JPH01246080A - インパクトクラッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はボルト、ナツト、その他適宜の部材を目的部に
一定の締め付は力で、締め付は固定したり、締め付は固
定したものを緩めて取り外す場合に用いる、インパクト
クラッチに係るものであって、作動の安定性と装置の耐
久力を高めることを目的としたものである。

従来の技術 従来、ボルト、ナツト、その他適宜の部材を目的部に締
め付は固定したり、締め付は固定したものを緩めて取り
外す場合に用いるインパクトクラッチは、特開昭６２−
２４６４８０号公報記載のごときものが存在するが、こ
の従来技術はインバクトスピンドルの打撃部を打撃する
ハンマーが、クラッチケース内に不安定に位置し、装置
の傾斜、打撃のタイミング等により倒れて作動不能と成
ったり、パンマーと打撃部とが打撃時に線接触と成るた
め、打撃力が一部に集中し、破損し易く耐久性に劣る欠
点を有していた。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、上述のごとき問題点を解決しようとするもの
であって、ハンマーをクラッチケース内に安・定良く位
置し、作動の確実性を高めるとともに破損しにくく耐久
性に優れたインパクトクラッチを得ようとするものであ
る。

問題点を解決するための手段 本発明は上述のごとき問題点を解決するため、原動機に
連結して回転するクラッチケース内に、原動機の回転力
を伝達されることのないようインパクトスピンドルを挿
入し、このインパクトスピンドル外周のスプラインに、
軸方向進退可能にカムを嵌合し、このカムの進退に伴な
って進退しインパクトスピンドルの打撃部を打撃するハ
ンマーを、クラッチケースの内周軸方向に設けた嵌合溝
に進退可能に嵌合し、クラッチケースと一体に回動可能
とするとともにハンマーの打撃面を、打撃部と面接触し
て打撃し得るよう平坦面に形成して成るものである。

作　　用 本発明は上述のごとく構成したものであるから、原動機
を作動させれば、原動機に連結して回転するクラッチケ
ースも一体に回動し、このクラッチ２ケースの回転に伴
ってカムは、インパクトスピンドルのスプラインに従っ
て回動する事なく、軸方向に摺動する。同時に、クラッ
チケースの嵌合溝に進退可能に嵌合したハンマーは、ク
ラッチケースとともに回動しつつカムに押圧されて軸方
向に進退する。このハンマーの回動状態での軸方向への
摺動によって、カムの最大押圧時にハンマーは、インパ
クトスピンドルの打撃部を打撃し、この打撃直後または
直前にカムのハンマーへの押圧を解除すれば、ハンマー
も同時に復元し、打撃部の回動面から離脱し、ハンマー
による打撃部の打撃状態も解除され、インパクトスピン
ドルは回動し、次のカムの押し出しにより、再度ハンマ
ーが打撃部を打撃するものとなる。ハンマーは上述のご
とく打撃部の打撃直後に、打撃部の回動面から外れるの
で、設定値以上の外部トルクがインパクトスピンドルに
加えられた場合は、単に打撃を繰り返すのみとなる。

また、ハンマーは上述のごとく、クラッチケースの嵌合
溝に嵌合した状態で進退するものであるから、倒れ等が
なく、常に安定した位置を保つことができ、作動不能の
状態を生じたり、打撃部の不正確な打撃を行うことがな
い。またハンマーは、打撃面を打撃部と面接触して打撃
し得るよう平坦に形成したから、従来のハンマーピンに
よる打撃のごとく、打撃部が線接触となることがなく、
耐衝撃性に優れた耐久性の有る装置を得ることができる
ものである。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に於いて説明すれば、（１
）はエアモーター、電動機等で形成した原動機で、以下
の一実施例ではエアモーターを用い、開閉レバー（２）
の操作により、空気導入部（３）がら導入する加圧空気
によって、本体（４）内で回動するとともに主動軸（５
）を、クラッチケース（６）に接続固定している。この
クラッチケース（６）は、断面コ字型で内部に収納室（
７）を形成するとともに本体（４）に接続固定したゲー
ジング（８）内に、回動自在に装着位置している。また
収納室（７）内の中央部軸方向に、クラッチケース（６
）の回動を伝達されることのないよう軸受（１０）を介
してインパクトスピンドル（１１）を装着し、このイン
パクトスピンドル（１１）の外周直角に、打撃用の打撃
部（１２）を２個突出するとともに外周軸方向に形成し
たスプライン（１３）に、カム（１４）を軸方向摺動自
在に噛み合い係合し、軸受（１０）の外周に複数個回動
自在に設置したボール（１５）に、テーパー状のカム面
（１６）を常時接触するとともにこのカム（１４）の外
周にハンマー（１７）を位置している。このハンマー（
１７）は、第４図、第５図に示すごとく２個に分割し、
その各々はカム（１４）の環状部（１８）外周に回動自
在に位置する保持部（２０）と、インパクトスピンドル
（１１）の打撃部（１２）を打撃するための打撃部（２
１）とから成り、この打撃部（２１）を保持部（２０）
よりも肉厚に形成して、保持部（２０）から外周方向お
よび軸方向に一部を突出し、この突出部分をクラッチケ
ース（６）の内周軸方向に設けた嵌合溝（２２）に進退
可能に嵌合する嵌合部（２３）とするとともに打撃部（
１２）を打撃する打撃面（２４）を、打撃部（１２）と
面接触して打撃し得るよう平坦面に形成している。また
ハンマー（１７）は、軸方向に於いて、打撃部（１２）
とは反対側の押圧端面（２５）を、カム（１４）の外周
環状鍔（２６）に押圧発条（２７）の押圧力で押圧し、
カム（１４）のカム面（１６）をボール（１５）に常時
押圧付勢している。

またハンマー（１７）によって打撃回転されるインパク
トスピンドル（１１）は先端部（２８）をケーシング（
８）から外方に突出し、ドライバー、レンチ等の作業部
材（図示せず）を接続する。

上述のごとく構成したものに於いて、インパクトスピン
ドル（１１）の先端部（２８）に固定した作業部材を、
目的のボルト、ナツト等に接続し、締め付け、または緩
め作業を行うには、開閉レバー（２）を操作して原動機
（１）を作動させれば、主動軸（５）に接続したクラッ
チケース（６）も一体に回動し、このクラッチケース（
６）とともに軸受（１０）、ボール（１５）、ハンマー
（１７）も回動するから、非回転状態のカム（１４）の
カム面（１６）をボール（１５）が摺動し、カム（１４
）をインパクトスピンドル（１１）のスプライン（１３
）に従って軸方向に摺動し、同時にクラッチケース（６
）の嵌合溝（２２）に、嵌合部（２３）を進退可能に嵌
合したハンマー（１７）も、クラッチケース（６）とと
もに回動しつつカム（１４）に押圧され、押圧発条（２
７）の復元力に抗して打撃部（１２）方向に摺動する。

このハンマーく１７〉の回動状態での打撃部（１２）方
向への摺動によって、カム面（１６）の突出先端にボー
ル（１５）が位置した時に、ハンマー（１７）は、イン
パクトスピンドル（１１）の打撃部（１２）を打撃し、
この打撃直後または直前に、カム面（１６）の先端と、
ボール（１５）が外れる事により、押圧発条（２７）の
復元力で、カム（１４）は原動機（１）方向に摺動する
から、ハンマー（１７）も同時に摺動し、打撃部（１２
）の回動面から離脱し１、ハンマー（１７）による打撃
部（１２）の打撃状態も解除され、インパクトスピンド
ル（１１）は回動し、次のカム面（１６）先端とボール
（１５）の接触によりカム（１４）が押し出されると、
再度ハンマー（１７）が打撃部く１２）を打撃するもの
となる。

ハンマー（１７）は上述のごとく打撃部（１２）の打撃
直後に、打撃部（１２）の打撃面く２４）から外れるの
で、設定値以上の外部トルクがインパクトスピンドル（
１１）に加えられた場合は、単に打撃を繰り返すのみで
本体（４）を保持する作業者の手に衝撃を与えたり、装
置を反動で回転したりすることがない。

また、ハンマー（１７）は上述のごとく、クラッチケー
ス（６）の嵌合溝（２２）に嵌合部（２３）を嵌合した
状態で進退するものであるから、倒れ等がなく、常に安
定した位置を保つことができ、作動不能の状態を生じた
り、打撃部（１２）の不正確な打撃を行うことがない、
またハンマー（１７）は、打撃面（２４）を打撃部（１
２）と面接触して打撃し得るよう平坦に形成したから、
従来のハンマービンによる打撃のごとく、打撃部（１２
）へのハンマー（１７）の打撃部（２１）が線接触とな
ることがなく、耐衝撃性に優れた耐久性の有る装置を得
ることができるものである。

また、上記実施例に於いて打撃部（１２）およびハンマ
ー（１７）は、各々２個形成しているが、他の異なる実
施例に於いては、第７図に示すごとく各々３個形成する
ものであっても良いし、１個であっても良い。

発明の効果 本発明は上述のごとく構成したものであるがら、ハンマ
ーはクラッチケースの嵌合溝に嵌合した状態で進退し、
倒れ等がなく、常に安定した位置を保つことができ、作
動不能の状態を生じたり、打撃部の不正確な打撃を行う
ことがない、またハンマーは、打撃面を打撃部と面接触
して打撃し得るよう平坦に形成したから、従来のハンマ
ービンによる打撃のごとく、打撃部とハンマーの打撃部
が線接触となることがなく、耐衝撃性に優れた耐久性の
有る装置を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
断面図、第２図はクラッチケース部分の拡大断面図、第
３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第２図のＢ−
Ｂ線断面図、第５図はハンマーの斜視図、第６図はカム
の斜視図、第７図は異なる実施例を示す第２図の状態に
於けるＢ−Ｂ線断面図である。 （１）・・・・・・・・・・・原動機 （６）・・・・・・・クラッチケース （１１）・・・・インパクトスピンドル（１２）・・・
・・・・・・・・打撃部（１３）・・・・・・・・・ス
プライン（１４）・・・・・・・・・・・カ　ム（１）
）・・・・・・・・・・ハンマー（２２）・・・・・・
・・・・・嵌合溝（２４）・・・・・・・・・・・打撃
面男　２　閏 第　３′ｒＸＵ 第５図 躬　６　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）原動機に連結して回転するクラッチケース内に、
   原動機の回転力を伝達されることのないようインパクト
   スピンドルを挿入し、このインパクトスピンドル外周の
   スプラインに、軸方向進退可能にカムを嵌合し、このカ
   ムの進退に伴なって進退しインパクトスピンドルの打撃
   鍔を打撃するハンマーを、クラッチケースの内周軸方向
   に設けた嵌合溝に進退可能に嵌合し、クラッチケースと
   一体に回動可能とするとともにハンマーの打撃面を、打
   撃鍔と面接触して打撃し得るよう平坦面に形成した事を
   特徴とするインパクトクラッチ。（２）ハンマーおよび
   打撃鍔は各々２個設けたことを特徴とする請求項第１項
   記載のインパクトクラッチ。 （３）ハンマーおよび打撃鍔は各々３個設けたことを特
   徴とする請求項第１項記載のインパクトクラッチ。 （４）原動機は、エアモーターであることを特徴とする
   、請求項第１項記載のインパクトクラッチ。 （５）原動機は、電動機であることを特徴とする請求項
   第１項記載のインパクトクラッチ。