JPS6140467Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6140467Y2 JPS6140467Y2 JP2594782U JP2594782U JPS6140467Y2 JP S6140467 Y2 JPS6140467 Y2 JP S6140467Y2 JP 2594782 U JP2594782 U JP 2594782U JP 2594782 U JP2594782 U JP 2594782U JP S6140467 Y2 JPS6140467 Y2 JP S6140467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anvil
- hammer piece
- piece
- hammer
- impact wrench
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はボルト、ナツト等の螺締作業に使用す
るインパクトレンチにおいて、締付終期にハンマ
ー片により打撃回転力を受けるアンビル胴部の改
良に関するものである。
るインパクトレンチにおいて、締付終期にハンマ
ー片により打撃回転力を受けるアンビル胴部の改
良に関するものである。
従来のインパクトレンチにおけるアンビルaの
ハンマー片係止部は第6図に示すように、その断
面形状において、中央部に山形状の突起部bを設
けて両側部にハンマー片cの両側下端突部d,d
を受止するV字状の係合溝e,eを形成してなる
ものであるから、この係合溝e,eの深さを充分
に取ることができないためにハンマー片cの突部
dとの係合状態が不安定となり且つハンマー片c
の係合方向はアンビルaを中心とする公転方向で
はなく矢印で示すようにアンビルaの中心部に向
かう方向となるから係止時にハンマー片cが反動
力によつて反対方向にリバウンドする状態とな
り、確実な係止が得られなくて外れ易くなるもの
であり、さらにハンマー片cの突部が係合溝eに
対してアンビルaの突起部bの側面を叩打するよ
うにして係合するので、振動が発生し、使用者に
その振動力が伝達してインパクトレンチの操作に
支障をきたす等の欠点があつた。
ハンマー片係止部は第6図に示すように、その断
面形状において、中央部に山形状の突起部bを設
けて両側部にハンマー片cの両側下端突部d,d
を受止するV字状の係合溝e,eを形成してなる
ものであるから、この係合溝e,eの深さを充分
に取ることができないためにハンマー片cの突部
dとの係合状態が不安定となり且つハンマー片c
の係合方向はアンビルaを中心とする公転方向で
はなく矢印で示すようにアンビルaの中心部に向
かう方向となるから係止時にハンマー片cが反動
力によつて反対方向にリバウンドする状態とな
り、確実な係止が得られなくて外れ易くなるもの
であり、さらにハンマー片cの突部が係合溝eに
対してアンビルaの突起部bの側面を叩打するよ
うにして係合するので、振動が発生し、使用者に
その振動力が伝達してインパクトレンチの操作に
支障をきたす等の欠点があつた。
本考案はこのような欠点をなくするために、ア
ンビルのハンマー片係止面をアンビルの両側端間
に亘つて緩やかな一連の凹弧状面により形成して
ハンマー片の当接部を大きく面接触させる状態で
係止させるように構成したことを特長とするイン
パクトレンチにおけるアンビルの構造を提供する
ものである。
ンビルのハンマー片係止面をアンビルの両側端間
に亘つて緩やかな一連の凹弧状面により形成して
ハンマー片の当接部を大きく面接触させる状態で
係止させるように構成したことを特長とするイン
パクトレンチにおけるアンビルの構造を提供する
ものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、1
はインパクトレンチ本体で、その後部内に設けた
エアーモータ2のロータ軸3の前端にカム円板4
を嵌着させてあり、このカム板4のボス部4aに
クラツチ枠5の後壁中央部を嵌合させてある。
はインパクトレンチ本体で、その後部内に設けた
エアーモータ2のロータ軸3の前端にカム円板4
を嵌着させてあり、このカム板4のボス部4aに
クラツチ枠5の後壁中央部を嵌合させてある。
6はクラツチ枠5の前、後壁5a,5bの外周
部間に左右揺動自在に軸承7されたハンマー片
で、第2図に示すように中央部より両側端部に向
かつて緩やかに下方に彎曲した扇形状に形成さ
れ、その両側端面を上端から下端突部8,8に向
かつて緩やかに内方に彎曲する凸弧状の当接面6
a,6bに形成してある。
部間に左右揺動自在に軸承7されたハンマー片
で、第2図に示すように中央部より両側端部に向
かつて緩やかに下方に彎曲した扇形状に形成さ
れ、その両側端面を上端から下端突部8,8に向
かつて緩やかに内方に彎曲する凸弧状の当接面6
a,6bに形成してある。
9はインパクトレンチ本体1のケーシングの前
端中央部と前記カム円板4の中心孔前端部間に回
転自在に支承されたアンビルで、インパクトレン
チ本体1から前方に突出する端部を螺子嵌合ソケ
ツト体(図示せず)の嵌合角軸部9aに形成して
いると共にクラツチ枠5の中央部内におけるアン
ビル胴部10の形状は、第2図の断面形状におい
てハンマー片6を係止させる部分を、中央から両
側端部に行くに従つて緩やかな凹弧状面11に形
成してその両側部をハンマー片係止面11a,1
1bに形成してなるものである。
端中央部と前記カム円板4の中心孔前端部間に回
転自在に支承されたアンビルで、インパクトレン
チ本体1から前方に突出する端部を螺子嵌合ソケ
ツト体(図示せず)の嵌合角軸部9aに形成して
いると共にクラツチ枠5の中央部内におけるアン
ビル胴部10の形状は、第2図の断面形状におい
てハンマー片6を係止させる部分を、中央から両
側端部に行くに従つて緩やかな凹弧状面11に形
成してその両側部をハンマー片係止面11a,1
1bに形成してなるものである。
このハンマー片係止面11a,11bの彎曲度
はハンマー片6の当接面6a,6bの彎曲度と等
しいか僅かに大に形成していると共にその外側
端、即ちアンビル胴部10の両側突端部12,1
2間の寸法をハンマー片6の突部8,8間よりも
大にしてある。
はハンマー片6の当接面6a,6bの彎曲度と等
しいか僅かに大に形成していると共にその外側
端、即ちアンビル胴部10の両側突端部12,1
2間の寸法をハンマー片6の突部8,8間よりも
大にしてある。
13はハンマー片6の後端面中央に一体に形成
した方形状の係合片で、第3図に示すように、そ
の下半部を前記カム円板4の外周一部に欠切形成
したU字状凹所14内に挿入してあり、この凹所
14の巾を係合片13よりも広巾にして該凹所1
4の対向内側面14a,14bを係合片13の下
端両側部13a,13bを夫々接離自在に対向さ
せてある。
した方形状の係合片で、第3図に示すように、そ
の下半部を前記カム円板4の外周一部に欠切形成
したU字状凹所14内に挿入してあり、この凹所
14の巾を係合片13よりも広巾にして該凹所1
4の対向内側面14a,14bを係合片13の下
端両側部13a,13bを夫々接離自在に対向さ
せてある。
以上のように構成した実施例の作用を述べる
と、インパクトレンチ本体1の操作レバー15を
押してエアーモータ2を回転させれば、そのロー
タ軸3に嵌着したカム円板4が一体的に回転し、
その回転がカム円板4の凹所14に係合した係合
片13からハンマー片6、該ハンマー片6と係合
したアンビル胴10、アンビル9に伝達してその
先端角軸部9aに嵌着したソケツト体(図示せ
ず)を回転させて該ソケツト体に嵌合したボル
ト、ナツト等の螺子を螺進させる。
と、インパクトレンチ本体1の操作レバー15を
押してエアーモータ2を回転させれば、そのロー
タ軸3に嵌着したカム円板4が一体的に回転し、
その回転がカム円板4の凹所14に係合した係合
片13からハンマー片6、該ハンマー片6と係合
したアンビル胴10、アンビル9に伝達してその
先端角軸部9aに嵌着したソケツト体(図示せ
ず)を回転させて該ソケツト体に嵌合したボル
ト、ナツト等の螺子を螺進させる。
この螺子が螺締されてアンビル側からの抵抗ト
ルクがモータトルクに達すると、アンビル9の回
転が停止に近ずき、ハンマー片6の一側当接面6
aとアンビル胴体10の係止面11aとの係止力
が弱くなり且つカム円板4の凹所14の内側面1
4bに当接している係合片13の一側部13bが
カム円板4の回動力により押圧されてハンマー片
6の一側当接面6aがアンビル胴体10の係止面
11a上を外方にすべつてハンマー片6がアンビ
ル胴体10から外れ、カム円板4と一体的にフリ
ーランニングを行う。
ルクがモータトルクに達すると、アンビル9の回
転が停止に近ずき、ハンマー片6の一側当接面6
aとアンビル胴体10の係止面11aとの係止力
が弱くなり且つカム円板4の凹所14の内側面1
4bに当接している係合片13の一側部13bが
カム円板4の回動力により押圧されてハンマー片
6の一側当接面6aがアンビル胴体10の係止面
11a上を外方にすべつてハンマー片6がアンビ
ル胴体10から外れ、カム円板4と一体的にフリ
ーランニングを行う。
ハンマー片6が一回転近くフリーランニングを
すると、第2図に示すように、前記一側当接面6
aと反対側の突部8がアンビル胴部10の他側突
端部12に引掛かつてハンマー片6が軸7を中心
として時計方向に回動し、その一側当接面6aを
アンビル胴部10の一側係止面11aに全面的に
当接・係合させる。
すると、第2図に示すように、前記一側当接面6
aと反対側の突部8がアンビル胴部10の他側突
端部12に引掛かつてハンマー片6が軸7を中心
として時計方向に回動し、その一側当接面6aを
アンビル胴部10の一側係止面11aに全面的に
当接・係合させる。
しかしながら、アンビル9側にモータ2の回転
トルク以上の抵抗トルクが生じると、両者の面6
a,11aの係合が前述した作用によつて直ちに
外れ、再びハンマー片6がフリーランニングを行
つて両者の面6a,11aが係合し、抵抗トルク
が大きくなるに従つて両者の係合が衝撃的に行わ
れてこの衝撃打を繰返すことにより螺子が完全に
締着されるものである。
トルク以上の抵抗トルクが生じると、両者の面6
a,11aの係合が前述した作用によつて直ちに
外れ、再びハンマー片6がフリーランニングを行
つて両者の面6a,11aが係合し、抵抗トルク
が大きくなるに従つて両者の係合が衝撃的に行わ
れてこの衝撃打を繰返すことにより螺子が完全に
締着されるものである。
なお、エアーモータ2を逆回転させれば、ハン
マー片6の他側当接面6bがアンビル胴部10の
他側係止面11bに係脱して前述した方向と反対
方向に螺子を回動させるものである。
マー片6の他側当接面6bがアンビル胴部10の
他側係止面11bに係脱して前述した方向と反対
方向に螺子を回動させるものである。
以上のように本考案は、モータ駆動によりハン
マー片6をアンビル胴部10のハンマー片係止面
11a,11bに係脱させてアンビル9に回転打
撃力を与えるようにしたインパクトレンチにおい
て、前記アンビル胴部10のハンマー片係止面1
1a,11bをアンビル胴部10の両側端間に亘
つて緩やかな一連の凹弧状面により形成したこと
を特徴とするインパクトレンチにおけるアンビル
の構造に係るものであるから、ハンマー片係止面
11a,11bにハンマー片6の当接面を大きく
係合させることができると共に両者の面がアンビ
ル胴部の周方向に対して略々直角方向に互いに係
合して安定した確実な係止が得られ、さらにその
係合時における打撃力がアンビル胴部を回動させ
る方向に正確に作用して強固な打撃回転力を得る
ことができるものであり、又、従来のようにアン
ビルの突起部側面にハンマー片が係止するもので
はなく互いに面接触するようにして回転方向で係
合するので、不安定な振動の発生をなくしてイン
パクトレンチの操作が円滑に行えるものである。
マー片6をアンビル胴部10のハンマー片係止面
11a,11bに係脱させてアンビル9に回転打
撃力を与えるようにしたインパクトレンチにおい
て、前記アンビル胴部10のハンマー片係止面1
1a,11bをアンビル胴部10の両側端間に亘
つて緩やかな一連の凹弧状面により形成したこと
を特徴とするインパクトレンチにおけるアンビル
の構造に係るものであるから、ハンマー片係止面
11a,11bにハンマー片6の当接面を大きく
係合させることができると共に両者の面がアンビ
ル胴部の周方向に対して略々直角方向に互いに係
合して安定した確実な係止が得られ、さらにその
係合時における打撃力がアンビル胴部を回動させ
る方向に正確に作用して強固な打撃回転力を得る
ことができるものであり、又、従来のようにアン
ビルの突起部側面にハンマー片が係止するもので
はなく互いに面接触するようにして回転方向で係
合するので、不安定な振動の発生をなくしてイン
パクトレンチの操作が円滑に行えるものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その要部を断面した側面図、第2図は第1図A−
A線における拡大断面図、第3図乃至第5図は作
動を説明するための断面図、第6図は従来のアン
ビルとハンマー片との形状を示す断面図である。 6はハンマー片、9はアンビル、10はアンビ
ル胴部、11a,11bはハンマー片係止面。
その要部を断面した側面図、第2図は第1図A−
A線における拡大断面図、第3図乃至第5図は作
動を説明するための断面図、第6図は従来のアン
ビルとハンマー片との形状を示す断面図である。 6はハンマー片、9はアンビル、10はアンビ
ル胴部、11a,11bはハンマー片係止面。
Claims (1)
- モータ駆動によりハンマー片6をアンビル胴部
10のハンマー片係止面11a,11bに係脱さ
せてアンビル9に回転打撃力を与えるようにした
インパクトレンチにおいて、前記アンビル胴部1
0のハンマー片係止面11a,11bをアンビル
胴部10の両側端間に亘つて緩やかな一連の凹弧
状面により形成したことを特徴とするインパクト
レンチにおけるアンビルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2594782U JPS58128880U (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | インパクトレンチにおけるアンビルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2594782U JPS58128880U (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | インパクトレンチにおけるアンビルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58128880U JPS58128880U (ja) | 1983-08-31 |
JPS6140467Y2 true JPS6140467Y2 (ja) | 1986-11-18 |
Family
ID=30037901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2594782U Granted JPS58128880U (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | インパクトレンチにおけるアンビルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58128880U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178980A (ja) * | 2008-04-23 | 2008-08-07 | Max Co Ltd | エアインパクトドライバ |
-
1982
- 1982-02-24 JP JP2594782U patent/JPS58128880U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58128880U (ja) | 1983-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3284759B2 (ja) | インパクトドライバ | |
WO1998017923A1 (fr) | Vis, lame de tournevis et emboutisseur destine a la fabrication de vis | |
JPH0266308A (ja) | 組立具 | |
JPS6033628B2 (ja) | インパクトレンチにおける打撃回転装置 | |
JPS6140467Y2 (ja) | ||
TWI633976B (zh) | 具有萬向扭轉結構之驅動工具 | |
US6510765B2 (en) | Structure of a ratchet wheel having a ratchet wheel allowing a smooth teeth returning after application of the ratchet wrench | |
JPH0432225Y2 (ja) | ||
TWI659160B (zh) | 風扇 | |
JPH01246080A (ja) | インパクトクラッチ | |
JPH0232869Y2 (ja) | ||
TWI858546B (zh) | 動力旋轉工具用之驅動頭 | |
JPH0742612Y2 (ja) | 箱スパナ | |
JP2584161Y2 (ja) | シャフトと自在継手のヨークとの結合部 | |
JPH0654912U (ja) | スピードメータスリーブの取付構造 | |
JP4149642B2 (ja) | 締付工具 | |
JP3898266B2 (ja) | インパクトレンチ | |
JPH0212332Y2 (ja) | ||
TW202026112A (zh) | 棘輪工具 | |
JP3095187U (ja) | 電動レンチ | |
JPS64289Y2 (ja) | ||
JPH05253857A (ja) | インパクトレンチ | |
JPH028703Y2 (ja) | ||
JPS6014991Y2 (ja) | シヤ−ピン付伝動ホイ−ル | |
JP3334748B2 (ja) | ドライバのビット構造及びネジのリセス構造 |