロ
ジーに関して優れた性質を示すことを見い出し
た。
下記の例から明らかなとおり、スルホン化誘導
体は、他の場合には濃稠及び/又はチキソトロピ
ー性である系において、良好な流動性及び流動安
定性を促進し、分散速度を加速する。
次に、実施例に基づいて本発明を詳述するが、
例中「部」及び「%」は特に記載しない限り、そ
れぞれ「重量部」及び「重量%」を示す。「重量
部」と「容量部」との関係は、キログラムとリツ
トルに対応する。
実施例 1 粗製銅フタロシニアン175部を無機塩23部、ジ
エチルアニリン1.6部及びグリコールモノオレエ
ート0.8部と、フタロシアニンが顔料形態になる
まで、粉砕した。
銅フタロシアン90部に対応するこの混合物103
部をイソプロパノール600部に加え、遷流条件下
で良く撹拌しながら51/2時間加熱した。滓の形 の、式():CuPc(SO3H)x(式中xは2であ
る)の化合物4部を添加し、遷流を続けた。15分
後、R4ががメチル基を表わし、R2及びR3が水素
添加獣脂残分を表わす式()のアミン〔ケマミ
ン(Kemamine)T.9701、Humko Chemical
Products〕6部を熱イソプロパノール中の溶液
として添加した。更に15分後、水600部を添加
し、イソプロパノールを蒸留により除去した。撹
拌を止め、顔料組成物を澄明な液から別し、塩
を含まなくなり、中性PHになるまで洗浄し、50〜
60℃で乾燥した。収量は99.1部であつた。
顔料6%及び顔料:結合剤の比1:5のグラビ
ア印刷インキを、本例の顔料組成物を同一出願人
の英国特許37106/75号明細書の例10の方法によ
り、トルエン溶剤を含むフエノール系樹脂ワニス
中でボールミリングすることにより、製造した。
未処理ベーター銅フタロシアニンから製造した同
様のインキと比べて、本例の生成物から製造した
インキは、極めて著しく流動性のミルベースを有
し、15%着色力が強い、澄明で、明るかつた。
実施例 3 式():CuPc(SO3H)x(式中xは2.4であ
る)の化合物3.4部及び水素添加獣脂アミン5.6部
を使用して、実施例1を繰り返した。この組成物
から作られたグラビヤ印刷インキは、未処理のβ
―銅フタロシアニンから製造した相応するインキ
より約10%着色力が強く、一層流動性のミルベー
スを有した。
実施例 3 A 滓の形の式()::CuPc(SO3H)x(式
中xは2である)の化合物20部をイソプロパノ
ール200部中で撹拌し、温度を上げて還流させ
た。R4がメチル基を表わし、R2及びR3が水素
添加獣脂残分を表わす()のアミン29.2部を
熱イソプロパノール200部に5分間かけて溶解
させた。還流器を付けて更に30分後、水400部
を60分間にわたつて添加し、イソプロパノール
を同時に同じ速度で留去した。撹拌を止め、青
緑色の反応生成物を澄明な液から過により単
離し、温水で洗浄し、60℃で乾燥して、48.1部
の収量を得た。
B 粗製フタロシアニン175部を実施例1の方法
により粉砕した。銅フタロシアニン90部に相当
するこの混合物103部をイソプロパノール600部
に添加し、良く撹拌しながら還流条件下に51/2 時間加熱した。本例のA部の生成物10を熱イソプ
ロパノール中の溶液として添加し、30分間還流を
続けた。水600部を流入させ、イソプロパノール
を蒸留により除去し、その後撹拌を止めた。
顔料組成物を澄明な液から別し、塩を含ま
ず、中性のPHになるまで洗浄し、50〜60℃で乾燥
した。収量は99.3部であつた。
本例のB部の生成物から実施例1の方法により
製造したグラビア印刷インキは、実施例1の生成
物から製造したインキと同様の性質を有した。
C 比較例 本例のA部の生成物10部を省く以外は、実施
例3Bを繰り返した。生じたβ―銅フタロシア
ニン顔料粉末90部に、A部の粉末生成物10部を
添加し、2成分を均密に混合した。この混合物
から製造されたグラビア印刷インキは、実施例
3Bの試料で達成されるものより、10%着色力
が弱く、劣つたレオロジーを有した。
実施例 4 実施例3Aの生成物5部と共に、銅フタロシア
ニン95部に相当する粉砕混合物108.6部を使用し
て実施例3Bを繰り返した。こうして得た顔料組
成物は、グラビア印刷インキ媒体中に配合した場
合、未処理β―銅フタロシアニンから製造され
た、相応するインキより10〜15%着色力が強かつ
た。
実施例 5 末端に結合した塩素1.8w/w%を含む、ほと
んどアルフア形の銅フタロシアニン90部を、30%
含水醜として、イソプロパノール500部に添加
し、撹拌しながら加熱還流させた。醜の形の、
式():CuPc(SO3H)x(式中xは2である)
の化合物4.8部を添加し、還流を15分間続けた。
次に、工業用ジ(ドデシル)メチルアミン5.1部
を、熱イソプロパノール中の溶液として添加し
た。
15分後、水500部を添加し、イソプロパノール
を蒸留により除去した。撹拌を止め、その顔料組
成物を澄明な液から別し、塩を含まず、中性PH
になるまで熱湯で洗浄し、50〜60℃で乾燥した。
収量は99.1部であつた。
本例の顔料組成物と、ボールミリングによりキ
シレン/n―ブタノール溶剤中のグリセロールヤ
シ油アレキド銃脂中に配合し、その後未変性イソ
ブチル化メラミン/ホルムアルデヒド(M/F)
樹脂溶液を用いて、6%の顔料及び1:6.6の顔
料:結合剤比に希釈した。初めのミルベース分散
後は、染料及びアミン処理しなかつた、アルフア
ー銅フタロシアニン顔料から製造した、同様の分
散液(チキソトロピー性であり、撹拌後に注ぎう
るにすぎない)とは異なり、流動性であつた。白
色アルキド―M/F塗料と混合し、加熱すること
によつて希釈分散液から、青色のアルキド―M/
F塗料を製造した。本例の顔料から製造した塗料
は、未処理の顔料から製造した塗料より約10〜15
%着色力が強かつた。
この顔料組成物を“レツド・デビル
(RedDevil)”技術によつて長油大豆油アルキド
装飾用塗料中に分散させ、白色ベース塗料で1:
25の希釈度、即ち、二酸化チタンに対するフロシ
アニン顔料組成物の比で、希釈した場合、この生
成物は、分散し、同一の技術で評価した未処理α
―銅フタロシアニンより20%着色力が強かつた。
アルキド媒体中の処理顔料の初めの分散液は未処
理顔料からの分散液より優れた流動性を示した。
B 比較例 乾燥粉末として前記のα―銅フタロシアニン9
部及び実施例6Aに使用した染料―アミン組成物
1部を均密に混合することによつて、顔料組成物
を製造した。次に、この組成物を短油アルキド及
び実施例5Aに使用した長油アルキド媒体中で試
験した。両塗料系で、イソプロパノール中での接
触によつて製造した実施例5Aの組成物は、優れ
た着色力(10〜15%強い)及びレオロジーを示し
た。
実施例 6 A R4がメチル基を表わし、R2及びR3がドデシ
ル基を表わす式()のアミン21.7部を使用し
て、例3Aの方法により、フタロシアニン染料
―アミン組成物を製造した。
B 染料及びアミンを別々に添加する代りに、本
例のA部の生成物10部を添加して、実施例5の
方法を繰り返した。実施例5の顔料組成物から
製造した染料の性質とほぼ同等の適用性質の塗
料が得られた。
実施例 7 A 基R2及びR3がそれぞれエイコサニル基又は
ドコサニル基を表わし、R4がメチル基を表わ
し、R4がメチル基を表わす式()のアミン
32.6部を使用して、実施例3Aの方法によりフ
タロシアニン染料組成物を製造した。
B 塩素含有率47.1%の顔料状態のフタロシアニ
ングリーン顔料150部を、良く撹拌しながらア
セトン800部に添加し、温度を上げて還流させ
た。10分後、本例のA部の生成物15部をアセト
ン中のスラリーとして添加し、還流を更に15分
間続け、その後水800部を添加し、アセトンを
蒸留により除去した。濃塩酸15部と水15部との
混合物を2分間にわたつて均一に添加した。30
分後、撹拌を止め、生成物を澄明な液から過
により単離し、温湯で洗浄し、50〜60℃で乾燥
した。収量は163.2部であつた。この顔料組成
物をボールミリングによりニトロセルロースワ
ニス中に配合し、その後ニトロセルロースとマ
レイン酸縮合物ワニスとの混合物の添加により
1:1.38の顔料:結合剤比で、11.7%の顔料に
希釈した。生じた分散液は、未処理のフタロシ
アニングリーンから製造した同様の分散液に比
べて、同等の着色性を有するが、それにより著
しく優れたミルベース流動性を有していた。
実施例 8 実施例5のα―形銅フタロシアニン92.5部を、
含水滓として、酢酸エチル900部に添加し、撹
拌しながら加熱還流した。30分後、実施例3Aの
生成物7.5部を添加し、還流器を付けて撹拌を続
けた。更に15分後、水1000部を添加し、酢酸エチ
ルを蒸留により除去した。25%塩酸水溶液15部
で、混合物を酸性にし、15分撹拌した。次に撹拌
を止め、顔料組成物を澄明な液から別し、中性
PHになるまで温湯で洗浄し、50〜60℃で乾燥し
た。収量は98部であつた。
本例の顔料組成物を、例5の法によりアルキド
―M/F塗料媒体中に配合した。ミルベースは極
めて流動性であり、相応する青色塗料は、α―形
銅フタロシアニン出発物質から製造された塗料よ
り、15〜20%着色力が強く、澄明で、僅かにそれ
より赤い。
実施例 9 α―形銅フタロシアニン91.5部、実施例3Aの
生成物8.5部及び溶剤としてのメタノールを使用
して、実施例8の方法を繰り返した。こうして顔
料組成物98部を得た。
この顔料組成物から製造したアルキド―M/F
塗料は実施例8の塗料と同様であり、α―形銅フ
タロシアニン出発物質から製造した相応する塗料
より10〜15%着色力が強く、澄明で、それより少
し赤かつた。
実施例 10 α―形銅フタロシアニン90.5部、実施例3Aの
生成物9.5部及び溶剤としてのエタノールを使用
して、実施例8の方法を繰り返した。99部の収量
で得られた顔料組成物は、実施例5の方法により
アルキド―M/F塗料媒体中に配合した場合に、
実施例9の生成物と同様の性質を有していた。
本例の顔料組成物をボールミリングにより、長
油大豆油ペンタルアルキドを基質とする装飾用塗
料媒体中に配合した。ミルベースを白色装飾用ア
ルキド塗料と混合することによつて製造した1:
25の希釈度のものは、未処理のα―形銅フタロシ
アニン出発物質から製造した相応する希釈度のも
のより約20%着色力が強く、更に著しく改良され
た耐フロキユレーシヨン性を有していた。
本例の顔料組成物を含むミルベースは、未処理
α―銅フタロシアニン出発物質から製造されたミ
ルベースより極めて著しく流動性であつた。
実施例 11 粉砕した銅フタロシアニン89部をn―ブタノー
ル500部中で撹拌した。温度を上げて還流させ、
5時間保持し、実施例3Aの生成物11部を添加
し、15分間環流を続けた。55℃の水1000部を流入
させ、n―ブタノールを蒸留により除去した。混
合物を25%塩酸水溶液15部で酸性にした。15分
部、撹拌を止め、顔料組成物を澄明な液から別
し、中性のPHになるまで温湯で洗浄し、50〜60℃
で乾燥した。収量は98部であつた。
実施例1の方法により本例の生成物から製造し
たグラビア印刷インキは、粉砕した銅フタロシア
ニン出発物質から製造した相応するインキより15
〜20%着色力が強く、それより少し濃い緑であ
り、更に著しく流動性のミルベースから誘導され
た。
実施例 12 粉砕したた銅フタロシアニン87.5部、実施例
3Aの生成物12.5部及び溶剤としてエチルメチル
ケトンを使用して実施例11の方法を繰り返した。
顔料組成物97部の収量で得た。この顔料組成物か
ら製造されたグラビア印刷インキは、例11のもの
と同様であり、粉砕した銅フタロシアニン出発物
質から製造した相応するインキより15%着色力が
強かつた。
実施例 13 A R3及びR4がメチル基を表わし、R2が大豆油
残分である式()のアミン(ケマミン
T.9972.D,Humko Chemical Products)59部
を氷酢酸13部を含む沸謄水1800部に添加し、溶
液が得られるまで撹拌した。溶液を冷却し、水
で2000部に希釈した。
無機塩を含む含水滓の形で、式():
CuPc(SO3H)x(式中xは2である)の化合物
60部を撹拌しながら水4000部中に溶解した。水
酸化ナトリウム水溶液でPHを5.0に調節し、撹
拌を完全に続けながら、前記アミンアセテート
溶液1650部を30分間にわたつて均一に流入させ
た。混合物を更に1時間撹拌し、次に過し、
無機分を含まなくなるまで温湯で洗浄し、滓
として回収した。
B 含水滓の形の粉砕した銅フタロシアニン
86.5部、同様に滓の形の本例のA部の生成物
13.5部及び溶剤としてのイソプロパノールを使
用して、実施例11の方法を繰り返した。顔料組
成物は、実施例11のそれと同様の性質を有し、
97部の収量で回収された。
実施例 14 実施例1で使用したアミン6部をR2、R3及び
R4が水素添加獣脂残分である式()のアミン
〔アドゲン〕(Adogen)340ex Ashland
Chemicals〕8.6部で代える以外は、実施例1を
繰り返した。グラビア印刷における結果は、実施
例1の生成物から得られたものと同様であつた。
実施例 15 実施例1で使用したたアミン6部をR2、R6
びR5がイソオクチル基である式()のアミン
(アドゲン381 ex Ashland Chemicals)4.0部で
代える以外は、実施例1を繰り返した。グラビア
印刷での結果は実施例1の生成物から得られたも
のと同様であつた。
実施例 16 A アミン6部を、R2及びR3がメチル基を表わ
し、R4及びR6が水素添加獣脂を表わし、Bが
塩素である式()のアンモニウム塩6.6部で
代えた以外は、実施例1の操作を繰り返した。
グラビア印刷における結果は実施例1の生成物
と同様であつた。
比較例 16B 実施例3Aで使用したアミンを実施例16Aで使
用したアンモニウム塩32.5部で代える以外は、実
施例3Aの操作により、染料アミン組成物を製造
した。β―銅フタロシアニン顔料9部及び本例の
染料―アミン誘導体1部との乾式混合物は、グラ
ビア印刷で試験した場合に、実施例16Aの生成物
より着色力及びレオロジーにおいて劣る生成物を
生じた。
実施例 17 アンモニウム塩6.5部を、R2及びR3がメチル基
を表わし、R4がドデシル基を表わし、R6がベン
ジルを表わすアンモニウム塩(ケマミン
BQ.6502.C)4.0部で代えた以外は、実施例16Aの
操作を繰り返した。グラビア印刷における結果
は、実施例16Aの生成物から得たものと同様であ
つた。
実施例 18 未端が1.8重量%の程度で塩素化された粗製銅
フタロシアニン2.143部を無機塩6.857部と約14時
間ミリングした。顔料1000部に相当することこの
混合物4200部を、実施例6Aの染料アミン組成物
25部を含むイソプロパノール―水共沸混合物1900
部中で撹拌した。混合物を撹拌しながら2時間還
流した。ジエチルアン25部を添加し、撹拌しなが
ら30分間還流した。
撹拌を続けながら、水2500部を500部ずつ添加
し、その間イソプロパノール―水共沸混合物を84
℃の蒸気温度に蒸留して除去した。1:1の濃塩
酸800部及び10分間にわたつて水を添加して、混
合物を酸性にし、次に1時間撹拌し、熱時過
し、塩を含まず、中性のPHになるまで熱湯で洗浄
し、60℃で乾燥した。
本例の生成物は、装飾用アルキド塗料媒体に配
合すると、染料アミン組成物を省いた以外は、同
様に製造した顔料より15%着色力において強く、
明るかつた。
実施例 19 粗製銅フタロシアニンの酸ペースト化によつて
製造した顔料α―形銅フタロシアニンを、イソプ
ロパノール―水共沸混合物中で実施例6Aの生成
物で処理し、その後前例の方法により水から回収
した。
本例の生成物を、ボールミリングにより、4:
1のキシレン:nけブタノール溶剤中のヒドロキ
シ―アクリル樹脂中に配合し、その後n―ブタノ
ール中の未変性イソブチル化メラミン―ホルムア
ルデヒド樹脂で、6%の顔料及び1:5の顔料:
結合剤に希釈した。生じた分散液は、α―形銅フ
タロシアニン出発物質から製造した同様の分散液
より著しく流動性であつた。
これらの分散液から、白色アクリル塗料と混合
し、加熱することによつて青色アクリル塗料を製
造した。染料けアミンで処理した顔料を含み塗料
は、未処理α―形銅フタロシアニン出発物質から
製造された塗料により15%着色力において強く、
一層赤く、明るかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フタロシアニン顔料を顔料の形で、少なくと
    も一部水と混和しうる極性脂肪族溶剤と接触さ
    せ、溶剤を処理された顔料から分離することによ
    つて、顔料を処理する方法において、フタロシア
    ニン顔料を溶剤と接触させる前、又は接触中に、
    フタロシアニン顔料に式: 〔式中Pcはフタロシアニン残基を表わし、
    R2,R3及びR4はそれぞれアルキル基、アルケニ
    ル基、アルカポリエニル基を表わし、R5は水
    素、アルキル基、アルケニル基、アルカポリエニ
    ル基又はアラルキル基を表わし、xはフタロシア
    ニン1分子当りのスルホン基の平均個数であつ
    て、1乃至4の数を表わす〕のスルホン化フタロ
    シアニン―アミン誘導体を少量添加することを特
    徴とする顔料の処理法。 2 式のスルホン化フタロシアニン―アミン誘
    導体を、次式: Pc(SO3M)x () 〔式中Pc及びxは特許請求の範囲第1項記載
    のものを表わし、Mは水素又はアルカリ金属を表
    わす〕のフタロシアニン染料と、次式: で表わされる第三級アミンまたは次式: 〔式中R2、R3及びR4は特許請求の範囲第1項
    記載のものを表わし、R6はアルキル基、アルケ
    ニル基、アルカポリエニル基又はアラルキル基を
    表わし、B(-)は陰イオン基を表わし、第三級ア
    ミン又は第四級アンモニウム塩の陽イオン部分の
    炭素原子の総数は20乃至60であり、基R2、R3
    R4及びR6の少なくとも1つは少なくとも12個の
    連続炭素原子の主鎖を有する〕で表わされる第四
    級アンモニウム塩との反応により生成させる特許
    請求の範囲第1項記載の処理法。 3 式()の化合物中のxが1乃至2.5である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の処理法。 4 基R2、R3、R4及びR6のうち2個が、少なく
    とも12個の連続炭素原子の主鎖を有し、窒素原子
    上の炭素原子の総数が25乃至45である特許請求の
    範囲第2項又は第3項記載の処理法。 5 式()の化合物が獣脂、トウモロコシ油、
    魚油又は鯨油の炭化水素残分の混合物から誘導さ
    れたものである特許請求の範囲第2項又は第3項
    記載の処理法。 6 式()の化合物がジメチル獣脂、ジメチル
    水素添加獣脂、ジメチルソーヤ、ジメチルオクタ
    デシル、ジメチルエイコサニル、ジメチルドコサ
    ニル、モノメチルジ(ドデシル)、モノメチルジ
    (水素添加獣脂)、モノメチルジエイコサニル、モ
    ノメチルジドコサニル、トリドデシル又はトリオ
    クタデシルアミン又はその混合物である特許請求
    の範囲第2項、第3項及び第5項の1に記載の処
    理法。 4 式のフタロシアニン染料が、次式: CuPc(SO3H)x () 〔式中、CuPcは銅フタロシアニン残基を表わ
    し、xは前記のものを表わす〕のハロゲン不含銅
    フタロシアニン染料である特許請求の範囲第2項
    乃至第6項の1に記載の処理法。 8 フタロシアニン顔料が銅フタロシアニンであ
    る特許請求の範囲第1項乃至第7項の1に記載の
    処理法。 9 式のスルホン化フタロシアニン染料に対す
    るフタロシアニン顔料の比が88:12乃至99:1
    (重量で)である特許請求の範囲第2項乃至第8
    項の1に記載の処理法。 10 式のスルホン化フタロシアニン染料に対
    するフタロシアニン顔料の比が92:8乃至96:4
    (重量で)である特許請求の範囲第2項乃至第9
    項の1に記載の処理法。 11 溶剤がアルキル鎖に1〜4個の炭素原子を
    有するアルカノール、アルキル鎖に1〜4個の炭
    素原子を有するアルキルモノカルボキシレート、
    各アルキル鎖に1〜4個の炭素原子を有するジア
    ルキルケトン、アルコキシ及びアルコール成分の
    アルキル鎖のそれぞれに1〜4個の炭素原子を有
    するアルコキシアルカノール、又はアルキレン鎖
    に2〜6個の炭素原子を有するアルキレングリコ
    ールである特許請求の範囲第1項乃至第10項の
    1に記載の処理法。 12 溶剤がイソプロパノールである特許請求の
    範囲第1項乃至第11項に記載の1に記載の処理
    法。 13 処理法を50℃乃至溶剤の沸点の温度で大気
    圧で実施する特許請求の範囲第1項乃至第12項
    の1に記載の処理法。 14 未処理顔料に対する溶剤の割合が顔料1重
    量部当り5乃至10重量部である特許請求の範囲第
    1項の乃至第13項の1に記載の処料法。 15 フタロシアニン―アミン誘導体を顔料の存
    在で溶剤中で生成させる特許請求の範囲第1項乃
    至第14項の1に記載の処理法。
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